寸又川右岸、静かな山
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- 記事: 39
- 登録日時: 2011年11月03日(木) 21:40
寸又川右岸、静かな山
台高から連日みごとな紅葉のたよりが届き、もうお腹いっぱいという方もいらっしゃるかもしれませんが、先日南ア深南部で人知れず燃え盛る紅葉をみてきました。今年の紅葉の鮮やかさや山の深さでは台高と共通していますが、同じ紅葉でもところ変われば別腹かとおもいますので、ひとつおつきあいください。
【 日 付 】2012年10月20~26日
【 山 域 】 南ア深南部
【メンバー】夫婦
【 天 候 】雷雨あり、霧あり、そして快晴あり
【 ルート 】寸又川右岸山域グルリンポン
寸又峡から沢口山、板取山を経て山犬ノ段へ、さらにな破線ルートをたどって房小山、バラ谷ノ頭、黒法師岳、さらにその先ルートファインディングの必要な尾根を前黒法師岳から寸又峡へ下山。15年くらい前からあこがれていたルートだった。その頃のこの山域はネット情報もほんのわずかで、それがさらに妄想をかきたてていた。特に黒法師~前黒法師岳間、この季節、笹原に黄葉した巨樹が点在する姿を一度見たかった。
そこであたかも遅れてきた夏休みをとるかのような素振りで(本当は夏休みはしっかりとって、別の山に入っている、ドウモスイマセン)、念願のコースを歩くことにした。ところが決行直前の10月半ば、とんでもないこと(?)が起こって愕然とした。岳人11月号に全く同じコースが「藪山岩山読本」という特集で紹介されたのだ。ま、実際には別に愕然とすることでもなんでもないし、急にハイカーが押し寄せるはずもないのだけれど、なんとなく出鼻をくじかれたような気分で出発した。
20日朝9時頃、ゆっくりめに茨木インターから高速にのり、夕がた寸又峡に着いた。これまでも静岡側から南アルプスに入山する際、寸又峡の表示板を何度もみてきたが、実際に行くのは初めて、恥ずかしながらこれまで金嬉老事件しかイメージできていなかった。しかし実際に行ってみると山あいのしっとりとした、それでいて活気もあるいい温泉地だった。町営露天風呂は泉質がよく、有料とされる駐車場を1週間近く無料で使わせていただき、おまけに到着した日は駐車スペースにテントを張らせていただいた。
そして翌朝21日は快晴、ここから山犬ノ段までは概ねよく踏まれたハイキングコースだ。だけど長い!コースタイムで山犬ノ段まで8時間かかる。かさばる食料をつめこんだザックが肩に食い込み、歩きはじめの身体が早くもきしみだした。そのうえ18日に日帰りで沢口山に向かった若い女性が消息を絶っていて、このためこの日は早朝から捜索隊が入っていた。出発する捜索隊に何度も頭を下げていたのはご家族なのだろう、痛々しい。ボランタリーに捜索する人たちもくわわり、ルート上は緊迫、騒然としていた。
さてその沢口山は標高1425m、北東方面が切り開かれていて朝日岳の背後にそびえる大無間が見事だ。 その先縦走路は小さなアップダウンをくりかえしながら延々樹林帯を行く。展望は少ないが、色づき始めた明るい広葉樹林帯が混じり、雰囲気がよい。それでもときおり大間川対岸の山並みが垣間見えるのだが、これが後に歩くことになる黒法師~前黒法師岳の稜線なのだった。
ところで尾根歩きで気を使うのは水の確保だ。山犬ノ段から林道を1km降りると水飲み場があるという。コップまで取り付けてあり水線は細いながら安定しているらしい。しかし我々はその先の千石沢で水を得た。ただしここはかれ沢だった。水を得るにはほとんど林道近くまで降りる必要がある。山犬ノ段から南赤石林道を歩き、千石沢出会いを上がった方がよほど早い。もっとも枯れた荒れ沢を水をかついで上がるのは、どちらにしても大変にはちがいない。しかし沢の源頭部は広く平坦な笹原になっており、錦繡の桃源郷だった。一夜のテン場としてはまさに最高だったが、その夜からこの一帯は大雨になった。
翌朝は寒冷前線が通過した。もちろん停滞。それどころか雷が数時間にわたって鳴り続いた。お昼頃雨は上がったが、今度は吹き返しの北西風が一晩うなり声をあげた。幸い南東のみに開けたテン場の地形が雨風からテントを守ってくれたようだ。さて24日の太陽はその南東から上がった。風もなく、早朝から出発だ。稜線を千石平、鋸山と進み、尾根が広がるといよいよ笹原に立ち枯木、風倒木の世界になった。踏み跡は不明瞭なケモノ道の錯綜になり、静かなザ・深南部に突入だ。標高は1700m台で、紅葉はほぼその盛りだった。冷気が吹き抜ける房小山を過ぎ、二重稜線のなか明るい笹原を行く。とにかく気分よく歩けるのだ、疲れるけど。陽が傾くころようやくバラ谷ノ頭が近づいた。笹原の先、はるか南西に太平洋が鈍く西日を浴びているのが見えた。 さてバラ谷の頭は本邦最南の2000m峰で、その旨書かれた標識もある。最南西の2000m峰は三ノ峰なのだからどうも話はややこしい。実はここは本コース一番の展望地のはずだったのだが、着いた頃には夕霧が押し寄せていた。残念ながら遠目がきかない。いや、展望どころではない、この後は釣瓶落としの太陽と競走で、黒法師とのコルに駆け下るのみ。それにしてもとんでもない急坂だった。それも左側は大きく崩れている。笹原をほとんど滑り降りるように降りていくと、鹿のご遺体に出くわしたりしてなかなかワイルドだ。ただ下る途中ふいにガスが流れ、紅葉とガスが真っ赤に染まった。思わず立ち止り、何度もシャッターを切った。
下のコルは黒バラ平と呼ばれ、水場も近く深南部の別天地の一つとされている。しかし今回に限っては水が遠かった。脆い急坂を15分ほど下ってやっと谷筋の水を得たが、帰路はヘッデンのお世話になった。このあたりで1800m台、既に紅葉は盛りを過ぎていた。翌日、霧が流れ、ときどき日差しが戻るなか、笹をつかんで黒法師岳に這いあがった。
ここは以前等高尾根から来たことがある懐かしい場所だ。有名な×印の一等三角点も健在だった。さてここからの下りは頂上から尾根の視認がきかないので、方向をみさだめて降りて行くことになる。岳人誌にはこのコースを「地形図には登山道がしっかり記されているが、そんなものは皆無」、「下る方向に踏み跡も目印もない。山の様子を窺いながら、目標のコルをめざした」とある。しかし実際には頂上直下からしっかりとした踏み跡があり、要所要所には少し古いものだが、緑テープがつけられていた。 倒木が埋まる小ピークをいくつも越え、尾根が広がったところで幕を張った。ここでは既にだいぶん遠くなった黒法師が、緊張した三角錐をひきしぼり、北には遠く光、茶臼、聖がみえた。暗くなって寝る前に外に出たら、そこは月光の世界で、満月にはまだ5日ほどあったのだが、周りの倒木や立ち枯れを白々と照らしていた。寒かったがまるで夢のような世界で、こんなところで鹿がダンスすればどうだろうと思った。でもなぜかその夜は鹿の鳴き声すらきかなかった。アルコールはすでに切れていた。縦走だからと60度の「どなん」を大量に持ち込んだのだが、初日寸又峡の駐車場でその4割を飲んでしまったのだ。こんな飲み方をして、翌朝平気で歩ける自分がなんだか恐ろしい。この夜は空になったアルコール用ポットに水を入れてシェークして飲んでみた。やっぱりただの水だった。南の方に街の明かりがつながっているのがみえた。
26日の朝になった。快晴だ。ここからもう一つのお楽しみポイント、巨樹点在の広い笹原歩きが始まる。木々は太くねじれ、朝の斜光を浴びて無数の葉が黄金色に輝いている。至福の刻だった。なんだか我慢して声をださないようにしないといけないような気持ちがした。浮かれた声を上げると、この美しい世界がパチンと消えてしまいそうな危うさがあった。 ヘリポート平を過ぎ、前黒法師岳への急登にとりついた。そこはしっかりとしたコースだった。岳人誌には「前黒法師岳への直登は藪が濃く、前が見えないほどだ」とあるが、黒木林の林床は概ね美しいイワカガミで覆われ、藪は全くなかった。頂上には午前10時半に着いた。まもなく寸又峡からのピストンの方が到着し、山にまったり浸りこめる時間はここで終わった。後は長い長い樹林帯の下りを淡々と歩くだけだった。途中の1200m付近で突然目の前に対岸朝日岳の巨体が見えた。大変な迫力で驚いた。
下山して寸又峡で町営の露天風呂に入らせてもらい、1300円のシカ肉定食を食べて帰った。お風呂で汚れを洗い落としたら、今度は明日の仕事の段取りが頭に戻ってしまった。
おしまい。
【 日 付 】2012年10月20~26日
【 山 域 】 南ア深南部
【メンバー】夫婦
【 天 候 】雷雨あり、霧あり、そして快晴あり
【 ルート 】寸又川右岸山域グルリンポン
寸又峡から沢口山、板取山を経て山犬ノ段へ、さらにな破線ルートをたどって房小山、バラ谷ノ頭、黒法師岳、さらにその先ルートファインディングの必要な尾根を前黒法師岳から寸又峡へ下山。15年くらい前からあこがれていたルートだった。その頃のこの山域はネット情報もほんのわずかで、それがさらに妄想をかきたてていた。特に黒法師~前黒法師岳間、この季節、笹原に黄葉した巨樹が点在する姿を一度見たかった。
そこであたかも遅れてきた夏休みをとるかのような素振りで(本当は夏休みはしっかりとって、別の山に入っている、ドウモスイマセン)、念願のコースを歩くことにした。ところが決行直前の10月半ば、とんでもないこと(?)が起こって愕然とした。岳人11月号に全く同じコースが「藪山岩山読本」という特集で紹介されたのだ。ま、実際には別に愕然とすることでもなんでもないし、急にハイカーが押し寄せるはずもないのだけれど、なんとなく出鼻をくじかれたような気分で出発した。
20日朝9時頃、ゆっくりめに茨木インターから高速にのり、夕がた寸又峡に着いた。これまでも静岡側から南アルプスに入山する際、寸又峡の表示板を何度もみてきたが、実際に行くのは初めて、恥ずかしながらこれまで金嬉老事件しかイメージできていなかった。しかし実際に行ってみると山あいのしっとりとした、それでいて活気もあるいい温泉地だった。町営露天風呂は泉質がよく、有料とされる駐車場を1週間近く無料で使わせていただき、おまけに到着した日は駐車スペースにテントを張らせていただいた。
そして翌朝21日は快晴、ここから山犬ノ段までは概ねよく踏まれたハイキングコースだ。だけど長い!コースタイムで山犬ノ段まで8時間かかる。かさばる食料をつめこんだザックが肩に食い込み、歩きはじめの身体が早くもきしみだした。そのうえ18日に日帰りで沢口山に向かった若い女性が消息を絶っていて、このためこの日は早朝から捜索隊が入っていた。出発する捜索隊に何度も頭を下げていたのはご家族なのだろう、痛々しい。ボランタリーに捜索する人たちもくわわり、ルート上は緊迫、騒然としていた。
さてその沢口山は標高1425m、北東方面が切り開かれていて朝日岳の背後にそびえる大無間が見事だ。 その先縦走路は小さなアップダウンをくりかえしながら延々樹林帯を行く。展望は少ないが、色づき始めた明るい広葉樹林帯が混じり、雰囲気がよい。それでもときおり大間川対岸の山並みが垣間見えるのだが、これが後に歩くことになる黒法師~前黒法師岳の稜線なのだった。
ところで尾根歩きで気を使うのは水の確保だ。山犬ノ段から林道を1km降りると水飲み場があるという。コップまで取り付けてあり水線は細いながら安定しているらしい。しかし我々はその先の千石沢で水を得た。ただしここはかれ沢だった。水を得るにはほとんど林道近くまで降りる必要がある。山犬ノ段から南赤石林道を歩き、千石沢出会いを上がった方がよほど早い。もっとも枯れた荒れ沢を水をかついで上がるのは、どちらにしても大変にはちがいない。しかし沢の源頭部は広く平坦な笹原になっており、錦繡の桃源郷だった。一夜のテン場としてはまさに最高だったが、その夜からこの一帯は大雨になった。
翌朝は寒冷前線が通過した。もちろん停滞。それどころか雷が数時間にわたって鳴り続いた。お昼頃雨は上がったが、今度は吹き返しの北西風が一晩うなり声をあげた。幸い南東のみに開けたテン場の地形が雨風からテントを守ってくれたようだ。さて24日の太陽はその南東から上がった。風もなく、早朝から出発だ。稜線を千石平、鋸山と進み、尾根が広がるといよいよ笹原に立ち枯木、風倒木の世界になった。踏み跡は不明瞭なケモノ道の錯綜になり、静かなザ・深南部に突入だ。標高は1700m台で、紅葉はほぼその盛りだった。冷気が吹き抜ける房小山を過ぎ、二重稜線のなか明るい笹原を行く。とにかく気分よく歩けるのだ、疲れるけど。陽が傾くころようやくバラ谷ノ頭が近づいた。笹原の先、はるか南西に太平洋が鈍く西日を浴びているのが見えた。 さてバラ谷の頭は本邦最南の2000m峰で、その旨書かれた標識もある。最南西の2000m峰は三ノ峰なのだからどうも話はややこしい。実はここは本コース一番の展望地のはずだったのだが、着いた頃には夕霧が押し寄せていた。残念ながら遠目がきかない。いや、展望どころではない、この後は釣瓶落としの太陽と競走で、黒法師とのコルに駆け下るのみ。それにしてもとんでもない急坂だった。それも左側は大きく崩れている。笹原をほとんど滑り降りるように降りていくと、鹿のご遺体に出くわしたりしてなかなかワイルドだ。ただ下る途中ふいにガスが流れ、紅葉とガスが真っ赤に染まった。思わず立ち止り、何度もシャッターを切った。
下のコルは黒バラ平と呼ばれ、水場も近く深南部の別天地の一つとされている。しかし今回に限っては水が遠かった。脆い急坂を15分ほど下ってやっと谷筋の水を得たが、帰路はヘッデンのお世話になった。このあたりで1800m台、既に紅葉は盛りを過ぎていた。翌日、霧が流れ、ときどき日差しが戻るなか、笹をつかんで黒法師岳に這いあがった。
ここは以前等高尾根から来たことがある懐かしい場所だ。有名な×印の一等三角点も健在だった。さてここからの下りは頂上から尾根の視認がきかないので、方向をみさだめて降りて行くことになる。岳人誌にはこのコースを「地形図には登山道がしっかり記されているが、そんなものは皆無」、「下る方向に踏み跡も目印もない。山の様子を窺いながら、目標のコルをめざした」とある。しかし実際には頂上直下からしっかりとした踏み跡があり、要所要所には少し古いものだが、緑テープがつけられていた。 倒木が埋まる小ピークをいくつも越え、尾根が広がったところで幕を張った。ここでは既にだいぶん遠くなった黒法師が、緊張した三角錐をひきしぼり、北には遠く光、茶臼、聖がみえた。暗くなって寝る前に外に出たら、そこは月光の世界で、満月にはまだ5日ほどあったのだが、周りの倒木や立ち枯れを白々と照らしていた。寒かったがまるで夢のような世界で、こんなところで鹿がダンスすればどうだろうと思った。でもなぜかその夜は鹿の鳴き声すらきかなかった。アルコールはすでに切れていた。縦走だからと60度の「どなん」を大量に持ち込んだのだが、初日寸又峡の駐車場でその4割を飲んでしまったのだ。こんな飲み方をして、翌朝平気で歩ける自分がなんだか恐ろしい。この夜は空になったアルコール用ポットに水を入れてシェークして飲んでみた。やっぱりただの水だった。南の方に街の明かりがつながっているのがみえた。
26日の朝になった。快晴だ。ここからもう一つのお楽しみポイント、巨樹点在の広い笹原歩きが始まる。木々は太くねじれ、朝の斜光を浴びて無数の葉が黄金色に輝いている。至福の刻だった。なんだか我慢して声をださないようにしないといけないような気持ちがした。浮かれた声を上げると、この美しい世界がパチンと消えてしまいそうな危うさがあった。 ヘリポート平を過ぎ、前黒法師岳への急登にとりついた。そこはしっかりとしたコースだった。岳人誌には「前黒法師岳への直登は藪が濃く、前が見えないほどだ」とあるが、黒木林の林床は概ね美しいイワカガミで覆われ、藪は全くなかった。頂上には午前10時半に着いた。まもなく寸又峡からのピストンの方が到着し、山にまったり浸りこめる時間はここで終わった。後は長い長い樹林帯の下りを淡々と歩くだけだった。途中の1200m付近で突然目の前に対岸朝日岳の巨体が見えた。大変な迫力で驚いた。
下山して寸又峡で町営の露天風呂に入らせてもらい、1300円のシカ肉定食を食べて帰った。お風呂で汚れを洗い落としたら、今度は明日の仕事の段取りが頭に戻ってしまった。
おしまい。
Re: 寸又川右岸、静かな山
fuusen touchさんおはようございます、夏に続いてタイヘンナ山遊び、呆れて読みました。
別の絵入りのコーナーですけどね。どちらさんが重荷を背負いムチペンペンされてるのかなあですけど。
別の絵入りのコーナーですけどね。どちらさんが重荷を背負いムチペンペンされてるのかなあですけど。
夏の荒川三山でも、秋の寸又峡でもスゴイご夫婦なんだと、エエのか厄病かと読ませてもらいましたです。fuusen touch さんが書きました: 台高から連日みごとな紅葉のたよりが届き、もうお腹いっぱいという方もいらっしゃるかもしれませんが、先日南ア深南部で人知れず燃え盛る紅葉をみてきました。今年の紅葉の鮮やかさや山の深さでは台高と共通していますが、同じ紅葉でもところ変われば別腹かとおもいますので、ひとつおつきあいください。
寸又峡は三度行ったのかなあ、秋葉神社からの山周りで。スゴイ山奥ですね。【 ルート 】寸又川右岸山域グルリンポン
寸又峡から沢口山、板取山を経て山犬ノ段へ、さらにな破線ルートをたどって房小山、バラ谷ノ頭、黒法師岳、さらにその先ルートファインディングの必要な尾根を前黒法師岳から寸又峡へ下山。15年くらい前からあこがれていたルートだった。
金ちゃんが鉄砲持って篭城して有名になりました。
膨大な森林資源を食い尽くす林道は走りよかった、食い尽くした後は放置です。鈴鹿にもそんなところアリマス。
緑ちゃん前黒法師岳は登ったんだけど、その先の尾根がよかったんですか。見なくて残念だな。特に黒法師~前黒法師岳間、この季節、笹原に黄葉した巨樹が点在する姿を一度見たかった。
水窪からも同じな名前のコース有りますよね。
山友が、迷岳の登りコースに似てる言うてました、樹林の中をただひたすらに登るんですよね。
よかったですね、旅先の親切は忘れさせません。恥ずかしながらこれまで金嬉老事件しかイメージできていなかった。しかし実際に行ってみると山あいのしっとりとした、それでいて活気もあるいい温泉地だった。町営露天風呂は泉質がよく、有料とされる駐車場を1週間近く無料で使わせていただき、おまけに到着した日は駐車スペースにテントを張らせていただいた。
それに付けて、鈴鹿はセコイです。よその国の人連れてくるとココ有料なのって言いますよ。
18日に日帰りで沢口山に向かった若い女性が消息を絶っていて、このためこの日は早朝から捜索隊が入っていた。出発する捜索隊に何度も頭を下げていたのはご家族なのだろう、痛々しい。ボランタリーに捜索する人たちもくわわり、ルート上は緊迫、騒然としていた。
家族は心痛です、万里ツワーでの遭難は同情する気は起こりません。
一週間の山遊びなら一日は雨を覚悟でしょうね。緑ちゃんなら犬伏段の小屋に雨を避けるだろう。錦繡の桃源郷だった。一夜のテン場としてはまさに最高だったが、その夜からこの一帯は大雨になった。
翌朝は寒冷前線が通過した。もちろん停滞。それどころか雷が数時間にわたって鳴り続いた。お昼頃雨は上がったが、今度は吹き返しの北西風が一晩うなり声をあげた。
テントの缶ズメは溜まりません、濡らせば命に関わるもんね。
ココからが深南部の真髄なのですね、苦労の貝も奥地パックりですか。尾根が広がるといよいよ笹原に立ち枯木、風倒木の世界になった。踏み跡は不明瞭なケモノ道の錯綜になり、静かなザ・深南部に突入だ。標高は1700m台で、紅葉はほぼその盛りだった。冷気が吹き抜ける房小山を過ぎ、二重稜線のなか明るい笹原を行く。とにかく気分よく歩けるのだ、疲れるけど。陽が傾くころようやくバラ谷ノ頭が近づいた。笹原の先、はるか南西に太平洋が鈍く西日を浴びているのが見えた。
バラ谷の頭、名前がいいですね。ここで泊朗。明日はお天気なんだからさ。・・・はなかった。さてバラ谷の頭は本邦最南の2000m峰で、実はここは本コース一番の展望地のはずだったのだが、着いた頃には夕霧が押し寄せていた。残念ながら遠目がきかない
チャンと調べて有るんだ、黒いバラですか水原広の歌が流れます。下のコルは黒バラ平と呼ばれ、水場も近く深南部の別天地の一つとされている。しかし今回に限っては水が遠かった。脆い急坂を15分ほど下ってやっと谷筋の水を得たが、帰路はヘッデンのお世話になった。
ペット2リットルとして・・・スゴイ酒豪ですね。車ようと山行き様に分けてないのですか。帰ったときの分も。笹をつかんで黒法師岳に這いあがった。
アルコールはすでに切れていた。縦走だからと60度の「どなん」を大量に持ち込んだのだが、初日寸又峡の駐車場でその4割を飲んでしまったのだ。こんな飲み方をして、翌朝平気で歩ける自分がなんだか恐ろしい。
ヨメが半分は飲んじゃいましたか。
へーそんな好いコースが有るんだ、笹藪は全国的に衰退してるんですよね。15年前の思いだから状況は激変でしょうね。26日の朝になった。快晴だ。ここからもう一つのお楽しみポイント、巨樹点在の広い笹原歩きが始まる。木々は太くねじれ、朝の斜光を浴びて無数の葉が黄金色に輝いている。至福の刻だった。なんだか我慢して声をださないようにしないといけないような気持ちがした。浮かれた声を上げると、この美しい世界がパチンと消えてしまいそうな危うさがあった。
ヘリポート平を過ぎ、前黒法師岳への急登にとりついた。そこはしっかりとしたコースだった。
前黒法師へのコースも歩きよかったデスモン。
好いお写真いっぱいみせてもらいましたです、仲良く御活躍くださいませ。お風呂で汚れを洗い落としたら、今度は明日の仕事の段取りが頭に戻ってしまった。
緑水
Re: 寸又川右岸、静かな山
fuusen touch さん初めまして~♪
今年の台高にはいかず、芦生5週連続浸っていました。バカな山バです(><)
私と一緒です。
いい町ですね~
メモメモ・・・来年行きます。
来年リタイヤしたら、私たちは夫婦であちこちの山を登ろうと思っています。とても参考になりました。
「岳人」も買いに行ってきます。
ちょっと苦手・・・
また私の知らない山のレポ、楽しみに待っています。
ほんと、連日台高の紅葉の話題ばかりでしたね。台高から連日みごとな紅葉のたよりが届き、もうお腹いっぱいという方もいらっしゃるかもしれませんが、先日南ア深南部で人知れず燃え盛る紅葉をみてきました。
今年の台高にはいかず、芦生5週連続浸っていました。バカな山バです(><)
私んちと同じ、ご夫婦で歩いてるのですね。【 山 域 】 南ア深南部
【メンバー】夫婦
大阪の方ですか~♪20日朝9時頃、ゆっくりめに茨木インターから高速にのり、夕がた寸又峡に着いた
私と一緒です。
私も一緒です。これまでも静岡側から南アルプスに入山する際、寸又峡の表示板を何度もみてきたが、実際に行くのは初めて、恥ずかしながらこれまで金嬉老事件しかイメージできていなかった。
それでいて活気もあるいい温泉地だった。町営露天風呂は泉質がよく、有料とされる駐車場を1週間近く無料で使わせていただき、おまけに到着した日は駐車スペースにテントを張らせていただいた。
いい町ですね~
メモメモ・・・来年行きます。
こちらの山のことは全く知りませんでしたが、いいですね。ヘリポート平を過ぎ、前黒法師岳への急登にとりついた。そこはしっかりとしたコースだった。岳人誌には「前黒法師岳への直登は藪が濃く、前が見えないほどだ」とあるが、黒木林の林床は概ね美しいイワカガミで覆われ、藪は全くなかった。頂上には午前10時半に着いた。まもなく寸又峡からのピストンの方が到着し、山にまったり浸りこめる時間はここで終わった。後は長い長い樹林帯の下りを淡々と歩くだけだった。途中の1200m付近で突然目の前に対岸朝日岳の巨体が見えた。大変な迫力で驚いた。
来年リタイヤしたら、私たちは夫婦であちこちの山を登ろうと思っています。とても参考になりました。
「岳人」も買いに行ってきます。
鹿肉は、昔シオカラ谷遡行した帰りにたたら亭でよく食べました。下山して寸又峡で町営の露天風呂に入らせてもらい、1300円のシカ肉定食を食べて帰った。お風呂で汚れを洗い落としたら、今度は明日の仕事の段取りが頭に戻ってしまった。
ちょっと苦手・・・
また私の知らない山のレポ、楽しみに待っています。
-
- 記事: 39
- 登録日時: 2011年11月03日(木) 21:40
Re: 寸又川右岸、静かな山
緑水さん、おはようございます。
すごい早い時刻のレスですね。ちゃんと寝てるんですか?
fuusen touchさんおはようございます、夏に続いてタイヘンナ山遊び、呆れて読みました。
別の絵入りのコーナーですけどね。どちらさんが重荷を背負いムチペンペンされてるのかなあですけど。
筋肉が少ないからなのか、生まれてから60余年、私は一度も懸垂とか、逆上がりとかできたことがありません。
さらにいえば運転ができません。免許証はあるけど、残念ながら原付免許です。
このようにヤマに行くには、ハンディが大きいカラダです。そこでアイボーが運転中は声かけ、気遣いに徹する覚悟です。
たいした覚悟でしょう。ましてやムチベンベンなどとんでもない。
しかしこんな非力な私でも、山では水とテント一式、食糧、燃料を担当しています。妻の大きいザックには実はお菓子が入っているのです。
寸又峡は三度行ったのかなあ、秋葉神社からの山周りで。スゴイ山奥ですね。
金ちゃんが鉄砲持って篭城して有名になりました。
膨大な森林資源を食い尽くす林道は走りよかった、食い尽くした後は放置です。鈴鹿にもそんなところアリマス。
鈴鹿も今年は、林道だけでなく国道まで崩れたようですが、今回歩いた山域を通過する南赤石林道もボロボロでした。
最奥の地に突然ヘリポートが現れ、周辺に作業機械が野ざらしになっていました。
緑ちゃん前黒法師岳は登ったんだけど、その先の尾根がよかったんですか。見なくて残念だな。
水窪からも同じな名前のコース有りますよね。
山友が、迷岳の登りコースに似てる言うてました、樹林の中をただひたすらに登るんですよね。
麻布山から、前黒法師山を越えて行くルートですね。岳人11月号で寸又峡周回コースを企画した編集者さんは、そのコースを数年前に歩いて、
深南部の魅力にとりつかれたそうですよ。
18日に日帰りで沢口山に向かった若い女性が消息を絶っていて、このためこの日は早朝から捜索隊が入っていた。出発する捜索隊に何度も頭を下げていたのはご家族なのだろう、痛々しい。ボランタリーに捜索する人たちもくわわり、ルート上は緊迫、騒然としていた。
家族は心痛です、万里ツワーでの遭難は同情する気は起こりません。
沢口山の遭難は、霧の日だったようです。この山はハイキングコースでちっちゃい子も登るんですが、2年前にも学生さん5人の遭難騒ぎがおこっています。帰路、右折すべきを左折し、間違いに気づいた後も下り続けて進退窮まったというパターンだったようです。
一週間の山遊びなら一日は雨を覚悟でしょうね。緑ちゃんなら犬伏段の小屋に雨を避けるだろう。
テントの缶ズメは溜まりません、濡らせば命に関わるもんね。
小屋どまりが無難でしょうね。テン泊したのは、小屋からコースタイムで4時間のところでした。涸れ沢を1時間かけて水を担ぎあげたのに、降雨の翌朝テントの横にきれいな小川ができていました。透明で、いかにも飲ンデクダサイといわんばかりでした。
ペット2リットルとして・・・スゴイ酒豪ですね。車ようと山行き様に分けてないのですか。帰ったときの分も。
ヨメが半分は飲んじゃいましたか。
ヨメが半分以上のんだのではないでしょうか、たぶん…。なるほどそうですね、車用と山用に分けるべきですよね。
へーそんな好いコースが有るんだ、笹藪は全国的に衰退してるんですよね。15年前の思いだから状況は激変でしょうね。
前黒法師へのコースも歩きよかったデスモン。
夢のようなコースでした。
すごい早い時刻のレスですね。ちゃんと寝てるんですか?
fuusen touchさんおはようございます、夏に続いてタイヘンナ山遊び、呆れて読みました。
別の絵入りのコーナーですけどね。どちらさんが重荷を背負いムチペンペンされてるのかなあですけど。
筋肉が少ないからなのか、生まれてから60余年、私は一度も懸垂とか、逆上がりとかできたことがありません。
さらにいえば運転ができません。免許証はあるけど、残念ながら原付免許です。
このようにヤマに行くには、ハンディが大きいカラダです。そこでアイボーが運転中は声かけ、気遣いに徹する覚悟です。
たいした覚悟でしょう。ましてやムチベンベンなどとんでもない。
しかしこんな非力な私でも、山では水とテント一式、食糧、燃料を担当しています。妻の大きいザックには実はお菓子が入っているのです。
寸又峡は三度行ったのかなあ、秋葉神社からの山周りで。スゴイ山奥ですね。
金ちゃんが鉄砲持って篭城して有名になりました。
膨大な森林資源を食い尽くす林道は走りよかった、食い尽くした後は放置です。鈴鹿にもそんなところアリマス。
鈴鹿も今年は、林道だけでなく国道まで崩れたようですが、今回歩いた山域を通過する南赤石林道もボロボロでした。
最奥の地に突然ヘリポートが現れ、周辺に作業機械が野ざらしになっていました。
緑ちゃん前黒法師岳は登ったんだけど、その先の尾根がよかったんですか。見なくて残念だな。
水窪からも同じな名前のコース有りますよね。
山友が、迷岳の登りコースに似てる言うてました、樹林の中をただひたすらに登るんですよね。
麻布山から、前黒法師山を越えて行くルートですね。岳人11月号で寸又峡周回コースを企画した編集者さんは、そのコースを数年前に歩いて、
深南部の魅力にとりつかれたそうですよ。
18日に日帰りで沢口山に向かった若い女性が消息を絶っていて、このためこの日は早朝から捜索隊が入っていた。出発する捜索隊に何度も頭を下げていたのはご家族なのだろう、痛々しい。ボランタリーに捜索する人たちもくわわり、ルート上は緊迫、騒然としていた。
家族は心痛です、万里ツワーでの遭難は同情する気は起こりません。
沢口山の遭難は、霧の日だったようです。この山はハイキングコースでちっちゃい子も登るんですが、2年前にも学生さん5人の遭難騒ぎがおこっています。帰路、右折すべきを左折し、間違いに気づいた後も下り続けて進退窮まったというパターンだったようです。
一週間の山遊びなら一日は雨を覚悟でしょうね。緑ちゃんなら犬伏段の小屋に雨を避けるだろう。
テントの缶ズメは溜まりません、濡らせば命に関わるもんね。
小屋どまりが無難でしょうね。テン泊したのは、小屋からコースタイムで4時間のところでした。涸れ沢を1時間かけて水を担ぎあげたのに、降雨の翌朝テントの横にきれいな小川ができていました。透明で、いかにも飲ンデクダサイといわんばかりでした。
ペット2リットルとして・・・スゴイ酒豪ですね。車ようと山行き様に分けてないのですか。帰ったときの分も。
ヨメが半分は飲んじゃいましたか。
ヨメが半分以上のんだのではないでしょうか、たぶん…。なるほどそうですね、車用と山用に分けるべきですよね。
へーそんな好いコースが有るんだ、笹藪は全国的に衰退してるんですよね。15年前の思いだから状況は激変でしょうね。
前黒法師へのコースも歩きよかったデスモン。
夢のようなコースでした。
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- 記事: 39
- 登録日時: 2011年11月03日(木) 21:40
Re: 寸又川右岸、静かな山
fuusen touch さん初めまして~♪
こちらこそ、よろしくお願いします
わたしんちと同じ、ご夫婦で歩いてるのですね。
はい、それから私たちは、たぶん一度panaさんたちとすれちがっていると思います。それは去年の6月初めのことです。
その日の昼過ぎ、私たちは赤ゾレ山東尾根の頂上直下、ルートから少しはずれたところで、ご飯を食べていたのです。
そのとき元気そうな声を響かせながら、風のように下って行ったカップルがいました。後のブログからそれがpanaさんたちだったらしいと
わかったのです。確かその日は、林道上でカモシカの子供が亡くなっていた日でした。
大阪の方ですか~♪
私と一緒です。
大阪から芦生まで行くのって、大変ではないですか?
それも5週連続っていうのは、やっぱり好きだから行くんでしょうねえ。
こちらの山のことは全く知りませんでしたが、いいですね。
来年リタイヤしたら、私たちは夫婦であちこちの山を登ろうと思っています。とても参考になりました。
「岳人」も買いに行ってきます。
来年リタイヤですか…ますます山が加速しそうですね。私は今年60歳になりましたが、来年は起業の計画があり、周囲から「モウ山ドコロデハナイワ」と諭されています。そんなことにならないようこころがけます。
鹿肉は、昔シオカラ谷遡行した帰りにたたら亭でよく食べました。
ちょっと苦手・・・
また私の知らない山のレポ、楽しみに待っています。
テントのすぐ横を夜中鹿が行き交います。本当に全部鹿だという保障はないよなあと、不安になる。これはだれもが思うことでしょう。
私は味音痴で、牛と豚の区別がつきません。おかげで鹿さんの臭みもなにもわからないまま、おいしくいただきました。
無事の下山に感謝して、鹿さんに合掌。
こちらこそ、よろしくお願いします
わたしんちと同じ、ご夫婦で歩いてるのですね。
はい、それから私たちは、たぶん一度panaさんたちとすれちがっていると思います。それは去年の6月初めのことです。
その日の昼過ぎ、私たちは赤ゾレ山東尾根の頂上直下、ルートから少しはずれたところで、ご飯を食べていたのです。
そのとき元気そうな声を響かせながら、風のように下って行ったカップルがいました。後のブログからそれがpanaさんたちだったらしいと
わかったのです。確かその日は、林道上でカモシカの子供が亡くなっていた日でした。
大阪の方ですか~♪
私と一緒です。
大阪から芦生まで行くのって、大変ではないですか?
それも5週連続っていうのは、やっぱり好きだから行くんでしょうねえ。
こちらの山のことは全く知りませんでしたが、いいですね。
来年リタイヤしたら、私たちは夫婦であちこちの山を登ろうと思っています。とても参考になりました。
「岳人」も買いに行ってきます。
来年リタイヤですか…ますます山が加速しそうですね。私は今年60歳になりましたが、来年は起業の計画があり、周囲から「モウ山ドコロデハナイワ」と諭されています。そんなことにならないようこころがけます。
鹿肉は、昔シオカラ谷遡行した帰りにたたら亭でよく食べました。
ちょっと苦手・・・
また私の知らない山のレポ、楽しみに待っています。
テントのすぐ横を夜中鹿が行き交います。本当に全部鹿だという保障はないよなあと、不安になる。これはだれもが思うことでしょう。
私は味音痴で、牛と豚の区別がつきません。おかげで鹿さんの臭みもなにもわからないまま、おいしくいただきました。
無事の下山に感謝して、鹿さんに合掌。
Re: 寸又川右岸、静かな山
fusenさん、おはようございます。いい山旅を楽しんでみえますね。ここは私の好きな山域のひとつでもあります。楽しくレポを拝見いたしました。
もっと、感想を述べさせて頂きたいのですが、これから出張なので、これにて失礼することをお許しください。
また、レポを楽しみにしております。
ふ~さん
もっと、感想を述べさせて頂きたいのですが、これから出張なので、これにて失礼することをお許しください。
また、レポを楽しみにしております。
ふ~さん
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- 記事: 39
- 登録日時: 2011年11月03日(木) 21:40
Re: 寸又川右岸、静かな山
fusenさん、おはようございます。いい山旅を楽しんでみえますね。ここは私の好きな山域のひとつでもあります。楽しくレポを拝見いたしました。
もっと、感想を述べさせて頂きたいのですが、これから出張なので、これにて失礼することをお許しください。
また、レポを楽しみにしております。
ふ~さん
ふ~さん、こんばんわ。それから出張、お疲れ様です。
さすがは深南部、酔いしれて歩くことができました。
アルコールは途中で切れていましたが、隠れた倒木に
つまずきながら、フラフラと好きなように歩かせてもらいました。
また機会があれば、レポしますね。
Re: 寸又川右岸、静かな山
風船さん、ご無沙汰です。
オシドリ夫婦ってのは水の上でいつも一緒のあの鳥さんですよね。
1週間も山の中で一緒にヤブ漕いでる夫婦ってなんていうんかなあ?
シンナンブって、初めてふ~さんから聞いた時、正直さっぱりイメージがわかず、「それなに?」と聞き返しました。
そうなんですね、誰も行かない山域。表記を「真難部」に変えましょう。
と言いながら、電子ポータル地形図をクリックして、どこやねん、そこ?とレポと照らしてる自分がここにいる…(-。-)y-゜゜゜
写真で見る限りでは台高にも似て、あるいはどこかで見たような懐かしさがこみ上げる風景。
行けそうで、怖そうで、でもそのうちきっと行ってみることになる…
そんな日のために、このレポ、消えないうちにコピーとっとかないと。(@_@;)
黒法師岳~前黒法師岳の稜線だけでも…と思ってたら、西側に黒法師山なんてのもあったりして、面白いですね~。
~biwaco
オシドリ夫婦ってのは水の上でいつも一緒のあの鳥さんですよね。
1週間も山の中で一緒にヤブ漕いでる夫婦ってなんていうんかなあ?
シンナンブって、初めてふ~さんから聞いた時、正直さっぱりイメージがわかず、「それなに?」と聞き返しました。
そうなんですね、誰も行かない山域。表記を「真難部」に変えましょう。
と言いながら、電子ポータル地形図をクリックして、どこやねん、そこ?とレポと照らしてる自分がここにいる…(-。-)y-゜゜゜
写真で見る限りでは台高にも似て、あるいはどこかで見たような懐かしさがこみ上げる風景。
行けそうで、怖そうで、でもそのうちきっと行ってみることになる…
そんな日のために、このレポ、消えないうちにコピーとっとかないと。(@_@;)
黒法師岳~前黒法師岳の稜線だけでも…と思ってたら、西側に黒法師山なんてのもあったりして、面白いですね~。
~biwaco
Re: 寸又川右岸、静かな山
おはようございます。
ブナの大木のダイラでランチ中だった方ですね~?
この日かな・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/mikiandsyo/20139562.html
そのとき元気そうな声を響かせながら、風のように下って行ったカップルがいました。後のブログからそれがpanaさんたちだったらしいと
わかったのです。確かその日は、林道上でカモシカの子供が亡くなっていた日でした。
行ける日が分かっていたら、入林申請を出しますので、またご一緒しましょう。
最近は許可制なので、ルートを書いて事前申請したら、入林禁止の地蔵峠から入れます。
最近は中高年の方の起業が増えているようですね。
夢があって羨ましいです。
わが夫も起業というのにとてもロマンを感じているようですが、今は日本画、陶芸、エッセィ、大学の聴講生などなどの趣味の世界で忙しくしています。
頑張ってくださいね。
応援しています~!!
思い出しました。シロヤシオの頃ですね。はい、それから私たちは、たぶん一度panaさんたちとすれちがっていると思います。それは去年の6月初めのことです。
その日の昼過ぎ、私たちは赤ゾレ山東尾根の頂上直下、ルートから少しはずれたところで、ご飯を食べていたのです。
ブナの大木のダイラでランチ中だった方ですね~?
この日かな・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/mikiandsyo/20139562.html
そのとき元気そうな声を響かせながら、風のように下って行ったカップルがいました。後のブログからそれがpanaさんたちだったらしいと
わかったのです。確かその日は、林道上でカモシカの子供が亡くなっていた日でした。
私んちからだと2時間弱ぐらいです。大阪から芦生まで行くのって、大変ではないですか?
それも5週連続っていうのは、やっぱり好きだから行くんでしょうねえ。
行ける日が分かっていたら、入林申請を出しますので、またご一緒しましょう。
最近は許可制なので、ルートを書いて事前申請したら、入林禁止の地蔵峠から入れます。
すごいですね、起業ですか~来年リタイヤですか…ますます山が加速しそうですね。私は今年60歳になりましたが、来年は起業の計画があり、周囲から「モウ山ドコロデハナイワ」と諭されています。そんなことにならないようこころがけます。
最近は中高年の方の起業が増えているようですね。
夢があって羨ましいです。
わが夫も起業というのにとてもロマンを感じているようですが、今は日本画、陶芸、エッセィ、大学の聴講生などなどの趣味の世界で忙しくしています。
頑張ってくださいね。
応援しています~!!
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- 記事: 39
- 登録日時: 2011年11月03日(木) 21:40
Re: 寸又川右岸、静かな山
biwacoさん、こんにちわ。雨の日曜日になりましたね。
オシドリ夫婦ってのは水の上でいつも一緒のあの鳥さんですよね。
1週間も山の中で一緒にヤブ漕いでる夫婦ってなんていうんかなあ?
そういえば、1週間山のなかでずーっといっしょにいることになりますね。
自宅に書斎があるわけでもなく、隠れ家があるわけでもないので、
いっしょにいるという点では、山でも家でも変わらないような気もします。
しかし妻は、山でしかゆっくり話すことがないので…、と言いますから、
普段の生活には、私には見えない地雷が埋められていて、
お泊りで行く山は、その映し鏡なのかもしれません。
シンナンブって、初めてふ~さんから聞いた時、正直さっぱりイメージがわかず、「それなに?」と聞き返しました。
そうなんですね、誰も行かない山域。表記を「真難部」に変えましょう。
と言いながら、電子ポータル地形図をクリックして、どこやねん、そこ?とレポと照らしてる自分がここにいる…(-。-)y-゜゜゜
ご縁がない山域って、そんな感じなんでしょうねえ。
私もずいぶん前から、谷川岳~巻機山のヤブ縦走を狙ってますが、結局足がでずじまいです。
それから北アルプスもさっぱり音痴です。十数年前に当時小学生だった息子と大日岳とか、なんとかヶ原、
ええとウツクシヶ原じゃなくって、…そう、五色ヶ原とかを歩いて以来のご無沙汰です。黒部源流なんて
行ってみたらすばらしいんでしょうね。真難部も一度行くと楽しくなりますよ。
写真で見る限りでは台高にも似て、あるいはどこかで見たような懐かしさがこみ上げる風景。
行けそうで、怖そうで、でもそのうちきっと行ってみることになる…
そんな日のために、このレポ、消えないうちにコピーとっとかないと。(@_@;)
そうですね。鈴鹿とか比良ではなく、台高のイメージでしょうね。
黒法師岳~前黒法師岳の稜線だけでも…と思ってたら、西側に黒法師山なんてのもあったりして、面白いですね~。
前黒法師山ですね、このルートから寸又峡に抜けるコースも人気があるようですよ。なんでも破線ルートにさしかかるあたりで、
「この先標識なし、お気をつけて」という指導標があるのだそうです。それとか同じ深南部の六呂場山のピークには
「耳目は欺かない 判断が欺くのだ」という有名な標識があるといいます。なんとなく謎めいた山域でしょう?
ところで最近ノドは通ってますか? 私は今回、新発売の即席わかめなんとかご飯やちらしずしでなんとかなりましたよ。
~biwaco[/quote]
オシドリ夫婦ってのは水の上でいつも一緒のあの鳥さんですよね。
1週間も山の中で一緒にヤブ漕いでる夫婦ってなんていうんかなあ?
そういえば、1週間山のなかでずーっといっしょにいることになりますね。
自宅に書斎があるわけでもなく、隠れ家があるわけでもないので、
いっしょにいるという点では、山でも家でも変わらないような気もします。
しかし妻は、山でしかゆっくり話すことがないので…、と言いますから、
普段の生活には、私には見えない地雷が埋められていて、
お泊りで行く山は、その映し鏡なのかもしれません。
シンナンブって、初めてふ~さんから聞いた時、正直さっぱりイメージがわかず、「それなに?」と聞き返しました。
そうなんですね、誰も行かない山域。表記を「真難部」に変えましょう。
と言いながら、電子ポータル地形図をクリックして、どこやねん、そこ?とレポと照らしてる自分がここにいる…(-。-)y-゜゜゜
ご縁がない山域って、そんな感じなんでしょうねえ。
私もずいぶん前から、谷川岳~巻機山のヤブ縦走を狙ってますが、結局足がでずじまいです。
それから北アルプスもさっぱり音痴です。十数年前に当時小学生だった息子と大日岳とか、なんとかヶ原、
ええとウツクシヶ原じゃなくって、…そう、五色ヶ原とかを歩いて以来のご無沙汰です。黒部源流なんて
行ってみたらすばらしいんでしょうね。真難部も一度行くと楽しくなりますよ。
写真で見る限りでは台高にも似て、あるいはどこかで見たような懐かしさがこみ上げる風景。
行けそうで、怖そうで、でもそのうちきっと行ってみることになる…
そんな日のために、このレポ、消えないうちにコピーとっとかないと。(@_@;)
そうですね。鈴鹿とか比良ではなく、台高のイメージでしょうね。
黒法師岳~前黒法師岳の稜線だけでも…と思ってたら、西側に黒法師山なんてのもあったりして、面白いですね~。
前黒法師山ですね、このルートから寸又峡に抜けるコースも人気があるようですよ。なんでも破線ルートにさしかかるあたりで、
「この先標識なし、お気をつけて」という指導標があるのだそうです。それとか同じ深南部の六呂場山のピークには
「耳目は欺かない 判断が欺くのだ」という有名な標識があるといいます。なんとなく謎めいた山域でしょう?
ところで最近ノドは通ってますか? 私は今回、新発売の即席わかめなんとかご飯やちらしずしでなんとかなりましたよ。
~biwaco[/quote]
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- 記事: 39
- 登録日時: 2011年11月03日(木) 21:40
Re: 寸又川右岸、静かな山
panaさん、こんにちわ
思い出しました。シロヤシオの頃ですね。
ブナの大木のダイラでランチ中だった方ですね~?
この日かな・・・
そうそう、その日です。
私んちからだと2時間弱ぐらいです。
行ける日が分かっていたら、入林申請を出しますので、またご一緒しましょう。
最近は許可制なので、ルートを書いて事前申請したら、入林禁止の地蔵峠から入れます。
え、そんなに早く行けるんですか……。
以前行ったときは、3.5時間くらいかかったような気がしたのですが……。でもそんなにかかったら
日帰りできないですよね。2時間なら希望がもてますね!
すごいですね、起業ですか~
最近は中高年の方の起業が増えているようですね。
夢があって羨ましいです。
わが夫も起業というのにとてもロマンを感じているようですが、今は日本画、陶芸、エッセィ、大学の聴講生などなどの趣味の世界で忙しくしています。
頑張ってくださいね。
応援しています~!!
ありがとうございます。
お互いマイペースで頑張りましょう
思い出しました。シロヤシオの頃ですね。
ブナの大木のダイラでランチ中だった方ですね~?
この日かな・・・
そうそう、その日です。
私んちからだと2時間弱ぐらいです。
行ける日が分かっていたら、入林申請を出しますので、またご一緒しましょう。
最近は許可制なので、ルートを書いて事前申請したら、入林禁止の地蔵峠から入れます。
え、そんなに早く行けるんですか……。
以前行ったときは、3.5時間くらいかかったような気がしたのですが……。でもそんなにかかったら
日帰りできないですよね。2時間なら希望がもてますね!
すごいですね、起業ですか~
最近は中高年の方の起業が増えているようですね。
夢があって羨ましいです。
わが夫も起業というのにとてもロマンを感じているようですが、今は日本画、陶芸、エッセィ、大学の聴講生などなどの趣味の世界で忙しくしています。
頑張ってくださいね。
応援しています~!!
ありがとうございます。
お互いマイペースで頑張りましょう
Re: 寸又川右岸、静かな山
fuusen touch さん 初めまして
寸又峡から沢口山、板取山を経て山犬ノ段へ、さらにな破線ルートをたどって房小山、バラ谷ノ頭、黒法師岳、さらにその先ルートファインディングの必要な尾根を前黒法師岳から寸又峡へ下山。15年くらい前からあこがれていたルートだった。その頃のこの山域はネット情報もほんのわずかで、それがさらに妄想をかきたてていた。特に黒法師~前黒法師岳間、この季節、笹原に黄葉した巨樹が点在する姿を一度見たかった。
バラ谷ノ頭 今年春GW狙っていましたが
林道通行止めで断念しましたが
20日朝9時頃、ゆっくりめに茨木インターから高速にのり、
関西から遠征する価値は充分ありますよね
ところで尾根歩きで気を使うのは水の確保だ。山犬ノ段から林道を1km降りると水飲み場があるという。コップまで取り付けてあり水線は細いながら安定しているらしい。しかし我々はその先の千石沢で水を得た。ただしここはかれ沢だった。水を得るにはほとんど林道近くまで降りる必要がある。山犬ノ段から南赤石林道を歩き、千石沢出会いを上がった方がよほど早い。もっとも枯れた荒れ沢を水をかついで上がるのは、どちらにしても大変にはちがいない。しかし沢の源頭部は広く平坦な笹原になっており、錦繡の桃源郷だった。一夜のテン場としてはまさに最高だったが、その夜からこの一帯は大雨になった。
山犬ノ段から千石平は千石沢と 稜線 歩きましたが
沢の方は廃道化して大変でした。
翌朝は寒冷前線が通過した。もちろん停滞。それどころか雷が数時間にわたって鳴り続いた。お昼頃雨は上がったが、今度は吹き返しの北西風が一晩うなり声をあげた。幸い南東のみに開けたテン場の地形が雨風からテントを守ってくれたようだ。さて24日の太陽はその南東から上がった。風もなく、早朝から出発だ。稜線を千石平、鋸山と進み、尾根が広がるといよいよ笹原に立ち枯木、風倒木の世界になった。踏み跡は不明瞭なケモノ道の錯綜になり、静かなザ・深南部に突入だ。標高は1700m台で、紅葉はほぼその盛りだった。冷気が吹き抜ける山犬ノ段を過ぎ、
山犬ノ段から林道を確認する為千石平まで行き
山犬ノ段林道が歩ける事を確認してから友を誘い2回房小山に通いましたが
素晴らしいですね 登山者に会う事は無くまさに静かな山旅でしたが
二重稜線のなか明るい笹原を行く。とにかく気分よく歩けるのだ、疲れるけど。陽が傾くころようやくバラ谷ノ頭が近づいた。笹原の先、はるか南西に太平洋が鈍く西日を浴びているのが見えた。
房小山からバラ谷ノ頭 を眺めていましたが
おいでと呼んでいるように見えましたがいつかは歩きたいですが?
下のコルは黒バラ平と呼ばれ、水場も近く深南部の別天地の一つとされている。しかし今回に限っては水が遠かった。脆い急坂を15分ほど下ってやっと谷筋の水を得たが、帰路はヘッデンのお世話になった。このあたりで1800m台、既に紅葉は盛りを過ぎていた。翌日、霧が流れ、ときどき日差しが戻るなか、笹をつかんで黒法師岳に這いあがった。
一番歩きたい所です。
ここは以前等高尾根から来たことがある懐かしい場所だ。有名な×印の一等三角点も健在だった。さてここからの下りは頂上から尾根の視認がきかないので、方向をみさだめて降りて行くことになる。岳人誌にはこのコースを「地形図には登山道がしっかり記されているが、そんなものは皆無」、「下る方向に踏み跡も目印もない。山の様子を窺いながら、目標のコルをめざした」とある。しかし実際には頂上直下からしっかりとした踏み跡があり、要所要所には少し古いものだが、緑テープがつけられていた。
黒法師岳等高尾根から登りましたが三角点マニヤには人気の様で
ヘリポート平を過ぎ、前黒法師岳への急登にとりついた。そこはしっかりとしたコースだった。岳人誌には「前黒法師岳への直登は藪が濃く、前が見えないほどだ」とあるが、黒木林の林床は概ね美しいイワカガミで覆われ、藪は全くなかった。頂上には午前10時半に着いた。まもなく寸又峡からのピストンの方が到着し、山にまったり浸りこめる時間はここで終わった。後は長い長い樹林帯の下りを淡々と歩くだけだった。途中の1200m付近で突然目の前に対岸朝日岳の巨体が見えた。大変な迫力で驚いた。
イワカガミの群生地ですね咲いたら見事でしょうね
下山して寸又峡で町営の露天風呂に入らせてもらい、1300円のシカ肉定食を食べて帰った。お風呂で汚れを洗い落としたら、今度は明日の仕事の段取りが頭に戻ってしまった。
おしまい。
お疲れ様でした。
又奥大井のレポ期待して待ってます。
寸又峡から沢口山、板取山を経て山犬ノ段へ、さらにな破線ルートをたどって房小山、バラ谷ノ頭、黒法師岳、さらにその先ルートファインディングの必要な尾根を前黒法師岳から寸又峡へ下山。15年くらい前からあこがれていたルートだった。その頃のこの山域はネット情報もほんのわずかで、それがさらに妄想をかきたてていた。特に黒法師~前黒法師岳間、この季節、笹原に黄葉した巨樹が点在する姿を一度見たかった。
バラ谷ノ頭 今年春GW狙っていましたが
林道通行止めで断念しましたが
20日朝9時頃、ゆっくりめに茨木インターから高速にのり、
関西から遠征する価値は充分ありますよね
ところで尾根歩きで気を使うのは水の確保だ。山犬ノ段から林道を1km降りると水飲み場があるという。コップまで取り付けてあり水線は細いながら安定しているらしい。しかし我々はその先の千石沢で水を得た。ただしここはかれ沢だった。水を得るにはほとんど林道近くまで降りる必要がある。山犬ノ段から南赤石林道を歩き、千石沢出会いを上がった方がよほど早い。もっとも枯れた荒れ沢を水をかついで上がるのは、どちらにしても大変にはちがいない。しかし沢の源頭部は広く平坦な笹原になっており、錦繡の桃源郷だった。一夜のテン場としてはまさに最高だったが、その夜からこの一帯は大雨になった。
山犬ノ段から千石平は千石沢と 稜線 歩きましたが
沢の方は廃道化して大変でした。
翌朝は寒冷前線が通過した。もちろん停滞。それどころか雷が数時間にわたって鳴り続いた。お昼頃雨は上がったが、今度は吹き返しの北西風が一晩うなり声をあげた。幸い南東のみに開けたテン場の地形が雨風からテントを守ってくれたようだ。さて24日の太陽はその南東から上がった。風もなく、早朝から出発だ。稜線を千石平、鋸山と進み、尾根が広がるといよいよ笹原に立ち枯木、風倒木の世界になった。踏み跡は不明瞭なケモノ道の錯綜になり、静かなザ・深南部に突入だ。標高は1700m台で、紅葉はほぼその盛りだった。冷気が吹き抜ける山犬ノ段を過ぎ、
山犬ノ段から林道を確認する為千石平まで行き
山犬ノ段林道が歩ける事を確認してから友を誘い2回房小山に通いましたが
素晴らしいですね 登山者に会う事は無くまさに静かな山旅でしたが
二重稜線のなか明るい笹原を行く。とにかく気分よく歩けるのだ、疲れるけど。陽が傾くころようやくバラ谷ノ頭が近づいた。笹原の先、はるか南西に太平洋が鈍く西日を浴びているのが見えた。
房小山からバラ谷ノ頭 を眺めていましたが
おいでと呼んでいるように見えましたがいつかは歩きたいですが?
下のコルは黒バラ平と呼ばれ、水場も近く深南部の別天地の一つとされている。しかし今回に限っては水が遠かった。脆い急坂を15分ほど下ってやっと谷筋の水を得たが、帰路はヘッデンのお世話になった。このあたりで1800m台、既に紅葉は盛りを過ぎていた。翌日、霧が流れ、ときどき日差しが戻るなか、笹をつかんで黒法師岳に這いあがった。
一番歩きたい所です。
ここは以前等高尾根から来たことがある懐かしい場所だ。有名な×印の一等三角点も健在だった。さてここからの下りは頂上から尾根の視認がきかないので、方向をみさだめて降りて行くことになる。岳人誌にはこのコースを「地形図には登山道がしっかり記されているが、そんなものは皆無」、「下る方向に踏み跡も目印もない。山の様子を窺いながら、目標のコルをめざした」とある。しかし実際には頂上直下からしっかりとした踏み跡があり、要所要所には少し古いものだが、緑テープがつけられていた。
黒法師岳等高尾根から登りましたが三角点マニヤには人気の様で
ヘリポート平を過ぎ、前黒法師岳への急登にとりついた。そこはしっかりとしたコースだった。岳人誌には「前黒法師岳への直登は藪が濃く、前が見えないほどだ」とあるが、黒木林の林床は概ね美しいイワカガミで覆われ、藪は全くなかった。頂上には午前10時半に着いた。まもなく寸又峡からのピストンの方が到着し、山にまったり浸りこめる時間はここで終わった。後は長い長い樹林帯の下りを淡々と歩くだけだった。途中の1200m付近で突然目の前に対岸朝日岳の巨体が見えた。大変な迫力で驚いた。
イワカガミの群生地ですね咲いたら見事でしょうね
下山して寸又峡で町営の露天風呂に入らせてもらい、1300円のシカ肉定食を食べて帰った。お風呂で汚れを洗い落としたら、今度は明日の仕事の段取りが頭に戻ってしまった。
おしまい。
お疲れ様でした。
又奥大井のレポ期待して待ってます。
-
- 記事: 39
- 登録日時: 2011年11月03日(木) 21:40
Re: 寸又川右岸、静かな山
バーチャリ さん 初めまして
バラ谷ノ頭 今年春GW狙っていましたが
林道通行止めで断念しましたが
最近は、林道、国道にかかわらずよく通行止めらなりますね。
今回は山犬ノ段の手前、約1時間のところで崩壊地の補強工事をやってました。たぶんもう終わったはずですが、資材搬入道路を作るための整地で、登山道が一部消滅していました。ブログでみたのですが、寸又峡から山犬ノ段まできて、初めてその先の通行止めを知り、コースタイム8時間の道を引き返したというレポもありました。注意しないと大変です。
関西から遠征する価値は充分ありますよね
もちろんです。
山犬ノ段から千石平は千石沢と 稜線 歩きましたが
沢の方は廃道化して大変でした。
私は千石沢を大量の水を担いで上がりましたが、大汗をかきました。沢の源頭部に泊ったのですが、夜の雨で翌日はテントのそばにきれいな小川ができていて、がっかりしました。 房小山からバラ谷ノ頭 を眺めていましたが
おいでと呼んでいるように見えましたがいつかは歩きたいですが?
房小山まででも十分楽しめるのですが、行けば行ったでその先に行きたくなりますよね。 黒法師岳等高尾根から登りましたが三角点マニヤには人気の様で
等高尾根から登られたんですね。この写真はバラ谷ノ頭からの急下降中にみた夕焼けです。黒法師―丸盆間の稜線からの支尾根が映っているのだとおもいます。 イワカガミの群生地ですね咲いたら見事でしょうね
GWが終わって少ししてから行ったら、きっときれいでしょうね。
[attachment=1]黒法師から前黒法師間の草原.jpg[/attachment]
お疲れ様でした。
又奥大井のレポ期待して待ってます。
はい
バラ谷ノ頭 今年春GW狙っていましたが
林道通行止めで断念しましたが
最近は、林道、国道にかかわらずよく通行止めらなりますね。
今回は山犬ノ段の手前、約1時間のところで崩壊地の補強工事をやってました。たぶんもう終わったはずですが、資材搬入道路を作るための整地で、登山道が一部消滅していました。ブログでみたのですが、寸又峡から山犬ノ段まできて、初めてその先の通行止めを知り、コースタイム8時間の道を引き返したというレポもありました。注意しないと大変です。
関西から遠征する価値は充分ありますよね
もちろんです。
山犬ノ段から千石平は千石沢と 稜線 歩きましたが
沢の方は廃道化して大変でした。
私は千石沢を大量の水を担いで上がりましたが、大汗をかきました。沢の源頭部に泊ったのですが、夜の雨で翌日はテントのそばにきれいな小川ができていて、がっかりしました。 房小山からバラ谷ノ頭 を眺めていましたが
おいでと呼んでいるように見えましたがいつかは歩きたいですが?
房小山まででも十分楽しめるのですが、行けば行ったでその先に行きたくなりますよね。 黒法師岳等高尾根から登りましたが三角点マニヤには人気の様で
等高尾根から登られたんですね。この写真はバラ谷ノ頭からの急下降中にみた夕焼けです。黒法師―丸盆間の稜線からの支尾根が映っているのだとおもいます。 イワカガミの群生地ですね咲いたら見事でしょうね
GWが終わって少ししてから行ったら、きっときれいでしょうね。
[attachment=1]黒法師から前黒法師間の草原.jpg[/attachment]
お疲れ様でした。
又奥大井のレポ期待して待ってます。
はい