【鈴鹿】雨乞岳~イブネ~タイジョウ☆子連れで初冠雪と霧氷の山へ

フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。

返信する


答えを正確に入力してください。答えられるかどうかでスパムボットか否かを判定します。

BBCode: OFF
スマイリー: OFF

トピックのレビュー
   

展開ビュー トピックのレビュー: 【鈴鹿】雨乞岳~イブネ~タイジョウ☆子連れで初冠雪と霧氷の山へ

Re: 【鈴鹿】雨乞岳~イブネ~タイジョウ☆子連れで初冠雪と霧氷の山へ

by yamaneko0922 » 2018年11月29日(木) 21:57

柳川洞吹さん、はじめまして

文中の登場人物から実際にこうして温かいコメントを頂くのはとても嬉しいものです。

 次男さん、今からバリエーションルートの洗礼を受けて鍛え上げられていると、
将来が楽しみですね。

そうであって欲しいのですが、中学時代になると反抗期が強く、専らワンゲルの友人たちと登山をすることになってしまった自分のことを振り返ると、果たしていつまで父親と一緒に登ってくれるかです。でもバリ・ルートを歩く魅力とルーファイの能力は早いうちから可能伝えておこうと思うので。

 タイジョウは、決してルートやアプローチが悪い山というわけではないですね。
(いわゆる「登山道」的には悪条件なのかもしれませんが。)
例えば藤切谷側では、
タイジョウからカクレグラまでの間のどの支尾根も登降に使えますが、
単に「あまり知られていない」だけで、
バリエーション志向の人たちには、けっこう歩かれています。
そんなマイナーなぶん、静かだし味のある面白い山だと思います

情報、有難うございます。初めて歩いたのですが、山日和さんとお遭いした庄部谷山に続き、こちらもすっかりハマりそうです。

 何か、珠玉の短編小説を読み終えたときのような余韻を感じます。
yamanekoさん、またどこかの山の山行記、読ませてくださいね。

過分なご評価ではありますが、どうも有難うございます。
エンディングには何の工夫もありませんが、次の山行記をアップしたのは、洞吹さんのコメントが聞こえたような気がしました :lol:

Re: 【鈴鹿】雨乞岳~イブネ~タイジョウ☆子連れで初冠雪と霧氷の山へ

by 柳川洞吹 » 2018年11月29日(木) 21:33

yamaneko0922さん はじめまして

なかなか山に登らない詐欺まがいの登山レポートばかり書いている
柳川洞吹(やながわどうすい)と申します。 :D

  父親の登山ルートに対する嗜好性がいつの間にかその制約に優先し、
  気がついてみると、野坂山地の三国岳~野坂岳の縦走など、
  ヴァリエーション・ルートを次男に先頭を歩かせる山行が続いてしまっている。


次男さん、今からバリエーションルートの洗礼を受けて鍛え上げられていると、
将来が楽しみですね。

  果たしてこの山をマイナーな山たらしめているのは、登山ルートの悪さなのか、
  あるいはアプローチの悪さなのだろうか。
  確かに山と高原地図における地図をみると、タイジョウから長い尾根を辿り、
  カクレグラまで行かないと甲津畑への下山ルートがついていない。


yamanekoさんはもうお分かりになっていると思いますが、
タイジョウは、決してルートやアプローチが悪い山というわけではないですね。
(いわゆる「登山道」的には悪条件なのかもしれませんが。)
例えば藤切谷側では、
タイジョウからカクレグラまでの間のどの支尾根も登降に使えますが、
単に「あまり知られていない」だけで、
バリエーション志向の人たちには、けっこう歩かれています。
そんなマイナーなぶん、静かだし味のある面白い山だと思います。

  かつての千種街道に沿ってつけられたこの林道は随所で苔むした古い石垣が目を楽しませる。
  コンクリートが吹き付けられた斜面が続くような殺風景の林道とは大違いで、
  紅葉の名残を眺めながらの林道歩きは全く苦にならない。


鳴野橋から入って藤切谷の右岸・左岸の山へ行くとき、
いつもこの風格ある道を歩く小一時間ほどが、
「山への序章」という感じで気分を高揚させてくれます。
私も大好きな道なんです。

  下りの林道は最後のあたりでヘッデンをつけることになったが、30分ほどで登山口に帰り着く。
  車に乗り込んで甲津畑のあたりに出ると、夜の帳が下りているのだった。
  名神高速をおりて振り返ると、東の空には銀色に煌々と輝く月が出ている。
  明日は好天が期待されるから、さぞかし雨乞岳の霧氷は美しいことであろう。


エンディング、
何か、珠玉の短編小説を読み終えたときのような余韻を感じます。
yamanekoさん、またどこかの山の山行記、読ませてくださいね。 :)

よい山旅を!
                洞吹(どうすい)

Re: 【鈴鹿】雨乞岳~イブネ~タイジョウ☆子連れで初冠雪と霧氷の山へ

by yamaneko0922 » 2018年11月29日(木) 21:05

グーさん、はじめまして。

 まずはヤブネットの新戦力の登場に歓迎申し上げます。
歓迎のメッセージ有難うございます。

 そのうち「念願の本ができました」病に感染することでしょう。
どうやったら感染するのか興味ありますが、私には無縁です。

 ご立派! これを30分で切り上げるとは手際もいいですね。
これはガス・ストーブの一つでコンビニの角煮を湯煎したお湯でマッシュルーム・スープ、ご飯は湯煎すると時間がかかるので鍋で直接蒸し焼きに。その後でこれまたコンビニの餃子を再加熱しただけです。
PB237721.JPG
残るは半分
残るは半分
 ますますの「躍動する筆」に期待しています。
温かいメッセージに励まされて、後ほど先週の日曜日の月下山行記を投稿させて頂きたいと思います。

ところでグーさんのお写真、luckyでしたね。”運がいい”
探しものはなんだったのでしょうか?見つかりにくいものだったんですか?

Re: 【鈴鹿】雨乞岳~イブネ~タイジョウ☆子連れで初冠雪と霧氷の山へ

by グー(伊勢山上住人) » 2018年11月28日(水) 23:27

探し物は見つからず。代わりに見つけたもの。
探し物は見つからず。代わりに見つけたもの。


yamanekoさん、こんばんは。
まずはヤブネットの新戦力の登場に歓迎申し上げます。

yamanekoさんの筆力は素晴らしいです。
そのうち「念願の本ができました」病に感染することでしょう。

【メンバー】+家内+次男(小5)

素晴らしいベクトルの揃った家族ですね。

昨年は11月のこの時期、大杉谷から大台ケ原に抜け、次男と共に目にしたのは一面の霧氷の情景であった。
ヴァリエーション・ルートを次男に先頭を歩かせる山行が続いてしまっている。


小4で大杉谷を歩きましたか。オヤジの鍛えによくついてきていますね。

笹原の間に次男の緑色のフードが埋もれる

親子鷹。

この日の昼食は豚の角煮丼とマッシュルーム・スープ、それから餃子である。

ご立派! これを30分で切り上げるとは手際もいいですね。

そういえば雪山の山行においては踏み跡のついている雪道を歩く機会はそう多くない。

頼もしい歩きです。ヤブネットの新星に期待がふくらみます。

父親と異なり様々なことに几帳面かつ慎重な性格の次男は心配で仕方がないのだろう。

慎重さを欠いて遭難し、世間に手間をかけてはいけません。

アップダウンの鞍部ではナイフリッジのようなやせ尾根となることも多いが、次男は弱音を上げることなく歩いている。

奥さんもお見事です。
我が家の山の神はバリルートに「なんで登山道を歩かないの!」


ますますの「躍動する筆」に期待しています。


    「軽い花見であろうとOK」に甘えている グー(伊勢山上住人) 

【鈴鹿】雨乞岳~イブネ~タイジョウ☆子連れで初冠雪と霧氷の山へ

by yamaneko0922 » 2018年11月28日(水) 07:21

【 日 付 】2018年11月23日(金)
【 山 域 】鈴鹿中部
【メンバー】+家内+次男(小5)
【 天 候 】曇り、一時雪
【 ルート 】岩ケ谷林道起点08:15~09:13甲津畑避難小屋~11:00杉峠~11:39雨乞岳11:46~12:54イブネ13:27~13:41タイジョウ分岐~14:39タイジョウ14:50~16:39甲津畑避難小屋~17:17岩ケ谷林道起点

前日は近畿では木枯らし一号が観測されたようだ。木枯らしが吹くと、強い寒波により霧氷を纏った山への山行を考えるようになる。今年は霧氷を楽しむのにどこを窺うか・・・どこの天気予報のサイトでも比良は天気が良くない。台高の高見山か鈴鹿の雨乞岳と考えると、よく見るサイトでは一方が晴れであるのに対し、もう一方は曇り、二つの山域の予報が逆転している。いずれかが晴れならもう一方も晴れではなかろうか、と天気予報を都合よく解釈する。それならば、最後は京都からアプローチの近さで鈴鹿を選ぶことにする。昨年は11月のこの時期、大杉谷から大台ケ原に抜けた日の出岳の山頂で、雲が一瞬にして晴れ渡り、次男と共に目にしたのは一面の霧氷の情景であった。しかし、元来、乗り物には強くない次男には大台ヶ原からの長時間のバスはかなり堪えたようだった。

鈴鹿に霧氷が期待される時期になれば雨乞岳からイブネへと前々から決めていた。その心は霧氷よりもむしろ霜で薄化粧を施されたイブネの緑の苔を期待してのことだった。まずは鈴鹿スカイラインが冬季閉鎖になる前に武平峠から周回するコースを考える。極めて人気の高いスタンダード・コースあり、次男と歩くのには程よいコースだろう。次男を連れて行くときは無難な一般登山道に・・・とは思うのだが、父親の登山ルートに対する嗜好性がいつの間にかその制約に優先し、気がついてみると、野坂山地の三国岳~野坂岳の縦走など、ヴァリエーション・ルートを次男に先頭を歩かせる山行が続いてしまっている。

前日に山日和さんによる最近のタイジョウのレコを目にして以来、草川啓三をして鈴鹿の隠れた名峰と云わしめたこの山が突如、気になり始める。山日和さんのレコは「この山名をきいてまず思い浮かべるのは帯状疱疹だろう」と衝撃的な書き出しから始まる。御意ではあるが、「誰がそんなもの思い浮かべますかいな」と柳川洞吹さんのコメント。

果たしてこの山をマイナーな山たらしめているのは、登山ルートの悪さなのか、あるいはアプローチの悪さなのだろうか。確かに山と高原地図における地図をみると、タイジョウから長い尾根を辿り、カクレグラまで行かないと甲津畑への下山ルートがついていない。山日和さんが辿られたコースの逆ルート、タイジョウから南西尾根を降りることで闇下をすることなく下山が可能だろう。当日の早朝、出発間際になって甲津畑からイブネからタイジョウを経て周回するコースに変更する。山日和さんの表現を拝借すると「これがホントのタイジョウ方針である」。

京都を早朝に出発すると市内は晴れているが、比良、北山方面は重苦しく雲がかかっている。冬の季節にはよく見る雲のパターンだ。九条坂を越えて山科に入ると朝焼けが東の空を美しい茜色に染めている。「朝焼けが綺麗だから天気は良くならないのかしら」と家内が云う。「常にそうなるとは限らないだろう」・・・あくまでも私は楽観的であるが、家内の予感が正しいのであった。

名神高速を東に走らせていると琵琶湖を挟んで湖西に望む比良山系は厚い雲の上に珍しく山の上の方が顔を覗かせている。比良もすっかり白く冠雪している。今頃、山の上にいることが出来れば絶景を堪能することが出来るだろう。この天気が続けばの話ではあるが。
果たして鈴鹿方面はというと・・・南鈴鹿の山々のあたりは空も晴れているようだ。しかし、丁度、雨乞岳のあたりからだろうか稜線の上の方に雲がかかっている。御池岳のあたりは雲で何も見えない。雲がとれてくれることを願うばかりだ。

甲津畑をぬけて岩ヶ谷林道入り口の登山口に着いたのは8時過ぎ、既に3台の車が駐車している。岩ヶ谷林道を歩き始めると、まだまだ紅葉の名残が見られる。かつての千種街道に沿ってつけられたこの林道は随所で苔むした古い石垣が目を楽しませる。コンクリートが吹き付けられた斜面が続くような殺風景の林道とは大違いで、紅葉の名残を眺めながらの林道歩きは全く苦にならない。
PB237679.JPG
一反ぼうそうのあたりから早くもあたりはすっかりと雪に覆われる。一反ぼうそうは枝を広げた広さが一反ほどあることからそのように呼ばれたとあるが、今はすっかり枯れ果てている。樹の前の説明標には四季折々の姿を見せると書いてあるが、この説明標が立てられた頃はまだ枯れていなかったということか。登山道もこのあたりから霧の中へと入ってゆくことになる。
PB237691.JPG
PB237693.JPG
杉峠に辿り着くと急に積雪の量が増えるに思える。あたりの樹々や草花は期待通り霧氷を纏っている。ススキは萎縮したかのように穂を閉じている。やがて樹林帯が終わり笹原になると、強風に煽られる笹の葉の上には積雪はみられないので、笹の色が目につく。草木が雪に覆われる前のこの時期、雪の中に残る草木のわずかな色が却って雪の白さを意識させる。
PB237699.JPG
笹原の間に次男の緑色のフードが埋もれる
笹原の間に次男の緑色のフードが埋もれる
次第に笹原の高さが高くなる。振り返ると息子の頭はすっかり笹の下である。それでも嫌気がさすようでもなく健気についてくるようだ。やがて霧の彼方から人の声が聞こえてくると、山頂が近づいたことを知る。山頂では4人の方がいらっしゃるので4人組のパーティーかと思ったが、どうも様子が異なる。男性と女性のソロの方、それから親子の3組であった。我々を含めて計4組が同時に居合わせたことになる。いずれの方々も武平峠から登って来られたらしい。

程なく他の方々が山頂を辞し、それぞれの方向に去っていくと西の方角から聞こえてくる唸り声のような風の音だけが残る。雨乞岳は風衝草原特有とも云える強風を心配していたのだが、幸い風はそれほどでもないようだ。しかし、本日の山行計画はイブネに到着した時間にもよると考えていたので、まずはイブネを目指すことにする。

杉峠までは急坂ではあるが、ここを過ぎるとイブネへは緩やかな尾根道だ。雪の上には当然ながら足跡がついている。タイジョウへの分岐に来ると、タイジョウ方面へは予想通りというか期待通り、ノートレースだ。

PB237720.JPG
イブネに到着すると積雪が覆い尽くしており、やはり苔のカーペットは見る影もない。イブネの山頂標の周りだけわずかに雪がなくなっていたが、複数人のパーティーがリュックを下ろした後ではないかと推測する。先に行ってお湯を沸かすからといって、山頂には先に到着したのだが、ガスストーブをセットした頃には家族も到着する。幸いなことに風も穏やかだ。この日の昼食は豚の角煮丼とマッシュルーム・スープ、それから餃子である。山頂を辞し出発すると、再び樹林に入ったところで、次男が「帽子のマークが取れちゃった」と情けない顔をする。よくよく見ると風に吹かれて落ちてきた霧氷であった。

タイジョウ方面への分岐に戻り、踏み跡のついていない雪の上を行く。風の方向によるのだろうか、この尾根に入った途端、雨乞岳からイブネの間ではずっと続いていた見事な霧氷は途端に姿を消してしまう。

そういえば雪山の山行においては踏み跡のついている雪道を歩く機会はそう多くない。北西方向にほぼ一直線の尾根道であるのと、頻繁にテープも現れるので道迷いの心配はないのだが、父親と異なり様々なことに几帳面かつ慎重な性格の次男は心配で仕方がないのだろう。しきりと「道あってるの?」「テープあるの?」と聞いてくる。幾度「大丈夫だよ」と答えたか、数えきれない。
PB237728.JPG
尾根上には次第にシャクナゲが目立つようになる。ルート・ファインディングを一つ間違えると立ちどころにシャクナゲの藪の中に突っ込むことになりそうだ。地図では読めないが、意外と急峻なアップダウンが連続する。アップダウンの鞍部ではナイフリッジのようなやせ尾根となることも多いが、次男は弱音を上げることなく歩いている。思い切って先頭を歩かせてみると、意外にも雪に覆われた踏み跡を探し出して、上手く辿っているようだ。

やがてタイジョウのピークが近づくとシャクナゲや馬酔木の低木も少なく、歩きやすい尾根となる。樹々は再びわずかばかりの霧氷を纏う。風が弱いせいだろうか、溶けはじめて半透明になっている霧氷も散見する。さてここからのルートが問題である。林道の終点のあたりまで続く南西尾根を下ることにする。全く期待はしていなかったのだが、尾根上には頻繁に樹に巻かれた赤テープが現れる。お陰で次男の心配を和らげるには大いに役立ってくれる。
PB237740.JPG
尾根を下り始めると間もなく霙っぽい雪が降り出した。タイジョウからの尾根をひとしきり下って鞍部に至ると、二重山稜の間にはひっそりと隠れていた小さな池が姿を現す。山日和さんのレポにも紹介されていた小さな池だろう。こういう池を見るとついつい近づいては足を泥濘にはめてしまうことが多い。雪で薄化粧をされた静謐な池はモノトーンの世界に沈み込んでいくようだ。

なだらかに尾根を立とるとca1000mのあたりで尾根は右手に大きく曲がる。息子が「雲の下に出たね」と気がつく。いつしか雪はやみ、あたりの霧もすっかりとれている。眺望はないのであるが、南の方角からは雲の中で翼竜が叫び声をあげて飛び回っているかのような猛烈な風の音が聞こえてくる。大峠から清水の頭のあたりだろうか。有り難いことにこちらの尾根では風はほとんどないのであった。

やがて尾根は急峻な下りとなる。雪が薄く降り積もった落葉は非常に滑りやすく、全く気を抜けない。小さな鞍部を越えてca850mのピークに達すると、急にあたりの雪は消失する。ここからは尾根が3分岐しているが、林道に着地することを一番左手の尾根を選択すると、尾根上にはテープが続いていた。

下るにつれてあたりは次第に紅葉を残す樹々が増えてくるが、尾根はますます急峻さを増す。樹の幹を掴みながらジグザグに下り、最後は沢のほとりに出る。沢を渡渉すると対岸に明瞭な踏み跡が林道の終点まで続いていた。暗くなる前に林道にたどり着いて一安心である。すぐに避難小屋に出ると、その右手にはテントが二つ、張られている。こんな場所でテン泊出来ることが羨ましい。

下りの林道は最後のあたりでヘッデンをつけることになったが、30分ほどで登山口に帰り着く。車に乗り込んで甲津畑のあたりに出ると、夜の帳が下りているのだった。名神高速をおりて振り返ると、東の空には銀色に煌々と輝く月が出ている。明日は好天が期待されるから、さぞかし雨乞岳の霧氷は美しいことであろう。

※このレポはヤマレコにおける以下のレコを大幅に加筆・改訂したものです。
https://www.yamareco.com/modules/yamare ... 58522.html

ページトップ