【越中】金剛堂山

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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

【越中】金剛堂山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

【日 付】 2012/4/29(日)
【山 域】 飛騨高地 金剛堂山 (富山県南砺市)
【メンバー】 単独
【天 候】 快晴
【ルート】 スキー場6:25---栃谷登山口6:45---△997.9m 7:25/7:30---1346m標高点9:00/9:10
---1451m標高点9:50/10:00---金剛堂山(三角点1637.9m)11:05/11:10---中金剛(最高点1650m)11:30/12:35
---金剛堂山12:55---1346mP14:00/14:05---登山口15:10---スキー場15:30

[attachment=0]s-R0015995.jpg[/attachment]
■アプローチ
金剛堂山は富山県南砺市の旧「利賀村」にある。
数年前から計画していて今回やっと実現したのだが、
登山口が山の中(山なのだからあたりまえだが)にあるので、はっきり言って「遠かった!」

若い頃は、信州の林道を二晩徹夜で走りまくってもケロリとしていたものだが、最近はたった2時間運転していると眠たくなってくる。
そこで、今回はゴールデンウイークの連休を利用して、
登山前日の一日をまるごとアプローチと観光に充てる優雅な日程で、現地へ向かった。
途中立ち寄った中では、南砺市の「井波彫刻総合会館」の彫刻展示が素晴らしかった。

■最初は静かな山だった
スノーバレー利賀スキー場から先の林道入口には、「通行止」のバリケードが置いてあった。
登山口までたいした距離ではないので、スキー場の前にクルマを置く。
駐車場には車が1台も止まっていない。
「この山は、この時期にはあんまり人が来ないのかな」と思ったが、あとでそれが大間違いだと知ることになる。
支度をして歩きだそうとしたら富山ナンバーが1台到着、30歳台後半かな、少し言葉を交わす。
林道を歩いていくと登山口の直前で残雪に覆われて、車両は通行不能になっていた。

登山口にかかる橋を渡り、栃谷沿いに残雪の上を登っていく。
1回渡渉してしばらく進むと、どちらへ行けばいいのかわからなくなったが、振り返ると山腹に露出した登山道が見えた。
道はここから尾根に登り、しばらく雪は途切れる。
先ほどの富山の人が追いついてきた。
先に行ってもらうと、彼はスタスタと歩いてあっという間にワシの視界から消えてしまった。

■カモシカくんと遭遇
997.9mの三角点で道の横の高みに登って休んでいると、少し先でガサガサと音がして笹藪の中からカモシカが出てきた。
ボーッとした顔をして、道をこっちへ歩いてくる。
ワシに全く気付いていないようだ。
あれあれ?と思っているうちに、カメラを出す間もなく1mまで近づいてしまった。
そこでやっとワシに気付き、ビクッとして反転。
そのビクッで、こちらもビクッとしたぞ。

[attachment=4]s-R0016016.jpg[/attachment]
そのあと、カモシカくんはめんどくさそうにのそのそと5mほど離れると立ち止まり、
「ちっ。驚かすんじゃねえよ。」というように、うらめしそうな目で面を切ってから、ゆっくりと笹藪の中に消えていった。
どうも最近、カモシカくんとの接近遭遇が多い。

■亀の山登り
やがて残雪に乗り尾根が広がると、1021m標高点あたりから雰囲気のよいブナの森の尾根になった。

[attachment=3]s-R0016036.jpg[/attachment]
展望のよい1346mPで休んでいると、二人目が追いついてきた。30歳くらいの青年だ。
右手にストック、左手に弘法大師の杖のような棍棒を持って、ダブルストック風に歩いて行く。

ここからは一旦下ってまた登りになる。
少しすると、三人目が追いついてきた。今度は手に何も持たない20歳台の若者だ。
今日は朝から無風快晴。ワシは汗だくだ。
「めちゃめちゃ暑いねー」などと言葉を交わす。朝から若手ばっかりだけど、登山界の将来も明るいのかな。

1451mPを過ぎて、はあはあと息を整えていると、四人目が追いついてきた。今度は山スキーを背中に担いだ40歳台なかばの人。
洞「スキーでどっちへ回るんですか?」
男「スキー場のほうへ降りるつもりだけど、あんまり雪がなさそうだわ。」
さっさと追い越される。
たしかに、遠望するスキー場の雪はほとんどない。

ちょっと進むと、うしろからラジオの音が聞こえてきて、五人目が追いついてきた。
ラジオ聞きたいなら、イヤホンで聞いてくれよ。
うるさいので、抜いて行ってもらう。

しばらく行くと、もう最初の富山の人が降りてきた。
男「奥金剛まで行ってきました。」
洞「早いねー。」

最後の急斜面を登り頂上台地に上がったところで、朝の二人目の棍棒ダブルストックさんが降りてきた。
台地上でちょっと離れて行き違う。
あらま、おじぎなんかされちゃったよ。
礼儀正しい青年だね。

■賑わう頂上
すぐ金剛堂山の三角点頂上だった。
コンクリート製の祠が立っている。

[attachment=1]s-R0016075.jpg[/attachment]
山頂の横から雪の割れ目をよじ登ってきた3人パーティがいる。
60歳台のおっさん1人と、40歳くらいの婦人が2人。
一行はヘルメットなんぞをかぶって、なんだか気分がハイになっていて、
「ワシら一般登山者とは違うけんね。すごいところを登ってきたんだもんね」オーラをプンプン振りまいていたので、
せっかくだからもっと乗せてあげることにする。
洞「どこから登ってきたんですかあ?」
男「大長谷からだあ。」
地形図を広げてみると、八尾の方から入る谷があった。
洞「この谷を詰めてきたんですか。」
男「そう、たいへんだったよ。」
洞「谷は雪で埋まってるんですか?」
男「そう、最後はすごい壁だったよ。」
洞「雪崩は大丈夫なんですか。」
男「危なかったなあ。」
これでいい気分で帰れるじゃろ。
しゃべっているうちに腹が減ってきたので、このくらいにしとこうっと。

■最高点へ
ここから先は、頂上台地の大雪原が広がっている。

[attachment=2]s-R0016061.jpg[/attachment]
少し先の高みが金剛堂山の最高点で、中金剛と呼ばれている。
中金剛はそこだけ地面が露出し展望も悪いので、タッチしただけで引き返した。
ちょっと戻って雪原で昼メシにしよう。

昼メシ準備中に4人組みが通過。
同時に朝の三人目の若者が戻ってきた。
洞「奥金剛まで行ったの?」
若「はい、そこから先は踏み跡がなかったのでやめました。」
洞「そう、頑張ってね。」
なにが頑張ってなのかテキトーだが、なんといっても若者の初々しさがすがすがしい。

さあ昼メシだ。
まずはビール。冷え具合は上々。
きょうは夏みたいに暑いので、キンキンに冷えたビールが最高にうまい。
砺波のローソンで「越前おろしそば」というのを見つけたので買ってきたが、食べてみるとこれがなかなかイケる。
これは北陸限定販売かな。大阪でも売っているといいな。

■再び三角点頂上
食事を終えたとき、さっきの4人組みが戻ってきて通過。
さあ帰ろうか。

三角点頂上へ戻ると、先ほどにも増して人がたくさんいて、賑わっている。
どこからこんなに人が湧いてきたのかと思うくらいだ。
朝から抜かれた人数とすれ違った人数を差し引きして、自分の前にいる人数を計算していたが、
こうなってはもう何がなんだかわからない。

■まだまだ登って来るぞ
今日はなんだか疲れたので、帰りもピストンコースにする。
下りに入ると、もう1時すぎなのに山スキーを担いだ3人組みが登ってくる。
暑いし、だいぶバテている感じだったけど、スキーは下りが早いから、この時間でもいいのか。

1346mPへの登り返しで、高校生くらいの少年と40歳台後半夫婦のファミリーに追いつかれたので、先に行ってもらう。
朝は先週の足跡がわずかに残るだけだったルートの雪は、
今は大勢の足跡で雪が掘り返され、ぐじゃぐじゃになっていた。

今日はいったい何匹のウサギさんたちに抜かれたのだろう。
自分の体力のなさを棚にあげて、亀の結論をかまそう。
「この山は人が多すぎる!」
誰もいない山なら、絶対に誰にも抜かれることはないのだよ、ワシは。

                               洞吹(どうすい)
添付ファイル
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宮指路
記事: 1075
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by 宮指路 »

柳川洞吹さん、こんばんは

■カモシカくんと遭遇
997.9mの三角点で道の横の高みに登って休んでいると、少し先でガサガサと音がして笹藪の中からカモシカが出てきた。
ボーッとした顔をして、道をこっちへ歩いてくる。


ワシに似とるなと思いませんでしたか?

そのあと、カモシカくんはめんどくさそうにのそのそと5mほど離れると立ち止まり、
「ちっ。驚かすんじゃねえよ。」というように、うらめしそうな目で面を切ってから、ゆっくりと笹藪の中に消えていった。


と、やったのはひょっとして洞吹さん自身じゃないですか?

山頂の横から雪の割れ目をよじ登ってきた3人パーティがいる。
60歳台のおっさん1人と、40歳くらいの婦人が2人。
一行はヘルメットなんぞをかぶって、なんだか気分がハイになっていて、
「ワシら一般登山者とは違うけんね。すごいところを登ってきたんだもんね」オーラをプンプン振りまいていたので、せっかくだからもっと乗せてあげることにする。


おっさんは両手に花でさぞ自慢気だったんでしょう

洞「どこから登ってきたんですかあ?」
男「大長谷からだあ。」
地形図を広げてみると、八尾の方から入る谷があった。
洞「この谷を詰めてきたんですか。」
男「そう、たいへんだったよ。」
洞「谷は雪で埋まってるんですか?」
男「そう、最後はすごい壁だったよ。」


これで、おっさんの面子が立ちましたね

さあ昼メシだ。
まずはビール。冷え具合は上々。
きょうは夏みたいに暑いので、キンキンに冷えたビールが最高にうまい。
砺波のローソンで「越前おろしそば」というのを見つけたので買ってきたが、食べてみるとこれがなかなかイケる。
これは北陸限定販売かな。大阪でも売っているといいな。


山頂でビールとおろしそばはいかにも贅沢ですね。

■まだまだ登って来るぞ
今日はなんだか疲れたので、帰りもピストンコースにする。


食いすぎと違います?

下りに入ると、もう1時すぎなのに山スキーを担いだ3人組みが登ってくる。
暑いし、だいぶバテている感じだったけど、スキーは下りが早いから、この時間でもいいのか。


スキーならあっという間ですね

1346mPへの登り返しで、高校生くらいの少年と40歳台後半夫婦のファミリーに追いつかれたので、先に行ってもらう。
朝は先週の足跡がわずかに残るだけだったルートの雪は、
今は大勢の足跡で雪が掘り返され、ぐじゃぐじゃになっていた。


まるで藤原岳の下りのようですね。
雪道の登山道の下りはなるべく避けたいです。

今日はいったい何匹のウサギさんたちに抜かれたのだろう。
自分の体力のなさを棚にあげて、亀の結論をかまそう。
「この山は人が多すぎる!」
誰もいない山なら、絶対に誰にも抜かれることはないのだよ、ワシは。


今回のレポは山行きレポと言うより人間観察レポになってしまいましたね。


                                   宮指路
rieko
記事: 2
登録日時: 2012年4月11日(水) 14:52

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by rieko »

こんにちは。私たちも一度出かけたい山ですが、そんなに人が多いとは・・・
やはり静かな山がいいです。
たんぽぽ
記事: 711
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by たんぽぽ »

ど~すいさま、こんばんは。

金剛堂山は富山県南砺市の旧「利賀村」にある。
先日、利賀村のことをリカムラと呼ぶお方がみえました。
幼いときに女の子からリカちゃん人形を取り上げ、服を脱がせてお医者さんごっこばかりしてたのでしょう。
そんなおっさんといえば誰かおわかりでしょう。

駐車場には車が1台も止まっていない。
「この山は、この時期にはあんまり人が来ないのかな」と思ったが、あとでそれが大間違いだと知ることになる。

そんなわけないっすよ。
越中に金剛堂山ありきでっせ。

今日はいったい何匹のウサギさんたちに抜かれたのだろう。
自分の体力のなさを棚にあげて、亀の結論をかまそう。
「この山は人が多すぎる!」
誰もいない山なら、絶対に誰にも抜かれることはないのだよ、ワシは。

じゃあこれからはぽぽんたみたいにだ~れもいない山へお出かけ下され。
抜くこともなければ抜かれることもない山旅は気楽でっせ!

ところでど~でもええ話しは?
全編がど~でもええ話しかな。
お疲れさま!

                               洞吹(どうすい)
アバター
山日和
記事: 3848
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、こんばんは。

金剛堂山は富山県南砺市の旧「利賀村」にある。
数年前から計画していて今回やっと実現したのだが、
登山口が山の中(山なのだからあたりまえだが)にあるので、はっきり言って「遠かった!」


ついに行かれましたね。しかしこの山は遠いです。
私も去年の遠征で、大門山の翌日に登りましたがすぐそばまで行ってたのでよかったものの、大阪からこの山だけ
登りに行くのはつらいものがありますね。(帰りは遠かったですが)

登山口にかかる橋を渡り、栃谷沿いに残雪の上を登っていく。

あれっ、いきなり登り始めましたね。今回はメインディッシュ無し?

やがて残雪に乗り尾根が広がると、1021m標高点あたりから雰囲気のよいブナの森の尾根になった。

このあたりのブナ林は実に良い良いですねえ。

一行はヘルメットなんぞをかぶって、なんだか気分がハイになっていて、
「ワシら一般登山者とは違うけんね。すごいところを登ってきたんだもんね」オーラをプンプン振りまいていたので、
せっかくだからもっと乗せてあげることにする。


よくいますよね。こういうタイプの人。しかし洞吹さんも人が悪い。

中金剛はそこだけ地面が露出し展望も悪いので、タッチしただけで引き返した。
ちょっと戻って雪原で昼メシにしよう。


奥金剛は行かずですか?気持ちのいい雪原が広がって人形山が正面に見えますよ。

[attachment=0]P1020476_1.JPG[/attachment]
砺波のローソンで「越前おろしそば」というのを見つけたので買ってきたが、食べてみるとこれがなかなかイケる。
これは北陸限定販売かな。大阪でも売っているといいな。


これはなかなか良さそう。おろしそばファンには見逃せません。

「この山は人が多すぎる!」
誰もいない山なら、絶対に誰にも抜かれることはないのだよ、ワシは。


300名山ですが、そんなに人が多かったかなあ。
と思って良く考えたら、去年は連休の谷間の平日でした。(^^)/

               山日和 
               
添付ファイル
奥金剛にて
奥金剛にて
biwaco
記事: 1528
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by biwaco »

洞吹しゃん、ご無沙汰です。m(__)m
今年は遠いお山ばかりで、桜地蔵さんが泣いてまっせ~(@_@;)
【ルート】 スキー場6:25---栃谷登山口6:45---△997.9m 7:25/7:30---1346m標高点9:00/9:10
---1451m標高点9:50/10:00---金剛堂山(三角点1637.9m)11:05/11:10---中金剛(最高点1650m)11:30/12:35---金剛堂山12:55---1346mP14:00/14:05---登山口15:10---スキー場15:30
どこなんかなあ…と地図で見てみました。
発見!あったあった。でも遠いとこやなあ…。こんなに遠くへ行かんでも金剛山とか、近くにあるやん?
金剛堂山は富山県南砺市の旧「利賀村」にある。
数年前から計画していて今回やっと実現したのだが、
登山口が山の中(山なのだからあたりまえだが)にあるので、はっきり言って「遠かった!」
やっぱりね…。遠すぎる。どっから入るんやろ?
若い頃は、信州の林道を二晩徹夜で走りまくってもケロリとしていたものだが、最近はたった2時間運転していると眠たくなってくる。
そこで、今回はゴールデンウイークの連休を利用して、
登山前日の一日をまるごとアプローチと観光に充てる優雅な日程で、現地へ向かった。
途中立ち寄った中では、南砺市の「井波彫刻総合会館」の彫刻展示が素晴らしかった。
情報get! 井波彫刻…ネ。しかし、そんな趣味無かったなあ…。
駐車場には車が1台も止まっていない。
「この山は、この時期にはあんまり人が来ないのかな」と思ったが、あとでそれが大間違いだと知ることになる。
ん? てことは、お参りの大集団に巻き込まれたとか?
997.9mの三角点で道の横の高みに登って休んでいると、少し先でガサガサと音がして笹藪の中からカモシカが出てきた。
ボーッとした顔をして、道をこっちへ歩いてくる。
ワシに全く気付いていないようだ。
あれあれ?と思っているうちに、カメラを出す間もなく1mまで近づいてしまった。
そこでやっとワシに気付き、ビクッとして反転。
そのビクッで、こちらもビクッとしたぞ。
葉隠れの術でも使ってたんですか?
それとも春の陽気でカモちゃんも居眠り運転だった? 危ないなあ…
カモシカに 当たって目覚める 春の山
そのあと、カモシカくんはめんどくさそうにのそのそと5mほど離れると立ち止まり、
「ちっ。驚かすんじゃねえよ。」というように、うらめしそうな目で面を切ってから、ゆっくりと笹藪の中に消えていった。
どうも最近、カモシカくんとの接近遭遇が多い。
「なんであんたがここにいるんだよ、おっさん。ここいらはおいらのシマなんだよお。入るなら入るで、ひとことことわりぐらい入れてクンないとなあ…」
カモちゃんの写真の姿はそう言ってますね。
展望のよい1346mPで休んでいると、二人目が追いついてきた。30歳くらいの青年だ。
右手にストック、左手に弘法大師の杖のような棍棒を持って、ダブルストック風に歩いて行く。
これで3番手に。
ここからは一旦下ってまた登りになる。
少しすると、三人目が追いついてきた。今度は手に何も持たない20歳台の若者だ。
今日は朝から無風快晴。ワシは汗だくだ。
「めちゃめちゃ暑いねー」などと言葉を交わす。朝から若手ばっかりだけど、登山界の将来も明るいのかな。
銅メダルも消えた。
1451mPを過ぎて、はあはあと息を整えていると、四人目が追いついてきた。今度は山スキーを背中に担いだ40歳台なかばの人。
うう…。入賞にも黄信号が(-_-;)
ちょっと進むと、うしろからラジオの音が聞こえてきて、五人目が追いついてきた。
ラジオ聞きたいなら、イヤホンで聞いてくれよ。
うるさいので、抜いて行ってもらう。
これで6番になっちゃった。
しばらく行くと、もう最初の富山の人が降りてきた。
男「奥金剛まで行ってきました。」
洞「早いねー。」

最後の急斜面を登り頂上台地に上がったところで、朝の二人目の棍棒ダブルストックさんが降りてきた。
台地上でちょっと離れて行き違う。
あらま、おじぎなんかされちゃったよ。
礼儀正しい青年だね。
みんな折り返し点過ぎてるのに…。
すぐ金剛堂山の三角点頂上だった。
コンクリート製の祠が立っている。
山頂の横から雪の割れ目をよじ登ってきた3人パーティがいる。
60歳台のおっさん1人と、40歳くらいの婦人が2人。
わーっ、もう順番なんかどうでもよさそうだ。
一行はヘルメットなんぞをかぶって、なんだか気分がハイになっていて、
「ワシら一般登山者とは違うけんね。すごいところを登ってきたんだもんね」オーラをプンプン振りまいていたので、
せっかくだからもっと乗せてあげることにする。
洞「どこから登ってきたんですかあ?」
男「大長谷からだあ。」
地形図を広げてみると、八尾の方から入る谷があった。
洞「この谷を詰めてきたんですか。」
男「そう、たいへんだったよ。」
洞「谷は雪で埋まってるんですか?」
男「そう、最後はすごい壁だったよ。」
洞「雪崩は大丈夫なんですか。」
男「危なかったなあ。」
これでいい気分で帰れるじゃろ。
しゃべっているうちに腹が減ってきたので、このくらいにしとこうっと。
人に喜んでもらうっていい気分ですね~♪
人の幸運をやっかむなんて狭量さはドブに流しましょう。
スゴイ、スゴイ!って何べん言っても口は減らないですもんなあ。(^^)/
昼メシ準備中に4人組みが通過。
同時に朝の三人目の若者が戻ってきた。
洞「奥金剛まで行ったの?」
若「はい、そこから先は踏み跡がなかったのでやめました。」
洞「そう、頑張ってね。」
なにが頑張ってなのかテキトーだが、なんといっても若者の初々しさがすがすがしい。
「頑張って」は3・11がなくても日本の万能激励ワードですから。
「何を頑張るの?」と聞き返す人はマズありませんね。
さあ昼メシだ。
まずはビール。冷え具合は上々。
きょうは夏みたいに暑いので、キンキンに冷えたビールが最高にうまい。
砺波のローソンで「越前おろしそば」というのを見つけたので買ってきたが、食べてみるとこれがなかなかイケる。
これは北陸限定販売かな。大阪でも売っているといいな。
やはり「越中おろしぞば」より「越前…」ですか。
「…ふんどし」が浮かぶもんなあ(@_@;) 南砺まあ…。
三角点頂上へ戻ると、先ほどにも増して人がたくさんいて、賑わっている。
どこからこんなに人が湧いてきたのかと思うくらいだ。
朝から抜かれた人数とすれ違った人数を差し引きして、自分の前にいる人数を計算していたが、
こうなってはもう何がなんだかわからない。
もう計算なんかせんでよろしい。(>_<)
1346mPへの登り返しで、高校生くらいの少年と40歳台後半夫婦のファミリーに追いつかれたので、先に行ってもらう。
朝は先週の足跡がわずかに残るだけだったルートの雪は、
今は大勢の足跡で雪が掘り返され、ぐじゃぐじゃになっていた。
行きはよいよい、帰りは最悪~(@_@;)
今日はいったい何匹のウサギさんたちに抜かれたのだろう。
自分の体力のなさを棚にあげて、亀の結論をかまそう。
「この山は人が多すぎる!」
誰もいない山なら、絶対に誰にも抜かれることはないのだよ、ワシは。
いいや、カモシカに抜かれますカモ?

            ~決して追い抜かないbiwaco
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by 柳川洞吹 »


[attachment=0]s-R0016047.jpg[/attachment]
宮指路さん こんばんは

 ワシに似とるなと思いませんでしたか?

いんや、ワシのほうが賢そうやなと思いました。

 と、やったのはひょっとして洞吹さん自身じゃないですか?

いんや、ヤツです。

 おっさんは両手に花でさぞ自慢気だったんでしょう

最初は枯れ花かなと思いましたが、どっこい美熟女でしたね。

 これで、おっさんの面子が立ちましたね

とにかく、話したくてウズウズしてたと思います。

 山頂でビールとおろしそばはいかにも贅沢ですね。

あれ?
質素なお食事ですが……。
ああ、この状況が贅沢だということですか。

 食いすぎと違います?

いんや、宮指路さんといっしょにしないでください。(^^;
疲れたんです。
人疲れやね。

 今回のレポは山行きレポと言うより人間観察レポになってしまいましたね。

なってしまったんじゃなくて、今回は人間観察レポなんですから。

よい山旅を!
                             洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0016047.jpg
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by 柳川洞吹 »


[attachment=0]s-R0016009.jpg[/attachment]
riekoさん こんばんは

 私たちも一度出かけたい山ですが、そんなに人が多いとは・・・

日程の都合で、ワシが登った日がゴールデンウイーク中の、しかも日曜日だったので、特に人が多かったのだと思います。
連休をはずしてもう少し時期を早めるか、去年の山日和さんのように平日なら静かなのでしょう。
その点では、計画段階で失敗してたんですね。
この金剛堂山は二百名山のひとつですし、地元では有名どころの山なので、
これからの高山植物のシーズンは大変な人出になるのでしょうね。

 やはり静かな山がいいです。

同感です。
「3000mの喧噪より、1000mの静寂を愛す。」

よい山旅を!
                                    洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0016009.jpg
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by 柳川洞吹 »


[attachment=0]s-R0016071.jpg[/attachment]
たんぽぽさん こんばんは

 先日、利賀村のことをリカムラと呼ぶお方がみえました。
幼いときに女の子からリカちゃん人形を取り上げ、服を脱がせてお医者さんごっこばかりしてたのでしょう。
そんなおっさんといえば誰かおわかりでしょう。


あれ? リカムラと違うんですか。
そんな人、すぐわかりますよ。
「たんぽぽ」とか言う可愛い名前の人でしょ。

 そんなわけないっすよ。
 越中に金剛堂山ありきでっせ。


しゅんましぇん。
そんなに有名で人気の山だとは知らなかったものですから。

 じゃあこれからはぽぽんたみたいにだ~れもいない山へお出かけ下され。
 抜くこともなければ抜かれることもない山旅は気楽でっせ!


そうするでござるよ。
今回は洞吹参謀本部が作戦を誤ったということで。

 ところでど~でもええ話しは?
 全編がど~でもええ話しかな。


あーあ、みんな「どうでもええ話し」がないと収まらなくなっちゃったがな。
困った困ったこまどり姉妹っと。

よい山旅を!
                             洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0016071.jpg
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by 柳川洞吹 »


[attachment=0]s-R0016000.jpg[/attachment]
山日和さん こんばんは

 ついに行かれましたね。しかしこの山は遠いです。

ほんと、遠いですね。
一度、数年前に行こうとしたときは、高速を走ってる途中で眠くてやめてしまいましたからね。

 あれっ、いきなり登り始めましたね。今回はメインディッシュ無し?

あああ、洞吹料理は、今やオードブルにメインの座を奪われてしまったのか。

 よくいますよね。こういうタイプの人。しかし洞吹さんも人が悪い。

いや、それは違います。
他人を喜ばせるわけですから、「人が良い」と言っていただかないと。

 奥金剛は行かずですか?気持ちのいい雪原が広がって人形山が正面に見えますよ。

なんか、ここより低いところが目的地というのが面白くなくてね。
一番は、腹へって疲れてたからですけどね。

 これはなかなか良さそう。おろしそばファンには見逃せません。

普通よりソバが太めで不揃い感があるのもいい感じですし、ツユもダシの効いた薄味でした。
今までのコンビニおろし蕎麦とはひと味違う本格派で、なかなか美味しかったですね。
残念ながら、どうやら北陸地区の限定販売みたいです。

 300名山ですが、そんなに人が多かったかなあ。
 と思って良く考えたら、去年は連休の谷間の平日でした。(^^)/


ここは200名山にも入っているみたいですね。
この日は快晴の日曜日だったので、特に人出が多かったのでしょう。
洞吹参謀本部の作戦誤りです。
しかし、今でこんな人出を思うと、高山植物の季節なんぞはとても行ってられませんね。

よい山旅を!
                              洞吹(どうすい)
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
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Re: 【越中】金剛堂山

投稿記事 by 柳川洞吹 »


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biwacoどん こんばんは

 今年は遠いお山ばかりで、桜地蔵さんが泣いてまっせ~(@_@;)

いろんな山に行ってみたいしねえ。
桜地蔵さんには、こんどお詫びに、特製ヨウカンをお供えしておきます。

 どこなんかなあ…と地図で見てみました。
発見!あったあった。でも遠いとこやなあ…。こんなに遠くへ行かんでも金剛山とか、近くにあるやん?


金剛山(クムガンサン)は韓国やぞ。

 やっぱりね…。遠すぎる。どっから入るんやろ?

入口がなかなかわかりませんでした。

 情報get! 井波彫刻…ネ。しかし、そんな趣味無かったなあ…。

彫刻といっても、ただの趣味の芸術品じゃない。
和室の欄間の透かし彫りに代表されるような、職人の技なのです。

 ん? てことは、お参りの大集団に巻き込まれたとか?

団体さんではありませんが、個人、グループなど多数。

 「なんであんたがここにいるんだよ、おっさん。ここいらはおいらのシマなんだよお。入るなら入るで、ひとことことわりぐらい入れてクンないとなあ…」
カモちゃんの写真の姿はそう言ってますね。


図星!

 これで3番手に。
 銅メダルも消えた。
 うう…。入賞にも黄信号が(-_-;)
 これで6番になっちゃった。
 みんな折り返し点過ぎてるのに…。
 わーっ、もう順番なんかどうでもよさそうだ。


最初は抜かれても「まあ、こんなもんか」と思ってましたが、頂上では「なんでこんなに混んでるんや」とあきらめ気分でした。

 人に喜んでもらうっていい気分ですね~♪
人の幸運をやっかむなんて狭量さはドブに流しましょう。
スゴイ、スゴイ!って何べん言っても口は減らないですもんなあ。(^^)/


こうやって徳を積んでおくと、いつかまた、いいことがあるんです。

 やはり「越中おろしぞば」より「越前…」ですか。
「…ふんどし」が浮かぶもんなあ(@_@;) 南砺まあ…。


おやまあ、とやまあ、越中は「薬売り」なんですけどね。
biwacoさんは、ふんどしに来ますか。
どうしても、そうやってシモのほうへ行きますね。

 もう計算なんかせんでよろしい。(>_<)

これも、ワシの生きがい・趣味ですから。

 ~決して追い抜かないbiwaco

追い抜かなくても、出し抜くでしょ。

よい山旅を!
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