Nさんの足跡を

世間話、雑談など
フォーラムルール
山行記などの味付け以外で単独のどうでもいい話、雑談などに使ってちょんまげ~
返信する
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Nさんの足跡を

投稿記事 by カッチャン »

山のフォーラムに投稿すべきかなと思いながらも、文明の利器を最小限にした登山にこだわりカメラを持っていかないので(って単に買ってもらえないのですが :oops: )、こちらに失礼します。

Nさんの足跡を

【 日 付 】3月20日
【 山 域 】鈴鹿北部
【メンバー】単独
【 天 候 】ピーカン
【 ルート 】大貝戸駐車場5:45→藤原山荘→天狗岩→カタクリ峠8:55→鈴北岳9:50~10:00→御池岳10:25~10:40→道迷い→カタクリ→冷川岳(昼食)11:55~12:25→山荘13:35→展望台13:50~13:55→駐車場15:20

暑さ寒さも彼岸まで。ついに、長き冬眠から目覚め、出動の時が来たようだ。お山の神様受け入れてくれるかなー。

AM3:30目覚める。「よし、目覚まし時計不要。体も気持ちに添ってスイッチが入ったようだ。」(正しくは老人性症候群の症例のひとつ早起きなだけ)

5:00駐車場着。暗闇に1台のワゴン車あり。関係者かなー。

おてんとう様のゴーサインにより、登山届け(家族には御池としか告げてないので、藤原の痕跡を残す)、神社に無事帰還を祈念し出発。

心臓が悲鳴をあげはじめる。やはり4ヶ月弱の冬篭り生活のつけが気持ちだけではフォローできない肉体のきしみとなって現れる。「おもしれーじゃねえか。どこまで耐えられるかやってやるぜ。」(やべー、山荘のノートに痕跡残しとこ。汗々。)

山荘北の台地。「あれが御池か。なんか今日はえらい遠くに感じるな。」(流石に心身の状態をトップモードに持っていくには時間がかかりそうだ。)

天狗岩。懐かしいなー。職場の仲間と訪れたとき、ここでアワワを楽しんだっけ。南方に見えるのは御在所、鎌ヶ岳かな。Nさんは山3年目か。その頃は自分もピークハンターのみでなく縦走に充実感を覚え、霊仙から油日まで日帰りピストンでつないでたっけ。(おっと思い出にひたっている余裕はなかった、先を急ごう。)

鉄塔台地。結構歩いたつもりなのだが、御池が一向に近づいてこない。やっぱり今日は終日調子が戻らないのかなー。ところで、左に大きな山塊がみえるがなんと言う山だったかなー。
ピキーン。(頭の中で記憶と地形図が一致した音)これが御池じゃん。
してみるとあの遠くにみえる山は・・・。霊仙。唖然。みよ、この山座同定能力。よくぞこのレベルで数々の危機を乗り越えてきたもんだ。

白船峠を越え、カタクリ峠。9時前。ブランクの割にはどうにかこうにかか。左手に真の谷、御池の標識があるが、せっかくの位置エネルギーを放出したくない。ということでひたすら尾根(県境稜線)を意識して進む。(あかん。想定のNさんのルートから離れてまうがな。しかし、お池の北東斜面登りは想像以上に厳しそう。心筋梗塞になったら洒落にならん。ルート変更堪忍やで。)

鈴北岳。風はちとチメたいが、絶景じゃー。山座同定職人のたんぽぽさんになったつもりで、霊仙、伊吹、その左奥が金糞、白倉、右奥が能郷白山、その奥が白山、はるか右手空に浮かんでいるのは御岳、その左手奥は北アルプスかな。知ってる名前全部あげたったー。どんなモンダイ。(鞍掛峠からの単独の方に、それは乗鞍、と教えていただく。登ったこと無いけど名前知ってるもんねー。)
「2月12日は風が強く雪も降っていたようだが、ここから峠までは1時間半程度か。次は御池までの所要時間をみてみるか。」

御池岳。25分かかった。当日の逆風降雪新雪の天候条件でもGPS、地形図、コンパスを利用すれば1時間半あれば鈴北まで行けると想定する。ふと山頂直下南の一段下がったくぼ地辺りに目がいく。
ここなら風を避け平場を作りテントを設営するにはいい感じかな。(テント持ってない、張り方も知らない私が言っても説得力ないか。)
再度頂上に戻り当日早朝の天候状況、Nさんの気持ちをイメージする。

夜半からの強い風、一向に止む様子の無い降雪、深夜一人テントの中で不安におののく。

『明日どうしよう。風雪ともおさまらないかもしれない。事前の下見で訪れた鞍掛峠経由国道歩きで車まで戻るか。それとも前日のGPSの軌跡をたどるか。
鞍掛へ行くには強い北風に向かって雪の中真っ向進まねばならない。地形も簡単ではないし、何より下見でも鈴北まで到達していない。巨大な雪庇も在った。危険だ。
昨日のルートはまだ記憶に新しい。行きと帰りの風景は違って見えるものだが、何よりGPSの軌跡が心強い。カタクリ峠まで到達できれば、距離はあるが後は尾根に従っていくだけだ。
決まった、所要時間、道迷いのロス時間を考えると早朝発しかない。』

(現地の鈴北、御池に立った感じでは、鞍掛に向かうとした場合、6:30発ちは、早すぎる。まだ、日も明けやらぬ時間に無理して行動起すより、テント内で風雪が若干おさまり明るくなる時を待つ。仮に昼に発っても、比較的安全地帯と思われる国道まで降りることは時間的に十分可能と思う。)

さて、イメージのとおり復路を戻ることにする。(って、往路からしてたどってないじゃん、というご批判は右から左にスルーしておこっと。)
降りはいいが行きに感じたとおり、なかなか登るには息があがりそうな斜面だ。谷筋の向こうの尾根に取り付けば何とかなるな。しかし、また位置エネルギーと体力ロスの相関関係にしばし悩む。そうだ、谷筋の左岸側を重力に逆らわずにうまくトラバーしていこう。

よし、うまく乗ったぞ。このまま行けばカタクリへ行けるはず。しばらく進み、違和感を感じる。右手の御池がいやに大きく見える。行きに使ったルートとの距離感が違うぞ。足跡もない。違う尾根をたどっているのではないか。そうだ、この尾根は夏場にも間違えた尾根でこのまま行けば真の谷に向かっていくことになる。

ということで、斜面をトラバーしながらカタクリへと向かう尾根にルート修正をかけ、無事峠に到着。

やはり、Nさんは御池からカタクリ峠に進めなかったのではないか。GPSの軌跡図をもとにたどってはいたが、急斜面でもずっと見ながらというのは無理だろう。吹雪く中、急斜面を降りるストックワークのため両手は空けていたい。時々、位置確認するために画面を見る程度ではないか。

そして、前日の軌跡との離隔に気がつき軌道修正しようにも、新雪を単独ラッセルで登り返すには厳しい斜面だったのではないか。

ピーカンで目標物、位置関係十分見られる状態、雪質まあまあの状態でも道迷いをしてしまった自分を考えると、御池、カタクリ間のNさんの置かれた状況は相当厳しかったと思わざるをえない。

峠到着後は山荘まで粛々と進む。途中何人かの人に出会い、お聞きすると、木和田尾根を利用される方が多いようだ。(どこの尾根なのか全くわからないのが残念。)

山荘到着。我慢していた小用を足そうと思ったら、建物前広場にあふれんばかりの人の群れ。あかん、展望広場までピストンして戻ってきたら、みなさんいなくなるだろう。ということで、360度の眺望、伊勢湾、琵琶湖も望めるピークに。(何で、カメラがないのだろう。)

山荘に戻り、群集がいないことに安心してトイレへ行こうと思う矢先、建物内部からそちらに向かう人影が。また、この方の小用は長用といったほうがいいほど長く感じた。あかん、ちびってまう。やっと終えられ、「お先に」と言われ、「いえいえ」と言った瞬間、あっ :shock:

タイトルのこともあり、格調高き山行記でまとめるはずが・・・。

メジャーな山を避け、人のこないマイナーなヤブ山を生息域としている理由の一端をばらしてしまった。老人性症候群のひとつ前立腺肥大。
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by シュークリーム »

カッチャンさん,おばんです.
文面を拝見する限り,私よりも年上のようにお見受けしました.それで大貝戸から鈴北へ行き,テーブルランドを経由して大貝戸へもどられましたか.昔取った杵柄という感じですね.私は初老になってから本格的に山歩きを始めましたので,いつもまったり山行です.早めに降りて温泉に行くのが楽しみで,いつもお昼すぎるとおり始めてしまいます.
okuさんもそうですが,やぶこぎにはすごい人がたくさんいるんだなと思いました.またレポ楽しみにしています.
                         @シュークリーム@
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by とっちゃん »

カッチャン、こんばんは。

山のフォーラムに投稿すべきかなと思いながらも、文明の利器を最小限にした登山にこだわりカメラを持っていかないので(って単に買ってもらえないのですが :oops: )、こちらに失礼します。

ご遠慮なく、山のフォーラムにアップくださればいいのに。
画像無くても、ぜんぜん平気ですよ。次回からは、お気兼ねなく山のフォーラムに。(*^_^*)


Nさんの足跡を

【 日 付 】3月20日
【 山 域 】鈴鹿北部
【メンバー】単独
【 天 候 】ピーカン
【 ルート 】大貝戸駐車場5:45→藤原山荘→天狗岩→カタクリ峠8:55→鈴北岳9:50~10:00→御池岳10:25~10:40→道迷い→カタクリ→冷川岳(昼食)11:55~12:25→山荘13:35→展望台13:50~13:55→駐車場15:20

この日は、ほんと山日和でしたね。私は、山に行く元気が出なくて残念でしたが。
長いルートをしっかり歩かれたんですね。
捜索目線で歩いてくださったようで、ありがたいことです。


AM3:30目覚める。「よし、目覚まし時計不要。体も気持ちに添ってスイッチが入ったようだ。」(正しくは老人性症候群の症例のひとつ早起きなだけ)

早朝に、すっきり目覚めるって、うらやましいです。低血圧の私は、とっても朝が苦手です。

天狗岩。懐かしいなー。職場の仲間と訪れたとき、ここでアワワを楽しんだっけ。南方に見えるのは御在所、鎌ヶ岳かな。Nさんは山3年目か。その頃は自分もピークハンターのみでなく縦走に充実感を覚え、霊仙から油日まで日帰りピストンでつないでたっけ。(おっと思い出にひたっている余裕はなかった、先を急ごう。)

色んな山の思い出がありますね。Nさんにも、もっと、色んな山を楽しんでもらいたかったですね。

なかなか登るには息があがりそうな斜面だ。谷筋の向こうの尾根に取り付けば何とかなるな。谷筋の左岸側を重力に逆らわずにうまくトラバーしていこう。よし、うまく乗ったぞ。このまま行けばカタクリへ行けるはず。しばらく進み、違和感を感じる。右手の御池がいやに大きく見える。行きに使ったルートとの距離感が違うぞ。足跡もない。違う尾根をたどっているのではないか。そうだ、この尾根は夏場にも間違えた尾根でこのまま行けば真の谷に向かっていくことになる。ピーカンで目標物、位置関係十分見られる状態、雪質まあまあの状態でも道迷いをしてしまった自分を考えると、御池、カタクリ間のNさんの置かれた状況は相当厳しかったと思わざるをえない。


このあたり、間違いやすい尾根にのってしまうんですね。
色々想像しながら、御池を歩いてくださったようでありがとうございます。
実際に、現地を歩くと、間違いやすい場所を実感できますし、もう少し、細かく見て行くべき場所が分かってくる気がします。

ロングルート、お疲れさまでした。

☆~~とっちゃん(都津茶女)~☆
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by カッチャン »

シュークリームさん、おはようございます。レス有難うございます。 :D

恐縮です。精神年齢(10代)、肉体年齢(藤原の下りでは、可笑しくもないのに膝がずっと笑い続けておりました。目、中性脂肪、血糖値はうそをつきませんね。)です。 :oops:

おっしゃるとおり、ヤブにおじゃまして本当にすごい人 :twisted: がいらっしゃるものだなーと感じております。
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by 宮指路 »

カッチャンさん、こんにちは

白船峠を越え、カタクリ峠。9時前。ブランクの割にはどうにかこうにかか。左手に真の谷、御池の標識があるが、せっかくの位置エネルギーを放出したくない。ということでひたすら尾根(県境稜線)を意識して進む。(あかん。想定のNさんのルートから離れてまうがな。しかし、お池の北東斜面登りは想像以上に厳しそう。心筋梗塞になったら洒落にならん。ルート変更堪忍やで。)

慣れない山では無理は禁物ですね。
私は無雪期では真ノ谷を登り返したことはありません。
雪道では4~5回やっています。

鈴北岳。風はちとチメたいが、絶景じゃー。山座同定職人のたんぽぽさんになったつもりで、霊仙、伊吹、その左奥が金糞、白倉、右奥が能郷白山、その奥が白山、はるか右手空に浮かんでいるのは御岳、その左手奥は北アルプスかな。知ってる名前全部あげたったー。

最近はスマートホン(携帯電話の進化したやつ)で山座同定機能のついたアプリソフトがあるそうです。一度見せてもらいましたがスゴイ機能です。


再度頂上に戻り当日早朝の天候状況、Nさんの気持ちをイメージする。
『明日どうしよう。風雪ともおさまらないかもしれない。事前の下見で訪れた鞍掛峠経由国道歩きで車まで戻るか。それとも前日のGPSの軌跡をたどるか。
鞍掛へ行くには強い北風に向かって雪の中真っ向進まねばならない。


そうですね。初心者の心理として、吹雪いた時は尾根に上がりたくないという考えが働きそうです。

降りはいいが行きに感じたとおり、なかなか登るには息があがりそうな斜面だ。谷筋の向こうの尾根に取り付けば何とかなるな。しかし、また位置エネルギーと体力ロスの相関関係にしばし悩む。そうだ、谷筋の左岸側を重力に逆らわずにうまくトラバーしていこう。
よし、うまく乗ったぞ。このまま行けばカタクリへ行けるはず。しばらく進み、違和感を感じる。


御池岳からカタクリ峠への下りはトレースがないと迷いやすいですね。
ここは登山道になっていますが、丸山からカタクリ峠へは下りに使ったことはあまりありません。
しかし、ここで道迷いしても遭難するのかな~と思ったりもします。


やはり、Nさんは御池からカタクリ峠に進めなかったのではないか。GPSの軌跡図をもとにたどってはいたが、急斜面でもずっと見ながらというのは無理だろう。吹雪く中、急斜面を降りるストックワークのため両手は空けていたい。時々、位置確認するために画面を見る程度ではないか。
そして、前日の軌跡との離隔に気がつき軌道修正しようにも、新雪を単独ラッセルで登り返すには厳しい斜面だったのではないか。


確かにテントを担いで、新雪ラッセルは辛いですが、そのまま真ノ谷を伝って下りて行ったのでしょうか?
先日、アキタヌキさんが三筋の滝を探索されましたが、そんなことを想定されたのだと思います。

山荘到着。我慢していた小用を足そうと思ったら、建物前広場にあふれんばかりの人の群れ。あかん、展望広場までピストンして戻ってきたら、みなさんいなくなるだろう。ということで、360度の眺望、伊勢湾、琵琶湖も望めるピークに。(何で、カメラがないのだろう。)

家電量販店に行けば5000円くらいのカメラもありますよ。

山荘に戻り、群集がいないことに安心してトイレへ行こうと思う矢先、建物内部からそちらに向かう人影が。また、この方の小用は長用といったほうがいいほど長く感じた。

トイレが近いのは私も悩みの種です。特に女性と行くときは気を使いますね。


                            宮指路
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by カッチャン »

とっちゃん様、お早う御座います。レス、忝くも有難き幸せにて御座候。

(しまった、ヤブでは貴婦人もご覧になることを考慮して品の良いレポを投稿せねば・・・。遅かりし由良之助。って、歳バレちゃうかな。)

捜索目線で歩いてくださったようで、ありがたいことです。
Nさんにも、もっと、色んな山を楽しんでもらいたかったですね。

とっちゃんこそ、Nさんの奥様や身内の方へ思いを寄せられるお気持ち貴いことです。
矢問さんの3年に亘る御苦労や、緑水さんの被災地への知行合一の旅をはじめ、ヤブを通して皆さんのあったかさが伝わってきます。まったく、自分のことしか考えられない我が身は・・・わがみ・・・わがみよにふるながめせしまに?ナンノコッチャ。
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by カッチャン »

えーっ、宮指路さんまで、レス有難うございますレス。 :D

鈴鹿の職人様まで、素人の恥ずかしい拙いレポに・・・、どこやらの穴へ入り・・・。

ただ、私は、山歴が比較的浅く、鈴鹿にそれほど詳しくないと思われるNさんに比較的近い立場の者として、現地を一度歩いてみて、自分ならどう考えどう進むか少し検証してみたかったのです。

おそらく、講習会参加、装備の充実だけをみても、冬山に関する知識はNさんの方がお持で、年齢からみて体力的にもはるかに上だったのでしょうが、冬の現場を踏んだ回数はそれほどではなかったと思います。

単独テント泊で1,000mを超す厳冬期登山に挑戦される訳だから、相当の自信があったとは思いますが、いかんせん地形、天候など諸条件が厳しすぎたのですね。
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by ハリマオ »

カッチャンこんにちは
山のフォーラムに投稿すべきかなと思いながらも、文明の利器を最小限にした登山にこだわりカメラを持っていかないので(って単に買ってもらえないのですが )、こちらに失礼します。
なんで雑談コーナーかな?と思いましたが、写真なんて関係ないですよ。ご遠慮なく。
【 ルート 】大貝戸駐車場5:45→藤原山荘→天狗岩→カタクリ峠8:55→鈴北岳9:50~10:00→御池岳10:25~10:40→道迷い→カタクリ→冷川岳(昼食)11:55~12:25→山荘13:35→展望台13:50~13:55→駐車場15:20
健脚ですね。私は大貝戸から御池岳に登ったことがありません。
AM3:30目覚める。「よし、目覚まし時計不要。体も気持ちに添ってスイッチが入ったようだ。」(正しくは老人性症候群の症例のひとつ早起きなだけ)
可愛いハンドルですが、年配の方なんですか。ヤブもけっこう平均年齢高いですよ。
「おもしれーじゃねえか。どこまで耐えられるかやってやるぜ。」(やべー、山荘のノートに痕跡残しとこ。汗々。)
なかなかご年配とは思えぬ文章で。
してみるとあの遠くにみえる山は・・・。霊仙。唖然。みよ、この山座同定能力。よくぞこのレベルで数々の危機を乗り越えてきたもんだ。
私なんか湖北ではただの一座も分かりませんでした。えっへん。
同定する以前の問題なので、探す手間もなく楽でした。
それは乗鞍、と教えていただく。登ったこと無いけど名前知ってるもんねー。)
私も乗鞍知ってますよ。バスで登ったもんねー(^◇^)
ここなら風を避け平場を作りテントを設営するにはいい感じかな。(テント持ってない、張り方も知らない私が言っても説得力ないか。)
私はテント持ってるけど連休がないから使えません。ええ勝負ですね。
『明日どうしよう。風雪ともおさまらないかもしれない。事前の下見で訪れた鞍掛峠経由国道歩きで車まで戻るか。それとも前日のGPSの軌跡をたどるか。
このあたりのNさんの心理が読めませんね。
GPSにその機能があったか、または使いこなせたか。それも不明です。
鞍掛へ行くには強い北風に向かって雪の中真っ向進まねばならない。地形も簡単ではないし、何より下見でも鈴北まで到達していない。巨大な雪庇も在った。危険だ。
昨日のルートはまだ記憶に新しい。行きと帰りの風景は違って見えるものだが、何よりGPSの軌跡が心強い。カタクリ峠まで到達できれば、距離はあるが後は尾根に従っていくだけだ。
決まった、所要時間、道迷いのロス時間を考えると早朝発しかない。』
Nさんになりきっていますね。イタコさながらで。
また位置エネルギーと体力ロスの相関関係にしばし悩む。そうだ、谷筋の左岸側を重力に逆らわずにうまくトラバーしていこう。
せっかく溜めこんだ位置エネルギーのロスを惜しんでトラバースして、結局登山道の方が楽だったというのはよくある話で。
ま、Nさんはまだそういう狡さはなく、登山道を探すことに集中していたと思われますが。
山荘に戻り、群集がいないことに安心してトイレへ行こうと思う矢先、建物内部からそちらに向かう人影が。また、この方の小用は長用といったほうがいいほど長く感じた。あかん、ちびってまう。やっと終えられ、「お先に」と言われ、「いえいえ」と言った瞬間、あっ 。
山なんか全山これトイレですがな。なにも山荘のトイレにこだわらなくても。
カッチャンはお行儀いいんですね。
老人性症候群のひとつ前立腺肥大。
男の泣き所ですね。お大事に。

            ハリマオ
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by カッチャン »

ギョエー、大魔王様じゃなかったハリマオ様まで、ご来駕賜わり恐縮いたします。 :?

年配の方なんですか。
なかなかご年配とは思えぬ文章で。


昔、町内会の運動会にリレーで出させていただき、気持ちは10m先、体は10m後を経験した直後、ももたがもたなかった(痙攣)ことがあります。
体と気持ち40歳は離れているでしょうか。

私はテント持ってるけど連休がないから使えません。


私はテントウ虫のサンバ歌えないけど怪傑ハリマオ得意です。 :lol:

「・・・何よりGPSの軌跡が心強い。・・・」
Nさんになりきっていますね。イタコさながらで。


私は超がつくアナロガーですが、たまたま当日鈴北でお会いした方から、「奈良の山中でホワイトアウト状態になった時、GPSの破線(たどってきた軌跡図)で窮地を脱しました。」とお聞きし、あっ、それいただきって感じで、ごめんなさい、受け売りでした。 :oops:

山なんか全山これトイレですがな。

すいません。ご婦人がレポをご覧になるかもしれないと思い体裁を取り繕っておりました。おっしゃる通りでございます。

「・・・前立腺肥大。」
お大事に。


申し訳ありません。これも推測を断言してしまいました。老親が肥大&頻尿で、私も頻尿でして、肥大DNAを受け継いでいるのではないかと思った次第でございます。
nakato932
記事: 22
登録日時: 2011年8月26日(金) 19:58

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by nakato932 »

カッチャンさん、初めまして滋賀の温泉玉子と申します。
捜索お疲れさまでした、多くの方がNさん捜索に参加されてますが未だ発見には至らず難しいようですね。

御池岳。25分かかった。当日の逆風降雪新雪の天候条件でもGPS、地形図、コンパスを利用すれば1時間半あれば鈴北まで行けると想定する。
Nさんはヤマレコの利用者だったようで、その書き込みからGPSはGPSロガーに近いものとGPSロガーだった様です。

で買ったのが以下の2つ。
WSG-2000: Wintec G-Trender II WSG-2000
Columbus V-990 GPS Data Logger

WSG-2000のGPSロガーは軌跡表示は可能だが、地図表示は出来ない模様。
V-990はそのままGPSロガーなのでパソコン等での軌跡取り用かと。

夜半からの強い風、一向に止む様子の無い降雪、深夜一人テントの中で不安におののく。

『明日どうしよう。風雪ともおさまらないかもしれない。事前の下見で訪れた鞍掛峠経由国道歩きで車まで戻るか。それとも前日のGPSの軌跡をたどるか。
鞍掛へ行くには強い北風に向かって雪の中真っ向進まねばならない。地形も簡単ではないし、何より下見でも鈴北まで到達していない。巨大な雪庇も在った。危険だ。
昨日のルートはまだ記憶に新しい。行きと帰りの風景は違って見えるものだが、何よりGPSの軌跡が心強い。カタクリ峠まで到達できれば、距離はあるが後は尾根に従っていくだけだ。
決まった、所要時間、道迷いのロス時間を考えると早朝発しかない。』

予備電池を持っておられたかによりますがGPSの電池が2日目まで持っていたか微妙なところかも?

やはり、Nさんは御池からカタクリ峠に進めなかったのではないか。GPSの軌跡図をもとにたどってはいたが、急斜面でもずっと見ながらというのは無理だろう。吹雪く中、急斜面を降りるストックワークのため両手は空けていたい。時々、位置確認するために画面を見る程度ではないか。

そして、前日の軌跡との離隔に気がつき軌道修正しようにも、新雪を単独ラッセルで登り返すには厳しい斜面だったのではないか。

手掛かりが少ないのでルートは想像しか出来ませんね。
御池岳までは行けたとして、鞍掛峠方面へ前進したか、カタクリ峠方面へ戻ったか、それとも前者どちらか+エスケープルートを取ったか?

これも想像ですがトラブルか事故に遭い動けなくなった能性が高い気がします。
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: Nさんの足跡を

投稿記事 by カッチャン »

温泉玉子さん、はじめまして。レス有難うございます。 :D

GPSについていろいろ教えていただき重ねてお礼申し上げます。といっても、バリバリの旧人類ですので、ほとんど外国語を聞いているようですが・・・。 :oops:

Nさんがお持ちのひとつは、軌跡表示は可能だが地図表示は不可ということは、方位、縮尺、軌跡(既往履歴)、現在地は表示できるが、等高線などが入った地形図は表示できないということで、もうひとつのパソコン等での軌跡取り用ということは、ナビ的利用ができないものということなんでしょうか。また、電池は通常1日程度しかもたないものなんですね。
ハリマオさんが、「GPSにその機能があったか、・・」と指摘されていましたが、やっと意味が理解できたような気がします。

素人考えの独断的なイメージで、Nさんのルートを勝手に想像していた自分が恥ずかしくなりました。
返信する