レポアップしますといいながら、もう少しすれば12月。
さすがに11月中には、ということで慌ててレポ2件まとめて (^^;
【奥美濃】倉見山・黒津谷・岩岳
日 程: 10月26日
天 候: 雲り
場 所: 倉見山~黒津谷~岩岳
コース: うすずみ温泉駐車場(06:40)~倉見山(08:00)~黒津谷(10:50)~岩岳(13:10)~駐車場(15:40)
http://maps.gsi.go.jp/#15/35.686142/136 ... c1j0l0u0f0
コースがよくわからない? いつものことですので気にしないでください。
うすずみ温泉駐車場に車を停めさせてもらって出発して、裏手にある登山口からぼちぼち歩きます。
山頂までよく整備された道が続いており、道の両側も特にうっとうしいようなヤブはありません。
山頂から先は、岩岳に続く尾根道へ。先ほどまでのような整備された道ではないですが、普通に歩ける道が続きます。
鞍部を過ぎて右に曲がって少し登り返したあたりで左方向に伸びる緩い傾斜を下ります。
なぜ、わざわざ下るのか?
斜面下るのに理由は必要なさそうな気がするのですが、それでも人にはワケが必要らしいのです。
太陽のせいとか寝言いえば、カツ丼だって引き上げられてしまいます。
横道はさておき、750mあたりの緩斜面と黒津谷のゆるそうな感じが気になっていたのです。
明瞭な尾根道になってP949。北向きに進もうかとも思っていたのですが、このあたり2次林で、それなりに若い林です。
800mラインのトラバースをがんばってまで、という気分にもならなかったので東に下ります。
ちょっとがっかりかもと思ったのですが、それなりに気持ちよく斜面を下っていくと、杉の植林が現れました。
里から見れば山向こうのこんなところにもよく、と感心したのですが、今のタイミングでは特にうれしいもんではありません。
斜面散策はそこそこにして、少し登り返したあと黒津谷の590mに向かって下る尾根を進みます。
獣道になっているところを適当に進んでいけば、目的の出合い。
谷まで降りてみれば、大きな栃の木。斜面よりこのあたりのほうが雰囲気ぐっと良くなっています。
右に行くか、左に行くか。600mから700mまでは右、800mから900mまでは左歩きたくなります。
結局岩岳までの距離がちょっとだけ短くなる左へ。穏やかな流れと沢ぐるみの林。
途中1箇所だけ滝が出てきて、その先も同じようなのんびりした沢歩きが続きます。
これなら右俣もよさげかもしれませんが、自分のところからでしたらちょっとアプローチに難があります。
稜線にのったあとは南、岩岳方面に向かいます。
当初は、岩岳のピーク踏んでから尾砂谷左岸、P588経由で下ってしまう予定でした。
稜線少しやぶっぽいところを過ぎて岩岳山頂。登り返すのめんどくさいなと思ったのが失敗かもです。
そのまま登山道を下って東板屋。この先長い長い道路歩き。
やってしまったかなと思いつつ、国道157号をとぼとぼ歩いているとうすずみ温泉へのシャトルバスの後ろ姿が。。。
後で分かったのですが、樽見の駅に寄っていたら、少しの待ち時間でバスに乗れたようでした。
多少?かなり?がっくりしながらもとにかく歩きますが、歩いているうちに空が晴れてきました。
尾砂谷の向こう側に今日歩いた倉見山が望めます。やっぱり歩いて正解でした。
【越美国境】金ヶ丸谷源流部
日 程: 11月2日
場 所: 金ヶ丸谷源流部
コース: 登山口駐車場(07:50)~P1025(10:05)~鈴谷~金ヶ丸谷(13:40)~夜叉ヶ池~登山口(16:40)
http://maps.gsi.go.jp/#15/35.691397/136 ... c1j0l0u0f0
こんなメジャー山域なら分かりにくいレポ不要? まぁまぁ。寄り道ありますので。
夜叉ヶ池登山口の駐車場につくと、先客1名いらしていました。
駐車場に車を止めて、桂の木の後ろからこそこそと登り始めます。
P1144の西尾根の西斜面と北斜面に向かうのです。
前回、紅葉前に少し歩いたのですが、それからもう4年も経過していました。
このあたりは言わずとしれた夜叉ヶ池界隈のブナ林です。少し歩くと一面ブナが広がっています。
900mあたりで予定通り北側に進路を獲りますが、目の前にはなぜか鹿道。思考レベルが鹿と同じ???
下草の薄い歩きやすい道をそのまま山腹に沿って進みます。
ちょっとやぶが出てきたところで尾根に登り返し。
しばらく尾根道を歩いてP1144の北西緩斜面に下ります。とりあえずここの紅葉にも立ち寄らないといけません。
だいたい期待していたぐらいの紅葉の森が広がっていました。
その後は北東に斜面を適当に登って尾根に乗って北に向かってP1025方向に向かいます。
歩いていると前方からガサガサ音がします。こっちが足を止めると目の前には雄鹿。
こっちに気づかず向かってきます。残念ながら丸腰でしたので、手を叩くと漸くこっちに気づいてあわてて茂みの中へ。
P1025を過ぎて北東に斜面を下ります。去年、このあたり歩いたとき、大きめの木を見たのですが、離れた場所からのちら見だけでしたので
トチ?モミジ? 気になっていました。下っていって目的の木についてみるとトチの大木。とりあえず宿題済ませました。
当初予定では、このまま鈴谷の660mあたりまで下って対岸の斜面を登って県境からの北尾根を登り返す予定でした。
鈴谷まで降り立ってみると思っていたよりもいい雰囲気です。
一息ついて目の前の斜面を登ります。えぇ、方向も何も確認せず登ります。
しばらく歩きますが右手の沢がえらく近いです。多少違和感感じつつも進んでいくと、右手方向に水平道が。
とりあえず寄り道してみると、沢向こうにトチの大木が2本寄り添っていて、その根元には明らかに人為的な石組み。
近づいてみるとトチの後ろには炭窯跡。鈴谷支流でのちょっとした発見でした。
沢の少し上流はきれいな黄葉。どうしょうかと思ったのですが尾根に戻ります。
が、少し進んで再び沢沿いの黄葉見物。このあと尾根に戻るとき気がつきました。
お日様の位置がヘン。P1025に突き上げる枝尾根を歩いていました。もう今更ですのでそのまま進みます。
P1144からP1025に延びる尾根に乗ったあとは、今度は、県境尾根へ。
県境尾根に乗った後は、東に枝沢を下って金ヶ丸谷へ。
県境あたりは一面落葉でしたが、谷を下るに従い、色とりどりになっていきます。
金ヶ丸谷までくれば辺り一面の紅葉。
ここから先はくどいようですが、紅葉まっさかりの金ヶ丸谷源流部。
足元には穏やかな流れと敷き詰められた落ち葉。時折ブナの倒木。
ピーカンの空の下、紅や黄の彩り。
今年の紅葉、期待はずれだと思っていたのですが、ここでは違いました。
足が進みません。
とはいえ泊まりともできませんので歩きます。
三周ヶ岳の登山道に合流しますが、たまらない奥美濃の山並が広がっています。
夜叉ヶ池周りは大方落葉していますが、静かな晩秋の静かな水鏡。
あとは登山口まで下るだけです。下っていくと右手すぐ近くに雌鹿。
目が合いますが、逃げる様子もなくゆうゆうと草を啣んでいます。
ゆうゆうぐあいにこっちがびっくりしました。
日が陰って煌きはありませんが、紅葉に彩られた夜叉ヶ池登山道を下って駐車場に到着。
oku