【 日 付 】2020年8月31日(月)
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】朝明P>羽島峰>白滝谷>神崎川>ツメカリ谷>朝明P
8月31日(月)鈴鹿の定番沢のひとつであるツメカリ谷に行ってきました。
朝8時25分、朝明Pを出発。林道を歩いて縄弛み堰堤記念碑から猫谷道に入りました
汗を流しながら峠道を歩き羽島峰峠に着きました。白ザレの羽島峰はいつもどおり変わらぬ姿を見せています。
白滝谷登山道に入ってアマゴ谷出会い附近から白滝谷に入渓しました。コースはいつもどおり白滝谷を下降して本流の神崎川を下ってツメカリ谷に入ります。
最初に出てくる溝状2m滝は意外に釜が深いのでCSの上を渡って左岸から巻き下りました。
綺麗なナメが出てきました。ここでは登山道が横を通っているので登山者もブーツを脱いで遊んでいることもあります。
水がピョンピョン跳ねるような小滝が出てきます。
岩の間を下る溝状滝は直接下降しましょう。
また、綺麗なナメが出てきました。
多段の10m斜滝を下ります。
この谷を代表する白滝15mですが、今日は水量が少なくて名前負けしています。8月に入ってから殆ど雨が降らないのですから仕方ありません。7月は雨ばかりだったのに今年の天候は極端すぎます。
白滝下部は扇形に広がって美しかったのですが、水が広がるほど水量がありません。
2段5m滝からゴルジュ帯に入ります。
あまり厳しい滝のない白滝谷ですが、2段8m滝だけは注意が必要です。
この日は水量が少なくて滝身のすぐ横の足場が見えていたので簡単かつ安全に降りられました。
ゴルジュ帯の最後の小滝を抜ければ神崎川は近い。
本流の神崎川に出会いました。ここでパンやおにぎりで軽くランチにしました。
本流の河原を適当に下って行くと切り立った両岸が迫ってくる手前からツメカリ谷に入ります。
大木が引っかかる4m滝からゴルジュ帯に入ります
2条滝の手前の廊下は深いので右の岸壁を水中足場など使ってヘツっていく。
ゴルジュの中に小滝が続きます。
大きな釜の2m滝は右の岩場をヘツって行けます。
核心部の5m滝に来ました。切り立った岸壁に囲まれた滝は独特で異様な雰囲気がします。普段は大岩の両側から2条になって落ちているのですが、水量が少ないので左側には殆ど流れがありません。釜を泳いで行って左側に取り付きました。
水量が少ない割に6mスダレ滝は綺麗に落ちていました。滝の左の岩壁を登って上に出ます。
暫くゴーロの谷が続いて二股にある4m滝は滝身右端から登りました。シャワーを浴びますが、足場は安定しています
上流のスラブ帯は白い花崗岩や水流が輝いて癒しの谷を演出しています。
大きなスラブをなめる滝も綺麗です。
この釜はどちらからヘツろうか。
階段状の岩が滝つぼを取り囲む滝はローマの円形劇場です。白い岩が見せ場のひとつだったのに緑の藻が薄くついたり鉄分が染み出して赤く変色したりして薄汚れてきた感じだ。
ツメカリ谷の最後のアトラクションは裏見の滝です。普通は右から中段のバンドに登って滝裏を通って祝福のシャワーを浴びるのですが、水嫌いの私は滝の左から中段に登りました。水量が少なかったのでシャワーを浴びることなく登れました。
この小滝を過ぎると平流になってきます。
大岩の間を落ちる滝を過ぎて進むと
ケルンを積んだ小沢に入って白滝谷戻ります。小尾根を越えて小沢を下るとアマゴ谷出会いの下に出ます。コースの取り方によってはもう少し下流に出るかもしれませんが、大きくはズレないと思います。
16時ごろに朝明Pに戻りました。
今回は水量が少なくて核心部の通過は楽でしたが、高温続きで全体に緑の藻が付いていたりして薄汚れた感じがして残念でした。キラキラ耀く白滝や白亜のオリンポス劇場は戻ってくるでしょうか。