【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

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biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by biwaco »

【 日 付 】2013年1月7日(月)
【 山 域 】鈴鹿/向山尾根
【メンバー】単独
【 天 候 】曇り(ガス)時々晴れ
【 ルート 】甲津畑(巡視路起点)7:20‐向山10:15‐11:20イハイガのガレ(昼食)12:40‐ツルベ谷13:00‐千種街道分岐14:00‐15:15駐車地


 お正月休みも終わったので、そろそろ始動しないと…。ダラダラ生活のアカを落としに行きましょう。北方面は天気が悪そうだ。と言ってもいきなり台高は遠すぎる。で、定番通りの鈴鹿へ。
 月曜と言っても甲津畑の早朝は人気がない。もともと住人は多くないんだけど。村を抜けると雪と氷の道になる。いくらスタッドレスとはいえ、ここは慎重に。
 岩ヶ谷林道入り口の少し手前のカーブのところに巡視路の入り口がある。見上げれば鉄塔が「ここだよー♪」と聳えている。
 考えたら昨年のイブ前日以来の久しぶりの山歩きだ。週末明けの月曜日に遭難でもしたら、発見されるのはいつになるやら…。今日は「慎重」をキーワードにしようっと。
 巡視路だけあって黄色い№札のついた標柱が所々立っている。植林帯を登って行くのだけれど、残雪がルートを隠しているので外しがちで、そんなときの標柱はうれしいな。
 初めての鉄塔へ。尾根まではまだ一登り必要だ。稜線にちょうど8時。歩きにくいのでワカンを履く。もってきてよかった。やっぱりこのほうが歩き易いわ。
一つ目の鉄塔から対岸の尾根
一つ目の鉄塔から対岸の尾根
P1070175.jpg (56.52 KiB) 閲覧された回数 2493 回
 ここからは尾根上を行くのだが、思ったより順風満帆な行程ではない。蔓延るシャクナゲ、アセビなどの枝が通行の邪魔をしてくれる。枝に乗った雪が頭の上から降り注ぐ。足元の積雪は中途半端ではみ出した枝や根っこがワカンに引っかかる…。こんな時は焦らずマイペースで行くに限る。その点、ロンリー山行は気儘でいい。
 ・697の先に両手で首根っこを押さえ込まれたような地形がある。これってどんな感じなんやろ? ほとんど90度右折する尾根でもあるので迷わないように気をつけて通過。首のところは切り立ったヤセ尾根かなあ…(@_@;)と思っていたが、いつの間にか通り過ぎていた。
 あとは問題なく・888mのピークへ。ここまでは1昨年、F氏とイハイガ(祝ヶ岳)から下ってきた。その時はここで力尽き、不本意ながら北東の枝尾根を千種街道へ下ったのだった。ですからここからは一度来た道、勝手知りたる通学路みたいなもんや~(^^)/と思ったら、甘い。逆コースということもあるが、サッパリ記憶がない。やはり記憶中枢の劣化が最大原因なんだろう。
 辺りは平坦になり雑木を縫えばどこへでも進める。アセビを避けて右往左往していると方角すらあいまいになる。それでも樹林の中に「向山」のプレートを発見。尾根は一旦東へ広がり南に延びている。東の尾根を進めばフジキリ谷へ下ってしまう。
なんとか見つけた向山のプレート
なんとか見つけた向山のプレート
P1070191.jpg (40.87 KiB) 閲覧された回数 2493 回
 運悪くガスで周りの地形も隠れてしまい、地図とコンパスにGPSが頼り。何度も確認しながら、なんとか南に延びる尾根を外さずに済んだ。
 co910mを越えると今日の核心部であるイハイガのガレ場がガスのベールの向こうに見え隠れ。2年前はなんとかクリアできたが今回は登り、しかもソロ…。なんかあったらオシマイだ。遠目にはとても登れそうにない岩壁だが、傍へ行けば案外登れることもある。案ずるよりなんとか…だ。とにかく行ってみるか。
 目の前のガレ壁の右側は切れたった崩壊壁。左側は残雪を被った谷筋。正面に急過ぎて雪のつかない岩壁。ワカンよりアイゼンのほうが安全かも?と思いながら履き替えは面倒くさいし…なんとかなるか!と思ってしまうのが悪い癖なんだろうか? そのまんま(慎重に!だけど)進んでしまう。
 雪や土斜面には利いていたピッケルも岩にはささらない。見上げると斜度はさっきよりきつくなっている。う~ん(@_@;) 進退極まる状態になったらヤバイなあ…(>_<)
ガスに煙るイハイガのガレ
ガスに煙るイハイガのガレ
P1070198.jpg (29.14 KiB) 閲覧された回数 2493 回
 ここで今日のキーワード「慎重」を思い起こす。軟弱、弱気の敗退か…、いや的確なる英断か? もう6割以上は登ったけれど…や~めた、やめた!
 鞍部へバックしてから左の谷へ下りトラバース気味にイハイガへの尾根に登り返す。さらにイハイガへ向かいかけるが考え直す。既に12時。今から郡界尾根を清水の頭や雨乞岳まで行くのは無謀だろう。ならばこの尾根を下ればツルベ谷へ合流できる。ここらでランチにしてから、ゆっくり下りましょう。
 決めると心にゆとりができるから不思議。さっきの緊張があるのでよけい気が休まる。ちょっと寂しいけどカップ麺にオニギリといたって簡単ランチで、しかもアワワ抜き。今日は寒さのせいも重なってさすがにアワワが恋しい気分にはなれない。

 ガスは晴れない。時々目の前に大峠への稜線が見える。あそこまで行きたかったなあ…。
 気を取り直して下りへ。しかし…、かなり雑木のヤブがうるさいなあ。かまわず潜り抜けながら右寄りに谷筋へ。ツルベ谷のひとつ北側の枝谷だ。乗っている雪に動物のトレースが続いている。それに従って快調に下って行く。やがてツルベ谷に合流。
 夏ルートは踏み跡があるのだろうが雪で隠れたまま。推測でルートを探りながら下って行く。だんだんルートもはっきりしてきて、遭対協のレスキューポイント札も出てきたりする。
 千種街道の分岐にちょうど14時。あとは歩き慣れた道をフジキリ谷に沿って下る。
 桜地蔵さんに初詣。チョコと5円玉を供える「ちょこっとご縁がありますように~」。他にもお供え物が賑わっていて、敬虔新たかな桜地蔵さんの人気が窺える。
桜地蔵さんへのお供え
桜地蔵さんへのお供え
P1070224.jpg (50.32 KiB) 閲覧された回数 2493 回
 岩ヶ谷林道入り口から5分で駐車地点。無事に車が待っていてくれた。鳴野橋や林道沿いにも車は1台もない。ちょっとヒヤリとしたが、独り占めの仕事始め山行となったのでした。

               ~biwaco
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by 柳川洞吹 »

biwacoさん おめでとさんです

 【 山 域 】鈴鹿/向山尾根

おお、ワシの散歩コースにしてる尾根ですがな。
寝坊して奥地へ入る時間がないときには、しょっちゅうお世話になってます。

 あとは問題なく・888mのピークへ。

888mPは、ワシの定番の昼食地なのです。

 それでも樹林の中に「向山」のプレートを発見。

こんなもの取り付けた御仁がいなさるんやな。

 尾根は一旦東へ広がり南に延びている。

ここにあるヌタ場のところも、いい雰囲気で大好きなのです。

 東の尾根を進めばフジキリ谷へ下ってしまう。

こちらは、桜地蔵さんのお堂のうしろに降りてきますね。

 今日の核心部であるイハイガのガレ場がガスのベールの向こうに見え隠れ。
 2年前はなんとかクリアできたが今回は登り、しかもソロ…。なんかあったらオシマイだ。


気をつけてね。

 遠目にはとても登れそうにない岩壁だが、傍へ行けば案外登れることもある。
 案ずるよりなんとか…だ。とにかく行ってみるか。
 目の前のガレ壁の右側は切れたった崩壊壁。
 左側は残雪を被った谷筋。正面に急過ぎて雪のつかない岩壁。
 雪や土斜面には利いていたピッケルも岩にはささらない。
 見上げると斜度はさっきよりきつくなっている。う~ん(@_@;)
 進退極まる状態になったらヤバイなあ…(>_<)
 ここで今日のキーワード「慎重」を思い起こす。軟弱、弱気の敗退か…、いや的確なる英断か?
 もう6割以上は登ったけれど…や~めた、やめた!


ここは年々、荒れてきてますね。
ルートがわかってても要所で思いっ切りが必要だし、気を抜くと滑り落ちそうになるしね。
ここんとこは、慎重かつ的確なる英断も必要でしょう。

 既に12時。
 今から郡界尾根を清水の頭や雨乞岳まで行くのは無謀だろう。
 ならばこの尾根を下ればツルベ谷へ合流できる。
 ここらでランチにしてから、ゆっくり下りましょう。


そうしましょ、そうしましょ。
さあ、お待ちかねの昼メシだぞ。

 決めると心にゆとりができるから不思議。
 さっきの緊張があるのでよけい気が休まる。
 ちょっと寂しいけどカップ麺にオニギリといたって簡単ランチで、しかもアワワ抜き。
 今日は寒さのせいも重なってさすがにアワワが恋しい気分にはなれない。


えっ?
アワワ抜きなんですか。
信じられな~い。

 気を取り直して下りへ。しかし…、かなり雑木のヤブがうるさいなあ。
 かまわず潜り抜けながら右寄りに谷筋へ。
 ツルベ谷のひとつ北側の枝谷だ。


狭い谷は歩きにくくなかったですか。
尾根は雑木のヤブでうるさいというご感想ですが、下っていくとそうでもないですよ。
一番下の避難小屋の対岸に降りられるこの尾根は、重宝します。
あれっ、北東に下る細い谷じゃなくて、東に向かってツルベ谷源流部に降りる広い谷のことでしたかね。

 桜地蔵さんに初詣。
 チョコと5円玉を供える「ちょこっとご縁がありますように~」。
 他にもお供え物が賑わっていて、敬虔新たかな桜地蔵さんの人気が窺える。


よい初詣の山旅でしたね。
ワシも桜地蔵さんへお参りに行かなくちゃ。

よい山旅を!
                 洞吹(どうすい)
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by ハリマオ »

びわこさん、 こにーちは。耳鳴りが収まってきたので出てきました。
 お正月休みも終わったので、そろそろ始動しないと…。
年中お正月やおまへんか
 岩ヶ谷林道入り口の少し手前のカーブのところに巡視路の入り口がある。見上げれば鉄塔が「ここだよー♪」と聳えている。
そうなんですか。私は向山へ登ったことおまへんのです。
トンネルできたから予定の一つに入れておきます。参考になりますわ。
そういや千種街道でいつぞやpanaさんと一緒だったびわこさんに会ったのでしたね。
その時は顔を存じませんでしたが。
 考えたら昨年のイブ前日以来の久しぶりの山歩きだ。週末明けの月曜日に遭難でもしたら、発見されるのはいつになるやら…。今日は「慎重」をキーワードにしようっと。
山中で年寄りの干物に出会うのは堪忍ですから、慎重はよろしですね。
稜線にちょうど8時。歩きにくいのでワカンを履く。もってきてよかった。やっぱりこのほうが歩き易いわ。
へー。私は前日に八風稜線へ登りましたが、雪が少なく、ツボで十分でした。やはり滋賀県側は凄いですね。
 ここからは尾根上を行くのだが、思ったより順風満帆な行程ではない。蔓延るシャクナゲ、アセビなどの枝が通行の邪魔をしてくれる。枝に乗った雪が頭の上から降り注ぐ。
やっぱ登山道のような具合には行かないようですね。枝の雪が首から入ると、あとがかなわんですね。
足元の積雪は中途半端ではみ出した枝や根っこがワカンに引っかかる…。
やはり藪漕ぎはツボがよろしいようで
 ・697の先に両手で首根っこを押さえ込まれたような地形がある。これってどんな感じなんやろ?
 
なんちゅう表現やと思いましたが、地形図を見て素晴らしい表現に感服しました。
猫の手のように見えますね。
ですからここからは一度来た道、勝手知りたる通学路みたいなもんや~(^^)/と思ったら、甘い。逆コースということもあるが、サッパリ記憶がない。やはり記憶中枢の劣化が最大原因なんだろう。
いやいや、逆コースはそんな感じで普通だと思いますよ。
それにしても通学路とは何年前の話を持ち出すやら・・・日露戦争のころですか?
 co910mを越えると今日の核心部であるイハイガのガレ場がガスのベールの向こうに見え隠れ。2年前はなんとかクリアできたが今回は登り、しかもソロ…。なんかあったらオシマイだ。遠目にはとても登れそうにない岩壁だが
そりゃ面白そうですね。今度いこ。
案ずるよりなんとか…だ。とにかく行ってみるか。
杏(アンズ)より梅がうまし
 ここで今日のキーワード「慎重」を思い起こす。軟弱、弱気の敗退か…、いや的確なる英断か? もう6割以上は登ったけれど…や~めた、やめた!
英断ですね。先に書いたように年寄りが干物で発見されるのはいけません。
 決めると心にゆとりができるから不思議。さっきの緊張があるのでよけい気が休まる。
人間って誰と戦っているのでしょうね。本来なら自由に満ちているのに。
乗っている雪に動物のトレースが続いている。それに従って快調に下って行く。やがてツルベ谷に合流。
冬のバリではケモノの足跡は参考になりますね。
他にもお供え物が賑わっていて、敬虔新たかな桜地蔵さんの人気が窺える。
それを言うなら「霊験 灼(あらた)か」ですやろ

                   ハリマオ
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by biwaco »

洞吹おじさん、おめでとしゃん~
さっそくのお返事、私への今年のトップレスですよー(^^)/

おお、ワシの散歩コースにしてる尾根ですがな。
寝坊して奥地へ入る時間がないときには、しょっちゅうお世話になってます。


お庭に勝手に入ってゴメンナサイ。
タイジョウ側もふくめ千種街道沿いの尾根は楽しさいっぱいですね~。

888mPは、ワシの定番の昼食地なのです。


はっはっはっ…ですか(^o^)
タイジョウ北尾根とか、定番があちこちに?

 それでも樹林の中に「向山」のプレートを発見。
こんなもの取り付けた御仁がいなさるんやな。


桑名のyさんの作品です。23年6月とありました。

 東の尾根を進めばフジキリ谷へ下ってしまう。
こちらは、桜地蔵さんのお堂のうしろに降りてきますね。


帰りに桜地蔵さんの裏山を見上げて確認しておきました。
また今度行ってみようかな…?

  進退極まる状態になったらヤバイなあ…(>_<)
 ここで今日のキーワード「慎重」を思い起こす。軟弱、弱気の敗退か…、いや的確なる英断か?
 もう6割以上は登ったけれど…や~めた、やめた!

ここは年々、荒れてきてますね。
ルートがわかってても要所で思いっ切りが必要だし、気を抜くと滑り落ちそうになるしね。
ここんとこは、慎重かつ的確なる英断も必要でしょう。


ノボロかな…ヤメとこかな…?
ガスが掛かってきて余計気弱になってしまいました。
アイゼンに履き換えれば案外楽に越えられたかもしれないのに…。

  ちょっと寂しいけどカップ麺にオニギリといたって簡単ランチで、しかもアワワ抜き。
 今日は寒さのせいも重なってさすがにアワワが恋しい気分にはなれない。

えっ?
アワワ抜きなんですか。
信じられな~い。


ココロモカラダモ冷え切って、アワワどころじゃありません~(>_<)
保温ボトルのお湯で温かいドンベエが一番でありまする。
しかし、このゾウさんボトルの保温力、やっぱり「山専」にはちょっと劣るみたいです。(@_@;)

 気を取り直して下りへ。しかし…、かなり雑木のヤブがうるさいなあ。
 かまわず潜り抜けながら右寄りに谷筋へ。
 ツルベ谷のひとつ北側の枝谷だ。

狭い谷は歩きにくくなかったですか。
尾根は雑木のヤブでうるさいというご感想ですが、下っていくとそうでもないですよ。
一番下の避難小屋の対岸に降りられるこの尾根は、重宝します。
あれっ、北東に下る細い谷じゃなくて、東に向かってツルベ谷源流部に降りる広い谷のことでしたかね。


ああ、そうそう、ミニ尾根からすぐにツルベ谷へ合流する谷です。
お供えいっぱいの桜地蔵
お供えいっぱいの桜地蔵
P1070230.jpg (54.22 KiB) 閲覧された回数 2383 回
よい初詣の山旅でしたね。
ワシも桜地蔵さんへお参りに行かなくちゃ。


栗羊羹がなかったので、檀家総代のお参りはまだなんかなあ?と思っておりました。

よい山旅を!


酔いカニ旅を~♪

                ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by biwaco »

びわこさん、 こにーちは。耳鳴りが収まってきたので出てきました。


これはこれは、播磨屋の大旦那さん、今年もご贔屓に~m(__)m

私は向山へ登ったことおまへんのです。
トンネルできたから予定の一つに入れておきます。参考になりますわ。
そういや千種街道でいつぞやpanaさんと一緒だったびわこさんに会ったのでしたね。
その時は顔を存じませんでしたが。


ご記憶にとどめて戴き有り難や有り難やです。たぶんあのときが初見の出会いと思います。
千種街道の脇でメジャーを手に大木の採寸をしている貴人(奇人)がおられる。
「あっ、ハリマオさんや」とpanaちゃん。少年時代からインプットされている怪傑ハリマオの勇名を聞き洩らすはずがない。おお、このお方がヤブの怪穴ハリマオ様か!
畏れ多くて、panaちゃんの背中に隠れて、震える喉を振り絞りご挨拶するのが精いっぱいだったことを、昨日のように思い出しました。
あれから時代は移り、石榑トンネルの開通でもはや菰野は山のあなたの空遠く…どころか隣り町みたいなもんです。ぜひ向山へ足を運んでやって下さいマセ~

考えたら昨年のイブ前日以来の久しぶりの山歩きだ。週末明けの月曜日に遭難でもしたら、発見されるのはいつになるやら…。今日は「慎重」をキーワードにしようっと。
山中で年寄りの干物に出会うのは堪忍ですから、慎重はよろしですね。


私の干物なら「珍重」でっせ~(^_-)
えっ? 味がエグすぎて、とても食いもんにならん?

足元の積雪は中途半端ではみ出した枝や根っこがワカンに引っかかる…。
やはり藪漕ぎはツボがよろしいようで


積雪は尾根上部で20~30cmくらい。アセビの小枝がはみ出して歩きにくいったら…。
ランチの後の下山はアイゼンに履き替えました。

 ・697の先に両手で首根っこを押さえ込まれたような地形がある。これってどんな感じなんやろ?
なんちゅう表現やと思いましたが、地形図を見て素晴らしい表現に感服しました。
猫の手のように見えますね。


ネ!おもろいでしょ。ネコがスッポン捕まえて食らいつく図にも…?
ここ、通り過ぎてしまい実際の地形を確認できず残念でした。

ですからここからは一度来た道、勝手知りたる通学路みたいなもんや~(^^)/と思ったら、甘い。逆コースということもあるが、サッパリ記憶がない。やはり記憶中枢の劣化が最大原因なんだろう。
いやいや、逆コースはそんな感じで普通だと思いますよ。
それにしても通学路とは何年前の話を持ち出すやら・・・日露戦争のころですか?


おいおい、わたしは坂の上の雲も二百三高地も知りまへんで~

案ずるよりなんとか…だ。とにかく行ってみるか。
杏(アンズ)より梅がうまし


梅に鶯豆、牡丹に焼酎(なんのこっちゃ?)

 ここで今日のキーワード「慎重」を思い起こす。軟弱、弱気の敗退か…、いや的確なる英断か? もう6割以上は登ったけれど…や~めた、やめた!
英断ですね。先に書いたように年寄りが干物で発見されるのはいけません。


臭そうて誰も持って帰れんもんねえ(@_@;)
でもヤブ中にはクサヤ好きの変人もおわしますから…。
大峠~雨乞岳の稜線(ランチ場から)
大峠~雨乞岳の稜線(ランチ場から)
P1070209.jpg (52.71 KiB) 閲覧された回数 2378 回
 決めると心にゆとりができるから不思議。さっきの緊張があるのでよけい気が休まる。
人間って誰と戦っているのでしょうね。本来なら自由に満ちているのに。


いつも戦いの相手は自分です。いつも戦いに負けていらんことやってしまいます。
それが自由といえば自由なんカモなあ…。

乗っている雪に動物のトレースが続いている。それに従って快調に下って行く。やがてツルベ谷に合流。
冬のバリではケモノの足跡は参考になりますね。


彼らはどうしてあんなに的確にルートを見つけられるんでしょう?
ただし、安心してついて行くと頭をゴツン!なんてことも。
こちらの方がハイルーフなんですから頭上注意は怠らぬように。

他にもお供え物が賑わっていて、敬虔新たかな桜地蔵さんの人気が窺える。
それを言うなら「霊験 灼(あらた)か」ですやろ


おお!新年から有り難いお言葉m(__)m
敬虔なる桜地蔵信者に霊験のご利益がありますように~(^_-)
大旦那さんの耳が静かになりますように~(^.^)/~~~

             ~biwaco
シュークリーム
記事: 2066
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by シュークリーム »

biwakoさん,新年になってもう10日もたちましたけど,今年もよろしくお願いたします.

【 日 付 】2013年1月7日(月)

ほ~,1月7日に初山ですか.1週間ずっと冬眠してました?

【 ルート 】甲津畑(巡視路起点)7:20‐向山10:15‐11:20イハイガのガレ(昼食)12:40‐ツルベ谷13:00‐千種街道分岐14:00‐15:15駐車地

私も1月2日に甲津畑から千種街道を歩きました.初めて行ったんですけど,いいところですね.あちこち散策してみたい気分になりました.ナビの言うとおりに行ったら甲津畑の中の細い路地に入り込んでしまって,正月休みで帰郷された雰囲気の男の人に誘導してもらって何とか脱出できました.甲津畑の人っていい人が多いですね.(もっともその一人にしかあっていないんですけど)

 お正月休みも終わったので、そろそろ始動しないと…。ダラダラ生活のアカを落としに行きましょう。北方面は天気が悪そうだ。と言ってもいきなり台高は遠すぎる。で、定番通りの鈴鹿へ。

あれ,biwakoさんは毎日が日曜日じゃないんですか.休みとか関係なさそうな気がするけど.

 岩ヶ谷林道入り口の少し手前のカーブのところに巡視路の入り口がある。見上げれば鉄塔が「ここだよー♪」と聳えている。
 考えたら昨年のイブ前日以来の久しぶりの山歩きだ。週末明けの月曜日に遭難でもしたら、発見されるのはいつになるやら…。今日は「慎重」をキーワードにしようっと。


そうですね~,今の時期,遭難したら発見されるのは雪解け後でしょうね~.

 辺りは平坦になり雑木を縫えばどこへでも進める。アセビを避けて右往左往していると方角すらあいまいになる。それでも樹林の中に「向山」のプレートを発見。尾根は一旦東へ広がり南に延びている。東の尾根を進めばフジキリ谷へ下ってしまう。

さすが,biwakoさん,年がら年中やぶこぎなんですね~.

 目の前のガレ壁の右側は切れたった崩壊壁。左側は残雪を被った谷筋。正面に急過ぎて雪のつかない岩壁。ワカンよりアイゼンのほうが安全かも?と思いながら履き替えは面倒くさいし…なんとかなるか!と思ってしまうのが悪い癖なんだろうか? そのまんま(慎重に!だけど)進んでしまう。
 雪や土斜面には利いていたピッケルも岩にはささらない。見上げると斜度はさっきよりきつくなっている。う~ん(@_@;) 進退極まる状態になったらヤバイなあ…(>_<)


へ~,ワカンにピッケルだったんですか.いや~,岩場だったらやっぱアイゼンでしょうね.グーさんみたいにハイヒール履いて登りましょう.

 桜地蔵さんに初詣。チョコと5円玉を供える「ちょこっとご縁がありますように~」。他にもお供え物が賑わっていて、敬虔新たかな桜地蔵さんの人気が窺える。

私も桜地蔵さんに初もうでしてきました.今年はいいことあるかな~(^^)

 岩ヶ谷林道入り口から5分で駐車地点。無事に車が待っていてくれた。鳴野橋や林道沿いにも車は1台もない。ちょっとヒヤリとしたが、独り占めの仕事始め山行となったのでした。

お疲れさんでした.2日は結構人が入っていましたけどね.やっぱ,7日は仕事が始まってますから,普通は行かないでしょう.
                         @シュークリーム@
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by ふ~さん »

biwacoさん、おはようさま。
 あとは問題なく・888mのピークへ。ここまでは1昨年、F氏とイハイガ(祝ヶ岳)から下ってきた。その時はここで力尽き、不本意ながら北東の枝尾根を千種街道へ下ったのだった。ですからここからは一度来た道、勝手知りたる通学路みたいなもんや~(^^)/と思ったら、甘い。逆コースということもあるが、サッパリ記憶がない。やはり記憶中枢の劣化が最大原因なんだろう。
逆コースということや、雪の状態やら天候やらで、同じコースでも全く違う表情を見せることがありますね。だから、同じ山をリピーターしても、面白いのでしょう。
厳冬期の綿向山
厳冬期の綿向山
co910mを越えると今日の核心部であるイハイガのガレ場がガスのベールの向こうに見え隠れ。2年前はなんとかクリアできたが今回は登り、しかもソロ…。なんかあったらオシマイだ。遠目にはとても登れそうにない岩壁だが、傍へ行けば案外登れることもある。案ずるよりなんとか…だ。とにかく行ってみるか。
 目の前のガレ壁の右側は切れたった崩壊壁。左側は残雪を被った谷筋。正面に急過ぎて雪のつかない岩壁。ワカンよりアイゼンのほうが安全かも?と思いながら履き替えは面倒くさいし…なんとかなるか!と思ってしまうのが悪い癖なんだろうか? そのまんま(慎重に!だけど)進んでしまう。
 雪や土斜面には利いていたピッケルも岩にはささらない。見上げると斜度はさっきよりきつくなっている。う~ん(@_@;) 進退極まる状態になったらヤバイなあ…(>_<)
凍結した岸壁もありますから慎重にね(^_-)
この先、凍結した岩壁が
この先、凍結した岩壁が
F氏、イハイガ北尾根を往く(biwaco氏撮影)
F氏、イハイガ北尾根を往く(biwaco氏撮影)
201101_20_54_c0097754_22431166.jpg (10.22 KiB) 閲覧された回数 2330 回
「ちょこっとご縁がありますように~」。
新しい年。御利益がありますように。

 ふ~さん
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by biwaco »

シュークリさん、こんばんは~
はやいねえ、ほんまに。高齢者への道をまっしぐらです。(@_@;)

ほ~,1月7日に初山ですか.1週間ずっと冬眠してました?


そう。正月休みは休養期間。松の内が明けてから始動です~(^.^)/~~~

私も1月2日に甲津畑から千種街道を歩きました.初めて行ったんですけど,いいところですね.あちこち散策してみたい気分になりました.ナビの言うとおりに行ったら甲津畑の中の細い路地に入り込んでしまって,正月休みで帰郷された雰囲気の男の人に誘導してもらって何とか脱出できました.甲津畑の人っていい人が多いですね.(もっともその一人にしかあっていないんですけど)


おや、先を越されましたか…(@_@;)
私も初めて甲津畑へ行ったときは真っ直ぐ村の中へ入ってしまいました。行き止まりみたいな細い道をなんとか潜り抜けましたけど。
村の入り口手前から左へ折れて、渋川沿いの道を進むのが正解ですね。

あれ,biwakoさんは毎日が日曜日じゃないんですか.休みとか関係なさそうな気がするけど.


だからあ、世間様のお休み中はおとなしく休養してるんですっ!(-_-;)

そうですね~,今の時期,遭難したら発見されるのは雪解け後でしょうね~.


骨粗鬆症気味の私の骨ですから、春までに融けて無くなりますワ、きっと。(@_@;)

さすが,biwakoさん,年がら年中やぶこぎなんですね~.


とんでもない(@_@;) 安全歩道やハイウエイ大好き~(^.^)/~

へ~,ワカンにピッケルだったんですか.いや~,岩場だったらやっぱアイゼンでしょうね.グーさんみたいにハイヒール履いて登りましょう.


シュークリさんに倣って、アイピケ仕様で行ったんですが、雪のせいで先にワカン履いてしもたんで…
ワカピケでは崖は登れませんねえ…やっぱハイヒールのほうがよかった?(@_@;)

私も桜地蔵さんに初もうでしてきました.今年はいいことあるかな~(^^)


あのお供え、シュークリームはなかったような…?

お疲れさんでした.2日は結構人が入っていましたけどね.やっぱ,7日は仕事が始まってますから,普通は行かないでしょう.


普通でない人間が出没する世界ですね。(私は妖怪か…(@_@;))

シュークリさん、山日和シュー企画でお会いできるかなと思ってたのに、残念です。またいつか~(^^)/

                ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿/向山尾根】祝ヶ岳は拝めなかったけど桜地蔵さんに初詣

投稿記事 by biwaco »

biwacoさん、おはようさま。


ふ~さん、こんばんわんこ~
あの尾根、2年前を思い出しながら逆走してました。ヤバ~!

逆コースということや、雪の状態やら天候やらで、同じコースでも全く違う表情を見せることがありますね。だから、同じ山をリピーターしても、面白いのでしょう。


最後の「面白いのでしょう」を「気をつけましょう」に訂正して心に留め置きます。(^_-)
ガレを見下ろす
ガレを見下ろす
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凍結した岸壁もありますから慎重にね(^_-)


あのときは雪のついた斜面に迂回して正解でしたね。今回のほうが雪は少なかったような気がします。
下りは獣さんのトレースに導かれて枝谷を下りました。

また、面白いところ、連れてってね~

                    ~biwaco
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