【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
【日 付】2023年3月11日(土)
【山 域】加越国境 横平山
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】谷トンネル北口下8:00---9:20 P1011m---10:45 P1166m---12:10横平山14:05---14:55白木峰JP
---16:30 P1011m---16:55下降点---17:40谷トンネル
季節が一気に進み、各地で積雪量の減少が目立つ中、名うての豪雪地帯である谷峠越えの国道157号はまだ
厚い雪の壁に包まれていた。
谷トンネル北口の先から尾根に取付く。少し登ると右から林道が上がって来た。この林道を使えば楽に入れ
たようだ。
雲ひとつない青空なのはうれしいが、早朝から気温がぐんぐん上がり、半袖で歩きたいような陽気である。
谷沿いに付けられた林道を進んで、登りやすそうな対岸の尾根に乗ることにする。わずかな登りで尾根に上
がると、広々とした平和な疎林が加越国境稜線に向かって続いていた。
先週のものだろうか、古いワカンの跡がこんもりと浮き上がって残っていた。
登り詰めたところが1011mの標高点。標高差わずか300mほどの登りで国境稜線に立てるのはありがたい。
ここからは早くも白山の大展望が広がるが、今日は春霞がかかっているのかクッキリとした姿ではないのが
少し残念だ。
稜線上には真新しいトレースがあった。どうやらトンネル入口に駐車していた車の主のようだ。
トンネルから稜線に上がるのはこちらの方が一般的らしい。
気温が高いせいもあり、雪は少し緩み気味なものの、スノーシューを履いていればほとんど沈むこともない。
「霞ケ尾」という標識の付けられた1073mピークから大きく下って行くと、鞍部には同じ作者の「猿鼻峠」と
いう標識があった。左の福井県側には美しいブナ林が広がっている。
遠目には凄い急登に見えた1166mピークへの140mほどの登り返しは、実際に歩いてみるとさほど急でもなく、
ブナ林の中を快適に進む。
この1166mピークは小豆山というらしい。近くには小豆峠という峠もあるようだ。
ここでも大展望が開ける。と言うよりは、この加越国境稜線そのものが展望全開の尾根だったのが意外だった。
樹林の中の縦走路というイメージを勝手に抱いていたのだが、尾根の片側がブナ林で反対側は伐採地という感
じだろうか、どの場所からも雄大な眺望を得ることができる。
白山、別山、三ノ峰と並ぶ山並みは、さらに大長山、経ヶ岳へと続く。白山の左手前のやや低い山は鳴谷山や
ショウガ山あたりだろうか。
やたらアップダウンが多いのもこの稜線の特徴だ。小さなアップダウンばかりだが、繰り返していると少し
ずつ足に効いてくる。
進行方向の奥に迫力ある山塊が近付いてきた。越前甲と加賀大日山だ。この角度で並んでいるのを見るのは
初めてなので、実に新鮮な風景である。
トレースを追って漫然と歩いていると、いつの間にか大日が左手に見えるようになっていた。先行者の目的
地も同じだろうと勝手に思い込んでいたのだが、どうやら小松・白山市境稜線にある1317mの白木峰(白木山)を
目指したようだ。ジャンクションピークに立ったのに気付かず、そちらの尾根に入り込んでいたのだ。
すぐに気付いたので傷は浅かった。引き返して正規の加越国境稜線に入り直す。
本日の目的地である横平山1093.5mは、このジャンクションピークより80mばかり低い。
一旦急降下するのだが、この西斜面が素晴らしい。広い尾根はブナの疎林と微妙な地形のうねり、二重山稜が
続く滋味あふれる場所である。
右の石川県側の斜面に立つブナは、これまでのものとは違って風格のある古武士のようなブナが多い。
越前甲の姿が近付いてきた。いくつかのアップダウンの末に立った横平山の山頂は、まったく山頂らしさの
ない広々とした雪原の中にあった。遠くから見るとあれが山頂だと指摘できないようなピークである。
しかしこの山頂はこれまで踏んできた雪の山頂の中でも確実に上位に位置付けられる、落ち着きとこころ躍る
展望が同居した素晴らしい場所だった。単にだだっ広い雪原ではなく、起伏のある地形に積もった雪の作り出す
微妙な曲線が美しい。
スノースコップでランチ場を設営して極上のランチタイムを楽しむ。
谷トンネルへ向かう途中にある取立山の登山口駐車場は、早朝にもかかわらず大賑わいだった。しかし谷峠を
挟んで反対側のこの山は貸切り状態である。これほどいい山でありながら、知られていないというだけで静寂の
ひと時を味わえるのはマイナー山派の醍醐味だろう。
気が付けばもう2時だ。帰路も同じだけの距離を歩かなければならない。当然ながらアップダウンも同じである。
朝よりはすこし空気が澄んだのか、白山がややハッキリ見えるような気がする。相変わらずの大展望に励まされ
ながら往路を戻る。
1166mピークからは北東の尾根に入って周回するつもりだったが、その尾根の方を見て気が変わった。
いかにも黒々とした植林主体の尾根である。下山に考えていた複雑な地形の斜面もすべて植林のようだ。
これなら無理に周回ルートを取る意味もない。
しかし先行パーティーはすでに戻ってきて、そちらの尾根に入ったようでトレースが残されていた。さらには
真新しいワカンの跡もあった。
1011mピークまで往路を辿る。これまで振り返り見ていた白山を正面に見ながらの道のりは楽しい。
普段は嫌っている往復でも見える景色が変わると悪くはない。少なくとも植林の尾根を歩くよりは100倍いいだ
ろう。
1011mピークから彼らのトレースを辿ってさらに国境稜線を進む。
するとこれまでの快適な雪尾根から一転して、ヤセ尾根に針葉樹が邪魔をする難所にぶつかった。トレースは北
側斜面をトラバースしているようだ。かなりの急傾斜なのでスノーシューを脱いでツボ足でステップを刻む。
次の小ピークから北東への尾根に入る。下り始めは壁のような急斜面だが、雪が腐っているので恐さはない。
白山を正面に見ながら転げ落ちるように下るとちょっとした雪稜になり、なかなか楽しい尾根だ。
やがて植林帯に入ると国道も近い。しかしここでトレースを外して適当に歩いたのがアダとなり、しなくても
いい渡渉をする羽目になってしまったのはご愛敬というヤツだろう。
トンネル入口に着地したのは5時半過ぎ。先行者の車はまだ残ったままだった。
山日和
【山 域】加越国境 横平山
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】谷トンネル北口下8:00---9:20 P1011m---10:45 P1166m---12:10横平山14:05---14:55白木峰JP
---16:30 P1011m---16:55下降点---17:40谷トンネル
季節が一気に進み、各地で積雪量の減少が目立つ中、名うての豪雪地帯である谷峠越えの国道157号はまだ
厚い雪の壁に包まれていた。
谷トンネル北口の先から尾根に取付く。少し登ると右から林道が上がって来た。この林道を使えば楽に入れ
たようだ。
雲ひとつない青空なのはうれしいが、早朝から気温がぐんぐん上がり、半袖で歩きたいような陽気である。
谷沿いに付けられた林道を進んで、登りやすそうな対岸の尾根に乗ることにする。わずかな登りで尾根に上
がると、広々とした平和な疎林が加越国境稜線に向かって続いていた。
先週のものだろうか、古いワカンの跡がこんもりと浮き上がって残っていた。
登り詰めたところが1011mの標高点。標高差わずか300mほどの登りで国境稜線に立てるのはありがたい。
ここからは早くも白山の大展望が広がるが、今日は春霞がかかっているのかクッキリとした姿ではないのが
少し残念だ。
稜線上には真新しいトレースがあった。どうやらトンネル入口に駐車していた車の主のようだ。
トンネルから稜線に上がるのはこちらの方が一般的らしい。
気温が高いせいもあり、雪は少し緩み気味なものの、スノーシューを履いていればほとんど沈むこともない。
「霞ケ尾」という標識の付けられた1073mピークから大きく下って行くと、鞍部には同じ作者の「猿鼻峠」と
いう標識があった。左の福井県側には美しいブナ林が広がっている。
遠目には凄い急登に見えた1166mピークへの140mほどの登り返しは、実際に歩いてみるとさほど急でもなく、
ブナ林の中を快適に進む。
この1166mピークは小豆山というらしい。近くには小豆峠という峠もあるようだ。
ここでも大展望が開ける。と言うよりは、この加越国境稜線そのものが展望全開の尾根だったのが意外だった。
樹林の中の縦走路というイメージを勝手に抱いていたのだが、尾根の片側がブナ林で反対側は伐採地という感
じだろうか、どの場所からも雄大な眺望を得ることができる。
白山、別山、三ノ峰と並ぶ山並みは、さらに大長山、経ヶ岳へと続く。白山の左手前のやや低い山は鳴谷山や
ショウガ山あたりだろうか。
やたらアップダウンが多いのもこの稜線の特徴だ。小さなアップダウンばかりだが、繰り返していると少し
ずつ足に効いてくる。
進行方向の奥に迫力ある山塊が近付いてきた。越前甲と加賀大日山だ。この角度で並んでいるのを見るのは
初めてなので、実に新鮮な風景である。
トレースを追って漫然と歩いていると、いつの間にか大日が左手に見えるようになっていた。先行者の目的
地も同じだろうと勝手に思い込んでいたのだが、どうやら小松・白山市境稜線にある1317mの白木峰(白木山)を
目指したようだ。ジャンクションピークに立ったのに気付かず、そちらの尾根に入り込んでいたのだ。
すぐに気付いたので傷は浅かった。引き返して正規の加越国境稜線に入り直す。
本日の目的地である横平山1093.5mは、このジャンクションピークより80mばかり低い。
一旦急降下するのだが、この西斜面が素晴らしい。広い尾根はブナの疎林と微妙な地形のうねり、二重山稜が
続く滋味あふれる場所である。
右の石川県側の斜面に立つブナは、これまでのものとは違って風格のある古武士のようなブナが多い。
越前甲の姿が近付いてきた。いくつかのアップダウンの末に立った横平山の山頂は、まったく山頂らしさの
ない広々とした雪原の中にあった。遠くから見るとあれが山頂だと指摘できないようなピークである。
しかしこの山頂はこれまで踏んできた雪の山頂の中でも確実に上位に位置付けられる、落ち着きとこころ躍る
展望が同居した素晴らしい場所だった。単にだだっ広い雪原ではなく、起伏のある地形に積もった雪の作り出す
微妙な曲線が美しい。
スノースコップでランチ場を設営して極上のランチタイムを楽しむ。
谷トンネルへ向かう途中にある取立山の登山口駐車場は、早朝にもかかわらず大賑わいだった。しかし谷峠を
挟んで反対側のこの山は貸切り状態である。これほどいい山でありながら、知られていないというだけで静寂の
ひと時を味わえるのはマイナー山派の醍醐味だろう。
気が付けばもう2時だ。帰路も同じだけの距離を歩かなければならない。当然ながらアップダウンも同じである。
朝よりはすこし空気が澄んだのか、白山がややハッキリ見えるような気がする。相変わらずの大展望に励まされ
ながら往路を戻る。
1166mピークからは北東の尾根に入って周回するつもりだったが、その尾根の方を見て気が変わった。
いかにも黒々とした植林主体の尾根である。下山に考えていた複雑な地形の斜面もすべて植林のようだ。
これなら無理に周回ルートを取る意味もない。
しかし先行パーティーはすでに戻ってきて、そちらの尾根に入ったようでトレースが残されていた。さらには
真新しいワカンの跡もあった。
1011mピークまで往路を辿る。これまで振り返り見ていた白山を正面に見ながらの道のりは楽しい。
普段は嫌っている往復でも見える景色が変わると悪くはない。少なくとも植林の尾根を歩くよりは100倍いいだ
ろう。
1011mピークから彼らのトレースを辿ってさらに国境稜線を進む。
するとこれまでの快適な雪尾根から一転して、ヤセ尾根に針葉樹が邪魔をする難所にぶつかった。トレースは北
側斜面をトラバースしているようだ。かなりの急傾斜なのでスノーシューを脱いでツボ足でステップを刻む。
次の小ピークから北東への尾根に入る。下り始めは壁のような急斜面だが、雪が腐っているので恐さはない。
白山を正面に見ながら転げ落ちるように下るとちょっとした雪稜になり、なかなか楽しい尾根だ。
やがて植林帯に入ると国道も近い。しかしここでトレースを外して適当に歩いたのがアダとなり、しなくても
いい渡渉をする羽目になってしまったのはご愛敬というヤツだろう。
トンネル入口に着地したのは5時半過ぎ。先行者の車はまだ残ったままだった。
山日和
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
山日和 さんこんばんは
【日 付】2023年3月11日(土)
【山 域】加越国境 横平山
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】谷トンネル北口下8:00---9:20 P1011m---10:45 P1166m---12:10横平山14:05---14:55白木峰JP
---16:30 P1011m---16:55下降点---17:40谷トンネル
FBに投稿されてから何処だろうと悩みました。
ジオグラフィーで横平山を検索しても出ません
やっとマップで確認できましたが取立山の隣の山なんですね。

季節が一気に進み、各地で積雪量の減少が目立つ中、名うての豪雪地帯である谷峠越えの国道157号はまだ
厚い雪の壁に包まれていた。
そうですか
目の付け所が違いますね

雲ひとつない青空なのはうれしいが、早朝から気温がぐんぐん上がり、半袖で歩きたいような陽気である。
谷沿いに付けられた林道を進んで、登りやすそうな対岸の尾根に乗ることにする。わずかな登りで尾根に上
がると、広々とした平和な疎林が加越国境稜線に向かって続いていた。
この日は天気良かったですね。
疲れて山に行く元気がなかったです。
気温が高いせいもあり、雪は少し緩み気味なものの、スノーシューを履いていればほとんど沈むこともない。
「霞ケ尾」という標識の付けられた1073mピークから大きく下って行くと、鞍部には同じ作者の「猿鼻峠」と
いう標識があった。左の福井県側には美しいブナ林が広がっている。
遠目には凄い急登に見えた1166mピークへの140mほどの登り返しは、実際に歩いてみるとさほど急でもなく、
ブナ林の中を快適に進む。
1073mピークで90°向きを変えるのですね。

やたらアップダウンが多いのもこの稜線の特徴だ。小さなアップダウンばかりだが、繰り返していると少し
ずつ足に効いてくる。
進行方向の奥に迫力ある山塊が近付いてきた。越前甲と加賀大日山だ。この角度で並んでいるのを見るのは
初めてなので、実に新鮮な風景である
越前甲の山頂で先に見えるドーム型の加賀大日山がすごく気になりましたが
トレースを追って漫然と歩いていると、いつの間にか大日が左手に見えるようになっていた。先行者の目的
地も同じだろうと勝手に思い込んでいたのだが、どうやら小松・白山市境稜線にある1317mの白木峰(白木山)を
目指したようだ。ジャンクションピークに立ったのに気付かず、そちらの尾根に入り込んでいたのだ。
すぐに気付いたので傷は浅かった。引き返して正規の加越国境稜線に入り直す。
複雑な地形でこまめに確認しなといけないのですね。

本日の目的地である横平山1093.5mは、このジャンクションピークより80mばかり低い。
一旦急降下するのだが、この西斜面が素晴らしい。広い尾根はブナの疎林と微妙な地形のうねり、二重山稜が
続く滋味あふれる場所である。
右の石川県側の斜面に立つブナは、これまでのものとは違って風格のある古武士のようなブナが多い。
いい感じですね、いいな~

越前甲の姿が近付いてきた。いくつかのアップダウンの末に立った横平山の山頂は、まったく山頂らしさの
ない広々とした雪原の中にあった。遠くから見るとあれが山頂だと指摘できないようなピークである。
しかしこの山頂はこれまで踏んできた雪の山頂の中でも確実に上位に位置付けられる、落ち着きとこころ躍る
展望が同居した素晴らしい場所だった。単にだだっ広い雪原ではなく、起伏のある地形に積もった雪の作り出す
微妙な曲線が美しい。
スノースコップでランチ場を設営して極上のランチタイムを楽しむ。
穏やかな山頂で素晴らしいですね。
テントを背負って横山平へ NHKのパクリですが
こんな所でまったりとしたいです。
谷トンネルへ向かう途中にある取立山の登山口駐車場は、早朝にもかかわらず大賑わいだった。しかし谷峠を
挟んで反対側のこの山は貸切り状態である。これほどいい山でありながら、知られていないというだけで静寂の
ひと時を味わえるのはマイナー山派の醍醐味だろう。
内緒にしてときましょう。
気が付けばもう2時だ。帰路も同じだけの距離を歩かなければならない。当然ながらアップダウンも同じである。
朝よりはすこし空気が澄んだのか、白山がややハッキリ見えるような気がする。相変わらずの大展望に励まされ
ながら往路を戻る。
お疲れ様でした。
ジオグラフィーで山旅でした。(^^♪
バーチャリ

【山 域】加越国境 横平山
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】谷トンネル北口下8:00---9:20 P1011m---10:45 P1166m---12:10横平山14:05---14:55白木峰JP
---16:30 P1011m---16:55下降点---17:40谷トンネル
FBに投稿されてから何処だろうと悩みました。
ジオグラフィーで横平山を検索しても出ません

やっとマップで確認できましたが取立山の隣の山なんですね。

季節が一気に進み、各地で積雪量の減少が目立つ中、名うての豪雪地帯である谷峠越えの国道157号はまだ
厚い雪の壁に包まれていた。
そうですか
目の付け所が違いますね


雲ひとつない青空なのはうれしいが、早朝から気温がぐんぐん上がり、半袖で歩きたいような陽気である。
谷沿いに付けられた林道を進んで、登りやすそうな対岸の尾根に乗ることにする。わずかな登りで尾根に上
がると、広々とした平和な疎林が加越国境稜線に向かって続いていた。
この日は天気良かったですね。
疲れて山に行く元気がなかったです。

「霞ケ尾」という標識の付けられた1073mピークから大きく下って行くと、鞍部には同じ作者の「猿鼻峠」と
いう標識があった。左の福井県側には美しいブナ林が広がっている。
遠目には凄い急登に見えた1166mピークへの140mほどの登り返しは、実際に歩いてみるとさほど急でもなく、
ブナ林の中を快適に進む。
1073mピークで90°向きを変えるのですね。

やたらアップダウンが多いのもこの稜線の特徴だ。小さなアップダウンばかりだが、繰り返していると少し
ずつ足に効いてくる。
進行方向の奥に迫力ある山塊が近付いてきた。越前甲と加賀大日山だ。この角度で並んでいるのを見るのは
初めてなので、実に新鮮な風景である
越前甲の山頂で先に見えるドーム型の加賀大日山がすごく気になりましたが

地も同じだろうと勝手に思い込んでいたのだが、どうやら小松・白山市境稜線にある1317mの白木峰(白木山)を
目指したようだ。ジャンクションピークに立ったのに気付かず、そちらの尾根に入り込んでいたのだ。
すぐに気付いたので傷は浅かった。引き返して正規の加越国境稜線に入り直す。
複雑な地形でこまめに確認しなといけないのですね。

本日の目的地である横平山1093.5mは、このジャンクションピークより80mばかり低い。
一旦急降下するのだが、この西斜面が素晴らしい。広い尾根はブナの疎林と微妙な地形のうねり、二重山稜が
続く滋味あふれる場所である。
右の石川県側の斜面に立つブナは、これまでのものとは違って風格のある古武士のようなブナが多い。
いい感じですね、いいな~

越前甲の姿が近付いてきた。いくつかのアップダウンの末に立った横平山の山頂は、まったく山頂らしさの
ない広々とした雪原の中にあった。遠くから見るとあれが山頂だと指摘できないようなピークである。
しかしこの山頂はこれまで踏んできた雪の山頂の中でも確実に上位に位置付けられる、落ち着きとこころ躍る
展望が同居した素晴らしい場所だった。単にだだっ広い雪原ではなく、起伏のある地形に積もった雪の作り出す
微妙な曲線が美しい。
スノースコップでランチ場を設営して極上のランチタイムを楽しむ。
穏やかな山頂で素晴らしいですね。
テントを背負って横山平へ NHKのパクリですが
こんな所でまったりとしたいです。

挟んで反対側のこの山は貸切り状態である。これほどいい山でありながら、知られていないというだけで静寂の
ひと時を味わえるのはマイナー山派の醍醐味だろう。
内緒にしてときましょう。

朝よりはすこし空気が澄んだのか、白山がややハッキリ見えるような気がする。相変わらずの大展望に励まされ
ながら往路を戻る。
お疲れ様でした。
ジオグラフィーで山旅でした。(^^♪
バーチャリ
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
山日和さん、こんにちは。
横平山、聞いたことがない山なので地理院地図で加越国境を探しました。谷トンネルはわかりましたが横平山が見つからない。検索したらヤマレコにレコがあってわかりました。
よくこんな山を見つけますね。
越前甲と加賀大日は以前satoさんと5月に歩きました。あの山の近くなのですね。越前甲はとても展望のいい山でした。
猿鼻峠、おもしろい名前ですね。
猿の鼻・・・なかなかイメージできません。
小豆山、かわいい名前ですね。この名前の由来も気になります。
この時期、下山が5時を過ぎるとちょっとあせります。でも、まだほかの方の車も残っていたんですね。私は自分が最後でないとわかるとちょっとほっとします。
渡渉、まさか川に裸足で入ったわけではないでしょうね。今頃は雪国の川は雪解け水で冷たく増水しているのでしょうか。南紀は今の川はとても水量が少ないですが。
真っ白な白山を近くに眺めながらの静かな山歩き。
いいなあ~~~。
横平山、聞いたことがない山なので地理院地図で加越国境を探しました。谷トンネルはわかりましたが横平山が見つからない。検索したらヤマレコにレコがあってわかりました。
よくこんな山を見つけますね。
越前甲と加賀大日は以前satoさんと5月に歩きました。あの山の近くなのですね。越前甲はとても展望のいい山でした。
猿鼻峠、おもしろい名前ですね。
猿の鼻・・・なかなかイメージできません。
小豆山、かわいい名前ですね。この名前の由来も気になります。
この時期、下山が5時を過ぎるとちょっとあせります。でも、まだほかの方の車も残っていたんですね。私は自分が最後でないとわかるとちょっとほっとします。
渡渉、まさか川に裸足で入ったわけではないでしょうね。今頃は雪国の川は雪解け水で冷たく増水しているのでしょうか。南紀は今の川はとても水量が少ないですが。
真っ白な白山を近くに眺めながらの静かな山歩き。
いいなあ~~~。
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
バーチャリさん、どうもです。
FBに投稿されてから何処だろうと悩みました。
ジオグラフィーで横平山を検索しても出ません
やっとマップで確認できましたが取立山の隣の山なんですね。
ですよね。地図に名前はありません。
谷峠をはさんで取立山の反対側の山ですね。
ラッシュアワーの取立山とは違って静かな山歩きを楽しめます。
>季節が一気に進み、各地で積雪量の減少が目立つ中、名うての豪雪地帯である谷峠越えの国道157号はまだ厚い雪の壁に包まれていた。
そうですか
目の付け所が違いますね
目の付け所がシャープでしょ。
それでもかなり減りましたけどね。冬の間は常に2m以上積もるところです。
この日は天気良かったですね。
疲れて山に行く元気がなかったです。
天気が良過ぎて暑くてバテそうでした。日除けの帽子を持って行ってよかったです。
上谷山はロングコースですからねえ。しかしあのコースを歩けるとは元気ですね。
1073mピークで90°向きを変えるのですね。
そうです。1166mピークでまた90度西へ向きを変えます。
越前甲の山頂で先に見えるドーム型の加賀大日山がすごく気になりましたが
積雪期の加賀大日は高い木がないので、真っ白なドームになりますね。
>トレースを追って漫然と歩いていると、いつの間にか大日が左手に見えるようになっていた。先行者の目的地も同じだろうと勝手に思い込んでいたのだが、どうやら小松・白山市境稜線にある1317mの白木峰(白木山)を目指したようだ。ジャンクションピークに立ったのに気付かず、そちらの尾根に入り込んでいたのだ。
すぐに気付いたので傷は浅かった。引き返して正規の加越国境稜線に入り直す。
複雑な地形でこまめに確認しなといけないのですね。
見通しがいいので、先行者のトレースがなければ間違えることはなかったと思います。
ボーッと歩いているとダメですね。
一旦急降下するのだが、この西斜面が素晴らしい。広い尾根はブナの疎林と微妙な地形のうねり、二重山稜が続く滋味あふれる場所である。
右の石川県側の斜面に立つブナは、これまでのものとは違って風格のある古武士のようなブナが多い。
いい感じですね、いいな~
バーチャリさん好みの地形だと思います。
穏やかな山頂で素晴らしいですね。
テントを背負って横山平へ NHKのパクリですが
こんな所でまったりとしたいです。
これまたバーチャリさん好み。
横山平とNHKとは???
>谷トンネルへ向かう途中にある取立山の登山口駐車場は、早朝にもかかわらず大賑わいだった。しかし谷峠を挟んで反対側のこの山は貸切り状態である。これほどいい山でありながら、知られていないというだけで静寂のひと時を味わえるのはマイナー山派の醍醐味だろう。
内緒にしときましょう。
もう書いてしまいました。
山日和

ジオグラフィーで横平山を検索しても出ません

やっとマップで確認できましたが取立山の隣の山なんですね。
ですよね。地図に名前はありません。
谷峠をはさんで取立山の反対側の山ですね。
ラッシュアワーの取立山とは違って静かな山歩きを楽しめます。

そうですか
目の付け所が違いますね

目の付け所がシャープでしょ。

それでもかなり減りましたけどね。冬の間は常に2m以上積もるところです。

疲れて山に行く元気がなかったです。
天気が良過ぎて暑くてバテそうでした。日除けの帽子を持って行ってよかったです。
上谷山はロングコースですからねえ。しかしあのコースを歩けるとは元気ですね。

そうです。1166mピークでまた90度西へ向きを変えます。

積雪期の加賀大日は高い木がないので、真っ白なドームになりますね。

すぐに気付いたので傷は浅かった。引き返して正規の加越国境稜線に入り直す。
複雑な地形でこまめに確認しなといけないのですね。
見通しがいいので、先行者のトレースがなければ間違えることはなかったと思います。
ボーッと歩いているとダメですね。


右の石川県側の斜面に立つブナは、これまでのものとは違って風格のある古武士のようなブナが多い。
いい感じですね、いいな~
バーチャリさん好みの地形だと思います。


テントを背負って横山平へ NHKのパクリですが
こんな所でまったりとしたいです。
これまたバーチャリさん好み。
横山平とNHKとは???

内緒にしときましょう。
もう書いてしまいました。

山日和
-
- 記事: 509
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
山日和さん こんにちは
>雲ひとつない青空なのはうれしいが、早朝から気温がぐんぐん上がり、半袖で歩きたいような陽気である。
この日の勝山の最高気温の予想はなんと21度になっているのを私も登山前に見て吃驚!
>ここからは早くも白山の大展望が広がるが、今日は春霞がかかっているのかクッキリとした姿ではないのが
少し残念だ。
この日は春霞がきつかったですよね。黄砂とともにPM2.5も大量に飛散していたようです。
私もすぐ西の山から春霞に霞んだ白山を眺めておりました。
>この加越国境稜線そのものが展望全開の尾根だったのが意外だった。
樹林の中の縦走路というイメージを勝手に抱いていたのだが、尾根の片側がブナ林で反対側は伐採地という感じだろうか、どの場所からも雄大な眺望を得ることができる。
雪庇の発達と雪解けに伴う雪崩によるものではないでしょうか。
>やたらアップダウンが多いのもこの稜線の特徴だ。小さなアップダウンばかりだが、繰り返していると少しずつ足に効いてくる
御意です。地図を確認させていただきましたが、100m以上のアップダウンが繰り返されますね。
大日山からの加越国境稜線もアップダウンが続きますが、ここはそれ以上に思えます。
>越前甲と加賀大日山だ。
私は反対側より加賀大日山を目指して登っていた頃かと思います。
>広い尾根はブナの疎林と微妙な地形のうねり、二重山稜が続く滋味あふれる場所である。
このあたりのまさに地形の妙を楽しむことが出来そうですね。
>いくつかのアップダウンの末に立った横平山の山頂は、まったく山頂らしさのない広々とした雪原の中にあった。遠くから見るとあれが山頂だと指摘できないようなピークである。しかしこの山頂はこれまで踏んできた雪の山頂の中でも確実に上位に位置付けられる、落ち着きとこころ躍る展望が同居した素晴らしい場所だった。単にだだっ広い雪原ではなく、起伏のある地形に積もった雪の作り出す微妙な曲線が美しい。
素晴らしいところですね。大日山の山頂の周辺も平坦な山頂の周囲に複雑な地形が刻まれていましたが、ここも是非、訪れてみたくなります。
>取立山の登山口駐車場は、早朝にもかかわらず大賑わいだった
昨年のこの時期、ここから大長山へのテン泊山行したのでしたが、翌日の朝は早朝に出発して来られた方々とすれ違い、その多さに吃驚しました。
repをアップしたつもりが、しそびれていたようで失礼しましたが、あまりの人の多さにrepを躊躇ってしまったのだと思います。
>これほどいい山でありながら、知られていないというだけで静寂のひと時を味わえるのはマイナー山派の醍醐味だろう。
まさに!
私が辿った加越国境もなかなかでした。次のrepに乞うご期待です。
>雲ひとつない青空なのはうれしいが、早朝から気温がぐんぐん上がり、半袖で歩きたいような陽気である。
この日の勝山の最高気温の予想はなんと21度になっているのを私も登山前に見て吃驚!
>ここからは早くも白山の大展望が広がるが、今日は春霞がかかっているのかクッキリとした姿ではないのが
少し残念だ。
この日は春霞がきつかったですよね。黄砂とともにPM2.5も大量に飛散していたようです。
私もすぐ西の山から春霞に霞んだ白山を眺めておりました。
>この加越国境稜線そのものが展望全開の尾根だったのが意外だった。
樹林の中の縦走路というイメージを勝手に抱いていたのだが、尾根の片側がブナ林で反対側は伐採地という感じだろうか、どの場所からも雄大な眺望を得ることができる。
雪庇の発達と雪解けに伴う雪崩によるものではないでしょうか。
>やたらアップダウンが多いのもこの稜線の特徴だ。小さなアップダウンばかりだが、繰り返していると少しずつ足に効いてくる
御意です。地図を確認させていただきましたが、100m以上のアップダウンが繰り返されますね。
大日山からの加越国境稜線もアップダウンが続きますが、ここはそれ以上に思えます。
>越前甲と加賀大日山だ。
私は反対側より加賀大日山を目指して登っていた頃かと思います。
>広い尾根はブナの疎林と微妙な地形のうねり、二重山稜が続く滋味あふれる場所である。
このあたりのまさに地形の妙を楽しむことが出来そうですね。
>いくつかのアップダウンの末に立った横平山の山頂は、まったく山頂らしさのない広々とした雪原の中にあった。遠くから見るとあれが山頂だと指摘できないようなピークである。しかしこの山頂はこれまで踏んできた雪の山頂の中でも確実に上位に位置付けられる、落ち着きとこころ躍る展望が同居した素晴らしい場所だった。単にだだっ広い雪原ではなく、起伏のある地形に積もった雪の作り出す微妙な曲線が美しい。
素晴らしいところですね。大日山の山頂の周辺も平坦な山頂の周囲に複雑な地形が刻まれていましたが、ここも是非、訪れてみたくなります。
>取立山の登山口駐車場は、早朝にもかかわらず大賑わいだった
昨年のこの時期、ここから大長山へのテン泊山行したのでしたが、翌日の朝は早朝に出発して来られた方々とすれ違い、その多さに吃驚しました。
repをアップしたつもりが、しそびれていたようで失礼しましたが、あまりの人の多さにrepを躊躇ってしまったのだと思います。
>これほどいい山でありながら、知られていないというだけで静寂のひと時を味わえるのはマイナー山派の醍醐味だろう。
まさに!
私が辿った加越国境もなかなかでした。次のrepに乞うご期待です。
山猫 
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
tsuboさん、どうもです。
横平山、聞いたことがない山なので地理院地図で加越国境を探しました。谷トンネルはわかりましたが横平山が見つからない。検索したらヤマレコにレコがあってわかりました。
よくこんな山を見つけますね。
越前甲と加賀大日は以前satoさんと5月に歩きました。あの山の近くなのですね。越前甲はとても展望のいい山でした。
地図に名前がないからわかりませんよね。検索しても記録は少ないですね。
福井の山が大好きなんで、地形図を見ては面白そうな地形を探しています。
猿鼻峠、おもしろい名前ですね。
猿の鼻・・・なかなかイメージできません。
小豆山、かわいい名前ですね。この名前の由来も気になります。
猪鼻というのはよくありますが、猿鼻は珍しいですよね。
強いて言えば人間に近い感じでしょうか。
小豆山の西の鞍部が小豆峠というらしいです。
この時期、下山が5時を過ぎるとちょっとあせります。でも、まだほかの方の車も残っていたんですね。私は自分が最後でないとわかるとちょっとほっとします。
3月になると6時までは明るいので余裕がありますね。これが2月の前半だとちょっと気が急くかも。
私の場合、大抵自分が一番最後です。って、他に人もいないんですが。
渡渉、まさか川に裸足で入ったわけではないでしょうね。今頃は雪国の川は雪解け水で冷たく増水しているのでしょうか。南紀は今の川はとても水量が少ないですが。
渡渉というのは盛り過ぎでした。
水はチョロチョロ流れてるだけなので、靴底を濡らす程度で大丈夫でした。
それより対岸の雪の壁を上がる方がひと苦労です。
真っ白な白山を近くに眺めながらの静かな山歩き。
いいなあ~~~。
谷峠の反対側の取立山は大賑わいだったと思いますが、静かなのが一番です。
山日和

よくこんな山を見つけますね。
越前甲と加賀大日は以前satoさんと5月に歩きました。あの山の近くなのですね。越前甲はとても展望のいい山でした。
地図に名前がないからわかりませんよね。検索しても記録は少ないですね。
福井の山が大好きなんで、地形図を見ては面白そうな地形を探しています。


猿の鼻・・・なかなかイメージできません。
小豆山、かわいい名前ですね。この名前の由来も気になります。
猪鼻というのはよくありますが、猿鼻は珍しいですよね。
強いて言えば人間に近い感じでしょうか。

小豆山の西の鞍部が小豆峠というらしいです。

3月になると6時までは明るいので余裕がありますね。これが2月の前半だとちょっと気が急くかも。
私の場合、大抵自分が一番最後です。って、他に人もいないんですが。


渡渉というのは盛り過ぎでした。

水はチョロチョロ流れてるだけなので、靴底を濡らす程度で大丈夫でした。
それより対岸の雪の壁を上がる方がひと苦労です。


いいなあ~~~。
谷峠の反対側の取立山は大賑わいだったと思いますが、静かなのが一番です。

山日和
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
山日和さま
こんにちは。
あっという間に、春のお彼岸ですね。
今シーズン、雪のお山を楽しめる機会が、まだあるのかどうか・・・。
横平山は、「霧の山」で出会って以来、いつか、いつかと夢見ていたお山でした。
廃村と、古い道と、双子池とお地蔵さまを巡りながら歩きたいと思っていました。
今回は、雪のお山を楽しもうということで、谷峠の北側からの出発。
今は、トンネルを抜けて、さっと通り過ぎてしまう谷峠は、越前と白峰を結ぶ峠の中で、最も往来の盛んな峠だったそうですね。
雪融けが進んでいるので、最初は土が出ていて歩きにくいかなぁ、と思ったのですが杞憂でした。
この辺りの地形は面白いですね。尾根が、くねくね入り組んでいて、どんな風景なのだろう、と楽しみでした。
白い道に導かれていくような、心地よい尾根でした。
何より、見晴らしのよさにびっくりしました。少し歩いただけで、白山を拝めるとは。
・1011からの眺望は素晴らしかったですね。ここまででも満足と思ってしまいました。
ここからはブナの林も素敵でしたね。・1073と・1166までの二か所の鞍部で見つけた峠の札。
気になって、スタンフォード大学が出している1:50000地形図で確認しました。
杉山川上流の西又沢との出合いに、中野俣という集落が存在していたのは、「霧の山」を読んで知っていましたが、
地図を見ると、この集落から、加賀の小松や白峰への山越えの道が何本も記されていました。
谷峠と・1073の間にも、2本の峠道が記されていて、
・1022の東の林道が走っているあたりには、奥河内という地名も記されていて、どきどきしました。
猿鼻峠、中又峠は、五十谷にあった集落とを結ぶ峠でした。
・1166の西の鞍部が赤谷とを結ぶ小豆峠。赤谷にも集落(出作り?)が点在していたことが地図を見て分かりました。
雪がたくさん積もった尾根には、深い歴史も積み重ねられているのですね。
面白いと感じた、ゆるゆるとした尾根と谷が織りなす地形は、以前は、焼き畑やオウレン畑だったのかなぁ、と思いました。
知りたいことが、次々と浮かんできました。
感想を、と思っても、こういう風に脱線してしまうので、時間が経ってしまうのですね(汗)
1160m小豆山からも素晴らしい尾根歩きが続いていきましたね。ほんとうに、驚きの展望尾根でした。
白木峰とのジャンクションピークからの下りの二重山稜は、うっとりの風景でした。「滋味あふれる場所」まさにその通り。
辿り着いた横平山山頂は、お山の女神さまの夢の中に入っていったような、静謐さに満ちた世界が展開していました。
こんな地があるのですね。越前甲と加賀大日山、光り輝いていましたね。
そして、わたしたちが、うっとり眺めていた時、あの白い稜線を山猫さんが歩いていたとは・・・。
あんまりにも素敵な山頂だったので、のんびりご飯をいただいて、お散歩したりしていたら、
14時になってしまいました。
帰りは、・1166から、△1080.5の尾根も気になりましたが、国境稜線を辿ってよかったです。
午前中より霞が取れ、青い空に浮かぶまっ白な白山を正面に見ながらの下りは爽快でした。
・1011から先は、痩せ尾根、急こう配の斜面と、変化があり面白かったです。
足を変な方向にひねり転んでしまい、膝痛の箇所をまた痛めてしまいましたが。
最後の谷歩きも、靴を濡らさず歩けて楽しんでいました。水無山の最後のような渡渉だったら・・・。
標高1000mのお山が放つ輝きに、酔いしれた雪山旅でした。ありがとうございました。
今、地図を眺めながら、私がまだ出会っていない輝き、出会うことがないだろう輝きの数々を想い、
ため息をついています。
横平山は、新緑の頃か、秋に、また訪れたいです。今度は、中野俣から。いかがでしょうか。
クマの爪痕がついたブナの木を随所で見かけ、ちょっと怖いのですが。
sato
こんにちは。
あっという間に、春のお彼岸ですね。
今シーズン、雪のお山を楽しめる機会が、まだあるのかどうか・・・。
横平山は、「霧の山」で出会って以来、いつか、いつかと夢見ていたお山でした。
廃村と、古い道と、双子池とお地蔵さまを巡りながら歩きたいと思っていました。
今回は、雪のお山を楽しもうということで、谷峠の北側からの出発。
今は、トンネルを抜けて、さっと通り過ぎてしまう谷峠は、越前と白峰を結ぶ峠の中で、最も往来の盛んな峠だったそうですね。
雪融けが進んでいるので、最初は土が出ていて歩きにくいかなぁ、と思ったのですが杞憂でした。
この辺りの地形は面白いですね。尾根が、くねくね入り組んでいて、どんな風景なのだろう、と楽しみでした。
白い道に導かれていくような、心地よい尾根でした。
何より、見晴らしのよさにびっくりしました。少し歩いただけで、白山を拝めるとは。
・1011からの眺望は素晴らしかったですね。ここまででも満足と思ってしまいました。
ここからはブナの林も素敵でしたね。・1073と・1166までの二か所の鞍部で見つけた峠の札。
気になって、スタンフォード大学が出している1:50000地形図で確認しました。
杉山川上流の西又沢との出合いに、中野俣という集落が存在していたのは、「霧の山」を読んで知っていましたが、
地図を見ると、この集落から、加賀の小松や白峰への山越えの道が何本も記されていました。
谷峠と・1073の間にも、2本の峠道が記されていて、
・1022の東の林道が走っているあたりには、奥河内という地名も記されていて、どきどきしました。
猿鼻峠、中又峠は、五十谷にあった集落とを結ぶ峠でした。
・1166の西の鞍部が赤谷とを結ぶ小豆峠。赤谷にも集落(出作り?)が点在していたことが地図を見て分かりました。
雪がたくさん積もった尾根には、深い歴史も積み重ねられているのですね。
面白いと感じた、ゆるゆるとした尾根と谷が織りなす地形は、以前は、焼き畑やオウレン畑だったのかなぁ、と思いました。
知りたいことが、次々と浮かんできました。
感想を、と思っても、こういう風に脱線してしまうので、時間が経ってしまうのですね(汗)
1160m小豆山からも素晴らしい尾根歩きが続いていきましたね。ほんとうに、驚きの展望尾根でした。
白木峰とのジャンクションピークからの下りの二重山稜は、うっとりの風景でした。「滋味あふれる場所」まさにその通り。
辿り着いた横平山山頂は、お山の女神さまの夢の中に入っていったような、静謐さに満ちた世界が展開していました。
こんな地があるのですね。越前甲と加賀大日山、光り輝いていましたね。
そして、わたしたちが、うっとり眺めていた時、あの白い稜線を山猫さんが歩いていたとは・・・。
あんまりにも素敵な山頂だったので、のんびりご飯をいただいて、お散歩したりしていたら、
14時になってしまいました。
帰りは、・1166から、△1080.5の尾根も気になりましたが、国境稜線を辿ってよかったです。
午前中より霞が取れ、青い空に浮かぶまっ白な白山を正面に見ながらの下りは爽快でした。
・1011から先は、痩せ尾根、急こう配の斜面と、変化があり面白かったです。
足を変な方向にひねり転んでしまい、膝痛の箇所をまた痛めてしまいましたが。
最後の谷歩きも、靴を濡らさず歩けて楽しんでいました。水無山の最後のような渡渉だったら・・・。
標高1000mのお山が放つ輝きに、酔いしれた雪山旅でした。ありがとうございました。
今、地図を眺めながら、私がまだ出会っていない輝き、出会うことがないだろう輝きの数々を想い、
ため息をついています。
横平山は、新緑の頃か、秋に、また訪れたいです。今度は、中野俣から。いかがでしょうか。
クマの爪痕がついたブナの木を随所で見かけ、ちょっと怖いのですが。
sato
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
山猫さん、どうもです。
この日の勝山の最高気温の予想はなんと21度になっているのを私も登山前に見て吃驚!
まるでGWみたいな陽気でしたね。半袖で歩きたいぐらい。
この日は春霞がきつかったですよね。黄砂とともにPM2.5も大量に飛散していたようです。
私もすぐ西の山から春霞に霞んだ白山を眺めておりました。
黄砂も飛んできてましたか。しかし、すぐ西の山に山猫さんがいたとは!!
雪庇の発達と雪解けに伴う雪崩によるものではないでしょうか。
そうかもしれませんね。
>やたらアップダウンが多いのもこの稜線の特徴だ。小さなアップダウンばかりだが、繰り返していると少しずつ足に効いてくる
御意です。地図を確認させていただきましたが、100m以上のアップダウンが繰り返されますね。
大日山からの加越国境稜線もアップダウンが続きますが、ここはそれ以上に思えます。
100m以上のものはP1166mだけです。それ以外はJPへの登り返しが80mぐらいあるだけで、ほとんどが2~30mでしょう。
100mのアップダウンが連続したら老体が持ちません。
私は反対側より加賀大日山を目指して登っていた頃かと思います。
そこに山猫さんがいるとは想像もしませんでした。
>広い尾根はブナの疎林と微妙な地形のうねり、二重山稜が続く滋味あふれる場所である。
このあたりのまさに地形の妙を楽しむことが出来そうですね。
山猫さんへのコメントにも書きましたが、こういう地形は大好物です。
素晴らしいところですね。大日山の山頂の周辺も平坦な山頂の周囲に複雑な地形が刻まれていましたが、ここも是非、訪れてみたくなります。
実に平和ないい山頂でした。
昨年のこの時期、ここから大長山へのテン泊山行したのでしたが、翌日の朝は早朝に出発して来られた方々とすれ違い、その多さに吃驚しました。
repをアップしたつもりが、しそびれていたようで失礼しましたが、あまりの人の多さにrepを躊躇ってしまったのだと思います。
取立山は昔から人気の山でしたが、積雪期にこんなに人気が出るとは驚きです。
>これほどいい山でありながら、知られていないというだけで静寂のひと時を味わえるのはマイナー山派の醍醐味だろう。
まさに!
私が辿った加越国境もなかなかでした。次のrepに乞うご期待です。
先ほどチラ見しました。いい山旅だったようですね。
山日和

まるでGWみたいな陽気でしたね。半袖で歩きたいぐらい。

私もすぐ西の山から春霞に霞んだ白山を眺めておりました。
黄砂も飛んできてましたか。しかし、すぐ西の山に山猫さんがいたとは!!


そうかもしれませんね。

御意です。地図を確認させていただきましたが、100m以上のアップダウンが繰り返されますね。
大日山からの加越国境稜線もアップダウンが続きますが、ここはそれ以上に思えます。
100m以上のものはP1166mだけです。それ以外はJPへの登り返しが80mぐらいあるだけで、ほとんどが2~30mでしょう。
100mのアップダウンが連続したら老体が持ちません。


そこに山猫さんがいるとは想像もしませんでした。


このあたりのまさに地形の妙を楽しむことが出来そうですね。
山猫さんへのコメントにも書きましたが、こういう地形は大好物です。


実に平和ないい山頂でした。

repをアップしたつもりが、しそびれていたようで失礼しましたが、あまりの人の多さにrepを躊躇ってしまったのだと思います。
取立山は昔から人気の山でしたが、積雪期にこんなに人気が出るとは驚きです。

まさに!
私が辿った加越国境もなかなかでした。次のrepに乞うご期待です。
先ほどチラ見しました。いい山旅だったようですね。

山日和
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
山日和さん、satoさん
今晩は
★横平山は、新緑の頃か、秋に、また訪れたいです。今度は、中野俣から。いかがでしょうか。
クマの爪痕がついたブナの木を随所で見かけ、ちょっと怖いのですが。
無雪期は登山道有るのですか
峠からだと近いですよね。
行って見たい(^-^ )/
バーチャリ
今晩は
★横平山は、新緑の頃か、秋に、また訪れたいです。今度は、中野俣から。いかがでしょうか。
クマの爪痕がついたブナの木を随所で見かけ、ちょっと怖いのですが。
無雪期は登山道有るのですか
峠からだと近いですよね。
行って見たい(^-^ )/
バーチャリ
Re: 【加越国境】横平山 大展望の縦走路を行く
バーチャリさま tsuboさま
こんにちは。
横平山は、登山道はありません。
道というのは、むかしのひとが歩いた道です。(もう埋もれていると思いますが)
そう、バーチャリさん、tsuboさん、この風景をご覧になったら感激するだろうなぁ、と思っていました。
横倉(越前甲の登山口)から、ご一緒出来るかなぁ、と山頂広場から南に延びる尾根を覗きました。
横倉の雪の林道は、越前甲に登った時に歩きましたが、楽しかったです。
sato
こんにちは。
横平山は、登山道はありません。
道というのは、むかしのひとが歩いた道です。(もう埋もれていると思いますが)
そう、バーチャリさん、tsuboさん、この風景をご覧になったら感激するだろうなぁ、と思っていました。
横倉(越前甲の登山口)から、ご一緒出来るかなぁ、と山頂広場から南に延びる尾根を覗きました。
横倉の雪の林道は、越前甲に登った時に歩きましたが、楽しかったです。
sato