【 日 付】2021年1月15日(金)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】R306ゲート8:20>コグルミ谷右岸尾根>カタクリ峠>御池岳12:10>奥の平北東尾根>カタクリ峠>国道ゲート16:15
1月15日(金)てんくらの予報でゴーサインが出たので御池岳に登りました。今回もミニスキーを担いでヤブスキーに挑戦です。
朝8時20分、R306のゲートを出発しました。
国道を小一時間歩いてようやく犬帰谷左岸尾根の取り付き点に着きました。バリルートなので標識類はありませんが、擁壁が切れたところには踏み跡が見られます。
尾根には少し日を置いたトレースが残っていました。植林帯を抜けるとシャクナゲ交じりの樹林に入ります。このルートは最近藪が濃くなったように思いましたが、トレースを追っていくと割合すんなりと樹林を抜けられました。どうも私のルートの取り方がまずかったようです。
尾根を登っていくと右の方からコグルミ谷の右岸尾根が寄ってきて合流します。
合流すると落葉樹だけのすっきりした尾根になります。
標高の低いところでは尾根芯の雪は溶けて地面が見えていました。
尾根が広くなったところで右に曲がるとコグルミ谷登山道の6合目(カタクリ峠)に出ました。白瀬峠の方から新しいトレースが付いていたのでその後を追いました。
7合目でトレースは左右に分かれていましたが、右のトレースは古く薄いので左のトレースを追います。左のトレースは登山道を辿っていました。
8合目から登山道は浅い谷を登っていくのですが、谷道は雪の吹き溜まりが深いので先行者は左の小尾根を登っていました。
御池山頂が近づきました。後一息です。暖かく穏やかな日なので樹氷は残っていません。
12時10分、御池山頂に着きました。山頂では若い男性が一人昼食の準備をしていました。朝車でゲートに向かう前に簡易ステーションから山口貯水池方面に歩いている男性と年恰好が似ていたので聞いてみると本人のようです。国道歩きを含めてもゲートから歩いた方が木和田尾を登るより早く着けるはずなのですが、若い人にはかないません。
天気が良すぎて気温が上がり水蒸気が増えたせいか左の霊仙山ははっきり見えますが、右の伊吹山は霞んでいました。
今日の滑降予定コースは奥の平(1241m)の北東尾根なのでそちらに向かいました。
ボタンブチなどテーブル散歩をしている暇はないのでここから見ておきましょう。
年末年始からまとまった降雪がないせいか奥の平では地肌が見えているところもありました。スキーの跡が一本奥の方に伸びていました。こんなところで滑っているのはアスリートの鈴鹿スキモさんでしょうか。とても真似はできないので私はランチにしました。
バーガーとおにぎりでランチを済ませたら早速プラブーツに履き替えスキーを付けました。
さあ、行ってみましょう。
出だしはなかなか気持ちのいい尾根です。ここもバリルートでよく使われるのですが、トレースは殆ど消えていました。
樹林に突っ込むと登りに使った小尾根より木立が密なところもありスイスイとは行きません。
中間部のなだらかなところは気持ちよく滑れました。
尾根を下って真ノ谷に降りました。
谷を少し遡って右股に入るとカタクリ峠に戻れます。
カタクリ峠まで緩やかな登りになるのでスキーにシールを貼るつもりでしたが、雪が重くてあまり滑らないのでシールなしでカタクリ峠に戻れました。
後は往路の右岸尾根を下りますが、ここもスキーで下って行きます。
地肌が見えているところも風下の東側を滑っていきます。
犬帰谷左岸尾根分岐の手前にある岩の出た痩せ尾根だけは滑るところがないので板を外して痩せ尾根を通過しました。また、少し滑って犬帰谷左岸尾根に入ったところでスキーを外し歩いて尾根を下りました。国道を50分ほど下って16時15分、ゲートに戻りました。
出発時間が少し遅れて余裕がありませんでしたが、何とか明るいうちに戻れました。冬の御池岳は普通に登って降りてくるだけでも大変なのにスキーを担いで行って滑って降りてこられたのですから上出来と言うべきでしょう。