「日付」2019年6月2日(曇)
「山域」鈴鹿
「山名」御在所岳
「コース」7:30裏道~6合目付近の沢筋~Pヤグラ~ヤグラ尾根~裏道上部~10:30御在所岳~中道~富士見尾根大岩~中道~13:30裏道
夕方に所用があったので3時までに帰宅出来る山と言えば鈴鹿になる。
ありがたいことに最近は菰野ICが出来たので、国道477号へのアプローチがすこぶる良い。自宅から40分で裏道登山口に着いてしまった。
国道から裏道に入って北谷の流れに目をやると川底の岩が抉れていて荒々しい流れになっていた。
2008年9月にゲリラ豪雨があり、それまでは北谷も登山道入り口からは見えないくらいの普通の沢であったが今や深く抉れた谷となってしまった。
藤内小屋を過ぎるとゴーロになるがこれも豪雨の影響で以前は森に囲まれた静かな登山道が続いていた。
ゴーロを渡ると岩場のトラバースがある。初心者の為に鎖がしてある。
5合目から藤内壁を見上げるとクライマーが壁に張り付いていた。シュークリームさんだったのだろうか?
6合目付近から河原に下りて対岸の水のない沢筋に入って登って行く。ここはクライマーが使う前尾根の下山路だが、登山道ではないのでテープはない。大きな岩壁が立ちはだかるがバンドを頼りに登って行くとヤグラが見えて来た。
草付きの岩場の斜面を手掛かりを求めながら慎重に登って行くとあっという間にヤグラの鞍部に出てしまった。
クライミングでは正面の垂直の岩場を登りヤグラに上がるが右手脇から巻いて登ることもできるのでヤグラの頭には簡単に登れた。
ここから裏道までほぼ水平な尾根ルートがあるのでそこを辿る。ヤグラ尾根は安定していてまるで登山道のようだ。
疎林の中に入ると裏道上部と合流する。
御在所岳に向かう途中、サラサドウダンが綺麗に咲いていた。
御在所の山上公園には長者池という湧水からできた池があり竜神伝説がある。
長者池に立ち寄りお参りしてから石段を登り御在所岳まで登る。この広場はベニドウダンを見ることができる。
最高点は珍しく静かだったので立ち寄ってみた。望湖台では数人の登山者が休んでいた。
下山は中道を選ぶ。下りて直ぐに藤内沢から上がって来るルートが見えたので一瞬このルートから下りてみようと思ったが、無雪期はどうなっているか分からないのでここから降りるのは止めておいた。
8合目の展望岩を過ぎた上部に大岩があり前から気になっていた。
8合目に直角に曲がる岩場の狭い通路があるがその上に聳える大岩である。誰かがその大岩に椅子が置いてあって展望台になっていると言っていた。その取り付きはルンゼ状で少し暗くなっているが取り付いてみると手掛かり足掛かりがあり問題なく登れた。上に登るとクライマーがビレイをしてた。私の顔を見るなりどこから来たのかと少し怪訝な顔をしていた。
岩の上のある椅子というのは良く見ると椅子の形をした岩であった。ここは富士見尾根と言って中道上部までつながっているらしい。
残念ながら曇り空だったので遠望は利かなかった。
今回は下見のつもりだったので又来た道を下り、中道に出たところでバッタリ登山者と出くわして少々驚かしてしまった。
その後中道はキレットあり、地蔵岩あり、おばれ岩ありといろんな名所があり飽きることはない。
最後にスラロームのような砂状の道を下りて、中道から裏道に出て帰路に着いた。
宮指路+30