【熊野】天上まで続く極上のナメ 丸尾山南面谷から赤倉谷周回

フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。

返信する


答えを正確に入力してください。答えられるかどうかでスパムボットか否かを判定します。

BBCode: OFF
スマイリー: OFF

トピックのレビュー
   

展開ビュー トピックのレビュー: 【熊野】天上まで続く極上のナメ 丸尾山南面谷から赤倉谷周回

Re: 【熊野】天上まで続く極上のナメ 丸尾山南面谷から赤倉谷周回

by シュークリーム » 2020年6月30日(火) 11:56

シュークリ先生、ご無沙汰です<m(__)m>

びわ爺,ようこそおいでくださいました。

コロナも一段落、季節も夏本番近し!とご活躍の条件が整ってきましたね(^_-)
って、これまでもあちこち出没しておられた様子ですが…(゜o゜)


ついこの前お会いしたような気がしていましたが,もうあれから1ヶ月ほど経ったようですね。
一頃よりはだいぶお元気になられたようで,ご同慶の至りですm(__)m


丸尾山の西の赤倉集落から入るんでしょうね。でも、赤倉谷がどれかは分りません。地図に「三ッ滝」と書いてある谷かな?

その通り!!

ガチャもロープも要らないというなら、私も遊べるかもしれないだけに、羨ましさが募ります。ビール好き、滝好き、ナメ好きの同行方のお気持ちがヒシヒシと伝わります。
またいつか、機会があれば引っ張り上げてくださいマセ(^_-)


ロープを使って滝登りをしないと沢登りした気分にならないというガチ沢ノボラーにはイマイチ行く気にならない谷でしょうが,のんびり癒し渓を目指す老いぼれ沢ノボラーにはぴったりの谷でございます。
熊野の花火大会に合わせてきてくださいと言いたいところですが,今年は中止になっちゃいました。
赤倉谷を下ったあとは湯ノ峰温泉でのんびりというプランなどいかがでしょうか。
いつでもお待ち申しげております。


       

Re: 【熊野】天上まで続く極上のナメ 丸尾山南面谷から赤倉谷周回

by biwaco » 2020年6月29日(月) 11:57

シュークリ先生、ご無沙汰です<m(__)m>
コロナも一段落、季節も夏本番近し!とご活躍の条件が整ってきましたね(^_-)
って、これまでもあちこち出没しておられた様子ですが…(゜o゜)

南紀方面は方向音痴に地理滅裂で、山や川の名前を言われてもトンとピンときません。
丸尾山、赤倉谷、尾川川…そんな地名を頭に入れて地形図を探すと、ありました!諦めず探せば見つかるもんやな!とちょっと感動♪
ま、それにしても遠い遠い。近畿半島の南端だ! 私、その対極になる丹後半島育ちなんで、北海道でいえば函館から稚内までくらいの距離感があります(>_<)

丸尾山の西の赤倉集落から入るんでしょうね。でも、赤倉谷がどれかは分りません。地図に「三ッ滝」と書いてある谷かな?

ガチャもロープも要らないというなら、私も遊べるかもしれないだけに、羨ましさが募ります。ビール好き、滝好き、ナメ好きの同行方のお気持ちがヒシヒシと伝わります。

またいつか、機会があれば引っ張り上げてくださいマセ(^_-)

         ~びわ爺

Re: 【熊野】天上まで続く極上のナメ 丸尾山南面谷から赤倉谷周回

by シュークリーム » 2020年6月28日(日) 16:08

わりばしさん,ご無沙汰しています。

そんなに行ってるんだ。
michiさんからお誘いがありましたが、クラブでなねえ。


みちみち,わちばしさんの話題も出ていましたよ。まあ,いろいろと忙しいでしょう。

冬の時期の格好の沢歩きポイントなはずだあ。

冬の南紀は別天地ですからねえ。1年中,沢シーズンです。

へえ~そんなに続くんだ。

南紀の沢もいろいろ歩きましたけど,こんなに長くて楽しいナメは他にないですね。

ここはmichiさんのブログにも載せてあったので、印象深かったんだろうな。

美しい滝の下でのんびりするのは最高ですね。これでビールがあれば言うことなし。

お疲れさまでした。
中上健次とからめて南紀の沢というのもいいなあ。


中上健次行脚ですか?

ここんところこれまで行ってなかった沢筋を歩き台高の魅力を再発見しています。
これが、レポに出来ないんだよなあ・・
これが・・


なるほど,台高のマイナー沢ですか?
わりばしさんの場合は・・・とからめてだからレポにできないわなあ。


                        

Re: 【熊野】天上まで続く極上のナメ 丸尾山南面谷から赤倉谷周回

by わりばし » 2020年6月28日(日) 13:17

こんにちは、シュークリームさん。

丸尾山南面谷から赤倉谷周回コースは私のお気に入りの沢散歩コースである。今回が7回目の遡行になる。元越谷についで遡行回数の多い谷である。

そんなに行ってるんだ。
michiさんからお誘いがありましたが、クラブでなねえ。


しばらく歩くと3mほどのスラブ滝。michiさんはこのスラブ滝を見て,「今日はこの滝を見られただけでもいい」と感激しているが,「michiさん,これはまだ序の口ですよ」。少し歩くと標高550m二俣の2段で構成された美しいスラブ滝の登場。2段滝の中段テラスが休憩ポイントである。アルコール好きのmichiさんがもう1本目のビールを開けている。日当たりが良くて,気持ちのいい場所である。

冬の時期の格好の沢歩きポイントなはずだあ。

でもこの谷のナメは標高差200mにわたって延々と続くのだ。まさに天上にまで延々と続いているような気になる。途中で出会う支谷もすべてナメでできている。おそらくこの山は一つの大きな岩でできていて,その岩に薄く表土がかぶさっているのだろう。標高750mの稜線が見えるとようやく長大なナメも終わりを迎える。ナメの多い南紀の谷でもこんなに長いナメ,しかもすべて歩いて登ることができるナメは知らない。

へえ~そんなに続くんだ。

いつもはこの三ノ滝の落ち口でビールを飲みながら昼食にするところなのだが,今回は滝下でお昼にすることにする。三ノ滝は左岸の植林帯を大きく巻き下りることができる。滝下はいかにも休んでくださいと言わんばかりのテラスになっている。落差30mほどの美しいスラブでできている三ノ滝を愛でながらの極上の昼食休憩である。水量が少ない時は,スラブ面をサラサラと流れ落ちる水の模様を眺めるのが楽しいのだが,今日は水量が多いので,いつもより豪快である。滝好きのmichiさんにとっても絶好の昼食ポイントだろう。

ここはmichiさんのブログにも載せてあったので、印象深かったんだろうな。

三ノ滝のすぐ下が二ノ滝の落ち口。ここも左岸の植林帯を巻き下りる。巻の途中で振り返ると山全体を構成しているだろう大きな岩のスラブ面が山肌に露出している。ニノ滝は三ノ滝とおなじくスラブ滝だが,落差は40mほどと三ノ滝よりも大きい。私は二ノ滝の方が美しいと思うが,これは人の好みによるだろう。
二ノ滝のすぐ下が一ノ滝。これは落差15mほどの滝だが,スラブ滝ではない。これもまたいい滝である。一ノ滝を愛でてから右岸を下るとすぐに廃林道に出,ここを下るとすぐに駐車地に飛び出す。

お疲れさまでした。
中上健次とからめて南紀の沢というのもいいなあ。

ここんところこれまで行ってなかった沢筋を歩き台高の魅力を再発見しています。
これが、レポに出来ないんだよなあ・・
これが・・

                         わりばし

【熊野】天上まで続く極上のナメ 丸尾山南面谷から赤倉谷周回

by シュークリーム » 2020年6月27日(土) 19:01

右俣のナメ
右俣のナメ
丸尾山南面谷から赤倉谷周回コースは私のお気に入りの沢散歩コースである。今回が7回目の遡行になる。元越谷についで遡行回数の多い谷である。この谷のいいところは南紀の谷らしい極上のナメと美しいスラブ大滝の両方が比較的短いコースに凝縮されている点にある。しかも,ロープやガチャ類など持たずに気軽にお散歩気分で歩けるのである。南紀の谷らしく周囲はすべて植林である点で若干興がそがれるが,それでも歩いていてこんなに楽しい谷は滅多にない。

この前,沢友のmichiさんと元越谷を遡行した時にこの谷の話をしたら,興味を持ってくれたので案内することにした。

【 日 付 】2020年4月20日(土)
【 山 域 】熊野・尾川川支流
【メンバー】michi, シュークリーム
【 天 候 】晴れ(薄曇り)
【 ルート】 赤倉谷出会い 8:50 --- 9:11 丸尾山南面谷出会い(入渓口) --- 9:39 二俣(2段スラブ滝)10:00 --- 右俣 --- 10:35 稜線 --- 10:56 丸尾山 (851m) --- 12:10 三ノ滝上 三俣 --- 12:20 三ノ滝下 12:57 --- 13:17 二ノ滝下 --- 13:40 一ノ滝 --- 14:00 駐車地

熊野市の中心部から30分ほど細い山道を走り,ほとんど廃村になっている赤倉集落に着く。集落の横を抜け,赤倉谷出会いに駐車して,準備をする。準備といってもロープもハーネスもつけないので簡単である。車道を少し戻り,一の水林道をゆるゆると登っていく。20分ほども歩くと南面谷の出会いである。南面谷と言っているが,この谷の正式名称を知らない。

左岸の踏み跡を辿り,堰堤を越えると入渓である。この谷には何度も来ているが大抵は冬から早春にかけてで,梅雨時期に来るのは初めてだ。おとといから降り続いた雨で水量が多くなっていると思うので,楽しみだ。しばらくはゴーロ帯だが,岩に張り付いた苔が梅雨の雨に洗われて美しい。これも南紀の谷の特徴の一つだ。
二俣のスラブ滝(下段)
二俣のスラブ滝(下段)
しばらく歩くと3mほどのスラブ滝。michiさんはこのスラブ滝を見て,「今日はこの滝を見られただけでもいい」と感激しているが,「michiさん,これはまだ序の口ですよ」。少し歩くと標高550m二俣の2段で構成された美しいスラブ滝の登場。2段滝の中段テラスが休憩ポイントである。アルコール好きのmichiさんがもう1本目のビールを開けている。日当たりが良くて,気持ちのいい場所である。
南紀の谷らしい梅雨時の美しい苔
南紀の谷らしい梅雨時の美しい苔
この先,どちらに行っても極上のナメが延々と続くことになる。本流は左俣だが,ナメとして右俣の方がよい。左俣は長いが,所々傾斜が強くて直登できないところがある。右俣はすべて歩いて登れるナメで,幅も広いので,こちらの方が歩いていて気持ちがいい。
ナメを登るmichiさん
ナメを登るmichiさん
当然,右俣に進む。ちなみに去年えっちゃんを案内した時はえっちゃんのリクエストで左俣へ行ったのだが,右俣の方が良かったかな。右俣に入ると極上のナメの始まりである。いつもより水量が多く,ナメの幅全面にサラサラと水が流れている。michiさんは「素晴らしい!!」を連発している。これを聞いて私も嬉しくなる。自分の気に入っている場所を褒められるとやっぱり嬉しくなるのだ。「ナメ歩きってなんでこんなに楽しいんだろう?」と思う。素敵なナメを歩いているとこれがずっと続けばいいのにと思ってしまう。でも大抵は100mか200mくらいで終わってしまうのだ。

でもこの谷のナメは標高差200mにわたって延々と続くのだ。まさに天上にまで延々と続いているような気になる。途中で出会う支谷もすべてナメでできている。おそらくこの山は一つの大きな岩でできていて,その岩に薄く表土がかぶさっているのだろう。標高750mの稜線が見えるとようやく長大なナメも終わりを迎える。ナメの多い南紀の谷でもこんなに長いナメ,しかもすべて歩いて登ることができるナメは知らない。

稜線に出ると次は,丸尾山山頂を経て,赤倉谷へのルートをとる。丸尾山の北斜面は伐採されていて,北側の景色を楽しむことができる。残念ながら見える範囲の山の名前がわからない。ここから西へ下るとどのルートを歩いても赤倉谷へ下りていくのだが,私の好みは丸尾山北峰から西の尾根を下り,鞍部を北の谷に下りるコースである。このコースは下るにつれてやはりナメが出てくる。南面谷のナメほど長くはないが,傾斜が緩くて楽しく歩けるナメである。「ナメを歩くとなんで幸せな気分になるんだろう?」とmichiさん。確かにその通りだと思う。
三俣
三俣
植林が切れて明るい場所にぽっと出ると,そこが三ノ滝の上の三俣である。暗い植林帯を抜けて,にわかに日当たりのよい場所に出る。しかも三俣の三方から美しいナメが注ぎ込んでいるのである。真夏ならウオータースライダーをして遊びたいところなのだが,今日の気温ではそういう気にはなれない。
赤倉谷側のナメ
赤倉谷側のナメ
いつもはこの三ノ滝の落ち口でビールを飲みながら昼食にするところなのだが,今回は滝下でお昼にすることにする。三ノ滝は左岸の植林帯を大きく巻き下りることができる。滝下はいかにも休んでくださいと言わんばかりのテラスになっている。落差30mほどの美しいスラブでできている三ノ滝を愛でながらの極上の昼食休憩である。水量が少ない時は,スラブ面をサラサラと流れ落ちる水の模様を眺めるのが楽しいのだが,今日は水量が多いので,いつもより豪快である。滝好きのmichiさんにとっても絶好の昼食ポイントだろう。
二ノ滝
二ノ滝
三ノ滝のすぐ下が二ノ滝の落ち口。ここも左岸の植林帯を巻き下りる。巻の途中で振り返ると山全体を構成しているだろう大きな岩のスラブ面が山肌に露出している。ニノ滝は三ノ滝とおなじくスラブ滝だが,落差は40mほどと三ノ滝よりも大きい。私は二ノ滝の方が美しいと思うが,これは人の好みによるだろう。
三ノ滝
三ノ滝
二ノ滝のすぐ下が一ノ滝。これは落差15mほどの滝だが,スラブ滝ではない。これもまたいい滝である。一ノ滝を愛でてから右岸を下るとすぐに廃林道に出,ここを下るとすぐに駐車地に飛び出す。

さあ,今日は尾鷲のスーパーで買い出しをして,明日行く予定の瀬場谷出会いで焚き火をしながらの焼肉パーティーだ。楽しみはまだまだ続く。

ページトップ