【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
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【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
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【 ルート 】
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【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
【日 付】2012年11月25日(日)
【山 域】若狭 庄部谷山(856.1m)
【天 候】晴れ
【コース】田代9:24---鉄塔10:26---11:55庄部谷山13:13---P677m北鉄塔14:07---どんぐり倶楽部15:20---15:45駐車地
新庄の田代集落のはずれに車を止めた。いつもなら林道奥の関電取水施設まで入るのだが、今日は西麓にあるどんぐり
倶楽部のあたりへ下山する予定である。
駐車地の前には大きな墓がある。それは墓のマンションのような、城のような、墓をてんこ盛りにした珍しいものだった。
車で通り過ぎるだけでは見えないものがある。
[attachment=4]P1090984_1.JPG[/attachment]
右手から入る庄部谷をまたぐ水路が入り口の目印だ。はしごを登って谷沿いの道に入ったところでハタと気が付いた。
タバコとライターを置いてきてしまったのだ。タバコはともかくライターがなければ昼飯の鍋が食えない。幸いなことに歩き始
めてまだ15分ほどだ。取りに戻る以外の選択肢はない。
ここで気が付くとはまだまだ俺も捨てたもんじゃない。今日はついている、ということにしておこう。
30分ほどのロスで試合再開である。このルートは7年ほど前に始めて庄部谷山を訪れた時に、下山でロストした尾根だ。
今日はその検証というわけである。
前回は外した尾根が谷に落ち込み、そのまま谷沿いを下ろう(沢装備をしていた)としたところ激しく雨が降り始めて、瞬く
間に流水が茶色に変わるのを見て隣の尾根にトラバース、植林が出てきたので「しめた」と下っていく内にトラロープが延々
と張られた谷沿いの道に出たのだった。
このトラロープの道は2年前に庄部谷を遡行した時に再確認している。中流域にある集落の取水施設跡への道だった。
しかし去年の水害のせいか、斜面にはトラロープは残っているものの、道の痕跡もないような状態である。7年前に下山して
きてバナナカステラを食べて(こんなことはよく覚えているものだ)ひと息ついた二俣に着く。
このすぐ上に巡視路の標識があった。戻り気味に山腹をトラバース、時々現われるプラ階段が巡視路であることを示している。
グズグズの急斜面はやがて尾根の形になり、急に目の前が開けて鉄塔が現われた。鉄塔の奥はここまでと打って変わっ
て明るい疎林の尾根が続いている。
傾斜が急なことに変わりはないものの、やはり下生えのない自然林は気持ちがいい。まだ標高が低いので黄色く色付いた
木も残っていた。海にほど近いこのあたりの山は、登山口の標高が100m内外しかないのだ。
[attachment=3]P1100024_1.JPG[/attachment]
標高600mを超えると立派なブナが目立ち始めた。
庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。どの尾根を選んでも失望することはな
いが、ここもまたそうだった。この尾根は庄部谷山の顕著な尾根の中では最後の未踏の場所だ。
左から浅い谷が上がってくるあたりの尾根の広がりと素晴らしいブナ達。続く尾根左側の谷筋には5mクラスと目される大き
なトチが目を引く。思わずそばに駆け寄って木肌を撫でた。
このトチは耳川流域の山でも10本の指には入りそうだ。すぐ横には流れがあり水も得られる。
ここはもう庄部谷山頂の直下である。
[attachment=2]P1100038_1.JPG[/attachment]
最後の急登に喘ぐと右から庄部谷奥の左俣のたおやかな源頭が上がって来ている。
何度となく訪れたこの山頂。今日も誰もいない。10回以上登ったこの山でこれまで会ったのはたったひとりだけだ。
北東方向を見ると樹間に真っ白な白山の姿が見えた。やはりあの山は別格だ。
申し分のない快晴無風の空の下、庄部谷奥の右俣源頭に腰を下ろした。
先週から鍋シーズン開幕というわけで、本日はすき焼き鍋。具材の追加をさぼったせいで少々貧弱だが、ビールが美味けれ
ばすべて良しである。ここでライターがないのに気が付いたら卒倒ものだろう。
[attachment=1]P1100055_1.JPG[/attachment]
下山は南西尾根へ入る。最終的には送電鉄塔の立つ351m標高点の尾根に乗るのであるが、これまで歩いたことのない
巡視路を辿ってみるのが目的だ。この尾根は積雪期に使っているが、巡視路は上部で尾根を外れて右隣の谷へトラバース
している。677m標高点近くの鉄塔から道が続いているようだ。この巡視路を利用して庄部谷山へ登るレポが散見される。
こちらとしては道があろうがなかろうが関係ないが、まあ一度ぐらいは経験しておいても損はないだろう。
この南西尾根はそれなりのブナもあり悪くはないのだが潅木が多く、やや雑然とした印象なのがちょっと残念だ。
北尾根や東尾根のようにブナ林が続いていれば、規模の大きい尾根だけにさぞ見ごたえがあるだろう。
それでも特筆すべきブナは数本あり、つまらない尾根ではない。前述の登山コースになっているせいかテープが目立つ。
登りの尾根には1本のテープもなかっただけに余計気になるというものだ。
677m手前の鉄塔まで来た。巡視路は次の鉄塔かららしい。ヘリで荷揚げされた物資がロープの畚に入ったまま置かれて
いた。
2番目の鉄塔から巡視路に入る。さすがに登山道として紹介?されているだけあって、いかにも現役の「道」らしくしっかり踏
まれている。
一段下りた下の鉄塔からは新庄の集落の向こうに若狭の海が広がっていた。対岸には雲谷山。眼下にはまるでSF映画の
要塞のような嶺南変電所の施設が見える。
送電線と鉄塔の利点は、確実に現在位置を把握できることと展望がいいことだけだ。もちろん道があるというのが最大の福
音かもしれないが。こんな人工の巨大な構造物はない方がいいに決まっているが、若狭の山と送電線・鉄塔・巡視路は切っ
ても切れない関係である。この狭い地域に日本で最多の原子力発電所を抱えているのだから。
[attachment=0]P1100083_1.JPG[/attachment]
もう一段下の鉄塔手前から道は右の谷へトラバースを開始した。これまでの「展望だけは良いが」という道と違い、谷を渡
る林間の道に変わった。最初の谷はゴルジュ帯の上部を渡っており、上にも小滝が続いてなかなかの景観だ。
次の45度傾いた鉄橋の架かる谷が351m尾根の上部でほとんど尾根と隣接するように流れる谷の下流だろう。
初めて訪れた時、急登に次ぐ急登を終えて飛び出した平坦地の、すぐ横に水が流れる不思議な光景は実に印象的だった。
トラバースを終えると351m尾根に合流、そこから下は下手な登山道顔負けの立派な道が尾根上に続いていた。
だが、そこから2つ目の鉄塔まで来たところで道は怪しくなった。と言うより消えてしまった。手前で左にいい道が分岐してい
たので、そちらが本来の巡視路なのかもしれない。
ここまで来れば適当に下ればどんぐり倶楽部のあたりへ下りられるのはわかっているので、急斜面をズリズリと強引に下る。
どんぐり倶楽部の屋根が見える林道の橋の袂に下り立った。ここは朝偵察していた林道の終点。100mも歩けば県道に到着
である。
これまで車で素通りしていた新庄の集落を歩く。道端ではおばあさんが水路で洗い物をしていた。
山あいの古き良き集落の面影がここにはあるが、海までわずか15分ほどの距離しかないというのもまたこの集落の特徴だ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった
耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
山日和
【山 域】若狭 庄部谷山(856.1m)
【天 候】晴れ
【コース】田代9:24---鉄塔10:26---11:55庄部谷山13:13---P677m北鉄塔14:07---どんぐり倶楽部15:20---15:45駐車地
新庄の田代集落のはずれに車を止めた。いつもなら林道奥の関電取水施設まで入るのだが、今日は西麓にあるどんぐり
倶楽部のあたりへ下山する予定である。
駐車地の前には大きな墓がある。それは墓のマンションのような、城のような、墓をてんこ盛りにした珍しいものだった。
車で通り過ぎるだけでは見えないものがある。
[attachment=4]P1090984_1.JPG[/attachment]
右手から入る庄部谷をまたぐ水路が入り口の目印だ。はしごを登って谷沿いの道に入ったところでハタと気が付いた。
タバコとライターを置いてきてしまったのだ。タバコはともかくライターがなければ昼飯の鍋が食えない。幸いなことに歩き始
めてまだ15分ほどだ。取りに戻る以外の選択肢はない。
ここで気が付くとはまだまだ俺も捨てたもんじゃない。今日はついている、ということにしておこう。
30分ほどのロスで試合再開である。このルートは7年ほど前に始めて庄部谷山を訪れた時に、下山でロストした尾根だ。
今日はその検証というわけである。
前回は外した尾根が谷に落ち込み、そのまま谷沿いを下ろう(沢装備をしていた)としたところ激しく雨が降り始めて、瞬く
間に流水が茶色に変わるのを見て隣の尾根にトラバース、植林が出てきたので「しめた」と下っていく内にトラロープが延々
と張られた谷沿いの道に出たのだった。
このトラロープの道は2年前に庄部谷を遡行した時に再確認している。中流域にある集落の取水施設跡への道だった。
しかし去年の水害のせいか、斜面にはトラロープは残っているものの、道の痕跡もないような状態である。7年前に下山して
きてバナナカステラを食べて(こんなことはよく覚えているものだ)ひと息ついた二俣に着く。
このすぐ上に巡視路の標識があった。戻り気味に山腹をトラバース、時々現われるプラ階段が巡視路であることを示している。
グズグズの急斜面はやがて尾根の形になり、急に目の前が開けて鉄塔が現われた。鉄塔の奥はここまでと打って変わっ
て明るい疎林の尾根が続いている。
傾斜が急なことに変わりはないものの、やはり下生えのない自然林は気持ちがいい。まだ標高が低いので黄色く色付いた
木も残っていた。海にほど近いこのあたりの山は、登山口の標高が100m内外しかないのだ。
[attachment=3]P1100024_1.JPG[/attachment]
標高600mを超えると立派なブナが目立ち始めた。
庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。どの尾根を選んでも失望することはな
いが、ここもまたそうだった。この尾根は庄部谷山の顕著な尾根の中では最後の未踏の場所だ。
左から浅い谷が上がってくるあたりの尾根の広がりと素晴らしいブナ達。続く尾根左側の谷筋には5mクラスと目される大き
なトチが目を引く。思わずそばに駆け寄って木肌を撫でた。
このトチは耳川流域の山でも10本の指には入りそうだ。すぐ横には流れがあり水も得られる。
ここはもう庄部谷山頂の直下である。
[attachment=2]P1100038_1.JPG[/attachment]
最後の急登に喘ぐと右から庄部谷奥の左俣のたおやかな源頭が上がって来ている。
何度となく訪れたこの山頂。今日も誰もいない。10回以上登ったこの山でこれまで会ったのはたったひとりだけだ。
北東方向を見ると樹間に真っ白な白山の姿が見えた。やはりあの山は別格だ。
申し分のない快晴無風の空の下、庄部谷奥の右俣源頭に腰を下ろした。
先週から鍋シーズン開幕というわけで、本日はすき焼き鍋。具材の追加をさぼったせいで少々貧弱だが、ビールが美味けれ
ばすべて良しである。ここでライターがないのに気が付いたら卒倒ものだろう。
[attachment=1]P1100055_1.JPG[/attachment]
下山は南西尾根へ入る。最終的には送電鉄塔の立つ351m標高点の尾根に乗るのであるが、これまで歩いたことのない
巡視路を辿ってみるのが目的だ。この尾根は積雪期に使っているが、巡視路は上部で尾根を外れて右隣の谷へトラバース
している。677m標高点近くの鉄塔から道が続いているようだ。この巡視路を利用して庄部谷山へ登るレポが散見される。
こちらとしては道があろうがなかろうが関係ないが、まあ一度ぐらいは経験しておいても損はないだろう。
この南西尾根はそれなりのブナもあり悪くはないのだが潅木が多く、やや雑然とした印象なのがちょっと残念だ。
北尾根や東尾根のようにブナ林が続いていれば、規模の大きい尾根だけにさぞ見ごたえがあるだろう。
それでも特筆すべきブナは数本あり、つまらない尾根ではない。前述の登山コースになっているせいかテープが目立つ。
登りの尾根には1本のテープもなかっただけに余計気になるというものだ。
677m手前の鉄塔まで来た。巡視路は次の鉄塔かららしい。ヘリで荷揚げされた物資がロープの畚に入ったまま置かれて
いた。
2番目の鉄塔から巡視路に入る。さすがに登山道として紹介?されているだけあって、いかにも現役の「道」らしくしっかり踏
まれている。
一段下りた下の鉄塔からは新庄の集落の向こうに若狭の海が広がっていた。対岸には雲谷山。眼下にはまるでSF映画の
要塞のような嶺南変電所の施設が見える。
送電線と鉄塔の利点は、確実に現在位置を把握できることと展望がいいことだけだ。もちろん道があるというのが最大の福
音かもしれないが。こんな人工の巨大な構造物はない方がいいに決まっているが、若狭の山と送電線・鉄塔・巡視路は切っ
ても切れない関係である。この狭い地域に日本で最多の原子力発電所を抱えているのだから。
[attachment=0]P1100083_1.JPG[/attachment]
もう一段下の鉄塔手前から道は右の谷へトラバースを開始した。これまでの「展望だけは良いが」という道と違い、谷を渡
る林間の道に変わった。最初の谷はゴルジュ帯の上部を渡っており、上にも小滝が続いてなかなかの景観だ。
次の45度傾いた鉄橋の架かる谷が351m尾根の上部でほとんど尾根と隣接するように流れる谷の下流だろう。
初めて訪れた時、急登に次ぐ急登を終えて飛び出した平坦地の、すぐ横に水が流れる不思議な光景は実に印象的だった。
トラバースを終えると351m尾根に合流、そこから下は下手な登山道顔負けの立派な道が尾根上に続いていた。
だが、そこから2つ目の鉄塔まで来たところで道は怪しくなった。と言うより消えてしまった。手前で左にいい道が分岐してい
たので、そちらが本来の巡視路なのかもしれない。
ここまで来れば適当に下ればどんぐり倶楽部のあたりへ下りられるのはわかっているので、急斜面をズリズリと強引に下る。
どんぐり倶楽部の屋根が見える林道の橋の袂に下り立った。ここは朝偵察していた林道の終点。100mも歩けば県道に到着
である。
これまで車で素通りしていた新庄の集落を歩く。道端ではおばあさんが水路で洗い物をしていた。
山あいの古き良き集落の面影がここにはあるが、海までわずか15分ほどの距離しかないというのもまたこの集落の特徴だ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった
耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
山日和
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
導師サマ、こんにちは。(^o^)
いつぞやの庄部谷山ですね~。
とは言っても、ルートはいろいろみたいですけど。
25日は鈴鹿界隈も抜けるような青空でした。さすがの日本海側も久々の好天でしたようで。!(^^)!
ダムか開発の関係で墓石を移転したんでしょうか?
綿向山の麓の西明寺にもお地蔵さんがいっぱい集合してますね。
たとえ1時間経過してても取りに戻るでしょう。(^_-) ライターはともかくタバコがなければ昼飯どころじゃアないんでは?
火がなくても噛みタバコにしちゃうとか…(@_@;)
ブナにトチ…、次はカツラかな?
TVニュースで神社の大木が狙われてる話をやってました。山中の巨木もアブナイかも?
そんなときは化繊の衣類を擦ってショートさせるって手もありますぜ~(^_-)
実験はしてないのでなんともいえませんけど。
「畚」って、なんと読むのでしょう?
確かに送電鉄塔の周りは整地してあるから絶好の眺望ポイントですね。
原発をやめて、風力発電の風車にリニューアルしたらとも思うけど、巨大構造物の違和感は同じかな…(@_@;)
ドングリコロコロ…と転がって行けば速かったかも?
山あっての海、海あっての山、それを結ぶ川あっての村…。
自分なりの癒しの空間がいつまでも変わらないで、と願うばかりです。
~biwaco
いつぞやの庄部谷山ですね~。
とは言っても、ルートはいろいろみたいですけど。
25日は鈴鹿界隈も抜けるような青空でした。さすがの日本海側も久々の好天でしたようで。!(^^)!
駐車地の前には大きな墓がある。それは墓のマンションのような、城のような、墓をてんこ盛りにした珍しいものだった。
車で通り過ぎるだけでは見えないものがある。
ダムか開発の関係で墓石を移転したんでしょうか?
綿向山の麓の西明寺にもお地蔵さんがいっぱい集合してますね。
右手から入る庄部谷をまたぐ水路が入り口の目印だ。はしごを登って谷沿いの道に入ったところでハタと気が付いた。
タバコとライターを置いてきてしまったのだ。タバコはともかくライターがなければ昼飯の鍋が食えない。幸いなことに歩き始
めてまだ15分ほどだ。取りに戻る以外の選択肢はない。
たとえ1時間経過してても取りに戻るでしょう。(^_-) ライターはともかくタバコがなければ昼飯どころじゃアないんでは?
火がなくても噛みタバコにしちゃうとか…(@_@;)
標高600mを超えると立派なブナが目立ち始めた。
庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。どの尾根を選んでも失望することはな
いが、ここもまたそうだった。この尾根は庄部谷山の顕著な尾根の中では最後の未踏の場所だ。
左から浅い谷が上がってくるあたりの尾根の広がりと素晴らしいブナ達。続く尾根左側の谷筋には5mクラスと目される大き
なトチが目を引く。思わずそばに駆け寄って木肌を撫でた。
このトチは耳川流域の山でも10本の指には入りそうだ。すぐ横には流れがあり水も得られる。
ここはもう庄部谷山頂の直下である。
ブナにトチ…、次はカツラかな?
TVニュースで神社の大木が狙われてる話をやってました。山中の巨木もアブナイかも?
申し分のない快晴無風の空の下、庄部谷奥の右俣源頭に腰を下ろした。
先週から鍋シーズン開幕というわけで、本日はすき焼き鍋。具材の追加をさぼったせいで少々貧弱だが、ビールが美味けれ
ばすべて良しである。ここでライターがないのに気が付いたら卒倒ものだろう。
そんなときは化繊の衣類を擦ってショートさせるって手もありますぜ~(^_-)
実験はしてないのでなんともいえませんけど。
677m手前の鉄塔まで来た。巡視路は次の鉄塔かららしい。ヘリで荷揚げされた物資がロープの畚に入ったまま置かれて
いた。
「畚」って、なんと読むのでしょう?
一段下りた下の鉄塔からは新庄の集落の向こうに若狭の海が広がっていた。対岸には雲谷山。眼下にはまるでSF映画の
要塞のような嶺南変電所の施設が見える。
送電線と鉄塔の利点は、確実に現在位置を把握できることと展望がいいことだけだ。もちろん道があるというのが最大の福
音かもしれないが。こんな人工の巨大な構造物はない方がいいに決まっているが、若狭の山と送電線・鉄塔・巡視路は切っ
ても切れない関係である。この狭い地域に日本で最多の原子力発電所を抱えているのだから。
確かに送電鉄塔の周りは整地してあるから絶好の眺望ポイントですね。
原発をやめて、風力発電の風車にリニューアルしたらとも思うけど、巨大構造物の違和感は同じかな…(@_@;)
トラバースを終えると351m尾根に合流、そこから下は下手な登山道顔負けの立派な道が尾根上に続いていた。
だが、そこから2つ目の鉄塔まで来たところで道は怪しくなった。と言うより消えてしまった。手前で左にいい道が分岐してい
たので、そちらが本来の巡視路なのかもしれない。
ここまで来れば適当に下ればどんぐり倶楽部のあたりへ下りられるのはわかっているので、急斜面をズリズリと強引に下る。
どんぐり倶楽部の屋根が見える林道の橋の袂に下り立った。ここは朝偵察していた林道の終点。100mも歩けば県道に到着
である。
ドングリコロコロ…と転がって行けば速かったかも?
これまで車で素通りしていた新庄の集落を歩く。道端ではおばあさんが水路で洗い物をしていた。
山あいの古き良き集落の面影がここにはあるが、海までわずか15分ほどの距離しかないというのもまたこの集落の特徴だ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった
耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
山あっての海、海あっての山、それを結ぶ川あっての村…。
自分なりの癒しの空間がいつまでも変わらないで、と願うばかりです。
~biwaco
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
山日和さん こんばんは
【コース】田代9:24---15:45駐車地
おや、珍しい。
山日和さんにしては、ずいぶんゆっくりのご出勤ですね。
タバコとライターを置いてきてしまったのだ。タバコはともかくライターがなければ昼飯の鍋が食えない。
幸いなことに歩き始めてまだ15分ほどだ。取りに戻る以外の選択肢はない。
ここで気が付くとはまだまだ俺も捨てたもんじゃない。今日はついている、ということにしておこう。
30分ほどのロスで試合再開である。
なるほど、そういうことでしたか。
再開時刻が9:24ね。
でも、30分早めてもまだゆっくりのような。
このルートは7年ほど前に始めて庄部谷山を訪れた時に、下山でロストした尾根だ。
今日はその検証というわけである。
7年目の真実を求めて……ですか。
標高600mを超えると立派なブナが目立ち始めた。
庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。
どの尾根を選んでも失望することはないが、ここもまたそうだった。
この尾根は庄部谷山の顕著な尾根の中では最後の未踏の場所だ。
ええとこみたいですなあ。
ワシはまだいくつかの尾根しか知らないけど、このあたりはハズレがないのですね。
左から浅い谷が上がってくるあたりの尾根の広がりと素晴らしいブナ達。
続く尾根左側の谷筋には5mクラスと目される大き
なトチが目を引く。思わずそばに駆け寄って木肌を撫でた。
このトチは耳川流域の山でも10本の指には入りそうだ。すぐ横には流れがあり水も得られる。
ここはもう庄部谷山頂の直下である。
写真がなくても、想像するだけで楽しめます。
そして、行きたくなってしまいますね。
最後の急登に喘ぐと右から庄部谷奥の左俣のたおやかな源頭が上がって来ている。
いいぞ、いいぞ。
何度となく訪れたこの山頂。今日も誰もいない。
10回以上登ったこの山でこれまで会ったのはたったひとりだけだ。
雰囲気がよくて、静かで、言うことないですな。
先週から鍋シーズン開幕というわけで、本日はすき焼き鍋。
具材の追加をさぼったせいで少々貧弱だが、ビールが美味ければすべて良しである。
ここでライターがないのに気が付いたら卒倒ものだろう。
ワシは先々週から、「うどん鍋始めました」のポスター貼りました。
山日和さん、コンロの点火装置は壊れてたんでしたっけ。
ワシが横にいたら、ライターをレンタルしてあげたのに。
30分レンタルで500円ぽっきり、点火回数無制限の豪華特典付き。
どう?
下山は南西尾根へ入る。
最終的には送電鉄塔の立つ351m標高点の尾根に乗るのであるが、これまで歩いたことのない
巡視路を辿ってみるのが目的だ。
この尾根は積雪期に使っているが、巡視路は上部で尾根を外れて右隣の谷へトラバースしている。
この351m標高点の尾根は、去年のスノー衆山行で登りに使ったやつですね。
この南西尾根はそれなりのブナもあり悪くはないのだが潅木が多く、やや雑然とした印象なのがちょっと残念だ。
北尾根や東尾根のようにブナ林が続いていれば、規模の大きい尾根だけにさぞ見ごたえがあるだろう。
それでも特筆すべきブナは数本あり、つまらない尾根ではない。
前述の登山コースになっているせいかテープが目立つ。
登りの尾根には1本のテープもなかっただけに余計気になるというものだ。
雪のときは、尾根の林相も全然気にならなかったし、
テープも目にとまらなかったですけどね。
2番目の鉄塔から巡視路に入る。
さすがに登山道として紹介?されているだけあって、いかにも現役の「道」らしくしっかり踏
まれている。
巡視路のお手本みたいなところですね。
近所なのに、横谷川の巡視路との、このギャップは何?
一段下りた下の鉄塔からは新庄の集落の向こうに若狭の海が広がっていた。対岸には雲谷山。
眼下にはまるでSF映画の要塞のような嶺南変電所の施設が見える。
送電線と鉄塔の利点は、確実に現在位置を把握できることと展望がいいことだけだ。
もちろん道があるというのが最大の福音かもしれないが。
こんな人工の巨大な構造物はない方がいいに決まっているが、
若狭の山と送電線・鉄塔・巡視路は切っても切れない関係である。
この狭い地域に日本で最多の原子力発電所を抱えているのだから。
巨大構造物と言えば、ダムもなかなか奥が深くていいものですよ。
もう一段下の鉄塔手前から道は右の谷へトラバースを開始した。
これまでの「展望だけは良いが」という道と違い、谷を渡る林間の道に変わった。
最初の谷はゴルジュ帯の上部を渡っており、上にも小滝が続いてなかなかの景観だ。
次の45度傾いた鉄橋の架かる谷が351m尾根の上部でほとんど尾根と隣接するように流れる谷の下流だろう。
初めて訪れた時、急登に次ぐ急登を終えて飛び出した平坦地の、すぐ横に水が流れる不思議な光景は実に印象的だった。
これまた、変化があって楽しそうですね。
手前で左にいい道が分岐していたので、そちらが本来の巡視路なのかもしれない。
ここまで来れば適当に下ればどんぐり倶楽部のあたりへ下りられるのはわかっているので、
急斜面をズリズリと強引に下る。
せっかく行ったのに、巡視路を最後まで極めなかったのですか。
まあ、最後まで行ったところで、どおってことないですけど。
これまで車で素通りしていた新庄の集落を歩く。道端ではおばあさんが水路で洗い物をしていた。
山あいの古き良き集落の面影がここにはあるが、海までわずか15分ほどの距離しかないというのもまたこの集落の特徴だ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
車で通りすぎるだけじゃなくて、ゆっくり歩いてみる里は、すごく印象に残りますね。
やはり、旅の原点は「歩き」っていうことか。
山日和さんは、小津に続いて、また心の故郷がひとつ増えましたね。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、
三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
素晴らしい!
ほんとに、遊ばせてもらえるいい山がいっぱいの流域ですから。
それこそ、癒しの里、癒しの谷、癒しの山ですよ。
でも、最近、せっかくそちらのほうへ行っても、
能登又林道はいつも通行止めなんだけど、どうなってるんですかね。
一度、ダンプの運ちゃんに怒られちゃったしなあ。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)

おや、珍しい。
山日和さんにしては、ずいぶんゆっくりのご出勤ですね。

幸いなことに歩き始めてまだ15分ほどだ。取りに戻る以外の選択肢はない。
ここで気が付くとはまだまだ俺も捨てたもんじゃない。今日はついている、ということにしておこう。
30分ほどのロスで試合再開である。
なるほど、そういうことでしたか。
再開時刻が9:24ね。
でも、30分早めてもまだゆっくりのような。

今日はその検証というわけである。
7年目の真実を求めて……ですか。

庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。
どの尾根を選んでも失望することはないが、ここもまたそうだった。
この尾根は庄部谷山の顕著な尾根の中では最後の未踏の場所だ。
ええとこみたいですなあ。
ワシはまだいくつかの尾根しか知らないけど、このあたりはハズレがないのですね。

続く尾根左側の谷筋には5mクラスと目される大き
なトチが目を引く。思わずそばに駆け寄って木肌を撫でた。
このトチは耳川流域の山でも10本の指には入りそうだ。すぐ横には流れがあり水も得られる。
ここはもう庄部谷山頂の直下である。
写真がなくても、想像するだけで楽しめます。
そして、行きたくなってしまいますね。

いいぞ、いいぞ。

10回以上登ったこの山でこれまで会ったのはたったひとりだけだ。
雰囲気がよくて、静かで、言うことないですな。

具材の追加をさぼったせいで少々貧弱だが、ビールが美味ければすべて良しである。
ここでライターがないのに気が付いたら卒倒ものだろう。
ワシは先々週から、「うどん鍋始めました」のポスター貼りました。
山日和さん、コンロの点火装置は壊れてたんでしたっけ。
ワシが横にいたら、ライターをレンタルしてあげたのに。
30分レンタルで500円ぽっきり、点火回数無制限の豪華特典付き。
どう?

最終的には送電鉄塔の立つ351m標高点の尾根に乗るのであるが、これまで歩いたことのない
巡視路を辿ってみるのが目的だ。
この尾根は積雪期に使っているが、巡視路は上部で尾根を外れて右隣の谷へトラバースしている。
この351m標高点の尾根は、去年のスノー衆山行で登りに使ったやつですね。

北尾根や東尾根のようにブナ林が続いていれば、規模の大きい尾根だけにさぞ見ごたえがあるだろう。
それでも特筆すべきブナは数本あり、つまらない尾根ではない。
前述の登山コースになっているせいかテープが目立つ。
登りの尾根には1本のテープもなかっただけに余計気になるというものだ。
雪のときは、尾根の林相も全然気にならなかったし、
テープも目にとまらなかったですけどね。

さすがに登山道として紹介?されているだけあって、いかにも現役の「道」らしくしっかり踏
まれている。
巡視路のお手本みたいなところですね。
近所なのに、横谷川の巡視路との、このギャップは何?

眼下にはまるでSF映画の要塞のような嶺南変電所の施設が見える。
送電線と鉄塔の利点は、確実に現在位置を把握できることと展望がいいことだけだ。
もちろん道があるというのが最大の福音かもしれないが。
こんな人工の巨大な構造物はない方がいいに決まっているが、
若狭の山と送電線・鉄塔・巡視路は切っても切れない関係である。
この狭い地域に日本で最多の原子力発電所を抱えているのだから。
巨大構造物と言えば、ダムもなかなか奥が深くていいものですよ。

これまでの「展望だけは良いが」という道と違い、谷を渡る林間の道に変わった。
最初の谷はゴルジュ帯の上部を渡っており、上にも小滝が続いてなかなかの景観だ。
次の45度傾いた鉄橋の架かる谷が351m尾根の上部でほとんど尾根と隣接するように流れる谷の下流だろう。
初めて訪れた時、急登に次ぐ急登を終えて飛び出した平坦地の、すぐ横に水が流れる不思議な光景は実に印象的だった。
これまた、変化があって楽しそうですね。

ここまで来れば適当に下ればどんぐり倶楽部のあたりへ下りられるのはわかっているので、
急斜面をズリズリと強引に下る。
せっかく行ったのに、巡視路を最後まで極めなかったのですか。
まあ、最後まで行ったところで、どおってことないですけど。

山あいの古き良き集落の面影がここにはあるが、海までわずか15分ほどの距離しかないというのもまたこの集落の特徴だ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
車で通りすぎるだけじゃなくて、ゆっくり歩いてみる里は、すごく印象に残りますね。
やはり、旅の原点は「歩き」っていうことか。
山日和さんは、小津に続いて、また心の故郷がひとつ増えましたね。

三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
素晴らしい!
ほんとに、遊ばせてもらえるいい山がいっぱいの流域ですから。
それこそ、癒しの里、癒しの谷、癒しの山ですよ。
でも、最近、せっかくそちらのほうへ行っても、
能登又林道はいつも通行止めなんだけど、どうなってるんですかね。
一度、ダンプの運ちゃんに怒られちゃったしなあ。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
山日和さん,おばんです.
しばらく福井県に住んでいた関係で,若狭の山へも何度か登ったことはあるのですが,庄部谷山という山は初めて聞きました.
全く土地勘のないところなので,ちゃんとしたレスはできませんが.
これまで車で素通りしていた新庄の集落を歩く。道端ではおばあさんが水路で洗い物をしていた。
山あいの古き良き集落の面影がここにはあるが、海までわずか15分ほどの距離しかないというのもまたこの集落の特徴だ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった
耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
このくだりを読んで,山日和さんて詩人なんだな~と思いました.山日和さんの山を見る目がよくあらわれているような気がします.私もたまにはこういうしっとりとした文章を書いてみたいのですが,なかなか書けないですね.
しばらく福井県に住んでいた関係で,若狭の山へも何度か登ったことはあるのですが,庄部谷山という山は初めて聞きました.
全く土地勘のないところなので,ちゃんとしたレスはできませんが.

山あいの古き良き集落の面影がここにはあるが、海までわずか15分ほどの距離しかないというのもまたこの集落の特徴だ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった
耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
このくだりを読んで,山日和さんて詩人なんだな~と思いました.山日和さんの山を見る目がよくあらわれているような気がします.私もたまにはこういうしっとりとした文章を書いてみたいのですが,なかなか書けないですね.
@シュークリーム@
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
山日和さん こんばんは。
もう、おねむの時間です。
[quote="山日和"]【日 付】2012年11月25日(日)
【山 域】若狭 庄部谷山(856.1m)
【天 候】晴れ
【コース】田代9:24---鉄塔10:26---11:55庄部谷山13:13---P677m北鉄塔14:07---どんぐり倶楽部15:20---15:45駐車地
思い入れのある山域ですね。
当方も今は遠出できませんが、そのうち通い詰めたいと思ってます。
新庄の田代集落のはずれに車を止めた。いつもなら林道奥の関電取水施設まで入るのだが、今日は西麓にあるどんぐり
倶楽部のあたりへ下山する予定である。
右手から入る庄部谷をまたぐ水路が入り口の目印だ。
これは、西北西の518のある尾根ですか?
はしごを登って谷沿いの道に入ったところでハタと気が付いた。
タバコとライターを置いてきてしまったのだ。タバコはともかくライターがなければ昼飯の鍋が食えない。幸いなことに歩き始
めてまだ15分ほどだ。取りに戻る以外の選択肢はない。
ここで気が付くとはまだまだ俺も捨てたもんじゃない。今日はついている、ということにしておこう。
そうそう、何でも前向き、と言うか、エエ方にとるのが、老化に対処する最善の手段ですね。
標高600mを超えると立派なブナが目立ち始めた。
庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。どの尾根を選んでも失望することはな
いが、ここもまたそうだった。この尾根は庄部谷山の顕著な尾根の中では最後の未踏の場所だ。
左から浅い谷が上がってくるあたりの尾根の広がりと素晴らしいブナ達。続く尾根左側の谷筋には5mクラスと目される大き
なトチが目を引く。思わずそばに駆け寄って木肌を撫でた。
このトチは耳川流域の山でも10本の指には入りそうだ。すぐ横には流れがあり水も得られる。
ここはもう庄部谷山頂の直下である。
ええでんなぁ。
804の北側あたりですかいな?
申し分のない快晴無風の空の下、庄部谷奥の右俣源頭に腰を下ろした。
先週から鍋シーズン開幕というわけで、本日はすき焼き鍋。具材の追加をさぼったせいで少々貧弱だが、ビールが美味けれ
ばすべて良しである。ここでライターがないのに気が付いたら卒倒ものだろう。
んだ、んだ エエ風景と静かなところで、アワ ナベ が最高ですなぁ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった
耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
ここまで言わしめるこの山域、心のふるさと 保存版ですね。
それにしても、2枚目と3枚目の画像、斜面に立つ 大トチ 緩やかな源頭の曲線
そそられる風景です。
SHIGEKI
もう、おねむの時間です。
[quote="山日和"]【日 付】2012年11月25日(日)
【山 域】若狭 庄部谷山(856.1m)
【天 候】晴れ
【コース】田代9:24---鉄塔10:26---11:55庄部谷山13:13---P677m北鉄塔14:07---どんぐり倶楽部15:20---15:45駐車地
思い入れのある山域ですね。
当方も今は遠出できませんが、そのうち通い詰めたいと思ってます。
新庄の田代集落のはずれに車を止めた。いつもなら林道奥の関電取水施設まで入るのだが、今日は西麓にあるどんぐり
倶楽部のあたりへ下山する予定である。
右手から入る庄部谷をまたぐ水路が入り口の目印だ。
これは、西北西の518のある尾根ですか?
はしごを登って谷沿いの道に入ったところでハタと気が付いた。
タバコとライターを置いてきてしまったのだ。タバコはともかくライターがなければ昼飯の鍋が食えない。幸いなことに歩き始
めてまだ15分ほどだ。取りに戻る以外の選択肢はない。
ここで気が付くとはまだまだ俺も捨てたもんじゃない。今日はついている、ということにしておこう。
そうそう、何でも前向き、と言うか、エエ方にとるのが、老化に対処する最善の手段ですね。
標高600mを超えると立派なブナが目立ち始めた。
庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。どの尾根を選んでも失望することはな
いが、ここもまたそうだった。この尾根は庄部谷山の顕著な尾根の中では最後の未踏の場所だ。
左から浅い谷が上がってくるあたりの尾根の広がりと素晴らしいブナ達。続く尾根左側の谷筋には5mクラスと目される大き
なトチが目を引く。思わずそばに駆け寄って木肌を撫でた。
このトチは耳川流域の山でも10本の指には入りそうだ。すぐ横には流れがあり水も得られる。
ここはもう庄部谷山頂の直下である。
ええでんなぁ。
804の北側あたりですかいな?
申し分のない快晴無風の空の下、庄部谷奥の右俣源頭に腰を下ろした。
先週から鍋シーズン開幕というわけで、本日はすき焼き鍋。具材の追加をさぼったせいで少々貧弱だが、ビールが美味けれ
ばすべて良しである。ここでライターがないのに気が付いたら卒倒ものだろう。
んだ、んだ エエ風景と静かなところで、アワ ナベ が最高ですなぁ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった
耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
ここまで言わしめるこの山域、心のふるさと 保存版ですね。
それにしても、2枚目と3枚目の画像、斜面に立つ 大トチ 緩やかな源頭の曲線
そそられる風景です。
SHIGEKI
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
Biwacoさん、どうもです。
いつぞやの庄部谷山ですね~。
とは言っても、ルートはいろいろみたいですけど。
25日は鈴鹿界隈も抜けるような青空でした。さすがの日本海側も久々の好天でしたようで。!(^^)!
この日は西日本は晴れ渡ってたのでは?
庄部谷山へのルートは数え切れないくらい(んなことないか^^;)あります。
ダムか開発の関係で墓石を移転したんでしょうか?
これは元々のものじゃないでしょうか。この辺はダムもないし。
嶺南変電所の建設に伴うものかな?でも在所が違うしなあ。(向うは岸名でこちらは田代)
たとえ1時間経過してても取りに戻るでしょう。(^_-) ライターはともかくタバコがなければ昼飯どころじゃアないんでは?
火がなくても噛みタバコにしちゃうとか…(@_@;)
1時間経ってたらあきらめますわ。タバコは我慢できるんですよ。(^^ゞ
それより鍋が大事です。
[attachment=2]P1100050_1_1.JPG[/attachment]
ブナにトチ…、次はカツラかな?
TVニュースで神社の大木が狙われてる話をやってました。山中の巨木もアブナイかも?
尾根上にはカツラはないですね。
神社の大木泥棒って、どうやって持って行くんでしょう。(@_@;)
そんなときは化繊の衣類を擦ってショートさせるって手もありますぜ~(^_-)
実験はしてないのでなんともいえませんけど。
そんな技を知ってるんですか?ホンマかいな。
「畚」って、なんと読むのでしょう?
「もっこ」ですね。縄で編んだ網状の入れ物です。
[attachment=1]P1100070_1_1.JPG[/attachment]
確かに送電鉄塔の周りは整地してあるから絶好の眺望ポイントですね。
原発をやめて、風力発電の風車にリニューアルしたらとも思うけど、巨大構造物の違和感は同じかな…(@_@;)
風車もいろいろ問題ありますよ。この山も危なかったんです。計画は立ち消えになったみたいですが。
公開山行の時におかしなところにピンクのテープがたくさんあったでしょ。
[attachment=0]P1100075_2_1.JPG[/attachment]
ドングリコロコロ…と転がって行けば速かったかも
川にはまってさあ大変!!
山あっての海、海あっての山、それを結ぶ川あっての村…。
自分なりの癒しの空間がいつまでも変わらないで、と願うばかり
よそ者が偉そうに言う権利はないんですが、もうこれ以上壊さないでほしいですね。。
ここ耳川流域の山はよく守られてると思います。
山日和

とは言っても、ルートはいろいろみたいですけど。
25日は鈴鹿界隈も抜けるような青空でした。さすがの日本海側も久々の好天でしたようで。!(^^)!
この日は西日本は晴れ渡ってたのでは?
庄部谷山へのルートは数え切れないくらい(んなことないか^^;)あります。

これは元々のものじゃないでしょうか。この辺はダムもないし。
嶺南変電所の建設に伴うものかな?でも在所が違うしなあ。(向うは岸名でこちらは田代)

火がなくても噛みタバコにしちゃうとか…(@_@;)
1時間経ってたらあきらめますわ。タバコは我慢できるんですよ。(^^ゞ
それより鍋が大事です。
[attachment=2]P1100050_1_1.JPG[/attachment]

TVニュースで神社の大木が狙われてる話をやってました。山中の巨木もアブナイかも?

神社の大木泥棒って、どうやって持って行くんでしょう。(@_@;)
そんなときは化繊の衣類を擦ってショートさせるって手もありますぜ~(^_-)
実験はしてないのでなんともいえませんけど。
そんな技を知ってるんですか?ホンマかいな。

「もっこ」ですね。縄で編んだ網状の入れ物です。
[attachment=1]P1100070_1_1.JPG[/attachment]

原発をやめて、風力発電の風車にリニューアルしたらとも思うけど、巨大構造物の違和感は同じかな…(@_@;)
風車もいろいろ問題ありますよ。この山も危なかったんです。計画は立ち消えになったみたいですが。
公開山行の時におかしなところにピンクのテープがたくさんあったでしょ。
[attachment=0]P1100075_2_1.JPG[/attachment]

川にはまってさあ大変!!

自分なりの癒しの空間がいつまでも変わらないで、と願うばかり
よそ者が偉そうに言う権利はないんですが、もうこれ以上壊さないでほしいですね。。
ここ耳川流域の山はよく守られてると思います。
山日和
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
洞吹さん、どうもです。
おや、珍しい。
山日和さんにしては、ずいぶんゆっくりのご出勤ですね。
再開時刻が9:24ね。
でも、30分早めてもまだゆっくりのような。
5時半に家出たんですが、黒丸できばってたり、賤ヶ岳でそば食ってたり、コンビニ寄ったりしてるうちにこんな時間になっちゃいました。
7年目の真実を求めて……ですか。
そんなたいそうなものでもないんですが・・・
ええとこみたいですなあ。
ワシはまだいくつかの尾根しか知らないけど、このあたりはハズレがないのですね。
ほぼですね。さすがに上から下まで文句なしというところはないですけど。
[attachment=3]P1100034_1_1.JPG[/attachment]
写真がなくても、想像するだけで楽しめます。
そして、行きたくなってしまいますね。
そうでしょう~
雰囲気がよくて、静かで、言うことないですな。
何回も訪れる理由がちゃんとあるんです。
新庄に別宅があるわけじゃないんですよ。(^_^;)
[attachment=2]P1100036_1_1.JPG[/attachment]
ワシは先々週から、「うどん鍋始めました」のポスター貼りました。
山日和さん、コンロの点火装置は壊れてたんでしたっけ。
ワシが横にいたら、ライターをレンタルしてあげたのに。
30分レンタルで500円ぽっきり、点火回数無制限の豪華特典付き。
どう?
人の弱みにつけこむ悪徳洞吹商法には懲りました。我慢しますわ。
「パトカーやっ」と叫んで逃げた隙にライター奪うか。
この351m標高点の尾根は、去年のスノー衆山行で登りに使ったやつですね。
さいです。
雪のときは、尾根の林相も全然気にならなかったし、
テープも目にとまらなかったですけどね。
テープはあの時にはなかったような。
下が雪だと潅木もあまり気になりませんね。
[attachment=1]P1100059_1_1.JPG[/attachment]
巡視路のお手本みたいなところですね。
近所なのに、横谷川の巡視路との、このギャップは何?
尾根上の巡視路はしっかりしてますが、谷沿いや山腹を巻く道は崩れているところがおおいですね。整備しても追いつかないのかな。
横谷川も渡れるのは最初の吊橋だけになっちゃいました。
巨大構造物と言えば、ダムもなかなか奥が深くていいものですよ。
洞吹さんはダムフェチでしたか。知らなかった。
せっかく行ったのに、巡視路を最後まで極めなかったのですか。
まあ、最後まで行ったところで、どおってことないですけど。
今から思えば辿ればよかったですが、戻るのに登り返しがあったもんで・・・
車で通りすぎるだけじゃなくて、ゆっくり歩いてみる里は、すごく印象に残りますね。
やはり、旅の原点は「歩き」っていうことか。
山日和さんは、小津に続いて、また心の故郷がひとつ増えましたね。
そうですね。深くしるためには「歩いて」「泊まる」ことが必要なんでしょう。
広野ダムみたいな無人の故郷もありますが。(^^ゞ
[attachment=0]P1100117_1_1.JPG[/attachment]
素晴らしい!
ほんとに、遊ばせてもらえるいい山がいっぱいの流域ですから。
それこそ、癒しの里、癒しの谷、癒しの山ですよ。
でも、最近、せっかくそちらのほうへ行っても、
能登又林道はいつも通行止めなんだけど、どうなってるんですかね。
一度、ダンプの運ちゃんに怒られちゃったしなあ。
大阪から割合近くて気軽に行けるのがいいです。
厳しいところもないけど楽しませてくれる。
ほんとにいい山だと思います。
能登又林道はまだ通れませんでしたか? ダムの工事もとっくに終わってるのにねえ。
まあ、入口から歩いても2~30分のことじゃないですか。
山日和

山日和さんにしては、ずいぶんゆっくりのご出勤ですね。
再開時刻が9:24ね。
でも、30分早めてもまだゆっくりのような。
5時半に家出たんですが、黒丸できばってたり、賤ヶ岳でそば食ってたり、コンビニ寄ったりしてるうちにこんな時間になっちゃいました。

そんなたいそうなものでもないんですが・・・

ワシはまだいくつかの尾根しか知らないけど、このあたりはハズレがないのですね。
ほぼですね。さすがに上から下まで文句なしというところはないですけど。
[attachment=3]P1100034_1_1.JPG[/attachment]

そして、行きたくなってしまいますね。
そうでしょう~

何回も訪れる理由がちゃんとあるんです。
新庄に別宅があるわけじゃないんですよ。(^_^;)
[attachment=2]P1100036_1_1.JPG[/attachment]

山日和さん、コンロの点火装置は壊れてたんでしたっけ。
ワシが横にいたら、ライターをレンタルしてあげたのに。
30分レンタルで500円ぽっきり、点火回数無制限の豪華特典付き。
どう?
人の弱みにつけこむ悪徳洞吹商法には懲りました。我慢しますわ。
「パトカーやっ」と叫んで逃げた隙にライター奪うか。

さいです。

テープも目にとまらなかったですけどね。
テープはあの時にはなかったような。
下が雪だと潅木もあまり気になりませんね。
[attachment=1]P1100059_1_1.JPG[/attachment]

近所なのに、横谷川の巡視路との、このギャップは何?
尾根上の巡視路はしっかりしてますが、谷沿いや山腹を巻く道は崩れているところがおおいですね。整備しても追いつかないのかな。
横谷川も渡れるのは最初の吊橋だけになっちゃいました。

洞吹さんはダムフェチでしたか。知らなかった。

まあ、最後まで行ったところで、どおってことないですけど。
今から思えば辿ればよかったですが、戻るのに登り返しがあったもんで・・・

やはり、旅の原点は「歩き」っていうことか。
山日和さんは、小津に続いて、また心の故郷がひとつ増えましたね。
そうですね。深くしるためには「歩いて」「泊まる」ことが必要なんでしょう。
広野ダムみたいな無人の故郷もありますが。(^^ゞ
[attachment=0]P1100117_1_1.JPG[/attachment]

ほんとに、遊ばせてもらえるいい山がいっぱいの流域ですから。
それこそ、癒しの里、癒しの谷、癒しの山ですよ。
でも、最近、せっかくそちらのほうへ行っても、
能登又林道はいつも通行止めなんだけど、どうなってるんですかね。
一度、ダンプの運ちゃんに怒られちゃったしなあ。
大阪から割合近くて気軽に行けるのがいいです。
厳しいところもないけど楽しませてくれる。
ほんとにいい山だと思います。
能登又林道はまだ通れませんでしたか? ダムの工事もとっくに終わってるのにねえ。
まあ、入口から歩いても2~30分のことじゃないですか。
山日和
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
シュークリさん、どうもです。
しばらく福井県に住んでいた関係で,若狭の山へも何度か登ったことはあるのですが,庄部谷山という山は初めて聞きました.
そうでしたか。まあ、この山は一般登山道もなく紹介されることも少ないですから。福井県人でもあまり知らないと思います。
このくだりを読んで,山日和さんて詩人なんだな~と思いました.山日和さんの山を見る目がよくあらわれているような気がします
詩人なんてとんでもない。10年来こういう路線で来てますんで・・・(^^ゞ
山日和

そうでしたか。まあ、この山は一般登山道もなく紹介されることも少ないですから。福井県人でもあまり知らないと思います。

詩人なんてとんでもない。10年来こういう路線で来てますんで・・・(^^ゞ
山日和
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
SHIGEKIさん、どうもです。
思い入れのある山域ですね。
当方も今は遠出できませんが、そのうち通い詰めたいと思ってます。
まだしばらくは我慢の子ですか。SHIGEKIさんとこからだと近いもんね。
これは、西北西の518のある尾根ですか?
その尾根から1本大きな谷を挟んで北側の尾根ですね。406m標高点の尾根です。下部では谷からトラバースして尾根に乗ったので、
406mは通ってませんが。
そうそう、何でも前向き、と言うか、エエ方にとるのが、老化に対処する最善の手段ですね。
まあ、なんでもええように取らんとやってられませんわ。不幸の数を数えてもしょうがないし。
>このトチは耳川流域の山でも10本の指には入りそうだ。すぐ横には流れがあり水も得られる。
ここはもう庄部谷山頂の直下である。
[attachment=0]P1100027_1_1.JPG[/attachment]
ええでんなぁ。
804の北側あたりですかいな?
山頂から北へ伸びる尾根がふたつに分かれるその左側の尾根か急激に西に方向を変えた後の急斜面のあたりです。(ややこしい言い方^^;)
んだ、んだ エエ風景と静かなところで、アワ ナベ が最高ですなぁ。
そうそう、アワを忘れるのとどっちが悲惨でしょう?
[attachment=1]P1100049_1_1.JPG[/attachment]
ここまで言わしめるこの山域、心のふるさと 保存版ですね。
それにしても、2枚目と3枚目の画像、斜面に立つ 大トチ 緩やかな源頭の曲線
そそられる風景です。
いいとこ撮りしてるとは言え、トータル的にも実にいい山です。
春夏秋冬、すべての季節に登りましたが、いつ行っても期待を裏切られません。
山日和
[/quote]

当方も今は遠出できませんが、そのうち通い詰めたいと思ってます。
まだしばらくは我慢の子ですか。SHIGEKIさんとこからだと近いもんね。

その尾根から1本大きな谷を挟んで北側の尾根ですね。406m標高点の尾根です。下部では谷からトラバースして尾根に乗ったので、
406mは通ってませんが。

まあ、なんでもええように取らんとやってられませんわ。不幸の数を数えてもしょうがないし。

ここはもう庄部谷山頂の直下である。
[attachment=0]P1100027_1_1.JPG[/attachment]
ええでんなぁ。
804の北側あたりですかいな?
山頂から北へ伸びる尾根がふたつに分かれるその左側の尾根か急激に西に方向を変えた後の急斜面のあたりです。(ややこしい言い方^^;)

そうそう、アワを忘れるのとどっちが悲惨でしょう?
[attachment=1]P1100049_1_1.JPG[/attachment]

それにしても、2枚目と3枚目の画像、斜面に立つ 大トチ 緩やかな源頭の曲線
そそられる風景です。
いいとこ撮りしてるとは言え、トータル的にも実にいい山です。
春夏秋冬、すべての季節に登りましたが、いつ行っても期待を裏切られません。
山日和
[/quote]
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
おはようさんです。
ふ~さん
ふるさとにも思える場所があるというのは嬉しいものです。車でアプローチしながら「また帰ってきたぞ」って感覚がよみがえってくる・・・あの感覚ですね。これまで車で素通りしていた新庄の集落を歩く。道端ではおばあさんが水路で洗い物をしていた。
山あいの古き良き集落の面影がここにはあるが、海までわずか15分ほどの距離しかないというのもまたこの集落の特徴だ。
もう何十回訪れただろう。耳川を巡る山々の中心に位置するこの集落は、自分にとって心の故郷とも言える存在になった。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった
耳川源流域の山々を思い浮かべる。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。
それが新庄の、耳川の山なのだ。
山日和
ふ~さん
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
ふ~さん、どうもです。
ふるさとにも思える場所があるというのは嬉しいものです。車でアプローチしながら「また帰ってきたぞ」って感覚がよみがえってくる・・・あの感覚ですね。
そう思えるためにはあまり頻繁に行かない方がいいのかもね。
故郷は遠きにありて想うもの・・・でしょうか。(^^)
山日和

そう思えるためにはあまり頻繁に行かない方がいいのかもね。
故郷は遠きにありて想うもの・・・でしょうか。(^^)
山日和
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
山日和さん こんばんは
庄部谷山 オフ会で沢歩きでトチとカツラのワンダーランドと
スノー衆で案内していただいた山ですよね。
神々しい桂のワンダーランド今でも鮮明に覚えています。
スノー衆も高度が上がった所で雰囲気の素敵な所で
雪がない時は小川が流れていると教えていただきましたねが、
春夏秋冬遊べる山なんですね。
画像を拝見しますとなんと言ってもブナ床がいいですね。
バーチャリ
庄部谷山 オフ会で沢歩きでトチとカツラのワンダーランドと
スノー衆で案内していただいた山ですよね。
神々しい桂のワンダーランド今でも鮮明に覚えています。
スノー衆も高度が上がった所で雰囲気の素敵な所で
雪がない時は小川が流れていると教えていただきましたねが、
春夏秋冬遊べる山なんですね。
画像を拝見しますとなんと言ってもブナ床がいいですね。
バーチャリ
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
バーチャリさん、どうもです。
庄部谷山 オフ会で沢歩きでトチとカツラのワンダーランドと
スノー衆で案内していただいた山ですよね。
神々しい桂のワンダーランド今でも鮮明に覚えています。
そうです。ワンダーランドは冬だけは行ったことがないので一度訪れたいと思います。
スノー衆も高度が上がった所で雰囲気の素敵な所で
雪がない時は小川が流れていると教えていただきましたねが、
春夏秋冬遊べる山なんですね。
画像を拝見しますとなんと言ってもブナ床がいいですね。
前に行った時は雪があっても川が流れていたんですが、雪が多過ぎましたね。
春はイワウチワも多いし、秋の紅葉も素晴らしいですよ。(^^)/
山日和

スノー衆で案内していただいた山ですよね。
神々しい桂のワンダーランド今でも鮮明に覚えています。
そうです。ワンダーランドは冬だけは行ったことがないので一度訪れたいと思います。

雪がない時は小川が流れていると教えていただきましたねが、
春夏秋冬遊べる山なんですね。
画像を拝見しますとなんと言ってもブナ床がいいですね。
前に行った時は雪があっても川が流れていたんですが、雪が多過ぎましたね。
春はイワウチワも多いし、秋の紅葉も素晴らしいですよ。(^^)/
山日和
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
今晩は
そうです。ワンダーランドは冬だけは行ったことがないので一度訪れたいと思います。
又同じ時期にオフ会やって下さいよ~ !(^^)!
秋もよさそう
前に行った時は雪があっても川が流れていたんですが、雪が多過ぎましたね。
春はイワウチワも多いし、秋の紅葉も素晴らしいですよ。(^^)/
春のイワウチワメモときます。
そうそうナメコが収穫できそうな雰囲気ですね。
有りませんでしたか?
こそっと教えて (-.-)

又同じ時期にオフ会やって下さいよ~ !(^^)!
秋もよさそう

春はイワウチワも多いし、秋の紅葉も素晴らしいですよ。(^^)/
春のイワウチワメモときます。
そうそうナメコが収穫できそうな雰囲気ですね。
有りませんでしたか?
こそっと教えて (-.-)
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
バーチャリさん、どうもです。
そうそうナメコが収穫できそうな雰囲気ですね。
有りませんでしたか?
こそっと教えて (-.-)
残念ながら見たことないんです。と言うか、探しながら歩いてないですからね。
そういうつもりで歩けば見つかると思いますよ。(^^ゞ
山日和

有りませんでしたか?
こそっと教えて (-.-)
残念ながら見たことないんです。と言うか、探しながら歩いてないですからね。
そういうつもりで歩けば見つかると思いますよ。(^^ゞ
山日和
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
山日和さん、こんばんは
【山 域】若狭 庄部谷山(856.1m)
【コース】田代9:24---鉄塔10:26---11:55庄部谷山13:13---P677m北鉄塔14:07---どんぐり倶楽部15:20---15:45駐車地
庄部谷山、以前、山日和さんが企画してくださったのですが、あいにく天気が悪く、小津権現に変更になました。庄部谷山には、まだ登ったことがありません。
駐車地の前には大きな墓がある。それは墓のマンションのような、城のような、墓をてんこ盛りにした珍しいものだった。車で通り過ぎるだけでは見えないものがある。
無縁仏でしょうか?ピラミット状に積み上げられた墓石、見たことあります。
右手から入る庄部谷をまたぐ水路が入り口の目印だ。はしごを登って谷沿いの道に入ったところでハタと気が付いた。タバコとライターを置いてきてしまったのだ。タバコはともかくライターがなければ昼飯の鍋が食えない。
山日和さんでも、忘れ物をすることがあるのですね。重い食材や水を運び上げて、上で鍋ができなかったらむなし過ぎです。私は、鍋や、ガスを家に忘れたことがあります。もっとむなしいこともあります。忘れ物はしなかったのですが、うどんが出来上がって、さあ食べようとして、ひっくり返してしまったこともあります。
標高600mを超えると立派なブナが目立ち始めた。
庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。どの尾根を選んでも失望することはないが、ここもまたそうだった。
敦賀の山には、ブナがたくさんありますね。敦賀の海には、何度でも行ったことがあるのですが、敦賀の山には、まだ、数えるくらいしか行ったことがありません。是非、これから機会を作って行こうと思います。
最後の急登に喘ぐと右から庄部谷奥の左俣のたおやかな源頭が上がって来ている。
何度となく訪れたこの山頂。今日も誰もいない。10回以上登ったこの山でこれまで会ったのはたったひとりだけだ。
最近、人気の山は、どこも人が大勢来ます。
こういう、静かなところがいいです。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった耳川源流域の山々を思い浮かべる。
私も、行き先に困ったら、ここに来てみることにします。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。それが新庄の、耳川の山なのだ。
カツラの大木見てみたいものです。今年はもう遅いですが、できれば黄葉したときに、カツラのあまいにおいを楽しみに行きたいです。
クロオ
【山 域】若狭 庄部谷山(856.1m)
【コース】田代9:24---鉄塔10:26---11:55庄部谷山13:13---P677m北鉄塔14:07---どんぐり倶楽部15:20---15:45駐車地
庄部谷山、以前、山日和さんが企画してくださったのですが、あいにく天気が悪く、小津権現に変更になました。庄部谷山には、まだ登ったことがありません。
駐車地の前には大きな墓がある。それは墓のマンションのような、城のような、墓をてんこ盛りにした珍しいものだった。車で通り過ぎるだけでは見えないものがある。
無縁仏でしょうか?ピラミット状に積み上げられた墓石、見たことあります。
右手から入る庄部谷をまたぐ水路が入り口の目印だ。はしごを登って谷沿いの道に入ったところでハタと気が付いた。タバコとライターを置いてきてしまったのだ。タバコはともかくライターがなければ昼飯の鍋が食えない。
山日和さんでも、忘れ物をすることがあるのですね。重い食材や水を運び上げて、上で鍋ができなかったらむなし過ぎです。私は、鍋や、ガスを家に忘れたことがあります。もっとむなしいこともあります。忘れ物はしなかったのですが、うどんが出来上がって、さあ食べようとして、ひっくり返してしまったこともあります。
標高600mを超えると立派なブナが目立ち始めた。
庄部谷山から放射状に派生する尾根上には、いずれも見事なブナ林が展開している。どの尾根を選んでも失望することはないが、ここもまたそうだった。
敦賀の山には、ブナがたくさんありますね。敦賀の海には、何度でも行ったことがあるのですが、敦賀の山には、まだ、数えるくらいしか行ったことがありません。是非、これから機会を作って行こうと思います。
最後の急登に喘ぐと右から庄部谷奥の左俣のたおやかな源頭が上がって来ている。
何度となく訪れたこの山頂。今日も誰もいない。10回以上登ったこの山でこれまで会ったのはたったひとりだけだ。
最近、人気の山は、どこも人が大勢来ます。
こういう、静かなところがいいです。
行き先に困った時にはここをベースに野坂岳、芦谷山、庄部谷山、三国山、赤坂山、寒風、大御影山、大日、雲谷山といった耳川源流域の山々を思い浮かべる。
私も、行き先に困ったら、ここに来てみることにします。
そしていつでもその懐で期待を裏切ることなくブナやトチ、カツラの大木が出迎え、癒しを与えてくれる。それが新庄の、耳川の山なのだ。
カツラの大木見てみたいものです。今年はもう遅いですが、できれば黄葉したときに、カツラのあまいにおいを楽しみに行きたいです。
クロオ
Re: 【若狭】静寂のブナ林を歩く 庄部谷山
クロオさん、どうもです。
庄部谷山、以前、山日和さんが企画してくださったのですが、あいにく天気が悪く、小津権現に変更になました。庄部谷山には、まだ登ったことがありません。
それは残念でした。去年の2月に実行した時は都合が悪かったんでしたっけ?
[attachment=1]P1100046_1.JPG[/attachment]
無縁仏でしょうか?ピラミット状に積み上げられた墓石、見たことあります。
こんな地方の集落に無縁仏はないでしょう。今度行った時に誰かに聞いてみよう。
山日和さんでも、忘れ物をすることがあるのですね。重い食材や水を運び上げて、上で鍋ができなかったらむなし過ぎです。私は、鍋や、ガスを家に忘れたことがあります。もっとむなしいこともあります。忘れ物はしなかったのですが、うどんが出来上がって、さあ食べようとして、ひっくり返してしまったこともあります。
私は結構忘れますよ。雪山で靴下忘れて、普通の綿のソックス履いて登ったこともあります。
敦賀の山には、ブナがたくさんありますね。敦賀の海には、何度でも行ったことがあるのですが、敦賀の山には、まだ、数えるくらいしか行ったことがありません。是非、これから機会を作って行こうと思います。
海にも里にも近い山々にこれだけのブナ林が残されているのが驚きです。敦賀・美浜近辺だけではなく、小浜の方にも素晴らしいブナ林がありますよ。
[attachment=0]P1100057_1.JPG[/attachment]
最近、人気の山は、どこも人が大勢来ます。
こういう、静かなところがいいです。
若狭の山はうってつけですね。
私も、行き先に困ったら、ここに来てみることにします。
行き先に困らない方がいいですけどね。
カツラの大木見てみたいものです。今年はもう遅いですが、できれば黄葉したときに、カツラのあまいにおいを楽しみに行きたいです。
それならぜひとも「トチとカツラのワンダーランド」へどうぞ。
カタカナだとイメージが・・・という人もいるらしいので、「栃と桂の神仙境」とでも呼びましょうか。(^^ゞ
山日和

それは残念でした。去年の2月に実行した時は都合が悪かったんでしたっけ?
[attachment=1]P1100046_1.JPG[/attachment]

こんな地方の集落に無縁仏はないでしょう。今度行った時に誰かに聞いてみよう。

私は結構忘れますよ。雪山で靴下忘れて、普通の綿のソックス履いて登ったこともあります。


海にも里にも近い山々にこれだけのブナ林が残されているのが驚きです。敦賀・美浜近辺だけではなく、小浜の方にも素晴らしいブナ林がありますよ。
[attachment=0]P1100057_1.JPG[/attachment]

こういう、静かなところがいいです。
若狭の山はうってつけですね。

行き先に困らない方がいいですけどね。


それならぜひとも「トチとカツラのワンダーランド」へどうぞ。
カタカナだとイメージが・・・という人もいるらしいので、「栃と桂の神仙境」とでも呼びましょうか。(^^ゞ
山日和