柳川さん こんにちは
全然知らん山です。カモシカがいたので加茂市か?と思ったら大野市。豪雪地帯やおまへんか。
カシミールの地名ジャンプで検索しても出てこない。木無山じゃなくて名無山ですね。
しゃーないから人力で佐賀市たら和泉スキー場の山ですね。
【山 域】 奥越 木無山
読みようによったらブナ山か。
やはり、いつものように目覚まし時計と戦っていたようだ。
戦うぐらいなら持ってこなければいいと思いますが。
やっぱり無いと晩まで寝てしまうのでしょうか?
百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
ここを先に読めば場所が分かったのか・・・むなしい。
664m標高点の先、ふと視線を感じて左の斜面を見ると、すぐそこにカモシカが一頭、こちらを見ていた。
手を振っても、
手を振ったら向こうも手?を振ると考えての動作でしょうか?
カメラを向けても、話しかけても、ワシが通り過ぎるのに合わせて首だけまわして、じっとこちらを見ている。
あの落ち着きようは素晴らしいな。
カモちゃんはなかなか逃げませんね。シカはすぐ逃げよる。
八風でカモちゃんが逃げないので、近づいたら頭突きを食いました。子どもだったので助かりましたが。
私の家にはキツネやイタチが訪問することがあります。キツネはすぐ逃げますがイタチとはにらめっこになることがあります。
肉食動物なんだけど、すごく愛嬌がある可愛い顔をしています。
最初は植林の中の斜面をジグザグを切って登っていく。
ここから比高100mほどが急斜面なので、それを登り切るまでが我慢のしどころだ。
そういう場所を我慢することで後の喜びも大きくなりますね・・・普通のこと書いてしもた。
気温が高めなので、雪が春山の午後のようなザラメ状になっていて滑りやすい。
福井がそうなら、鈴鹿ではもう雪があらへん。
まぶしい青空が広がっている。
いいぞ、いいぞ。今シーズン初のサングラス着用だ。
私がサングラスを持っていくと必ず晴れないという法則があります。
晴れた日には必ず持っていくのを忘れています。
尾根は「さあ、どこでも好きなように歩いてちょうだい。」と言わんばかりに広がり、
昔、「後ろから前からどうぞ」という歌がありました。
私は意味が分かりませんでしたが、やはり山登りの歌とみてよろしいでしょうか。
そのぶん新鮮な気分で歩くが、それでも、ブナの森や源頭部の入り組んだ浅い谷など、ところどころ記憶に残っている場所があった。
私は一度観た映画でも内容を忘れてしまって、二度目も楽しめます。
物忘れがいいというのは得ですね。
写真を拝見すると木無山にしては木だらけですね。
ここらへんでゆっくりうどん鍋を食って帰るのも有りかなと思い始めた矢先、ビビビッと洞吹司令本部から糸電話で命令が届いた。
「モシモシ ホンジツハ キナシヤマノトウチョウヲホンブントスベシ ヨッテ ウドンナベハホウキセヨ」
2012年現在、国内で糸電話を使用しているのは鳥取だけだと聞いていますが
洞吹さんの本部でも使っているのですね。節電の観点から結構なことだと思います。
うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。
これはまた意表を突く行動に出ましたね。命令を無視してうどん鍋を食べるとばかり思っていました。
来たぞ、木無山。
前回は7年前に別ルートから登りに来たが、どうしても通れない雪稜になった部分があって登頂できていないので、
登頂おめでとうございます。本部に大威張りで報告ですね。
ワレトチョウニセイコウセリ トラトラトラ 張り切って糸を切らないよう・・・
ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。
ほんとに素晴らしいですね。ええ山頂や!
気象予報士さま、疑って悪かったのう。あんたも素晴らしい。
時間が押しているのであまり長居ができないのは残念だが、これは起きるのが遅かったワシの自業自得なのだ。
今日は何かやけに素直な洞ちゃん。
地図を落とすなどということは、山登りを始めてから20年間で初めてのことだ。
そこに私は感心しました。
これを見抜けなかったワシが未熟だったが、自分で穴から出られる程度で済んでよかった。
これは笑い話ですみませんね。そんな怖いことがあるのですね。
単独だし、日没に追われて焦るとろくなことはないので、こちらは次回のお楽しみということで、
安全策をとって、勝手がわかっていて早く降りられる長倉谷の林道へ降りることにする。
それがよろしかろうて。
木無山、いい山だった。
下山してそう思えるときは幸せですね。
ハリマオ