【熊野】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

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わりばし
記事: 1774
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【熊野】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2012年12月16日(日)
【山 域】熊野
【コース】錦町営P7:00---8:28姫越山---9:45吉田橋---11:19芦浜12:30---錦町営P14:07
【メンバー】単独

 伊勢と熊野を結ぶ熊野古道には熊野脇道という枝道がある。玉城町田丸で本街道と分岐し熊野灘沿岸の各浦々をたどり紀北町で再び本街道に合流する古道がそれで、今回は大紀町錦から姫越山を越え南伊勢町新桑竈まで古道を歩き、帰りに芦浜に寄ることにした。

 錦大橋手前の町営無料駐車場に着くと、二組が準備をしている。メジャーなコースなんだと思いながら、錦大橋手前を左折して堤防沿いに直進し次の橋を渡れば白い柵のある階段路があらわれる。ここが登山口なのだが、現在は避難場所として整備されており近くに妙姫大明神のお堂がある。ここからは、ウバメガシにおおわれたしっかりとした尾根道が続き、展望台からは朝明けの赤みがかすかに残った錦湾が望める。

 道は尾根筋に乗ることなく、高低差を感じさせないように尾根をトラバースしながら上って行く。さすがは熊野脇道と呼ばれる街道だけに、登山道とはひと味違う。爺ヶ塚を過ぎ姫ヶ塚手前の分岐まで一度も尾根に乗ることなく古道は続いていた。この塚には次のような言い伝えが残っている。

[attachment=4]IMG_6467.jpg[/attachment]
「姫越山の山道を年老いた武士とお姫様が息をきらせて登って来られたそうな。戦に敗れて命からがら逃げてこられたようすでな、姫は疲れ果て一歩も動けんかった。お供の老武士が水を汲みに行っている間に、姫は息絶えておったそうや。途方にくれた老武士も、もはやこれまでと、ここまで片時も身からはなさずにきた軍用金を土中深く埋めると、姫の後を追ってしまたんや。」この姫君は平家ゆかりの一族とも芦浜の樋口次郎の娘とも言われている。

 姫ヶ塚の手前から脇道は山頂を避けトラバースしながら狼煙台跡に向かっている。姫越山は初めてなので山頂を目指し尾根を歩く。尾根筋に道はつけられており、これまでの道には無かったアップダウンのある登山道で、明らかに脇道の道のつけ方とは違った。山頂からは眼下に芦浜と芦浜池が見え、遠く尾鷲の火力発電所の煙突まで見わたせた。

 狼煙台跡まで下ると脇道が南側から合流し十字路になっていた。再度脇道に復帰し新桑竈に向け下って行く。シダの茂る尾根に道が続いているが、整備がされたようで普通に歩ける。登山道に沿ってシダにおおわれた溝道が何度も顔を出した、これが昔から歩かれてきた脇道なのだろう。尾根からは静かなたたずまいの新桑竈の町並が見えた。沢を越え上り返すと尾根道と脇道の分岐で、しばらく下ると植林の中に猪垣が見えてきた。

[attachment=3]IMG_6471.jpg[/attachment]
 林道に出ると自然石の祠に祀られた二体の地蔵さんがある。左の地蔵さんは寛政元年(1789年)のもので「紀州熊野錦」と刻まれており、右の地蔵さんは寛政七年のもので「にしきみち」と刻まれている。山越えの無事を願って建立されたのだろう。

[attachment=2]IMG_6489.jpg[/attachment]
 次から次へと出てくる猪垣を追いながら歩いていくと吉田橋で、芦浜への峠道に入る。休耕田の広い空地の両側にも猪垣があり真正面に姫越山が見える。猪垣はなおも続き、石垣と導水管に沿って上ると小滝があり、ここから水を引いていた。これ以降は、整備されたジグザグの道がつづく、中部電力が芦浜に向かうルートとしてつけたようだ。途中には炭焼窯跡もあり昔からあった道を何度も横切るようにして道をつけており、立派な幅広の道がつづくが面白みがない。

[attachment=1]IMG_6504.jpg[/attachment]
 唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。中電整備の道を下り水音がしてきたなと思ったら整備小屋の水場で、芦浜は目と鼻の先だ。ここで初めて人に会う。駐車場で合ったグループで、帰り支度をしているところだった。

 尾根では強い風が吹いていたが、ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。最近購入したMUKAストーブで鴨だし醤油の煮込みうどんをつくる。鴨のだしと油で、体も温まりおいしい。ハマナツメのしげる芦浜池を散策しながら癒しの時間をすごす。

[attachment=0]IMG_6537.jpg[/attachment]
 私にしてはゆったりと時間をすごし、砂浜右端の堤防から山道に入る。尾根を上りきった所に中電の三角点があった。三角点って国土地理院が設置するものと思っていたが、違うのだろうか?椿の香ただよう峠には中電の看板があり、ここが姫越山への分岐になっている。

 崖の中腹に海岸線の地形に沿って道がつけられている。けっこう厳しい場所だが、しっかりとした道が続いている。厳しい場所だけに中電も昔からの山道を使うしかなかったようだ。岩から水が湧き出ている弘法の清水をすぎると近畿自然歩道になる。黒島展望台への道をパスし歩いていくと錦中学校への分岐に出会う。海に近い地域だけにこのあたりも避難経路になっているようだ。しばらくして避難場所になっている浅間神社に着き駐車地に戻った。

 姫越伝説の残る熊野脇道は、先人の知恵のつまった味わいある古道だった。山越がはじまる場所に安置された寛政のお地蔵さんが当時の人々の思いを代弁しているようで、ぬくもりを感じさせてくれた。
添付ファイル
芦浜
芦浜
猪垣
猪垣
寛政の地蔵さん
寛政の地蔵さん
狼煙台跡
狼煙台跡
姫ヶ塚
姫ヶ塚
最後に編集したユーザー わりばし [ 2012年12月24日(月) 18:16 ], 累計 2 回
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【南伊勢】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by zipp »


 わりばしさん、こんばんは。
 マイフィールドにようこそ♪

【コース】錦町営P7:00---8:28姫越山---9:45吉田橋---11:19芦浜12:30---錦町営P14:07
 う~む、錦から姫越山経由で新桑に行って、芦浜経由で錦に下山ですか(^^;;;。
わたしはこの日は、半日畳の上に座って暮らしました。山へ行くより疲れました。
山へ行くなら、雪遊びをできないだろうから熊野灘沿岸の山か、グーさんのようにアイゼンワークの練習だったでしょうね。

 錦大橋手前の町営無料駐車場に着くと、二組が準備をしている。
 この時期は多いですね。ルートは様々ですが、一般ルートとして尾根周回で芦浜によって、浅間神社登山口下山がいいルートかな。

ここからは、ウバメガシにおおわれたしっかりとした尾根道が続き、
 本来の脇道は、ここも尾根道じゃないんだよね。尾根を跨ぎながらジグザグを切っていく道なんだけど、地元の人たちが尾根直登道を切り開いちゃった。


 姫ヶ塚の手前から脇道は山頂を避けトラバースしながら狼煙台跡に向かっている。
 これは違うよ。
姫塚を過ぎて稜線にのってから、山腹をトラバースして狼煙台よりずっと下部の南伊勢・紀北境界尾根に達します。

山頂からは眼下に芦浜と芦浜池が見え、遠く尾鷲の火力発電所の煙突まで見わたせた。
 大台ケ原も見えまっせ(^^)。

 狼煙台跡まで下ると脇道が南側から合流し十字路になっていた。
 脇道はここじゃないんです。南勢テクテク会がルートを付けたけど、本来の脇道は、上にも書いたけどもっと尾根を下ったところなんです。

 林道に出ると自然石の祠に祀られた二体の地蔵さんがある。左の地蔵さんは寛政元年(1789年)のもので「紀州熊野錦」と刻まれており、右の地蔵さんは寛政七年のもので「にしきみち」と刻まれている。山越えの無事を願って建立されたのだろう。
 この一体は本来なら、この脇道の峠にあったものなんです。

これ以降は、整備されたジグザグの道がつづく、中部電力が芦浜に向かうルートとしてつけたようだ。途中には炭焼窯跡もあり昔からあった道を何度も横切るようにして道をつけており、立派な幅広の道がつづくが面白みがない。
 地形図の破線道の名残もあるんだけど…、面白くない道でも樹木観察するとここは面白いかも(^^)。

 唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。
 ここ唐人殺しから少し稜線を登ると、絶好の芦浜風景が見られるのだけど、行かなかったのね(^^;。

 尾根では強い風が吹いていたが、ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。最近購入したMUKAストーブで鴨だし醤油の煮込みうどんをつくる。鴨のだしと油で、体も温まりおいしい。ハマナツメのしげる芦浜池を散策しながら癒しの時間をすごす。
 やっぱ、冬は熊野灘沿岸の山と海だ~!!(^^;
mukaストーブ買っちゃいましたか。とろ火はやっぱ難しそうな感じかな?
わりばしさん、ここだったら、是非配偶者さんとも一緒に(^^)。その場合、わたしがガイド務めますから(^^)。


尾根を上りきった所に中電の三角点があった。三角点って国土地理院が設置するものと思っていたが、違うのだろうか?椿の香ただよう峠には中電の看板があり、ここが姫越山への分岐になっている。
 中電三角点は、中電の敷地の測量起点として設置したものだと思います。いくつあったっけ?3個以上あると思います。
この峠には、椿じゃなく山茶花ですよ。中電が植えたものです。放射能に強いらしい(^^;;;。

 姫越伝説の残る熊野脇道は、先人の知恵のつまった味わいある古道だった。山越がはじまる場所に安置された寛政のお地蔵さんが当時の人々の思いを代弁しているようで、ぬくもりを感じさせてくれた。
 この山域は、古い歴史があるとともに、原発を阻止してきた歴史があります。
そういった歴史を知らずとも、行けばほっこりできること請け合いな山域ですね(^^)。そのあとでこの地域の歴史に目覚めてくればありがたいっす(^^)。
 わりばしさん、次回は座佐浜・座佐の高周回絡みでこの山域に入らざるを得ない宿題を得たでしょ?(^^)
   zipp
シュークリーム
記事: 2070
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【南伊勢】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん、おはようございます。

 伊勢と熊野を結ぶ熊野古道には熊野脇道という枝道がある。玉城町田丸で本街道と分岐し熊野灘沿岸の各浦々をたどり紀北町で再び本街道に合流する古道がそれで、今回は大紀町錦から姫越山を越え南伊勢町新桑竈まで古道を歩き、帰りに芦浜に寄ることにした。

この時期、暖かい南伊勢の山は選択肢の一つですよね。私も9日に古和浦から有地山のあたりを彷徨ってきました。雪がちらついていましたけど。
姫越山は週末結構人がいっぱいですね。


 道は尾根筋に乗ることなく、高低差を感じさせないように尾根をトラバースしながら上って行く。さすがは熊野脇道と呼ばれる街道だけに、登山道とはひと味違う。爺ヶ塚を過ぎ姫ヶ塚手前の分岐まで一度も尾根に乗ることなく古道は続いていた。この塚には次のような言い伝えが残っている。

やっぱり、わりばしさん。古道歩きですか。登山道しか知らない私とは違いますね~。

 唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。中電整備の道を下り水音がしてきたなと思ったら整備小屋の水場で、芦浜は目と鼻の先だ。ここで初めて人に会う。駐車場で合ったグループで、帰り支度をしているところだった。

唐人殺し峠というんですか。はじめて知りました。なんか伝説がある峠ですか。

 尾根では強い風が吹いていたが、ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。最近購入したMUKAストーブで鴨だし醤油の煮込みうどんをつくる。鴨のだしと油で、体も温まりおいしい。ハマナツメのしげる芦浜池を散策しながら癒しの時間をすごす。

冬にのんびりするにはいいところです ;)

 姫越伝説の残る熊野脇道は、先人の知恵のつまった味わいある古道だった。山越がはじまる場所に安置された寛政のお地蔵さんが当時の人々の思いを代弁しているようで、ぬくもりを感じさせてくれた。

充実した一日、よかったですね。鈴鹿の雪山から暖かい南国の山まで、一度に味わえる。三重県はいいところです。
                         @シュークリーム@
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【南伊勢】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by 緑水 »

わりばしさん こんにちわ。また寒波が来てくれましたです。
お出かけ前にチョイコメントをです。


わりばし さんが書きました:【日 付】2012年12月16日(日)
【山 域】南伊勢
【コース】錦町営P7:00---8:28姫越山---9:45吉田橋---11:19芦浜12:30---錦町営P14:07
【メンバー】単独

 伊勢と熊野を結ぶ熊野古道には熊野脇道という枝道がある。玉城町田丸で本街道と分岐し熊野灘沿岸の各浦々をたどり紀北町で再び本街道に合流する古道がそれで、今回は大紀町錦から姫越山を越え南伊勢町新桑竈まで古道を歩き、帰りに芦浜に寄ることにした。




なるほどなあ、わりばしさんのレポは、門前の小僧ヨロシク勉強になります。
おっちゃんとは違う切り口で、みかたがかわりますへ。
わざわざ山頂経由が古道なんだ。山頂の標示に峠なんてね。芦生山地もそんな名前の峠名を使いますね。

 道は尾根筋に乗ることなく、高低差を感じさせないように尾根をトラバースしながら上って行く。さすがは熊野脇道と呼ばれる街道だけに、登山道とはひと味違う。
 姫ヶ塚の手前から脇道は山頂を避けトラバースしながら狼煙台跡に向かっている。
なるほど、そんなんでしたか。

「姫越山の山道を年老いた武士とお姫様が息をきらせて登って来られたそうな。戦に敗れて命からがら逃げてこられたようすでな、姫は疲れ果て一歩も動けんかった。お供の老武士が水を汲みに行っている間に、姫は息絶えておったそうや。途方にくれた老武士も、もはやこれまでと、ここまで片時も身からはなさずにきた軍用金を土中深く埋めると、姫の後を追ってしまたんや。」この姫君は平家ゆかりの一族とも芦浜の樋口次郎の娘とも言われている。

この話はきいたことある?看板がありましたっけ。
 狼煙台跡まで下ると脇道が南側から合流し十字路になっていた。再度脇道に復帰し新桑竈に向け下って行く。シダの茂る尾根に道が続いているが、整備がされたようで普通に歩ける。
この道はシダで廃道かしてたんだね、おっちゃんのレポで整備されたと。行こう思いながら忘れてたワン。
 唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。中電整備の道を下り水音がしてきたなと思ったら整備小屋の水場で、芦浜は目と鼻の先だ。ここで初めて人に会う。駐車場で合ったグループで、帰り支度をしているところだった。
緑ちゃんこの峠は三度越えてるんだな、浜の雑木林の小屋には浜守りのオッサンが居てね。
ちょっと女性ばかりでは危ない感じ受けたよな。

岩から水が湧き出ている弘法の清水をすぎると近畿自然歩道になる。黒島展望台への道をパスし歩いていくと錦中学校への分岐に出会う。海に近い地域だけにこのあたりも避難経路になっているようだ。しばらくして避難場所になっている浅間神社に着き駐車地に戻った。
けっこう歩きでが有りましたでしょ、遊歩道整備の最中でした。
芦浜も原発作らなくて良かったですね。

錦は好きな所ですワン。
pana
記事: 190
登録日時: 2011年3月07日(月) 19:16

Re: 【南伊勢】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by pana »

わりばしさんおはようございます。
暖かそうな写真に、ついついレス~♪

quote="わりばし"]【日 付】2012年12月16日(日)
【山 域】南伊勢
【コース】錦町営P7:00---8:28姫越山---9:45吉田橋---11:19芦浜12:30---錦町営P14:07


一番最初に貴公子に連れて行ってもらってから何年も経つような気がします。
同じ近畿かと思われる気候ですよね。

ここからは、ウバメガシにおおわれたしっかりとした尾根道が続き、展望台からは朝明けの赤みがかすかに残った錦湾が望める。


尾根道のウバメガシの林はとても印象に残っています。
それにしてもこういう低山でも朝早くから歩かれるのですね。

「姫越山の山道を年老いた武士とお姫様が息をきらせて登って来られたそうな。戦に敗れて命からがら逃げてこられたようすでな、姫は疲れ果て一歩も動けんかった。お供の老武士が水を汲みに行っている間に、姫は息絶えておったそうや。途方にくれた老武士も、もはやこれまでと、ここまで片時も身からはなさずにきた軍用金を土中深く埋めると、姫の後を追ってしまたんや。」この姫君は平家ゆかりの一族とも芦浜の樋口次郎の娘とも言われている。

いい話ですね、ところでこの軍用金の話は知らなかったな、その後どうなったの軍用金。

 
シダの茂る尾根に道が続いているが、整備がされたようで普通に歩ける。登山道に沿ってシダにおおわれた溝道が何度も顔を出した


下草に覆われているのは元気な林ですよね。最近つくづく思います。

 
唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。中電整備の道を下り水音がしてきたなと思ったら整備小屋の水場で、芦浜は目と鼻の先だ。


いいですね、目に浮かぶようです。

ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。最近購入したMUKAストーブで鴨だし醤油の煮込みうどんをつくる。鴨のだしと油で、体も温まりおいしい。ハマナツメのしげる芦浜池を散策しながら癒しの時間をすごす。


至福のひとときですね。でも一人では寂しくないですか~?
いつでも美男美女貸出しますよ(笑)



椿の香ただよう峠には中電の看板があり、ここが姫越山への分岐になっている。


経済活動には欠かせない?原発もここに出来なくてよかったなと思いますね。
こんなに素晴らしい場所、残ってよかったと思います。

  
姫越伝説の残る熊野脇道は、先人の知恵のつまった味わいある古道だった。


最近少し遠のいているこの山域、大阪から遠いけどまた行きたくなりました。
わりばしさん、素敵なレポありがとう~♪
お礼においしい写真をプレゼントしますね。
添付ファイル
鴨入りもいいけどキノコうどんもどうぞ~♪
鴨入りもいいけどキノコうどんもどうぞ~♪
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わりばし
記事: 1774
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【南伊勢】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、zippさん。
zippさんのフィールドでしたね。


【コース】錦町営P7:00---8:28姫越山---9:45吉田橋---11:19芦浜12:30---錦町営P14:07
 う~む、錦から姫越山経由で新桑に行って、芦浜経由で錦に下山ですか(^^;;;。
わたしはこの日は、半日畳の上に座って暮らしました。山へ行くより疲れました。
山へ行くなら、雪遊びをできないだろうから熊野灘沿岸の山か、グーさんのようにアイゼンワークの練習だったでしょうね。

お疲れ様でした。山では気づかれすることは少ないですからね。
「アイゼンワークの練習」てことは、アイゼン買ったんです?


ここからは、ウバメガシにおおわれたしっかりとした尾根道が続き、
 本来の脇道は、ここも尾根道じゃないんだよね。尾根を跨ぎながらジグザグを切っていく道なんだけど、地元の人たちが尾根直登道を切り開いちゃった。

そうですよね。避難経路の尾根道には違和感があったんです。
展望台より熊野灘
展望台より熊野灘
 姫ヶ塚の手前から脇道は山頂を避けトラバースしながら狼煙台跡に向かっている。
 これは違うよ。
姫塚を過ぎて稜線にのってから、山腹をトラバースして狼煙台よりずっと下部の南伊勢・紀北境界尾根に達します。

そうでしたか。zippさんのHPの地図どうり歩けば良かったんだ。

 林道に出ると自然石の祠に祀られた二体の地蔵さんがある。左の地蔵さんは寛政元年(1789年)のもので「紀州熊野錦」と刻まれており、右の地蔵さんは寛政七年のもので「にしきみち」と刻まれている。山越えの無事を願って建立されたのだろう。
 この一体は本来なら、この脇道の峠にあったものなんです。

そうですか峠にありましたか。さもありなんです。
道が廃れていくので里に下したんですかね。

新桑竈の集落
新桑竈の集落
これ以降は、整備されたジグザグの道がつづく、中部電力が芦浜に向かうルートとしてつけたようだ。途中には炭焼窯跡もあり昔からあった道を何度も横切るようにして道をつけており、立派な幅広の道がつづくが面白みがない。
 地形図の破線道の名残もあるんだけど…、面白くない道でも樹木観察するとここは面白いかも(^^)。

破線道の名残はわかりました。
ただ、私に樹木観察は十年早いです・・
:mrgreen:

唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。
 ここ唐人殺しから少し稜線を登ると、絶好の芦浜風景が見られるのだけど、行かなかったのね(^^;。

これは知らなかった。次の楽しみに取っておきます。

 尾根では強い風が吹いていたが、ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。最近購入したMUKAストーブで鴨だし醤油の煮込みうどんをつくる。鴨のだしと油で、体も温まりおいしい。ハマナツメのしげる芦浜池を散策しながら癒しの時間をすごす。
 やっぱ、冬は熊野灘沿岸の山と海だ~!!(^^;
mukaストーブ買っちゃいましたか。とろ火はやっぱ難しそうな感じかな?

冬の熊野灘周辺の山と海はここにしかない光景でしょうね。
昔の人達が、再生を願って歩いてきた気持ちがわかります。
mukaストーブのとろ火の調整はガスカートリッジのようにはいきませんね。


わりばしさん、ここだったら、是非配偶者さんとも一緒に(^^)。その場合、わたしがガイド務めますから(^^)。

オーこれはこれは嬉しいお言葉ですねえ。 :D
芦浜池
芦浜池
尾根を上りきった所に中電の三角点があった。三角点って国土地理院が設置するものと思っていたが、違うのだろうか?椿の香ただよう峠には中電の看板があり、ここが姫越山への分岐になっている。
 中電三角点は、中電の敷地の測量起点として設置したものだと思います。いくつあったっけ?3個以上あると思います。
この峠には、椿じゃなく山茶花ですよ。中電が植えたものです。放射能に強いらしい(^^;;;。

ハハハ・・ :oops:
だから樹木観察は無理でしょ。
放射能に強い木を植えましたか、なんかすごいなあ。


 姫越伝説の残る熊野脇道は、先人の知恵のつまった味わいある古道だった。山越がはじまる場所に安置された寛政のお地蔵さんが当時の人々の思いを代弁しているようで、ぬくもりを感じさせてくれた。
 この山域は、古い歴史があるとともに、原発を阻止してきた歴史があります。
そういった歴史を知らずとも、行けばほっこりできること請け合いな山域ですね(^^)。そのあとでこの地域の歴史に目覚めてくればありがたいっす(^^)。

熊野原発が頓挫してから長かったですねえ。
福島の原発事故で白黒ははっきりついたと思いますが、ずたずたにされた地域のコミュニティはもどりつつあるのかなあ。


 わりばしさん、次回は座佐浜・座佐の高周回絡みでこの山域に入らざるを得ない宿題を得たでしょ?(^^)

座佐浜・座佐の高周回というのも魅力的ですねえ。
冬の熊野はいいです。

                           わりばし
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わりばし
記事: 1774
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【南伊勢】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

 伊勢と熊野を結ぶ熊野古道には熊野脇道という枝道がある。玉城町田丸で本街道と分岐し熊野灘沿岸の各浦々をたどり紀北町で再び本街道に合流する古道がそれで、今回は大紀町錦から姫越山を越え南伊勢町新桑竈まで古道を歩き、帰りに芦浜に寄ることにした。

この時期、暖かい南伊勢の山は選択肢の一つですよね。私も9日に古和浦から有地山のあたりを彷徨ってきました。雪がちらついていましたけど。
姫越山は週末結構人がいっぱいですね。


この時期の暖かい日和の山登りは癒されますねえ。
再生を願い熊野に向かう昔の人達の気持ちがわかります。
とはいうものの芦浜まで人に合いませんでしたからねえ。


 道は尾根筋に乗ることなく、高低差を感じさせないように尾根をトラバースしながら上って行く。さすがは熊野脇道と呼ばれる街道だけに、登山道とはひと味違う。爺ヶ塚を過ぎ姫ヶ塚手前の分岐まで一度も尾根に乗ることなく古道は続いていた。この塚には次のような言い伝えが残っている。

やっぱり、わりばしさん。古道歩きですか。登山道しか知らない私とは違いますね~。

ここは古道といても街道ですから姫越伝説や黒船襲来に備えた狼煙台や江戸時代の地蔵さんが残っていたりとおもしろいですよ。
新桑竈より姫越山
新桑竈より姫越山
 唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。中電整備の道を下り水音がしてきたなと思ったら整備小屋の水場で、芦浜は目と鼻の先だ。ここで初めて人に会う。駐車場で合ったグループで、帰り支度をしているところだった。

唐人殺し峠というんですか。はじめて知りました。なんか伝説がある峠ですか。

由来はわからないみたいです。
何かの理由で芦浜に着いた唐人(当時は外国人全般)が峠を越えて新桑竈に向かおうとしていたのを峠で待ち構えて殺しちゃったて感じなのかなと思いますが。
新桑竈不動の滝
新桑竈不動の滝
 尾根では強い風が吹いていたが、ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。最近購入したMUKAストーブで鴨だし醤油の煮込みうどんをつくる。鴨のだしと油で、体も温まりおいしい。ハマナツメのしげる芦浜池を散策しながら癒しの時間をすごす。

冬にのんびりするにはいいところです ;)

稜線では風が強くても、芦浜は山にさえぎられて無風で暖かいですね。
芦浜
芦浜
 姫越伝説の残る熊野脇道は、先人の知恵のつまった味わいある古道だった。山越がはじまる場所に安置された寛政のお地蔵さんが当時の人々の思いを代弁しているようで、ぬくもりを感じさせてくれた。

充実した一日、よかったですね。鈴鹿の雪山から暖かい南国の山まで、一度に味わえる。三重県はいいところです。

ありがとうございます。
同じ時期に雪山とポカポカ登山が堪能できる所は限られているでしょうね。

                                わりばし
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【熊野】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by 宮指路 »

わりばしさん、こんばんは

伊勢と熊野を結ぶ熊野古道には熊野脇道という枝道がある。玉城町田丸で本街道と分岐し熊野灘沿岸の各浦々をたどり紀北町で再び本街道に合流する古道がそれで、今回は大紀町錦から姫越山を越え南伊勢町新桑竈まで古道を歩き、帰りに芦浜に寄ることにした。

この山は海岸線沿いにあるので登山道から海を眺めながらのゆったり登山もいいものだなぁ~と思います。


 姫ヶ塚の手前から脇道は山頂を避けトラバースしながら狼煙台跡に向かっている。姫越山は初めてなので山頂を目指し尾根を歩く。尾根筋に道はつけられており、これまでの道には無かったアップダウンのある登山道で、明らかに脇道の道のつけ方とは違った。山頂からは眼下に芦浜と芦浜池が見え、遠く尾鷲の火力発電所の煙突まで見わたせた。

山頂から海辺を眺めることが出来るのがここの良いところでしょうね

 狼煙台跡まで下ると脇道が南側から合流し十字路になっていた。再度脇道に復帰し新桑竈に向け下って行く。シダの茂る尾根に道が続いているが、整備がされたようで普通に歩ける。登山道に沿ってシダにおおわれた溝道が何度も顔を出した、これが昔から歩かれてきた脇道なのだろう。

この辺りは道が錯綜していて分かりにくそうですね

尾根からは静かなたたずまいの新桑竈の町並が見えた。沢を越え上り返すと尾根道と脇道の分岐で、しばらく下ると植林の中に猪垣が見えてきた。

新桑竈とはまた変わった町名ですね

 尾根では強い風が吹いていたが、ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。

ここの売りはこの芦浜に下りてのんびりランチを楽しむことですね
テン泊して朝日を眺めるのも楽しそうですね

                                 宮指路
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わりばし
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登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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Re: 【南伊勢】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、緑水さん。

また寒波が来てくれましたです。
お出かけ前にチョイコメントをです。

わりばし さんが書きました:
 伊勢と熊野を結ぶ熊野古道には熊野脇道という枝道がある。玉城町田丸で本街道と分岐し熊野灘沿岸の各浦々をたどり紀北町で再び本街道に合流する古道がそれで、今回は大紀町錦から姫越山を越え南伊勢町新桑竈まで古道を歩き、帰りに芦浜に寄ることにした。


なるほどなあ、わりばしさんのレポは、門前の小僧ヨロシク勉強になります。
おっちゃんとは違う切り口で、みかたがかわりますへ。
わざわざ山頂経由が古道なんだ。山頂の標示に峠なんてね。芦生山地もそんな名前の峠名を使いますね。


ありがとうございます。
このあたり海岸線に山が迫っている厳しい場所なので街道をつけるにも山越えをするしかなかったのでしょうね。

錦湾
錦湾
「姫越山の山道を年老いた武士とお姫様が息をきらせて登って来られたそうな。戦に敗れて命からがら逃げてこられたようすでな、姫は疲れ果て一歩も動けんかった。お供の老武士が水を汲みに行っている間に、姫は息絶えておったそうや。途方にくれた老武士も、もはやこれまでと、ここまで片時も身からはなさずにきた軍用金を土中深く埋めると、姫の後を追ってしまたんや。」この姫君は平家ゆかりの一族とも芦浜の樋口次郎の娘とも言われている。
この話はきいたことある?看板がありましたっけ。

この話は、錦にも新桑竈にも残っていて平家の落人伝説のひとつです。
熊野灘沿いの八竈と呼ばれる地域は平家の落人が住んだ場所と言われているので、その関係から生まれたのでしょう。
看板は無かったと思います。

 狼煙台跡まで下ると脇道が南側から合流し十字路になっていた。再度脇道に復帰し新桑竈に向け下って行く。シダの茂る尾根に道が続いているが、整備がされたようで普通に歩ける。
この道はシダで廃道かしてたんだね、おっちゃんのレポで整備されたと。行こう思いながら忘れてたワン。

以前は整備がされていなくてシダがすごかったみたいですね。
熊野古道ブームのおかげかな?

猪垣
猪垣
 唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。中電整備の道を下り水音がしてきたなと思ったら整備小屋の水場で、芦浜は目と鼻の先だ。ここで初めて人に会う。駐車場で合ったグループで、帰り支度をしているところだった。
緑ちゃんこの峠は三度越えてるんだな、浜の雑木林の小屋には浜守りのオッサンが居てね。
ちょっと女性ばかりでは危ない感じ受けたよな。


そうでしたか。
水場の水は音を立てて流れていましたが、人はいなかったです。

水場
水場
岩から水が湧き出ている弘法の清水をすぎると近畿自然歩道になる。黒島展望台への道をパスし歩いていくと錦中学校への分岐に出会う。海に近い地域だけにこのあたりも避難経路になっているようだ。しばらくして避難場所になっている浅間神社に着き駐車地に戻った。
けっこう歩きでが有りましたでしょ、遊歩道整備の最中でした。
芦浜も原発作らなくて良かったですね。

錦は好きな所ですワン。


八竈の古文書はあまり残っていなくって何度か津波にやられて流されたようです。
八竈の中で赤崎竈は安政元年(1854年)の津波にやられて廃村になっています。
原発を立てるにはかなりリスクのある場所ですね。

それを除けば、とてもいい所で癒されます。
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わりばし
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登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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Re: 【南伊勢】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、panaさん。
【日 付】2012年12月16日(日)
【山 域】南伊勢
【コース】錦町営P7:00---8:28姫越山---9:45吉田橋---11:19芦浜12:30---錦町営P14:07
一番最初に貴公子に連れて行ってもらってから何年も経つような気がします。
同じ近畿かと思われる気候ですよね。


熊野は平安の時代から再生を願って京からわざわざ天皇が通った場所だけに、そうれを実感させてくれるぐらいの暖かさでした。
ここからは、ウバメガシにおおわれたしっかりとした尾根道が続き、展望台からは朝明けの赤みがかすかに残った錦湾が望める。
尾根道のウバメガシの林はとても印象に残っています。
それにしてもこういう低山でも朝早くから歩かれるのですね。


5時起きの5時半出発というのが山行のパターンになってしまっています。
熊野灘
熊野灘
「姫越山の山道を年老いた武士とお姫様が息をきらせて登って来られたそうな。戦に敗れて命からがら逃げてこられたようすでな、姫は疲れ果て一歩も動けんかった。お供の老武士が水を汲みに行っている間に、姫は息絶えておったそうや。途方にくれた老武士も、もはやこれまでと、ここまで片時も身からはなさずにきた軍用金を土中深く埋めると、姫の後を追ってしまたんや。」この姫君は平家ゆかりの一族とも芦浜の樋口次郎の娘とも言われている。
いい話ですね、ところでこの軍用金の話は知らなかったな、その後どうなったの軍用金。

ツツジの下に埋めたという言い伝えがあってこのあたりのツツジは掘り返されたそうですが、何も出てこなかったようです。
落人伝説のある八竈は、南北朝時代には南朝側で戦ったようですので、埋められたにしてもこの時に使っているでしょうね。


 
シダの茂る尾根に道が続いているが、整備がされたようで普通に歩ける。登山道に沿ってシダにおおわれた溝道が何度も顔を出した
下草に覆われているのは元気な林ですよね。最近つくづく思います。

芦生によく行かれているようですね。また、さそってください。
芦浜
芦浜
 
唐人殺し峠に着くと、芦浜の波音が聞こえてくる。中電整備の道を下り水音がしてきたなと思ったら整備小屋の水場で、芦浜は目と鼻の先だ。
いいですね、目に浮かぶようです。

この日は、気温も高くて汗ばむほどでした。
まさに癒しの空間でした。

ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。最近購入したMUKAストーブで鴨だし醤油の煮込みうどんをつくる。鴨のだしと油で、体も温まりおいしい。ハマナツメのしげる芦浜池を散策しながら癒しの時間をすごす。
至福のひとときですね。でも一人では寂しくないですか~?
いつでも美男美女貸出しますよ(笑)


昔は単独行なんてほとんどしなかったのですが、最近は慣れちゃいました。
芦浜
芦浜
椿の香ただよう峠には中電の看板があり、ここが姫越山への分岐になっている。
経済活動には欠かせない?原発もここに出来なくてよかったなと思いますね。
こんなに素晴らしい場所、残ってよかったと思います。


津波で廃村になった村のある地域だけに、原発の立地場所としてかなり問題があります。
昔の人の声や歴史に学ぶという謙虚さは無いのかって感じです・・・
  
姫越伝説の残る熊野脇道は、先人の知恵のつまった味わいある古道だった。
最近少し遠のいているこの山域、大阪から遠いけどまた行きたくなりました。
わりばしさん、素敵なレポありがとう~♪
お礼においしい写真をプレゼントしますね。


おいしそうですね。
ありがとうございます。
癒しの里にまたお越しください。
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わりばし
記事: 1774
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【熊野】癒しの熊野脇道  錦-姫越山-新桑竈-芦浜

投稿記事 by わりばし »

こんばんは、宮指路さん。

伊勢と熊野を結ぶ熊野古道には熊野脇道という枝道がある。玉城町田丸で本街道と分岐し熊野灘沿岸の各浦々をたどり紀北町で再び本街道に合流する古道がそれで、今回は大紀町錦から姫越山を越え南伊勢町新桑竈まで古道を歩き、帰りに芦浜に寄ることにした。

この山は海岸線沿いにあるので登山道から海を眺めながらのゆったり登山もいいものだなぁ~と思います。

雪雲が押し寄せる鈴鹿と違い日本晴れって感じです。

 姫ヶ塚の手前から脇道は山頂を避けトラバースしながら狼煙台跡に向かっている。姫越山は初めてなので山頂を目指し尾根を歩く。尾根筋に道はつけられており、これまでの道には無かったアップダウンのある登山道で、明らかに脇道の道のつけ方とは違った。山頂からは眼下に芦浜と芦浜池が見え、遠く尾鷲の火力発電所の煙突まで見わたせた。

山頂から海辺を眺めることが出来るのがここの良いところでしょうね

そうですね。
しかも人のいない自然豊かな静かな海辺ときていますからねえ。

爺ヶ塚
爺ヶ塚
 狼煙台跡まで下ると脇道が南側から合流し十字路になっていた。再度脇道に復帰し新桑竈に向け下って行く。シダの茂る尾根に道が続いているが、整備がされたようで普通に歩ける。登山道に沿ってシダにおおわれた溝道が何度も顔を出した、これが昔から歩かれてきた脇道なのだろう。

この辺りは道が錯綜していて分かりにくそうですね

そうでもないですよ。地元の山岳会が整備しているので大丈夫です。
熊野脇道
熊野脇道
尾根からは静かなたたずまいの新桑竈の町並が見えた。沢を越え上り返すと尾根道と脇道の分岐で、しばらく下ると植林の中に猪垣が見えてきた。

新桑竈とはまた変わった町名ですね

「さらくわかま」と読むようで、まっさらの「新」ですね。
芦浜
芦浜
 尾根では強い風が吹いていたが、ここは別天地でポカポカと暖かい。人が去った浜を独り占めだ、なんと贅沢な時間なんだろう。

ここの売りはこの芦浜に下りてのんびりランチを楽しむことですね
テン泊して朝日を眺めるのも楽しそうですね

小屋には水場もあるので、テン泊にも最適でしょうね。
この時期のぽかぽか登山というのもおつですよ。


                                 
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