スノー衆パート2に参加された皆さんには披露しましたが、こんな方法もあるという紹介です。
機械屋さんなら見たことがあるでしょうか、軸用C型止め輪(通称:スナップリング)を利用しています。
雪の中で使う道具だけに、材質は錆び難いSUS304(所謂ステンレス)を選びました。
規格的には直径13ミリの軸用が一番シックリすると思います。
前後に12ミリ用と14ミリ用もありますが、12ミリはきつくて14ミリは緩々でした。
25インチのライトニングアクシスには片足分で20箇所ありますから、両足だと全部嵌めるには40個必要です。
取引先の工具屋さんならもっと安かったかもしれませんが、これだけで取り寄せて貰うのも悪いので、ミスミという通販商社での購入です。
ここは数量によるスライド価格制を採っており、200個以上の注文で最低価格の11円になりました。(消費税込みだと12円弱)
さて実際の施工ですが、スナップリングプライヤーという専用工具が必要になります。
ホームセンターでも軸用や穴用の単一用途用のものから、先端を取り替えることで兼用できるものが販売されています。
使い方は2箇所の穴にプライヤーの先端を突っ込みハンドルを握ると割れているところが開きます。
軸用での本来の使い方はバネの力で元に戻るのですが、それでは今回の加工は無理なのでもう少し大きく開きながら力技で嵌め込む事になります。
ですから最後に穴用のプライヤーでかしめる作業が必要です。
最後尾の2箇所がどうしても硬くて施工不能でしたから、40箇所中36箇所の加工に留まっています。
実用の結果ですが、小津権現山のスノー衆で36箇所中の一つだけが外れていました。
施工時の開き過ぎによって緩んでいたものと思われます。
私としては満足なテスト結果だったと評価しています。
- ライトニングアクシスとSTWS13