【鈴鹿】イブネは寒かった
Posted: 2013年3月04日(月) 21:42
【山域】鈴鹿 イブネ
【日付】2013年2月24日(日)
【天候】雪
【コース】甲津畑 鳴き野橋8:40---10:13蓮如上人の小屋---11:37杉峠---13:20イブネ---14:00杉峠---16:35駐車地
【メンバ】副館長、キャッシー、K氏、kasaya
いつものメンバーで当初八ヶ岳を考えていたが、強い寒波で敬遠。鈴鹿ならそれほどでもなかろうとイブネを提案したのだが...
宇賀渓駐車場で待ち合わせ。既にこのあたりも真っ白だ。隣に停まった人は稲沢から来ていたが雪の降り方に躊躇し、登らずに
帰ってしまった。はたして今日は登れるのか?しばらくしてやってきた3人と合流。とりあえず現地までということで石グレ
トンネルを越える。冬場では遠かった滋賀県側がこのトンネルで一気に近くなった。おかげで先々週は雪道にはまりえらい目に
あったのだが、今日は4人もいる。何かあっても大丈夫だろう。
トンネルを越えるとそこは真っ白な世界。滋賀県ってこんなに雪が多いのと改めてびっくりする。しかし山を下れば意外に雪が
少ない。甲津畑の懸念した林道もたいした積雪でなくすんなりと鳴野橋まで入ることができた。しかし雪は強い。出発するのか
半信半疑。ただ予定の駐車地に思いのほか車が停まっておりびっくりするとともに、少し安心する。ちょっぴり雪の降り方も
少なくなったのも一因。駐車中の一台は雪をすっぽり被っている。昨日はどこかで泊まった人なのだろう。
今日は長い林道歩きである。ただ雪で道が埋まっているので最初からスノーシューで行く。プタペタと行くが先行者は皆つぼ
足のようだ。雪は強くなったり弱くなったり、風も谷間とはいえ強い。三重県側の谷は強く吹くことはないが滋賀県側はそうは
いかないらしい。そのうち晴れるかな?とのんきなことを言いながら到着したのは蓮如上人の小屋。 とりあえずここで一休み。風を完全に防げるわけではないがこういう小屋はありがたい。一息入れているとキャッシーが山専
ボトルを取り出してお湯を飲んでいる。他の三人は既に持っているのでこれで全員山専所有者だ。人気あるなあ。お湯はたっぷりだ。
小屋の中にいると外はすごい風。外へ出るのが億劫な気もするが、ここにいてもしょうがない。前進する。だんだん雪が深くなって
くる。トレースがあるが少しおぼつかないところもある。そして風も強い中で不意に人の声がして前方の雪の壁の上に人影が現れる。
装備はしっかりしているがずいぶん小さい人だ。良く見れば女の子である。エッと思ったらまた別の女の子そしてその後ろから
大きなお父さんらしき人が現れる。聞けば7歳と10歳で昨夜は途中の小屋に泊まったそうだ。子供はこの風雪をまるで苦にしていない
感じ。背中には3人分のヒップソリもしょっている。元気だねえ。杉峠の上まで行ったが風が強くて引き返したとのこと。トレース
なんか雪で一瞬にして消えますからとおっしゃる。天気回復の望みはなしか。でもこの子達も行ったとなると、少なくともその
ぐらいは行かなくてはという気持ちになってくる。
雪はますます多く、これが歩きよい千種街道だろうかと思われるような中を進む。先の情報で団体さんが先行しているようだが
そのトレースも怪しいと思っていたら、小屋が現れた。そこに入る算段だったが小屋内は年配のグループでいっぱい。8人ぐらい
いたかな。みな疲れた様子。これでは休めない。杉峠まで行きましょうとの声で登っていく。どこが道だか分からない山の斜面を
横切り杉峠に着くとやはり風が強い。トレースが少しあるのは先ほどの親子のものか。三重県側に下りてみるが風はやはり強い。
もうちょっと登ってみようという声でさらに先へ進む。
もうほとんどトレースがなくなった中、高みを目指す。膝まで埋まるラッセルだ。昨日も御池でラッセルをしたのでこれは
かなり応える。途中で広い雪原に出た。晴れたら雨乞いや御在所が望める絶好の場所だが、今は真っ白で何もなし。やがて
平坦地になるとそこは1121ピークだった。GPSで確認しながらサメ峠を目指す。
ただここでアクシデント。自分のGPSが電圧低下の表示とともに動かなくなってしまった。通常なら十分持つはずなのに、寒さで
電池寿命が短くなったか。幸い副館長のGPSもあり現在位置に特定には困らない。そのまま風の少ないところに進み電池交換
したがこれも電圧低下で使えない。そんな馬鹿な!放電してしまったのか。電池を入れなおしたりしていると何とか復活。手で持って
いると大丈夫のようだ。寒さが原因なのだろうか。厳しい状況でGPSが使えなくなったら致命傷である。怖ー!
サメ峠まで来てイブネ方面の見上げると風雪が横殴りに斜面上を走っているのが見える。行く気はあるがこのままではへばりそう。
ちょっと休憩して食べ物を口にしようと提案すると、時間的にもうランチだということで、幸い風の少ないこの峠の影でランチと
する。寒さの強い中、暖かいラーメンが今日はことのほかおいしい。気温がかなり低いのかな。 寒いのでさっさと食事は終了。それでも30分ぐらい要したか。ここからはゆるい登りでイブネのはず。しかしそれにしても
イブネというのは自分の中では平坦地を登っていけば着くところというイメージがあったが、今日のイブネははっきりした尾根が
目に入る。こんなにはっきりしていたっけ?いつもの夏道はどこだっけと思いながら、新雪を踏みしめつつ登っていく。雪が
飛ばされているとはいえ結構沈む稜線である。そしてまだもう少しと思っていたら先頭が突然停まる。ウン?標識のある頂上に
ついた。やったね!登頂だ。周りは何も見えないが確かに見覚えのあるところ。普段天候に恵まれれば登頂はさほど難しくない。
でも方向も見失いそうになるこの悪天の中での登頂はことのほかうれしい。皆で登頂を喜び合うが次の瞬間、気分はみな即
下山モード。何とか記念写真を撮って引き返すことにする。 後は帰るだけかなあと思ったが、先ほどのトレースがもう消えかかっている。コンパスやGPSを見ながら何とか杉峠まで戻る。
やれやれだが、谷に入ってもトレースがない。団体さんもたぶん小屋から帰ったのだろう、登ってきている感じはなさそう。
何とか道型に沿って下っていけば無人となった小屋に到着した。雪もかなり吹き込んだ風通しのいい小屋ではあるが、外に比べれば
格段に過ごしやすい小屋。ここでコーヒータイムである。ポットのお湯がありがたい状況。Kさんは頂上近くでは手が痛くて
しょうがなかったらしいが少し落ち着いたとのこと。良かった。 今日は昼から少しはマシな天気になるかと思ったがどうもそうは行かない一日だったようだ。ここから先は団体さんが歩いて
しっかりとしたトレースのある中、真っ白になった巨樹をめでたりしながらゆるゆると帰路に着いた。駐車地に着いたのは4時30分
過ぎ。思いのほか時間がかかったが面白い山行となった。ひとりだったら絶対引き返しているなあというのが一致した意見だった。
Kasaya
【日付】2013年2月24日(日)
【天候】雪
【コース】甲津畑 鳴き野橋8:40---10:13蓮如上人の小屋---11:37杉峠---13:20イブネ---14:00杉峠---16:35駐車地
【メンバ】副館長、キャッシー、K氏、kasaya
いつものメンバーで当初八ヶ岳を考えていたが、強い寒波で敬遠。鈴鹿ならそれほどでもなかろうとイブネを提案したのだが...
宇賀渓駐車場で待ち合わせ。既にこのあたりも真っ白だ。隣に停まった人は稲沢から来ていたが雪の降り方に躊躇し、登らずに
帰ってしまった。はたして今日は登れるのか?しばらくしてやってきた3人と合流。とりあえず現地までということで石グレ
トンネルを越える。冬場では遠かった滋賀県側がこのトンネルで一気に近くなった。おかげで先々週は雪道にはまりえらい目に
あったのだが、今日は4人もいる。何かあっても大丈夫だろう。
トンネルを越えるとそこは真っ白な世界。滋賀県ってこんなに雪が多いのと改めてびっくりする。しかし山を下れば意外に雪が
少ない。甲津畑の懸念した林道もたいした積雪でなくすんなりと鳴野橋まで入ることができた。しかし雪は強い。出発するのか
半信半疑。ただ予定の駐車地に思いのほか車が停まっておりびっくりするとともに、少し安心する。ちょっぴり雪の降り方も
少なくなったのも一因。駐車中の一台は雪をすっぽり被っている。昨日はどこかで泊まった人なのだろう。
今日は長い林道歩きである。ただ雪で道が埋まっているので最初からスノーシューで行く。プタペタと行くが先行者は皆つぼ
足のようだ。雪は強くなったり弱くなったり、風も谷間とはいえ強い。三重県側の谷は強く吹くことはないが滋賀県側はそうは
いかないらしい。そのうち晴れるかな?とのんきなことを言いながら到着したのは蓮如上人の小屋。 とりあえずここで一休み。風を完全に防げるわけではないがこういう小屋はありがたい。一息入れているとキャッシーが山専
ボトルを取り出してお湯を飲んでいる。他の三人は既に持っているのでこれで全員山専所有者だ。人気あるなあ。お湯はたっぷりだ。
小屋の中にいると外はすごい風。外へ出るのが億劫な気もするが、ここにいてもしょうがない。前進する。だんだん雪が深くなって
くる。トレースがあるが少しおぼつかないところもある。そして風も強い中で不意に人の声がして前方の雪の壁の上に人影が現れる。
装備はしっかりしているがずいぶん小さい人だ。良く見れば女の子である。エッと思ったらまた別の女の子そしてその後ろから
大きなお父さんらしき人が現れる。聞けば7歳と10歳で昨夜は途中の小屋に泊まったそうだ。子供はこの風雪をまるで苦にしていない
感じ。背中には3人分のヒップソリもしょっている。元気だねえ。杉峠の上まで行ったが風が強くて引き返したとのこと。トレース
なんか雪で一瞬にして消えますからとおっしゃる。天気回復の望みはなしか。でもこの子達も行ったとなると、少なくともその
ぐらいは行かなくてはという気持ちになってくる。
雪はますます多く、これが歩きよい千種街道だろうかと思われるような中を進む。先の情報で団体さんが先行しているようだが
そのトレースも怪しいと思っていたら、小屋が現れた。そこに入る算段だったが小屋内は年配のグループでいっぱい。8人ぐらい
いたかな。みな疲れた様子。これでは休めない。杉峠まで行きましょうとの声で登っていく。どこが道だか分からない山の斜面を
横切り杉峠に着くとやはり風が強い。トレースが少しあるのは先ほどの親子のものか。三重県側に下りてみるが風はやはり強い。
もうちょっと登ってみようという声でさらに先へ進む。
もうほとんどトレースがなくなった中、高みを目指す。膝まで埋まるラッセルだ。昨日も御池でラッセルをしたのでこれは
かなり応える。途中で広い雪原に出た。晴れたら雨乞いや御在所が望める絶好の場所だが、今は真っ白で何もなし。やがて
平坦地になるとそこは1121ピークだった。GPSで確認しながらサメ峠を目指す。
ただここでアクシデント。自分のGPSが電圧低下の表示とともに動かなくなってしまった。通常なら十分持つはずなのに、寒さで
電池寿命が短くなったか。幸い副館長のGPSもあり現在位置に特定には困らない。そのまま風の少ないところに進み電池交換
したがこれも電圧低下で使えない。そんな馬鹿な!放電してしまったのか。電池を入れなおしたりしていると何とか復活。手で持って
いると大丈夫のようだ。寒さが原因なのだろうか。厳しい状況でGPSが使えなくなったら致命傷である。怖ー!
サメ峠まで来てイブネ方面の見上げると風雪が横殴りに斜面上を走っているのが見える。行く気はあるがこのままではへばりそう。
ちょっと休憩して食べ物を口にしようと提案すると、時間的にもうランチだということで、幸い風の少ないこの峠の影でランチと
する。寒さの強い中、暖かいラーメンが今日はことのほかおいしい。気温がかなり低いのかな。 寒いのでさっさと食事は終了。それでも30分ぐらい要したか。ここからはゆるい登りでイブネのはず。しかしそれにしても
イブネというのは自分の中では平坦地を登っていけば着くところというイメージがあったが、今日のイブネははっきりした尾根が
目に入る。こんなにはっきりしていたっけ?いつもの夏道はどこだっけと思いながら、新雪を踏みしめつつ登っていく。雪が
飛ばされているとはいえ結構沈む稜線である。そしてまだもう少しと思っていたら先頭が突然停まる。ウン?標識のある頂上に
ついた。やったね!登頂だ。周りは何も見えないが確かに見覚えのあるところ。普段天候に恵まれれば登頂はさほど難しくない。
でも方向も見失いそうになるこの悪天の中での登頂はことのほかうれしい。皆で登頂を喜び合うが次の瞬間、気分はみな即
下山モード。何とか記念写真を撮って引き返すことにする。 後は帰るだけかなあと思ったが、先ほどのトレースがもう消えかかっている。コンパスやGPSを見ながら何とか杉峠まで戻る。
やれやれだが、谷に入ってもトレースがない。団体さんもたぶん小屋から帰ったのだろう、登ってきている感じはなさそう。
何とか道型に沿って下っていけば無人となった小屋に到着した。雪もかなり吹き込んだ風通しのいい小屋ではあるが、外に比べれば
格段に過ごしやすい小屋。ここでコーヒータイムである。ポットのお湯がありがたい状況。Kさんは頂上近くでは手が痛くて
しょうがなかったらしいが少し落ち着いたとのこと。良かった。 今日は昼から少しはマシな天気になるかと思ったがどうもそうは行かない一日だったようだ。ここから先は団体さんが歩いて
しっかりとしたトレースのある中、真っ白になった巨樹をめでたりしながらゆるゆると帰路に着いた。駐車地に着いたのは4時30分
過ぎ。思いのほか時間がかかったが面白い山行となった。ひとりだったら絶対引き返しているなあというのが一致した意見だった。
Kasaya
風も強い中で不意に人の声がして前方の雪の壁の上に人影が現れる。