山日和さんこんばんは、先日はおつかれさまでした。
一夜の宴を結んだバンガロー前から尾根に取り付く。前夜のプランでは安楽越からの縦走だったが、急遽第2案の鬼ヶ
牙ルートに変更したのだ。それも一般道ではなく尾根末端からのバリルートだ。
私、大堰堤から、キャンプ場に抜ける道が有ると聞いて、堰堤辺りで河原に降りて前の尾根に登ったらこの尾根に上がってしまい、岩登りで上がったのですが上がれなくなって戻った事が有ります
今回キャンプ場から上がったのもその道を確認したかったからですが、見事外れて望仙荘に降りてしまったのでした。
予定通り岩壁が立ちはだかった。正面突破は不可能。右手を窺うも岩が立ち過ぎて巻くことはできない。左手の岩壁下
に細いバンドがあるが、ホールドが乏しくちょっと恐い。
まぁえらい所を通過でしたね、バーチャリさんもよくやるねぇ。
休憩していると10人以上の団体が上がってきた。この山は結構人気の山のようだが、我々のルートから上がる人はほとん
どいないのだろう。さっきのトラバースルートの踏み跡の薄さがそれを物語っている。
私らが帰りに会った団体さんかしらん、わりばしさんは7人だと書いてたけど、私出会った人の数認識出来ないのです、いつも。
突然通さんの携帯が鳴った。グーさんからのようだ。小太郎谷から上がろうとしたが、現在位置も不明で集合時間に間に
合いそうもないらしい。おまけにちーたろーさんも一緒だそうだ。なにやってんだか。
そう言うこちらも岩壁で時間を食ってしまい余裕がなくなってきた。[/quote]
まぁまぁ人の事は言えないですね
我々の帰路は最短距離と思われたガンサ谷を選んだ。距離は最短でも最速とは限らないのが山である。これがなかなか
骨のある登山道だった。
でしょ!、結構時間かかりましたよ、山さんにガンサから登るなら時間が早すぎると言われてその気になってましたか、弁慶ブナなんて見に行く余裕なかったですわ。
ガンサ谷は昔の登山地図では「葺谷」と表記されており、「鈴鹿の山と谷」でもそう書かれている。いつからガンサ谷が通名
になったのだろう。
私はガンサは「岩砂」だよなと思い、確かに岩と真砂の谷だなぁと思って登ってましたけど、これ外れね。「ガンサ」はわりばしさんも書いてるけど「神座=カンザ」のようですね、船石がその神座ではないかという説も?
小太郎谷源頭まで戻って薄い踏み跡のヤセ尾根に入る。あまり歩かれていないようだ。谷への下りもかなり急で、トラロ
ープがうれしかったりする。
降口は尾根から入るのですね、尾根にトラロープが有るのが見えてましたが谷に復帰して一番長い源頭部に詰め上がったのでした、そのまま上がればミズナシに向かいます。
左手にミニ連瀑帯を見たところで右の谷側へ下りていく。滝場を避けて付けられたルートのようだ。
そうそうここで連瀑帯に降りて滝を登って行きました、下にも滝が有るみたいでそれの巻道ですね、ここで巻きルートに入らず広いガレ谷を上がると小太郎谷源頭から覗く崩壊地に上がるのかな?、私はここが下降口かなと思ってました。
下り切って谷筋に出たところですぐ下に堰堤があった。かなりの高さがある。林道もないこんな谷の奥にどうやってこんな大
きな堰堤を作ったのだろう。[/quote]
石積の堰堤が2つ有りましたね、下の堰堤の左岸平地には堰堤に使った残りの石がいくつか散らばっていたような、 ここに索道のアンカーと思われる鉄の丸環が地面に残ってました、もしかすると長坂の尾根を越えて船石林道辺りから上げたのかな?と想像してました。
しばらく行くと、ほとんどバリルートと言ってもいいくらいのはっきりしない道になってしまった。左岸をトラバースして進む道
は踏み跡も微か。もはや登山道とは言えない状態である。テープも見かけなくなったのでどこかで外したのかもしれない。
時々河原に下りるが、必ず白い花崗岩の美しいナメ滝がある。いかつい名前とは裏腹にきれいな谷である。
大きな滝が2つあった。いずれも花崗岩を穿って滑るように流れ落ちる滝で、そこそこの高さもある。高巻き道からはその
全貌を見ることができないのが残念だ。堰堤さえなければ遡行しても楽しい谷だと思う。
道を外してますね、下の石積堰堤までははっきりしたるーとでしたよ。炭焼き窯広場ですね、ここまでが七ツ釜コースのハイキングルートになるのかもしれませんね。
高巻道は新設なのかな、地形図には左岸を通して破線が描かれてますね、実際巻の下部に有る新しい堰堤の所に左岸に上がる朽ちた梯子とそれから上に続く古いトラロープも見えてました。
通さんがその昔ビビったという橋があるらしいが、なかなか現れない。「もうないんとちゃうの」とか言いながらかなり下まで
これつうさんから聞いてたので気になってました、でもネットにも画像が有ったので心配はしてなかったですが、意外に入口近くにあって驚きました。
下部はよく整備されて杣道となり、やっと林道終点に出た。ここからの林道歩きが結構長い。
昔からの炭焼き道でもあり、現在ではシキミや榊も植栽されてるから切り出しに使ったり、植林の管理にも使うのでしょう。奥ではかなり分岐が多いので一つ間違うととんでも無い所にあがりそうです、私は末端まで詰めて楽に上がってしまったようです。
大堰堤の駐車スペースに車が1台止まっていた。「ヤブコギ関係者じゃないやろ」「三重ナンバーやん」と言いながら車の横
に差し掛かると、振り向いたその顔は宮指路さんだった。
「どこ行っとったん?」その顛末は宮指路さんのレポをご参照あれ。
宮指路さんだったのですね、私の後を登って来てたのですね、どこに登り着いたのかな~?間違って戻るのに長坂方面に入ったようですね、あそこ直進だから
登りと下りで比較するのにいいレポでした=TW=
- 巻道にひとつだけ咲いてたイワカガミ