satoさん こんばんは。
初めまして。
[日付] 2019年1月29日(火)
[山域] 野坂山地
[メンバー] sato
[天候] 雪のち曇り一時晴れ
[ルート] 駄口~インディアン平原~駄口
雨戸を開け外を覘くとどんより湿った空気が頬に触れた。青灰色の空を見上げる。雪は止んだ。よし出かけよう。
昨晩アルバイト先から「明日は休み」のメールを受け取った。明日はどうしようかな、起きてから考えようと眠りについたのだ。
北小松の地図を眺めながら朝ごはんを食べていると、つるりとした雪の平原が頭に浮かんできた。
「そうだ、岩籠山に行こう。」駄口の地図を取りに立ち上がる。
1月29日は新雪だったんですね。
不肖S、実は2月5日に同じく歩いています。
repしてませんが・・・・
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適当に植林の斜面を登っていく。すぐに乗れるだろうと思ったが、やぶっぽくなってきて、いばらの棘が服に引っかかる。
あぁ失敗した。近道と直登したがる自分に苦笑する。
そうそう
何年も山を歩いて、何回も痛い目のあっても そうしてしまいますね。
尾根に出るとすっきりとした雪道が現れた。てくてくと足が進む。積もりたての雪は柔らかで次第にふくらはぎまで潜るようになるが、足裏の雪の感触
が心地よく677mピークまでツボ足で歩く。
不肖Sの時は、ちょうど500m 左折するコバ地から締まった雪でスノーシューはきました。
ブナを見る。くすりと笑ったような気がした。あぁよかった。愉快な気分に戻る。
「今日はブナと戯れよう」
まっすぐに山頂に向かうのをやめ、右に行ったり左に行ったり、かっこいいブナ、素敵なブナを探しながらゆらゆらブナの林を彷徨う。
たった一人、同じようなことをしてました。
いい山毛欅の森、源頭の優しい曲線でした。
夢うつつになる。吸い寄せられるように銀色の木々の先、尖った岩が立つ山頂南のピークへと向かう。
ですよね。たぶん同じ場所で2時間まったり、してたら、2人のパーティーが素通りして本峰へと向かいました。
岩の傍らに立つ。ふいにこの山を初めて訪れた日の光景が甦る。暑い夏の最中、あの日もここに立ち、ぼんやり景色を眺めていた。あれからどれだ
けの年月が経ったのだろう。何年か後、また同じ場所に立ち同じことを思うのだろうな、こんな風にぐるぐる同じことを繰り返しながら年を取っていくのだ
ろうな。一人感慨にふける。曇天の情景はこころの奥深くに呼びかける。
お~ 10数年前の夏、口無谷から遡って以来でした。何か、私のrepを書いてくれたような・・・不思議な気分です。
では また どこか 静寂の里山で
SHIGEKI