【鈴鹿】南コブからハライド、旧三岳寺へ

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skywalk
記事: 576
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【鈴鹿】南コブからハライド、旧三岳寺へ

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2024年12月2日(月)
【 山 域 】鈴鹿 
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】鳥居道P>風越峠>南コブ>ハライド>旧三岳寺>三岳寺参道>鳥居道P

12月に入ると山の紅葉はほぼ終わってしまった。落葉とともにモチベーションもダダ下がり。こんな時は、普段陽の当たらない裏街道みたいなところを歩いてみよう。
 12月2日(月)南コブからハライド、旧三岳寺へゴソゴソ歩いてきました。
朝8時15分、スカイラインの鳥居道Pを出発。
希望荘の横の山の神神社の中を抜けて紅葉見物してから希望荘の前の東海自然歩道を歩いていく。
おおるり橋からは舗装道路が終わって自然歩道らしくなる。
小滝が美しい姿を見せる谷に沿って歩を進める。
風越峠に着いたらコブ尾根と呼ばれる登山道に入る。
南コブまで案外きつくてゴリゴリ尾根を登っていく。
南コブ山頂はボヤッと広がっていて登山道も最高点を外して通っているので普通に歩いていくと分からないうちに通り過ぎてしまいそうだ。山頂付近で高みを探しながら適当に樹林を歩くと標識のある高点に着いた。残念ながら展望もないので興味のない人はパスしても一向にかまわないところだ。
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紅葉の方は予想通りほとんど落葉していたが、黄色い葉っぱが僅かに残っていた。
アップダウンを繰り返しながら尾根を進むと尾根は不明瞭になり赤テープだけが続いている。下りに使う時は気を付けたいところだ。
明瞭な尾根に戻ったところに標識が出ている。神懸の奇峰に行きたい方はここから南東の尾根を辿ればいい。
展望が効くところでハライドのトンガリ帽子が見えてきた。
10時34分、ハライドに着いた。いつもなら寒風が吹きつけるところだが、この日は天くらの予想通り無風に近い穏かな天気だった。
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西の岸壁から見下ろすと腰越峠も手に取るようだ。
急な斜面をグングン下ると腰越峠に着いた
峠ではドウダンツツジの濃い赤が申し訳程度に残っていた。
ここからヤシオ尾根の下までトラバース道を進むのだが、これが曲者でアップダウンの多い廃道のようなところだ。
途中鳥居道谷の源流が崩壊したところを渡らなければならないので谷の左岸を大きく下る。ガレ谷を渡ったら右岸を登り返す。
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小尾根を越えるとすぐまた、割れ谷の源流を渡る。今度は源流の上の方で渡って谷中を少し下る。植林の中を抜け斜面をへつるようにしてトラバースすると
ヤシオ尾根の下の分岐に着いた。後は三岳寺まで平たんな尾根を進むだけだ。
鐘撞堂の少し手前で紅葉が残る下の倒木に腰かけてランチにした。
昼食を済ませて尾根を進み鐘撞堂跡に着いた。遺構と言えるものはなく本堂へ降りる石段が残されているのみだ。本堂に残されているのも手洗い鉢のみとなっている。
さて、ここからは尾根を進んで割れ谷の頭に登ってその東尾根を下るか旧参詣道を下るかである。旧参詣道は荒れているものの下れなくはないからそちらを下ることとした。本堂に下る石段と反対側の谷を下り始めると左の斜面に薄い踏み跡が出てきた。
割れ谷の本流に出たら小滝の上で渡渉し対岸に付いた踏み跡を辿っていく。
二の坂の上まで来たら割れ谷に突き出すように伸びる小尾根があるのでそこを少し辿ると尾根の突端に出て錆びたワイヤーの束が放置されていた。木出し用に使われたものだろうか。昔は木で組んだ櫓も残っていたように思うが、さすがにそれは残っていない。
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参詣道に戻って二の坂を下り進むと一の坂も出てきた。一の坂を下ると鳥居道谷本谷に下りた。
左岸を進んでいくと炭焼窯の辺りで踏み跡は途切れ本谷に降りる丸太階段を降りた。この階段は近年標識が整備されたときに付けられたもので以前はなかった。ほぼ誰も使わないであろうこのルートに新しい標識が付けられたこと自体不思議で仕方ないことなのだ。
ここから大堰堤のところまで河原を歩いたり左右の斜面をへつったりしながら谷を下って行く。
大きめの滝は右岸から巻き降りた。
適当に谷を下って大堰堤のところに出た。大堰堤の右側に工事道路が残っているので後はそこを歩く。奇麗な紅葉も残っている。
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鳥居道キャンプ場を抜けスカイラインに出た。
13時45分、国道を少し歩いて鳥居道Pに戻った。当てどない今日の旅は終わった。雪が降るまでこんな調子でさ迷うしかなさそうだ。
グー(伊勢山上住人)
記事: 2311
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【鈴鹿】南コブからハライド、旧三岳寺へ

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20241207-17.jpg



鈴専の残党 skywalkさん、こんにちは。

落葉とともにモチベーションもダダ下がり。
こんな時は、普段陽の当たらない裏街道みたいなところを歩いてみよう。
12月2日(月)南コブからハライド、旧三岳寺へゴソゴソ歩いてきました。


懐かしい香りが漂ってきますね。
ひと昔ふた昔前は、緑ちゃんがよくこの辺りのレポをやぶネットに上げていました。

南コブ山頂は登山道も最高点を外して通っている。
残念ながら展望もないので興味のない人はパスしても一向にかまわないところだ。


そうですか。
山頂を踏むのにこだわる人もいますが・・・・
興味なくも無いですが登りたくない病のグーは止めとこかな。

尾根は不明瞭になり赤テープだけが続いている。下りに使う時は気を付けたいところだ。

一度だけ歩いたことがありますがはるか忘却の彼方です。
西から東へ歩くときは、尾根芯を外して斜面を下るルートですか。
グーだったらきっとルートを外して道迷い遭難だろうな。

ここからヤシオ尾根の下までトラバース道を進むのだが、これが曲者でアップダウンの多い廃道のようなところだ。

ここもグーが山を歩き始めた頃に、山の神と歩いたことがあります。
ロープを出したのですが、山の神はずるずると足を滑らせて尻餅をついていました。
相変わらず整備されていないのですね。

ここからは尾根を進んで割れ谷の頭に登ってその東尾根を下るか旧参詣道を下るかである。

グーは藤内小屋から歩いたので、割れ谷の頭も旧参詣道も歩いたことがありません。
いい所ですか?

ほぼ誰も使わないであろうこのルートに新しい標識が付けられたこと自体不思議で仕方ないことなのだ。

たまたま使った人に遭難されては困るから標識を設置したのではないでしょうか?

当てどない今日の旅は終わった。雪が降るまでこんな調子でさ迷うしかなさそうだ。

緑ちゃん亡き後、鈴専の残党には頑張って欲しいと思います。


                  グー(伊勢山上住人)
skywalk
記事: 576
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】南コブからハライド、旧三岳寺へ

投稿記事 by skywalk »

グーさん、こんにちは。
脱力系のレポに返信ありがとうございます。

懐かしい香りが漂ってきますね。
ひと昔ふた昔前は、緑ちゃんがよくこの辺りのレポをやぶネットに上げていました。

エピキュリアンの私は、こういうところあまり歩かないのですが、見るものが無くなってきてちょっと趣向を変えてみました。
南コブに出ていたヤブコギ山楽隊の標識がなくなっていましたが、緑さんが付けたものかな。

一度だけ歩いたことがありますがはるか忘却の彼方です。
西から東へ歩くときは、尾根芯を外して斜面を下るルートですか。
グーだったらきっとルートを外して道迷い遭難だろうな。

私も間違えたことあります。尾根芯を外して斜面をくだるところの標識の向きが微妙で尾根をまっすぐ進んでしまうのです。

ここもグーが山を歩き始めた頃に、山の神と歩いたことがあります。
ロープを出したのですが、山の神はずるずると足を滑らせて尻餅をついていました。
相変わらず整備されていないのですね。

いやらいいところです。急斜面の下の方には腐ったトラロープが付いていますが、あまり手は入っていません。

グーは藤内小屋から歩いたので、割れ谷の頭も旧参詣道も歩いたことがありません。
いい所ですか?

いい所ですよ :mrgreen: ぜひお試しください。旧参詣道の一の坂も二の坂も苔むしたガレ谷でヤブコギ魂をくすぐられます。

たまたま使った人に遭難されては困るから標識を設置したのではないでしょうか?
鳥居道キャンプ場の関係者が旧参詣道に思い入れがあって付けたのかもしれません。標識が付けられる前の一の坂の下にはキャンプ場の三角旗が出て目印になってました。

緑ちゃん亡き後、鈴専の残党には頑張って欲しいと思います。
緑さんの後継は務まりませんが、鈴鹿の宣伝はさせていただきます。
むらまさ
記事: 38
登録日時: 2023年4月25日(火) 16:32
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】南コブからハライド、旧三岳寺へ

投稿記事 by むらまさ »

skywalk さん、こんばんは。
12月に入ると山の紅葉はほぼ終わってしまった。落葉とともにモチベーションもダダ下がり。こんな時は、普段陽の当たらない裏街道みたいなところを歩いてみよう。
12月2日(月)南コブからハライド、旧三岳寺へゴソゴソ歩いてきました。
朝8時15分、スカイラインの鳥居道Pを出発。
うら街道良いですね。
私は春に鳥居道Pから鳥居道で旧三岳寺と割谷の頭の石を見に行きました。

希望荘の横の山の神神社の中を抜けて紅葉見物してから希望荘の前の東海自然歩道を歩いていく。
おおるり橋からは舗装道路が終わって自然歩道らしくなる。
小滝が美しい姿を見せる谷に沿って歩を進める。
風越峠に着いたらコブ尾根と呼ばれる登山道に入る。
南コブまで案外きつくてゴリゴリ尾根を登っていく。
南コブ山頂はボヤッと広がっていて登山道も最高点を外して通っているので普通に歩いていくと分からないうちに通り過ぎてしまいそうだ。山頂付近で高みを探しながら適当に樹林を歩くと標識のある高点に着いた。残念ながら展望もないので興味のない人はパスしても一向にかまわないところだ。
 未だそのルートは歩いた事ないので、春の花の頃に歩こうと考えています。

紅葉の方は予想通りほとんど落葉していたが、黄色い葉っぱが僅かに残っていた。
アップダウンを繰り返しながら尾根を進むと尾根は不明瞭になり赤テープだけが続いている。下りに使う時は気を付けたいところだ。
明瞭な尾根に戻ったところに標識が出ている。神懸の奇峰に行きたい方はここから南東の尾根を辿ればいい。
展望が効くところでハライドのトンガリ帽子が見えてきた。
10時34分、ハライドに着いた。いつもなら寒風が吹きつけるところだが、この日は天くらの予想通り無風に近い穏かな天気だった。
 ハライドは青岳の方から別の日に登りました。

西の岸壁から見下ろすと腰越峠も手に取るようだ。
急な斜面をグングン下ると腰越峠に着いた
峠ではドウダンツツジの濃い赤が申し訳程度に残っていた。
ここからヤシオ尾根の下までトラバース道を進むのだが、これが曲者でアップダウンの多い廃道のようなところだ。
途中鳥居道谷の源流が崩壊したところを渡らなければならないので谷の左岸を大きく下る。ガレ谷を渡ったら右岸を登り返す。
 私も腰越峠から三岳寺に抜けた時に通りましたが、アップダウンの繰り返しでいつ着くのと思いました。

小尾根を越えるとすぐまた、割れ谷の源流を渡る。今度は源流の上の方で渡って谷中を少し下る。植林の中を抜け斜面をへつるようにしてトラバースすると
ヤシオ尾根の下の分岐に着いた。後は三岳寺まで平たんな尾根を進むだけだ。
鐘撞堂の少し手前で紅葉が残る下の倒木に腰かけてランチにした。
昼食を済ませて尾根を進み鐘撞堂跡に着いた。遺構と言えるものはなく本堂へ降りる石段が残されているのみだ。本堂に残されているのも手洗い鉢のみとなっている。
 石段と手洗い鉢だけしか残らないのは?です。基石位は有りそうですが埋まってしまったかも?
 対岸に三岳寺の僧侶の墓と思われる五輪塔は沢山残っていますが!

五輪塔
五輪塔
さて、ここからは尾根を進んで割れ谷の頭に登ってその東尾根を下るか旧参詣道を下るかである。旧参詣道は荒れているものの下れなくはないからそちらを下ることとした。本堂に下る石段と反対側の谷を下り始めると左の斜面に薄い踏み跡が出てきた。
割れ谷の本流に出たら小滝の上で渡渉し対岸に付いた踏み跡を辿っていく。
二の坂の上まで来たら割れ谷に突き出すように伸びる小尾根があるのでそこを少し辿ると尾根の突端に出て錆びたワイヤーの束が放置されていた。木出し用に使われたものだろうか。昔は木で組んだ櫓も残っていたように思うが、さすがにそれは残っていない。
 旧参詣道を下るのも歩いてみたいですね。
 違う物が発見出来そう。

一ノ坂
一ノ坂
参詣道に戻って二の坂を下り進むと一の坂も出てきた。一の坂を下ると鳥居道谷本谷に下りた。
左岸を進んでいくと炭焼窯の辺りで踏み跡は途切れ本谷に降りる丸太階段を降りた。この階段は近年標識が整備されたときに付けられたもので以前はなかった。ほぼ誰も使わないであろうこのルートに新しい標識が付けられたこと自体不思議で仕方ないことなのだ。
 私も歩いた時に対岸で、立派な登山道の案内標識を見てさぞ有名で多くの人が歩いてるのかと思いましたが、違うのですかね?

立派な案内標識
立派な案内標識
ここから大堰堤のところまで河原を歩いたり左右の斜面をへつったりしながら谷を下って行く。
大きめの滝は右岸から巻き降りた。
適当に谷を下って大堰堤のところに出た。大堰堤の右側に工事道路が残っているので後はそこを歩く。奇麗な紅葉も残っている。
 少しやぶこぎも有ったような。

鳥居道キャンプ場を抜けスカイラインに出た。
13時45分、国道を少し歩いて鳥居道Pに戻った。当てどない今日の旅は終わった。雪が降るまでこんな調子でさ迷うしかなさそうだ。
 良いですね、また訪れたくなりました。
むらまさ
歴史や物語の有る山が好きです!
skywalk
記事: 576
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】南コブからハライド、旧三岳寺へ

投稿記事 by skywalk »

むらまささん、こんにちは。
うら街道良いですね。
私は春に鳥居道Pから鳥居道で旧三岳寺と割谷の頭の石を見に行きました。

普段はあまり裏街道など歩きませんが、山の閑散期には暇つぶしに変なところも歩きます。
旧三岳寺道も昔はもっとまともなところだったでしょうけど今は立派な廃道です。むらまささんがお好きな丁石や界石は残ってますけど。

未だそのルートは歩いた事ないので、春の花の頃に歩こうと考えています。
コブ尾根はあまり花も咲いていないと思いますが、ハライドにはアカヤシオも咲いてますしゆるゆる尾根を歩くのも楽しいかもしれません。

ハライドは青岳の方から別の日に登りました。
11月だったら紅葉が残っていて綺麗ですが、12月になるとさすがに紅葉は姿を消すしちょっと寂しいです。

私も腰越峠から三岳寺に抜けた時に通りましたが、アップダウンの繰り返しでいつ着くのと思いました。
地図で見ると単純な山腹道のように思いますが、実際歩いてみるとアップダウンが多くて分かりにくい所です。

石段と手洗い鉢だけしか残らないのは?です。基石位は有りそうですが埋まってしまったかも?
 対岸に三岳寺の僧侶の墓と思われる五輪塔は沢山残っていますが!

跡地は植林したに見えますから残骸などは整理したのでしょうね。お墓はさすがに整理できません。

 旧参詣道を下るのも歩いてみたいですね。
 違う物が発見出来そう。

むらまささんなら色々見つけるかも。

私も歩いた時に対岸で、立派な登山道の案内標識を見てさぞ有名で多くの人が歩いてるのかと思いましたが、違うのですかね?
標識だけは立派なのですが、ルートは荒れる一方です。08年の豪雨のあと崩壊地に木橋を付けるなど手を入れられましたが、その後は放置されていて木橋も通れなくなりました。

少しやぶこぎも有ったような。
歩けるところを進むしかないです。

良いですね、また訪れたくなりました。
またレポもください。
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