【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
アバター
矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
連絡する:

【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

投稿記事 by 矢問 »

【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

【行き先】 氷ノ山・2月の新雪登山(鳥取県側から登る)
【日 時】 2013年2月9日(土)
【メンバー】MICKEY・矢問 (下山時は後続の4名とともに下山)
【コース】 鳥取県若桜・樹氷スノートピア・リフト終点-痩せ尾根
      -三の丸(1464m)-氷ノ山頂上(1510m)-甑岩-氷ノ山越え
      -「氷山命水」の小屋横・・・・・駐車場

http://www.komachans.com/2013rep/hyounosen130209.html

ここ数日で新雪が降った氷ノ山。数日前までの状況ではなく50cm~100cmの新雪が
さらに積もったという。「トレースがなかったらラッセルが大変だろうな・・・」
2005年の2月にも視界の悪い日に山頂まで頑張ったが、今日も曇りの
予報。今日は山頂ピストンではなく、氷ノ山越えから下山して氷山命水の小屋へ下りたい。

朝4時に家を出て、中国道の加西SAで朝食。6時に山崎ICを下りると、曇りのはずが
チラチラ雪が降り出した。「また山の上は視界が悪いのでは・・・」と憂鬱になる。
少しずつ雪が強まる。道路はうっすらと白い。道の気温は-5℃。

戸倉トンネルの前後はラッセル車も始業開始。道路から吹き出している消雪水が噴水のよ
うに車にかかってくる。

駐車場(1日600円)に着いてまず少し下りトイレへ。そして出発準備。
雪がキツく降ってきた。外では着替えられない。「どうする?やめる?」とMICKEYに
聞くと「8年前も同じ事聞いたよね。どうせ行くんでしょ」と準備開始のMICKEY。
「甑岩のトラバースが気になる。ピッケルとアイゼンも持っておくように」と僕。
駐車場から少し下って一番右のリフト乗り場へ(250×2)。

8:15
リフト場。「おはようございます」パトロール隊の男性と挨拶。
時計を見ると、くしくも2005年の2月の登山の時と同じ時間に乗車じゃないか!。
乗り場係の男性に「登山?誰も登っていないし、新雪が深いしトレースは全く無いよ。
気をつけてね」と言われる。「はい。ありがとうございます」
リフト乗り換えの所では少し雪が弱くなった。そこでも係の男性にも同じ事を言われた。

リフト最上部でスノーシュー装着。雪がほぼ止んだ。登り開始なので中着を1枚脱いだ。
「ストックが止まらない」とストックの調整不調を訴えるMICKEY。
「そういうときはコツがいる。ストッパーが割れてるね」と僕が調整して使用可能に。
今度は僕のストックが出てこない。手袋を外して何度もチャレンジ。なんとか出た。

8:40
出発。スタートから全くトレースは無い。スタートからスノーシューを履いていても
膝まで沈む。ここからは急登が続く。しばらく先行してMICKEYと交代すると、MICKEY
は深い雪と急登に苦戦してズルズルと元の位置に滑って進まない。MICKEYはここ数年、
老犬介護でスノーシューを履いていなかったのでコツを忘れている様子。
1月に干支の山として比良山系の蛇谷ヶ峰に登ったときより締まっていない雪は沈みかたがキツイ。

「前爪をしっかり斜面に突っ込んで、下の固い層に爪をかませて!」また交代して僕が
ラッセル。「最初からこんなラッセルだと、上はもっと深いかも・・」と頭をよぎる。
だんだんコツを想い出したMICKEYと50歩ずつ交代してラッセル。
MICKEYの後ろを2番手として登るとウソのように楽だ。トレースがあるのと無いのと
は大違いなのだ。
前を登る僕に、「新雪が積もってトレース無しの所に来るなんて!」と後ろからブツブツ
と文句を言われっぱなしのラッセル登り。しばらく交代せず登るしかないな・・・・。

9:30
「あっ、あの木が見えた!」地形図の等高線が詰まった1,350m地点を過ぎたのだ。
「ここからは少し傾斜が楽になる。50歩ずつ交代して」と再度ラッセル交代開始。
膝程度のラッセルになったが、雪が重い。
突然胸ほどの雪の壁が現れたり、めがねが曇って雪の高低が見にくくもうはずした。

10:15
三ノ丸休憩所。2005年とほぼ同じペースだ。そのときより視界はずっと良い。
後ろから単独のスキーを履いた女性が来た。「ラッセルとトレースありがとうございまし
た。とても楽させて頂きました」とにこやかに挨拶されて先に進んで行かれた。
スキーの浮力はやはりスゴイ。MICKEYがそのトレースの上をスノーシューで歩いても
さらに20cmほど沈む。
「ここから10分ほどで右に三ノ丸避難小屋が見えてくるから」と僕。

三ノ丸避難小屋を過ぎてP1464mの展望台を過ぎての下りでは、MICKEYが先行。
膝もしくはモモまでラッセルになる。あの女性のスキーのトレースの跡を行っている。
P1464mの次のピークを越えたあたりで左斜面にスキーの女性は滑っていったようだ。
またここからは長い長いトレース無しのラッセルが続く。時には腰まで沈み、風の通り道
では膝までも沈まないなど差が激しい。「雪の吹きだまりに注意して!」と言ったとたん
にMICKEYは入ってしまいゴボッと腰まで沈んでもがき苦しんでる。雪に潜ってしまっ
たストックを探し当てるとバスケットがとれてしまい見当たらない。「仕方ないわ・・」

時々青空が顔を出してあたりの景色を楽しませてくれる。

「1,448mの次のピークはトラバースする。バランスを崩さないようについてきて」と僕。
膝上までのラッセルなのでMICKEYがバランスを崩して倒れた。もがいているがなんと
か自分で立てるだろうと、先にトレースを付けて楽にしてやろうとそのまま先行。

トラバースが終わって振り返るとやっと立ち上がった様子で、100mほど離れた。
目をこらすとMICKEYのだいぶ後ろに、2人とまた2人の計4人の後続者が見えた。

MICKEYをしばらく待って、ゆっくり登っていると30歳代の男性が「ラッセルと
トレースをありがとうございました。楽させてもらい助かりました」と挨拶。
「あと距離で300mだから先に行ってください。南側なのでもう雪は膝下くらいで
深くないから」と僕。「わかりました」と笑顔で先行してくれ、僕とMICKEYが続く。
後続の3人は、まだ離れていて追いついてこない。

12:40
山頂に到着。
2005年のときより10分だけ遅くなっただけの到着。あの時は視界が悪く苦戦したのだ。

甑岩側からの登山者が無いかぎり、甑岩を巻く斜面のトラバースは半端じゃない積雪か
クラストしているか・・・。新雪が上に乗っているのであそこは雪崩の危険もある。

避難小屋に3人で入る。昼食の用意をしているとあとの3人も到着。
大阪と赤穂からの2人の男性と、京都からの30代の男性2人。別のパーティーらしい。
「甑岩側からのトレースも全く無い様子ですね。世界で今日、氷ノ山の山頂にいるのは
この6人のみですよ」と大阪からのSさんが笑う。
6人とも食事開始。ガソリンストーブの着火の際にガソリンが少し漏れて火が大きくなり
焦った。

その4人も、氷ノ山越えから夏道を下山する予定だったが、この雪の深さでは無理っぽい
のでピストンにしようかと迷っていた。「夏道は雪だまりになっているのでその右岸の尾
根を下って雪原に出て、氷山命水の小屋のところに下りるほうがいいですよ」と僕。
「今日の積雪では、難関は甑岩を巻くトラバースですね。ピストンしてもリフト最上部か
らは乗せてもらえないので急斜面を自分の足でくだらないとだめですよ」と僕。

4人とも甑岩側からも登山者があり、トレースがあると思っていたらしい。
「距離も短いので6人いればラッセルも早いし、みんなで行きますか」と合意。
小屋の前でみんなで集合写真をとってメールアドレスの交換。

13:40
甑岩まではわかるというので、僕が三脚等の片付けをしている間に先に下って貰った。
おや?先行した4人は楽しそうに話しながら北へと下っていく。「お~い、真北に向かい
すぎです~。雪の時はすぐ西北西に進まないと、灯籠岩のある北北西の尾根に引き寄せら
れますよ~。トラバースも大変になるし」と僕。MICKEYを含む先行4人は軌道修正。

前に甑岩が現れた。「ここのトラバースは僕が先行します」膝まで沈んでその下は固い。
ここは下手すると表層の雪が、雪崩れるところでも知られている。
大峰の大日山のトラバース</a>を思い出しながら、慎重にルートを見極めて進む。

後続にバランスを崩さないように注意する。レンタルスノーシューを借りたという大阪の
Sさんの物は、横滑りにグリップが全くきかない機種で、やはり途中で横滑りし転倒し
四苦八苦して通過した様子。

「木の枝にやられました」と眉間に血がにじんでいる。と、いいつつも動画を撮りながら
転びながらも進んで楽しんでいる様子。みんななんとか無事に通過できた。

ここからはまた膝上までのラッセル尾根。山頂への登りで交代した30歳代の男性が
「先行します」と進んでくれた。後続者はめちゃくちゃ楽だ。
もう1人の30代の男性の動きがおかしい。「どうしたの?」と聞くと「左の股関節が痛
くて」とのこと。ラッセルなどでもも上げが続くとなる場合がある。「氷ノ山越えまで行
くとあとは下りだから、ゆっくり頑張って」と僕。「なんとか行けそうです」と痛そう。

「これ以上進めないです。崖かな?」と先頭の男性。「ここは地形図の1278地点。少し右
(北北東)に進むとまた北西に尾根が出て進めるから」と僕。「了解」と彼。

14:55
氷ノ山越えの避難小屋についた。お地蔵様もベンチも雪の中。しばし休憩。

股関節あたりが痛いという男性が「やっと着いた~。長かった~」と。彼にロキソニンを
渡して飲んで貰い、木の枝と格闘して眉間を切った男性にバンドエイドを渡した。

「あとどれくらいかかりますかね」と股関節痛の男性。「1時間くらい。下りは足を無理
に踏ん張らずに、尻セードできる危険じゃないところは滑っていけば楽だから」と僕。
「尻セードだけが楽しみで私は来ているのよ」と立山や大山での尻セードを話すMICKEY。

少し下ると真新しい足跡がある。それも3~4人。ここまで登って氷ノ山越えまでは登ら
ずに引き返したようだ。ただし、その足跡はあちらへこちらへと迷走している。
それに惑わされないようにルートをコンパスと地形図でチェックして進む。
等高線の詰まったところはどんどん尻セード。みんな子供のようにはしゃいでいる。
とくに登りでは文句をたらたら言っていたMICKEYははしゃぎ回っている。

雪原が見えてくると、スキー場も見えて天気も晴れた。みんな思い思いに斜面を楽しむ。
30代の男性はヒップソリも持参していたらしく、取り出して滑ったり走ったりしている。
ここからは国道の崖壁にでないように僕が先行して進んだ。

15:55
「氷山命水」の小屋の横の国道と脇道の合流点に予定通り下山完了。屋根の雪量がすごい。
僕に続き、ヒップソリを持つ男性、そしてMICKEY、そしてあとの3人も下山完了。
「お疲れ様でした」とそれぞれで握手。スノーシューをはずしたみんなは笑顔。
「日が暮れなくてよかった~」と股関節痛の男性。「僕らだけだったら遭難してたかも。
会えて良かったです」と大阪の男性。またSさんが下山の記念写真を撮って下さる。

僕ら以外は、連休なのでこのあともスノーボードやスキーで楽しむ予定らしい。
綺麗な景色を見つつ、国道を歩き途中でお別れして、僕らは駐車場へと向かう。
「あ~、楽しかった。来て良かった。尻セード、最高!」とMICKEY。
登りの時の文句タラタラは吹っ飛んでいる様子。良かった、ホッ。

16:25
駐車場。朝とは違い満杯になっていた。小中学生の団体が多い。
「10人ほどで一杯になるけど遊ばせて頂いた地元にお金を落とさないとね」と、ふれあ
いの湯(400円)で汗を流した(ボディーシャンプーはあるが髪のシャンプーは中には置
いていない)。「あ~、さっぱりした」と帰路へ。外は薄暗くなり始めていた。

朝と同じく道路の気温は-5℃と表示されているが、来るときは怖かった積雪の道や凍結
の道はほとんどとけていた。山崎IC手前の王将で早めの夕食をとった。
往復333km、20時50分帰宅完了。
新雪が積もり登りも下りもトレースがない氷ノ山を目一杯楽しめた1日だった。
添付ファイル
hyounosen004.jpg
hyounosen004.jpg (17.62 KiB) 閲覧された回数 3205 回
hyounosen001.jpg
hyounosen001.jpg (13.67 KiB) 閲覧された回数 3205 回
=================================
★ 矢問(やとう)
★ http://www.komachans.com/
★ Instagram  yatoh3
=================================
kando1945
記事: 402
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

Re: 【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

投稿記事 by kando1945 »

こんにちは。お疲れさまでした。
私が行った1月13日よりずっと雪が多いですね。
あのときもP1448付近ではトレース自体、5~60cmの深さでした。
そこを、トレースが無いのにラッセルして行かれるというのは凄いです。
私ではとても行けません。
山頂から氷の山越に向けてはとても行けそうには見えませんでしたが。
よほど歩きなれておられるのですね。
今回一緒になられた方は、矢問さんと出会えてラッキーだったです。

2010年7月7日に、まったく同じコースを歩きました。
リフトは動いていませんでしたので、ゲレンデを下から歩きました。
リフト上部の傾斜は半端ではなく、リフト上部まででかなり消耗し、その先どうしようか少し迷ったくらいです。
夏ですから、当然笹が視界をさえぎり、暑いだけで苦行の山歩きでした。
冬の方がまだましと思っていましたが、積雪量によりますね。
1月に会った若桜からの方はほとんどピストンでした。
アバター
矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
連絡する:

Re: 【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

投稿記事 by 矢問 »

カンドさん、こんにちは(^^)

あのときもP1448付近ではトレース自体、5~60cmの深さでした。
そこを、トレースが無いのにラッセルして行かれるというのは凄いです。

うしろから「「おっ家内」がにらんでいるので、むち打たれる馬のように進みました(^^;)

2月3日に兵庫の山友が数名で行ったときはもっと雪が無くて楽々だったようですが、
その後の毎日の雪が積もっていたのと、連休だから沢山登っているかと思いきや
リフトの最上部にはスキーの人もスノボの人も行っていない状態でした(^^;)

山頂から氷の山越に向けてはとても行けそうには見えませんでしたが。
よほど歩きなれておられるのですね。

甑岩のトラバースもクラスとしているのか積雪が深いのか不明だったので
アイゼンもロープも持って行ってました(^^;) なんとか巻けてよかったです。
膝まで沈んで下はカチンコチン。新雪は表層だけで「絨毯のように滑り出さないでくれよ~」と
心の中で言いつつ、慎重にトレースを付けていきました。

その後の氷ノ山越えまでの積雪も膝上くらいまで沈むのでなかなかの物でしたが、
京都の大江町からのSさんが30代のパワーで、ガンガン進んでくれました(^^)

今回一緒になられた方は、矢問さんと出会えてラッキーだったです。
登りでは4人に楽して貰ったので、核心部の甑岩を巻いてから氷ノ山越えまではルート指示だけで
2番手以降を歩かせてくれました。僕も相棒もこのSさんには感謝です(^^)

2010年7月7日に、まったく同じコースを歩きました。
リフトは動いていませんでしたので、ゲレンデを下から歩きました。

スキー場を無雪期に下から登るのはツライですよね。僕も藤無山を無雪期にスキー場から登ったときは
傾斜で足首が痛くなりました(^^;)

リフト上部の傾斜は半端ではなく、リフト上部まででかなり消耗し、その先どうしようか少し迷ったくらいです。
夏ですから、当然笹が視界をさえぎり、暑いだけで苦行の山歩きでした。

あ~、わかります、わかります!
あそこの最上部の傾斜は半端じゃないですよね。ピストンするとリフトは過去に事故があって以来、下りには
乗せてくれませんので自分の足でこれを下らないとならない。2005年の2月のピストンがそれです(^^;)
http://homepage3.nifty.com/komachans3/y ... 050227.htm
相棒はああいうところは楽しいらしいですが、僕は怖くて怖くて(^^;) しかもスキーゲレンデなので穴を
あけないように、と言われるし。

冬の方がまだましと思っていましたが、積雪量によりますね。
1月に会った若桜からの方はほとんどピストンでした。

もう少し、雪が締まったり、数日間降雪が無ければトレースだらけになり歩きやすいですよ。

また、どこかの山で (^o^)/
=================================
★ 矢問(やとう)
★ http://www.komachans.com/
★ Instagram  yatoh3
=================================
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

投稿記事 by 山日和 »

矢問さん、こんばんは。

ここ数日で新雪が降った氷ノ山。数日前までの状況ではなく50cm~100cmの新雪が
さらに積もったという。「トレースがなかったらラッセルが大変だろうな・・・」


冬の氷ノ山は行ったことないんですよ。って、2回しか登ったことないんですが。(^_^;)
そのうちの1回があの伝説の中学校教師間違えられ事件。 :mrgreen:

雪がキツく降ってきた。外では着替えられない。「どうする?やめる?」とMICKEYに
聞くと「8年前も同じ事聞いたよね。どうせ行くんでしょ」と準備開始のMICKEY。


私に聞いてくれたら「やめる!!」で終わりますよ。(^^ゞ

リフト最上部でスノーシュー装着。雪がほぼ止んだ。登り開始なので中着を1枚脱いだ。

リフトで登山開始というのは貝月山の非公開スノー衆以来ありません。
ここのリフトトップは1100mぐらいあるんですねえ。山頂までの標高差は450mほど。
これならラッセルしてみようかという気になりますね。

だんだんコツを想い出したMICKEYと50歩ずつ交代してラッセル。
MICKEYの後ろを2番手として登るとウソのように楽だ。トレースがあるのと無いのと
は大違いなのだ。


そりゃそうでしょ。(^^ゞ
でもふたりで50歩ずつだとすぐに順番が回って来ますね。

スキーの浮力はやはりスゴイ。MICKEYがそのトレースの上をスノーシューで歩いても
さらに20cmほど沈む。


逆立ちしてもスキーには勝てませんよね。でもこれがワカンだともっと苦しいだけですよね。
スノーシューのおかげで雪山が変わりました。

MICKEYをしばらく待って、ゆっくり登っていると30歳代の男性が「ラッセルと
トレースをありがとうございました。楽させてもらい助かりました」と挨拶。
「あと距離で300mだから先に行ってください。南側なのでもう雪は膝下くらいで
深くないから」と僕。「わかりました」と笑顔で先行してくれ、僕とMICKEYが続く。


助かりますね。こっちが休んだら向うも休んで、絶対追いついて来ないヤツもいますからねえ。1

避難小屋に3人で入る。昼食の用意をしているとあとの3人も到着。

山頂の避難小屋はありがたいものです。風の強い日や雪の日はあるとないとではずいぶん気分的に違います。

4人とも甑岩側からも登山者があり、トレースがあると思っていたらしい。

この雪の状態では下からラッセルしてたら辿り着かないのでは?

後続にバランスを崩さないように注意する。レンタルスノーシューを借りたという大阪の
Sさんの物は、横滑りにグリップが全くきかない機種で、やはり途中で横滑りし転倒し
四苦八苦して通過した様子。


ライトニングアッセントの販促営業しました?(^^)

「これ以上進めないです。崖かな?」と先頭の男性。「ここは地形図の1278地点。少し右
(北北東)に進むとまた北西に尾根が出て進めるから」と僕。「了解」と彼。


このあたりをよく知ってる矢問さんがいればこそですね。他の人は矢問さんがいなかったらどうするんだろう。

少し下ると真新しい足跡がある。それも3~4人。ここまで登って氷ノ山越えまでは登ら
ずに引き返したようだ。


そうでしょうねえ。

「日が暮れなくてよかった~」と股関節痛の男性。「僕らだけだったら遭難してたかも。
会えて良かったです」と大阪の男性。またSさんが下山の記念写真を撮って下さる。


おおっ、矢問さんもたまにはいいことするじゃないですか。(^^ゞ

新雪が積もり登りも下りもトレースがない氷ノ山を目一杯楽しめた1日だった。

雪の氷ノ山。面白そうですねえ。行ってみたくなりました。
矢問さん、画像をもっとインライン表示で貼り付けてね~

            山日和

ラッセル不要の山上ヶ岳
ラッセル不要の山上ヶ岳
アバター
矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
連絡する:

Re: 【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

投稿記事 by 矢問 »

山日和さん、こんばんは(^^)

冬の氷ノ山は行ったことないんですよ。って、2回しか登ったことないんですが。(^_^;)
そのうちの1回があの伝説の中学校教師間違えられ事件。

僕たちにとっては子供が小学生や中学生の時に何度も行った山で「困った時の剣尾山」と
「困った時の氷ノ山」なんです(^^) 
長男からは「また氷ノ山にいくのかいな、好きやなぁ」とあきれられたメールが来ました(^^;)

私に聞いてくれたら「やめる!!」で終わりますよ。(^^ゞ
山日和さんなら「ぜったいに行く!!!!」しか返ってこないで~す、あれくらいの降雪なら(^_-)

リフトで登山開始というのは貝月山の非公開スノー衆以来ありません。
あそこも山日和さん達との良い経験でした。相棒も連れて行きたいところです(^^)

ここのリフトトップは1100mぐらいあるんですねえ。山頂までの標高差は450mほど。
これならラッセルしてみようかという気になりますね。

でしょ。僕には丁度良いというか、相棒も良く知るルートですし(^^)

そりゃそうでしょ。(^^ゞ
でもふたりで50歩ずつだとすぐに順番が回って来ますね。

100歩というとぶん殴られそうで(^^;) いつになく登りに弱かった相棒です。別人かと(^^;)
ところがその日は僕が調子が良かったんです(^^)v ウマイ具合になっている夫婦です(^^;)

逆立ちしてもスキーには勝てませんよね。でもこれがワカンだともっと苦しいだけですよね。
これは昔、僕らが雪の蛇谷ヶ峰でワカンで必死に登っているときに初めてスキーを見て、スノーシューを見たときの
驚きの再現でした。新雪でもホントにスゴイ浮力のスキー(^^;)
8年前にこのルートで登ったときは僕がスノーシュー、相棒がワカン。相棒は倹約した代わりにつらかったのだと思います。
このあとやっと「私もスノーシューを買うことに決めた」と言いました(^^)ワッハッハ~!

助かりますね。こっちが休んだら向うも休んで、絶対追いついて来ないヤツもいますからねえ。
こちらが休んだら向こうも停止して休んでるのが見えて「だめだこりゃ」と思いつつ進みましたが、1人が
段々と近づいてきたので「あとは任せる」という気持ちに。もう4時間もがいてましたから。
あとの4人は1時間以上遅い出発でも楽々追いついたようです(;_;)そんなもんですよね~トップを行くと・・・。

山頂の避難小屋はありがたいものです。風の強い日や雪の日はあるとないとではずいぶん気分的に違います。
そうなんですよ。この山の良いのは。息子達が小さい頃もこの小屋がとても安心材料でした。2階には寝具もあるし。

この雪の状態では下からラッセルしてたら辿り着かないのでは?
逆コースも氷ノ山越え手前はキツイ登りですからね・・・。
それにトレースがない日だったので、甑岩のトラバースのきつさを知っている人だったのかも。

ライトニングアッセントの販促営業しました?(^^)
レンタルの人は「買うならこれにします」と言ってました。股関節痛の男性は長い方のライトニングアセントで
失敗して(よく踏みますよね、取り回しがしにくくて)デナリにしたらしいですが、やはり横滑りが少し。
あとの2人はライトニングアセントでした。
日曜日に好日山荘で聞くと3ベルトと1ベルトのが出ましたが、1ベルトは取り付けが簡単だけどずれやすいので
3本ベルトがオススメと言ってました。1本ベルトのは外れたりずれたりするため、補助ベルトまでおまけでついている(^^;)

このあたりをよく知ってる矢問さんがいればこそですね。他の人は矢問さんがいなかったらどうするんだろう。
登りのルートでも「トレースがなかったら全然わからなかった」と言ってました(^^;)
下りも真北に行くし、氷ノ山越えからも夏道(谷筋)を行く予定だったようで、雪の時期のルートは知らないようでした。
「尾根の歩き方やスノーシューのトラバース時の足の置き方など勉強になった~」とメールを頂きました(^^)。
なによりも「お元気な奥様に元気を頂いた」と(^^;)尻セードでは一番はしゃいでましたから(ーー;)ハズカシ・・・・

少し下ると真新しい足跡がある。それも3~4人。ここまで登って氷ノ山越えまでは登ら
ずに引き返したようだ。

そうでしょうねえ。

あのあとがしばらく急斜面なのですが、あと少しで氷ノ山越えだったのになぁ(^^;)

おおっ、矢問さんもたまにはいいことするじゃないですか。(^^ゞ
でしょ~(^^) 闇下はしませんよ~(^_-) 
と言いながら「国道まで出たらまっ暗でも大丈夫だし」と思ってましたし(^^)

雪の氷ノ山。面白そうですねえ。行ってみたくなりました。
山日和さんならもっとおもしろいルートを考えるかな。その時は付いていきます~m(..)m

矢問さん、画像をもっとインライン表示で貼り付けてね
どうしたらいいのかいまだによくわかりません(;_;)カンドさんと同じくいまだにアップ方法に慣れません・・・。
個人ホームページの方で上げているので併せて見て頂いて、ご勘弁をm(..)m (^^;)
=================================
★ 矢問(やとう)
★ http://www.komachans.com/
★ Instagram  yatoh3
=================================
アバター
矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
連絡する:

Re: ★お笑い動画★

投稿記事 by 矢問 »

このまえ、氷ノ山の山頂でお会いしたとても楽しい同年代の方が
YouTubeにアップされているのを見て大笑い(^^)
http://www.youtube.com/watch?v=Rg2te8LZsI0
神様になったり導師になったり(^^;)ハハハハ。
http://www.yamareco.com/modules/yamarec ... 69308.html
ご本人のヤマレコの記録もおもしろい(^^)。
=================================
★ 矢問(やとう)
★ http://www.komachans.com/
★ Instagram  yatoh3
=================================
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

投稿記事 by biwaco »

矢問さん、こんばんは~
今ごろは明日に備えてもう夢のなかかなあ?

氷ノ山には行ったことないんです。
ここだけの話ですけど、私の生まれ故郷はお蕎麦の出石町。この山はすぐ近くなんですけど、子どものころに京都府に引っ越したんで、そのまんまご無沙汰になってしまいました。
冷たい氷の山に熱いお二人での二人三脚登山でしたか~(^_-) さぞ山の雪も融けてしまったことでしょう。

youtubeの動画、見せてもらいました。!(^^)!
導師は山日和さんだけかと思ってたら、ここにもおわしましたか!(@_@;)

しかし、さすがに大雪ですね~。ぜひ一度は行ってみたいもんです。なんせ、故郷の山ですから…。
ああ、神鍋山や鉢伏にはスキーで行ったことあるんですけどね。

僕ら以外は、連休なのでこのあともスノーボードやスキーで楽しむ予定らしい。
綺麗な景色を見つつ、国道を歩き途中でお別れして、僕らは駐車場へと向かう。
「あ~、楽しかった。来て良かった。尻セード、最高!」とMICKEY。
登りの時の文句タラタラは吹っ飛んでいる様子。良かった、ホッ。


良かったね~、コワイ?MICKEYさんのご機嫌が直って(^_-)
円や万は一時、夫婦円満は一生~!(^^)!
これからも、いい山を楽しんで下さいナ。

               ~biwaco
アバター
矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
連絡する:

Re: 【但馬】新雪ラッセル三昧の氷ノ山

投稿記事 by 矢問 »

biwacoさん、こんばんは(^^)
氷ノ山、また行くようなときは声をかけて下さいね(^^)
新緑も黄葉もいいですよ(^^)

矢問
=================================
★ 矢問(やとう)
★ http://www.komachans.com/
★ Instagram  yatoh3
=================================
返信する