【奥美濃】湧谷山〜蕎麦粒山…念願の冬期登頂
Posted: 2013年2月13日(水) 11:48
2013年2月9日(土)~10日(日) 曇り時々雪
奥美濃 湧谷山~蕎麦粒山 OSKのみなさんと
2月9日
7:55 坂内スキー場跡駐車場 → 11:15~30 丁子山 → 12:00 湧谷山 → 14:00 948.7三角点手前テン泊地
2月10日
7:50 テン泊地 → 8:25~40 下山尾根ジャンクション → 9:20 1010m鞍部 → 10:55~11:35 蕎麦粒山 → 12:50 下山尾根ジャンクション → 14:30 ニシマタ谷出合 → 15:15 駐車場
2月9日
強い寒波が来ていて集合場所でメンバーと挨拶を交わしている間も寒さが身にしみる。恐らく今シーズン一番の冷えではないだろうか。
今回の参加メンバーは久し振りに会の山行に参加するそばつるを入れて泊まり組が12名。初日のみ参加が3名。2日目の出迎え組が3名。昨年程ではないにしろこういった形態の山行にしてはOSKらしい大所帯だ。
湧谷山〜蕎麦粒山は昨年同時期に計画されたがあまりの深雪ラッセルのため湧谷山を過ぎた稜線上のテン泊地から引き返した経緯がある。この時期、この辺りの雪は深い事が多い。今回もその事が心配されたがどうだろうか。
坂内スキー場跡までの林道は今年は除雪されており駐車場まで入る事ができた。明らかに昨年より雪量は少ない。とはいえゲレンデ跡にはしっかり積雪がある。準備を整え出発。僕は無理を言ってスキーで参加させてもらった。 初日参加組が先行してトレースをつくり本隊はそれを追って進んでいく。スキーの僕はそのトレースを追うわけにはいかず一人でラッセルしながらゲレンデ跡の穏やかな斜面を登っていく。
他のメンバーがワッパをつけている間にゲレンデトップに到着。余裕でみんなを待っていたがこの後の事を考えたらここで待っているべきではなかった。この後、比較的重めの雪が積もった急斜面の登高にへとへとになりワカンで直登していく本隊にかなり遅れをとる事になってしまった。
今回の寒波で昨日から降った雪は15~20センチの積雪。その下は水分を多く含んだ雪。時折それが凍っているところもありスキーがズレる。思ったよりきつい登高だ。背中のテン泊荷物も重い。
それにどうもシールの調子がよくない。前から懸念していた事だがシールの粘着糊がシールの表側に付着してしまいそのため滑りが重くなっている。今回は雪の状態を考えて古い方の板を持ってきたのだが失敗だったか。
ブナ林の続く尾根上部は何時きても気持ちいい。時折雪が舞ったり薄日が射したりと安定した天候ではないがそれでも優しく迎えてくれるブナに心がなごむ。 丁子山でわずかの休憩後湧谷山に向かう。ピーク手前に雪庇がありスキーではその乗り越えにちょっと手間どう。その間に本隊の方は湧谷山から先の稜線へと進んでいた。
湧谷山で初日参加組の三人とはお別れ。続く稜線の穏やかな斜面をシールのままで滑り降りる。その先は地形図でもわかるようにアップダウンがありまた尾根の細いところも多い。
雲が切れて右手に蕎麦粒山本峰とそれに続く稜線が見える。まだまだ遠い。果してあそこまで届く事ができるのだろうか。 途中、かなりの急斜面の下りがあった。締まった雪の上に薄らと新雪がある状態でスキーでは難しい場面だ。ここを大きく左右に振ってキックターンで方向転換しながら下る。しかしこの間に本隊にかなりの遅れをとった。
948.4三角点手前の痩せ尾根では危険な感じの雪庇ができており植林側に逃げての登高となる。薮も結構出ている。ここはスキーを担いで登る。
本隊に大分遅れて穏やかな尾根にあがりわずかに進むとテン泊地に最適な広場があった。三角点のわずかに手前のようだ。先着したメンバーはすでに荷物を降ろし整地にかかっていた。それとは別に偵察隊4名が組織されてこの先のルート確認に向かった。僕はと言えばここまでずっと遅れをとっていて食事もちゃんとしてないのでカップ麺だけ食べさせてもらってテント設営に参加。
安定した広場にいつもより簡単にテントを設営、といきたかったところだが一方のテントのポールが折れた。継ぎ目にクラックが入っていたので危ないかなと思っていたら案の定だ。ここをリーダーSさんが接ぎ木して補修。なんとか張る事ができた。
偵察隊の帰りを待ってそれぞれのテントに分かれて歓談と食事。登高の疲れも忘れて楽しい時間が過ぎていく。外に出て不図見上げれば落ちてくるような星の輝き。下には谷越しに平野部の街灯りまで見える。この空模様が明日も続いてくれる事を祈りつつシュラフに潜り込んだ。
2月10日
当初はピストン山行の計画だったが相談の上、下山は大谷川とニシマタ谷出合からあがってきている尾根を下る事になった。そのため食事後テントを撤収して出発。昨夜の星空が嘘のようにガスがかかっている。
続く稜線は特に難しいところはなく穏やかな雪上散歩が続く。雪庇が発達しているところはちょっと不気味な感じもするが危険はなさそうだ。知らぬ間にホハレ峠からの尾根合流点を越えていてすばらしいブナ林が出てきたなあと見ほれていたらそこが下山尾根とのジャンクションだった。無雪期に見るのとは随分と印象が違う。 ここでテン泊用の荷物をデポして荷を軽くする。僕は当初の予定通りここからワカンにチェンジ。ラッセルを少しでも手伝えればいいがかなり疲れた状態で役に立つかどうか。
穏やかな尾根筋がしばらく続く。晴れていれば右手に蕎麦粒山本峰を見てすばらしい雪上散歩となる事間違い無しの場所だ。しかし今日は白いベールの向こうに恥ずかしげに姿を隠している。
1075ピークのわずかに手前で山腹をトラバースしてショートカット。下り始めると前方のガスがわずかに晴れて蕎麦粒山へあがっていく稜線が姿を見せる。雪庇が不気味に発達して厳しい登高を予感させる。 すばらしいブナ林の二重山稜を越えると最後の鞍部に出る。ここから後は登りばかり。これ以上登りがなくなったところが山頂だ。
わずかに登ったところでそれまでのストックをピッケルに持ち替える。この辺りから先頭を歩かせてもらう事になった。
やはり先頭を歩くというのは気分が違う。無垢の雪の上にトレースを刻んでいく喜びと充実感。雪壁にステップを刻んで這い上がるように登るのもなんとも楽しい。疲れも忘れて進んでいくと後ろから待ての声がかかる。調子に乗りすぎたようだ。
途中、強者のK氏に先行してもらう部分もあったがほぼ山頂までトップを行かせてもらう。「トップ行け」と言われて口では「えーっ!」って言ってるが本当は嬉しいのだ。
山頂付近は積雪が深く、一歩一歩が結構きつくなってくる。体力的にギリギリいっぱいの登高をするのは随分久し振りだなあと思いながらラッセルを続け樹林の急斜面を登りきると山頂稜線に出た。しかしガスが濃く何も見えない。
雪庇との境も分かりづらい程の状態の中で注意しながら稜線を進んでいくとこれ以上高い所がない場所に出た。しかし無雪期の印象と違って山頂という確信が持てない。そこでSGさんがGPSで確認。間違いなく三角点上だった。
後続を待って新人ひっちさんのかけ声で万歳三唱。ひっちさんは今までで一番きつい山行だったそうだが随分楽しかったようで満足げな笑顔をのぞかせていた。
リーダーSさんの提案で雪庇の陰に荷物を下ろして休憩。雪がこっこと降る中の休憩となったが初めての蕎麦粒山冬期登頂で気分は上々。黒津や天狗の姿を見るのは次の楽しみとしておこう。
すぐ後から大垣労山のお二人が僕らのトレースを追って登ってこられた。この方達は下山路に予定している尾根を登ってこられているのでこちらも助かる。お互い様といったところだ。
雪山の下山は速い。ジャンクションまでゆっくり目でも1時間15分。やや後続が遅れたが大差はない。ここでデポした荷物を回収。僕はスキーのシールを剥がし一足先にブナの樹林の素敵な尾根へドロップ。
背中の荷物は減ったとはいえまだ重い。バランスに気をつけながら樹林を縫って滑り降りていく。雪質がよくなかなか楽しい。途中のわずかな登り返しも苦にならずブナ林の続く限りは滑りが楽しめた。
尾根が細くなったあたりに縦掘りの雪洞と小さな雪テーブルがあった。どうやら出迎え予定だった3人がつくったものらしい。こちらの下山時間まで待っておられず下っていったようだ。しかしそこにはうれしい差し入れが置いてあった。それをありがたく戴き雲が切れて現れた蕎麦粒山本峰を見ながら休憩。
ここからわずかに下ったところで尾根が更に細くなりブッシュもかなり出てきたのでスキーを担いだ。トレースがあるとはいえ下になった雪が腐り気味で時折ズボッとはまる。それでも下りだからそれほど気にならない。気になるのは頭上の枝。担いだスキーが引っかかって苦になる。我慢して下るがこういう時は長く感じるものだ。なかなかニシマタ谷が近づかない。
やっとニシマタ谷の流れが見え途中で追い越していったメンバーが渡渉している地点を目指す。渡渉地点は流れが浅くその中をざぶざぶと靴のまま越えていく。中が多少濡れたが後は林道を歩くだけだから問題ない。
林道の最初の橋までは雪が残っていてそこをスキーで快適に進んでいく。除雪されてからも多少雪が残っておりそれを拾って滑っていった。流石に右岸に渡った辺りからはスキーで進む事はできずスキーを肩に担いで歩いていく。
駐車場に着くと出迎え組がまだ残って迎えてくれた。出迎え組はこの日、黒津〜五蛇池を目指したmasaさん達一行と出会ったそうだ。ゲレンデ跡に新しいトレースが幾つかあった事からこの日湧谷山に向かった人達もいるのだろう。今日はこの辺りは随分賑やかだったようだ。
奥美濃 湧谷山~蕎麦粒山 OSKのみなさんと
2月9日
7:55 坂内スキー場跡駐車場 → 11:15~30 丁子山 → 12:00 湧谷山 → 14:00 948.7三角点手前テン泊地
2月10日
7:50 テン泊地 → 8:25~40 下山尾根ジャンクション → 9:20 1010m鞍部 → 10:55~11:35 蕎麦粒山 → 12:50 下山尾根ジャンクション → 14:30 ニシマタ谷出合 → 15:15 駐車場
2月9日
強い寒波が来ていて集合場所でメンバーと挨拶を交わしている間も寒さが身にしみる。恐らく今シーズン一番の冷えではないだろうか。
今回の参加メンバーは久し振りに会の山行に参加するそばつるを入れて泊まり組が12名。初日のみ参加が3名。2日目の出迎え組が3名。昨年程ではないにしろこういった形態の山行にしてはOSKらしい大所帯だ。
湧谷山〜蕎麦粒山は昨年同時期に計画されたがあまりの深雪ラッセルのため湧谷山を過ぎた稜線上のテン泊地から引き返した経緯がある。この時期、この辺りの雪は深い事が多い。今回もその事が心配されたがどうだろうか。
坂内スキー場跡までの林道は今年は除雪されており駐車場まで入る事ができた。明らかに昨年より雪量は少ない。とはいえゲレンデ跡にはしっかり積雪がある。準備を整え出発。僕は無理を言ってスキーで参加させてもらった。 初日参加組が先行してトレースをつくり本隊はそれを追って進んでいく。スキーの僕はそのトレースを追うわけにはいかず一人でラッセルしながらゲレンデ跡の穏やかな斜面を登っていく。
他のメンバーがワッパをつけている間にゲレンデトップに到着。余裕でみんなを待っていたがこの後の事を考えたらここで待っているべきではなかった。この後、比較的重めの雪が積もった急斜面の登高にへとへとになりワカンで直登していく本隊にかなり遅れをとる事になってしまった。
今回の寒波で昨日から降った雪は15~20センチの積雪。その下は水分を多く含んだ雪。時折それが凍っているところもありスキーがズレる。思ったよりきつい登高だ。背中のテン泊荷物も重い。
それにどうもシールの調子がよくない。前から懸念していた事だがシールの粘着糊がシールの表側に付着してしまいそのため滑りが重くなっている。今回は雪の状態を考えて古い方の板を持ってきたのだが失敗だったか。
ブナ林の続く尾根上部は何時きても気持ちいい。時折雪が舞ったり薄日が射したりと安定した天候ではないがそれでも優しく迎えてくれるブナに心がなごむ。 丁子山でわずかの休憩後湧谷山に向かう。ピーク手前に雪庇がありスキーではその乗り越えにちょっと手間どう。その間に本隊の方は湧谷山から先の稜線へと進んでいた。
湧谷山で初日参加組の三人とはお別れ。続く稜線の穏やかな斜面をシールのままで滑り降りる。その先は地形図でもわかるようにアップダウンがありまた尾根の細いところも多い。
雲が切れて右手に蕎麦粒山本峰とそれに続く稜線が見える。まだまだ遠い。果してあそこまで届く事ができるのだろうか。 途中、かなりの急斜面の下りがあった。締まった雪の上に薄らと新雪がある状態でスキーでは難しい場面だ。ここを大きく左右に振ってキックターンで方向転換しながら下る。しかしこの間に本隊にかなりの遅れをとった。
948.4三角点手前の痩せ尾根では危険な感じの雪庇ができており植林側に逃げての登高となる。薮も結構出ている。ここはスキーを担いで登る。
本隊に大分遅れて穏やかな尾根にあがりわずかに進むとテン泊地に最適な広場があった。三角点のわずかに手前のようだ。先着したメンバーはすでに荷物を降ろし整地にかかっていた。それとは別に偵察隊4名が組織されてこの先のルート確認に向かった。僕はと言えばここまでずっと遅れをとっていて食事もちゃんとしてないのでカップ麺だけ食べさせてもらってテント設営に参加。
安定した広場にいつもより簡単にテントを設営、といきたかったところだが一方のテントのポールが折れた。継ぎ目にクラックが入っていたので危ないかなと思っていたら案の定だ。ここをリーダーSさんが接ぎ木して補修。なんとか張る事ができた。
偵察隊の帰りを待ってそれぞれのテントに分かれて歓談と食事。登高の疲れも忘れて楽しい時間が過ぎていく。外に出て不図見上げれば落ちてくるような星の輝き。下には谷越しに平野部の街灯りまで見える。この空模様が明日も続いてくれる事を祈りつつシュラフに潜り込んだ。
2月10日
当初はピストン山行の計画だったが相談の上、下山は大谷川とニシマタ谷出合からあがってきている尾根を下る事になった。そのため食事後テントを撤収して出発。昨夜の星空が嘘のようにガスがかかっている。
続く稜線は特に難しいところはなく穏やかな雪上散歩が続く。雪庇が発達しているところはちょっと不気味な感じもするが危険はなさそうだ。知らぬ間にホハレ峠からの尾根合流点を越えていてすばらしいブナ林が出てきたなあと見ほれていたらそこが下山尾根とのジャンクションだった。無雪期に見るのとは随分と印象が違う。 ここでテン泊用の荷物をデポして荷を軽くする。僕は当初の予定通りここからワカンにチェンジ。ラッセルを少しでも手伝えればいいがかなり疲れた状態で役に立つかどうか。
穏やかな尾根筋がしばらく続く。晴れていれば右手に蕎麦粒山本峰を見てすばらしい雪上散歩となる事間違い無しの場所だ。しかし今日は白いベールの向こうに恥ずかしげに姿を隠している。
1075ピークのわずかに手前で山腹をトラバースしてショートカット。下り始めると前方のガスがわずかに晴れて蕎麦粒山へあがっていく稜線が姿を見せる。雪庇が不気味に発達して厳しい登高を予感させる。 すばらしいブナ林の二重山稜を越えると最後の鞍部に出る。ここから後は登りばかり。これ以上登りがなくなったところが山頂だ。
わずかに登ったところでそれまでのストックをピッケルに持ち替える。この辺りから先頭を歩かせてもらう事になった。
やはり先頭を歩くというのは気分が違う。無垢の雪の上にトレースを刻んでいく喜びと充実感。雪壁にステップを刻んで這い上がるように登るのもなんとも楽しい。疲れも忘れて進んでいくと後ろから待ての声がかかる。調子に乗りすぎたようだ。
途中、強者のK氏に先行してもらう部分もあったがほぼ山頂までトップを行かせてもらう。「トップ行け」と言われて口では「えーっ!」って言ってるが本当は嬉しいのだ。
山頂付近は積雪が深く、一歩一歩が結構きつくなってくる。体力的にギリギリいっぱいの登高をするのは随分久し振りだなあと思いながらラッセルを続け樹林の急斜面を登りきると山頂稜線に出た。しかしガスが濃く何も見えない。
雪庇との境も分かりづらい程の状態の中で注意しながら稜線を進んでいくとこれ以上高い所がない場所に出た。しかし無雪期の印象と違って山頂という確信が持てない。そこでSGさんがGPSで確認。間違いなく三角点上だった。
後続を待って新人ひっちさんのかけ声で万歳三唱。ひっちさんは今までで一番きつい山行だったそうだが随分楽しかったようで満足げな笑顔をのぞかせていた。
リーダーSさんの提案で雪庇の陰に荷物を下ろして休憩。雪がこっこと降る中の休憩となったが初めての蕎麦粒山冬期登頂で気分は上々。黒津や天狗の姿を見るのは次の楽しみとしておこう。
すぐ後から大垣労山のお二人が僕らのトレースを追って登ってこられた。この方達は下山路に予定している尾根を登ってこられているのでこちらも助かる。お互い様といったところだ。
雪山の下山は速い。ジャンクションまでゆっくり目でも1時間15分。やや後続が遅れたが大差はない。ここでデポした荷物を回収。僕はスキーのシールを剥がし一足先にブナの樹林の素敵な尾根へドロップ。
背中の荷物は減ったとはいえまだ重い。バランスに気をつけながら樹林を縫って滑り降りていく。雪質がよくなかなか楽しい。途中のわずかな登り返しも苦にならずブナ林の続く限りは滑りが楽しめた。
尾根が細くなったあたりに縦掘りの雪洞と小さな雪テーブルがあった。どうやら出迎え予定だった3人がつくったものらしい。こちらの下山時間まで待っておられず下っていったようだ。しかしそこにはうれしい差し入れが置いてあった。それをありがたく戴き雲が切れて現れた蕎麦粒山本峰を見ながら休憩。
ここからわずかに下ったところで尾根が更に細くなりブッシュもかなり出てきたのでスキーを担いだ。トレースがあるとはいえ下になった雪が腐り気味で時折ズボッとはまる。それでも下りだからそれほど気にならない。気になるのは頭上の枝。担いだスキーが引っかかって苦になる。我慢して下るがこういう時は長く感じるものだ。なかなかニシマタ谷が近づかない。
やっとニシマタ谷の流れが見え途中で追い越していったメンバーが渡渉している地点を目指す。渡渉地点は流れが浅くその中をざぶざぶと靴のまま越えていく。中が多少濡れたが後は林道を歩くだけだから問題ない。
林道の最初の橋までは雪が残っていてそこをスキーで快適に進んでいく。除雪されてからも多少雪が残っておりそれを拾って滑っていった。流石に右岸に渡った辺りからはスキーで進む事はできずスキーを肩に担いで歩いていく。
駐車場に着くと出迎え組がまだ残って迎えてくれた。出迎え組はこの日、黒津〜五蛇池を目指したmasaさん達一行と出会ったそうだ。ゲレンデ跡に新しいトレースが幾つかあった事からこの日湧谷山に向かった人達もいるのだろう。今日はこの辺りは随分賑やかだったようだ。
初日参加組が先行してトレースをつくり本隊はそれを追って進んでいく。スキーの僕はそのトレースを追うわけにはいかず一人でラッセルしながらゲレンデ跡の穏やかな斜面を登っていく。