【台高】雪降る差杉峠から高見山
Posted: 2012年12月05日(水) 23:15
[attachment=4]DSCN4007_925.jpg[/attachment]
【 日 付 】2012年12月01日
【 山 域 】台高北部 高見山北尾根
【メンバー】びぃ zipp
【 天 候 】曇天 雪
【 ルート 】《差杉峠~黒石山~高見三峰稜線~高見山~平野》
08:25 林道駐車地--- 08:30 差杉峠林道分岐--- 09:10~09:15 差杉峠--- 09:45 黒石山--- 10:35~10:45 大天狗岩(co940)---11:30 高見三峰山稜線 --- 12:10~13:00 高見山(昼食)--- 13:45 高見杉--- 14:20 平野たかすみ温泉
国道166号線を西進するに従いどんどん天候が妖しくなっていく。烏岳、局ヶ岳の山腹の紅葉がモルゲンロートに燃えていたのが嘘のように…。
三峰や県境稜線の山々はガスに包まれ、フロントガラスに雨粒さへ時折あたりはじめた。 高見トンネルを越えても天候は変わらず、高見山登山口のたかすみ温泉には、従業員らしき車が2台止まっているだけだ。
1台をここにデポし、乗り合わせて滝野へ向かう。林道の材木集積場らしき広い空地に車を駐めた。
林道を進んでいくと、地形図の差杉峠への破線道分岐では、重機が入って作業道を作っている。その一つ上流の左岸から入る枝谷に、差杉峠の標識はあり、そこから山道に入っていく。
道そのものは明確だ。地形図の三俣の谷の右俣に沿って道が伸びている。谷沿いには田畑の跡か区切りされた段々地が植林の中に続いてる。
右岸尾根が、もっこりしたあと標高を下げているが、さらに谷沿いに道は続いている。
このあたりで地形図の破線道と出会い、尾根を回り込んで左の枝谷の左岸山腹に道があるはずなのだ。
道を逸れ、左に尾根を跨いで田んぼの跡が広がる谷沿いを道を探しながら登っていく。
山に入ると、大木の切株が二つ残っていて驚かされた。時折、道型らしきものはあっても続かない。山腹も歩き難くなり、上に登りだすと、すぐにしっかりした道に飛び出した。
後日談。びぃちゃんが記録したGPSデータを見ると、現在地を見誤っていたようだ。
地形図のもっこり尾根はさらにその先だったのだ。地形図には表れていないが、その尾根先前にも、もっこり尾根があったのである。
現場でもっこり尾根の高さを勘案すれば、間違いはなかったろう。
ちなみに、ここは何も考えずに道なりに行けば差杉峠に達したようだ(^^;。
道に出ると、傾いた祠の中に明治時代に滝野区の人たちが祀ったらしいお地蔵さん。ちょっと変わっていて、坊ちゃん顔のお地蔵さんである。
植林を抜け出し、開けた笹&羊歯地に出れば、そこが差杉峠である。ここにはいつの時代のものだろうか?役行者の祠に石柱が残っている。
峠を越えれば、御杖・桃俣、峠の北面は笹ヤブに自然林。これから向かう南面は植林だ。 ひらひらと雪が舞い落ちはじめた。
植林の急登を登って893標高点。赤帽子の黒杭に「桃」の字が書かれたの杭が尾根沿いに打たれている。
黒石山(915.4m三角点)に着く頃には、雪霰が降りだし、周りはガスに覆われてしまった。東吉野側に開けた伐採地を通過するのだが、真っ白で何も見えないばかりか、雪が横殴りで降り注ぎ、右腕右足を濡らしはじめる。まだ先は長いことだしと雨具を着けた。
938標高点(船峯、小天狗山)の登りに差し掛かると、自然林へと替わり、それもブナの多い尾根となる。思わぬ予想外の展開だ。船峯ピークを挟んで、この稜線はブナが多く感じのいいところだ。
[attachment=2]DSCN3988_925.jpg[/attachment]
大天狗岩の右に巻く巻道分岐を確認して、大天狗岩に登る。岩棚の展望地は、西風も防いでくれてこの時期は絶好の休憩場所だ。当然ながら風景は真っ白。
巻道を辿りコルに降りると、993標高点(天狗山、奥山・高角神社分岐)へは、この区間初めての持続した登りとなり、雪が徐々に積り、木々の枝には樹氷が付きはじめた。
落ち葉を隠すように一面の雪が積もり、ブナの木に一筋の雪の白い線ができた頃、高見三峰の稜線に飛び出した。
ブナの古木も現れ、登るほどに樹氷が発達していく。大ガレは以前来た時よりも深く浸食されているようだが、ガスでよくは見えない。大きめに巻いて先を進む。
ちょっとした岩場のキレットを越えれば、大峠からの道に飛び出し、山頂はすぐそこだ。
[attachment=1]DSCN4011_925.jpg[/attachment]
こんな日に誰もいないだろうと飛び込んだ避難小屋には、8人ほどの人がいてびっくりだ。先ほど着いたばかりのような男女3人の6人組グループにカップルだ。
雪の付いた雨具を脱いで、ダウンを着てひと心地。
寒い寒いと云って足踏みしている女の子たちを見るとジーンズにこれ登山靴だろうか?と見まがう靴を履いている。山ガールというより、その予備軍と云った方がよさそうな出で立ちである。そして、なんと!男の子たちは、たこ焼き器を取り出したこ焼きをはじめた。
たこ焼き器は、重い鉄板ではなくアルミの加工品だとか。けど、なんで山でたこ焼きやねん!
こちらは、焼酎をお湯で割ってちびりちびりに、ラーメンである。
カップルが去った後、単独者がやってきて、なんとわたしたちが歩いた差杉峠から来たという。こんな日にそんなところを歩く人がいてびっくりだと云ったら、雪の上に足跡があってこちらこそびっくりしたと云われてしまった(^^;。
出来上がったたこ焼きを一つ頂くと、ベビーカステラの中にカシューナッツが入ってるようなものだった。まぁこれはこれでいいか(^^;。
昼食を食べ終え、6人グループに挨拶して小屋を出る。其の後も男の子たちは、コーヒーを淹れ食べ物を作るようだが、寒さに震えている女の子たちに同情したくなる。じーっとしていると、わたしでも脚先や手の指先がツベたくなってくるもの。
[attachment=0]DSCN4020_925.jpg[/attachment]
雪は止み、大きく成長したエビの尻尾を見ながら降りて行く。笛吹き岩に登っても、南に続く台高主稜線は見えず、真っ白なのは変わらない。
平野へ降りる道をたんたんと歩いていると、ぜぇぜぇと登ってくる真新しい装備を付けた若者に出会った。山をはじめたばかりなんだろう、しかしなんでこんな時間に?と思ったものの、「樹氷がよくついてますよ」と励ますよな言葉が口から出てしまい不思議だ。
単調な平野道を降りたところは、温泉だ。山を降りてそのまま温泉というのは、この時期には特にありがたい最高の環境である。かわいい女の子たちとお話もできたし、予想外に楽しめた山だった(^^)と、『おっちゃん』は思ふのである。
【 日 付 】2012年12月01日
【 山 域 】台高北部 高見山北尾根
【メンバー】びぃ zipp
【 天 候 】曇天 雪
【 ルート 】《差杉峠~黒石山~高見三峰稜線~高見山~平野》
08:25 林道駐車地--- 08:30 差杉峠林道分岐--- 09:10~09:15 差杉峠--- 09:45 黒石山--- 10:35~10:45 大天狗岩(co940)---11:30 高見三峰山稜線 --- 12:10~13:00 高見山(昼食)--- 13:45 高見杉--- 14:20 平野たかすみ温泉
国道166号線を西進するに従いどんどん天候が妖しくなっていく。烏岳、局ヶ岳の山腹の紅葉がモルゲンロートに燃えていたのが嘘のように…。
三峰や県境稜線の山々はガスに包まれ、フロントガラスに雨粒さへ時折あたりはじめた。 高見トンネルを越えても天候は変わらず、高見山登山口のたかすみ温泉には、従業員らしき車が2台止まっているだけだ。
1台をここにデポし、乗り合わせて滝野へ向かう。林道の材木集積場らしき広い空地に車を駐めた。
林道を進んでいくと、地形図の差杉峠への破線道分岐では、重機が入って作業道を作っている。その一つ上流の左岸から入る枝谷に、差杉峠の標識はあり、そこから山道に入っていく。
道そのものは明確だ。地形図の三俣の谷の右俣に沿って道が伸びている。谷沿いには田畑の跡か区切りされた段々地が植林の中に続いてる。
右岸尾根が、もっこりしたあと標高を下げているが、さらに谷沿いに道は続いている。
このあたりで地形図の破線道と出会い、尾根を回り込んで左の枝谷の左岸山腹に道があるはずなのだ。
道を逸れ、左に尾根を跨いで田んぼの跡が広がる谷沿いを道を探しながら登っていく。
山に入ると、大木の切株が二つ残っていて驚かされた。時折、道型らしきものはあっても続かない。山腹も歩き難くなり、上に登りだすと、すぐにしっかりした道に飛び出した。
後日談。びぃちゃんが記録したGPSデータを見ると、現在地を見誤っていたようだ。
地形図のもっこり尾根はさらにその先だったのだ。地形図には表れていないが、その尾根先前にも、もっこり尾根があったのである。
現場でもっこり尾根の高さを勘案すれば、間違いはなかったろう。
ちなみに、ここは何も考えずに道なりに行けば差杉峠に達したようだ(^^;。
道に出ると、傾いた祠の中に明治時代に滝野区の人たちが祀ったらしいお地蔵さん。ちょっと変わっていて、坊ちゃん顔のお地蔵さんである。
植林を抜け出し、開けた笹&羊歯地に出れば、そこが差杉峠である。ここにはいつの時代のものだろうか?役行者の祠に石柱が残っている。
峠を越えれば、御杖・桃俣、峠の北面は笹ヤブに自然林。これから向かう南面は植林だ。 ひらひらと雪が舞い落ちはじめた。
植林の急登を登って893標高点。赤帽子の黒杭に「桃」の字が書かれたの杭が尾根沿いに打たれている。
黒石山(915.4m三角点)に着く頃には、雪霰が降りだし、周りはガスに覆われてしまった。東吉野側に開けた伐採地を通過するのだが、真っ白で何も見えないばかりか、雪が横殴りで降り注ぎ、右腕右足を濡らしはじめる。まだ先は長いことだしと雨具を着けた。
938標高点(船峯、小天狗山)の登りに差し掛かると、自然林へと替わり、それもブナの多い尾根となる。思わぬ予想外の展開だ。船峯ピークを挟んで、この稜線はブナが多く感じのいいところだ。
[attachment=2]DSCN3988_925.jpg[/attachment]
大天狗岩の右に巻く巻道分岐を確認して、大天狗岩に登る。岩棚の展望地は、西風も防いでくれてこの時期は絶好の休憩場所だ。当然ながら風景は真っ白。
巻道を辿りコルに降りると、993標高点(天狗山、奥山・高角神社分岐)へは、この区間初めての持続した登りとなり、雪が徐々に積り、木々の枝には樹氷が付きはじめた。
落ち葉を隠すように一面の雪が積もり、ブナの木に一筋の雪の白い線ができた頃、高見三峰の稜線に飛び出した。
ブナの古木も現れ、登るほどに樹氷が発達していく。大ガレは以前来た時よりも深く浸食されているようだが、ガスでよくは見えない。大きめに巻いて先を進む。
ちょっとした岩場のキレットを越えれば、大峠からの道に飛び出し、山頂はすぐそこだ。
[attachment=1]DSCN4011_925.jpg[/attachment]
こんな日に誰もいないだろうと飛び込んだ避難小屋には、8人ほどの人がいてびっくりだ。先ほど着いたばかりのような男女3人の6人組グループにカップルだ。
雪の付いた雨具を脱いで、ダウンを着てひと心地。
寒い寒いと云って足踏みしている女の子たちを見るとジーンズにこれ登山靴だろうか?と見まがう靴を履いている。山ガールというより、その予備軍と云った方がよさそうな出で立ちである。そして、なんと!男の子たちは、たこ焼き器を取り出したこ焼きをはじめた。
たこ焼き器は、重い鉄板ではなくアルミの加工品だとか。けど、なんで山でたこ焼きやねん!
こちらは、焼酎をお湯で割ってちびりちびりに、ラーメンである。
カップルが去った後、単独者がやってきて、なんとわたしたちが歩いた差杉峠から来たという。こんな日にそんなところを歩く人がいてびっくりだと云ったら、雪の上に足跡があってこちらこそびっくりしたと云われてしまった(^^;。
出来上がったたこ焼きを一つ頂くと、ベビーカステラの中にカシューナッツが入ってるようなものだった。まぁこれはこれでいいか(^^;。
昼食を食べ終え、6人グループに挨拶して小屋を出る。其の後も男の子たちは、コーヒーを淹れ食べ物を作るようだが、寒さに震えている女の子たちに同情したくなる。じーっとしていると、わたしでも脚先や手の指先がツベたくなってくるもの。
[attachment=0]DSCN4020_925.jpg[/attachment]
雪は止み、大きく成長したエビの尻尾を見ながら降りて行く。笛吹き岩に登っても、南に続く台高主稜線は見えず、真っ白なのは変わらない。
平野へ降りる道をたんたんと歩いていると、ぜぇぜぇと登ってくる真新しい装備を付けた若者に出会った。山をはじめたばかりなんだろう、しかしなんでこんな時間に?と思ったものの、「樹氷がよくついてますよ」と励ますよな言葉が口から出てしまい不思議だ。
単調な平野道を降りたところは、温泉だ。山を降りてそのまま温泉というのは、この時期には特にありがたい最高の環境である。かわいい女の子たちとお話もできたし、予想外に楽しめた山だった(^^)と、『おっちゃん』は思ふのである。
【 ルート 】《差杉峠~黒石山~高見三峰稜線~高見山~平野》