【南紀】怒涛の晩秋沢3連ちゃん最終日は南紀でナメと滝に酔い痴れる:滝本北谷遡行
Posted: 2012年11月27日(火) 12:38
11月23日入道・池ノ谷(レポ済み),24日御在所・東多古知谷と2連ちゃんで鈴鹿の谷を歩き,3連休の最終日25日はたろーさんとコラボ沢行で南紀の沢に行く予定になっている.南紀の山は何度か登っているが,沢は初体験だ.どんな沢に出会えるのだろうか,ワクワクドキドキだ.
【 日 付 】2012年11月25日(日)
【 山 域 】南紀小口川流域 滝本北谷
【メンバー】たろーさん,シュークリーム
【 天 候 】快晴
【 ルート 】滝本駐車地 8:40 --- 9:05 筆藪滝 --- 9:40 猿手滝 --- 10:15 溜湾殿滝 --- 10:45 ケヤキ原滝 --- 11:10 屏風滝 --- 11:20 亀壺ノ滝 --- 12:25 比丘尼滝12:55 --- 13:20 取水堰堤(遡行終了) --- 15:30 滝本駐車地
24日,御在所から速攻で下山し,湯の山温泉で汗を流してから買い物などしているとすぐに夕方だ.午後7時にたろーさんと津ICで落ち合い,私の車に同乗して出発.高速道路と一般道を快適に飛ばし,熊野川道の駅でテントを張り,前泊する.久しぶりのテントは心地よい.寝酒代わりにワインを少し飲んで,速攻で寝てしまった.
朝5時半起床.放射冷却で冷え込み,霧がすごい.今日はいい天気になりそうだ.7時に道の駅を出発.くねくねの狭い山道を20キロほど走り,8時すぎには滝本の集落に着いた.典型的な過疎の集落で,家は建っているがこのうちの何軒に人が住んでいるのだろうか.駐車した道から畑をはさんだ向こうの民家では犬がのんびりと寝そべっている.
沢装束を整えて出発.未舗装の林道を歩いていると練馬ナンバーの車が追い越していく.沢登りの人???昨年の台風で起こったのであろう地滑りで分断された林道を越えていくと,筆藪滝にでた.先ほどの車の人が三脚を構えて写真を撮っている.夫婦連れのようだ. で,でかい!!
巨大な滝壺に満々と水をたたえ,滝口から轟音を響かせて大量の水が落ちている.鈴鹿のこじんまりした滝を見なれた目にはあまりに巨大すぎて,怯えさえ感じてしまう.これが南紀の沢なのか.スケールが全然違うじゃないか.自分はこんな所をほんとに歩けるのだろうか.
滝壺の周りを埋めた倒木を乗り越え.右岸を巻いていく.え~,道なんかないよ~.
一人だったら絶対引き返すところだ.この沢を以前下降したことのあるたろーさんは道があるはずだという.巻き道を探しているうちに,斜面の上の方でようやく道を見つける.
しばらく歩くと,越前谷の出会い.越前谷の方には猿手滝20mがかかっている.出会いから北谷の右岸斜面をトラバースしていく.ところどころ道らしきものはあるが,すぐに不明瞭になる.ルンゼを下り,部屋滝20mの上部に出る.
ナメをしばらく歩いていくと留湾殿滝と呼ばれるナメ滝に出る.へ~,沢上谷みたいだ.南紀の谷はナメが多いと聞いていたが,本当だ.たろーさんが直登できるかどうか試している.かなり微妙な感じだ.夏場ならすべっても釜にドボンするだけだが,今の時期ドボンで全身ずぶぬれは勘弁してもらいたい.私は最初から挑戦する気は全くない.たろーさんもあきらめたようだ.二段目のナメ滝は最初から無理,三段目は傾斜がゆるく直登できた.しかし,斜面がぬめっていて,油断するとすべるので気をつけたほうがよさそうだ.このあとに出てくるナメ滝もすべてそうだった.
ケヤキ原滝30mはこの谷で最も落差の大きい滝だ.水量が豊富で圧倒されるような迫力がある.右岸側は高さ70mの柱状節理の嵓が垂直に立っている.天気がよく,紅葉が美しい.気温が上がってきているようで,風もないので寒さは全く感じない.むしろ歩いていると汗ばむほどだ.南紀はまだ沢の季節なのだと感じる. ケヤキ原滝を左岸側から巻くと,すぐに垂直な一枚岩でできた巨大なスラブ滝に出る.屏風滝20mだ.すごいとしか言いようがない.沢上谷でもこのようなスラブ滝にあったが,水量が少なくて貧相な感じだった.この滝は水量が十分で,圧倒されるような美しさがある.これを見ただけでも着た甲斐があったと思った. 屏風滝を左岸から巻くと,すぐ上が亀壺の滝13mだ.この滝も屏風滝と同様スラブ滝で,亀壺と呼ばれる深い滝壺を持っている.一体何メートルの深さがあるのだろうか.なぜここだけ深くえぐれたのだろうか.自然の造形美が面白い.
亀壺の滝を右岸側からロープを伝って巻くとその上は美しいナメが延々と続いている.ナメの歩きは楽しい.わざと流れの中をぴちゃぴちゃ音を立てながら歩いていく.これだから沢歩きはやめられない. ナメのあとは巨岩帯を遡っていく.1か所の岩の乗越で,たろーさんは何とか越えたが私が越えられない.たろーさんに引っ張り上げてもらう.う~ん,これはリーチの差だろうか.あるいは年の差?
北谷最後の滝,比丘尼滝14mで昼食にする.陽がよく当たって気持ちのいい場所だ.滝に虹がかかっている.風も全くなく,このまま昼寝をしたいほどの気持ちよさだ. 比丘尼滝を左岸から巻くと,3段のナメ滝が待っていた.いずれも直登できるが,ぬめるので油断するとずるっときてひやりとする.ナメを過ぎると水取り入れ口の堰堤にでて遡行終了だ.ここをしばらく行くと熊野古道の地蔵茶屋跡に出るという.ここの古道は2回ほど歩いたことがある.
沢装束を脱ぎ,靴を履き替えて下山にかかる.下山と言っても最初はしばらく登りが続く.沢行3日目の疲れがボディーブローのように効いてきて,登りがめちゃくちゃきつい.何とかたろーさんの後ろをついていく.
ここの下りは道が不明瞭で,ルートファインディングが必要だ.たろーさんは地図読みの練習をしているのか,GPSを使わずにコンパスと地図だけでルートを探している.ときどき道がわからなくなるとGPSでカンニングしている.ルートはリーダーのたろーさん任せなので,私は気楽なものだ.いつも単独行で自分ひとりでルートを探しているので,たまにはこんな楽チン山行もあっていいだろう.
わずかに迷走はあったが,最後は予定の地点にどんぴしゃで着地できた.車道を5分ほど歩き駐車地に戻る.
終わってみれば,滝良し,ナメ良し,紅葉良しの3拍子が揃った,今年の最後を締めくくるすばらしい沢行だった.今度来るときはこれに温泉良しをプラスして,4拍子揃った沢行にしたいね.
たろーさん,素敵な沢行ありがとうございましたm(__)m
来年もまたよろしく.帰りの渋滞はどうでしたか.
【 日 付 】2012年11月25日(日)
【 山 域 】南紀小口川流域 滝本北谷
【メンバー】たろーさん,シュークリーム
【 天 候 】快晴
【 ルート 】滝本駐車地 8:40 --- 9:05 筆藪滝 --- 9:40 猿手滝 --- 10:15 溜湾殿滝 --- 10:45 ケヤキ原滝 --- 11:10 屏風滝 --- 11:20 亀壺ノ滝 --- 12:25 比丘尼滝12:55 --- 13:20 取水堰堤(遡行終了) --- 15:30 滝本駐車地
24日,御在所から速攻で下山し,湯の山温泉で汗を流してから買い物などしているとすぐに夕方だ.午後7時にたろーさんと津ICで落ち合い,私の車に同乗して出発.高速道路と一般道を快適に飛ばし,熊野川道の駅でテントを張り,前泊する.久しぶりのテントは心地よい.寝酒代わりにワインを少し飲んで,速攻で寝てしまった.
朝5時半起床.放射冷却で冷え込み,霧がすごい.今日はいい天気になりそうだ.7時に道の駅を出発.くねくねの狭い山道を20キロほど走り,8時すぎには滝本の集落に着いた.典型的な過疎の集落で,家は建っているがこのうちの何軒に人が住んでいるのだろうか.駐車した道から畑をはさんだ向こうの民家では犬がのんびりと寝そべっている.
沢装束を整えて出発.未舗装の林道を歩いていると練馬ナンバーの車が追い越していく.沢登りの人???昨年の台風で起こったのであろう地滑りで分断された林道を越えていくと,筆藪滝にでた.先ほどの車の人が三脚を構えて写真を撮っている.夫婦連れのようだ. で,でかい!!
巨大な滝壺に満々と水をたたえ,滝口から轟音を響かせて大量の水が落ちている.鈴鹿のこじんまりした滝を見なれた目にはあまりに巨大すぎて,怯えさえ感じてしまう.これが南紀の沢なのか.スケールが全然違うじゃないか.自分はこんな所をほんとに歩けるのだろうか.
滝壺の周りを埋めた倒木を乗り越え.右岸を巻いていく.え~,道なんかないよ~.
しばらく歩くと,越前谷の出会い.越前谷の方には猿手滝20mがかかっている.出会いから北谷の右岸斜面をトラバースしていく.ところどころ道らしきものはあるが,すぐに不明瞭になる.ルンゼを下り,部屋滝20mの上部に出る.
ナメをしばらく歩いていくと留湾殿滝と呼ばれるナメ滝に出る.へ~,沢上谷みたいだ.南紀の谷はナメが多いと聞いていたが,本当だ.たろーさんが直登できるかどうか試している.かなり微妙な感じだ.夏場ならすべっても釜にドボンするだけだが,今の時期ドボンで全身ずぶぬれは勘弁してもらいたい.私は最初から挑戦する気は全くない.たろーさんもあきらめたようだ.二段目のナメ滝は最初から無理,三段目は傾斜がゆるく直登できた.しかし,斜面がぬめっていて,油断するとすべるので気をつけたほうがよさそうだ.このあとに出てくるナメ滝もすべてそうだった.
ケヤキ原滝30mはこの谷で最も落差の大きい滝だ.水量が豊富で圧倒されるような迫力がある.右岸側は高さ70mの柱状節理の嵓が垂直に立っている.天気がよく,紅葉が美しい.気温が上がってきているようで,風もないので寒さは全く感じない.むしろ歩いていると汗ばむほどだ.南紀はまだ沢の季節なのだと感じる. ケヤキ原滝を左岸側から巻くと,すぐに垂直な一枚岩でできた巨大なスラブ滝に出る.屏風滝20mだ.すごいとしか言いようがない.沢上谷でもこのようなスラブ滝にあったが,水量が少なくて貧相な感じだった.この滝は水量が十分で,圧倒されるような美しさがある.これを見ただけでも着た甲斐があったと思った. 屏風滝を左岸から巻くと,すぐ上が亀壺の滝13mだ.この滝も屏風滝と同様スラブ滝で,亀壺と呼ばれる深い滝壺を持っている.一体何メートルの深さがあるのだろうか.なぜここだけ深くえぐれたのだろうか.自然の造形美が面白い.
亀壺の滝を右岸側からロープを伝って巻くとその上は美しいナメが延々と続いている.ナメの歩きは楽しい.わざと流れの中をぴちゃぴちゃ音を立てながら歩いていく.これだから沢歩きはやめられない. ナメのあとは巨岩帯を遡っていく.1か所の岩の乗越で,たろーさんは何とか越えたが私が越えられない.たろーさんに引っ張り上げてもらう.う~ん,これはリーチの差だろうか.あるいは年の差?
北谷最後の滝,比丘尼滝14mで昼食にする.陽がよく当たって気持ちのいい場所だ.滝に虹がかかっている.風も全くなく,このまま昼寝をしたいほどの気持ちよさだ. 比丘尼滝を左岸から巻くと,3段のナメ滝が待っていた.いずれも直登できるが,ぬめるので油断するとずるっときてひやりとする.ナメを過ぎると水取り入れ口の堰堤にでて遡行終了だ.ここをしばらく行くと熊野古道の地蔵茶屋跡に出るという.ここの古道は2回ほど歩いたことがある.
沢装束を脱ぎ,靴を履き替えて下山にかかる.下山と言っても最初はしばらく登りが続く.沢行3日目の疲れがボディーブローのように効いてきて,登りがめちゃくちゃきつい.何とかたろーさんの後ろをついていく.
ここの下りは道が不明瞭で,ルートファインディングが必要だ.たろーさんは地図読みの練習をしているのか,GPSを使わずにコンパスと地図だけでルートを探している.ときどき道がわからなくなるとGPSでカンニングしている.ルートはリーダーのたろーさん任せなので,私は気楽なものだ.いつも単独行で自分ひとりでルートを探しているので,たまにはこんな楽チン山行もあっていいだろう.
わずかに迷走はあったが,最後は予定の地点にどんぴしゃで着地できた.車道を5分ほど歩き駐車地に戻る.
終わってみれば,滝良し,ナメ良し,紅葉良しの3拍子が揃った,今年の最後を締めくくるすばらしい沢行だった.今度来るときはこれに温泉良しをプラスして,4拍子揃った沢行にしたいね.
たろーさん,素敵な沢行ありがとうございましたm(__)m
来年もまたよろしく.帰りの渋滞はどうでしたか.
で,でかい!!