【飯豊】婿殿 朳差岳に登る
Posted: 2012年8月29日(水) 13:34
【日 付】2012年8月24日(土)
【山 域】飯豊
【コース】足の松尾根登山口5:35---8:39大石山---10:22朳差岳10:50---12:01大石山---14:50足の松尾根登山口
【メンバー】単独
嫁の実家に里帰りついでに、飯豊に登ることにした。日頃、義理の父母ができない仕事もあり婿殿が自由に使えるのは一日。新潟県側から日帰り出来るコースを探すことにした。飯豊は、山形県や福島県側からはたくさん人が入っているようだが、新潟県側は入る人も少ない。調べてみると、通行止めになっていたり(大熊尾根コース)往復4時間の林道歩きをしなければならなかったり(湯の平温泉コース)廃道になっていて無雪期の時間が読めなかったり(胎内尾根コース)で、使えるのは足の松尾根だけだった。そこで、この尾根を使い朳差岳までピストンすることにした。エアリアマップによると日本200名山とやらには入っているらしい。
[attachment=2]IMG_5793.jpg[/attachment]
胎内市の実家を4時半に出て、奥胎内ヒュッテに向かい、おにぎり三個を食べ終えて駐車場に到着。ここからは、一般車両は入れないので、登山口まで300円で登山タクシーに送ってもらう。定刻より早めに送ってもらったこともあり乗客は二人だけだった。
このあたりの植生はブナのようで、どこもかしこもブナばっかり。登山口付近の御用平はブナ林そのもので、雪の影響か異形のブナはほとんど無く真っ直ぐに伸びたブナばかり。どの木も太いのだが、同じような太さの木がたくさんあるので、太さを感じさせない。
[attachment=0]IMG_5830.jpg[/attachment]
尾根に取り付くとすぐに急登が始まる。上るにしたがって松の木が多くなり、やせ尾根になるにつれあれだけあったブナが消えてしまった。姫子の峰、英三ノ峰を経て滝見場に至るまではやせ尾根が続く。やせ尾根の両側は草木でわかりにくいが切れ落ちており尾根芯は松の木の根で維持されている。足の松尾根の名前が示すように尾根芯にからんだ松の根を踏みながら歩いていく。二か所岩場があるが、ここも岩に松の根がからみついた場所だった。滑落事故があったようで、岩場にはロープがそなえつけられている。
[attachment=4]IMG_5771.jpg[/attachment]
滝見場からは足の松沢の二段の滝が見える。尾根が広がりはじめ森林限界まではブナ林になる。植生がブナでも岩場のやせ尾根では、ブナも育たないようだ。1095mの水場分岐では、大学生のパーティがパッキングをしている最中だった。稜線からは鉾立峰が大樽山までの尾根をしたがえて存在感を示している。目指す朳差岳は鉾立峰に隠れて見えない。
登りついた所が大石山で、飯豊の主稜線になる。飯豊山方面が良く見える。反対側には、ハエ松の登山道が鉾立峰にかくれて見えなかった朳差岳まで続いている。朳差岳はゆったりかまえた女性的な山で美しい。歩き出すと稜線にはお花畑がいくつもある。この時期、タカネマツムシソウ・ハクサンシャジン・ハクサンフクロウ・ヤマアザミといった紫色の花が目を楽しませてくれる。ハエ松の稜線を歩くのは何年ぶりだろう。高山に来た気分で気持ちがいい。ただ、伐られていないハエ松のヤブ尾根はめんどうだろうな。地元の人に聞いた大樽山・鉾立峰コースも胎内尾根コースも残雪期の記録ばかりでこの時期は厳しそうだ。
[attachment=3]IMG_5788.jpg[/attachment]
鉾立峰を越えると朳差岳頂上直下の小屋が見え、登山道から離れた斜面にはニッコウキスゲの群落が見られた。朳差岳避難小屋は、きれいに整備された二階建ての小屋で今シーズン屋根のトタンを張り替えたようだ。ひと上りで頂上に到着。石の祠と鉄製の鳥居が飯豊山に向かって置かれていた。
山頂に到着したころには、飯豊山方面にガスがかかりはじめてきた。直下には水をたたえた新六ノ池や谷筋の雪渓が緑に映えてきれいだ。赤とんぼがたくさん飛んでおり秋が近いことを知らせてくれている。
[attachment=1]IMG_5807.jpg[/attachment]
山頂は大石山の手前から何度か話した会津の青年と二人きり、見渡せる稜線にも人はいない。会津の青年は飯豊には何度も足を運んでいるようで、今回は人を避けてわざわざ新潟の足の松尾根を選んだようだ。喧騒と無縁の静寂の稜線歩きはこたえられない。結局、この日に足の松尾根から朳差岳にピストンしたのは、私と会津の青年だけだった。
山頂でゆったりとすごし、ガスがかかってきたので下りかけたころに大学生パーティが小屋に着いた。今日は小屋泊まりだそうで、小屋からかなり下った沢までリーダーを残して水をくみに行った。前泊のサイト地から、コースタイムにして3時間・・・おいおい天気もいいのに歩く時間が短すぎやろ。もっとシャキッとせい・・(内なる声)
帰りは、来た道をもどるだけ。英三ノ峰で休憩していると「ドン」という地響きが谷筋から聞こえた。見ると、雪渓のスノーブリッジが落ちた音だった。けっこう大きな音がするもんだ。
3時の登山タクシーに合わせて下山し、奥胎内ヒュッテで一風呂あびて婿殿は実家にもどった。
人の少ない高山歩きはこの時期やっぱり気持ち良かった。
【山 域】飯豊
【コース】足の松尾根登山口5:35---8:39大石山---10:22朳差岳10:50---12:01大石山---14:50足の松尾根登山口
【メンバー】単独
嫁の実家に里帰りついでに、飯豊に登ることにした。日頃、義理の父母ができない仕事もあり婿殿が自由に使えるのは一日。新潟県側から日帰り出来るコースを探すことにした。飯豊は、山形県や福島県側からはたくさん人が入っているようだが、新潟県側は入る人も少ない。調べてみると、通行止めになっていたり(大熊尾根コース)往復4時間の林道歩きをしなければならなかったり(湯の平温泉コース)廃道になっていて無雪期の時間が読めなかったり(胎内尾根コース)で、使えるのは足の松尾根だけだった。そこで、この尾根を使い朳差岳までピストンすることにした。エアリアマップによると日本200名山とやらには入っているらしい。
[attachment=2]IMG_5793.jpg[/attachment]
胎内市の実家を4時半に出て、奥胎内ヒュッテに向かい、おにぎり三個を食べ終えて駐車場に到着。ここからは、一般車両は入れないので、登山口まで300円で登山タクシーに送ってもらう。定刻より早めに送ってもらったこともあり乗客は二人だけだった。
このあたりの植生はブナのようで、どこもかしこもブナばっかり。登山口付近の御用平はブナ林そのもので、雪の影響か異形のブナはほとんど無く真っ直ぐに伸びたブナばかり。どの木も太いのだが、同じような太さの木がたくさんあるので、太さを感じさせない。
[attachment=0]IMG_5830.jpg[/attachment]
尾根に取り付くとすぐに急登が始まる。上るにしたがって松の木が多くなり、やせ尾根になるにつれあれだけあったブナが消えてしまった。姫子の峰、英三ノ峰を経て滝見場に至るまではやせ尾根が続く。やせ尾根の両側は草木でわかりにくいが切れ落ちており尾根芯は松の木の根で維持されている。足の松尾根の名前が示すように尾根芯にからんだ松の根を踏みながら歩いていく。二か所岩場があるが、ここも岩に松の根がからみついた場所だった。滑落事故があったようで、岩場にはロープがそなえつけられている。
[attachment=4]IMG_5771.jpg[/attachment]
滝見場からは足の松沢の二段の滝が見える。尾根が広がりはじめ森林限界まではブナ林になる。植生がブナでも岩場のやせ尾根では、ブナも育たないようだ。1095mの水場分岐では、大学生のパーティがパッキングをしている最中だった。稜線からは鉾立峰が大樽山までの尾根をしたがえて存在感を示している。目指す朳差岳は鉾立峰に隠れて見えない。
登りついた所が大石山で、飯豊の主稜線になる。飯豊山方面が良く見える。反対側には、ハエ松の登山道が鉾立峰にかくれて見えなかった朳差岳まで続いている。朳差岳はゆったりかまえた女性的な山で美しい。歩き出すと稜線にはお花畑がいくつもある。この時期、タカネマツムシソウ・ハクサンシャジン・ハクサンフクロウ・ヤマアザミといった紫色の花が目を楽しませてくれる。ハエ松の稜線を歩くのは何年ぶりだろう。高山に来た気分で気持ちがいい。ただ、伐られていないハエ松のヤブ尾根はめんどうだろうな。地元の人に聞いた大樽山・鉾立峰コースも胎内尾根コースも残雪期の記録ばかりでこの時期は厳しそうだ。
[attachment=3]IMG_5788.jpg[/attachment]
鉾立峰を越えると朳差岳頂上直下の小屋が見え、登山道から離れた斜面にはニッコウキスゲの群落が見られた。朳差岳避難小屋は、きれいに整備された二階建ての小屋で今シーズン屋根のトタンを張り替えたようだ。ひと上りで頂上に到着。石の祠と鉄製の鳥居が飯豊山に向かって置かれていた。
山頂に到着したころには、飯豊山方面にガスがかかりはじめてきた。直下には水をたたえた新六ノ池や谷筋の雪渓が緑に映えてきれいだ。赤とんぼがたくさん飛んでおり秋が近いことを知らせてくれている。
[attachment=1]IMG_5807.jpg[/attachment]
山頂は大石山の手前から何度か話した会津の青年と二人きり、見渡せる稜線にも人はいない。会津の青年は飯豊には何度も足を運んでいるようで、今回は人を避けてわざわざ新潟の足の松尾根を選んだようだ。喧騒と無縁の静寂の稜線歩きはこたえられない。結局、この日に足の松尾根から朳差岳にピストンしたのは、私と会津の青年だけだった。
山頂でゆったりとすごし、ガスがかかってきたので下りかけたころに大学生パーティが小屋に着いた。今日は小屋泊まりだそうで、小屋からかなり下った沢までリーダーを残して水をくみに行った。前泊のサイト地から、コースタイムにして3時間・・・おいおい天気もいいのに歩く時間が短すぎやろ。もっとシャキッとせい・・(内なる声)
帰りは、来た道をもどるだけ。英三ノ峰で休憩していると「ドン」という地響きが谷筋から聞こえた。見ると、雪渓のスノーブリッジが落ちた音だった。けっこう大きな音がするもんだ。
3時の登山タクシーに合わせて下山し、奥胎内ヒュッテで一風呂あびて婿殿は実家にもどった。
人の少ない高山歩きはこの時期やっぱり気持ち良かった。