【日 付】2019年12月15日(日)
【山 域】奥美濃
【天 候】晴
【メンバ】K氏、副館長、kasaya
【コース】能郷谷ゲート8:28---9:20登山口---10:04旧林道---11:49前山---13:00能郷白山13:35---15:51登山口
---16:48ゲート
先週本巣の岩岳に向かったが、途中で能郷白山方面が真っ白に見えていた。しまった、能郷白山に行くべきだったかと思ったが、冬山用具は何も持ってきていないし時間もない。結局その日は岩岳に登ったが既に翌週のことを考えていた。そんな折に副館長から連絡があり迷わず能郷白山に誘う。すぐに乗って来てくれてK氏を誘い3人で行くことになった。
本巣道の駅で乗り合わせ一路能郷谷へ。この辺りから見ると能郷白山があまり白く見えない。スノーシューを用意してきたがこれは要らないなあとの判断となる。ゲート前では車が2台ある。満車に近いと思っていたが意外と少ない。準備をして出発と思ったがあれ?スパッツがない。スノーシューは持ってきたのにスパッツは失念していた。まだ頭が冬山モードになっていない。まあそんなに雪はないだろうと楽観しながらの出発である。
ゲートから登山口まではだらだらとした林道を行く。長いが話しながら行けば意外と近い。そして懸案の渡渉はこの時期では全く問題なかった。まずはヤレヤレ。渡渉を終えて一息をつく。これからが本格的な登りである。道は急登だがきれいに整備されて歩きやすい。途中で白いものも見えてきたがまだ積雪というほどのものでもない。最初の目標を旧林道においていたが此処に到着するとびっくり。平たい地形に一面の雪である。意外にあるなあ。そしてここからは雪を被った前山が見える。そこそこ白いがそれよりもまだ先が長いなあといった印象を受ける。
- 前山方面
ここからだんだん雪が増えてくる。前山が近づくと御岳や乗鞍が見えてくる。今日はよく見えてるねえ。だんだん雪山らしくなってきた。最初は風が強くて寒いなあと思っていたが、その風も収まり快調な登りである。そして前山をトラバースする辺りでいよいよ能郷白山が大きく見えてくる。やっぱり白いなあ。磯倉も大きく見えている。まだ磯倉に行ったことはないが一度行ってみたいものだ。
- 能郷白山
ここからは一度大きく下るのは辛いがこの尾根は雪が豊富だ。能郷白山を見ながらずんずん進んで行く。そしてこのあたりからちょっと靴周りの浸水が気になりだした。雪が上から入ってきているやっぱりスパッツがないのはきついか。副館長に先を歩いてもらい自分はそのトレースを追いかける。ガンガン登っていく副館長の行く手にはもう頂上があるだけだ。
- 雪が多い
- 頂上直下
かつて祠のあった南の頂に進路を取り進んで行くと緩やかな登りがやがて水平になり登頂である。やったね。360度の展望があった。少し遅れているK氏に手をふり到着を待つ。
時刻はもう13時。思ったより時間がかかったなあ。下山の時間を考えるとあまりゆっくりできない。頂上は風が強いので少し下がった斜面でランチ開始である。あれ?そういえば雪の上で使うコンロ用の台を忘れた。日焼け止めも塗っていない。シーズン初めは物忘れが多い。それにしても自分は味噌煮込みで少し時間がかかったが、あとからやってきたK氏はカップ麺で気づけばとっくに食べ終わっている。副館長も既に出発準備完了。みな早いわ。自分もバタバタと準備をして今度は三角点のある頂上に向かう。トレースはあるものの積雪がしっかりあり、意外に歩くのに苦労する。ここだけでもワカンやスノーシューが有ったら楽だなあと思われた。頂上ではまた周囲の山を鑑賞し記念写真を撮ったら即下山である。
- 白山
ふかふか雪の急斜面をかけるように降りていく。この感触は今シーズンの初雪山としては上々である。前山までは登り返しもあり少々しんどいが上りが緩くなったところで一息をつく。風も全然ないし天気も快晴。いい日である。こんな日にみんなで来れて良かったなあ。
最後は急な道をどんどん下るとアッというまに登山口である。渡渉を終えて林道に出るとそこにはテントが一張あり3名の登山者がいた。聞けば明日登るそうで今日はここで前泊とのこと。色々山の情報を聞かれ、頂上の雪の写真を見せてくださいなどといわれる。神戸から初めて来たとのことでわくわく感が伝わってくる。明日もいい天気だろう。初対面だけど山好き同士のこんな会話はなぜか楽しい。
さあこの後は帰るだけ。てくてく行けば、ゲートには16時48分に到着。暗くなる前に無事到着だ。
Kasaya