今週も雪が降ったので台高は車が入れないかな、鈴鹿に行こう!
帰りの事をを考え、近くて雪の楽しめる所がいいな、前回イブネに到達できなかったので、今回いは、ピークを踏んで熊の戸平も歩きたいな、幸い天気はバッチリなようだ、今回は鉛色の男なんて言わせないぜ!
5時に家を出た。
【 日 付 】2012年2月19日(日)
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】往路 宮指路さん同行みたいなもん、帰路単独
【 天 候 】晴れのちガスのち晴れ
【 ルート 】朝明有料P7:10―根の平峠8:22―タケ谷出合9:00―クラシ11:40―イブネ12:08―オゾ谷出合13:54―根の平峠14:55―朝明有料P15:40
朝明の駐車場まで先週の様に雪は無く6:30到着、先着1台のみ準備をしていると車が入ってきた、顔を見ると宮指路さんだ。気付かず通り過ぎ少し先に車を停めた。そのうちにもう一台やってきた、眺めてると車の人と話をしてるではないか、みればkasayaさんではないか、またまたそこにやってきたのはクロオさん。
準備を済ませノコノコと顔を出す、なんとヤブメンが4人も集合してしまった。聞くと皆さんイブネ狙いだそうな。
宮指路さんが先行して出発していった、宮指路さんの後を追うように私も出発、根の平峠を目指す。
何と今日は無風の快晴ではないか、今日は山日和になりそうだ、どこに行っても最高の日だぜ、な~にが鉛色の男だざま~みろ、なんて考えながら輝く雪面を見ながら登って行く、最後の堰堤の上でスノーシューを付けた。
根の平峠を越えて宮指路さんは休まずにタケ谷に向かっていく、私はいつものキャンバスに落書きだ、今日は❤マークを描いてみるが、いびつなリンゴみたいな失敗作になってしまった。
宮指路さんを追う、宮指路さんはタケ谷の右岸に渡った、私は左岸を行く。前回右岸を通ったが通り難くかったからだ、そのまま別れてしまった。渡りやすい所で神崎川を渡渉、宮指路さんは来る気配がないので仕方がないけど見捨てよう。この先小尾根先端が川に迫ってるので高巻いて行き、川沿いの道に戻るとすでに宮指路さんのトレースが付いているではないか、やられた!先を越されちまったよ。
宮指路さんクラシ谷を遡り途中の尾根からクラシの北東尾根を上がるらしい、私は前回登った出会いからP900に登るつもりであったが、そのまま宮指路さんのトレースを追った。
谷沿いに斜面をトラバースするが表層の新雪でスノーシューが流れてしまう、蹴り込めば根雪に届くが15cm程を押さえ込むの楽ではない、前方に宮指路さんの姿を捉えたがここでアイゼンに替える事にする。
アイゼンは前回風折滝を目指した時に長靴に合わせてしまったので、登山靴が入らないので長さを調整して装着した、5.6歩あるくとアイゼンが外れてしまったのだ、見ると長さを固定する金具が脱落してしまってるのだ、わずかの歩数なので探してみると押さえのプレートは有ったが肝心の金具は見つからず、つま先とかかとの分がばらけて使い物にならないので片方のアイゼンだけ付けて歩いて行く事に。探すのにすごく時間が食った感じがして、今日はもう稜線に上がるのは無理かもしれないなと思った。
宮指路さんはもうかなり上がってしまったのだろうなとトレースを追うと斜面に取り付いて一人でもがいていた、どうも宮指路さんもスノーシューからアイゼンに替えて休憩もしていたようだ。ここから好きなルートで別々に登って行くがペースは良く似たもんで付かず離れずって感じ、急傾斜を避けてトラバースしていると宮指路さんは直登している、力を合わせてラッセルする様な雪質でもないので勝手気ままだ。
片足のアイゼンだが、スノープレートが劣化してしまったのか着雪が多く新雪を丸ごと付けて来るようで高下駄状態になり歩いにくこと、何度も蹴落とすがすぐにまた着くのだ、靴だけの方には全く付かないし、滑る事もないから今日は完全壺足の方がかえって楽なのかも、こんな雪質の時も有るんだなと学んだのだった。
登るにつれて青空が薄れて来る、見えていた御池方面もいつしかガスに覆われてきているではないか、それでもまだ景色は見えるので大丈夫だろうと登って行く。予定より時間を食ってクラシに上がる。越百岳に向かうがガスに覆われだし熊の戸平、銚子方向はうっすらしか見えない、そんな~さっきまで良い日だったのに。
やがてガスは濃くなり寒くなってくる、イブネ北端に上がると樹氷も結構付いているのだ、スノーシューに替えて追いついてきた宮指路さんが先行する、私はアイゼンのまま後ろを付いてイブネに到着、前回踏めなかったイブネ、やったね。しかしこのガスは何なんだ、殆ど景色も見えず雪さえチラついて来てしまった、そら見たかとのあざ笑う声も聞こえるが気のせいなのだろうか?
宮指路さんは少し進み、話し声が聞こえるkasayaさんに、電話でもしてるのかなと思ったら先着者がそこにいたのだった。タイジョウから来た男性が一番乗りだったのだ。話をしながら昼食、だが私はもう帰らないといけない時間だ、パンを少し食べて「お先に」と別れクラシに向かうとすぐそばでkasayaさんチームが昼食の用意をしていた、すぐ後に上がって来ていたんだね。
帰路はP900からクラシ谷出合に降りるつもりだが、北東尾根にはずーっとトレースが付いている、オゾ谷からマキガヒラ谷を上がったのばかり思っていたkasayaさんチームは北東尾根を上がっていたのをここで知った。トレースが有ると気分は楽だ壺足で快適にグリップするので快調に下る、P900を超えて、あれ?クラシ谷側に降りるのだったのにオゾ谷側に少し入ってしまった。登り返すのは面倒だしどこから取り付いたのかも興味が有るのでトレースを追うことにしてオゾ谷側に下る。
結構な急斜面をスノーシューでkasayaさんチームは登って来ている、よく登れたなとおもう斜面も振り向くとそうでもないのだ、自分たちが登った尾根も下りではきっと急に見えるのかもしれない。
オゾ谷に降りて出合に出る、kasayaさん達は中峠を超えてきているのだがどちらに向かっても同じ位の距離なので、根の平峠に向かうことに幸いトレースもついているし。オゾ谷を渡ろうとして岩に乗ったらアイゼンの有る方は良かったが片方が無いのを忘れてて氷の岩に足を置いてしまった、つるりと滑り薄氷の上に乗ったが、ばりっと割れてドボン!横倒しになった、スパッツの間から靴に浸水、手も付いたがやはり手袋ごと水没!
冷たいまま帰るのかと思ったが、少し歩けば暖まりそんなに不快感は無いのだ、どうせ普段でも汗で湿ったり、わずかな水は入ったりするので同じようなものなのだろう。
先回りした宮指路さんのトレースを追って徒渉点、一体どこに出るのだろうと思ったら、この前頭から雪に落ちた所ではないか、やはりそこが登山道の川に降りる所だったのだ。
根の平に戻ると、私のキャンバスになんと綺麗な❤マークが書き加えられているではないか、では矢で射ぬいてやるぜ!。また見え始めたイブネを眺めて「なんで意地悪するの」今度来る時はお願い晴れてね」と後にした。
駐車場にはもちろん皆さんの車は未だ残っていたのだった、その中にはさなりんの車も。クロオさんに聞いたけど私が出発して10分ほどして着いたのだって、逢えなくってざんねーん。
絶対ピーカンと思った日で有ったが、やはり鉛空から抜けられないTWです。