2012年11月3日(土) 晴れ 奥美濃 須合谷~高屋山 沢登り 単独
8:15 駐車地 → 8:25 コロ谷出合 → 9:20 二段30m大滝 → 11:00 8m涸れ滝 → 11:55~12:55 高屋山山頂 → 15:15 高尾谷出合 → 15:30 駐車地
根尾越波から黒津に抜ける谷を須合谷という。今回はこの須合谷の枝沢であるコロ谷を遡行して高屋山に登り同じく須合谷の枝沢である高尾谷を下る計画だ。
コロ谷出合より少し上流の車道脇に車を停めて須合谷に下りる。この時期、須合谷の流れは穏やかで膝下位の渡渉で対岸に渡れた。
コロ谷の出合には深々とした淵が待ち構えていた。両岸は立っている。泳げばいいのかもしれないがここはコロ谷右岸側を高巻く。この高巻きがいやらしかった。樹木はほどほどにあるものの泥急斜面のトラバース。先が思いやられるスタートになった。
降り立ったコロ谷はしばらくゴーロが続く。視線の右端にゴソゴソするものを感じてそちらを見ると狸のペアが逃げようと斜面を登っているところだった。朝の憩の時間を邪魔してしまったようだ。
1:1の二俣を左に入ってすぐに5m程の滝。滝身辺りは滑っていそうなので右側のホールド、スタンスの確かそうな壁を登ったが意外と手こずった。
小滝を挟んでその上の4m滝は微妙なバランスで身体を持ち上げ右側を越える。
一旦谷が広くなり荒れたガレ沢になる。と思っていると林道に出た。地形図にはない林道だ。この沢にはこの先にも地形図にはない林道が幾つか横切っていた。
林道を渡ったところの細い斜瀑を簡単に直登するとその先に黒々とした岩肌を落ちる二条の滝。目を見張る程大きい。右手のものは20mはありそうだ。
この二条はそれぞれ違う沢から落ちてきているようで言わば両門の滝だ。右に進んでいきたいがどうやって越えよう。思案の結果、右手の草付き斜面を登って落ち口にトラバースする事にした。トラバースがうまくいくか自信がなかったがダメだった場合は戻るか、そのまま巻きあがるか、その時に判断する事にしよう。
取り付いてみるとちょっといやらしいかったが樹木もあって意外と簡単に落ち口側にトラバースできた。
ホッと一息ついて先を見るとなんと奥にとんでもない大滝が6mほどの前衛を従えて立ちはだかっていた。滑の美しい滝だ。それこそ飛騨の沢上谷を彷彿とされるような姿をしている。
その美しい姿は険悪さをはらんでいる。とても直登できるような代物ではない。前衛滝をあがった時点で進退窮まりそうだ。
最初右岸によじ登れないか試したが難しい。左岸は木の根が上手い具合に出ておりそれを使って小尾根上に出た。しかしそこはかなり急な痩せ尾根。はば90センチほどを残して左右は落ちている。救いなのは樹木が適度にあること。これをつたってなんとか登っていく。左真下に大滝を見下ろせるがついに全容を一目の内に収める事はできなかった。規模は二段30mといったところか。
上部で尾根は広くなり斜度も緩やかになる。落ち口には意外とあっさりと降り立つ事ができた。
大滝の上はゴルジュになっていて小滝を越えて4m程の滝。ここは右手の蔓を使って巻き気味に越えた。続く樋状を越えると沢が少し広く穏やかになる。
その先の二俣は右が広いが涸れている。ここは水流がある左俣に進む。小滝が連続して現れそこそこに楽しい。4mほどのボリューム感のある滝は滑っていて取り付けず右岸を巻いた。
3mの細い滝をシャワークライムした先で二俣を左。詰めていくと林道跡が横切っており更に進むと水流が途切れ岩の折り重なったような急斜面となる。その中のギャップの一つに四苦八苦。身長よりわずかに低いそのギャップはホールドはしっかりしているもののハング気味で足を掛けるところがない。何度やっても身体を持ち上げられない。考え倦ねた末、ザックをギャップの上に放り上げ空身で挑戦。なんとか越える事ができた。非力さ故の苦労だった。
岩場続きの先は8m程のギャップが立ちはだかる。これを避けて右手の草付き斜面を登りはじめてすぐギャップ脇の灌木の中にクラックの入ったルンゼを見つけた。幸いな事に蔓が下りてきていてそれをロープ代わりによじ登りギャップの上に出た。
急斜面の沢筋が続く。斜度はますます増していきこれ以上は危険に感じたところで左手の尾根筋に移る。しかし安全に見えた尾根筋も沢筋に負けず劣らずの急斜面。樹木がある事が救いだ。
登れど登れど斜度が緩くならない尾根もシロモジが現れた辺りから緩やかになりやがて山頂部に出た。一旦、越波からの踏み跡に出て山頂に到着。三角点は落ち葉の敷き詰められた中にちょこんと白い頭を出していた。
樹林の上を吹き抜けていく風の音がまるで冬のようだ。空も雲がおおい雪でも舞うのではないかと思えるような雰囲気。そういえば天気予報では高山は冬空だと言っていた。もうそんな季節か。
下山は踏み跡を辿って尾根筋の緩やかなところに出てそこから高尾谷へ下降。途中から急斜面になったため左へトラバースしていき比較的緩やかそうな谷筋に出る。
地形図で確認しても問題なさそうだったのでその谷を下っていったが6mの涸れ滝を筆頭に巻かなければいけないところが数カ所あった。5mほどの斜瀑のクライムダウンがあったりとても歩いていけないつるつるの滑滝があったりと思いの外苦労した。
主沢に合わさってからは比較的楽に下る事ができたが最後の最後に下れない3m、6mの二段滝。ここは左岸の植林から巻いて須合谷に無事降り立った。久し振りに泥臭い奥美濃らしい沢登りだったが終わってみればやはり沢やか。
【奥美濃】須合谷から高屋山…美しい大滝と泥臭い沢登り
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Re: 【奥美濃】須合谷から高屋山…美しい大滝と泥臭い沢登り
兎夢さん、おはようさんです。
ふ~さん
ふむふむ、やはり珠玉の御在所レポより、こちらの泥臭いレポの方が兎夢さん臭くていいや。いや、どちらもドキドキ山行だった(*^_^*)でしょうけど、こちらはドキドキの次にハラハラがつきますね。なかなか難所続きのグレードの高い沢でしたね。未知の谷は面白い!ですが、くれぐれも安全登山でいきましょう(^o^)v主沢に合わさってからは比較的楽に下る事ができたが最後の最後に下れない3m、6mの二段滝。ここは左岸の植林から巻いて須合谷に無事降り立った。久し振りに泥臭い奥美濃らしい沢登りだったが終わってみればやはり沢やか。
ふ~さん
Re: 【奥美濃】須合谷から高屋山…美しい大滝と泥臭い沢登り
ふ〜さん、こんばんは。レスありがとうございます。
ふむふむ、やはり珠玉の御在所レポより、こちらの泥臭いレポの方が兎夢さん臭くていいや。いや、どちらもドキドキ山行だった(*^_^*)でしょうけど、こちらはドキドキの次にハラハラがつきますね。なかなか難所続きのグレードの高い沢でしたね。未知の谷は面白い!ですが、くれぐれも安全登山でいきましょう(^o^)v
なかなか近寄ってもらえなくレスももらえない奥美濃の沢ですがふ〜さんや山日和さんが読んでる、と信じて投稿してます。
この沢は百山百渓を見てきつそうだなと思ってたましたが挑戦してみました。すばらしい沢でした。
単独遡行ばかりなので安全には気を使っているつもりですが更に細心の注意をして楽しい山行をしていきたいと思います。
兔夢
ふむふむ、やはり珠玉の御在所レポより、こちらの泥臭いレポの方が兎夢さん臭くていいや。いや、どちらもドキドキ山行だった(*^_^*)でしょうけど、こちらはドキドキの次にハラハラがつきますね。なかなか難所続きのグレードの高い沢でしたね。未知の谷は面白い!ですが、くれぐれも安全登山でいきましょう(^o^)vなかなか近寄ってもらえなくレスももらえない奥美濃の沢ですがふ〜さんや山日和さんが読んでる、と信じて投稿してます。
この沢は百山百渓を見てきつそうだなと思ってたましたが挑戦してみました。すばらしい沢でした。
単独遡行ばかりなので安全には気を使っているつもりですが更に細心の注意をして楽しい山行をしていきたいと思います。
兔夢