【奥美濃】中越山
Posted: 2012年11月27日(火) 00:11
【日 付】 2012/11/24(土)
【山 域】 奥美濃 中越山 (岐阜県本巣市、山県市、関市 境界)
【地形図】(1/25000)下大須
【メンバー】 単独
【天 候】 晴ときどき曇り
【ルート】 駐車地8:00---鍋倉林道終点8: 05---796m標高点8:45/8:50---ca940mP 9:25/9:30
---953m標高点9:50---ca960mP 10:00/10:10---ca1035m鞍部10:40---中越山(1156m標高点)11:20/12:20
--- ca1035m鞍部12:40--- ca960mP 13:05/13:20---林道終点14:15---駐車地14:25
今回は、奥美濃の中越山に登る。
この中越山は地形図に山名は載っていないが、日永岳の西南西750mのところにある1156m標高点の山だ。
[attachment=4]s-R0017306.jpg[/attachment]
根尾方面は、最近は浦島太郎状態になっていて、6年振りの訪問になる。
若い頃はしょっちゅう大阪から走って来た根尾方面も、
近年、あちこちで道が改良されて便利になるのと反比例して、肉体的にはだんだん遠くなっていくようで、
気合いを入れないと眠気に負けてしまいそうだ。
夜の国道157号を北へ向かうと、6年前、ヘアピンカーブで段丘の斜面をうねうねと下っていた旧道の谷を、
新道が長大な高架で軽々とひとまたぎにしているのに度肝を抜かれた日当地区で、
今度は前に立ちはだかっていた山の腹をブチ抜いて日当平野トンネルが貫通しており、あっと言う間に高尾の赤鉄橋まで来てしまう。
思わず「おおすごい」とつぶやいてしまった。
薄墨桜で有名な樽見に着いた。
このまま国道157を行くと、兎夢さんの情報で最近再開したという、「危険!落ちたら死ぬ!!」の看板で有名な倉見の酷道区間へと通じる。
一瞬食指が動いたが、黒津から折越峠まわりで下大須へ戻るのもかったるいので、今日は自粛。
どっちみち、夜は何にも見えないんだから、どこ走っててもおんなじやし、早く寝るほうがいい。
樽見で国道157と別れ、根尾東谷へ向かい、某所で車中泊。
朝、下大須の集落を奥へ抜けて、鍋倉林道に入る。
この林道の終点には駐車余地がないとの情報を得ていたので、手前の堰堤前広場に駐車。
支度をして、林道を5分も歩くと林道終点となり、そこから尾根に取り付いた。
尾根には仕事道があり、ところどころ階段までこしらえてある。
尾根の左側が植林、右側がブナもある自然林で、その間の切り開きを登って行く。
紅葉はこの600mあたりまで降りてきていて、朝日に照らされた錦秋の山肌がきれいだ。
最初は緩傾斜だったが、しばらくすると一転して見上げる急登になった。
一定以上に心拍数を上げないよう、ゆっくりと登っていく。
再び傾斜が緩み、796m標高点で一息入れる。
尾根の道には黄色のプラ杭が続いていた。
そして、白の荷造り用ポリテープのマーカーも……。
テープは立木に5m~10mおきくらいの間隔で取り付けられ、風にヒラヒラたなびいている。
今の季節では比較的目立たない白色だが、
ところどころで、風に当たって細かく裂けたテープがクモの巣のように木の枝に絡みついているのがきたならしい。
[attachment=3]s-R0017299.jpg[/attachment]
やがて、左側の植林が少し山腹に下がり、尾根は自然林の中を行くようになった。
とたんに、白テープが2m~5mおきになる。
道があるのに、なんじゃ、こいつは。
白いヒラヒラ以外は雰囲気のよい尾根を辿ると、ca940mピークに着いた。
ここは、本巣市と山県市の境界稜線……なんか、ピンと来ないな。
ここは、根尾村と美山町の境界稜線、これがしっくりして落ち着きがいい。
この尾根も、ところどころ道があやふやな部分もあるが、おおむね、はっきりとした道がある。
分岐のほとんどない細い尾根だから、尾根にそって進んでいれば間違いはない。
ところが、なんでもない直線道で、2m間隔で付けられた5本のヒラヒラを見たとたん、ついに頭の中で「ブチッ」と音がした。
こんなにはっきりした直線の道で、どうやったら道をはずすことができるというのか。
もう、気分が悪いわ。
ちょっとテープが多いから、帰りに掃除していこうかなと思っていたが、即、掃除に変更だ。
ザックからカッターナイフとレジ袋を出して、排除にかかる。
ところが、排除を始めると、3つの誤算に気がついた。
誤算その1……カーターナイフを使うのが久し振りなので、刃が錆びかけで切れ味が悪く、なかなかテープが切れない。
誤算その2……テープを枝に結んだ部分が切れても、テープの先が風に細かく裂けて枝に絡みついているのを取るのに、かなり時間がかかるし、力もいるし、なかなかきれいに取れない。
誤算その3……取り外して手にしたテープに静電気が起こって、レジ袋に入れようとしても、テープが手にまとわりついて離れない。
特に、風に裂けて細くなったものは、左右の手を行ったり来たりするだけで、なんぼやっても手からとれず、始末に負えない。
10本ほど排除したが、処理に無茶苦茶に時間がかかる。
もう4分ほど経ったというのに、さっきから、まだ8mしか進んでいない。
これでは山頂に着くまでに、年を越してしまうぞ。
しかたがない、今日は白テープを見なかったことにしよう。
ときどき軽い藪はあるが、道は続いていて、黄色のプラ杭も続いている。
953m標高点を過ぎると低い笹藪になったが、それもわずかで、ca960mの小ピークに着いた。
ここは石灰岩の露出した、カレンフェルトの丘になっている。
明るくて気持ちのいい、広々としたところだ。
お腹がすいてきたので、行動食のアンパンを食べる。
[attachment=2]s-R0017340.jpg[/attachment]
ここからは、しばらく露岩の尾根を少し下る。
部分的に笹藪もあるが、踏み跡が続いている。
傾斜が強くなってきた尾根を登ると、右上に見えていたピークと、進むべき左の尾根との鞍部ca1035mに登りついた。
ここで、正面の谷を挟んで日永岳の前峰が見えた。
ここには、木曽三川公社のコンクリート杭と、林野庁の国有林境界見出標のプレートがある。
ここから尾根を左へ進む。
すぐに、左のほうに白く冠雪した能郷白山が見えた。
右には、電波反射板の建つ日永岳がすぐそこに見えている。
歩いていると、なんか靴の左足がパコパコするのに気がついた。
ありゃっ、ソールが剥がれかけてるぞ。
ソールはまだ、つま先と踵の部分で繋がっているので、完全に剥がれているのではないが、前半分がパコパコと浮いたようになっている。
右足も見てみると、左ほどではないが、隙間ができかけている。
今日はなんとか持ちそうだが、どちらも、もう時間の問題に違いない。
[attachment=1]s-R0017330.jpg[/attachment]
すぐに最後の登りになり、そこから笹藪こぎが始まった。
登りなので、頭を上げていると逆目の笹の抵抗で進みにくい。
笹を分けていると、時に、どこを登ればいいのか踏み跡を失いそうになるが、笹の中にもぐってみると踏み跡ははっきりしている。
ところが、だ。
ところが、件の白テープ氏が、ここで暴挙に出た。
なんでもない道のあるところでも、あれだけの連続技をかましてくれた御仁だ。
この笹の中をどう進んでいったらいいのか、帰りはちゃんと帰れるのか、きっと不安で不安でしかたなかったのだろう。
あろうことか、踏み跡に沿って笹藪の中に白テープを引き回し始めたのだ。
そのテープが笹に絡みつき、笹を分けるワシの行く手を左右に絡んだテープが通せんぼする。
無理舎利かきわけて進むが、あっと思った瞬間、テープが首に巻きついた。
うわうわ、苦し……。
こんなとこで、首吊りなんかごめんだゾ。
あわてて引っ張るが、細かく裂けたテープでも、ちょっとやそっとの力で引っ張ったって切れやしない。
やっとの思いで首からテープを外して、頭越しに後ろへやると、こんどはザックに引っかかって、斜面の後ろへ引き倒されそうになった。
なにをするんじゃい、このドしろうとが。(怒)
お前さんがここに来るのなんか10年早いわ。
山の歩きかたをもっと練習してから来なさい。
まったく、もう。
[attachment=0]s-R0017332.jpg[/attachment]
気をとりなおして登っていくと、傾斜が緩み、3畳分ほど刈り払いされている山頂に着いた。
1156m標高点ピーク、中越山。
意外にも山名板はひとつもなく、古い布の白ヒモと青いテープが下がっているだけの、素朴な山頂だ。
立っていると、笹藪越しに周りの景色が見えるが、それも今の季節、木々の葉が落ちているからで、
木の葉が茂る季節なら、立っても何も見えないだろう。
静かな山頂で、うまいビールで喉を潤し、フーフーとうどん鍋を食べる。
ああ極楽、極楽。
お浄土にまた一歩近づいたね。
登りは逆目で時間がかかった笹藪こぎも、下りは順目なのでスイスイと下れる。
国有林境界の尾根を離れて、カレンフェルトの丘まで戻り、小休止。
ふと右手(西の方角)を見ると、気持ちよさそうな自然林の広い尾根が広がっている。
気分の悪いテープ類は一切なさそうだし、こっちから降りようかな。
鍋倉林道のひとつ上の林道終点に出られたらいいし。
ca960mのカレンフェルトの丘から、西に向かう。
葉が落ちた明るい林は、気持ちがいい。
しばらくすると尾根上は藪で進みにくくなったので、左へ逃げて、歩きやすい山腹をトラバースしていく。
間もなく植林地に入り、傾斜がきつくなったのでスピードは出ないが、下りやすいところを適当に下っていくと、谷底に近い平坦地に出た。
そこには仕事道があった。
杣道を進むと、谷を飛び石で渡ったところが、目標の林道終点だった。
そこから、ひとつ下の林道にある駐車地までは10分ほどで着いた。
なかなか楽しい山だった。
洞吹(どうすい)
【山 域】 奥美濃 中越山 (岐阜県本巣市、山県市、関市 境界)
【地形図】(1/25000)下大須
【メンバー】 単独
【天 候】 晴ときどき曇り
【ルート】 駐車地8:00---鍋倉林道終点8: 05---796m標高点8:45/8:50---ca940mP 9:25/9:30
---953m標高点9:50---ca960mP 10:00/10:10---ca1035m鞍部10:40---中越山(1156m標高点)11:20/12:20
--- ca1035m鞍部12:40--- ca960mP 13:05/13:20---林道終点14:15---駐車地14:25
今回は、奥美濃の中越山に登る。
この中越山は地形図に山名は載っていないが、日永岳の西南西750mのところにある1156m標高点の山だ。
[attachment=4]s-R0017306.jpg[/attachment]
根尾方面は、最近は浦島太郎状態になっていて、6年振りの訪問になる。
若い頃はしょっちゅう大阪から走って来た根尾方面も、
近年、あちこちで道が改良されて便利になるのと反比例して、肉体的にはだんだん遠くなっていくようで、
気合いを入れないと眠気に負けてしまいそうだ。
夜の国道157号を北へ向かうと、6年前、ヘアピンカーブで段丘の斜面をうねうねと下っていた旧道の谷を、
新道が長大な高架で軽々とひとまたぎにしているのに度肝を抜かれた日当地区で、
今度は前に立ちはだかっていた山の腹をブチ抜いて日当平野トンネルが貫通しており、あっと言う間に高尾の赤鉄橋まで来てしまう。
思わず「おおすごい」とつぶやいてしまった。
薄墨桜で有名な樽見に着いた。
このまま国道157を行くと、兎夢さんの情報で最近再開したという、「危険!落ちたら死ぬ!!」の看板で有名な倉見の酷道区間へと通じる。
一瞬食指が動いたが、黒津から折越峠まわりで下大須へ戻るのもかったるいので、今日は自粛。
どっちみち、夜は何にも見えないんだから、どこ走っててもおんなじやし、早く寝るほうがいい。
樽見で国道157と別れ、根尾東谷へ向かい、某所で車中泊。
朝、下大須の集落を奥へ抜けて、鍋倉林道に入る。
この林道の終点には駐車余地がないとの情報を得ていたので、手前の堰堤前広場に駐車。
支度をして、林道を5分も歩くと林道終点となり、そこから尾根に取り付いた。
尾根には仕事道があり、ところどころ階段までこしらえてある。
尾根の左側が植林、右側がブナもある自然林で、その間の切り開きを登って行く。
紅葉はこの600mあたりまで降りてきていて、朝日に照らされた錦秋の山肌がきれいだ。
最初は緩傾斜だったが、しばらくすると一転して見上げる急登になった。
一定以上に心拍数を上げないよう、ゆっくりと登っていく。
再び傾斜が緩み、796m標高点で一息入れる。
尾根の道には黄色のプラ杭が続いていた。
そして、白の荷造り用ポリテープのマーカーも……。
テープは立木に5m~10mおきくらいの間隔で取り付けられ、風にヒラヒラたなびいている。
今の季節では比較的目立たない白色だが、
ところどころで、風に当たって細かく裂けたテープがクモの巣のように木の枝に絡みついているのがきたならしい。
[attachment=3]s-R0017299.jpg[/attachment]
やがて、左側の植林が少し山腹に下がり、尾根は自然林の中を行くようになった。
とたんに、白テープが2m~5mおきになる。
道があるのに、なんじゃ、こいつは。
白いヒラヒラ以外は雰囲気のよい尾根を辿ると、ca940mピークに着いた。
ここは、本巣市と山県市の境界稜線……なんか、ピンと来ないな。
ここは、根尾村と美山町の境界稜線、これがしっくりして落ち着きがいい。
この尾根も、ところどころ道があやふやな部分もあるが、おおむね、はっきりとした道がある。
分岐のほとんどない細い尾根だから、尾根にそって進んでいれば間違いはない。
ところが、なんでもない直線道で、2m間隔で付けられた5本のヒラヒラを見たとたん、ついに頭の中で「ブチッ」と音がした。
こんなにはっきりした直線の道で、どうやったら道をはずすことができるというのか。
もう、気分が悪いわ。
ちょっとテープが多いから、帰りに掃除していこうかなと思っていたが、即、掃除に変更だ。
ザックからカッターナイフとレジ袋を出して、排除にかかる。
ところが、排除を始めると、3つの誤算に気がついた。
誤算その1……カーターナイフを使うのが久し振りなので、刃が錆びかけで切れ味が悪く、なかなかテープが切れない。
誤算その2……テープを枝に結んだ部分が切れても、テープの先が風に細かく裂けて枝に絡みついているのを取るのに、かなり時間がかかるし、力もいるし、なかなかきれいに取れない。
誤算その3……取り外して手にしたテープに静電気が起こって、レジ袋に入れようとしても、テープが手にまとわりついて離れない。
特に、風に裂けて細くなったものは、左右の手を行ったり来たりするだけで、なんぼやっても手からとれず、始末に負えない。
10本ほど排除したが、処理に無茶苦茶に時間がかかる。
もう4分ほど経ったというのに、さっきから、まだ8mしか進んでいない。
これでは山頂に着くまでに、年を越してしまうぞ。
しかたがない、今日は白テープを見なかったことにしよう。
ときどき軽い藪はあるが、道は続いていて、黄色のプラ杭も続いている。
953m標高点を過ぎると低い笹藪になったが、それもわずかで、ca960mの小ピークに着いた。
ここは石灰岩の露出した、カレンフェルトの丘になっている。
明るくて気持ちのいい、広々としたところだ。
お腹がすいてきたので、行動食のアンパンを食べる。
[attachment=2]s-R0017340.jpg[/attachment]
ここからは、しばらく露岩の尾根を少し下る。
部分的に笹藪もあるが、踏み跡が続いている。
傾斜が強くなってきた尾根を登ると、右上に見えていたピークと、進むべき左の尾根との鞍部ca1035mに登りついた。
ここで、正面の谷を挟んで日永岳の前峰が見えた。
ここには、木曽三川公社のコンクリート杭と、林野庁の国有林境界見出標のプレートがある。
ここから尾根を左へ進む。
すぐに、左のほうに白く冠雪した能郷白山が見えた。
右には、電波反射板の建つ日永岳がすぐそこに見えている。
歩いていると、なんか靴の左足がパコパコするのに気がついた。
ありゃっ、ソールが剥がれかけてるぞ。
ソールはまだ、つま先と踵の部分で繋がっているので、完全に剥がれているのではないが、前半分がパコパコと浮いたようになっている。
右足も見てみると、左ほどではないが、隙間ができかけている。
今日はなんとか持ちそうだが、どちらも、もう時間の問題に違いない。
[attachment=1]s-R0017330.jpg[/attachment]
すぐに最後の登りになり、そこから笹藪こぎが始まった。
登りなので、頭を上げていると逆目の笹の抵抗で進みにくい。
笹を分けていると、時に、どこを登ればいいのか踏み跡を失いそうになるが、笹の中にもぐってみると踏み跡ははっきりしている。
ところが、だ。
ところが、件の白テープ氏が、ここで暴挙に出た。
なんでもない道のあるところでも、あれだけの連続技をかましてくれた御仁だ。
この笹の中をどう進んでいったらいいのか、帰りはちゃんと帰れるのか、きっと不安で不安でしかたなかったのだろう。
あろうことか、踏み跡に沿って笹藪の中に白テープを引き回し始めたのだ。
そのテープが笹に絡みつき、笹を分けるワシの行く手を左右に絡んだテープが通せんぼする。
無理舎利かきわけて進むが、あっと思った瞬間、テープが首に巻きついた。
うわうわ、苦し……。
こんなとこで、首吊りなんかごめんだゾ。
あわてて引っ張るが、細かく裂けたテープでも、ちょっとやそっとの力で引っ張ったって切れやしない。
やっとの思いで首からテープを外して、頭越しに後ろへやると、こんどはザックに引っかかって、斜面の後ろへ引き倒されそうになった。
なにをするんじゃい、このドしろうとが。(怒)
お前さんがここに来るのなんか10年早いわ。
山の歩きかたをもっと練習してから来なさい。
まったく、もう。
[attachment=0]s-R0017332.jpg[/attachment]
気をとりなおして登っていくと、傾斜が緩み、3畳分ほど刈り払いされている山頂に着いた。
1156m標高点ピーク、中越山。
意外にも山名板はひとつもなく、古い布の白ヒモと青いテープが下がっているだけの、素朴な山頂だ。
立っていると、笹藪越しに周りの景色が見えるが、それも今の季節、木々の葉が落ちているからで、
木の葉が茂る季節なら、立っても何も見えないだろう。
静かな山頂で、うまいビールで喉を潤し、フーフーとうどん鍋を食べる。
ああ極楽、極楽。
お浄土にまた一歩近づいたね。
登りは逆目で時間がかかった笹藪こぎも、下りは順目なのでスイスイと下れる。
国有林境界の尾根を離れて、カレンフェルトの丘まで戻り、小休止。
ふと右手(西の方角)を見ると、気持ちよさそうな自然林の広い尾根が広がっている。
気分の悪いテープ類は一切なさそうだし、こっちから降りようかな。
鍋倉林道のひとつ上の林道終点に出られたらいいし。
ca960mのカレンフェルトの丘から、西に向かう。
葉が落ちた明るい林は、気持ちがいい。
しばらくすると尾根上は藪で進みにくくなったので、左へ逃げて、歩きやすい山腹をトラバースしていく。
間もなく植林地に入り、傾斜がきつくなったのでスピードは出ないが、下りやすいところを適当に下っていくと、谷底に近い平坦地に出た。
そこには仕事道があった。
杣道を進むと、谷を飛び石で渡ったところが、目標の林道終点だった。
そこから、ひとつ下の林道にある駐車地までは10分ほどで着いた。
なかなか楽しい山だった。
洞吹(どうすい)
今回は、奥美濃の中越山に登る。