【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2013年1月27日(日)
【山 域】大峰山脈中部 頂仙岳1717.6m
【天 候】曇り時々晴れ
【コース】熊渡8:03---8:39林道終点---10:47川合道11:00---12:24頂仙岳13:26---14:17カナビキ尾根分岐14:27---
     15:02天女の舞---16:18上部林道---16:55熊渡

 川迫(こうぜい)川沿いに走る国道とは名ばかりの酷道309号線にはほとんど雪の影もなかった。北の方は昨日から
大雪が降り続いている。スタートしていくらも進まない内にギブアップするのも嫌なので大峰を選んだのだが、予想以
上に雪が少ないようだ。これを楽勝と喜ぶべきなのか、面白みが少ないと憂うべきなのか。

 弥山川入口の熊渡に4台の車が止まっていたのは予想外だった。下山したのか1台分のスペースがぽっかりと空い
ていて助かった。
ここから林道を進んで弥山川左岸尾根であるカナビキ尾根を辿るのは7年振りである。
前回は八経ヶ岳を目指したものの、時間、体力ともに不足して日裏山で敗退している。おまけにその時は弥山川の源
流で川にはまってしまった。

forum/1654.html

厳冬期の八経ヶ岳日帰りはよほどの好条件が揃わないと難しい。今回は出発が遅いこともあって途中の頂仙岳が目
標だ。

 林道はうっすら雪が積もっているが、地肌が露出しているところもある。数名分の足跡が残っているが、下山の足跡
は先ほどのスペースの主だろう。昨日のものにしては真新しい感じだが、今日だったら時間が早過ぎる。
 林道終点から斜面を巻くように植林帯を上がって行く。このルートはカナビキ尾根とは言いながら、尾根芯を歩くところ
は意外に少ない。
中途半端な積雪の下に凍結層があり、足跡で固められているせいもあってアイゼンを履いた。なくても歩けないわけで
はないが、スリップしまいと踏ん張る力のロスがもったいないのだ。

 やっと尾根に乗った。ここは両サイドが植林ながら、尾根芯だけは気持ちのいい自然林が残されているいいところだ。
トレースはなぜか夏道を忠実に辿って植林の中をトラバースするように付けられていた。どうせなら真っすぐ尾根を上が
ればいいのにと思いながらもありがたくトレースを使わせて頂く。このあたりで積雪は50センチぐらいか。

 2人パーティーが下りてきた。この時間の下山なら泊まりのはずだがやけに荷物が小さい。
次に下りてきたのはデカいザックを担いだ単独者。足元はライトニングアッセントだ。この雪質でこの急な尾根をスノーシ
ューで下りるとはなかなかの使い手だろう。
しかしスノーシューのおかげでトレースのステップが消えて斜面になってしまって歩き辛い。登りはともかく、急な下りの
スノーシューのトレースはシリセード跡みたいなもので、つぼ足登山者にとってはいい迷惑だろう。
スノーシュー派の自分としても考えさせられた。

 あまり面白みのないカナビキ尾根ルートは最後に劇的な展開を見せる。右から上がってくるナメリ谷の源頭部にはブ
ナ林が広がり、見渡す限り純白の衣装を纏っている。今年初の霧氷は期待をはるかに上回る素晴らしさで現われた。
頭上には青空が広がり、霧氷の美しさを一段と引き立てている。このあたりまで来ると雪はぐっと増えて、トレースを外
れると太ももあたりまで潜ることもある。
 トレースはそのまま弥山方面へ上がっているので、トラバースして最低鞍部へ向かう。川合からの登山道と出合うこ
の鞍部には素晴らしいブナ林が広がる。栃尾辻方面にもブナ林が続き、小広い尾根上は霧氷の回廊となっていた。
全身に氷を纏って凍てついたブナが寒そうに見えないのは日の光のおかげだ。太陽はすべての生きるものに命を吹き
込んでくれる。

[attachment=0]P1110023_1_1.JPG[/attachment]
 アイゼンをスノーシューに換装して弥山方面へ向かうと積雪量が目に見えて増えてきた。
深い森の中を行くこの尾根道では強風で雪が飛ばされることもなく、ただ降り積もるばかりなのだろう。それでも時々風
の通り道になっているところがあり、そこではまったく沈まないほどクラストしている。
ブナは少なく針葉樹が主体の森で、枝葉にたっぷり着いた雪氷の重みで垂れ下がってちょっと変わったオブジェを作り
出していた。
 前方から2人パーティーがやってきた。20代と見える若者で、狼平から弥山まで頑張ったが八経ヶ岳には届かなかっ
たと屈託なく笑っている。トレースもバッチリ付けときましたと笑顔で下って行った。
こういう若者が増えれば登山界も心強いというものだ。

 1598mピークを巻いて頂仙岳北の鞍部に着いた。ここからはトレースを外れて直登ルートを進む。トレースは夏道通り
西斜面を巻いている。
深い新雪とクラスト雪面が交互に現われた。新雪の下は凍結しているところが多く、足を踏み込んでもズルズルと後退
してしまうので難儀である。
山頂まではわずかな登りを残すだけなのに、どうせ山頂に立ったところで展望がいいわけでもいい樹林があるわけでも
ないしと、やめる言い訳を考えている自分が情けない。

[attachment=1]P1110048_1_1.JPG[/attachment]
 モンスターのような雪に覆われた針葉樹が通せんぼをするようになると頂仙岳山頂だ。木の間を縫ってわずかな切り
開きのある三角点に立った。
山頂をカットして適当なところでメシを食って帰ってもそれなりの満足感は得られるだろう。しかし山頂に到達することで
初めて山行として完結する部分もあるのは確かだ。
やっぱりここまで来てよかったと思う。晴れそうでなかなかスカッと晴れてはくれないが、風もなく穏やかだ。三角点の
横に腰を降ろしていつもの鍋ランチを楽しむ。
ほとんど展望のない山頂で、わずかに北方向の一部だけが開け、弥山からトサカ尾への稜線が一面の霧氷に覆われ
て輝いていた。

 カナビキ尾根の分岐まで戻る途中で単独者が上がってきた。この時間なら泊まりしかあり得ないが荷物は少なそうで
ワカンも持っていない。軽く挨拶をしただけで通り過ぎた。

 このままカナビキ尾根を下りたのでは芸がない。P1518mの先から北に伸びる尾根を下りてみよう。
尾根の分岐のあたりは「天女の舞」と名付けられているらしい。なんともベタなネーミングだが、それなりの理由はある
のだろう。もちろん昔にはなかった名前である。
 ノートレースのはずの行く手には先の若者2人組の足跡が残されていた。下に止まっていた4台の内の1台だとは思っ
ていたが、同じことを考えていたのか。
鞍部からP1518mへの緩やかな登りに本日一番のブナ林があった。悉く霧氷に輝いて、美しいという言葉さえ陳腐に思
えてしまう。

[attachment=2]P1110099_1_1.JPG[/attachment]
 P1518はいいピークだった。頂仙岳よりもはるかに落ち着くランチの適地である。このピークは以外に展望も利き、大峰
前衛の山々を望むことができる。
ここからわずかに下ったところが北尾根の分岐点だが、意外なことにトレースは栃尾辻の方へ向かっていた。ということ
は、駐車地の車の主ではないということか。
 こちらも少し栃尾辻の方へ下って「天女の舞」の看板を確かめた。確かにいいところであるが、この命名の根拠は何な
のだろう。ある条件、例えば霧氷が風に飛ばされてあたり一面キラキラと輝いていたというようなことなら場所とは関係
ない。特殊な条件に恵まれなければ見られない風景を地名とするべきではないと思うがどうなのだろう。先に述べたこ
とは私の想像に過ぎないが。ここへ夏に来て、青々とした樹林を眺めて天女が舞っているようだとはとても言えないと思
うのである。

[attachment=4]P1110120_1_1.JPG[/attachment][attachment=3]P1110111_1_1.JPG[/attachment]
 閑話休題。
「天女の舞」あたりからは稲村ヶ岳・大日山の迫力満点の姿を望むことができる。その真っ白な姿はびっしりと霧氷に覆
われていることを想像させる。稲村や山上ヶ岳も今日の候補地に入っていた。山行に展望というスパイスを加えるならば
そちらの方がよかったかもしれない。しかし何度も登り過ぎて新鮮味という点では物足りないのもまた事実である。

 北尾根に入る。尾根芯はブナ林でなかなかいいじゃないかと思わせた。ところが少し進むと早くも植林帯となり、それ
は最後まで変わることがなかった。趣向を変えるという意味ではいい選択だと思ったのだが、これならカナビキ尾根の
方がマシである。
 急斜面を終えて尾根が広大になった地点では方向を間違えて、危うく東へ下りそうになってしまった。
地図を見ていれば北に進みさえすればというところだが、結構地形が複雑なのと植林で見通しが利かないのとで50m
ほど下ってから気付いて登り返すという失態を演じてしまったのだ。ここまで途切れなくテープがあったのに屈曲点で
見失ったのも一因だが、だいたいテープを頼りに歩いていること自体が失格である。
本来の尾根に戻ると見事なほどの植林、伐採斜面が続いた。伐木がそのままなので真っすぐ下りられない。
 やがて地図にない林道に出た。これはネット情報で確認済だ。ショートカットして直線的に下り、林道の最下部に出た。
これを右に取れば朝の林道の弥山川分岐あたりに出るが遠回りだ。このまま直進すれば距離は大幅に短縮できる。
但し、ここを歩いた記録は見ていない。伐採跡の雪がわずかに積もっただだっ広い斜面を委細構わず進む。
下りの途中で履き替えたアイゼンはそのままだ。最後は右へ回り込んで段差なく林道へ下り立った。
そこから先の林道の法面は20~30mはあるガケが続いて、左寄りに進めば立ち往生していただろう。

 駐車地に戻ると朝あった車はなく、新しい車が1台止まっていた。これが頂仙岳からの帰路で出合った単独者のもの
だろう。と思っていたら林道を2人連れが下りてきた。聞けば双門滝を見に行ったが行き着けずに帰ってきたと言う。
そして彼らがこの車の主だった。と言うことは、山上であった単独者はどこから来たのか。カナビキ尾根分岐から天女
の舞の間は若者2人組の下りのトレースしかなかったはずである。単独者にはちゃんと足があったと思うが・・・

 下山後は久しぶりの天の川温泉で冷え切った体を温めた。ここの桧風呂は最高に心地良く、適温の湯と相まって至
福のひと時を与えてくれた。冬の夕方ともなればほとんど客もおらずほとんど貸切状態。
すっかり温まって帰る頃には、私の車が最後の1台になっていた。

                                山日和
添付ファイル
霧氷の回廊
霧氷の回廊
新調したピッケルと山頂標識
新調したピッケルと山頂標識
P1518m
P1518m
天女の舞付近
天女の舞付近
稲村・大日を望む
稲村・大日を望む
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

 【山 域】大峰山脈中部 頂仙岳1717.6m

大峰方面は久し振りじゃないですか?

 川迫(こうぜい)川沿いに走る国道とは名ばかりの酷道309号線にはほとんど雪の影もなかった。
 北の方は昨日から大雪が降り続いている。
 スタートしていくらも進まない内にギブアップするのも嫌なので大峰を選んだのだが、
 予想以上に雪が少ないようだ。これを楽勝と喜ぶべきなのか、面白みが少ないと憂うべきなのか。


南のほうは、道のまわりは案外雪が少ないんですね。
駐車場所の心配をしないでいいから、いいのかな。
でも、道にも適当に雪があるほうが、雪山へ向かうムードが盛り上がるのに。
まあ、ちゃんと山に雪があればOKですけど。
それから、川迫川は「こうせがわ」じゃないですか。

 中途半端な積雪の下に凍結層があり、足跡で固められているせいもあってアイゼンを履いた。
 なくても歩けないわけではないが、スリップしまいと踏ん張る力のロスがもったいないのだ。


いい悪いの問題じゃなくてですが、昔とはえらい変わりましたねえ。

 しかしスノーシューのおかげでトレースのステップが消えて斜面になってしまって歩き辛い。
 登りはともかく、急な下りのスノーシューのトレースはシリセード跡みたいなもので、
 つぼ足登山者にとってはいい迷惑だろう。
 スノーシュー派の自分としても考えさせられた。


なるほど、言われてみるとそうですね。
スノーシューで下った後はグジャグジャ。

 山頂まではわずかな登りを残すだけなのに、
 どうせ山頂に立ったところで展望がいいわけでもいい樹林があるわけでもないしと、
 やめる言い訳を考えている自分が情けない。


ワシは、すぐにその「情けない気持ち」にフタをして、
「本日はここまで!」というシールを貼り付けてしまいます。

 山頂をカットして適当なところでメシを食って帰ってもそれなりの満足感は得られるだろう。
 しかし山頂に到達することで初めて山行として完結する部分もあるのは確かだ。
 やっぱりここまで来てよかったと思う。


うむむ、その、確かにそうなんです……。
山頂までがんばった時は、やっぱり来てよかったと思うからなあ。

 カナビキ尾根の分岐まで戻る途中で単独者が上がってきた。
 この時間なら泊まりしかあり得ないが荷物は少なそうで
 ワカンも持っていない。軽く挨拶をしただけで通り過ぎた。


冬山の泊まりなのに、えらい軽装の人なんですね。

 このままカナビキ尾根を下りたのでは芸がない。P1518mの先から北に伸びる尾根を下りてみよう。
 尾根の分岐のあたりは「天女の舞」と名付けられているらしい。
 なんともベタなネーミングだが、それなりの理由はあるのだろう。
 もちろん昔にはなかった名前である。


また、なんで天女が舞うことになったんでしょう。
羽衣の松でもあるのかな。

 鞍部からP1518mへの緩やかな登りに本日一番のブナ林があった。
 悉く霧氷に輝いて、美しいという言葉さえ陳腐に思えてしまう。


霧氷、いいですね。

 こちらも少し栃尾辻の方へ下って「天女の舞」の看板を確かめた。
 確かにいいところであるが、この命名の根拠は何なのだろう。


考えても、答えはないんじゃないですか。
単なる思いつきでしょう。

 急斜面を終えて尾根が広大になった地点では方向を間違えて、危うく東へ下りそうになってしまった。
 地図を見ていれば北に進みさえすればというところだが、結構地形が複雑なのと植林で見通しが利かないのとで50m
ほど下ってから気付いて登り返すという失態を演じてしまったのだ。
 ここまで途切れなくテープがあったのに屈曲点で
 見失ったのも一因だが、だいたいテープを頼りに歩いていること自体が失格である。


テープがあれば、手抜きしてそれに従ってしまうときがありますね。

 駐車地に戻ると朝あった車はなく、新しい車が1台止まっていた。
 これが頂仙岳からの帰路で出合った単独者のものだろう。
 と思っていたら林道を2人連れが下りてきた。
 聞けば双門滝を見に行ったが行き着けずに帰ってきたと言う。
 そして彼らがこの車の主だった。
 と言うことは、山上であった単独者はどこから来たのか。
 カナビキ尾根分岐から天女の舞の間は若者2人組の下りのトレースしかなかったはずである。
 単独者にはちゃんと足があったと思うが・・・


空から舞い降りてきたのかな。
「天女の舞」は「おっさんの舞」に改称ですね。

 下山後は久しぶりの天の川温泉で冷え切った体を温めた。
 ここの桧風呂は最高に心地良く、適温の湯と相まって至福のひと時を与えてくれた。
 冬の夕方ともなればほとんど客もおらずほとんど貸切状態。
 すっかり温まって帰る頃には、私の車が最後の1台になっていた。


天の川温泉、懐かしい響きです。
天川村のほうへ、もう何年行ってないんだろう。

よい山旅を!
                洞吹(どうすい)
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by biwaco »

導師サマ、ご無沙汰です~
スノー衆にもドタキャンでスリップしっぱなし。2月のpart2にも間に合うかどうか…(@_@;)
まあ、みなさんのレポを垂涎の思いで眺めながら春を待ちます。

美濃に若狭に大峰に…と、相変わらず、♪疲れを知らない子供のように~あちこち出没してますね。
わたしのシューはお蔵入りしたまんま。兎夢さんにでも使ってもらおうかな?
頂仙岳といえば弥山の手前ですね。そういえば昨年だったかもレポがあったような…。

 川迫(こうぜい)川沿いに走る国道とは名ばかりの酷道309号線にはほとんど雪の影もなかった。北の方は昨日から
大雪が降り続いている。スタートしていくらも進まない内にギブアップするのも嫌なので大峰を選んだのだが、予想以
上に雪が少ないようだ。これを楽勝と喜ぶべきなのか、面白みが少ないと憂うべきなのか。


R309か…。大峰も長いこと行ってないなあ。(-_-;)
雪は上に行ったらあるでしょう?

中途半端な積雪の下に凍結層があり、足跡で固められているせいもあってアイゼンを履いた。なくても歩けないわけで
はないが、スリップしまいと踏ん張る力のロスがもったいないのだ。


そうそう、省エネ登高でないとパワー切れになりますから~。

 やっと尾根に乗った。ここは両サイドが植林ながら、尾根芯だけは気持ちのいい自然林が残されているいいところだ。
トレースはなぜか夏道を忠実に辿って植林の中をトラバースするように付けられていた。どうせなら真っすぐ尾根を上が
ればいいのにと思いながらもありがたくトレースを使わせて頂く。このあたりで積雪は50センチぐらいか。


雪、多いじゃないですか。

 トレースはそのまま弥山方面へ上がっているので、トラバースして最低鞍部へ向かう。川合からの登山道と出合うこ
の鞍部には素晴らしいブナ林が広がる。栃尾辻方面にもブナ林が続き、小広い尾根上は霧氷の回廊となっていた。
全身に氷を纏って凍てついたブナが寒そうに見えないのは日の光のおかげだ。太陽はすべての生きるものに命を吹き
込んでくれる。


ムヒョー!霧氷の回廊…。ここ、雪の季節には歩いたことないので、いつかチャレンジしたいけど…。

 前方から2人パーティーがやってきた。20代と見える若者で、狼平から弥山まで頑張ったが八経ヶ岳には届かなかっ
たと屈託なく笑っている。トレースもバッチリ付けときましたと笑顔で下って行った。
こういう若者が増えれば登山界も心強いというものだ。


そう、美味しいトレースも頂けるしね(^_-)

 1598mピークを巻いて頂仙岳北の鞍部に着いた。ここからはトレースを外れて直登ルートを進む。トレースは夏道通り
西斜面を巻いている。


夏道は高崎横手の巻き道ですね。やはり今度も直登ルートですか。(@_@;)

深い新雪とクラスト雪面が交互に現われた。新雪の下は凍結しているところが多く、足を踏み込んでもズルズルと後退
してしまうので難儀である。
山頂まではわずかな登りを残すだけなのに、どうせ山頂に立ったところで展望がいいわけでもいい樹林があるわけでも
ないしと、やめる言い訳を考えている自分が情けない。


と言いながら、やっぱりピークへ向かっている…。

 モンスターのような雪に覆われた針葉樹が通せんぼをするようになると頂仙岳山頂だ。木の間を縫ってわずかな切り
開きのある三角点に立った。
山頂をカットして適当なところでメシを食って帰ってもそれなりの満足感は得られるだろう。しかし山頂に到達することで
初めて山行として完結する部分もあるのは確かだ。


山の字だって真ん中が一番高いもんね。両端のトンガリではやっぱり…。

 カナビキ尾根の分岐まで戻る途中で単独者が上がってきた。この時間なら泊まりしかあり得ないが荷物は少なそうで
ワカンも持っていない。軽く挨拶をしただけで通り過ぎた。


どうしたんでしょう? 

 このままカナビキ尾根を下りたのでは芸がない。P1518mの先から北に伸びる尾根を下りてみよう。
尾根の分岐のあたりは「天女の舞」と名付けられているらしい。なんともベタなネーミングだが、それなりの理由はある
のだろう。もちろん昔にはなかった名前である。


栃尾辻への尾根には「ナメリ坂」と書いてありますが…。

 こちらも少し栃尾辻の方へ下って「天女の舞」の看板を確かめた。確かにいいところであるが、この命名の根拠は何な
のだろう。ある条件、例えば霧氷が風に飛ばされてあたり一面キラキラと輝いていたというようなことなら場所とは関係
ない。特殊な条件に恵まれなければ見られない風景を地名とするべきではないと思うがどうなのだろう。先に述べたこ
とは私の想像に過ぎないが。ここへ夏に来て、青々とした樹林を眺めて天女が舞っているようだとはとても言えないと思
うのである。


天女といえば羽衣伝説。てことは水浴びした池とかが必要ですが、co1450mの平坦地にでも秘められた池塘が存在してるのでは?

 閑話休題。


休題と言いながら下りの核心部じゃないですか。
とにかく北へ真っ直ぐ下ればいいんですね。(それが一番難しい)
それにしても・1364からの下りはキツそうですね。(@_@;)

 駐車地に戻ると朝あった車はなく、新しい車が1台止まっていた。これが頂仙岳からの帰路で出合った単独者のもの
だろう。と思っていたら林道を2人連れが下りてきた。聞けば双門滝を見に行ったが行き着けずに帰ってきたと言う。
そして彼らがこの車の主だった。と言うことは、山上であった単独者はどこから来たのか。カナビキ尾根分岐から天女
の舞の間は若者2人組の下りのトレースしかなかったはずである。単独者にはちゃんと足があったと思うが・・・


もう、避難小屋やテントの独り寝はできないよー(-_-)
でも、このアルツ頭ならすぐに忘れるか…(;一_一)

 下山後は久しぶりの天の川温泉で冷え切った体を温めた。ここの桧風呂は最高に心地良く、適温の湯と相まって至
福のひと時を与えてくれた。冬の夕方ともなればほとんど客もおらずほとんど貸切状態。
すっかり温まって帰る頃には、私の車が最後の1台になっていた。


天の川温泉って、どこにあるの? 洞川の入り口のところの公衆浴場には入ったことあるけど。

             ~biwaco                               
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by ふ~さん »

おはようございます、山日和さん。

>厳冬期の八経ヶ岳日帰りはよほどの好条件が揃わないと難しい。今回は出発が遅いこともあって途中の頂仙岳が目標だ。

大峰だとアプローチにかなり時間もかかりますね。

>山頂まではわずかな登りを残すだけなのに、どうせ山頂に立ったところで展望がいいわけでもいい樹林があるわけでも
ないしと、やめる言い訳を考えている自分が情けない。

私などはもっと低レベルで、週末ごとに、山に行かない理由を一生懸命ひねり出そうとしています。

>尾根の分岐のあたりは「天女の舞」と名付けられているらしい。なんともベタなネーミングだが、それなりの理由はある
のだろう。もちろん昔にはなかった名前である。

つけたもの勝ちなのでしょうか。言い得て妙というのもあれば、自己満足的なものもあるでしょう。仲間内で呼んでいるうちは害もなさそうですが、標識をつけるようになると違和感を覚えることがあります。まぁ、山日和さんにぴったりなのは「天女の舞」ならぬ「糞尿の舞」でしょうが。

>最後は右へ回り込んで段差なく林道へ下り立った。そこから先の林道の法面は20~30mはあるガケが続いて、左寄りに進めば立ち往生していただろう。

普段の心がけというよりは、単に運が良かっただけだと思います。(きっぱり)

>単独者にはちゃんと足があったと思うが・・・

足がないことに気がつかなかっただけだと思います。(きっぱり)

>下山後は久しぶりの天の川温泉で冷え切った体を温めた。ここの桧風呂は最高に心地良く、適温の湯と相まって至福のひと時を与えてくれた。冬の夕方ともなればほとんど客もおらずほとんど貸切状態。すっかり温まって帰る頃には、私の車が最後の1台になっていた。

私も先日は冷えて固まった身体をほぐすために珍しく(?)温泉に入って帰りました。帰り際、大挙して観光バスの客が押し寄せ、きわどいところで芋の子を洗うような混雑を避けました。

 ふ~さん
 
kando1945
記事: 402
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

Re: 【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by kando1945 »

山日和さん、おはようございます。

 やっと尾根に乗った。ここは両サイドが植林ながら、尾根芯だけは気持ちのいい自然林が残されているいいところだ。
トレースはなぜか夏道を忠実に辿って植林の中をトラバースするように付けられていた。どうせなら真っすぐ尾根を上が
ればいいのにと思いながらもありがたくトレースを使わせて頂く。このあたりで積雪は50センチぐらいか。

20日に八経ヶ岳に挑戦しましたが、日裏山手前で断念しました。
この時、私も前から何でまっすぐ尾根をあがらないのか疑問に思っていましたので尾根を直登してみました。
無雪期ならよかったのですが、この日は雪がところによっては4~50cmあって、アイゼンでしたので
かなりズボズボきてかえって疲れてしまいました。トレースを使った方がよかったです。


 このままカナビキ尾根を下りたのでは芸がない。P1518mの先から北に伸びる尾根を下りてみよう。
尾根の分岐のあたりは「天女の舞」と名付けられているらしい。なんともベタなネーミングだが、それなりの理由はある
のだろう。もちろん昔にはなかった名前である。
鞍部からP1518mへの緩やかな登りに本日一番のブナ林があった。悉く霧氷に輝いて、美しいという言葉さえ陳腐に思
えてしまう。

以前、天女の舞を降りたことがありました。確かに樹氷が付けば綺麗なところだろうという記憶があります。
20日も、行っていたら綺麗だったと思います。行くことを思いつかなかったことが悔やまれます。

 
こちらも少し栃尾辻の方へ下って「天女の舞」の看板を確かめた。確かにいいところであるが、この命名の根拠は何な
のだろう。ある条件、例えば霧氷が風に飛ばされてあたり一面キラキラと輝いていたというようなことなら場所とは関係
ない。特殊な条件に恵まれなければ見られない風景を地名とするべきではないと思うがどうなのだろう。先に述べたこ
とは私の想像に過ぎないが。ここへ夏に来て、青々とした樹林を眺めて天女が舞っているようだとはとても言えないと思
うのである。

確かにネットで天女の舞に行ったという記事を見て、行きたい気持ちがそそられましたが、行ってみると
それほどでもない印象でした。そんなところはどこにでもあるようです。昨年秋に、瑠璃渓に行きましたが
あちこちに気恥ずかしくなるような名前がつけてあります。


 北尾根に入る。尾根芯はブナ林でなかなかいいじゃないかと思わせた。ところが少し進むと早くも植林帯となり、それ
は最後まで変わることがなかった。趣向を変えるという意味ではいい選択だと思ったのだが、これならカナビキ尾根の
方がマシである。
 急斜面を終えて尾根が広大になった地点では方向を間違えて、危うく東へ下りそうになってしまった。
地図を見ていれば北に進みさえすればというところだが、結構地形が複雑なのと植林で見通しが利かないのとで50m
ほど下ってから気付いて登り返すという失態を演じてしまったのだ。ここまで途切れなくテープがあったのに屈曲点で
見失ったのも一因だが、だいたいテープを頼りに歩いていること自体が失格である。
本来の尾根に戻ると見事なほどの植林、伐採斜面が続いた。伐木がそのままなので真っすぐ下りられない。

この天女の舞から降りる道は再び来たいとは思いませんね。

27日は、奥の畑谷から清水の頭、雨乞岳を周回しました。
出発直前に北摂の天気があまりによかったので、三峰山から変更したのですが現地は雪雲の中でした。


                               
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。

大峰方面は久し振りじゃないですか?

1年半振りですかね。岩本谷からキレットへ上がった時以来ですが、帰路でガードレールで腹切りして足が遠のきました。

南のほうは、道のまわりは案外雪が少ないんですね。
駐車場所の心配をしないでいいから、いいのかな。
でも、道にも適当に雪があるほうが、雪山へ向かうムードが盛り上がるのに。
まあ、ちゃんと山に雪があればOKですけど。
それから、川迫川は「こうせがわ」じゃないですか。


それはそうなんですが、アプローチと駐車は楽ですね。
登山を始めた頃から「こうぜい」と読んでました。大昔のガイドブックにはそう書いてあったと記憶してます。刷り込まれちゃってるんですねえ。

[attachment=2]P1100974_1.JPG[/attachment]
いい悪いの問題じゃなくてですが、昔とはえらい変わりましたねえ。

チカラ任せの若い頃とは様変わりです。

なるほど、言われてみるとそうですね。
スノーシューで下った後はグジャグジャ。


そうそう。足をまともに置けないし、結構難儀しますね。スノーシューで下る時はツボ足トレースを外した方が世のため人のためですね。

ワシは、すぐにその「情けない気持ち」にフタをして、
「本日はここまで!」というシールを貼り付けてしまいます。


そのシールはどこで売ってます?(^^ゞ

うむむ、その、確かにそうなんです……。
山頂までがんばった時は、やっぱり来てよかったと思うからなあ。


でしょー。山頂にはこだわらないとか言いながらも、やっぱり違うんですよね。
これが山頂を目的としない鈴鹿ならこだわる必要もないんだけど。

[attachment=1]P1110050_1.JPG[/attachment]
冬山の泊まりなのに、えらい軽装の人なんですね。

そのように見えたんですが、ちゃんと装備が入ってたのかな?

また、なんで天女が舞うことになったんでしょう。
羽衣の松でもあるのかな。


天女が舞うところを拝見したかったですわ。羽衣持って帰ったら困るやろねえ。
「裸じゃいやーん」

>こちらも少し栃尾辻の方へ下って「天女の舞」の看板を確かめた。
 確かにいいところであるが、この命名の根拠は何なのだろう。

考えても、答えはないんじゃないですか。
単なる思いつきでしょう。


立派な看板がありました。なんか役場関係が付けたような感じです。

[attachment=0]P1110113_1.JPG[/attachment]
テープがあれば、手抜きしてそれに従ってしまうときがありますね。

そうなんですわー。いつもテープを鬱陶しいと言ってるくせにねえ。

空から舞い降りてきたのかな。
「天女の舞」は「おっさんの舞」に改称ですね。


それも言うなら「おっさんの怪」ですわ。

天の川温泉、懐かしい響きです。
天川村のほうへ、もう何年行ってないんだろう。


私も数年振りでしたが、いい湯でした。

              山日和
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Re: 【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by 山日和 »

biwacoさん、どうもです。

スノー衆にもドタキャンでスリップしっぱなし。2月のpart2にも間に合うかどうか…(@_@;)
まあ、みなさんのレポを垂涎の思いで眺めながら春を待ちます。


その後具合はいかがでしょうか? またスルメ焼いてほしいなあ。

美濃に若狭に大峰に…と、相変わらず、♪疲れを知らない子供のように~あちこち出没してますね。

シクラメンの香りならぬヤブメンの臭いではぜんぜん清々しくないですね~。(^^ゞ

R309か…。大峰も長いこと行ってないなあ。(-_-;)
雪は上に行ったらあるでしょう?


ひょっとしていきなり積雪期に初めて行った大普賢以来?

そうそう、省エネ登高でないとパワー切れになりますから~。

情けないけど体力温存です。

[attachment=2]P1110061_1.JPG[/attachment]
>このあたりで積雪は50センチぐらいか。

雪、多いじゃないですか。


そうですか~?

ムヒョー!霧氷の回廊…。ここ、雪の季節には歩いたことないので、いつかチャレンジしたいけど…。

この鞍部と言うか、台地はいいですねえ。頂仙岳山頂よりはるかにいいです。

>こういう若者が増えれば登山界も心強いというものだ。

そう、美味しいトレースも頂けるしね(^_-)


そうそう、若いモンに任せましょう。おっと、若くないけどkitayamaさんにもね。 :D

[attachment=1]P1110079_1.JPG[/attachment]
夏道は高崎横手の巻き道ですね。やはり今度も直登ルートですか。(@_@;)
と言いながら、やっぱりピークへ向かっている…。


弥山・八経ヶ岳が目的なら巻いてスルーする山頂ですが、今回はハナからそっちはあきらめてたのでここを目的に
せざるを得なかったんですわ。一度登って面白くもないことはわかってたんだけど・・・

山の字だって真ん中が一番高いもんね。両端のトンガリではやっぱり…。

真央ちゃんでも北島康介でもやっぱり真ん中に立ちたいでしょう。
真ん中が「金」ですからね。私も真ん中に二つも「金」持ってますが・・・(^_^;)

>尾根の分岐のあたりは「天女の舞」と名付けられているらしい。なんともベタなネーミングだが、それなりの理由はある
のだろう。もちろん昔にはなかった名前である。

栃尾辻への尾根には「ナメリ坂」と書いてありますが…。


これは最近付けられた名前でしょう。「天女のナメリ」だとふ~さんが喜びそう。 :mrgreen:

天女といえば羽衣伝説。てことは水浴びした池とかが必要ですが、co1450mの平坦地にでも秘められた池塘が存在してるのでは?

そんな気の利いたものはないですね。考え見たら大峰には山上の池というのがないですね。
地質学的な理由があるんでしょう。

[attachment=0]P1110112_1.JPG[/attachment]
休題と言いながら下りの核心部じゃないですか。
とにかく北へ真っ直ぐ下ればいいんですね。(それが一番難しい)
それにしても・1364からの下りはキツそうですね。(@_@;)


1364m近辺はヤセ尾根で岩場っぽいところもあり(巻いて下れます)、あまり快適とは言えないですね。
尾根が広くなってからは見通しが利かないこともあってわかりにくいですが、とにかく北へ!!ですね。

もう、避難小屋やテントの独り寝はできないよー(-_-)
でも、このアルツ頭ならすぐに忘れるか…(;一_一)


枕元へ来て話し相手になってくれるかも。

天の川温泉って、どこにあるの? 洞川の入り口のところの公衆浴場には入ったことあるけど。

分岐点の川合から洞川の反対側へ5分ほど行ったところです。洞川の公衆温泉ができる前はここしかなかったんですよ。

               山日和
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霧氷には青空が似合います
霧氷には青空が似合います
望遠で捉えた稲村と大日
望遠で捉えた稲村と大日
昔懐かし、天理大ワンゲルの道標
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Re: 【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、どうもです。

大峰だとアプローチにかなり時間もかかりますね。

ところが私の家からだと大峰のこのあたりが一番近いんです。片道100キロあまり。
1時間半で行ける数少ない登山口なんです。

私などはもっと低レベルで、週末ごとに、山に行かない理由を一生懸命ひねり出そうとしています。

それは奇っ怪な。奥さんに山へ行く理由をひねり出してるんじゃないの?(^^ゞ

[attachment=1]P1110047_1.JPG[/attachment]
つけたもの勝ちなのでしょうか。言い得て妙というのもあれば、自己満足的なものもあるでしょう。仲間内で呼んでいるうちは害もなさそうですが、標識をつけるようになると違和感を覚えることがあります。まぁ、山日和さんにぴったりなのは「天女の舞」ならぬ「糞尿の舞」でしょうが。

漬物屋じゃあるまいし、つけたもん勝ちってなことはないでしょう。
鈴鹿ではバリハイ仲間の呼称が地名になってしまった例もありますね。「ブナ清水」はその典型でしょう。
しかし最後のくだりはなんなんざんしょ。スカトロふーさんのあまりの言い草に「憤怒の舞」を踊りそうです。 :mrgreen:

普段の心がけというよりは、単に運が良かっただけだと思います。(きっぱり)

運を味方に付けるのが真の実力者です。(きっぱり)

足がないことに気がつかなかっただけだと思います。(きっぱり)

そう言われたらそうかも・・・・(やっぱり)

[attachment=0]P1110103_1.JPG[/attachment]
私も先日は冷えて固まった身体をほぐすために珍しく(?)温泉に入って帰りました。帰り際、大挙して観光バスの客が押し寄せ、きわどいところで芋の子を洗うような混雑を避けました。

それはラッキーでしたね。ふ~さんも自分の小芋の子を洗うだけで済みましたか。(^^)/

              山日和
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Re: 【大峰】霧氷の回廊 頂仙岳

投稿記事 by 山日和 »

kando1945さん、どうもです。

20日に八経ヶ岳に挑戦しましたが、日裏山手前で断念しました。
この時、私も前から何でまっすぐ尾根をあがらないのか疑問に思っていましたので尾根を直登してみました。
無雪期ならよかったのですが、この日は雪がところによっては4~50cmあって、アイゼンでしたので
かなりズボズボきてかえって疲れてしまいました。トレースを使った方がよかったです。


おおっ、そうでしたか。やはり1~2月の大峰の雪は締まらないですね。
3月になれば八経まで足を延ばしやすくなるでしょうね。
私はその頃になれば福井。岐阜方面しか行かないので登る機会はなさそうですが。

[attachment=1]P1110025_1.JPG[/attachment]
以前、天女の舞を降りたことがありました。確かに樹氷が付けば綺麗なところだろうという記憶があります。
20日も、行っていたら綺麗だったと思います。行くことを思いつかなかったことが悔やまれます。


先週も山上は霧氷の森だったんですね。それは残念なことをしました。このあたりは低い木が多いので美しさも間近に感じられますね。
 
確かにネットで天女の舞に行ったという記事を見て、行きたい気持ちがそそられましたが、行ってみるとそれほどでもない印象でした。そんなところはどこにでもあるようです。昨年秋に、瑠璃渓に行きましたがあちこちに気恥ずかしくなるような名前がつけてあります。

夏に行けばよくある開けた台地のひとつという感じでしょう。ヒキウス平なんかだと、シロヤシオの季節ならさしずめ
「羊の舞」と言ったところでしょうか。(^^ゞ

[attachment=0]P1110040_1.JPG[/attachment]
この天女の舞から降りる道は再び来たいとは思いませんね。

天女に蹴り落とされた気分でした。

27日は、奥の畑谷から清水の頭、雨乞岳を周回しました。
出発直前に北摂の天気があまりによかったので、三峰山から変更したのですが現地は雪雲の中でした。


家の周りの天気はあてになりませんね。予報が悪くて山へ行くのをやめたのに家の周りが晴れてる時なんか後悔したり
しますが、山では悪天だと思うようにしてます。

                  山日和
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