【比良】比良岳西尾根から音羽池へ

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Re: 【比良】比良岳西尾根から音羽池へ

by 山日和 » 2017年6月01日(木) 20:35

バーチャリさん、どうもです。

ハードな山が多いから たまには軟弱な山に・・・
腰の痛みがとれて良かったですね。


それが最近は軟弱続きなんですわ。

>思っているのだろうか。ロープウェイで上がってくる観光客と言えども、せっかく自然の中に来たのだから下界でも聞ける音楽より鳥
の声や風の音を聞く方がいいと思うのだが。

同感です。


山登りする人はそれがあたり前の感覚ですよね。

シャクナゲの白花あるのですね
まだ山では見た事ないですが


私もあまり見ませんが、それほど珍しいものではないみたいですね。

[attachment=1]IMG_1349_1.JPG[/attachment]
>白滝山から蓬莱山へ続く尾根の東山腹には送電鉄塔の巡視路が続いている。いくつもの谷を越え尾根を越えするアップダウンの多い
道だが、美しい樹林の中を歩くいい巡視路である。

いい雰囲気ですね。


展望とは無縁ですが、落ち着いたいい道です。

>長池も水があるのは半分ぐらいで少々貧相だった。

そうですか写真では
いい感じに見えますが 


そうですね。洞吹さんへのレスで長池さんに謝っておきました。

[attachment=0]IMG_1369_1.JPG[/attachment]
お疲れ様でした。 
お大事に 


ありがとうございます。

                山日和
添付ファイル
IMG_1369_1.JPG
隣はピンクでした<br />隣はピンクでした
隣はピンクでした
隣はピンクでした

Re: 【比良】比良岳西尾根から音羽池へ

by 山日和 » 2017年6月01日(木) 20:31

SHIGEKIさん、どうもです。

想像に難い堅いですなぁ

すれ違っても、わかりまへんやろねぇ


??? :?:

この辺の林道歩いてる山日和さん おるんですなぁ :mrgreen:
夏は山ガ のみならず 沢ガも行列してるとこでっせ~


そんなん見たことないな~。
前に明王谷流域に入ったのはいつかと考えてみれば、もう12年も前でした。

[attachment=2]IMG_1285_1.JPG[/attachment]
この尾根は 比良岳西峰から言うと北東の尾根でしょうか?

いや、真西尾根です。(ん?どっかで聞いた名前) :mrgreen:

ブナの森嗅覚がより一層発達してますね。
尾根の方角を見て、少し顎をあげて クンクン してるんですかね ひょっとして 熊さんみたいに :shock:


年取ると目も耳も悪くなる代わり、ブナの匂いには敏感になります。 :lol:

この辺は、比良岳の南、稜線の西側がいい雰囲気だったとウロ覚えで記憶にあります。

その通りでおます。比良の縦走路も悪くないですわ。

[attachment=1]IMG_1329_1.JPG[/attachment]
ちょっとした、水場みたいなのも・・・ ところが、年代物の缶のゴミがあったり・・・

尾根芯に道がついてないので、結構水が流れてますね。

打見山の向こう側にもたくさん咲いていて(人工的?)展望もよく、ハンモックがあったりします。昼寝最高!!

ハンモックまであるんですか?!! 最近では比良テラスってのがえらい人気らしいですが。

長池の東側からP1080を経て蓬莱山への尾根ですね?

だとしたら、6年前の比良専の時も全く歩いてませんし、地形図見るとそそられますね。


その尾根を取り巻く凸と凹が魅力的なんですねえ。 :D

[attachment=0]IMG_1365_1.JPG[/attachment]
十分ですがなぁ。腰痛には山歩きがよく効きます(ホンマ渡しの場合)

治ったから行ったんですけど・・・ :mrgreen:

               山日和
添付ファイル
IMG_1365_1.JPG
IMG_1329_1.JPG
IMG_1285_1.JPG

Re: 【比良】比良岳西尾根から音羽池へ

by バーチャリ » 2017年6月01日(木) 14:57

山日和さん 今日は

 先週、突如襲われた腰の痛みも治まった。軽めのコースで様子を見てみようと向かったのは比良

ハードな山が多いから たまには軟弱な山に・・・
腰の痛みがとれて良かったですね。


思っているのだろうか。ロープウェイで上がってくる観光客と言えども、せっかく自然の中に来たのだから下界でも聞ける音楽より鳥
の声や風の音を聞く方がいいと思うのだが。


同感です。

 
群生地ではなぜかここまで見ることのなかったシャクナゲまで咲いていた。それも白花だ。



シャクナゲの白花あるのですね
まだ山では見た事ないですが


[attachment=1]IMG_1367_1.JPG[/attachment]
 白滝山から蓬莱山へ続く尾根の東山腹には送電鉄塔の巡視路が続いている。いくつもの谷を越え尾根を越えするアップダウンの多い
道だが、美しい樹林の中を歩くいい巡視路である。


いい雰囲気ですね。


 長池の東端に向かうつもりが西端に出てきてしまった。鉄塔が西端にあるのだから、巡視路を辿っていれば当然の帰結なのだが。
長池も水があるのは半分ぐらいで少々貧相だった。



そうですか写真では
いい感じに見えますが 


腰痛明けとしては、まずまずのいい山だったと言えるだろう   


お疲れ様でした。 
お大事に 

   バーチャリ 
                    

Re: 【比良】比良岳西尾根から音羽池へ

by 山日和 » 2017年6月01日(木) 00:28

洞吹さん、どうもです。

腰痛でしたか。お気の毒に。

昔から潜在的腰痛持ちでした。

23年前、ワシの沢デビューに山日和さんが連れて行ってくれたのが、
隣の奥の深谷と、この白滝谷でした。


そうでしたねえ。1本では物足りずダブルで遡行しましたね。 :lol:

よさそうな感じですね。
白滝山から比良岳の一帯は、ワシはまだ未踏の空白地帯なので、
たいへん興味がそそられます。


私も比良の沢に足繁く通ってた頃はあまり樹林の美しさに気付きませんでしたが、改めて良さを見直しています。

[attachment=2]IMG_1323_1_1.JPG[/attachment]
ブナ林に囲まれて、縦走路からはずれた地味な山。
これって、我々にとっては最高のシチュエーションですがな。


御意!! 蓬莱や打見は問題外。武奈は人多過ぎ、堂満は潤いに欠ける、釈迦や白滝山が比較的静かでしょうか。
こことコヤマノ岳が樹林が美しく落ち着いたピークと言えるでしょう。

[attachment=1]IMG_1327_1.JPG[/attachment]
その通りだと思いますよ。
でもまあ、びわこバレイさんも、あえて人がいやがる音楽を流して、
あんまり人がこないようにしてくれている……ということで。 :mrgreen:


ところがそれでも来るんですねえ。 :oops:

巡視路の通行をアトラクション的な位置づけで見ていた今までと違い、
ついに巡視路通行が登山の目的になってしまったのですか。
すごいぞ、関西電力!


いや、別に巡視路を歩きたいわけじゃなくて、巡視路がいい場所を通ってるだけなんだけど。 :mrgreen:

地形図には、送電線に絡んで通る小径が描かれているけど、
これが巡視路なんですか?


その通りです。しかし考えてみると、こんなにハッキリ地形図に描かれてる巡視路も珍しいかも。

地形図を見て、現地の起伏や地形の見え方を想像してみるが、
うーんとうなってしまう、変化に富んだ複雑さ。
おもしろそうですね。


ぜひお試しあれ。割と楽に入れて楽しめると思いますよ。 :D

>長池も水があるのは半分ぐらいで少々貧相だった。

貧相でしたか。


ちょっと貧相は言い過ぎでした。長池さん、ゴメンナサイ。m(__)m

[attachment=0]IMG_1372_1.JPG[/attachment]
これは地名標記「長池」の「長」の字の左にある小さい池のことかな。

そうです。

音羽池は、1022mの西南西にある三角形の池ですか。

白滝山からすぐのところですね。1022mに山頂標識があります。

駐車は林道入口脇の指定駐車場だと思うけど、
朝も到着時間が遅かったら、きっと満車なんでしょうね。


1時過ぎの早い下山でしたが、まだ余裕がありましたよ。 :D

           山日和
添付ファイル
長池。決して悪くないです(^^;)
長池。決して悪くないです(^^;)
IMG_1327_1.JPG
IMG_1323_1_1.JPG

Re: 【比良】比良岳西尾根から音羽池へ

by SHIGEKI » 2017年5月31日(水) 22:50

山日和さん こんばんは。

想像に難い堅いですなぁ

すれ違っても、わかりまへんやろねぇ

って、

今日は遠回りの林道をまじめに歩いて終点の牛コバに到着。白滝谷沿いの登山道に入る。

この辺の林道歩いてる山日和さん おるんですなぁ :mrgreen:
夏は山ガ のみならず 沢ガも行列してるとこでっせ~

 夫婦滝の落ち口まで進んでから少し戻って比良岳西尾根に乗った。この尾根はヤブもなく、明瞭な踏み跡が比良岳西峰まで導いてく
れる。

この尾根は 比良岳西峰から言うと北東の尾根でしょうか?

この2月に森山岳に登った時、比良岳から西峰へ続く吊尾根の佇まいが魅力的に映った。そして実際に歩いてみると、自分の想
像通りの美しいブナ林が広がる山稜だった。特に南側の白滝谷上流側の斜面が実に素晴らしい。これは当たりだった。

ブナの森嗅覚がより一層発達してますね。

尾根の方角を見て、少し顎をあげて クンクン してるんですかね ひょっとして 熊さんみたいに :shock:

 比良岳の山頂は縦走路から外れており展望もなく、比良山地を代表するような名前の割には地味な頂上である。たいていのガイドに
はそう書いてあるが、私に取ってはブナ林に包まれた静かなこの山頂は、比良山系の名だたる山々より好ましいものだ。
 今日はここまで花にはあまり縁がなかったが、縦走路では一ヶ所だけイワカガミが満開の群落があった。
木戸峠のお地蔵さんに挨拶をして汁谷方面に進むと途端に喧騒に包まれた。と言っても人がうじゃうじゃいるわけではなく、びわこバ
レイのスピーカーから大音量で歌謡曲が流れているのだ。スキーシーズンならまだしも、それ以外のシーズンに山を訪れる人が喜ぶと
思っているのだろうか。ロープウェイで上がってくる観光客と言えども、せっかく自然の中に来たのだから下界でも聞ける音楽より鳥
の声や風の音を聞く方がいいと思うのだが。

この辺は、比良岳の南、稜線の西側がいい雰囲気だったとウロ覚えで記憶にあります。

ちょっとした、水場みたいなのも・・・ ところが、年代物の缶のゴミがあったり・・・

 それはともかく、汁谷に入ると目の覚めるようなクリンソウの出迎えを受けた。3年前に来た時は2本だけ咲いていたのを見ただけだ
ったが、今日はゲップが出るくらい咲いている。

打見山の向こう側にもたくさん咲いていて(人工的?)展望もよく、ハンモックがあったりします。昼寝最高!!


浅い谷と緩やかな尾根が絡み合うように入り組んだこの山稜は実に奥が深い。理解するためには何度も足を運ぶ必要がありそうだ。

長池の東側からP1080を経て蓬莱山への尾根ですね?

だとしたら、6年前の比良専の時も全く歩いてませんし、地形図見るとそそられますね。

腰痛明けとしては、まずまずのいい山だったと言えるだろう。

  十分ですがなぁ。腰痛には山歩きがよく効きます(ホンマ渡しの場合)

               SHIGEKI

Re: 【比良】比良岳西尾根から音羽池へ

by 柳川洞吹 » 2017年5月31日(水) 21:49

山日和さん こんばんは

  先週、突如襲われた腰の痛みも治まった。

腰痛でしたか。お気の毒に。

  白滝谷沿いの登山道に入る。
  白滝谷は何度も遡行しているが、登山道を歩くのはいつ以来だろう。


23年前、ワシの沢デビューに山日和さんが連れて行ってくれたのが、
隣の奥の深谷と、この白滝谷でした。

  夫婦滝の落ち口まで進んでから少し戻って比良岳西尾根に乗った。
  この尾根はヤブもなく、明瞭な踏み跡が比良岳西峰まで導いてくれる。
  実際に歩いてみると、自分の想像通りの美しいブナ林が広がる山稜だった。
  特に南側の白滝谷上流側の斜面が実に素晴らしい。
  これは当たりだった。


よさそうな感じですね。
白滝山から比良岳の一帯は、ワシはまだ未踏の空白地帯なので、
たいへん興味がそそられます。

  比良岳の山頂は縦走路から外れており展望もなく、
  比良山地を代表するような名前の割には地味な頂上である。
  たいていのガイドにはそう書いてあるが、私に取ってはブナ林に包まれた静かなこの山頂は、
  比良山系の名だたる山々より好ましいものだ。


ブナ林に囲まれて、縦走路からはずれた地味な山。
これって、我々にとっては最高のシチュエーションですがな。

  びわこバレイのスピーカーから大音量で歌謡曲が流れているのだ。
  スキーシーズンならまだしも、
  それ以外のシーズンに山を訪れる人が喜ぶと思っているのだろうか。
  ロープウェイで上がってくる観光客と言えども、
  せっかく自然の中に来たのだから
  下界でも聞ける音楽より鳥の声や風の音を聞く方がいいと思うのだが。


その通りだと思いますよ。
でもまあ、びわこバレイさんも、あえて人がいやがる音楽を流して、
あんまり人がこないようにしてくれている……ということで。 :mrgreen:

  気持ちのいい樹林帯を上がって行くとやがて巡視路に出合う。
  この巡視路を歩くのが今日の最大の目的だったのだ。


巡視路の通行をアトラクション的な位置づけで見ていた今までと違い、
ついに巡視路通行が登山の目的になってしまったのですか。
すごいぞ、関西電力!

  白滝山から蓬莱山へ続く尾根の東山腹には送電鉄塔の巡視路が続いている。
  いくつもの谷を越え尾根を越えするアップダウンの多い道だが、
  美しい樹林の中を歩くいい巡視路である。


地形図には、送電線に絡んで通る小径が描かれているけど、
これが巡視路なんですか?

  それにしてもこのあたりの地形の複雑さはどうだろう。
  2月に来た時はヤブは雪で覆われて、
  木々も葉を落としていたのにどっちを向いて歩いているのかわからなくなってしまった。
  新緑の今はなおさらだ。
  浅い谷と緩やかな尾根が絡み合うように入り組んだこの山稜は実に奥が深い。


地形図を見て、現地の起伏や地形の見え方を想像してみるが、
うーんとうなってしまう、変化に富んだ複雑さ。
おもしろそうですね。

  長池も水があるのは半分ぐらいで少々貧相だった。

貧相でしたか。

  スギヤ池もあまり見栄えがせず、

これは地名標記「長池」の「長」の字の左にある小さい池のことかな。

  結局音羽池までランチを我慢することになった。
  この池の佇まいは素晴らしく、
  腰を落ち着けてランチタイムを楽しむには申し分のない場所である。


音羽池は、1022mの西南西にある三角形の池ですか。

  今日も時間の縛りがあるので白滝山には寄らず、明王谷左岸尾根をダイレクトに下りる。
  予定通り1時間ほどでゲートに到着。


駐車は林道入口脇の指定駐車場だと思うけど、
朝も到着時間が遅かったら、きっと満車なんでしょうね。

  腰痛明けとしては、まずまずのいい山だったと言えるだろう。

お疲れさまでした。

腰、お大事に!
                  洞吹(どうすい)

【比良】比良岳西尾根から音羽池へ

by 山日和 » 2017年5月30日(火) 21:27

【日 付】2017年5月27日(土)
【山 域】比良山地 比良岳周辺
【天 候】晴れ
【コース】坊村6:25---7:05牛コバ---8:35比良岳西尾根取付---9:20比良岳---10:10ジャガ谷出合---11:10長池---11:17音羽池12:10---13:15坊村

 先週、突如襲われた腰の痛みも治まった。軽めのコースで様子を見てみようと向かったのは比良。
かつては沢登り以外で訪れることのなかった比良の山だが、3年ほど前からすこしずつ見直し始めている。
 早朝の坊村はまだ登山者の影も少ない。明王谷林道のゲート前では沢支度の2人パーティーが出発するところだった。
今日は遠回りの林道をまじめに歩いて終点の牛コバに到着。白滝谷沿いの登山道に入る。白滝谷は何度も遡行しているが、登山道を歩
くのはいつ以来だろう。美しい新緑のトンネルの下、花崗岩の岩肌を流れる水の躍動に心惹かれる。もうそろそろ沢に切り替える頃だ
が、今日はちょっと気温が低く肌寒いぐらいだ。

[attachment=5]IMG_1278_1.JPG[/attachment][attachment=6]IMG_1294_1_1.JPG[/attachment]
 流れの中にヘルメット姿の登山者が見えた。さっきの2人組だ。竿を振りながらのんびり釣り上がっているようだ。登山道を辿る分
には釣りの邪魔をすることもない。
 白髭淵を過ぎて谷が核心部を迎えるところで道は右岸の支流へ入る。白滝から始まるゴルジュとフィナーレの夫婦滝までの核心部は
登山道からは見ることができない。
支流の出合から本流の方を見ると黒い影が動いている。すわっ、クマの登場かと思ったが、2人組の登山者がこちらの方へやってきた。
渓流シューズを履いているところをみると沢登りらしいが、支流の登山道へ進んで行った。白滝を登れずに引き返してきたのか。

[attachment=4]IMG_1322_1.JPG[/attachment] 
 夫婦滝の落ち口まで進んでから少し戻って比良岳西尾根に乗った。この尾根はヤブもなく、明瞭な踏み跡が比良岳西峰まで導いてく
れる。この2月に森山岳に登った時、比良岳から西峰へ続く吊尾根の佇まいが魅力的に映った。そして実際に歩いてみると、自分の想
像通りの美しいブナ林が広がる山稜だった。特に南側の白滝谷上流側の斜面が実に素晴らしい。これは当たりだった。

[attachment=3]IMG_1325_1.JPG[/attachment]
 比良岳の山頂は縦走路から外れており展望もなく、比良山地を代表するような名前の割には地味な頂上である。たいていのガイドに
はそう書いてあるが、私に取ってはブナ林に包まれた静かなこの山頂は、比良山系の名だたる山々より好ましいものだ。
 今日はここまで花にはあまり縁がなかったが、縦走路では一ヶ所だけイワカガミが満開の群落があった。
木戸峠のお地蔵さんに挨拶をして汁谷方面に進むと途端に喧騒に包まれた。と言っても人がうじゃうじゃいるわけではなく、びわこバ
レイのスピーカーから大音量で歌謡曲が流れているのだ。スキーシーズンならまだしも、それ以外のシーズンに山を訪れる人が喜ぶと
思っているのだろうか。ロープウェイで上がってくる観光客と言えども、せっかく自然の中に来たのだから下界でも聞ける音楽より鳥
の声や風の音を聞く方がいいと思うのだが。

[attachment=2]IMG_1347_1.JPG[/attachment]
 それはともかく、汁谷に入ると目の覚めるようなクリンソウの出迎えを受けた。3年前に来た時は2本だけ咲いていたのを見ただけだ
ったが、今日はゲップが出るくらい咲いている。
群生地ではなぜかここまで見ることのなかったシャクナゲまで咲いていた。それも白花だ。

 ジャガ谷の出合から左岸の尾根に取り付いた。ちょっとしたヤブを抜けるとずいぶんしっかりした踏み跡が現われた。どうやらもう
少し先で取り付いた方がよかったようだ。
気持ちのいい樹林帯を上がって行くとやがて巡視路に出合う。この巡視路を歩くのが今日の最大の目的だったのだ。

[attachment=1]IMG_1367_1.JPG[/attachment]
 白滝山から蓬莱山へ続く尾根の東山腹には送電鉄塔の巡視路が続いている。いくつもの谷を越え尾根を越えするアップダウンの多い
道だが、美しい樹林の中を歩くいい巡視路である。
それにしてもこのあたりの地形の複雑さはどうだろう。2月に来た時はヤブは雪で覆われて、木々も葉を落としていたのにどっちを向
いて歩いているのかわからなくなってしまった。新緑の今はなおさらだ。
浅い谷と緩やかな尾根が絡み合うように入り組んだこの山稜は実に奥が深い。理解するためには何度も足を運ぶ必要がありそうだ。

[attachment=0]パノラマ1_1.jpg[/attachment]
 長池の東端に向かうつもりが西端に出てきてしまった。鉄塔が西端にあるのだから、巡視路を辿っていれば当然の帰結なのだが。
長池も水があるのは半分ぐらいで少々貧相だった。スギヤ池もあまり見栄えがせず、他にも池とも水溜りともつかないような池が点在
するのだが、いいところには違いないものの決め手に欠ける。結局音羽池までランチを我慢することになった。
 この池の佇まいは素晴らしく、腰を落ち着けてランチタイムを楽しむには申し分のない場所である。欲を言えばもう少しブナがあれ
ばというところか。ここは雪の時期よりも無雪期の方が美しい。
 今日も時間の縛りがあるので白滝山には寄らず、明王谷左岸尾根をダイレクトに下りる。予定通り1時間ほどでゲートに到着。
腰痛明けとしては、まずまずのいい山だったと言えるだろう。

                         山日和
添付ファイル
パノラマ1_1.jpg
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