山日和さん こんにちは
屋根を叩く雨音で目が覚めた。今日は晴れのはずだが・・・
鈴鹿山麓じゃあ平地の天気予報はあてはまらんのです。
今日は久しぶりの岩ヶ峰から赤坂谷源流だ。最近は鈴鹿のどこへ行っても「久しぶり」の文字が付いて回るのが気恥ずかしい。
なんで恥ずかしいの?
豪雨の傷跡はそのまま残っており、破壊された堰堤の残骸が痛々しい。
9.2豪雨のあと、八風は初めてですか? 栃谷橋は流失して新しいのが架かりました。
その後栃谷を遡行してみましたが、初めての谷のようでした。
- 破壊された栃谷橋
何の変哲もない北山の山頂を過ぎると鏡岩のまるでジョーズのような異形が目に入る。
ふーむ。JAWSに見えますか。心理テストで言えば、山さんは何かに追われて怯えてますな。
サラ金かな(^◇^)
- 至近距離から見た鏡岩
これと言って取り柄のない岩ヶ峰の山頂を素通りすると、その先になんとも言えない雰囲気のある小台地が展開する。
大谷ヒルコバと呼ばれる、小さな池を配した疎林の広場は実に落ち着きのある空間である。
私は大谷ヒルコバについては異論があります。大谷の途中にあるコバだと思っています。
ここから北へ西山峠と呼ばれる場所のはっきりしない峠に向かって薄い踏み跡らしきものが続いている。10年前、ニフティ・バリ西の仲間達と辿った古道だ。南の大谷方面にも道型が残っている。
大谷には良い道が所々残っているので、そこからこのヌタ場のコバを通過して北側へ抜けたのでしょうね。
この辺り、稜線まで急過ぎるから。
ここから県境稜線までは急登一発。固定ロープがありがたい登りだが、あっという間に終わって稜線上の人となった。
車中の人とか機上の人という言葉は、他の人から見た状態をいうので、自分に適用するのはおかしいんじゃ?
細かいこと言うなって? 確かに(^◇^)
例によって釈迦の山頂には用はないが、赤坂谷の最源流へ下りるためには通過せざるを得ない。
そのまま西へ下りて、登るなりトラバるなりしたらええんちゃうの。
稜線はガスに覆われて展望はゼロ。山頂にも登山者の姿はなかった。
少し下ったところで3人パーティーと出会う。
あんな日でもやはりいますか。私も御池にちょっと行ったんですが駐車場は満杯でした。
頭のおかしな連中がたくさんいます。日本は大丈夫でしょうか。
この前テレビで見たけど、山へ行かないと気が済まないというのは○○依存症という
立派な病気のひとつだそうです。
この赤坂谷源流は、鈴鹿の中で最も好きな場所のひとつだ。
蛇行を繰り返しながら悠々と流れる谷筋を辿る喜びは、激しい谷と格闘する楽しみとはまた違う次元のものがあるのだ。
そして山頂あるいは稜線まで詰め上げて初めて得られる満足感があることも。
赤坂谷源流宣伝部長みたいに力説してますね。確かにいいところです。
八風稜線を歩く人の大半は西側へ下りません。もったいないですね。
それに稜線下すぐに水があるので、私のように荷を極力軽くしたいものには有難いです。
そんなことを考えながら、10年前にQちゃん結婚祝い山行の宴会場に到着した。
緑水さん、洞吹さん、SHIGEKIさん、Qちゃんとここで焚き火の煙にむせながら、鍋を腹一杯食べたものだ。
10年前、10年前・・・と。ペラペラペラ(ノートをめくる音)。
私も10年前の9月にQちゃんと赤坂谷登ってますわ。ソーメン作ってくれました。
鍋パーティーが、シゲキさんの写真からデータ抽出すると、2001.12.08AM11時17分21秒。
すると私と(panaさんも)行ったあとですね。Qちゃん「ケツ痛い」と言うてませんでした?
しかしなぜヒトフタマルハチ真珠湾攻撃の日にお祝いしたのかな。
先輩として、結婚とはニイタカヤマに登るくらい厳しい覚悟が必要だと教えたのでしょうか。
さすが山さア、粋なことしたべ。
小屋のところで天気さえ良ければ780mあたりの二俣まで下りて、左俣を仙香山へダイレクトという選択肢もあった。
布団吊るした造林小屋ですね。まだ建ってるかな
ビールの代わりに食後のしるこ、コーヒーのフルコースで締めくくる。
そんなもの代わりになるんですか? ま、ワシは後者の方がいいけれど。
983mの仙香山のすぐ手前左側に仙香池はあった。なぜ今まで気付かなかったのだろうと思うほど尾根のそばにある。
私も数年前に探したとき、結局道のすぐハタだったので驚きました。
道端ジェシカといっても過言ではないでしょう。いや可憐な池だから末妹のカレンか。
ひょうたん型と言うか、メガネ型と言うか、真ん中がくびれた池は周りの二次林と相俟ってなかなかの風情である。
そのくびれは道端アンジェリカの腰のくびれに通じます。
渇水期には分離するから、山さん良い時期にくびれを鑑賞しましたね(^◇^)
中峠から谷へ下る。八風谷はやはり荒れ放題。しかし壊滅的な打撃を受けたはずの登山道はしっかり整備されており、地元の努力に頭の下がる思いだ。
これは失業対策も絡んでいたようですが、割りあい早く巻き道ができたので驚きました。
- エグれた」林道
ハリマオ