【山域】鈴鹿
【日付】2012年11月24(土)
【コース】鳴野橋8:10---10:04カクレグラ---11:30タイジョウ---12:37杉峠---13:05雨乞岳---13:45清水の頭---
奥の畑---15:50鳴野橋
【メンバ】kasaya
3週間ぶりの山行である。天気は悪くないのでしっかり歩いてみようと上記のコースを計画してみた。しんどかったら杉峠から
下りればいいので気は楽だ。鳴野橋の駐車場に8時ごろ着くとすでに車が数台。目の前の一台は自転車で出発の準備をしている。
これで途中まで入るらしい。挨拶をすると今日はイブネでテント泊の由。今からイブネならは余裕ですねえというと、
ニコニコしながら暇つぶしの本も持ってきたのでとおっしゃる。イブネは寒そうだけどテント泊も魅力あるなあ。
出発もゆったりしているその人にお先にと声をかけ自分はカクレグラを目指すため川沿いに少し下る。前回入道ヶ原に行った時に
巡視路を確認していたので今日はそこから忠実に登る予定。渡渉もあるが水量はたいしたことなく、ストックでバランスをとり
すんなり渡る。いつもは持たないストックだが今日の渡渉を見越して持ってきて正解だった。
- 巡視路の入り口です
道は順調に高度を上げ見覚えのある鉄塔に着く。前回はこの巡視路がわからず適当に登りここで初めて巡視路に遭遇した場所だ。
まあ巡視路伝いでなくても大差ないかもしれないなあといった印象だ。ここからしばらくいくとカクレグラに向かう尾根に出る。
そしてしっかりした踏み跡を伝っていけばカクレグラだ。天気はいいが風が冷たい。長袖Tシャツ1枚では寒いのでヤッケを羽織る。
このくらいでちょうどいい。さて次はタイジョウだ。もうちょっと近いイメージがあったがカクレグラからは意外に距離がある。
そして道が案外不明瞭だ。タイジョウまでの道よりわかりづらい。高い方へ向かえばいいので間違えるわけではないが思ったより
迷いやすい。そして紅葉もこの高度では終わってしまったようですっかり葉の落ちた中を進むことになる。もうちょっと
紅葉を期待したのだが残念。
もうすぐタイジョウというところで大きな岩壁が行く手を塞ぐ。まともに取り付けない岩の壁だ。右手から大きく回って上部に出る。
そしてさらにちょっと行けばタイジョウだった。広い頂上だ。時刻もいい頃だしここでランチだね。先日biwacoさんが山専
ボトルをいろいろ書いていたので、自分もちょっと試してみようと今日は持ってきた。でもいまいち使い方がうまくない。これで
カップラーメンならすぐできるが、味噌煮込みは無理だなあ。まあそれでもお湯を入れて火に掛けたらあっという間に沸騰してきた。
やっぱお湯からやれば早いわ。数分の時間短縮になるが、これは果たしてうれしいことだろうか。
食後はアゲンギョを通過して杉峠に向かう。途中で年配の団体さんとすれ違う。聞けばイブネでテント泊とか。宮指路さんも
書いていたし、今朝会った人もそうだ。イブネでのテント泊は人気があるようだ。
そのまま歩いてくと杉峠。時間はまだ1時を回ったところ。余裕の時間なので予定通り雨乞いを目指す。急な坂だが途中の平坦地で
振り返ると鈴鹿の山々が一望できる。ちょっと風が冷たいけどいい天気だなあ。そしてがんばって登れば雨乞岳だ。時間が遅いのか
誰もいない。ザックが二つ置いてある。東雨乞いでも行っているのかな。ここからは鎌ヶ岳が鋭く見える。久しく行ってないが
やっぱり最後はどこから登っても急峻な感じだ。今度はいつ行こうかな。
- 鎌ヶ岳は滋賀県側から見たほうが形がいいかなあ
さて次は奥の畑。久しぶりだ。しかしその前に笹薮を行かねばならぬ。南雨乞い付近は相変わらず笹薮がきつい。なぜ
ここだけこうも繁茂しているのか。足先で薄い藪を探しながら進むが何度か外してしまった。昔のイブネはもっとすごかったん
だよなあなどと思いながら進む。しかしその笹薮もいつしか薄くなり快適な尾根道になると清水の頭に着いた。奥の畑はこの
下である。茫洋としてよく見えないところだ。何度か訪れた奥の畑だが登るばかりで下りたのは一度位か。きつい斜面はないので
適当に下りると直に広々としたところに出た。
いつもの奥の畑。でも進む方向が逆になるだけで見え方が違う。いつも通らない左岸側を歩いていると不意に大きな木に
出くわした。オッ!これが奥の畑の主とか言われる木だな。今まで何度も歩いているがこの付近は通っていないようだ。
なかなか立派な木である。でもこれは何の木?
- 奥の畑の主?
その後広々としたまさに畑の跡地のような場所で振り返ると周囲の山々に囲まれた奥の畑が浮かび上がってくる。ここは何で
見捨てられたのだろうか。やっぱり北側の谷で物の成りが悪かったのかな、それに不便だしなどと往時を偲ぶ。
- 畑の跡地?
何も考ええずにまっすぐ歩けば道に出るかと思っていくが、なんだか見覚えがないルート。変だなと思いつつ右往左往していたら
やっとこさで正規の道に出会う。知っている道と思っていたが歩く方向が違うだけで迷ってる。難しいなあ。
しかしここを越えれば後は本当にいい道。歴史を感じさせる千種街道をぽくぽく歩いていると足首の辺りが疲労の所為か
痛くなってきた。しばらくぶりの歩きで足に来たようだ。やっぱり山へは毎週いかないとあかんかなあなどと思いつつゆっくりと
駐車地にもどった。。
Kasaya