【 日 付 】2023年4月17日
【 山 域 】美濃、伊吹山地
【メンバー】tsubo
【 天 候 】曇り時々晴れ
【 ルート 】揖斐高原栃の実荘6:40ー8:36小貝月山8:46ー9:10貝月山9:40ー11:15品又峠ー12:25ブンゲン12:48ー14:00品又峠ー15:40揖斐高原栃の実荘
貝月山、かわいい名前の山だなと気になっていた。
長者の里からは谷沿いの道を渡渉を繰り返しながら往復しないといけない。
登りはいいが、私にはそんな下りは苦手だ。それに往復で5時間というのは物足りない。
揖斐高原からヒフミ新道を登って、ふれあいの森公園に下って林道で戻るという周回コースもあるが、これも短時間のコースだ。
いろいろネットで検索しながらあれこれ考えて、ちょっと欲張りなコースを思いついた。
6時40分に揖斐高原スキー場を出発する。
林道を行くコースもあるようだが、ゲレンデを登っていく。けっこう急な直登だ。
林道に出てすぐに登山口があった。ここからが登山道だ。
しばらく登ると自然林の美しい森の中の道になる。
新芽が可愛らしい。
さらに登ると、曲がった低木になる。また、高い木になる。
木の名前はわからないが、植生の変化は面白い。標高が低いうちは新緑がきれいだが、高くなるとまだ冬枯れの姿のように見える。
風が強い。
曇りのち晴れの予報だが、日が差さなくて寒い。
山頂に着くころには晴れてくれるだろうか。
「イワウチワの群生地」の立て札がある。楽しみにしていた。
だが、イワウチワは一つも咲いていない。花どころか葉の姿もない。
おかしいなと思いながら登っていくと、また「イワウチワの群生地」の立て札が出てくる。数輪咲いていた。
3つ目の立て札のあたりでようやく群生地らしく葉っぱが多くなった。だが、咲いている花は少なかった。
小貝月山に着く。眺めがいい。
バイカオウレンが咲いていた。最近の朝ドラで一躍有名になった花だ。
伊吹山が見える。少し前まで雲がかかっていた山頂も見えてくる。
貝月山に着く。山頂には展望台が建っているが、なくても良さそうだ。
ブンゲンから伊吹山に続く稜線が気持ちよさそうだ。今度この山域に来るときはあの稜線を歩きたいなと思う。
段々青空が広がる。風も収まってくる。
お湯を沸かして最近好みの抹茶ラテを飲む。
ポットにお湯を満タンにした。
ふれあいの森への道は急な下りだった。登山口に出てから林道を歩くと、ふれあいの森のゲートに着く。
右に行けばスタート地点に戻る。
だが、今日はまだまだ。左に行く道のゲートの先を進む。
品又峠に向かう。これからブンゲンに登るのだ。
品又峠から旧スキー場跡を登り、奥伊吹スキー場の上に出る。
今日はスキー場巡りだな。
そこからブンゲンまでは稜線歩きだ。
ブンゲンは熊が多いと書いてあった。時々大きな声を出しながら歩く。
また雲が広がってきた。
ブンゲンの山頂に着く。
広がっていた雲の間に青空が増えてくる。
今日の私は晴れ女ではなくて、山頂で青空を呼ぶ女かな。(笑)
貝月山がよく見える。
今日は遠くは霞んでいるが、秋なら素晴らしい眺望の山だ。
ポットのお湯をカップ麺に注ぐ。
スキー場を下ると、脇を流れる小さな沢の向こうにたくさんのイワウチワが咲いていた。登りでは気づかなかった。
こっちのほうがよっぽどイワウチワの群生地だなあ。でも、あまり歩く人がいないから立て札を立てても意味ないか。
品又峠からは林道歩き。
木々の芽吹きや足元の花を愛でながら歩くと林道歩きも苦にならない。
落石にネコノメソウが咲いている。
林道歩きにも発見がある。
駐車場に到着。
歩ける人なら林道に降りずに貝月山からブンゲンに縦走できるかもしれないが、私には無理。
貝月山とブンゲン、どちらも名前に惹かれた山だ。
誰がどういう意味で名付けたのだろうか。
名前で損する山と得する山がある。
今度は損している金糞岳にも登りたいな。