トレりん、こんばんは~。(^-^) ばけもんの さ・な・り・んです!
何処に行ったのだろう?と思ってたら伊吹に行っちゃってたんだ、おーどろきぃ!
何で、驚いているのさ。伊吹山きれいでしょ。真っ白に輝いているやろ。この日は見えなかったけど。
トレりんは何処に行ったか知ってたよ。
くしりん面白いね。
午前4時30分。携帯の目覚ましメロディーが鳴った。起きる時間だよ。寝たの2時半だったから2時間しか寝られなかった。
眠いな。楽しい夢を見ていたように思うが目を覚ました瞬間に夢の内容は消えていた。
睡眠2時間ですか、慣れてるからすぐ寝られるの?わたしゃ~寝つきが悪いのでそんな時は寝られませんけど。
寝てても山歩いていたのでは?
早く寝たかったけど寝れなかったのよ。女神様していたから。
夢は会ったことも、ここで話したこともないけど、なんか想像のグーさんが出てきたみたいなの。
起きた時に伊勢山上グーって名前が頭に残っていた。
グーさんのこと、ちょっと気になっているから。
今日は山に行く。御池岳か伊吹山。お天気は良くないみたいだけど、日曜日は仕事なので今日しかないのだ。
選択肢がなかったのね、土曜、日曜共よく似た感じかなと思ったので私は土曜を選んだのですが、日曜日はいい日だったよね
日曜日は青空があって、ほんといい日でしたね。仕事中、朝熊山、鼓ヶ岳見て溜息ついてました。
見てたけど、ちゃんと仕事はしていたからね。
国道365線は関ヶ原ICを過ぎた頃から路面が凍結気味、トラックが登り坂を慎重に進んでいる。ゆっくりなので後ろに続く車も当然ゆっくりと進まなくてはならなくなる。フロントガラスに落ちる雪も多くなってきた。伊吹山に登れるのだろうかと、少し不安になる。
私の車では無理だわ
ちょっと無理かな。でも帰りの国道365は、雪なかったよ。水でびしょびしょて感じ。夜からまた凍って滑るんだろうなて思っていた。
前方にはスキーの板を担いだ2人、その前に2人が登っている。徐々に距離が近くなる。前の方が、「どうぞ」と言って道を空けてくれた。
申し訳ないので、抜かした後、一生懸命に歩く。そうしたらまた、前の人に追いついてしまった。道を空けてくれるので、「いいですよ。
さなりんが早すぎるのか、ラッセルしたくないからなのか?
さなりんがぴったり後ろに付いているのがイヤだったんでしょう。
世界最深積雪世界一のギネスに登録されている伊吹山だけのことはあるな
そうなんだ知らなかった、何メートル積もったのかな?
1927年2月14日に1,182cmを記録したって載ってましたよ。凄いよね。1日の降雪量でも1975年1月14日に230cmと世界最多を記録したとか。
北の方じゃなくて伊吹山というのが驚きだね。そして今もその記録は破られないんだものね。
それで分かったことは、ストックを使わずに左足を前に出したら、着地時間を短くして、すぐ右足を出す。そして沈む前に、左足を出す。そうすると身体の重みで沈む前に前に進むことが出来るんだ。ストックを使うと、踏み込んだ時の時間が長くなり、しっかりと着地してしまうからダメだと思う。そんな歩き方で歩いていて後ろを見ると誰もいない。やったぁ~!速く歩けたよ。この方法はこれからも使えるよ。
そりゃ~理論的には判るけどさ~、さなりんなら水の上も歩けるんじゃない
でもそれはね、足の底面積と体重が大きくかかわってるんだよ
さなりんデカ足?、体重何キロ?
なんてレディに聞く私は誰かさん言ってたけどジェントルメンじゃ~無いのかな~
これ信じてないでしょ。本当に上手くいくのよ。ほんとに、ほんとに、ほんと、アニメみたいだけど、ほんとだって!
足の大きさとか、体重が関係していることは分かるよ。要は速足で歩くってことなんだけどさ。
さなりんは23.5㎝だけど、(身長じゃないよ)足のサイズ。登山靴は24.5㎝を履いているよ。デカ足?
体重は45.0前後かな。
トレりんがジェントルメンじゃ~無いのは判っているわよ。雪の写真撮ってきて、おっぱい(あれ~恥ずかしい
)とか言ってたし。
少し前まで5mくらいしか空いてなかったのに誰も見えないし声も聞こえない。前方にも誰もいない
誰も付いて来れない速さだったんだ
そうなんだよ。この歩き方今度やってみて!
視界はなし。ホワイトアウトだ。まっ、いいか。6合目避難小屋はもうすぐだと思うから、先に行こう。風が粉雪を吹かしてトレースをなくそうとするが、しっかりみれば確認できる。もう少しだと思った避難小屋にたどり着かない。少しだけ不安になったが、しばらくして避難小屋が見えてきた。ホワイトアウトで時々見えなくなる。ひとりで歩いていると雪中耐寒訓練しているみたいだ。なんか強くなりそう~。今日会った登山者は男性ばかりだ。女性の登山者はこんなお天気だと登らないのかな。
のぶりん、のぶりん!じゃなかった、のぼらん!のぼらん!女性どころか私ものぼらんわ~
そうかなぁ。もしトレりんが行ったとしたら、きっと登るよ。
「こんな天候ですが山頂まで行きますよね?」って尋ねると、「数人が上がったみたいなのでトレースがあると思う。だから行ってみます。」と言われた。「そうですよね。わたしも行きますから。気を付けていってらしゃい。」「じゃあ。」って言ってホワイトアウトの中、山頂に向かって消えていった。
さすが伊吹山ですね、早くから登る人もいるんだね。
この男性はワカンだったよ。かっこよかったよ~。
のぶりんさんはパーティーの後ろに付いたのかと思ったらラッセル役でしたか
なんだ、なんだ、と驚きましたね。ようやるね~
避難小屋から「お疲れ様~。みんな頑張って!」って大声で叫んだよ。みんなに無視されたけどさ。(*^^)
避難小屋からはスノーシューを装着して登ろう。少し先に出発した男性のトレースを追う。途中で3人の登山者がリタイアしていた。
そりゃ、この状況ならいるよね。
スノーシューで登るの、とっても上手くなりましたよ。
吹雪きで山頂は見えず、雪の中をただ登るだけ。こんな思いしてなんで登るのだろうと思うのだけど、こんな状況で登ることに対して意欲が湧いてくる、絶対「ヤマトタケルノミコト」に会いに行くよ!目印もない雪の斜面をひたすら登ると、雪に埋もれたお花畑の看板が見えた。やった~!お花畑に着いたよ。
根性あるんですね、さなりんは。のぶりん「帰りたい」言わなかったですか?
言わないでしょう。さなりんが行くといったらね。トレりんとこと同じです。
のぶりんもスノーシューで調子よく登っていたし。
山頂までもうすぐだ。冷たい強風の吹雪きで目も開けられないくらいだ、負けずに山頂目指して進む。覚心堂の前で単独男性に会う。
男性は可愛い動物の帽子を被っていた。「可愛い~。ちょっと写真撮らせて!」といい写真を撮らせてもらう。そしてヤマトタケルノミコト像に行く。
登頂やりましたね~、\(^^)/こんなに雪積もってる時に行ったこと無いよ。
受け狙いですかね~、尻尾付けてる人もいるみたいですけど~
、写真みせてよ~
。
はーい!こんなんです。
- 写真を撮るさなりんをのぶりんが撮る
- さなりんに向かってチーズ!
寒い~~フードから出た髪が凍ってきた。早々に引き上げる。下山しかけるとブリザードもおさまりかけてきた。上がってくる登山者も多くなってきた。
初めて女性登山者とすれ違う。下山は好きな所を下る。誰も歩いてないまっ白な雪の上をスノーシューで滑るように下る。わぁ~楽しいな。今日の一番の楽しい時間だ。気持ちいいな。吹雪きもなくなったし、でも、遠くの展望はない。一気に登山者が多くなった。
スノーシューのままで下りかけたの、最初の所急斜面だけど大丈夫でしたか?、雪が深いから大丈夫なのかな?、でも結構沢山の人が登ってるのですね。
急でしたね。でもここが今回のハイライトです。スキーみたいに滑って行くの~。速い、速い~気持ち良かったわよ。
何もないところにトレース付けるのいいね。
もうすぐ避難小屋というところで、のぶりんが何か言っている。「どうしたん?」と聞くと「カメラがない。落とした~。」と慌てている。
えらい所で落としちゃいましたね
。
さなりんは即答した。「あきらめな。こんな雪の中じゃ見つからないよ。」それなのに、のぶりんは探しに行こうとする。
さなりん、潔いんだね、かっこいい
、のぶりんさんあきらめきれないんだ。
見つけるという方が困難だよ。あのすご~く広い斜面を適当に下りてきたんだよ。
探せる訳ないよ。でも、あきらめなって言ったけど、さなりんを撮ってくれた画像もなくなるのか、惜しいなって思ったよ。
良かった~無くなったのを気付いてから、数分で戻ってきた。神様ありがとう。本当にラッキーだった。最初に何か無くしたのか聞いてくれた人、
その人がいなかったらカメラは戻ってこなかったかも知れない。そして拾ってくれた方達が近くにいたこと、幸運の神様がカメラを届けてくれた。
そりゃ幸運だ、ブリザードの中、道外したりしてたら誰も気が付かないでしょうね。
カメラケースが赤だったんだ。それで目立ったから分かったみたい。拾ったのは山頂近くだったみたいよ。
さなりんが大きな声で話していたから、「何か落としたの?」って男性が声かけてくれたと思うの。その人がいなかったら拾ってくれた人
分からなかったからね。さなりんの大きな声もたまには役にたつのよ。
尻セード、足も手も上げるんですよ
、伊吹山はスキーやソリで降りればアッと言う間ですよね。画像見ればしっかりヒップソリも持ってるじゃん、それでも滑らないの?
そういう私も滑らないんだよな
いい感じで下りてきたのに、ここで凄く時間がかかってしまったよ。もう最悪。ヒップソリも使ったよ、でも全然~。
こんなものに頼るんじゃなかったよ!やっぱり頼りになるのは自分の足だって思った。
楽しようと思う気持ちは捨てないとね。
- 青空が出てきた
ほんとほんと、今度はぜひ青空の時に行って東遊歩道の方も歩いてみてね。
うん!また行きたいな。でも青空みえるかな?普段の行いが悪いからね~。
☆さなりん☆(#^_^#)