【鈴鹿】スノーシューをおんぶして頭陀の洞窟に初詣
Posted: 2013年1月03日(木) 12:34
【日 付】2013年1月2日(水)
【山 域】鈴鹿
【コース】藤原簡易P7:29---10:34頭陀ヶ平---11:08頭陀の洞窟11:28---12:30流レ洞源頭部13:00---藤原簡易P14:50
【メンバー】単独
職場から藤原岳から雨乞岳が見わたせる。今シーズン雪の降りはじめは早かったものの暖かい雨が降るたびに溶けてしまっており、雪が少ないだろうなと思いつつ藤原簡易パーキングに向かった。駐車場には障害を持つ人たちが働くうどんやさんが建っていた。よくよく考えてみると、ここに来るのは1年ぶりだ。
中電の巡視路から入山、ここは大雨の被害は無かったようだ。少し上って路が谷筋から離れる地点の対岸の木陰にライフルを持った猟師が座っている。ここで猟師が待機しているのを見るのは初めてだったので驚く。最初の鉄塔手前の谷筋にも一人、二本目の鉄塔手前の谷筋にも一人同じように木陰で待機していた。猟師の配置からして追込み猟なのだろうが、これだけ小さい谷で見たのは初めてだ。しかも植林の中の巡視路沿いで、危険この上ない。
気を取り直して上って行くが雪がない。スノーシューを買って5シーズン目になるが、これだけ雪の少ない木和田尾は初めてだ。いつもは雪で見られないヌタ場の池が凍っていた。雪の多い時にはスノーシューをつけても腰まで沈み込む吹きだまり地帯も何もつけずにスルーして中電小屋に着いた。
[attachment=4]IMG_6630.jpg[/attachment]
中電小屋の上に見える頭陀ヶ平の鉄塔はうなりをあげている。冬はいつも強い風が吹いているので、ここでアイゼンをつけることにした。毎年なら、頭陀ヶ平の上りも吹きだまり地帯なのでスノーシューを着けながらも苦労する所だが、まさかここでアイゼンをつけるとは思わなかった。
しまった雪にアイゼンが効いて歩きやすい。頭陀ヶ平からはどんよりした御池が見える。いつのなら鉄塔から凍った氷が落ちてくるのだが、今年は風が強いだけでそれもない。風を避けるように鉄の平に向かう。縦走路と反対側の真の谷の下流に向けてトラバースして下っていくと尾根が広がり下に白い平地が見えて来る。これが標高点989の鉄の平で、まっすぐに下っていく。
[attachment=3]IMG_6659.jpg[/attachment]
頭陀ヶ平で吹き荒れた風も鉄の平では無風になり御池岳の東のボタンブチが正面にどっしりと構えている。山葵洞に向かって南西に伸びている尾根を下りる。降り口には、すりきれそうな青テープが残っている。アイゼンを効かせながら下ると一つ目の嵓にぶつかる。
ここから尾根は広がり3つの小尾根にわかれるので、注意が必要だ。斜面は急でいつも苦労する場所なのだが、今日はしまった雪とアイゼンのおかげで楽に下れる。もっとも上流の尾根を下って行くと大きな嵓が見え、嵓を回り込んでいくと頭陀の洞窟の参道に着く。
[attachment=2]IMG_6647.jpg[/attachment]
参道は大岩が両岸から迫る門のようになっていて、ルンゼの参道を10m上るとさざれ石の岩肌にツララの垂れた洞窟の暗い口が開いている。洞窟は1m強の大きさで人が一人入れるぐらいの大きさで御池岳と対峙する位置にある。洞窟からは参道を通して真の谷の雪におおわれた木々が別世界の光景のように見える。「守れ権現」のイメージそのままの冬の厳しさと荘厳な雰囲気のただよう頭陀の洞窟だった。思わず洞窟に向かい手を合わせた。
「守れ権現」 北原白秋
守れ権現 夜明けの霧よ 山は命の禊の場所
守れ権現 鎮まれ山よ 山は男の禊の場所
[attachment=1]IMG_6639.jpg[/attachment]
頭陀というのは仏教用語で、「あらゆる煩悩を払いさって仏道を求めることや修行」を指している。奈良時代には荘園が置かれたこの地で、標高の最も高い藤原岳が修験の場所として注目されないはずもなく、テーブルランドの端に位置する頭陀ヶ平という地名やその下にある頭陀の洞窟には想像をかき立てるものがある。
鉄の平までは来た道をもどり、流レ洞源頭部に向けてトラバースしながらカレンフェルトの尾根を上って行く。上るにつれ風が強くなってくたので、頭陀ヶ平南尾根を越えて少し下った風の無い場所でで昼食をとることにした。藤原岳の天狗岩につらなる山容が正面に見える。暖かいラーメンを食べ一息つく。
[attachment=0]IMG_6663.jpg[/attachment]
頭陀ヶ平まで上り返すと御池のテーブルランドがきれいに見えていた。あとはたったひとつの自分の足跡をなぞるように下った。
結局スノーシューはおんぶ紐に結んだまま最後までおんぶしたままだった。
【山 域】鈴鹿
【コース】藤原簡易P7:29---10:34頭陀ヶ平---11:08頭陀の洞窟11:28---12:30流レ洞源頭部13:00---藤原簡易P14:50
【メンバー】単独
職場から藤原岳から雨乞岳が見わたせる。今シーズン雪の降りはじめは早かったものの暖かい雨が降るたびに溶けてしまっており、雪が少ないだろうなと思いつつ藤原簡易パーキングに向かった。駐車場には障害を持つ人たちが働くうどんやさんが建っていた。よくよく考えてみると、ここに来るのは1年ぶりだ。
中電の巡視路から入山、ここは大雨の被害は無かったようだ。少し上って路が谷筋から離れる地点の対岸の木陰にライフルを持った猟師が座っている。ここで猟師が待機しているのを見るのは初めてだったので驚く。最初の鉄塔手前の谷筋にも一人、二本目の鉄塔手前の谷筋にも一人同じように木陰で待機していた。猟師の配置からして追込み猟なのだろうが、これだけ小さい谷で見たのは初めてだ。しかも植林の中の巡視路沿いで、危険この上ない。
気を取り直して上って行くが雪がない。スノーシューを買って5シーズン目になるが、これだけ雪の少ない木和田尾は初めてだ。いつもは雪で見られないヌタ場の池が凍っていた。雪の多い時にはスノーシューをつけても腰まで沈み込む吹きだまり地帯も何もつけずにスルーして中電小屋に着いた。
[attachment=4]IMG_6630.jpg[/attachment]
中電小屋の上に見える頭陀ヶ平の鉄塔はうなりをあげている。冬はいつも強い風が吹いているので、ここでアイゼンをつけることにした。毎年なら、頭陀ヶ平の上りも吹きだまり地帯なのでスノーシューを着けながらも苦労する所だが、まさかここでアイゼンをつけるとは思わなかった。
しまった雪にアイゼンが効いて歩きやすい。頭陀ヶ平からはどんよりした御池が見える。いつのなら鉄塔から凍った氷が落ちてくるのだが、今年は風が強いだけでそれもない。風を避けるように鉄の平に向かう。縦走路と反対側の真の谷の下流に向けてトラバースして下っていくと尾根が広がり下に白い平地が見えて来る。これが標高点989の鉄の平で、まっすぐに下っていく。
[attachment=3]IMG_6659.jpg[/attachment]
頭陀ヶ平で吹き荒れた風も鉄の平では無風になり御池岳の東のボタンブチが正面にどっしりと構えている。山葵洞に向かって南西に伸びている尾根を下りる。降り口には、すりきれそうな青テープが残っている。アイゼンを効かせながら下ると一つ目の嵓にぶつかる。
ここから尾根は広がり3つの小尾根にわかれるので、注意が必要だ。斜面は急でいつも苦労する場所なのだが、今日はしまった雪とアイゼンのおかげで楽に下れる。もっとも上流の尾根を下って行くと大きな嵓が見え、嵓を回り込んでいくと頭陀の洞窟の参道に着く。
[attachment=2]IMG_6647.jpg[/attachment]
参道は大岩が両岸から迫る門のようになっていて、ルンゼの参道を10m上るとさざれ石の岩肌にツララの垂れた洞窟の暗い口が開いている。洞窟は1m強の大きさで人が一人入れるぐらいの大きさで御池岳と対峙する位置にある。洞窟からは参道を通して真の谷の雪におおわれた木々が別世界の光景のように見える。「守れ権現」のイメージそのままの冬の厳しさと荘厳な雰囲気のただよう頭陀の洞窟だった。思わず洞窟に向かい手を合わせた。
「守れ権現」 北原白秋
守れ権現 夜明けの霧よ 山は命の禊の場所
守れ権現 鎮まれ山よ 山は男の禊の場所
[attachment=1]IMG_6639.jpg[/attachment]
頭陀というのは仏教用語で、「あらゆる煩悩を払いさって仏道を求めることや修行」を指している。奈良時代には荘園が置かれたこの地で、標高の最も高い藤原岳が修験の場所として注目されないはずもなく、テーブルランドの端に位置する頭陀ヶ平という地名やその下にある頭陀の洞窟には想像をかき立てるものがある。
鉄の平までは来た道をもどり、流レ洞源頭部に向けてトラバースしながらカレンフェルトの尾根を上って行く。上るにつれ風が強くなってくたので、頭陀ヶ平南尾根を越えて少し下った風の無い場所でで昼食をとることにした。藤原岳の天狗岩につらなる山容が正面に見える。暖かいラーメンを食べ一息つく。
[attachment=0]IMG_6663.jpg[/attachment]
頭陀ヶ平まで上り返すと御池のテーブルランドがきれいに見えていた。あとはたったひとつの自分の足跡をなぞるように下った。
結局スノーシューはおんぶ紐に結んだまま最後までおんぶしたままだった。
中電の巡視路から入山、ここは大雨の被害は無かったようだ。少し上って路が谷筋から離れる地点の対岸の木陰にライフルを持った猟師が座っている。ここで猟師が待機しているのを見るのは初めてだったので驚く。