【日 付】2020年2月15日(土)
【山 域】鈴鹿
【天 候】曇り
【メンバ】kasaya
【コース】山口登山口8:18---10:18白瀬峠---10:30真の谷---11:30頂上台地---12:06南峰---12:49幸助の池---
13:04御池岳---13:38カタクリ峠---14:13白瀬峠---15:17山口登山口
久しぶりに御池に行ってみよう。今週11日は雪にまとわれた素晴らしい御池の写真がFBに上がっていたが、それから早4日。暖かい日が続いたのでもう雪もないだろうとは思いつつも、やはり冬期に一度入っておかねば。
山口登山口には車が一台きりだ。今日はここから登る人が少ないかな。手早く準備を終えて出発する。雪の全くない谷道をいくと途中から緩やかな斜面に変わる。すると樹木も植林から自然林となる。この尾根の魅力はこうした尾根が続くことだろう。気持ちがいいのだが此処で春の花が見られたらもっといいのになと思いつついくと、途中まで来てふと花のことを思い出した。咲いているかなと思って登山道を少し外れたところに行くが、まだ早いらしくお目当ての花はない。そこでしばし休憩していると一人の登山者が現れた。同じように花を探している人だ。まだちょっと早いらしいとのこと。例年ならもっと遅いはずだが暖冬の今年は開花時期が全く読めない。今日は様子見にここまで来たというその男性と分かれて自分は白瀬峠を目指す。
坂本谷の分岐から白瀬峠までの間は積雪時にちょっと嫌らしいトラバースがあるが今は全く問題ない。この時期には深い雪でラッセルを強いられる道であるがあっさりと白瀬峠に到着である。本来ならここにも北の尾根に雪庇が見られるのだが、皆無だ。今年の雪の状態なら当たり前だが寂しい限りだ。
- 白瀬峠
そしてこの先の真の谷に向かえば少しはあるかと思ったがその先もほとんど雪がない。無雪期同様に歩いていけば直ぐに真の谷に到着だった。着いた真の谷は荒れており、また倒木が増えている気がする。普段は殆ど水の流れていない谷だが、ひとたび雨が降ると水が川床を削り木の根元付近の土を持って行ってしまうのだろう。見たことがないがそんなときはきっと怖いんだろうなあ。
ここでしばらく休憩して御池の斜面を見上げるが、全く雪が見られない。今日はスノーシューこそ持ってきていないが代わりにチェーンスパイクを持ってきた。そのぐらいは使うだろうと。でもなんだかそれも要らなさそう。
ちょっと滑る感じもあるが雪もないのでそのまま上がってく。ラッセルは必要ないがやはりしんどい。どのあたり
で雪が出てくるかと思ったが、頂上台地近くでようやく雪がちらほら見える感じ。結局ツボ足のまま頂上台地に到
着である。
曇り空の下、無風の御池岳。結構遠くまで見えて白山や、御岳、アルプスの山もその白い峰が望まれる。伊吹山は
真っ黒だがその左奥の山は白く見える。湖北の山かな。
- 伊吹山
あの辺りまで行けば雪遊びもできただろうか。そんなこと
を思いつつ台地を見渡すとこちらは窪地に一部雪が残るのみ。数日前は一面の雪景色だったのだろうが案の定ほと
んど溶けている。
- 頂上台地
まあ歩きましょう。西側のT字尾根を確認しそこから雪の無い青のドリーネ脇を通過し南峰に向かう。
- 青のドリーネ
頂上台地は一度登ってしまえば後が楽とはいえ30-40mの登りがしんどい。それでも登り詰めればいい景色が待っていた。
そして早速ランチの準備。今日は無風の上暖かい。いつもは直ぐ着る防寒着も後回しにしたくなるほどだ。そして
先週はガスの出方が少なくて頼りなかったボンベも今日は力強く火を噴いている。気温は先週より相当高いことに
なる。そこで出来上がったラーメンを作り最後はお汁粉を食べる。なかなかうまい。
食後はボタンブチを目指す。その前に幸助の池も確認する。暖かいので、もしかして凍っていないかもと思った
が、そんなことはなく凍っていた。ただ端の方は溶けている感じ。普段なら乗ることもできるが今はとても乗れる
気がしない。
- 幸助の池
その後ボタンブチから御池岳に向かう。頂上ではスノーシュを背負った二人がいたので話をすると、御池橋から
来たが全くスノーシューは使わなかったそうだ。そうだろうなあ。自分はこの後真の谷に向かって降りる。降り口
は今までと異なり、谷が雪に覆われて思ったより深い。こりゃ大変かなと思ったが先を見るとすぐに地面が現れて
いる。結局100mも行かないうちにスノーシュ不要の状態となる。
降り立った真の谷は少し雪がありトレースもある。そこから少し上がって幻の池を見る。こちらは誰も来ている
様子がない。ここも池は凍っているが今にも融けそう。さあ帰ろう。カタクリ峠を経由して白瀬峠に向かう。途中の
冷谷岳も雪は皆無でそのまま白瀬峠着。ここまで来ると後は下るだけ。気も楽だ。前回はここから走るように帰っ
たのだが今日はもっとゆっくり行こう。現在の木和田尾ルートは小向山を通らないので、小向山ルートを選択して
歩くと登山道近くの林道に飛び出し、そばを流れる清流で靴を洗ってから車に向かった。 最後の寄り道で今年初
の福寿草も見られて、まずは良かったかな
Kasaya