【南アルプス】忘れていた高峰の魅力 塩見岳
Posted: 2012年10月17日(水) 22:56
【山域】 南アルプス 塩見岳
【日付】 2012年10月13-14(土日)
【コース】10/13鳥倉林道ゲート9:05---9:54鳥倉登山口---12:58三伏峠13:36---14:12烏帽子岳---15:35三伏峠
10/14三伏峠4:30---5:25本谷山---8:00塩見岳---10:53本谷山---11:45三伏峠12:45---14:00鳥倉登山口---14:30ゲート
【メンバ】kasaya
皆のレポを読んでいるとやっぱり高い山へ行きたいなあという気になってくる。そろそろ寒くなるので今を逃すと今年は行けなく
なるかも。そんな中で目に留まったのが塩見岳。随分ご無沙汰の山だがルートを見ると意外に簡単に行けそうだ。三伏峠からの
往復は距離があるが行けない事もない。高い峠でのテント泊も悪くない。天気も上々行ってみよう!
初めてのコースはいつもアプローチが心配。そして駐車場が確保できるかも。百名山で紅葉の季節、アプローチが近いとなれば
混むのは必至か?不安な思いで狭い道を進んでいくと急に駐車場にでる。案の定、車で一杯。ただ狭くて駐車を敬遠されたで
あろう場所に何とか車を滑り込ませる。ヤレヤレ最初の難関をクリアだ。
素早く準備して出発。ザックが重い。林道をテクテク行けば広い登山口に到着。途中もいい道なのにどうして此処まで車を入れて
くれないのだろう。まあ文句を行っても仕方が無い。そのまま登山道に入る。展望は無い道だが道が植林から自然林に変わると
俄然雰囲気がよくなる。針葉樹が多く紅葉というわけには行かないがそれでも太い木がたくさん。人もいなくていい雰囲気だ。
荷物が重く感じ、なかなかペースが上がらないが今日は峠に行くだけなので気が楽だ。ただテント泊の気がかりはサイト地での水の確保。
登山地図には往復で25分と書かれている。結構遠い水場だ。それを嫌って登山道脇にあった細い流れで水を汲む。2リットルを
入れるのに20分もかかる難儀な水場だが、此処で水を汲んだことは大正解だった。
さらに1時間ぐらい歩いて三伏峠。幕営地の届けを出そうと休んでいる人に受付場所を尋ねると此処は営業していないという。
聞けば先週で小屋を閉めたらしい。ということは幕営料は無料?小さくヤッターと叫ぶ。それにしても早く閉めるなあ。人気の山の
近くならさぞ混んでいるだろうと思いきやサイト地は自分も含めて5張りほどでガラガラ。どこにでも気兼ねなく張れる。
良さそうな場所に設営していると、塩見から戻ってきた人が水は要らんかと聞いてくる。何でも此処の水場は枯れているとのこと。
エーッ!先ほど汲んできたおかげで4リットルの水がある自分は辞退したが、やはり水場に行って得られずに戻ってきたカップル
さんはその水をもらって大喜び。水がなければ先ほどのところまで戻るしかないのだ。地図には枯れるとは書いていなかったが、
こういうこともあるんだなあ。しかし水は死活問題。最低限のものは常に持っていないと危ないということか。
テントを設営しビールを飲んだらやることがない。隣の人は烏帽子に行ったらしい。さっきのカップルも向かったようだ。地図を
見てみると小一時間でいける手頃な山だ。暇つぶしに行って見るかと出かけることにした。酔いが回って空身でもしんどいが
何とか到着。いいところである。塩見岳が目の前にデーンと構えその左には仙丈や甲斐駒そして北岳、振り返ると荒川三山が
居座っている。西には中央アルプスの峰々。その後方には槍穂の影がはっきり見える。大展望だ。久しく此処までの展望は眺めた
覚えがない。鈴鹿もいいけどさすがにこういう展望は望めない。やっぱり高山はいいなあ。
十分景色を堪能して帰路に着く。此処は高山ながら西には伊那谷も見える。携帯も見てみるとアンテナも立つのでメールを
送ってみる。ちゃんと通じるよ。サイト地からも可能だった。いまさらながらに驚く。サイト地に帰るとまだ明るい。独りで
酒を飲み夕飯の準備。夕食は定番のレトルトカレー。他にもメニューはあるはずだが手軽なのでついこうなってしまう。
まあご飯がうまく炊けなくてもごまかせるのでいいのだけれど。そして食べ終わる頃に丁度暗くなってきた。今度はテントに
もぐりこんでコーヒータイム。特段やることもないのでノンビリだ。これがいいんだよなー。夜、どんどん寒くなってくる。
フリースに、ダウンを着込んで寝袋に包まっているがまだ寒い。うとうとしたつもりだが目覚めるとまだ夜の10時過ぎ。
またコーヒーを沸かし人心地着いたので外に出てみる。満天の星だ。オリオンと北斗七星ぐらいしか分からないが無数の星が
光っている。きっと明日も晴れだろうと思いつつまたテントに潜り込む。
朝は3時半起きだ。隣の人は3時出発といっていたが結局3時半ごろでかけたようだ。真っ暗のなか朝御飯を掻きこみコーヒーを
飲んで出発。まだ暗い。星は昨夜に比べると少ない。大分雲が出ているらしい。こうした中に歩き出すのは随分久しぶりだ。
暗闇の中を歩くと身体がフワフワして頼りない感じが以前はしたものだが、今日はそんな感覚がない。何でだろう。
ヘッドランプの光を頼りにしばらく進んでいく。塩見を見ると山腹に光が見える。あれは塩見小屋辺りか。きっと御来光を
見ようとする人たちだろう。今日は曇っていて果たして見えるのだろうか。
だんだん明るくなってきてライトを消す。道は上り下りがあるがさすがに歩きやすい。上空は曇っているものの高曇りで展望は
すこぶる良い。今日も北アルプスまで見渡せる。そしてやっとのことで塩見小屋着。此処から一時間で頂上とある。目の前に
ある岩の山は頂上の前衛か。大して遠くに見えないので頂上はきっとそのかなり後ろだろう。
この辺りから森林限界を超えたようだ。這松とガレ場が続く。岩にペンキで書かれた目印を追いながら登っていく。丁度小屋
泊まりの人が殆ど下山した後のようで前後にあまり人がいない。黙々と行くが途中は結構、落ちそうな石が目に付く。人が
たくさんいたらちょっと怖いな。でも一般道だ。そのまま行けばいつしか頂上。誰もいないよ。珍しいことだ。富士山が否が応でも
目に入る。南アルプスから見る富士山。やっぱり立派だわ。でもこの時期、寒いし風も強かろうなどと想像してみる。登山地図が
風で飛ばされそうになりながらアチコチ山座同定だ。目の前にある蝙蝠岳は30年ほど前に皆でワイワイいいながら行ったなあと
フト思い出す。
さて帰ろう。そう思って下り始めると道の真ん中に鳩が2羽いる。何で?と思ったがすぐに雷鳥と分かる。びっくりしてカメラを
構えるが向こうもびっくりしたらしい。すぐに這松に隠れてしまった。驚かせてしまったようだ。
あとはどんどん下るだけだが結構長い道だ。途中でランチをして戻ったら11時45分にサイト地着。往復で7時間以上かかっている。
思ったより長い。途中で登山口から日帰りだという年配者に会ったが、今日の僕のペースではとても無理だね。サイト地には
今日下から上がってきた人が独りいる。水のことを聞くとやっぱり少ないようだ。もう下るだけだったので自分も昨日の人の
様に余った水をその人に差し上げ、随分喜ばれた。
下りは荷物も軽くなり足取り軽く2時間足らずで駐車地に着いた。天気に恵まれた秋の休日。高い山はやはり行くだけの
価値がある。改めてそう感じる登山となった。
Kasaya
P.S. PCの調子が悪く写真が取り込めず文章だけになってしまいました。
【日付】 2012年10月13-14(土日)
【コース】10/13鳥倉林道ゲート9:05---9:54鳥倉登山口---12:58三伏峠13:36---14:12烏帽子岳---15:35三伏峠
10/14三伏峠4:30---5:25本谷山---8:00塩見岳---10:53本谷山---11:45三伏峠12:45---14:00鳥倉登山口---14:30ゲート
【メンバ】kasaya
皆のレポを読んでいるとやっぱり高い山へ行きたいなあという気になってくる。そろそろ寒くなるので今を逃すと今年は行けなく
なるかも。そんな中で目に留まったのが塩見岳。随分ご無沙汰の山だがルートを見ると意外に簡単に行けそうだ。三伏峠からの
往復は距離があるが行けない事もない。高い峠でのテント泊も悪くない。天気も上々行ってみよう!
初めてのコースはいつもアプローチが心配。そして駐車場が確保できるかも。百名山で紅葉の季節、アプローチが近いとなれば
混むのは必至か?不安な思いで狭い道を進んでいくと急に駐車場にでる。案の定、車で一杯。ただ狭くて駐車を敬遠されたで
あろう場所に何とか車を滑り込ませる。ヤレヤレ最初の難関をクリアだ。
素早く準備して出発。ザックが重い。林道をテクテク行けば広い登山口に到着。途中もいい道なのにどうして此処まで車を入れて
くれないのだろう。まあ文句を行っても仕方が無い。そのまま登山道に入る。展望は無い道だが道が植林から自然林に変わると
俄然雰囲気がよくなる。針葉樹が多く紅葉というわけには行かないがそれでも太い木がたくさん。人もいなくていい雰囲気だ。
荷物が重く感じ、なかなかペースが上がらないが今日は峠に行くだけなので気が楽だ。ただテント泊の気がかりはサイト地での水の確保。
登山地図には往復で25分と書かれている。結構遠い水場だ。それを嫌って登山道脇にあった細い流れで水を汲む。2リットルを
入れるのに20分もかかる難儀な水場だが、此処で水を汲んだことは大正解だった。
さらに1時間ぐらい歩いて三伏峠。幕営地の届けを出そうと休んでいる人に受付場所を尋ねると此処は営業していないという。
聞けば先週で小屋を閉めたらしい。ということは幕営料は無料?小さくヤッターと叫ぶ。それにしても早く閉めるなあ。人気の山の
近くならさぞ混んでいるだろうと思いきやサイト地は自分も含めて5張りほどでガラガラ。どこにでも気兼ねなく張れる。
良さそうな場所に設営していると、塩見から戻ってきた人が水は要らんかと聞いてくる。何でも此処の水場は枯れているとのこと。
エーッ!先ほど汲んできたおかげで4リットルの水がある自分は辞退したが、やはり水場に行って得られずに戻ってきたカップル
さんはその水をもらって大喜び。水がなければ先ほどのところまで戻るしかないのだ。地図には枯れるとは書いていなかったが、
こういうこともあるんだなあ。しかし水は死活問題。最低限のものは常に持っていないと危ないということか。
テントを設営しビールを飲んだらやることがない。隣の人は烏帽子に行ったらしい。さっきのカップルも向かったようだ。地図を
見てみると小一時間でいける手頃な山だ。暇つぶしに行って見るかと出かけることにした。酔いが回って空身でもしんどいが
何とか到着。いいところである。塩見岳が目の前にデーンと構えその左には仙丈や甲斐駒そして北岳、振り返ると荒川三山が
居座っている。西には中央アルプスの峰々。その後方には槍穂の影がはっきり見える。大展望だ。久しく此処までの展望は眺めた
覚えがない。鈴鹿もいいけどさすがにこういう展望は望めない。やっぱり高山はいいなあ。
十分景色を堪能して帰路に着く。此処は高山ながら西には伊那谷も見える。携帯も見てみるとアンテナも立つのでメールを
送ってみる。ちゃんと通じるよ。サイト地からも可能だった。いまさらながらに驚く。サイト地に帰るとまだ明るい。独りで
酒を飲み夕飯の準備。夕食は定番のレトルトカレー。他にもメニューはあるはずだが手軽なのでついこうなってしまう。
まあご飯がうまく炊けなくてもごまかせるのでいいのだけれど。そして食べ終わる頃に丁度暗くなってきた。今度はテントに
もぐりこんでコーヒータイム。特段やることもないのでノンビリだ。これがいいんだよなー。夜、どんどん寒くなってくる。
フリースに、ダウンを着込んで寝袋に包まっているがまだ寒い。うとうとしたつもりだが目覚めるとまだ夜の10時過ぎ。
またコーヒーを沸かし人心地着いたので外に出てみる。満天の星だ。オリオンと北斗七星ぐらいしか分からないが無数の星が
光っている。きっと明日も晴れだろうと思いつつまたテントに潜り込む。
朝は3時半起きだ。隣の人は3時出発といっていたが結局3時半ごろでかけたようだ。真っ暗のなか朝御飯を掻きこみコーヒーを
飲んで出発。まだ暗い。星は昨夜に比べると少ない。大分雲が出ているらしい。こうした中に歩き出すのは随分久しぶりだ。
暗闇の中を歩くと身体がフワフワして頼りない感じが以前はしたものだが、今日はそんな感覚がない。何でだろう。
ヘッドランプの光を頼りにしばらく進んでいく。塩見を見ると山腹に光が見える。あれは塩見小屋辺りか。きっと御来光を
見ようとする人たちだろう。今日は曇っていて果たして見えるのだろうか。
だんだん明るくなってきてライトを消す。道は上り下りがあるがさすがに歩きやすい。上空は曇っているものの高曇りで展望は
すこぶる良い。今日も北アルプスまで見渡せる。そしてやっとのことで塩見小屋着。此処から一時間で頂上とある。目の前に
ある岩の山は頂上の前衛か。大して遠くに見えないので頂上はきっとそのかなり後ろだろう。
この辺りから森林限界を超えたようだ。這松とガレ場が続く。岩にペンキで書かれた目印を追いながら登っていく。丁度小屋
泊まりの人が殆ど下山した後のようで前後にあまり人がいない。黙々と行くが途中は結構、落ちそうな石が目に付く。人が
たくさんいたらちょっと怖いな。でも一般道だ。そのまま行けばいつしか頂上。誰もいないよ。珍しいことだ。富士山が否が応でも
目に入る。南アルプスから見る富士山。やっぱり立派だわ。でもこの時期、寒いし風も強かろうなどと想像してみる。登山地図が
風で飛ばされそうになりながらアチコチ山座同定だ。目の前にある蝙蝠岳は30年ほど前に皆でワイワイいいながら行ったなあと
フト思い出す。
さて帰ろう。そう思って下り始めると道の真ん中に鳩が2羽いる。何で?と思ったがすぐに雷鳥と分かる。びっくりしてカメラを
構えるが向こうもびっくりしたらしい。すぐに這松に隠れてしまった。驚かせてしまったようだ。
あとはどんどん下るだけだが結構長い道だ。途中でランチをして戻ったら11時45分にサイト地着。往復で7時間以上かかっている。
思ったより長い。途中で登山口から日帰りだという年配者に会ったが、今日の僕のペースではとても無理だね。サイト地には
今日下から上がってきた人が独りいる。水のことを聞くとやっぱり少ないようだ。もう下るだけだったので自分も昨日の人の
様に余った水をその人に差し上げ、随分喜ばれた。
下りは荷物も軽くなり足取り軽く2時間足らずで駐車地に着いた。天気に恵まれた秋の休日。高い山はやはり行くだけの
価値がある。改めてそう感じる登山となった。
Kasaya
P.S. PCの調子が悪く写真が取り込めず文章だけになってしまいました。
皆のレポを読んでいるとやっぱり高い山へ行きたいなあという気になってくる。そろそろ寒くなるので今を逃すと今年は行けなく