【奥美濃】石徹白の谷でナメ三昧 保川支流から岩巣越、牧川下降

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
アバター
山日和
記事: 3846
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【奥美濃】石徹白の谷でナメ三昧 保川支流から岩巣越、牧川下降

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2025年8月30日(土)
【山 域】奥美濃 石徹白周辺 三角点岩巣越1286.7m
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】牧川林道入口8:20---9:20保川下降点9:50---11:00 10m滝上---12:55源頭部14:05---14:15岩巣越---16:05林道---
     16:45駐車地

 ごく一部の奥美濃マニアの間で「奥美濃の沢上谷(そうれだに)」との呼び声高い谷へ出かけた。
雪山シーズンには満車で駐車するのも困難な石徹白中居神社には車の影もない。積雪期には大人気の山々だが、登山道が
ないのでこの時期に登ろうという物好きはいないのだ。
 石徹白川支流の保川の上流へ車を走らせた。朝日添(わさびそ)川の出合から先は舗装も切れ、ダートの細い道を繁った
草をかき分けるようにして進む。
下山予定の牧川の林道分岐に唯一の駐車スペースを見つけた。ここがなければまったく車を止める場所がなく、Uターン
することも難しかったところである。

 標高はすでに800m。林道をさらに奥に辿って1040m地点まで進み、そこから50mほど下ったところが入渓点。
この林道は12年前に芦倉山から下ってきたが、季節も違うのでまったく記憶に残っていない。
昨今の頻繁なクマ出没に備えて、鈴はもちろんのこと、時折ホイッスルを吹きながら注意深く進む。カーブの先からクマ
が飛び出してこないとも限らないのである。

P8300012_1.JPG
P8300017_1.JPG

 目的の谷の対岸の尾根を伝って保川本流へ下り立つ。三角点岩巣越に向かう支流はいきなり5m滝で始まった。
左岸を上がると続く10m滝で中段を右から左へ渡るところでしこたまシャワーを浴びる。
下界では命の危険にかかわる猛暑らしいが、これ以上のクールダウンは無い。全身びしょ濡れで寒いぐらいである。
上段は最後の出口が微妙だった。自信が持てず左の斜面に逃げたがなかなか厳しい。ロープを出して落ち口ラインを越え
たところでトラバース。滝頭に立つとすぐそこに本流が見えている。100mほど進むのに40分以上かかってしまった。
その後2、3の小滝を快適に越える。いきなりの連瀑帯を過ぎると一転して穏やかな渓相となった。
さっきの調子が続いたらとてもじゃないが源流まで到達できないところだ。

P8300029_1.JPG
 右岸にとんでもなく大きな木が見えた。トチだ。近付いてみると、ボコボコとしてコブだらけの異形のトチはも幹回り
7m近くあるかもしれない。素晴らしい巨樹である。
 谷に荒れが目立つのはどこへ行っても同じだろうか。この谷も流倒木と土石がなければ美しい岩盤の谷だったのだろう。

P8300037_1.JPG

 ようやくお待ちかねのナメが現れた。ナメのメインディッシュは下りの牧川なのだが、こちらの谷もなかなかのもので
ある。水が少ないのが少し残念ではあるが、意外にヌメりもなくフリクションは良好だ。
岩盤を滑るように流れ落ちる水流がきらめいて美しい。

P8300048_1.JPG

 この谷は出合が990m、山頂の岩巣越が1286mと、標高差が300m足らずしかない。地形図を見てもわかるように、大半
が傾斜の緩い流れで、ツメも等高線が詰まっているというほどではない。
このまま源流に突入かと思ったところで岩の要塞のような滝が立ちはだかった。左から簡単に巻き上がるといよいよ源頭
である。しかし少しヤブっぽくなってきた。
一番ヤブの薄いのは当然谷芯なので、何気なく進んでいるとどうも方向がおかしい。山頂稜線と平行に東へ進んでいる。
このままで山頂から遠ざかるばかりである。
 稜線に上がっても腰を降ろせる場所が見つかる保証がないので、少し小広い場所を見つけてランチタイムとする。
標高はすでに山頂を超えているので、食後も苦労することはないだろう。水流はすでに消えてしまったが、まわりはブナ
がちらほら立つ、落ち着けるスペースだ。

 尾根上はヤブが薄そうに見えたので楽勝かもしれない。と思ったのは最初だけで、すぐに強烈なネマガリのヤブに捕
まった。下りだから重力に任せて押し進めるが、登りならまともに歩けないだろう。
ネマガリが消えてヤブが薄くなると岩巣越の山頂に到着。と言ってもまったく山頂らしくない場所である。地形図上でも
ピークではなく単なる尾根の途中の一地点だ。
 ひっそり佇む三角点を確認してすぐに下山開始。真西に方角を定めて牧川の源頭に飛び込んだ。ヤブを押し分けて谷
の形が現れると、すぐに歩きやすくなった。

P8300093_1.JPG
P8300102_1.JPG

 滝もなく平凡な流れを淡々と下る。両岸はブナ主体の美しい森で、何もなくても気分がいい。
いよいよナメ帯に突入した。尽きることのない舗装路のようなナメが延々と続く。まさにナメ天国だ。
行ったことはないが、このあたりが奥美濃の沢上谷と呼ばれる所以だろう。西日に照らされて赤い岩盤が輝きを増している。
 緩いナメ滝でスライダーを試したら、意外にスピードが出て突いた手から肩に衝撃が伝わって痛めてしまったようで、
腕が上がらなくなってしまった。余計なことはするもんじゃない。

P8300099_1.JPG

 前方にトンネルが見えた。林道が谷を渡っているようだ。右岸に上がって谷下りは終了。
林道は草深い廃道になっていたが、歩くのに不自由はない。
左手の谷を見るとまだナメがあったので再び下りてみたが、すぐに終わったので林道に再上陸。道が地形図と違う付き方
をしていたので少し迷ってしまったが、
乗ってしまえば大した距離ではない。ただ、背丈を超すような草深い林道を半袖で歩いたので、強烈な草負けでかぶれで、
腕がボコボコになってしまった。
 下山後10数年振りに訪れた満天の湯の露天風呂では、以前は石徹白川右岸の山々の展望を楽しめたのだが、木が成長し
たのかほとんど見えなくなっていたのが残念だった。


                       山日和
sato
記事: 565
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【奥美濃】石徹白の谷でナメ三昧 保川支流から岩巣越、牧川下降

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんばんは。
9月に入っても猛暑が続いていますね。今日も朝から焼けるような陽射しが降り注いでいました。
8月最後の土曜日。暑すぎてあまり歩けそうにない。距離も標高差も短い谷をゆっくり楽しみたいなぁ、と思っていると、
とっておきの谷のご提案。ナメが素晴らしいとお聞きしていたので、わぁとうれしさに包まれました。

歩き始めの標高が800mというのもありがたかったです。
まだ涼しくて快適に歩けました。ただ草が生い茂り見通しの効かない場所が多く、クマが出てきたらどうしようと心配でした。


入渓地点から山頂まで標高差約300mの簡単な谷ということでしたが、谷の入り口は滝。
いきなり滝ですか、と思いましたが、ここは悩まずに越えられてホッとひと息。そうしたらまた滝が目の前に。
次は濡れずには登れない。いつの頃からか頭から水を浴びるのが嫌になり避けてきましたが、
意を決して(大げさ(笑))山日和さんの後に続きました。
登りきったら、寒くて足がブルブル震えました。でもしゃきっとしました。
いつも暑いといいながら谷を遡っていたけれど、頭から濡れたらこんなに冷やっと涼しくなるのね、
と今更ながら思いました(笑)

またまた滝が現れ、今度は私には厳しそう。
右岸の斜面に逃げましたが、掴まるものがないいやらしいトラバースと急こう配の草付きの登り。
私は確保していただいたので、山日和さんのルートより、岩が露出した斜面の方が気持ちが楽かなと思い、
直登させていただきましたが、土が思ったより滑り緊張しました。

2時間ぐらいで登れるのでは、ということでしたが、ここまでで40分も費やしてしまいました。
この先すんなり進めるのだろうかと心配になりましたが、ここからは快適に登れて気分も上々。
小滝の直登はワクワク楽しかったです。
左の木立の中の巨大なトチノキには目を見張りました。
豪雪地帯のこの谷で芽吹いてから何百年も大雪に耐え続け、暴風雨にも負けず、伐採からも逃れ、今日に至っているのですね。
ごつごつしたコブから生き抜く力を感じました。
先日朽木の山に出かけ、5mのトチを見てきたのですが、このトチの方がはるかに太いです。7m近くありそうですね。

ナメも素敵でしたね。陽光を浴び煌めきながら赤褐色のナメを流れ落ちる水にどきどきしました。
もう滝はないだろうと思っていたら、要塞のような滝が。左側の斜面から簡単に巻けてよかったです。

最後はゆるゆる気持ちよく登れそうな地形ですが、甘かったですね。
根曲がり竹のヤブになってきて、歩きやすい谷芯を登っていたら右に曲がり損ねて三角点を過ぎてしまいました。
三角点周辺のブナの幹には古いけれどクマの爪痕が見られ、ここでもクマが心配になりました。

下りの谷は、細くて水もちょろちょろで「奥美濃の沢上谷」は、いつ現れるのだろうという感じでしたが、ほんとうに現れましたね。
いきなり現れ、そこからずっと続いていきましたね。
山日和さんがしゃがんで滑っていかれたナメは結構急でしたよね。
私は無理と思い、チェーンスパイクを履いて、横の草付きを下って正解でした。
チエーンスパイクを履くと、ナメも滑らなくなり、さらさら流れる水を楽しみながら歩けました。
清々しいブナの森と午後の陽射しに照らされて赤く輝くナメの、透き通った音色のような情景は、
やさしくこころに触れてきて、何度も立ち止まり振り返っては、あぁきれい、とため息をつきっぱなしでした。

林道に出たら、また、クマが気になり始め、ピーピーと笛を吹いてしまい、うるさくて失礼しました。
駐車地に着き、山日和さんの腕を見てギョッとなりました。ボコボコ真っ赤になっていましたね。
私は長袖だったので大丈夫でしたが。

滝あり、ナメあり、ブナ林あり、トチの巨木あり、ヤブこぎあり・・・
様々な魅力がぎゅっと詰まった素敵な谷でした。
でも、ぎゅっと詰まった短い谷で、結構な時間がかかりました。特に登り始め、時間を取らせてしまいました。
年々、いろいろ怖さが増しているのを感じます。心配性で悪い想像が働いてしまうのですね。

最後に、今回、山日和さんは、腕の痛みとかぶれというアクシデントがありましたが、
私も、ちょっと怖いアクシデントがふたつありました。
ひとつは、根曲がり竹で右目の横を突いてしまいました。ひとつ間違えば目を突いていたかも。
かき分ける力が弱く、強引に前に進もうとしたのが原因です。
もうひとつが、下りの滝の高巻きのトラバースの途中で、突然頭に痛みが走りました。
谷に降りてヘルメットを取って頭を触ると、手に血がベタッとつき、茶色っぽい塊が。
なんとヘルメットの通気口からアブが侵入し頭を噛んだのでした。
スズメバチだったら、ショック状態になり谷に落ちてしまったかもしれない、とゾッとしました。

楽しい一方で、山はどうなっているか分からない、いつ何が起こるか分からない、とあらためて感じた沢山旅でした。
ありがとうございました。

sato
biwaco
記事: 1528
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【奥美濃】石徹白の谷でナメ三昧 保川支流から岩巣越、牧川下降

投稿記事 by biwaco »

 ご無沙汰してます。暑すぎる夏でしたが、今日の台風でちょっとぐらい涼しくなってほしいものです。
とうとう8月は一度も山に行けないまま終わりました。そろそろ再起動しないと…とヤブレポやネットの山サイトで人様の山レポを垂涎の思いで読ませてもらっております。
 「岩巣越」「保川」の地名に目を魅かれました。天狗山や芦倉山に行った時、地図で確認したり通過したことを思い出しました。もちろん私の場合は尾根通しですが。
 そういえば「奥美濃の沢上谷」のレポを最近見た記憶が? 多分兔夢さんのレポだったと思いますが。こんな谷で沢遊びできるのは羨ましくも自分には別世界の遊び場やなあ…と観念しています。 
 下山予定の牧川の林道分岐に唯一の駐車スペースを見つけた。
 芦倉山に行った時は朝日添橋から少し入ったところでデブリに阻まれましたが、牧川の橋の手前辺りに駐車スペースがあったように記憶してます。
 右岸にとんでもなく大きな木が見えた。トチだ。近付いてみると、ボコボコとしてコブだらけの異形のトチはも幹回り7m近くあるかもしれない。素晴らしい巨樹である。
 こぶこぶのトチノキ、兎夢さんレポにもありました。どんな巨樹怪木に出会えるか、それも楽しみですね。
 この谷は出合が990m、山頂の岩巣越が1286mと、標高差が300m足らずしかない。地形図を見てもわかるように、大半が傾斜の緩い流れで、ツメも等高線が詰まっているというほどではない。
 そんな風に言われると食指が動きそうになりますが、我が老身にはそぐわない危険地帯?と言い聞かせます。
 一番ヤブの薄いのは当然谷芯なので、何気なく進んでいるとどうも方向がおかしい。山頂稜線と平行に東へ進んでいる。
このままで山頂から遠ざかるばかりである。
最後の二俣を左に進んだんでしょか? 山頂は置いてけぼりですね(笑)
 ネマガリが消えてヤブが薄くなると岩巣越の山頂に到着。と言ってもまったく山頂らしくない場所である。地形図上でもピークではなく単なる尾根の途中の一地点だ。
 南隣の蝉ヶ岳もそうですが尾根の先っちょ辺りに測量点を置く場合が多いようですね。
  
 滝もなく平凡な流れを淡々と下る。両岸はブナ主体の美しい森で、何もなくても気分がいい。
 いよいよナメ帯に突入した。尽きることのない舗装路のようなナメが延々と続く。まさにナメ天国だ。行ったことはないが、このあたりが奥美濃の沢上谷と呼ばれる所以だろう。
「奥美濃の沢上谷」は牧川のほうなんですね。こちらからなら私にも登れるかも?
 緩いナメ滝でスライダーを試したら、意外にスピードが出て突いた手から肩に衝撃が伝わって痛めてしまったようで、腕が上がらなくなってしまった。余計なことはするもんじゃない。
 あらま、とんだアクシデントでしたね。好事魔多しです。Satoさんも“洗礼“を受けられたようですし、くわばらくわばら~(^_-)
 みなさんのレポに力をもらって、これからももう少し身の丈に合った山遊びにチャレンジしていこうかな。
          ~びわ爺
アバター
山日和
記事: 3846
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白の谷でナメ三昧 保川支流から岩巣越、牧川下降

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、どうもです。お疲れさまでした。
台風は近畿中部以北では雨も風も拍子抜けでしたね。

8月最後の土曜日。暑すぎてあまり歩けそうにない。距離も標高差も短い谷をゆっくり楽しみたいなぁ、と思っていると、とっておきの谷のご提案。ナメが素晴らしいとお聞きしていたので、わぁとうれしさに包まれました。

3年ほど前から気になっていた谷でした。ナメファンには垂涎の谷ですね。 :D

歩き始めの標高が800mというのもありがたかったです。
まだ涼しくて快適に歩けました。ただ草が生い茂り見通しの効かない場所が多く、クマが出てきたらどうしようと心配でした。


最近は山頂で800mぐらいが普通だったのでずいぶん楽でしたね。
クマはちょっとビビり過ぎです。 :mrgreen:

入渓地点から山頂まで標高差約300mの簡単な谷ということでしたが、谷の入り口は滝。
いきなり滝ですか、と思いましたが、ここは悩まずに越えられてホッとひと息。そうしたらまた滝が目の前に。
次は濡れずには登れない。いつの頃からか頭から水を浴びるのが嫌になり避けてきましたが、意を決して(大げさ(笑))山日和さんの後に続きました。


いきなりの関門でしたが簡単に越えられてよかったですね。
次の滝は水量が少なくて助かりましたよ。増水してたらとても突っ込めませんね。

登りきったら、寒くて足がブルブル震えました。でもしゃきっとしました。
いつも暑いといいながら谷を遡っていたけれど、頭から濡れたらこんなに冷やっと涼しくなるのね、と今更ながら思いました(笑)


あれで一気にクールダウンできました。

P8300017_1.JPG

またまた滝が現れ、今度は私には厳しそう。
右岸の斜面に逃げましたが、掴まるものがないいやらしいトラバースと急こう配の草付きの登り。
私は確保していただいたので、山日和さんのルートより、岩が露出した斜面の方が気持ちが楽かなと思い、直登させていただきましたが、土が思ったより滑り緊張しました。

またまたと言うより一連の滝の上段ですね。
直登が一番楽だったんだろうけど、自信が持てない時は逃げるが勝ちです。
しかしあの巻きも相当いやらしかったですね。


P8300047_1.JPG

2時間ぐらいで登れるのでは、ということでしたが、ここまでで40分も費やしてしまいました。
この先すんなり進めるのだろうかと心配になりましたが、ここからは快適に登れて気分も上々。
小滝の直登はワクワク楽しかったです。


あれが続いてたらどうなるやらでしたが、早々に打ち止めでしたね。

左の木立の中の巨大なトチノキには目を見張りました。

あのトチはなかなかの大物でした。コブだらけの姿がまた凄い。 :shock:


P8300051_1.JPG

ナメも素敵でしたね。陽光を浴び煌めきながら赤褐色のナメを流れ落ちる水にどきどきしました。

ナメの本番は下降の牧川でしたが、こちらもなかなかのものでしたね。

最後はゆるゆる気持ちよく登れそうな地形ですが、甘かったですね。
根曲がり竹のヤブになってきて、歩きやすい谷芯を登っていたら右に曲がり損ねて三角点を過ぎてしまいました。

早めに進行方向を確認しなかったツケが回ってきました。まあ、あれはあれでよかったかも。

三角点周辺のブナの幹には古いけれどクマの爪痕が見られ、ここでもクマが心配になりました。

だからビビり過ぎだって。クマは居るに決まってるんだから心配してもしょうがないですよ。 :lol:


P8300077_1.JPG

下りの谷は、細くて水もちょろちょろで「奥美濃の沢上谷」は、いつ現れるのだろうという感じでしたが、ほんとうに現れましたね。
いきなり現れ、そこからずっと続いていきましたね。


そこまでの退屈な渓相が一変しましたね。どこまで続くのかという感じでした。

山日和さんがしゃがんで滑っていかれたナメは結構急でしたよね。
私は無理と思い、チェーンスパイクを履いて、横の草付きを下って正解でした。


これまであれぐらいの傾斜は結構滑ってたんだけど、コントロールに失敗してしまいました。 :oops:

P8300100_1.JPG

チェーンスパイクを履くと、ナメも滑らなくなり、さらさら流れる水を楽しみながら歩けました。

いつ滑るかと心配しなくていいから楽ですね。ツメの減るのがもったいないけど。 :mrgreen:

清々しいブナの森と午後の陽射しに照らされて赤く輝くナメの、透き通った音色のような情景は、やさしくこころに触れてきて、何度も立ち止まり振り返っては、あぁきれい、とため息をつきっぱなしでした。

時間がかかったおかげでちょうどいい太陽の高さになりました。日が高いとあの色合いは見られませんでしたね。


P8300122_1.JPG

林道に出たら、また、クマが気になり始め、ピーピーと笛を吹いてしまい、うるさくて失礼しました。

ここは笛吹童子で正解かもね。まったく見通しのきかないところでは「転ばぬ先の杖」ならぬ「出遭わぬ先の笛」です。 :lol:

駐車地に着き、山日和さんの腕を見てギョッとなりました。ボコボコ真っ赤になっていましたね。
私は長袖だったので大丈夫でしたが。


えらい痒いなあとボリボリ搔きながら歩いてましたが、凄いことになってましたね。
でも私は皮膚が強いのか、温泉では痒みも収まり、次の日にはボコボコもかなり消えてました。

滝あり、ナメあり、ブナ林あり、トチの巨木あり、ヤブこぎあり・・・
様々な魅力がぎゅっと詰まった素敵な谷でした。
でも、ぎゅっと詰まった短い谷で、結構な時間がかかりました。特に登り始め、時間を取らせてしまいました。
年々、いろいろ怖さが増しているのを感じます。心配性で悪い想像が働いてしまうのですね。


標高差と距離を考えたらサクッと行ける谷なんだけど、歳を取るとなかなか問屋が卸してくれませんね。


P8300013_1.JPG

最後に、今回、山日和さんは、腕の痛みとかぶれというアクシデントがありましたが、
私も、ちょっと怖いアクシデントがふたつありました。
ひとつは、根曲がり竹で右目の横を突いてしまいました。ひとつ間違えば目を突いていたかも。かき分ける力が弱く、強引に前に進もうとしたのが原因です。


ヤブ漕ぎにはゴーグルがいいかもね。

もうひとつが、下りの滝の高巻きのトラバースの途中で、突然頭に痛みが走りました。
谷に降りてヘルメットを取って頭を触ると、手に血がベタッとつき、茶色っぽい塊が。
なんとヘルメットの通気口からアブが侵入し頭を噛んだのでした。
スズメバチだったら、ショック状態になり谷に落ちてしまったかもしれない、とゾッとしました。

あんな小さな穴から入り込むとは、アブ恐るべしですね。
出血するほど刺されるとは、アブじゃなかったかも。

楽しい一方で、山はどうなっているか分からない、いつ何が起こるか分からない、とあらためて感じた沢山旅でした。

いろいろ気を付けていてもどうしようもないことがありますね。
とにかく安全第一でいきましょう。

                 山日和
アバター
山日和
記事: 3846
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白の谷でナメ三昧 保川支流から岩巣越、牧川下降

投稿記事 by 山日和 »

biwa爺さん、どうもです。

 ご無沙汰してます。暑すぎる夏でしたが、今日の台風でちょっとぐらい涼しくなってほしいものです。

その台風も拍子抜けでしたね。気持ち涼しくなったけど、また暑さがぶり返すみたいです。

とうとう8月は一度も山に行けないまま終わりました。そろそろ再起動しないと…とヤブレポやネットの山サイトで人様の山レポを垂涎の思いで読ませてもらっております。

こう暑いと無理に外を歩くのも考えものです。 :oops:

P8300024_1.JPG

 そういえば「奥美濃の沢上谷」のレポを最近見た記憶が? 多分兔夢さんのレポだったと思いますが。こんな谷で沢遊びできるのは羨ましくも自分には別世界の遊び場やなあ…と観念しています。 

そうです。FBに自分のHPのリンク張ってましたね。それ以前にmasaさんやガオロさんがレポを上げてました。

 芦倉山に行った時は朝日添橋から少し入ったところでデブリに阻まれましたが、牧川の橋の手前辺りに駐車スペースがあったように記憶してます。

ここが唯一の駐車スペースでしょうか。Uターンもままならない細い林道です。

 こぶこぶのトチノキ、兎夢さんレポにもありました。どんな巨樹怪木に出会えるか、それも楽しみですね。

そうそう。大納越戸谷や美土路川、加野内谷でも凄いのに出会いましたが、谷を歩く楽しみのひとつですね。

>この谷は出合が990m、山頂の岩巣越が1286mと、標高差が300m足らずしかない。地形図を見てもわかるように、大半が傾斜の緩い流れで、ツメも等高線が詰まっているというほどではない。

 そんな風に言われると食指が動きそうになりますが、我が老身にはそぐわない危険地帯?と言い聞かせます。

標高差が無く、急登もない谷ですが、落ちればアウトの場面もあります。クマには遭っても人に出遭うこともないし。


P8300041_1.JPG

最後の二俣を左に進んだんでしょか? 山頂は置いてけぼりですね(笑)

二俣は右ですが、山頂ダイレクトのためには歩きやすい谷地形を捨てて南へ行かないとダメなところです。
右も左もネマガリのヤブだったので、つい歩きやすい谷地形に惹かれてしまいました。 :mrgreen:

 南隣の蝉ヶ岳もそうですが尾根の先っちょ辺りに測量点を置く場合が多いようですね。

そうですね。何故なんでしょうね。
  
「奥美濃の沢上谷」は牧川のほうなんですね。こちらからなら私にも登れるかも?

登りはヨイヨイですが下りは・・・・こちらのツメはかなり急です。
まあ、やめといた方がいいです。


P8300106_1.JPG

>緩いナメ滝でスライダーを試したら、意外にスピードが出て突いた手から肩に衝撃が伝わって痛めてしまったようで、腕が上がらなくなってしまった。余計なことはするもんじゃない。

 あらま、とんだアクシデントでしたね。好事魔多しです。satoさんも“洗礼“を受けられたようですし、くわばらくわばら~(^_-)


昨日、骨盤の定期健診(CT)のついでに診てもらいましたが、骨は無事でした。
ハンドル回すのも右手一本状態、頭も両手で洗えませんでしたが、少しずつ痛みが引いて
可動域が増えてきました。

 みなさんのレポに力をもらって、これからももう少し身の丈に合った山遊びにチャレンジしていこうかな。
         

くれぐれもご安全に。バーチャリさんや落忍さんの「花」みたいにテーマを追う山歩きもいいかも。
草川さんも峠の地蔵さまの次は花一本になってます。 :D

                  山日和
返信する