【 日 付 】2020年12月22日(火)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ微風
【 ルート 】表道9:00>藤原岳>天狗岩>頭陀ヶ平>木和田尾>山口貯水池16:43
毎年のようにチャレンジしていた藤原岳のスキーツアーも昨年は雪不足で実施できず、今年はどうなるかと思っていたら12月半ばに強い寒波が来てその後も雪は溶けることなく残っているので行けそうです。
12月22日(火)朝9時大貝戸道登山口に来てみると平日なのに満車近く車が止まっていました。藤原岳は冬でも登りやすいせか御在所並みに人気があるのです。何とか車を止めてザックの両脇にミニスキーを付けたら出発しました。
寒波が収まってから1週間経つので4合目までの雪は大体溶けてルートはぬかるんでいました。出発して40分程で4合目に着きました。
4合目からは雪道となりますが、入山者が多いのでトレースはしっかり踏まれて歩きやすかったです。
1時間半で8合目に着きました。出発時間が予定より遅れていたので心配したのですが、このペースなら行けそうです。
8合目からは冬道で尾根を真っすぐ登っていきます。傾斜が強くなりますが、雪質は良くノーアイゼンで登っていけました。
展望の良い9合目に出ました。
麓の展望が開けてきました。
避難小屋に着いたら早速プラブーツに履き替えスキーを付けました。
展望丘の下までクロカンで滑ったら板を外してリーシュコードを引っ張りながらプラブーツで登っていきます。板は普通のミニスキーでシール登高はできません。大した登りではありませんが、プラブーツで登るのは年金老人にとっては地獄のしごきです。
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ヘロヘロになりながら頂上に着きました。
お天気は良く周りの山々が美しく雪化粧しているのが慰めですが、ゆっくりしている暇はありません。板を付けなおしたら展望丘を滑降します。雪質は程よく落ち着いていい感じでした。
12時20分、避難小屋に戻ったら中には3人しかいなかったので中で簡単にランチにしました。
ランチを済ませたらゆっくりする間もなく天狗岩に向かいます。
カレンフェルトの丘からは白く輝く伊吹山が見渡せます。
天狗岩もプラブーツで登り返しました。天狗岩からはクロカンでゆるゆる滑ってアナ雪の森を抜けます。頭陀ヶ平へ向かう人はほとんどいませんが、一人分のトレースが残されていました。
ヨレヨレになりながら頭陀ヶ平に登り返します。
頭陀ヶ平に着いたら、すでに14時8分。間近に見える霊仙山を見納めたら、すぐにダウンヒル。下のL線鉄塔に向けて滑り降ります。
ここは疎林で山スキーっぽい雰囲気です。坂本谷分岐まで来ると尾根は細く立木も増えて滑りにくくなりますが、ワンターン、ワンストップのゆっくりペースで進みました。
尾根道が下の山腹道に降りるところでちょっとヘマをして板を雪の下に潜らせてしまいました。雪質は午後の気温上昇と標高の低さで重くなり急ブレーキがかかったと思うや体だけが前に投げ出されました。片方の板はビンディングがぶっ壊れて吹っ飛んでしまいました。ここまでは順調に来ていたのに仕方ありません。板を外しブーツも履き替えて残りを歩き始めました。一人分のトレースが残されていましたが、そのトレースは登山道を外れて変な方に下っていたので後は追わず途中から自分でトレースを刻んでいきました。
16時36分、山口貯水池に到着しました。ぎりぎり間に合った感じでほぼ日没時刻でした。朝方デポしておいたMTBに跨ったら大貝戸登山口までバイクのダウンヒルで戻りました。Pに着いた時には自車だけが寂しく取り残されていました。
何とか無事にツアーを終えられましたが、こういう遊びはもっと若くて屈強の体力がないと難しいので、そろそろ引け際かなと感じる一日でした。
それでは皆様良いお年を