山日和さん こんばんは。
【日 付】2019年3月23日(土)
【山 域】湖北 上谷山周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】針川7:30---8:30 P727---9:40 P1041手前10:10---11:25上谷山13:00---14:50三角点滝ヶ谷---16:20針川二俣
---16:50針川
雪があるのか?雪があるまではそれなりに歩けるのか?
予知能力がいりますね 山域に対する経験値ですか!?
遠征するなら時間と交通費を考えれば好天の約束がほしいところだが、この土日はあまり期待できそうもない。
B爺さんに刺激を受けたわけでもないが、比較的近場でまだ雪を楽しめそうだということで上谷山を選択した。
まったく雪のない針川から上谷山南西尾根に取り付いた。ここを歩くのももう4回目だ。
遠征して雨、ガスではダメージ大きいですしね。
なるほど、高い経験値を持っていたわけですね。
完全な無雪期状態だがはっきりした道が続く。寡雪のヤブ山で雪を楽しむためには雪が出るところまで楽に歩ける
道があることが必須条件である。ご多聞に漏れず、この尾根も台風による倒木の被害が目立つ。
1時間ほどで727mピークに着いた。ここまで上がればほぼ急登は終わりである。ここから先はブナ林の続く緩やか
な尾根が1041mピークまで導いてくれる。特に727mあたりのブナ林の雰囲気は素晴らしい。
いわゆる、一粒で二度おいしいルート取りですか~
天気は予報通りの曇り空だが雨の心配はないだろう。尾根上には明瞭な踏み跡があり、下生えがほとんどないの
で踏み跡がなくても十分歩ける尾根だ。B爺さんの情報では標高800mを超えると雪が繋がるということだったが、
900mを超えても雪の気配がない。1041m台地の手前でやっと雪が現われてスノーシューを装着することができた。
残雪高度は 遂に 1000mに達しましたか?
さて一服しようと携帯灰皿を取り出そうとしたが無い。ザックのポケット
が開いている。どうやらさっきの休憩時に閉め忘れて落としてしまったようだ。15年間愛用してきた灰皿なので残念
だが仕方がない。タバコケースが無事だったのが不幸中の幸いだ。
あの それは逆で、そのまま禁煙、健康生活に突入した方が良かったのでは
2月のスノーシューではタバコケースを落としてしまい、半日以上禁煙を余儀なくされたのである。
それを神の配剤と思し召しはしなかったのですね
曇り空ではあるが高曇りなので展望はそこそこ楽しむことができる。右手に横山岳と三国岳、金糞岳を眺めながら
尾根芯を辿ると前方に白いものが見えた。霧氷だ。今日は気温がかなり下がったせいだろう。まったく予期してい
なかっただけに嬉しい誤算である。
山並みの展望があれば十分 霧氷まで歓迎されましたね。
志賀高原では 好天の中、一日中、霧氷が付いたままでした。
霧氷ロードを歩いて上谷山頂に立った。遮られていた視界の奥から越美国境と奥美濃の山々が姿を現わした。
三国岳から連なる稜線には夜叉ヶ丸、三周ヶ岳、美濃俣丸、笹ヶ峰、金草岳、能郷白山が続き、高丸や不動山、千
回沢山、小津権現山、天狗山、黒津山、そして頭だけ出した蕎麦粒山といったそうそうたる山々が一望だ。
目に入る山で登っていないのは不動山と千回沢山だけだろう。一度しか登っていない山はない。繰り返し何度も訪
れたわが愛すべき山々。
越美国境と奥美濃の山並みはホンマ素晴らしいですね!!
最後は間違えて針川の右俣側に出てしまったが大差はない。どこに下りても最低2回の渡渉が必要なのだ。
チェーンスパイクは渡渉にも威力を発揮する。川底のぬめった岩でも滑ることなく安定した渡渉が可能だ。ただ流
れが速く、水量もヒザ程度まであるので、Wストックでバランスを取りながらすり足で進む必要がある。
靴の中は水浸しだが、後は廃林道をのんびり歩くだけだ。
対策せずに水浸しですか?? 早くも沢シーズンの準備に入ってますな
賞味期限切れ寸前、なんとか間に合った雪の上谷山だった。
賞味期限切れ寸前どころか、かなり、おいしいところを独り占めしましたね~
では また 残雪と新緑の山毛欅林で
SHIGEKI