山日和さん こんばんは。
【日 付】2019年9月14日(土)~15日(日)
【山 域】奥美濃 神又峰周辺
【天 候】2日とも晴れ
【コース】9/14 神又谷出合---神又谷遡行---Ca800m付近(泊)
9/15 幕営地---神又峰---中ツ又谷下降---神又谷出合
地形図でしっかりトレースしました。
この辺の谷はずーと昔から歩いてみたかったところ。
渓泊そして溯行、降渓 できるところがいいですね。
思い起こしてみると、最後に山でテント泊したのはもう7年前だ。ふ~さんと二人で大峰の前鬼川を遡行し
て、孔雀岳へ抜けて以来である。
音楽談義してた渓泊ですね?
その昔に、ムクロ・・とか言う谷で泊まってませんでしたか?
よくぞ、そないな名前の谷で寝るなぁ~って思ってた記憶があるんですが・・・
「山に登るということは、山の水を飲むことでなければならない。山で寝ることでなければならない。」とい
うような意味の言葉を書いたのは田部重治だったか。
そういう意味ではこの7年間、山を登ってるいようで登っていなかったのかもしれない。
ま、それも一理ありますが、山に登っていなかったってことは、あり得ませんね。
あまりにも久し振り過ぎてテン泊装備を担いで歩く自信もなくなっていたので、楽で簡単、それでいて深い
森を味わおうと選んだのが奥美濃の坂内川神又谷である。これを詰め上がって江美国境稜線の神又峰に上がり、
北側を並行して流れる中ツ又谷を下るという計画だ。
頑張れば日帰りできるコースだが、これを2日かけて奥美濃の沢をたっぷりと堪能しよう。
一泊二日でちょうどって感じですが・・・
時刻が書いてないので、ゆったり感が判りませんが
日帰りなら、トレランばりのリバラン になるでしょう。
神又谷の流れは見事なほどの平流が続く。
いい画像ですね。
安らぎを感じますわ。
何かが起きそうな予感もなく、Ca750m近辺に小規模な連瀑がある
だけで、後は穏やかな流れがトチやサワグルミ、カツラの森をゆったりと蛇行しながら悠然と流れている。
いわゆる「沢登り」の世界とは最も遠い沢歩き。自分が沢を行く旅人になったような感覚に捉われた。
沢旅、沢泊こそ無雪期最上の山旅でしょうね~
泊りの沢で一番重要なポイントはテン場のロケーションである。いい場所を見つけても、先に進めばもっと
いいテン場があるのではないかと期待して前進してしまい、結果的にみすぼらしい場所で泊まる羽目になった
経験は一度ならずある。
まず最初の候補地を決め、ザックを降ろして偵察に出た。Ca850mの二俣の台地は林相も素晴らしく、申し分の
ない場所だったが、やや傾斜があるのとやや暗い(日暮れが早く、朝の光が届くのも遅そう)ので、結局一発目の
候補地に戻った。
かなり時間的にも余裕あったようですね。
沢泊の朝でなにが嫌かと聞かれると、濡れた靴下とズボンを履くことだと即答できるだろう。どうせ濡れるん
だし、履いてしまえばすぐに慣れるのだが、最初の冷たい感触は好きにはなれない。
そうそう、それを何とかしようとして焚火で焦がしてしまうんですよね~
昨日偵察した二俣を左に取って、神又峰ダイレクトを目指す。ほぼ源頭部に近い、谷の奥まった場所にもかか
わらず、谷はほとんど傾斜もなくゆったりとした広がりを見せていた。
ここを左って言うことは、一旦南下して、源頭で右へ取って北上、そして東の尾根に乗るんですか~
右へゆけば、半分の距離で行けそうですが、時間的余裕からゆったり回り道?ですか。
この緩やかな谷がそのまま国境稜線へ続いていれば素晴らしいのだが、そんなわけにはいかない。
最後は溝の中の急登となって、神又峰の東支尾根に飛び出した。ヤブが薄いのが助かる。
山頂へは一投足。まったく展望のないヤブの中に三角点はある。4度目の神又峰。頭上3mほどの高みに掛けられ
た山名標識に冬の豪雪を思い知らされる。
見落としそうな高いところにありますね。
神又峰は是非とも訪れてみたい未踏の山です。
中ツ又谷へは簡単に下りることができた。標高差150mも下れば神又谷同様、長閑な谷歩きが始まる。
神又谷との間の尾根でミラー反転したような渓相が延々と続くが、神又谷と違うのは滝と呼べる落差が皆無だと
いうことだ。1mの落差すらない流れは、5キロの間にわずか250mしか標高を下げないという事実でその穏やかさ
を証明している。
まさしく癒やしの沢旅ですね、二番煎じの蜜を頂きに参ろうと思ってます。
って何回もそう言っては忘れてしまってますが・・・・
さて、忘れないうちに行けるだろうか。
SHIGEKI