【木曾】 御嶽山-厳冬期の王滝口登山道ピストン
Posted: 2013年2月11日(月) 23:11
【日 付】 2013年2月10日(日)
【天 候】 晴れ時々曇り
【山 域】 木曾
【メンバー】 Tt野さん、kitayama-walk
【コース】 おんたけ2240スキー場ゴンドラカラマツ(山麓)駅-三笠の森(山頂)駅-田の原登山口-大江権現-七合目(金剛童子)
-九合目(避難石室)-王滝頂上(奥社)-剣ヶ峰(山頂3067m)-王滝山頂-七合目-田ノ原登山口-三笠の森駅-カラマツ駅
http://kitayamawa.exblog.jp/19780131/
木曾の御嶽山(3067m)には、これまで3回登ったことがあるが(王滝口、黒沢口、小坂口)、積雪期には登ったことがない。田の原
登山口からの王滝口登山道であれば、積雪期でもおんたけ2240スキー場のゴンドラリフトを使えば、田の原登山口(2180m)までの
アクセスが簡単であり、その先も標高差約900mであるため、登頂が可能であることがわかった。実は、2011/3/12にその登山計画
を実行する予定であったが、ご存知のとおり、前日3/11に大震災が起こったため断念せざるを得なかった。今シーズンこそ、積雪期
御嶽山登山を実行しようと計画を温めていたところ、この三連休の中日に天気予報もよい絶好のチャンスが訪れたので、満を持して
実行することにした。 予定では、田の原登山口からスノーシューでできるだけ歩き、 途中でアイゼンに履き替えて剣ヶ峰の山頂をめ
ざす。天候と雪の状態を見定めた上で、山頂のお鉢巡り(二の池まで周回)を実行することにした。
4:30京都東ICに乗り、名神-中央道を経由し、中津川から国道19号線を北上していく。国道には雪はないが、気温の表示盤は-6、
-8、-10と徐々に下がっていく。本当にこんな寒さなのかと不思議に思う。元橋交差点で左折し、おんたけスキー場をめざすが、雪
はまだない。湖面が氷結している御岳湖を過ぎ、やがて標高を上げていく。おんたけ休暇村を過ぎたあたりから路面に雪が出てきた。
路面が凍結しているため運転は慎重にならざるを得ない。8:20スキー場の駐車場に到着した。天気は晴れ、無風-絶好のコンディシ
ョンだ。早く登頂したいと気持ちが焦る。 身支度を整えてゴンドラリフトのチケット売場に並ぶ。もうかなりのスキー客がやってきていて
チケット売場には30人ほどの行列ができていた。チケット売場の左横に登山届BOXが設置してある。このゴンドラリフト「スカイラブ」は
登山者でも乗せてくれる(往復チケット2000円、片道1200円)。強風が吹いていればゴンドラが運休し、その分歩いて登ると60分ほど
時間がかかる。 今日は風もなくゴンドラは営業していたが、 山頂の三笠の森駅の気温は-12℃と表示されていた。8:55カラマツ(山
麓)駅-9:05三笠の森駅と10分のスカイラブであった。
山頂駅からは、パノラマコースを下ると5分ほどで田の原登山口に到着した。登山口にはテントが4、5張りあった。先ほどチケット売場
で下山は今日ですか?と聞かれた理由がわかった。登山口には石造りの鳥居が立っているが、半分以上雪で埋まっている。御嶽山
山頂付近は晴れてはいるが、雪煙が舞い上がっているところを見ると、山頂付近は強風が吹いているらしい。 早速スノーシューを装
着して歩き出した。 前方に冠雪した御嶽山を見ながらの歩きは興奮を呼ぶ。右手にある鳥居や祠も半分以上雪の中だ。 気温マイナ
ス12℃という割にはそう寒く感じないのが不思議だ。早足のペースでシューを蹴っていくと、すぐに暑くなってきてアウターを脱いだ。
雪に埋まった樹林の中を歩き、やがて大江権現社にやってきたが、ここは2/3が雪の下に埋まっている。どんどんと駆け上がっていく
と樹林がなくなってきたかと思うと、 雪面がクラストしてきた。スノーシューのクランボンが雪面にザクザクと食い込む。七合目の金剛
童子にやってきたが、 ここで先行していた登山者がアイゼンに履き替えていた。 私たちもここでスノーシューを脱いでアイゼンに履き
替えることにした。
七合目からは12本爪アイゼンがクラストした雪面にしっかりと食い込んでいい感じで登っていける。次第に左にトラバース気味に移
っていくようになるが、ガスがかかってきて視界が悪くなってきた。九合目の避難石室を通過してから、少し息苦しくなってきたのは空
気が薄くなったせいであろうか。 九合目向かう途中でそれまでほとんど感じなかった風が出てきた。やがて王滝山頂山荘が見えてく
ると、ガスも切れ間が出てきて青空も現れてきた。 王滝山頂には御嶽神社の山頂奥社があるが、 ここにやってきてから強風に見舞
われることになった。 数名のグループの登山者が休憩を取っている。顔面は引きつるように寒くて仕方ないので目出し帽を被った。
また指の感覚も痛いほど冷たい。 指先の血行が悪いのだ。指を動かして指先体操を実行した。この先の写真撮影は、インナーグロ
ーブでは無理で、アウターグローブのまま撮らなければならないが、指先の感覚がなくなれば、それも難しいだろう。
王滝山頂から剣ヶ峰山頂までは130m登ることになるが、そう急登ではないものの、ストックをピッケルに変えることにした。この先は
八丁ダルミと呼ばれる強風の場所である。ガスが吹き流され、雪煙が舞い上がる中を歩き出した。見覚えのあるまごころの塔や御嶽
教御神火祭斎場の横を強風に煽られながら、時折耐風姿勢を取りながら登っていく。王滝山頂から25分で剣ヶ峰山頂に到達した。山
頂には誰もいなかった。とにかく寒い。山頂の気温はおそらくマイナス16℃くらいであろう。風があったことから体感温度はマイナス20
℃を超えていたものと思う。山頂では晴れていたものの、 周囲には雲が多く、 北アルプス、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプ
ス、白山など見えるはずの展望が今日はないのが残念だ!摩利支天と継子岳が何とか見えるのが精一杯だ。一ノ池を囲むカルデラ
はよく見える。この周囲を歩く予定であったが、強風のため余りに寒かったことから、今日はお池めぐりは断念することにした。
剣ヶ峰山頂の滞在時間は20分余りであったが、その間、誰もおらず、誰も登って来なかった。やはり強風と寒さのためであろう。私た
ちも、これ以上滞在しても眺望が得られる期待は薄いことから下山することにした。 12:50下山開始。登りに比べると下山は早い。クラ
ストした雪面にアイゼンの12本爪がサクサクと刺さって快適だ。時折振り返りながら八丁ダルミを駆け下りた。 王滝山頂の奥社で一休
みして、テルモスのカフェオレを飲んだ。朝3時過ぎに沸騰させて入れたカフェオレがまだ熱いほどに温かい。 このマイナスの世界では
本当に温まる思いだ。 ここで山専ボトルの価値を再確認することができた。多少とも高いが、価値のあるテルモスであり、お薦めの逸
品だ。
王滝山頂からも引き続き駆け下りる。下りはちょっと余裕ができたので、少し右寄りにルートを変えて、踏み跡のない雪面を下る。クラ
ストしていない雪面を選んで下ると、膝下くらいの埋まりで止まったので、これまた気持ちよい歩きだ。やがて次第に左寄りになると、再
びクラストした斜面になり、七合目に近づくに連れて雪に埋もれたハイマツ帯に入り込み、時々ずぼっと踏み抜くこともあった。七合目に
デポしたスノーシューをピックアップして、どんどんと駆け足で下っていくが、山スキーの登山者が快適に追い越していく。私も山スキー
ができたならと思う瞬間であった。14:20田の原登山口に到着。登り3時間、下り1時間30分という行程であった。行動食と非常食を持っ
て行ったが、寒さのせいで何も食べることができなかった。それでもしゃりバテなどはしなかったのは、これまた寒さのせいであったと思
う。ほとんど汗をかかなかった山行であったが、凍てついた体を温めるために帰りには、木曾福島代山温泉「せせらぎの四季」(入浴料
700円)に立ち寄って、憩いのときを過ごした。
<コースタイム>
9:10ゴンドラ山頂駅-9:15田の原登山口9:20-9:50大江権現-10:15七合目(金剛童子)10:25-11:20九合目-11:35王滝山頂11:55
-12:20剣ヶ峰12:45-13:00王滝山頂13:10-13:40七合目-13:55大江権現-14:20田の原登山口-14:30ゴンドラ山頂駅
【天 候】 晴れ時々曇り
【山 域】 木曾
【メンバー】 Tt野さん、kitayama-walk
【コース】 おんたけ2240スキー場ゴンドラカラマツ(山麓)駅-三笠の森(山頂)駅-田の原登山口-大江権現-七合目(金剛童子)
-九合目(避難石室)-王滝頂上(奥社)-剣ヶ峰(山頂3067m)-王滝山頂-七合目-田ノ原登山口-三笠の森駅-カラマツ駅
http://kitayamawa.exblog.jp/19780131/
木曾の御嶽山(3067m)には、これまで3回登ったことがあるが(王滝口、黒沢口、小坂口)、積雪期には登ったことがない。田の原
登山口からの王滝口登山道であれば、積雪期でもおんたけ2240スキー場のゴンドラリフトを使えば、田の原登山口(2180m)までの
アクセスが簡単であり、その先も標高差約900mであるため、登頂が可能であることがわかった。実は、2011/3/12にその登山計画
を実行する予定であったが、ご存知のとおり、前日3/11に大震災が起こったため断念せざるを得なかった。今シーズンこそ、積雪期
御嶽山登山を実行しようと計画を温めていたところ、この三連休の中日に天気予報もよい絶好のチャンスが訪れたので、満を持して
実行することにした。 予定では、田の原登山口からスノーシューでできるだけ歩き、 途中でアイゼンに履き替えて剣ヶ峰の山頂をめ
ざす。天候と雪の状態を見定めた上で、山頂のお鉢巡り(二の池まで周回)を実行することにした。
4:30京都東ICに乗り、名神-中央道を経由し、中津川から国道19号線を北上していく。国道には雪はないが、気温の表示盤は-6、
-8、-10と徐々に下がっていく。本当にこんな寒さなのかと不思議に思う。元橋交差点で左折し、おんたけスキー場をめざすが、雪
はまだない。湖面が氷結している御岳湖を過ぎ、やがて標高を上げていく。おんたけ休暇村を過ぎたあたりから路面に雪が出てきた。
路面が凍結しているため運転は慎重にならざるを得ない。8:20スキー場の駐車場に到着した。天気は晴れ、無風-絶好のコンディシ
ョンだ。早く登頂したいと気持ちが焦る。 身支度を整えてゴンドラリフトのチケット売場に並ぶ。もうかなりのスキー客がやってきていて
チケット売場には30人ほどの行列ができていた。チケット売場の左横に登山届BOXが設置してある。このゴンドラリフト「スカイラブ」は
登山者でも乗せてくれる(往復チケット2000円、片道1200円)。強風が吹いていればゴンドラが運休し、その分歩いて登ると60分ほど
時間がかかる。 今日は風もなくゴンドラは営業していたが、 山頂の三笠の森駅の気温は-12℃と表示されていた。8:55カラマツ(山
麓)駅-9:05三笠の森駅と10分のスカイラブであった。
山頂駅からは、パノラマコースを下ると5分ほどで田の原登山口に到着した。登山口にはテントが4、5張りあった。先ほどチケット売場
で下山は今日ですか?と聞かれた理由がわかった。登山口には石造りの鳥居が立っているが、半分以上雪で埋まっている。御嶽山
山頂付近は晴れてはいるが、雪煙が舞い上がっているところを見ると、山頂付近は強風が吹いているらしい。 早速スノーシューを装
着して歩き出した。 前方に冠雪した御嶽山を見ながらの歩きは興奮を呼ぶ。右手にある鳥居や祠も半分以上雪の中だ。 気温マイナ
ス12℃という割にはそう寒く感じないのが不思議だ。早足のペースでシューを蹴っていくと、すぐに暑くなってきてアウターを脱いだ。
雪に埋まった樹林の中を歩き、やがて大江権現社にやってきたが、ここは2/3が雪の下に埋まっている。どんどんと駆け上がっていく
と樹林がなくなってきたかと思うと、 雪面がクラストしてきた。スノーシューのクランボンが雪面にザクザクと食い込む。七合目の金剛
童子にやってきたが、 ここで先行していた登山者がアイゼンに履き替えていた。 私たちもここでスノーシューを脱いでアイゼンに履き
替えることにした。
七合目からは12本爪アイゼンがクラストした雪面にしっかりと食い込んでいい感じで登っていける。次第に左にトラバース気味に移
っていくようになるが、ガスがかかってきて視界が悪くなってきた。九合目の避難石室を通過してから、少し息苦しくなってきたのは空
気が薄くなったせいであろうか。 九合目向かう途中でそれまでほとんど感じなかった風が出てきた。やがて王滝山頂山荘が見えてく
ると、ガスも切れ間が出てきて青空も現れてきた。 王滝山頂には御嶽神社の山頂奥社があるが、 ここにやってきてから強風に見舞
われることになった。 数名のグループの登山者が休憩を取っている。顔面は引きつるように寒くて仕方ないので目出し帽を被った。
また指の感覚も痛いほど冷たい。 指先の血行が悪いのだ。指を動かして指先体操を実行した。この先の写真撮影は、インナーグロ
ーブでは無理で、アウターグローブのまま撮らなければならないが、指先の感覚がなくなれば、それも難しいだろう。
王滝山頂から剣ヶ峰山頂までは130m登ることになるが、そう急登ではないものの、ストックをピッケルに変えることにした。この先は
八丁ダルミと呼ばれる強風の場所である。ガスが吹き流され、雪煙が舞い上がる中を歩き出した。見覚えのあるまごころの塔や御嶽
教御神火祭斎場の横を強風に煽られながら、時折耐風姿勢を取りながら登っていく。王滝山頂から25分で剣ヶ峰山頂に到達した。山
頂には誰もいなかった。とにかく寒い。山頂の気温はおそらくマイナス16℃くらいであろう。風があったことから体感温度はマイナス20
℃を超えていたものと思う。山頂では晴れていたものの、 周囲には雲が多く、 北アルプス、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプ
ス、白山など見えるはずの展望が今日はないのが残念だ!摩利支天と継子岳が何とか見えるのが精一杯だ。一ノ池を囲むカルデラ
はよく見える。この周囲を歩く予定であったが、強風のため余りに寒かったことから、今日はお池めぐりは断念することにした。
剣ヶ峰山頂の滞在時間は20分余りであったが、その間、誰もおらず、誰も登って来なかった。やはり強風と寒さのためであろう。私た
ちも、これ以上滞在しても眺望が得られる期待は薄いことから下山することにした。 12:50下山開始。登りに比べると下山は早い。クラ
ストした雪面にアイゼンの12本爪がサクサクと刺さって快適だ。時折振り返りながら八丁ダルミを駆け下りた。 王滝山頂の奥社で一休
みして、テルモスのカフェオレを飲んだ。朝3時過ぎに沸騰させて入れたカフェオレがまだ熱いほどに温かい。 このマイナスの世界では
本当に温まる思いだ。 ここで山専ボトルの価値を再確認することができた。多少とも高いが、価値のあるテルモスであり、お薦めの逸
品だ。
王滝山頂からも引き続き駆け下りる。下りはちょっと余裕ができたので、少し右寄りにルートを変えて、踏み跡のない雪面を下る。クラ
ストしていない雪面を選んで下ると、膝下くらいの埋まりで止まったので、これまた気持ちよい歩きだ。やがて次第に左寄りになると、再
びクラストした斜面になり、七合目に近づくに連れて雪に埋もれたハイマツ帯に入り込み、時々ずぼっと踏み抜くこともあった。七合目に
デポしたスノーシューをピックアップして、どんどんと駆け足で下っていくが、山スキーの登山者が快適に追い越していく。私も山スキー
ができたならと思う瞬間であった。14:20田の原登山口に到着。登り3時間、下り1時間30分という行程であった。行動食と非常食を持っ
て行ったが、寒さのせいで何も食べることができなかった。それでもしゃりバテなどはしなかったのは、これまた寒さのせいであったと思
う。ほとんど汗をかかなかった山行であったが、凍てついた体を温めるために帰りには、木曾福島代山温泉「せせらぎの四季」(入浴料
700円)に立ち寄って、憩いのときを過ごした。
<コースタイム>
9:10ゴンドラ山頂駅-9:15田の原登山口9:20-9:50大江権現-10:15七合目(金剛童子)10:25-11:20九合目-11:35王滝山頂11:55
-12:20剣ヶ峰12:45-13:00王滝山頂13:10-13:40七合目-13:55大江権現-14:20田の原登山口-14:30ゴンドラ山頂駅