【若狭】松永川右俣左谷から桜谷山

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Re: 【若狭】松永川右俣左谷から桜谷山

by 山日和 » 2019年9月05日(木) 22:06

洞吹さん、どうもです。

こんなマイナーな谷への訪問は、
このエリアの落穂ひろいのようになってきましたね。

耳川流域ほどではありませんが :mrgreen:

まさか水流のない涸れ谷の出合いとは。
これは見落としてしまいますね。

よーく見ていたつもりなんですが、まさかまさかでした。 :o
P8310024_1_1.JPG
谷の分岐を見つけたまではいいが、
「なんじゃい、これは!」のびっくり感、お察しします。

まじっすか!!って感じでした。

>源頭はブナ林だということだけはわかっているので、それを楽しみに我慢するしかないのか。

ここまできたら、諦めて前進するのじゃ。

御意!!

おおっ、よくなってきたじゃないの。

瞬間芸で終わりでしたか?

またまたよくなってきて、
まあ、ジェットコースターみたいなモチベーションのアップダウン。 :roll:

精神的にはよろしくないですね。 :lol:
P8310053_1.JPG
>あの出合の水無し谷はいったいなんだったのだろう。
あれを見てこの谷へ入ってみようと思う山屋はいないだろう。
まさに馬には乗ってみよである。

これはまさに「松永川の秘密」ですね。

御意、御意!!
P8310076_1.JPG
里山では、驚くような場所にも山仕事の痕跡が散見されますね。

炭を運び出すのも大変だと思いますけどねえ。 :oops:
P8310133_1.JPG
>こういう時は考えるまでもなく、展望はなくともブナ林を選ぶのである。

そのとおり。

賛同いただきありがとうございます。

以前、着地点の下見だけ行ったことがありますが、
あのへんはクルマ置くスペースがないですね。
三番滝の駐車場は、あれ、駐車場じゃないし。

路側になんとか止められないことはないですね。
三番ノ滝の駐車場ってありましたっけ?
P8310172_1.JPG
>小浜港の「濱の湯」で海を見ながら汗を洗い流そう。

今回もボイラー修理で休業だったら、話しのネタがひとつ増えたのにネ。 :lol:

覚えてましたか。
今回も休みだったら二度と行きません・・・・ってこともないか。 :mrgreen:

                 山日和

Re: 【若狭】松永川右俣左谷から桜谷山

by 柳川洞吹 » 2019年9月05日(木) 18:03

山日和さん こんばんは

  福井県小浜市を流れる松永川。
  沢登りの対象とは見なされていないマイナーな谷である。
  10数年前に訪れた右俣の右谷は、沢として面白いというレベルではないが、
  しっとりと落ち着いた沢歩きが楽しめた。今回はその左支流を探索してみよう。


こんなマイナーな谷への訪問は、
このエリアの落穂ひろいのようになってきましたね。

  左谷の出合に注意しながら歩いていたつもりが見逃して通り過ぎてしまった。
  対岸を凝視しながら戻ったが、GPSを確認するとまたもや通り過ぎている。
  おかしいと思いながら再び上流へ向かうと、
  まったく水流のない谷地形が杉林の中に見えた。これか。


まさか水流のない涸れ谷の出合いとは。
これは見落としてしまいますね。

  谷に入ってみるとまったくの伏流で水が流れていない。なんだこれは。
  まさかこのまま源流までということあるまいが、ハズレだったかという失望感に襲われた。
  林相は完璧な植林帯で、何の取り柄もないムードである。


谷の分岐を見つけたまではいいが、
「なんじゃい、これは!」のびっくり感、お察しします。

  源頭はブナ林だということだけはわかっているので、
  それを楽しみに我慢するしかないのか。


ここまできたら、諦めて前進するのじゃ。

  そう思っていると、急に目の前に苔むした滝が現われた。
  日本庭園のような雰囲気を醸し出す、ちょっと変わった滝だった。
  ここからしばらくは谷全体が苔で覆われたような渋い渓相が続いた。
  カツラの巨木などもあり、再び苔むした連瀑の登場でボルテージも上がってきた。


おおっ、よくなってきたじゃないの。

  と思いきや、滝を過ぎると植林の平流に逆戻り。
  モチベーションメーターのアップダウンの激しい谷である。


瞬間芸で終わりでしたか?

  しかし悪いことは長くは続かないもので、
  植林が切れるといよいよという感じで滝が連続するようになった。
  ほとんどが斜瀑かナメ滝で、まずまず快適に登ることができる。


またまたよくなってきて、
まあ、ジェットコースターみたいなモチベーションのアップダウン。 :roll:

  あの出合の水無し谷はいったいなんだったのだろう。
  あれを見てこの谷へ入ってみようと思う山屋はいないだろう。
  まさに馬には乗ってみよである。


これはまさに「松永川の秘密」ですね。

  源流に入るとトチグルミの森が広がるのびやかな風景が展開した。
  こんなところにも炭焼窯跡があるのには驚かされる。


里山では、驚くような場所にも山仕事の痕跡が散見されますね。

  桜谷山までは一投足。ブナ林の木陰でランチタイムとする。
  山頂は展望もあっていいのだが、日陰がないので暑いのだ。
  こういう時は考えるまでもなく、展望はなくともブナ林を選ぶのである。


そのとおり。

  あまりの気持ち良さに惰眠を貪っていると、いつの間にか2時間が経っていた。

充足の時間ですね。

  帰路は去年も歩いた桜谷山北尾根を選ぶ。
  三番の滝の道標のところへ着地。急な下りで汗だくになってしまった。


以前、着地点の下見だけ行ったことがありますが、
あのへんはクルマ置くスペースがないですね。
三番滝の駐車場は、あれ、駐車場じゃないし。

  小浜港の「濱の湯」で海を見ながら汗を洗い流そう。

今回もボイラー修理で休業だったら、話しのネタがひとつ増えたのにネ。 :lol:

よい山旅を!
             洞吹(どうすい)

【若狭】松永川右俣左谷から桜谷山

by 山日和 » 2019年9月02日(月) 22:48

【日 付】2019年8月31日(土)
【山 域】若狭 桜谷山周辺
【天 候】晴れ
【コース】落合橋8:00---松永川右俣左谷入渓点8:45---12:20桜谷山14:20---15:30林道---15:45駐車地

 福井県小浜市を流れる松永川。沢登りの対象とは見なされていないマイナーな谷である。
10数年前に訪れた右俣の右谷は、沢として面白いというレベルではないが、しっとりと落ち着いた沢歩きが楽し
めた。今回はその左支流を探索してみよう。
P8310011_1.JPG
 林道を歩いていると、対岸の杉林の中に小さな3条の滝が見えた。谷地形ではなく、ただの植林の斜面からい
きなり滝になって右俣本流に合流している不思議な景観だ。本流を渡って確認してみる。
滝は人工の石組だった。ワサビ田の跡だろうか。背後の斜面から水が湧き出している。甲森谷源流のワサビ田
跡と似たような感じだった。
P8310023_1.JPG
 左谷の出合に注意しながら歩いていたつもりが見逃して通り過ぎてしまった。対岸を凝視しながら戻ったが、
GPSを確認するとまたもや通り過ぎている。おかしいと思いながら再び上流へ向かうと、まったく水流のない
谷地形が杉林の中に見えた。これか。
 谷に入ってみるとまったくの伏流で水が流れていない。なんだこれは。
まさかこのまま源流までということあるまいが、ハズレだったかという失望感に襲われた。
林相は完璧な植林帯で、何の取り柄もないムードである。
P8310035_1.JPG
 源頭はブナ林だということだけはわかっているので、それを楽しみに我慢するしかないのか。
そう思っていると、急に目の前に苔むした滝が現われた。日本庭園のような雰囲気を醸し出す、ちょっと変わ
った滝だった。ここからしばらくは谷全体が苔で覆われたような渋い渓相が続いた。カツラの巨木などもあり、
再び苔むした連瀑の登場でボルテージも上がってきた。と思いきや、滝を過ぎると植林の平流に逆戻り。
モチベーションメーターのアップダウンの激しい谷である。
P8310066_1.JPG
P8310113_1.JPG
 しかし悪いことは長くは続かないもので、植林が切れるといよいよという感じで滝が連続するようになった。
ほとんどが斜瀑かナメ滝で、まずまず快適に登ることができる。
 15mぐらいありそうな斜瀑が現われた。傾斜が緩いので上部まで問題なく登って行ったが、落ち口への一手
が嫌らしい。ぬめりが多く、傾斜したフットホールドはあてにならないのであと一歩が出ない。
やむなく一旦下りて左岸のズルズルの斜面を巻いた。落ち口近くまで来てみると、この滝の上にも滝が続いて
いた。さらに上に追い上げられて谷全体を見ると、さらに滝が続いており、トータルでは6段30mぐらいのスケ
ールの滝場になっていたのには驚いた。
あの出合の水無し谷はいったいなんだったのだろう。あれを見てこの谷へ入ってみようと思う山屋はいないだ
ろう。まさに馬には乗ってみよである。
 谷そのものは狭い溝状の流れなので、増水すれば遡行不可能だろう。今週の大雨もこのあたりでは大したこ
とがなかったようで助かった。
P8310126_1.JPG
 源流に入るとトチグルミの森が広がるのびやかな風景が展開した。こんなところにも炭焼窯跡があるのには
驚かされる。
 谷筋が歩き辛くなってきたので、最後は右を取って尾根に逃げた。泥溝の谷芯にこだわるより、下生えのな
いブナの尾根を歩く方が幸せだ。
急登に喘ぎながら、右谷と左谷の中間尾根から桜谷山北西のピークに出た。かやの峠への分岐地点だ。
桜谷山までは一投足。ブナ林の木陰でランチタイムとする。山頂は展望もあっていいのだが、日陰がないので
暑いのだ。こういう時は考えるまでもなく、展望はなくともブナ林を選ぶのである。
 あまりの気持ち良さに惰眠を貪っていると、いつの間にか2時間が経っていた。下ろう。
P8310146_1.JPG
 帰路は去年も歩いた桜谷山北尾根を選ぶ。下り出したところで台風の猛威に晒されたのだろう、ブナが何本
も根こそぎひっくり返っているのに遭遇した。さっきの谷の中でも2本倒れていた。
自然の摂理とは言え、大木が倒れている姿を見るのは心が痛む。
P8310168_1.JPG
 この尾根の特徴のひとつが岩を抱いて伸びるケヤキの奇木である。その怪異な姿は怪獣のようにも見えるの
だが、なぜケヤキはこんな岩の上を選ぶのだろう。
ふと岩の上を見ると、数輪のナツエビネの可憐な花が目を捉えた。時期的にもう終わりかけだが、殺風景なケ
ヤキの森の中で一服の清涼剤となって目を楽しませてくれた。
 去年は最後に尾根を外してしまった(外した尾根の方が広い)が、今回は忠実に末端まで尾根を辿った。
三番の滝の道標のところへ着地。急な下りで汗だくになってしまった。
小浜港の「濱の湯」で海を見ながら汗を洗い流そう。

                     山日和

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