2月8日から寒気が入り、日本海側はまとまった雪となりました。 いい加減我慢の限界なので、スノーシューが楽しめそうな越美国境に向かうことにしました。
【 日 付 】 2020年02月11日(火)
【 山 域 】 越美山地
【メンバー】 単独
【 天 候 】 曇りのち晴れ
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
07:10 (--:--) 247m 00.0Km 林道入口駐車地 出発
07:45 (00:35) 298m 02.8Km 尾根末端(登山口)
09:35 (00:50) 735m 04.3km 735mピーク
11:05 (01:30) 963m 05.3km 高倉峠 散策・昼食休憩
11:55 (00:50) 963m 05.8km 高倉峠 出発
12:30 (00:35) 825m 07.3km 林道塚線下山地点
13:30 (01:00) 340m 08.9km 勾当洞谷林道終点(下山)
14:05 (00:35) 247m 11.9km 林道入口駐車地 到着
【 距離 】 11.9Km(内車道・林道7.3Km)
【 累積標高 】 +860 -860m
【 時間 】 06時間55分
Picasa(写真) :
https://photos.app.goo.gl/VDiDS9h3VJLn4K7p7
行程地図:
https://blog.ss-blog.jp/_images/blog/_d ... 11_map.jpg
今年の雪の少なさは言わずもがなですが、このままでは3月の残雪期となってしまうので、雪が期待できなくなりそうです。 そこで越美国境の山の拠点となりそうな「高倉峠(こうくらとうげ)」に偵察を兼ねて向かうことにしました。
登山口の近くにある今庄ICは、自宅から2時間と掛からないので比較的気楽?に向かうことができます。 7時の到着予定で5時過ぎに出発しますが、木之本までは雪は全く見られません…。
山岳地帯に入ると雪が見られ始めますが数センチ程度で、とても2月とは思えませんでした。 そして今庄ICで下道へおりますが、周囲の田畑にも5cmと積もっていませんでした。
国道476号線を東へ向かい、伊藤氏庭園に向けて奥へと進みます。 瀬戸の集落で右折し予定の駐車地に到着しますが、ここにも雪は無いので轍の残る林道へ入っていきました。 そのまま奥まで行けそうですが、周回で戻ってくる予定なので手前の橋の広場に停めていきました。 結局、ここでも数センチ程度の雪で、帰りには溶けていそうです。 それでも気象庁の積雪量を信じてスノーシューをザックに載せ出発しました。
高倉谷林道を奥へ進むと、途中で通行止めとなっていますが、それは左に造成中の林道のことのようです。 その奥で軽トラックに追い抜かれ、その先で破線路の登り口に到着しました。 しかし、尾根の末端にはそれらしい道も無く、少し戻った所にあるH鋼の橋を渡っていきました。
谷沿いに進みますが、暫くは急斜面で取り付くのは不可能でした。 谷沿いには林道が続いており、その先で尾根が植林が覆われていたので、そこを登っていきました。
尾根に出ると鹿と思われる足跡が続いていますが、雪はまだ少なくツボ足で進みました。 左手に植林が続く間はよい道ですが、二次林となると藪が出てきて登るのに時間が掛かり始めます。 徐々に雪は増えていますが、藪や灌木が隠れるほどではなく、比較的薄いところを選びながら登っていきました。
傾斜が緩むと広い切り開きとなり、鹿の休憩地となっています。 ここでようやくスノーシューの出番となり、装着して行きました。 しかし、その後も積雪は10cm前後で藪は伸び放題となった尾根を進んでいきました。
ようやく735mピーク手前でブナが現れだし、735mピークの植林帯を通り過ぎるとブナ林の疎林となり待望の雪歩きが楽しめました。
暫く至福の時を過ごしますが、峠が近づくとまた灌木の藪となります…。 この辺りまで来ると、一面の霧氷となっていますが、それが災いして行く手を阻んでいます。
ここを強行突破し越えると、峠手前の林道に出合いました。 前方には雪に埋もれることのない高倉峠の石碑が見えているので、そこへと向かいます。
ここまで三時間ほどで来られましたが、予定していた「天草山」へは雪が少ないことと、前々日にも山へ行っていた疲れから諦めることにしました。 その代わりすぐ横のピークに登り、展望を楽しむことにしました。 斜面に取り付き、スノーシューのエッジを聞かせて登っていきますが、上部に差し掛かったところで笹が雪の上に出ており嫌な予感がします。
笹の上にスノーシューで乗ると、メリメリという音とともに雪に亀裂が入り、スノーシューごと大きな穴で沈み込んでいきました。
一歩踏み込むごとに50cmから1mほど笹の下の地面まで踏み抜くので、1m進むのにも苦労します。 それでも笹の無いところでは沈まないので、そのようなところをストックで探しつつ進みますが、大変な労力を強いられました。 せめて「権現山」までは、可能であれば「金草岳」との甘い考えは潰えます。
結局、展望の良いところで休憩と思っていましたが、風も強く寒いのと雪を掘っても笹なので、峠まで降り石碑の横で軽めの昼食休憩としていきました。 休憩後は、先程の道では面白くないので、楽な林道を降りていくことにしました。 幸い天気の回復が遅れ日差しも少なめだったので、午後になっても霧氷が残って林道沿いもよい感じでした。
このまま林道で下山すると大廻りとなるので、適当なところで降りることにします。 593mピークへと降りる尾根の入口に、切り開きとテープがついていたので、ここから降りることにします。
テープはすぐに右下へと消えていますが、尾根沿いに降りていくと藪は少なめで何とかなりそうです。 それでも標高が落ちると雪がなくなり、藪に阻まれますが下りなので無理やり突破していきます。
593mピークを過ぎ三角点(点名:滝ヶ谷)手前の鞍部に到着すると、左が植林帯となっており、作業道の上を鹿などの足跡が多数ついています。 地図で確認し、標高で200m下には林道末端があるので、ここを降りることにします。
想像通り作業道がトラバースしながら降りているので、スノーシューを脱いで一気に降りていきました。 最後は、水量の少ない沢を渡り、対岸の植林を越えるとすぐ下に林道が通ってきていて、ある意味つまらない下山となりました。
ここまで降りれば後は林道と車道を歩き、35分ほどで駐車地に無事到着しました。
結局、この時期にまとまった雪が降っても根雪が無いので、笹や藪など雪で押さえられておらず、苦労する事に成ると思いました。
おど+