- エゴノキの花
えっちゃん主催の女子沢会に参加することになった。行き先は元越谷。2週続きの元越谷になるが,このことがあったので,先週はえっちゃんが選びそうにない左俣を行ったのだ。
【 日 付 】2019年6月22日(土)
【 山 域 】鈴鹿南部
【メンバー】えっちゃん,びい,すみすみ,シュークリーム
【 天 候 】曇り時々晴れ
【 ルート】 駐車地 8:15 --- 8:54 入渓地 --- 9:33 元越大滝下 --- 10:20 左俣分岐 --- 11:50 源流部(昼食)13:10 --- 13:25 県境稜線 --- 仏谷 --- 14:00元越谷 --- 16:15 駐車地
7時半過ぎに大河原橋近くの駐車地に着き,支度を始めると雨が降り出した。一時は土砂降り状態になったが,30分ほどすると雨は止んだ。歩き始めると大河原橋手前に7人の沢パーティー,さらにゲート前で3人のパーティーに出会う。さすがに人気の元越谷だ。
えっちゃんはずっと前から一緒に沢を歩いている沢仲間だし,びいちゃんはzippさんといつも歩いているので問題なし。すみすみさんは初対面でよくわからない。まあ,初心者用の沢なんで問題ないっしょ。ちなみに3人とも鈴ハイOGである。私はというと,ハーネスなし。7mm,20mのお助けロープと,簡易ハーネス用のスリング,カラビナ,エイト環がザックの中に入っているので,大抵のことには対応できるっしょ・・・というお手軽装備である。
先週満開で綺麗だったウツギの花が,先週土曜日の強風と雨でほとんど落ちてしまったようで,見えなくなっている。1週間違うと随分変わるもんだ。それでも元越谷はいつもと同じ清流で,「きれいだねえ」という声が聞こえる。そう言われると自分が褒められたようで嬉しい。
入渓口で7人パーティーに追いつかれ,追い越される。彼らは左俣の方に行くという。パーティーの中に初心者がいるようで,沢中でまたこちらが追い越すことになる。元越大滝の手前の淵は定石通り左岸をへつる。
- 元越大滝下流の淵
- 水量が多い元越大滝
元越大滝は先週の雨で水量が多い。左岸ルンゼから巻き登る。
- えっちゃんのへつり
この後しばらくが元越谷のゴールデンルートだ。先週はきれいなエメラルドグリーンだったが,今日は曇りがちの空のせいでグリーンがいまいちくすんでいる。せっかく来てもらったのに少し残念。それでも川底の砂はここ2,3年でだいぶ少なくなっているようで,美しさは蘇りつつある。
- 元越谷のハイライト
- すみすみさんの滝登り
左俣分岐には相変わらずアカハライモリ。お腹が大きくなっているのでもうすぐ産卵時期なのだろう。モリアオガエルの卵は,先週土曜日の強風と大雨によるものだろう,下の水溜りに落ちてしまっている。もう孵化はできないだろう。残念。
仏谷を右に分けると滝が三つ続く。これが元越谷のアトラクションの一つだ。この三つの滝がないと元越谷ももう少し寂しくなるに違いない。いずれも簡単に直登できる滝だが,念のためリーダーのえっちゃんがロープを出してくれる。
- びいちゃんの滝登り
源流部でソーメンパーティーだ。皆さん,食材を分担して持って上がってくれた。私も一応コンロを持って上がったが,まあ,あんまり自慢にはなら無いか。美味しかったです。ごちそうさまでした。
食後は枝谷を県境稜線まで上がる。エゴノキの花の季節のようで,白い花がきれいに咲いている。稜線を南に下り,適当なところで仏谷方向に下りていく。相変わらずヤブレガサが多い。「春先に取りに来るといいね」とびいちゃん。なるほど,びいちゃんにとってはヤブレガサは山菜なのね。
仏谷本流と出会い,下流に進むとすぐに元越谷本流だ。今回は本流を下っていく。これまで2回ほどこの本流下りをしたことがあるが,ウオータースライダーをしながらどんぶらことながれていくと楽しいコースだ。こいうときは水量が多い方が楽しい。今日は泳ぐ準備をしてきてい無いので,ウオータースライダーはパス。そのまま歩いて降渓する。
えっちゃんがかけてくれたスリングを掴んで元越大滝の下流の淵をへつり降りるときに,ブチっという音とともに水中に体が投げ出される。最初スリングが切れたのかと思ったが,どうもスリングをかけた木の根がちぎれたようだ。自分の前にえっちゃんとすみすみさんが同じようにスリングを掴んで降りているのに,なんで自分のときにちぎれるの?最後の最後にアトラクションがありました。
あとはそのまま入渓地から林道を通って駐車地に帰る。午後4時を過ぎていた。たっぷりと遊んだ1日に満足満足。