「私を茸採りに連れてってえ〜」とのバーチャリさんからのラブコール。もううちの冷凍庫は満杯で,家内からは「これ以上茸をとってくるな!」と言われているし,今年は自分のテリトリーの巡回はもう終わってしまったので,茸狩りはもう店じまいと思っていたのだが。バーチャリ姉からのお願いは断りにくい。いろいろ考えて,未踏の沢と組み合わせていくことにした。まあ,新しいテリトリーを開拓しとけば,来年からの選択肢も増えるしね。
提案すると,「沢登りじゃないよね」との確認。いや,沢登りじゃなくて「沢歩きです(^^;)」。
すみません,場所を特定されて来年から人が殺到すると困るので,今回はどの山かは書きません(^^;)。沢に詳しい人は写真ですぐにわかってしまうかも(^^;)。
【 日 付 】2019年11月21日(木)
【 山 域 】鈴鹿某所
【メンバー】バーチャリ,シュークリーム
【 天 候 】快晴
【 ルート】 某所駐車地 8:53 --- 11:15 昼食 12:06 --- 14:45 駐車地
巡検街道から眺めた鈴鹿の稜線は雲ひとつない山日和だ。放射冷却で冷え込んでいるが,日が当たればあっという間に暖かくなるだろう。某道の駅でバーチャリさんと待ち合わせ,駐車地へ。沢装束の準備。
「ハーネスも持っていくの?」とバーチャリさん。
また変なところへ連れて行かれるのではという警戒心ありありである。
「はい,沢では何が起こるかわかりませんからね(あなたの安全確保のためですよ)」。
谷に入ると素晴らしい紅葉がお出迎え。オオモミジのようだ。オオモミジは日当たりのいいところでは素晴らしい紅葉になる。日が差し込むとあっという間に小春日和である。冬であっても日当たりのいい南向きの沢は風が吹き込まないし,暖かいのである。
「冬に沢登りなんて考えられな〜い」と言うそこのあなた。一度お試しアレ。
- オオモミジ
少し行くと写真で見覚えのある釜を持った2段の斜滝登場。夏ならば下半身水に浸かって楽々突破するところだが,今日は濡れたくない。左岸を巻くが,ちょっといやらしかった。バーチャリさん,ごめんね。
- 滑ちゃんの収穫
この谷,地形図では全行程ゴルジュのような谷なのだが,実際に入ってみると意外に広く,炭焼き窯跡が多い。窯跡を繋ぐように道型もあり,昔は山の人たちが通っていた生活圏なのだろう。冬枯れの南向きの谷は明るくて,透き通った水の流れに沿ってそぞろ歩きするのは楽しい。あちこちキョロキョロするが,目当ての茸は見つからない。
「稜線の方にあるような気がするけど」とバーチャリさん。
「帰りは尾根筋で帰りますからね。その時に探しましょう」。と私。
左俣の支谷に入り,水場の近くで早めの昼食休憩。バーチャリさんが私の分まで食料を持ってきてくれました。
「紅葉を楽しんだから,もう茸がなくても満足だわ」と優しく慰めてくれるバーチャリさん。
昼食後,すぐ近くの下山予定の尾根に乗り,キョロキョロしながら下山開始。
「あった〜」というバーチャリさんの声。
「やっぱ,上にあったわねえ」。
2本のナラの枯死木に食べ頃の滑ちゃんが。茸採りにはもう遅いかと思っていたが,今年は茸が遅くて,2,3日前の雨もあってちょうど食べ頃に育っている。
- 明るい谷を行くバーチャリさん
そのあとも続々と「あった〜」という声が。私はちっとも見つけられない。
「バーチャリさん,いい目をしているなあ」。
あっという間にバーチャリさんのザックがいっぱいになる。
私は持って帰っても,家内に嫌味を言われるだけなので,ちょっぴりおすそ分けしていただく。
登山道のすぐ脇に綺麗なクリタケの集団発見。これまでもクリタケは見ているのだが,こんな大きな集団は初めてだ。それにまだ若くて,いかにも美味しそう。いただいて持って帰ることにする。帰ってからバターで炒めたらとても美味しかった。
- クリタケ
これ以上はないような小春日和に,未踏の沢と紅葉と茸狩りを楽しむことができていい1日だった。バーチャリさんにも喜んでもらったしね。
「私を茸採りに連れてってえ〜」とのバーチャリさんからのラブコール。もううちの冷凍庫は満杯で,家内からは「これ以上茸をとってくるな!」と言われているし,今年は自分のテリトリーの巡回はもう終わってしまったので,茸狩りはもう店じまいと思っていたのだが。バーチャリ姉からのお願いは断りにくい。いろいろ考えて,未踏の沢と組み合わせていくことにした。まあ,新しいテリトリーを開拓しとけば,来年からの選択肢も増えるしね。
提案すると,「沢登りじゃないよね」との確認。いや,沢登りじゃなくて「沢歩きです(^^;)」。
すみません,場所を特定されて来年から人が殺到すると困るので,今回はどの山かは書きません(^^;)。沢に詳しい人は写真ですぐにわかってしまうかも(^^;)。
【 日 付 】2019年11月21日(木)
【 山 域 】鈴鹿某所
【メンバー】バーチャリ,シュークリーム
【 天 候 】快晴
【 ルート】 某所駐車地 8:53 --- 11:15 昼食 12:06 --- 14:45 駐車地
巡検街道から眺めた鈴鹿の稜線は雲ひとつない山日和だ。放射冷却で冷え込んでいるが,日が当たればあっという間に暖かくなるだろう。某道の駅でバーチャリさんと待ち合わせ,駐車地へ。沢装束の準備。
「ハーネスも持っていくの?」とバーチャリさん。
また変なところへ連れて行かれるのではという警戒心ありありである。
「はい,沢では何が起こるかわかりませんからね(あなたの安全確保のためですよ)」。
谷に入ると素晴らしい紅葉がお出迎え。オオモミジのようだ。オオモミジは日当たりのいいところでは素晴らしい紅葉になる。日が差し込むとあっという間に小春日和である。冬であっても日当たりのいい南向きの沢は風が吹き込まないし,暖かいのである。
「冬に沢登りなんて考えられな〜い」と言うそこのあなた。一度お試しアレ。
[attachment=4]PB210004.jpg[/attachment]
[attachment=3]PB210006.jpg[/attachment]
少し行くと写真で見覚えのある釜を持った2段の斜滝登場。夏ならば下半身水に浸かって楽々突破するところだが,今日は濡れたくない。左岸を巻くが,ちょっといやらしかった。バーチャリさん,ごめんね。
[attachment=2]PB210025.jpg[/attachment]
この谷,地形図では全行程ゴルジュのような谷なのだが,実際に入ってみると意外に広く,炭焼き窯跡が多い。窯跡を繋ぐように道型もあり,昔は山の人たちが通っていた生活圏なのだろう。冬枯れの南向きの谷は明るくて,透き通った水の流れに沿ってそぞろ歩きするのは楽しい。あちこちキョロキョロするが,目当ての茸は見つからない。
「稜線の方にあるような気がするけど」とバーチャリさん。
「帰りは尾根筋で帰りますからね。その時に探しましょう」。と私。
左俣の支谷に入り,水場の近くで早めの昼食休憩。バーチャリさんが私の分まで食料を持ってきてくれました。
「紅葉を楽しんだから,もう茸がなくても満足だわ」と優しく慰めてくれるバーチャリさん。
昼食後,すぐ近くの下山予定の尾根に乗り,キョロキョロしながら下山開始。
「あった〜」というバーチャリさんの声。
「やっぱ,上にあったわねえ」。
2本のナラの枯死木に食べ頃の滑ちゃんが。茸採りにはもう遅いかと思っていたが,今年は茸が遅くて,2,3日前の雨もあってちょうど食べ頃に育っている。
[attachment=1]PB210034.jpg[/attachment]
そのあとも続々と「あった〜」という声が。私はちっとも見つけられない。
「バーチャリさん,いい目をしているなあ」。
あっという間にバーチャリさんのザックがいっぱいになる。
私は持って帰っても,家内に嫌味を言われるだけなので,ちょっぴりおすそ分けしていただく。
登山道のすぐ脇に綺麗なクリタケの集団発見。これまでもクリタケは見ているのだが,こんな大きな集団は初めてだ。それにまだ若くて,いかにも美味しそう。いただいて持って帰ることにする。帰ってからバターで炒めたらとても美味しかった。
[attachment=0]PB210037.jpg[/attachment]
これ以上はないような小春日和に,未踏の沢と紅葉と茸狩りを楽しむことができていい1日だった。バーチャリさんにも喜んでもらったしね。