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【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月24日(日) 23:11
by 山日和
あるHPで、御母衣湖周辺の最高峰である1869.5mピークへスキーで登った記録を
見つけた。そこでは地図に名前のないこのピークを「御母衣山」と名付けていた。
気になって国土地理院の基準点成果等閲覧サービスを見てみると、驚くべき事実を目にした。
1869.5mピークの点名はなんと「日照岳」。ならば地図上の日照岳はと調べれば「尾神岳」とい
う名前だった。
これはどういうことだ。自分が踏んだ日照岳は日照岳ではないのか。それとも国土地理院の間違
いか。いずれにせよ、もうひとつの日照岳を知ってしまった以上行くしかあるまい。

【日 付】2013年3月23日(土)
【山 域】飛騨 白山東方 日照岳
【天 候】晴れ
【メンバー】ふ~さん、山日和
【コース】福島第3トンネル6:35---10:07 P1746.1m 10:25---11:50 三角点日照岳13:10---
     14:06 JP 14:20---16:00日照岳16:15---17:40福島保木トンネル

 荘川の道の駅でふ~さんと待ち合わせ、下山地の福島保木トンネル南口にふ~さん号をデポして
福島第3トンネルへ向かう。このあたりの国道158号はトンネルとスノーシェッドだらけだ。
うまい具合にトンネル脇の林道入口が除雪されていて車を止めた。
 林道を上がって右手へトラバース、牧谷の右岸尾根に乗った。小広い台地でスノーシューを履く。
夜明けから曇りがちだった空に少しずつ青みが差してきた。予報ではピーカンのはずだ。

 植林を予想していた尾根の下部も自然林が続き、なかなかいい尾根だと喜ぶ。
気温は低いが汗だくになりながら順調に高度を稼いだ。
 ヤセ尾根の部分では雪が切れ、ヒノキが尾根芯で通せんぼしている。それをかわしながら登ると
急な雪壁が現われた。10mほどの高さだが、少し奈良岳東尾根の仙人岩のようなイメージだ。
本来ならピッケルにアイゼンというところだろうが、委細構わずスノーシューとストックで這い上
がった。
 ヤセ尾根をキレット状のところへ下ると目の前にパラダイスの入口が広がった。地形図で見ると、
1520m標高点手前の斜面の広がりにブナの森が予想された。
現われたのは想像通りのブナ林の広がり。思わず顔がほころぶ。これまでの尾根にもポツポツとブ
ナがあったのだが、この森は巨木も多く、実に素晴らしい。右手には三方崩山と奥三方岳の迫力満
点の姿が望まれた。

[attachment=4]P1120355_1_1.JPG[/attachment]
 尾根上はずっとブナ林が続いた。すっきり感に欠けていた空はいつしか真っ青に変わっている。
下から白く見えていたのは小さな霧氷だった。枝の先にわずかにこびりついた水滴がプチ霧氷とな
って光っていた。
 標高が上がるとブナに代わってダケカンバとオオシラビソが優勢となる。これはこの山域の特徴
的な林相である。

 本日最初のピークである1746.1m峰は、山スキーヤーの間では「がおろピーク」と呼ばれている。
これは有名な「がおろ亭」というブログの主から来ているのだが、我々はスキーヤーではない。
ここは三角点名「福島」と呼ばせてもらおう。
山頂に到達してまずはふ~さんと本日1回目のハイタッチ。まあまあ予定通りの時間だ。

 1869.5mピークへ向かう。ふ~さんとの間では、このピークを「リアル日照岳」と呼んでいた。
別に地図上の日照岳がニセモノというわけではないのだが、そう呼びたい気分だったのだ。
この尾根は痩せたところもありそうで、ヤブの処理も危惧していたのだがまったくの杞憂だった。
概ね広い尾根が続き、オオシラビソの森を進む。取り立てて面白い尾根というわけではないが、目
的地へのアプローチとしては悪くない。

[attachment=3]P1120468_1.JPG[/attachment]
 着いた。1869.5m。三角点名「日照岳」。恐らくほとんどの人が知らないもうひとつの「日照岳」
だ。本日2回目のハイタッチとがっちり握手。
下から見ると樹林に覆われもっさりした山頂の印象だったがなかなかどうして。三角点の付近はち
ょうど樹林が切れ、素晴らしい展望が開けていた。
 西面には真正面に白山の剣ヶ峰と御前峰が肩を並べ、その手前には東面台地が。東を見ると本来
の日照岳(ふ~さんとの間では「ニセ日照岳」になっていた。)に続く長い尾根と、御母衣湖の向こ
うに猿ヶ馬場山、御前岳の山塊がどっしりと横たわっている。
白山の文字通り「真っ白」な姿は神々しいと言うより他ない。
 言葉にならない喜びを無理やり言葉にして笑顔がはじけた。まったく言うことなしのシチュエー
ションである。東側の一段下がった斜面に陣取ってランチタイムとする。
「リアル日照岳」から「ニセ日照岳」を見下ろすようにして乾杯。ぽかぽか陽気に包まれて、贅沢
な展望を肴に飲むビールは格別の味わいだ。

 ここから1751mの日照岳まで2時間と見積もっていたが、これは大甘の見積りだった。
東側に雪庇の残骸の雪堤を抱えた稜線を進む。細かいアップダウンがあり体力を消耗する。
複雑な尾根の分岐が続くが、視界が利いているので進路を間違うことがない。これがガスの中なら
神経を使うだろう。途中の展望地からは間名古谷、ワリ谷の広い切れ込みの向こうに三方崩から間
名古の頭、さらには白山本峰への稜線が美しく尾を引いていた。

 見事な雪堤の連続が見えると市村界尾根JPも近い。雪堤の下へ回り込んで観察。わずかに残った
雪庇からつららが垂れ下がっていて面白い。
JPからはまた違った展望が開けた。市村界尾根の延長線上に聳えるのは焼滑と南白山、そしてその
奥に頭を出している三角錐は別山だ。

[attachment=2]P1120480_1.JPG[/attachment]
 ここから見る1751mの日照岳はやけに遠い。まずは眼下の鞍部へ120mの下降である。
ここで必殺のヒップソリを取り出す。完璧に締まった雪面は抵抗もなく、爽快なスピードで滑って
行く。その爽快さと引き換えにお尻はびしょびしょである。
ふ~さんはスキースタイルで滑り下りて来た。下りるのは気持ちいいが、登り返しが辛い。なるべ
く登りのないラインを探って前進する。



 いよいよ1754m日照岳最高点の登りに掛った。これを登り切ればメドが付く。
立ち木のない広大な雪面を、足元だけを見つめて登って行く。振り返ればふ~さんが逆光に黒いシ
ルエットとなって、背後の雄大な風景に溶け込んでいた。山肌も白と黒にはっきりと分かれたコン
トラストが美しい。この時間に山にいなければ見ることのできない光と影の芸術に酔う。
 足が上がらなくなってきたので小さいステップを刻んで一歩、また一歩。ついに最高点に立った。
三角点まではまだ少しあるが、緩やかな登りを残すのみだ。実感として本日の登りが終わった気分
である。今日何度も味わっている大パノラマだが、少しずつ角度が変わる度に見え方も変わり、実
に新鮮で飽きることがない。

 ひとしきり楽しんだらいよいよ最後のピーク、「ニセ日照岳」へ向かおう。広大な雪原が広がる
尾根。これで最後だと思うと足取りも軽い。
 そして1751.3mの三角点に到達した。本日3度目のハイタッチ。やった。
東面からのスキーヤーのトレースがあったが時間はもう4時。誰もいるはずはない。今日辿って来た
ルートを眺めて反芻する。充実感が胸に溢れ出していたのはふ~さんも同じだろう。

[attachment=1]P1120557_1.JPG[/attachment][attachment=0]P1120559_1.JPG[/attachment]
 4時になってまだ山頂にいるというのはまったく登山のセオリーに反しているが、下山は1時間半
あれば十分だと読んだ。
山頂直下の印象的なダケカンバに挨拶をして、北東への尾根を辿る。1645mピークへの吊尾根には、
かつて遭難事故が起きた雪庇の残骸が続いていた。
 1534mの先でもうそろそろと思ってGPSを確認すると、ちょうど尾根の分岐点だった。福島保木
トンネル南口の手前に下りる尾根である。
ここまでの尾根もブナ林が続いていいのだが、前半の余韻が大き過ぎて物足りなく感じてしまう。
途中で急降下に備えてスノーシューを脱いだがこれが大失敗。時々股までズボッとはまり込んでし
まい、身動きが取れなくなることもしばしば。耐えきれずに再度スノーシューを装着した。
送電鉄塔が現われると巡視路登場である。雪がなさそうなのでスノーシューを脱いだ。ふ~さんは
そのまま行くと左手の雪の詰まった急傾斜の谷を進んだ。結局巡視路はすぐにその谷に合流してし
まった。
やたらバランスがとりにくいなと思ったらストックを持っていない。あちゃー、鉄塔のところに置
き忘れてしまった。重い足を引きずってストックを回収。でもあそこで気が付いてよかった。

 国道脇の壁のないところへ無事着地。そこはふ~さん号の30mほど後ろだった。
「もうひとつの日照岳」をめぐる山旅。最高の一日が終わった。

                山日和

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月25日(月) 00:14
by たんぽぽ
山日和さん、こんばんは。

あっちゃ~
「完全燃焼」と聞いて、もしやがおろピークと日照を繋いだのではと思ってましたが、やはりそうでしたか!
1869.5m峰は山さんに先を越されてしまいましたわ。

1645mピークの点名はなんと「日照岳」。ならば地図上の日照岳はと調べれば「尾神岳」とい
う名前だった。

へェ~、尾神岳ですか、それもいいかも。

これはどういうことだ。自分が踏んだ日照岳は日照岳ではないのか。それとも国土地理院の間違
いか。いずれにせよ、もうひとつの日照岳を知ってしまった以上行くしかあるまい。

1869.5m峰は荘川集落から望めないハズ。
荘川集落から朝日に照らされて望めることから日照の名前があるんですから、1751m峰の方がふさわしいと思ってます。

【コース】福島第3トンネル6:35---10:07 P1746.1m 10:25---11:50 三角点日照岳13:10---
     14:06 JP 14:20---16:00日照岳16:15---17:40福島保木トンネル

1869.5m峰はいつかはと狙ってましたが、がおろから日照までの周回という発想はなかったです。
すごいロングですもんね。
1869.5m峰東尾根も候補のひとつ、問題は渡渉やなあ・・・
1869.5m峰東尾根も候補のひとつ、問題は渡渉やなあ・・・
 ヤセ尾根の部分では雪が切れ、ヒノキが尾根芯で通せんぼしている。それをかわしながら登ると
急な雪壁が現われた。10mほどの高さだが、少し奈良岳東尾根の仙人岩のようなイメージだ。

どんな感じでしょう?ちょっとイメージできんのやけど・・・

右手には三方崩山と奥三方岳の迫力満点の姿が望まれた。
三方崩の最高のビューポイントでしょうね、ちょっと樹木が煩いでしょうが・・・

これは有名な「がおろ亭」というブログの主から来ているのだが、我々はスキーヤーではない。
ここは三角点名「福島」と呼ばせてもらおう。

こだわりますね~

下から見ると樹林に覆われもっさりした山頂の印象だったがなかなかどうして。三角点の付近はち
ょうど樹林が切れ、素晴らしい展望が開けていた。

1869.5m峰は白山展望台としての価値が非常に大きいと思ってます。
ただ残念なのは1871.6m峰が煩いことですね。

 西面には真正面に白山の剣ヶ峰と御前峰が肩を並べ、その手前には東面台地が。東を見ると本来
の日照岳(ふ~さんとの間では「ニセ日照岳」になっていた。)に続く長い尾根と、御母衣湖の向こ
うに猿ヶ馬場山、御前岳の山塊がどっしりと横たわっている。

ニセ日照とはかわいそう・・・

「リアル日照岳」から「ニセ日照岳」を見下ろすようにして乾杯。ぽかぽか陽気に包まれて、贅沢
な展望を肴に飲むビールは格別の味わいだ。

ビールも登場して余裕ですね!
そうそう仙人岩の下でもビールが飛び出しましたもんね。

 ここから1751mの日照岳まで2時間と見積もっていたが、これは大甘の見積りだった。
東側に雪庇の残骸の雪堤を抱えた稜線を進む。細かいアップダウンがあり体力を消耗する。

そうですよ、ぽぽんたはこの細かいアップダウンに恐れをなしておりました。
きっとギブアップするだろうなって、ふ~しゃんならルンルンだろうね。

ふ~さんはスキースタイルで滑り下りて来た。下りるのは気持ちいいが、登り返しが辛い。なるべ
く登りのないラインを探って前進する。

まだまだアップダウンは続くよ~
しかし、よくもまあこのルートをワンデイでやろうと思いつきましたね~

 そして1751.3mの三角点に到達した。本日3度目のハイタッチ。やった。
2年ぶりの日照ですね、ぽぽんたが籾糠辺りをうろついていた時に山さんは日照でしたもんね。

東面からのスキーヤーのトレースがあったが時間はもう4時。
ひゃ~、もう4時、でも下るだけだからいいか。

山頂直下の印象的なダケカンバに挨拶をして、北東への尾根を辿る。1645mピークへの吊尾根には、
かつて遭難事故が起きた雪庇の残骸が続いていた。

P1534じゃなくて1645m峰経由なんですか?
お二人とも好きやね~

 国道脇の壁のないところへ無事着地。そこはふ~さん号の30mほど後ろだった。
「もうひとつの日照岳」をめぐる山旅。最高の一日が終わった。

お疲れさまでした!!

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月26日(火) 06:20
by ふ~さん
山日和さん、おはようございます。

登ったはずの日照岳が「日照岳であって日照岳でない」と聞いてたまげました。H22年の山行で日照岳(1751m)だけでは普通の山行であろうと感じ、最高点(1754m)まで足を伸ばした企画が霞んでしまうような大きなテーマでした^^;)

http://www.ejanaika.com/patio/read.cgi? ... past&no=69

気になって国土地理院の基準点成果等閲覧サービスを見てみると、驚くべき事実を目にした。
1869.5mピークの点名はなんと「日照岳」。ならば地図上の日照岳はと調べれば「尾神岳」とい
う名前だった。
これはどういうことだ。自分が踏んだ日照岳は日照岳ではないのか。それとも国土地理院の間違
いか。いずれにせよ、もうひとつの日照岳を知ってしまった以上行くしかあるまい。


調べてびっくりですね。三角点がなければ人形山のようにカラモン峰に「人形山」の名前がつくことはありますが。
白山
白山
 ヤセ尾根の部分では雪が切れ、ヒノキが尾根芯で通せんぼしている。それをかわしながら登ると
急な雪壁が現われた。10mほどの高さだが、少し奈良岳東尾根の仙人岩のようなイメージだ。
本来ならピッケルにアイゼンというところだろうが、委細構わずスノーシューとストックで這い上
がった。


登路も稜線歩きの楽しさが予感できるような快適な尾根でしたね。ただ、こうした部分部分の難所をアイゼンピッケルに持ち替えることなく、そつなく登るのが山日和さんのテクなんでしょう。スノーシューとストックをまるで身体の一部であるかのように使いこなしてました。

ブナの森も最高でした。ガスの中から浮かび来る三方崩に奥三方。これもド迫力で迫ってきて最高でした。

そうこうするうち、空は驚くような青一色。やがて福島岳に到着でした。この日始めて白山を望んで大満足。しかし、それはこれからの感動の前哨戦でした。

 着いた。1869.5m。三角点名「日照岳」。恐らくほとんどの人が知らないもうひとつの「日照岳」
だ。


シラビソの樹林に遮られて展望がないものかと思ってましたが、なんのなんの。西も東も素晴らしい展望を見せてくれました。
日照岳(1761m)
日照岳(1761m)
 ここから1751mの日照岳まで2時間と見積もっていたが、これは大甘の見積りだった。
東側に雪庇の残骸の雪堤を抱えた稜線を進む。細かいアップダウンがあり体力を消耗する。
複雑な尾根の分岐が続くが、視界が利いているので進路を間違うことがない。これがガスの中なら
神経を使うだろう。


ここから日照岳(1751m)までが遠かったですね。時間のかかることかかること。アップダウンも多くて大変でした。それでも素晴らしい展望に抱かれて最高の雪歩きとなりました。特に、焼滑から南白山を経て別山へと登り詰める尾根の眺望は身震いするほど美しかった。時間の経過と共に斜光線が山稜に陰影を与えてきれいでしたよ。

 そして1751.3mの三角点に到達した。本日3度目のハイタッチ。やった。
東面からのスキーヤーのトレースがあったが時間はもう4時。誰もいるはずはない。今日辿って来た
ルートを眺めて反芻する。充実感が胸に溢れ出していたのはふ~さんも同じだろう。


こうした感動は私たちならずとも、山屋が一度は経験する至福の感動ですね。だから、山はやめられない。

やたらバランスがとりにくいなと思ったらストックを持っていない。あちゃー、鉄塔のところに置
き忘れてしまった。重い足を引きずってストックを回収。でもあそこで気が付いてよかった。


まぁ、順調とも言える尾根の下降も、山日和さんの地図読みとカンに助けられたように思います。最後のストック忘れは愛嬌ですかね(^^;)

 国道脇の壁のないところへ無事着地。そこはふ~さん号の30mほど後ろだった。
「もうひとつの日照岳」をめぐる山旅。最高の一日が終わった。


面白いテーマを持った山行でした。それにしても、ターゲットは次から次ですね。これも皆さん同様、山屋の性分なんでしょう(^_-)

 ふ~さん
               

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月26日(火) 12:35
by biwaco
やまふ~編隊さん、こんにちは。
ヒマなのに山へ行けない憐れなワタシに合いの手を~?

日照岳って二つあるのか…!地図に乗ってるのは影武者で、本物はその奥に控えてたってことか!
地形図開いてみました。どっちも爺には遠い山やなあ…(;一_一)
御母衣ダムって通ったことあるなあ…と思ったら、そうだ、白水湖へ行ったときに通ったんや。

 荘川の道の駅でふ~さんと待ち合わせ、下山地の福島保木トンネル南口にふ~さん号をデポして
福島第3トンネルへ向かう。このあたりの国道158号はトンネルとスノーシェッドだらけだ。


第3トンネルって、どこかわからんけど。

 ヤセ尾根の部分では雪が切れ、ヒノキが尾根芯で通せんぼしている。それをかわしながら登ると
急な雪壁が現われた。10mほどの高さだが、少し奈良岳東尾根の仙人岩のようなイメージだ。
本来ならピッケルにアイゼンというところだろうが、委細構わずスノーシューとストックで這い上
がった。


10mの壁をよじ登ったの?

 本日最初のピークである1746.1m峰は、山スキーヤーの間では「がおろピーク」と呼ばれている。
これは有名な「がおろ亭」というブログの主から来ているのだが、我々はスキーヤーではない。
ここは三角点名「福島」と呼ばせてもらおう。
山頂に到達してまずはふ~さんと本日1回目のハイタッチ。まあまあ予定通りの時間だ。


第1コーナー通過!
「がおろ」って、何のことやろね? 後で調べてみよっと。
「がたろ」ならカッパだけど…。

 1869.5mピークへ向かう。ふ~さんとの間では、このピークを「リアル日照岳」と呼んでいた。
別に地図上の日照岳がニセモノというわけではないのだが、そう呼びたい気分だったのだ。
 着いた。1869.5m。三角点名「日照岳」。恐らくほとんどの人が知らないもうひとつの「日照岳」
だ。本日2回目のハイタッチとがっちり握手。


ホンモノゲットですね。
第2コーナー通過!!

下から見ると樹林に覆われもっさりした山頂の印象だったがなかなかどうして。三角点の付近はち
ょうど樹林が切れ、素晴らしい展望が開けていた。
 西面には真正面に白山の剣ヶ峰と御前峰が肩を並べ、その手前には東面台地が。東を見ると本来
の日照岳(ふ~さんとの間では「ニセ日照岳」になっていた。)に続く長い尾根と、御母衣湖の向こ
うに猿ヶ馬場山、御前岳の山塊がどっしりと横たわっている。
白山の文字通り「真っ白」な姿は神々しいと言うより他ない。
 言葉にならない喜びを無理やり言葉にして笑顔がはじけた。まったく言うことなしのシチュエー
ションである。


いつものように、山日和式実況中継をお楽しみください。(^.^)/~~~

東側の一段下がった斜面に陣取ってランチタイムとする。
「リアル日照岳」から「ニセ日照岳」を見下ろすようにして乾杯。ぽかぽか陽気に包まれて、贅沢
な展望を肴に飲むビールは格別の味わいだ。


ウソ? ビールの肴は展望だけ?

 ここから1751mの日照岳まで2時間と見積もっていたが、これは大甘の見積りだった。
東側に雪庇の残骸の雪堤を抱えた稜線を進む。細かいアップダウンがあり体力を消耗する。


三塁ベースは遠いなあ…。(@_@;)

 ここから見る1751mの日照岳はやけに遠い。まずは眼下の鞍部へ120mの下降である。
ここで必殺のヒップソリを取り出す。完璧に締まった雪面は抵抗もなく、爽快なスピードで滑って
行く。その爽快さと引き換えにお尻はびしょびしょである。
ふ~さんはスキースタイルで滑り下りて来た。下りるのは気持ちいいが、登り返しが辛い。なるべ
く登りのないラインを探って前進する。


6~7回くらいは上り下りがあるようですね。

 足が上がらなくなってきたので小さいステップを刻んで一歩、また一歩。ついに最高点に立った。
三角点まではまだ少しあるが、緩やかな登りを残すのみだ。実感として本日の登りが終わった気分
である。今日何度も味わっている大パノラマだが、少しずつ角度が変わる度に見え方も変わり、実
に新鮮で飽きることがない。


最高点は・1754ですか。三角点のほうが背が低い。やはり東から見ての測量なんでしょう。

 ひとしきり楽しんだらいよいよ最後のピーク、「ニセ日照岳」へ向かおう。広大な雪原が広がる
尾根。これで最後だと思うと足取りも軽い。
 そして1751.3mの三角点に到達した。本日3度目のハイタッチ。やった。
東面からのスキーヤーのトレースがあったが時間はもう4時。誰もいるはずはない。今日辿って来た
ルートを眺めて反芻する。充実感が胸に溢れ出していたのはふ~さんも同じだろう。


やった!第3コーナー通過!!!
あとは凱旋門を潜り抜けるだけ。(^^)/

 国道脇の壁のないところへ無事着地。そこはふ~さん号の30mほど後ろだった。
「もうひとつの日照岳」をめぐる山旅。最高の一日が終わった。


ゴールイン!!!! お疲れさま~。!(^^)!
最高の一日が毎週あって、ホンマ裏山椎の木です~。(-。-)y-゜゜゜ 
今週はどこかな?

         ~春眠暁を覚えずのbiwaco 

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月26日(火) 22:14
by 山日和
たんぽぽさん、どうもです。

あっちゃ~
「完全燃焼」と聞いて、もしやがおろピークと日照を繋いだのではと思ってましたが、やはりそうでしたか!
1869.5m峰は山さんに先を越されてしまいましたわ。



さすがたんぽぽさん!!、鋭い読みでしたね~。お先に失礼でした。 :mrgreen:

>1645mピークの点名はなんと「日照岳」。ならば地図上の日照岳はと調べれば「尾神岳」という名前だった。
へェ~、尾神岳ですか、それもいいかも。


あれっ、引用がおかしくなってますね。点名日照岳は1869.5mピークですよ。
尾神岳ってのもなかなかいい名前ですね。

1869.5m峰は荘川集落から望めないハズ。
荘川集落から朝日に照らされて望めることから日照の名前があるんですから、1751m峰の方がふさわしいと思ってます。


それはその通りですね。(^^ゞ

1869.5m峰はいつかはと狙ってましたが、がおろから日照までの周回という発想はなかったです。
すごいロングですもんね。


この事実を知る前から考えてはいたんですが、踏み切るいいきっかけになりました。

>急な雪壁が現われた。10mほどの高さだが、少し奈良岳東尾根の仙人岩のようなイメージだ。
どんな感じでしょう?ちょっとイメージできんのやけど・・・


仙人岩のトラバースにかかる雪壁を小さくしたような感じでした。

[attachment=2]P1120332_1.JPG[/attachment]
>これは有名な「がおろ亭」というブログの主から来ているのだが、我々はスキーヤーではない。
ここは三角点名「福島」と呼ばせてもらおう。
こだわりますね~


ふ~さんとも一致したのですが、やっぱり個人名はねえ。

1869.5m峰は白山展望台としての価値が非常に大きいと思ってます。
ただ残念なのは1871.6m峰が煩いことですね。


いや、それが意外と気にならないんですよ。
ゾロ谷源頭部もよく見えますし。 :D

[attachment=1]P1120444_1.JPG[/attachment]
ニセ日照とはかわいそう・・・

別に日照岳を貶めてるわけではないんです。言葉遊びですわ。 :lol:

ビールも登場して余裕ですね!
そうそう仙人岩の下でもビールが飛び出しましたもんね。


これなくして山はあり得んでしょう~。

そうですよ、ぽぽんたはこの細かいアップダウンに恐れをなしておりました。
きっとギブアップするだろうなって、ふ~しゃんならルンルンだろうね。


細かいから助かりました。大きいギャップの連続なら体が持ちません。

まだまだアップダウンは続くよ~
しかし、よくもまあこのルートをワンデイでやろうと思いつきましたね~


距離にして16キロほど、累積標高差は1500mほどですか。
まあ、なんとかというところです。

2年ぶりの日照ですね、ぽぽんたが籾糠辺りをうろついていた時に山さんは日照でしたもんね。

そうでしたそうでした。あの日のたんぽぽさんもロングコースでしたねえ。

ひゃ~、もう4時、でも下るだけだからいいか。

下りは距離が短いし、雪があれば速いので余裕でした。

[attachment=0]P1120552_1.JPG[/attachment]
P1534じゃなくて1645m峰経由なんですか?
お二人とも好きやね~


いやいや、1534m経由ですよ~。(^^ゞ

>「もうひとつの日照岳」をめぐる山旅。最高の一日が終わった。
お疲れさまでした!!


ありがとさんです。いい山でした。(^^)/

             山日和

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月26日(火) 22:29
by 山日和
ふ~さん、どうもです。お疲れさんでした。って、疲れてない? :mrgreen:

登ったはずの日照岳が「日照岳であって日照岳でない」と聞いてたまげました。H22年の山行で日照岳(1751m)だけでは普通の山行であろうと感じ、最高点(1754m)まで足を伸ばした企画が霞んでしまうような大きなテーマでした^^;)

日照岳でないわけじゃないんだけど、もうひとつあるとなれば行かないわけにはいかんでしょう。 :lol:

調べてびっくりですね。三角点がなければ人形山のようにカラモン峰に「人形山」の名前がつくことはありますが。

あそこは便宜上「人形山」にしたんでしょうね。日照岳の場合は理由がわかりません。

登路も稜線歩きの楽しさが予感できるような快適な尾根でしたね。ただ、こうした部分部分の難所をアイゼンピッケルに持ち替えることなく、そつなく登るのが山日和さんのテクなんでしょう。スノーシューとストックをまるで身体の一部であるかのように使いこなしてました。

でもあそこではアイピケに切り替えるのが本筋でしょうね。ライトニングシリーズの登攀力でついつい行ってしまいます。

[attachment=2]P1120382_1.JPG[/attachment]
ブナの森も最高でした。ガスの中から浮かび来る三方崩に奥三方。これもド迫力で迫ってきて最高でした。

いやー、いいブナ林でしたねえ。

>着いた。1869.5m。三角点名「日照岳」。恐らくほとんどの人が知らないもうひとつの「日照岳」
だ。

シラビソの樹林に遮られて展望がないものかと思ってましたが、なんのなんの。西も東も素晴らしい展望を見せてくれました。


これは意外なうれしい誤算でしたね。最高のランチ場を提供してくれました。

[attachment=1]P1120446_1.JPG[/attachment]
ここから日照岳(1751m)までが遠かったですね。時間のかかることかかること。アップダウンも多くて大変でした。それでも素晴らしい展望に抱かれて最高の雪歩きとなりました。特に、焼滑から南白山を経て別山へと登り詰める尾根の眺望は身震いするほど美しかった。時間の経過と共に斜光線が山稜に陰影を与えてきれいでしたよ。

いつも見積りがそんなに狂うことはないんだけど、この日は計算違いでした。歩いても歩いてもって感じでしたね。

[attachment=0]P1120542_1.JPG[/attachment]
こうした感動は私たちならずとも、山屋が一度は経験する至福の感動ですね。だから、山はやめられない。

自分で引いたラインをきっちり辿れた時にのみ味わえる充実感でした。(^^♪

まぁ、順調とも言える尾根の下降も、山日和さんの地図読みとカンに助けられたように思います。最後のストック忘れは愛嬌ですかね(^^;)

立ち止ったところがちょうど分岐点でしたね。これはたまたまか?
あのまま雪道に入らず尾根を下りていたら下まで気付かなかったかも。

面白いテーマを持った山行でした。それにしても、ターゲットは次から次ですね。これも皆さん同様、山屋の性分なんでしょう(^_-)

いかにオリジナリティのあるプランを考え出すかが勝負ですね。 :mrgreen:

                山日和

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月27日(水) 14:53
by 柳川洞吹
山日和さん こんばんは

 あるHPで、御母衣湖周辺の最高峰である1869.5mピークへスキーで登った記録を見つけた。
 そこでは地図に名前のないこのピークを「御母衣山」と名付けていた。
 気になって国土地理院の基準点成果等閲覧サービスを見てみると、驚くべき事実を目にした。
 1869.5mピークの点名はなんと「日照岳」。
 ならば地図上の日照岳はと調べれば「尾神岳」という名前だった。
 これはどういうことだ。自分が踏んだ日照岳は日照岳ではないのか。
 それとも国土地理院の間違いか。
 いずれにせよ、もうひとつの日照岳を知ってしまった以上行くしかあるまい。


これは知りませんでした。
まさに「日照岳の秘密」ですね。
通称の山より本家のほうが標高も高いし、これは行くしかありませんね。

それではワシも一題。
「岩籠山の秘密」はご存知でしたか。
敦賀の名山「岩籠山」(三等765.2m)は点名「嵐山」。
点名「岩篭」(字が「籠」ではありません)は、
その岩籠山の北北西約2kmにある無名の山(三等373.6m)に与えられています。

どうしてこうなってるのかわかりませんが、
「よも太郎山」が一時期、勝手に動いたこともありましたね。
いつのまにかまた元に戻りましたが、行政や地元の手違いや思い違いから起こるのか、
嘘が真になって定着してしまったような例は、よくあることなのでしょうね。

 ヤセ尾根をキレット状のところへ下ると目の前にパラダイスの入口が広がった。
 地形図で見ると、1520m標高点手前の斜面の広がりにブナの森が予想された。
 現われたのは想像通りのブナ林の広がり。思わず顔がほころぶ。


さあ、お約束のブナが出てきました。

 標高が上がるとブナに代わってダケカンバとオオシラビソが優勢となる。
 これはこの山域の特徴的な林相である。


籾糠山の林相と同じような感じなんですね。

 ここは三角点名「福島」と呼ばせてもらおう。
 山頂に到達してまずはふ~さんと本日1回目のハイタッチ。まあまあ予定通りの時間だ。


予定どおりとはいいことです。

 1869.5mピークへ向かう。ふ~さんとの間では、このピークを「リアル日照岳」と呼んでいた。
 別に地図上の日照岳がニセモノというわけではないのだが、そう呼びたい気分だったのだ。


本家日照岳、元祖日照岳、総本家日照岳。
こうなると、多賀大社前にある糸切り餅の店みたいになってしまいます。

 着いた。1869.5m。三角点名「日照岳」。
 恐らくほとんどの人が知らないもうひとつの「日照岳」だ。
 本日2回目のハイタッチとがっちり握手。


登頂おめでとうございます。

 言葉にならない喜びを無理やり言葉にして笑顔がはじけた。
 まったく言うことなしのシチュエーションである。
 東側の一段下がった斜面に陣取ってランチタイムとする。
 「リアル日照岳」から「ニセ日照岳」を見下ろすようにして乾杯。
 ぽかぽか陽気に包まれて、贅沢な展望を肴に飲むビールは格別の味わいだ。


想像してます。
「ニセ」を見下ろしながら……というのがいいですね。
ビール、うまそう。

 ここから1751mの日照岳まで2時間と見積もっていたが、これは大甘の見積りだった。
 東側に雪庇の残骸の雪堤を抱えた稜線を進む。細かいアップダウンがあり体力を消耗する。
 複雑な尾根の分岐が続くが、視界が利いているので進路を間違うことがない。
 ここから見る1751mの日照岳はやけに遠い。まずは眼下の鞍部へ120mの下降である。


地形図見ると、けっこう長いですよ。

 そして1751.3mの三角点に到達した。本日3度目のハイタッチ。やった。
 東面からのスキーヤーのトレースがあったが時間はもう4時。誰もいるはずはない。
 今日辿って来たルートを眺めて反芻する。
 充実感が胸に溢れ出していたのはふ~さんも同じだろう。


はい、おめでとう。
4時じゃあ、もう誰もいないでしょう。

 やたらバランスがとりにくいなと思ったらストックを持っていない。
 あちゃー、鉄塔のところに置き忘れてしまった。
 重い足を引きずってストックを回収。でもあそこで気が付いてよかった。


いつぞやの「スノーシュー脱落に気付かず歩行継続」事件も面白かったけど、
まだ面白いこと、いろいろやってるんですね。

 「もうひとつの日照岳」をめぐる山旅。最高の一日が終わった。

ミステリーテイストの、なかなか面白いレポートでした。

本物の日照岳を!
                     洞吹(どうすい)

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月27日(水) 21:59
by バーチャリ
山日和さん 今晩は

今年はスノー衆を4回して企画していただいたので
やっと本来の自分の山歩きが出来る様になつたですね

気になって国土地理院の基準点成果等閲覧サービスを見てみると、驚くべき事実を目にした。
1869.5mピークの点名はなんと「日照岳」。ならば地図上の日照岳はと調べれば「尾神岳」とい
う名前だった。


そんな 2回も日照岳に登ったのに :evil:

【日 付】2013年3月23日(土)

金曜の昼までは山に行く気満々でしたが
仕事をしていました。

【メンバー】ふ~さん、山日和
【コース】福島第3トンネル6:35---10:07 P1746.1m 10:25---11:50 三角点日照岳13:10---
     14:06 JP 14:20---16:00日照岳16:15---17:40福島保木トンネル


凄いロングコースですね。 :roll:

 林道を上がって右手へトラバース、牧谷の右岸尾根に乗った。小広い台地でスノーシューを履く。
夜明けから曇りがちだった空に少しずつ青みが差してきた。予報ではピーカンのはずだ。


赤い梯子を登らなかったの?

急な雪壁が現われた。10mほどの高さだが、少し奈良岳東尾根の仙人岩のようなイメージだ。
本来ならピッケルにアイゼンというところだろうが、委細構わずスノーシューとストックで這い上
がった。


ひぇー  :o


 ヤセ尾根をキレット状のところへ下ると目の前にパラダイスの入口が広がった。地形図で見ると、
1520m標高点手前の斜面の広がりにブナの森が予想された。


地図を見ると広そうな尾根に見えますが

 尾根上はずっとブナ林が続いた。すっきり感に欠けていた空はいつしか真っ青に変わっている。

雰囲気は三国の尾根見たいな感じですか

ここは三角点名「福島」と呼ばせてもらおう。

三角点マニアのふ~さんはニンマリしていたでしょう。 :lol:

 着いた。1869.5m。三角点名「日照岳」。恐らくほとんどの人が知らないもうひとつの「日照岳」
だ。本日2回目のハイタッチとがっちり握手。


知りませんよ~ 
日照岳は里から朝日が一番に見えるから日照岳
三角点 2つゲツト ふ~さん :lol: でしょう。

下から見ると樹林に覆われもっさりした山頂の印象だったがなかなかどうして。三角点の付近はち
ょうど樹林が切れ、素晴らしい展望が開けていた。
 西面には真正面に白山の剣ヶ峰と御前峰が肩を並べ、その手前には東面台地が。東を見ると本来


東面台地まで遠望出来るのですか

「リアル日照岳」から「ニセ日照岳」を見下ろすようにして乾杯。ぽかぽか陽気に包まれて、贅沢
な展望を肴に飲むビールは格別の味わいだ。


今日は鍋は?

 ここから見る1751mの日照岳はやけに遠い。まずは眼下の鞍部へ120mの下降である。
ここで必殺のヒップソリを取り出す。完璧に締まった雪面は抵抗もなく、爽快なスピードで滑って
行く。その爽快さと引き換えにお尻はびしょびしょである。


スピードが出ると怖いですが


三角点まではまだ少しあるが、緩やかな登りを残すのみだ。実感として本日の登りが終わった気分
である。今日何度も味わっている大パノラマだが、少しずつ角度が変わる度に見え方も変わり、実
に新鮮で飽きることがない。


いいですね~


 そして1751.3mの三角点に到達した。本日3度目のハイタッチ。やった。
東面からのスキーヤーのトレースがあったが時間はもう4時。誰もいるはずはない。今日辿って来た
ルートを眺めて反芻する。充実感が胸に溢れ出していたのはふ~さんも同じだろう。


本家の日照岳ですね。
2度目の時は天気も良く展望が良かったぐらいの 記憶ですが


山頂直下の印象的なダケカンバに挨拶をして、北東への尾根を辿る。1645mピークへの吊尾根には、
かつて遭難事故が起きた雪庇の残骸が続いていた。


遭難があつてすぐだったでしょうか
トラロープが垂れ下がっていましたが
なんでここでといった感じですよね。


ここまでの尾根もブナ林が続いていいのだが、前半の余韻が大き過ぎて物足りなく感じてしまう。

その気持ちわかります。


送電鉄塔が現われると巡視路登場である。

巡視路を使いました。

やたらバランスがとりにくいなと思ったらストックを持っていない。あちゃー、鉄塔のところに置
き忘れてしまった。重い足を引きずってストックを回収。でもあそこで気が付いてよかった。


疲れていませんか

 国道脇の壁のないところへ無事着地。そこはふ~さん号の30mほど後ろだった。
「もうひとつの日照岳」をめぐる山旅。最高の一日が終わった。



充実した山旅でしたね。
お疲れ様でした
 
  バーチャリ
               

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月27日(水) 22:51
by 山日和
biwacoさん、どうもです~。

ヒマなのに山へ行けない憐れなワタシに合いの手を~?

まだダメなんですか? えらい長引いてますねえ。 :(

日照岳って二つあるのか…!地図に乗ってるのは影武者で、本物はその奥に控えてたってことか!
地形図開いてみました。どっちも爺には遠い山やなあ…(;一_一)


影武者が本物だとは思いますけどね。地図に載ってる方は比較的楽に登れますよ。

第3トンネルって、どこかわからんけど。

地図には書いてませんからねえ。御母衣ダムのラインを過ぎて最初のトンネルです。

[attachment=2]P1120294_1.JPG[/attachment]
10mの壁をよじ登ったの?

壁ったって垂直じゃないですよ。スノーシュー履いたままでもなんとか登れる程度。

第1コーナー通過!
「がおろ」って、何のことやろね? 後で調べてみよっと。
「がたろ」ならカッパだけど…。か


知りませんけど、その筋では有名な人です。

> 着いた。1869.5m。三角点名「日照岳」。恐らくほとんどの人が知らないもうひとつの「日照岳」
だ。本日2回目のハイタッチとがっちり握手。

ホンモノゲットですね。第2コーナー通過!!


いやいや、こちらが本物で向うがニセモノというわけではありません。(^_^;)

いつものように、山日和式実況中継をお楽しみください。(^.^)/~~~

このアナウンスが自分でも楽しみです。 :D

[attachment=1]IMGP6184_1.JPG[/attachment]
ウソ? ビールの肴は展望だけ?

残念ながらアテを忘れてしまいました。鴨鍋はつついてましたけど。(^^ゞ

三塁ベースは遠いなあ…。(@_@;)

前を見たら三塁コーチがぐるぐる手を回してますからホームまで走らねば。

6~7回くらいは上り下りがあるようですね。

大きいのはないのでまだ気が楽ですが、1754mへの登りはしんどかったなあ。 :oops:

最高点は・1754ですか。三角点のほうが背が低い。やはり東から見ての測量なんでしょう。

これはよくあるケースですよ。三国だって三角点のある左千方の方が低いし。

[attachment=0]P1120559_1.JPG[/attachment]
やった!第3コーナー通過!!!
あとは凱旋門を潜り抜けるだけ。(^^)/


ゴール寸前の落馬(滑落)に注意です。(^_^;)

ゴールイン!!!! お疲れさま~。!(^^)!
最高の一日が毎週あって、ホンマ裏山椎の木です~。(-。-)y-゜゜゜ 
今週はどこかな?


ありがとさんです。この週末も天気良さそうですね~。(^^♪

              山日和        

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月27日(水) 23:07
by 山日和
洞吹さん、どうもです。

これは知りませんでした。
まさに「日照岳の秘密」ですね。
通称の山より本家のほうが標高も高いし、これは行くしかありませんね。


こちらが本家というわけでもないと思いますが・・・

それではワシも一題。
「岩籠山の秘密」はご存知でしたか。
敦賀の名山「岩籠山」(三等765.2m)は点名「嵐山」。
点名「岩篭」(字が「籠」ではありません)は、
その岩籠山の北北西約2kmにある無名の山(三等373.6m)に与えられています。


おー、そうなんですか。嵐山って、なんか観光地みたいですねえ。電車が走ってそう。(^^ゞ

どうしてこうなってるのかわかりませんが、
「よも太郎山」が一時期、勝手に動いたこともありましたね。
いつのまにかまた元に戻りましたが、行政や地元の手違いや思い違いから起こるのか、
嘘が真になって定着してしまったような例は、よくあることなのでしょうね。


そうですねえ。三角点の名付け方はどういう風にしてたんでしょうね。結構事務的に付けたような無味乾燥な
名前が多いと感じますが。

さあ、お約束のブナが出てきました。

これがないとね。 :D

[attachment=1]パノラマ 1_1.JPG[/attachment]
>標高が上がるとブナに代わってダケカンバとオオシラビソが優勢となる。
 これはこの山域の特徴的な林相である。

籾糠山の林相と同じような感じなんですね。


この日もそれを話してました。「福島」の最後の登りのあたりは籾糠山東尾根に似てましたよ。

予定どおりとはいいことです。

洞吹さんが言うと説得力があります。

[attachment=2]P1120410_1.JPG[/attachment]
>別に地図上の日照岳がニセモノというわけではないのだが、そう呼びたい気分だったのだ。

本家日照岳、元祖日照岳、総本家日照岳。
こうなると、多賀大社前にある糸切り餅の店みたいになってしまいます。[/q_yab]

さすがどうでもええことはよく知ってますね。 :mrgreen:

想像してます。
「ニセ」を見下ろしながら……というのがいいですね。
ビール、うまそう。


あんまり「ニセ」というと語弊があるので・・・・

> ここから見る1751mの日照岳はやけに遠い。まずは眼下の鞍部へ120mの下降である。

地形図見ると、けっこう長いですよ。


そう、長いんです。

[attachment=0]パノラマ 4_1_1.JPG[/attachment]
はい、おめでとう。
4時じゃあ、もう誰もいないでしょう。


あたり前ですよね。でも冠山頂に3時過ぎよりは余裕でした。

いつぞやの「スノーシュー脱落に気付かず歩行継続」事件も面白かったけど、
まだ面白いこと、いろいろやってるんですね。


まだまだ序の口です。

ミステリーテイストの、なかなか面白いレポートでした。

本物の日照岳を!


ありがとうございます。でもやっぱり1751.3mが本物だと思いますよ。(^^ゞ

              山日和

Re: 【飛騨】もうひとつの日照岳 歓喜の雪稜を行く

Posted: 2013年3月28日(木) 12:31
by 山日和
バーチャリさん、どうもです。

今年はスノー衆を4回して企画していただいたので
やっと本来の自分の山歩きが出来る様になつたですね


どちらが本来ということもないですが、ちょっと静かになったというとこですかね。(^^ゞ

>1869.5mピークの点名はなんと「日照岳」。ならば地図上の日照岳はと調べれば「尾神岳」とい
う名前だった。

そんな 2回も日照岳に登ったのに :evil:


バーチャリさんが登ったのが日照岳に間違いはないですよ。
言葉遊びみたいなもんです。 :lol:

金曜の昼までは山に行く気満々でしたが
仕事をしていました。


あんないい天気の日にもったいない。

凄いロングコースですね。 :roll:

距離だけ見ればそれほどでもないですが、結構疲れるルートですね。

赤い梯子を登らなかったの?

よく知ってますねえ。トンネルが開通する前はハシゴを登ったらしいですが、今は林道からトラバース気味に取り付けます。

地図を見ると広そうな尾根に見えますが

ゆったりしたいい尾根でした。

[attachment=2]P1120350_1.JPG[/attachment]
雰囲気は三国の尾根見たいな感じですか

似てると言えないこともないかな?

三角点マニアのふ~さんはニンマリしていたでしょう。 :lol:

彼はいつでもニンマリしてますよ。 :mrgreen:

知りませんよ~ 
日照岳は里から朝日が一番に見えるから日照岳
三角点 2つゲツト ふ~さん :lol: でしょう。


ここは里から見えない山なのになんで国土地理院は付けたのかな?

[attachment=1]P1120450_1.JPG[/attachment]
東面台地まで遠望出来るのですか

よく見えましたよ。大倉山のあたりやヒルバオ雪渓、北弥陀ヶ原もよくわかりました。

今日は鍋は?

鴨鍋でした。今シーズン最後かもね。(^^ゞ

スピードが出ると怖いですが

シリセードはスピード命です。 :lol:

[attachment=0]P1120491_1.JPG[/attachment]
本家の日照岳ですね。
2度目の時は天気も良く展望が良かったぐらいの 記憶ですが


やっぱりこの山はいいですよ。もうひとつの方は渋いです。私にぴったり。(^^ゞ

遭難があつてすぐだったでしょうか
トラロープが垂れ下がっていましたが
なんでここでといった感じですよね。


この1週前に行きと帰りの間に雪庇の崩落を見た人の記録がありました。
自分たちのトレースがものの見事に寸断されてましたね。あれは恐い!!

疲れていませんか

やや疲れ気味でしたが、下りだと平気ですね。

充実した山旅でしたね。
お疲れ様でした


ありがとうございます。バーチャリさんも「もうひとつの日照岳」どうですか?(^^)
 
             山日和