【日付】2019年5月26日(日)
【山域】鈴鹿
【ルート】武平峠ー御在所山ー北西尾根―上水晶谷出合―会場―コクイ谷―武平峠
【天候】晴れ(猛暑)
【メンバー】KAME、きみ、biwa爺(復路はシュークーム、クロオ同行)=敬称略
「鈴鹿の上高地」は春のオフ会の定席になってしまった。ルートを選ぶ悩み(喜び?)は深刻にはなるものの、現地を探し回る心配(楽しみ?)は、まずなくなった。
しかも、今回は介護人KAME仙人が同行してくれる。
KAME氏にはいつぞやのダイラオフにも介護人として同行いただいたのだが、私の無謀軽率なコース選定に体調不良が重なって、会場地点を前にあえなくギブアップ。その後、シュークームさんに救助!され、駐車地点まで護送されたことがあった。管理者のY氏、ならびに関係者に多大なご迷惑をおかけしてしまったのだ。
よって、今回辿りつけばKAME氏にとってヤブオフは初参加ということになる。
そういうわけもあり、今回はゼッタイに到達しなければならない。怪しい、トンデモない、ミステリーやアバンチュールなルートに迷い込んではいけない。
選んだのは武平峠からコクイ谷ルート。朝明から根の平越えのほうが近そうだが、他県へ侵入して狭い馬場を荒らすのも忍びないと消去。(ホンネは高速代と駐車料金逃れだったのかも?)
9時前にもなれば武平峠一帯はクルマの花盛りである。トンネル西口駐車スペースは当然満杯。その近くの路側も歩車分離の白線を越えてこぼれた車列が続く。やや滋賀県よりの路側に空席を見つけられたのは幸運としか言えない。
さて…とKAME夫妻と3人で雨乞岳への登り口から歩き始めて、「コクイ谷は帰りにして、行きは御在所からにしない?」と逆回り提案が。まあ、そんなに時間は変わらんやろ…と即決。沢谷峠から郡界尾根を登ることに変更する。
さすがにこのルート、雨乞岳をめざすハイカーが続々。追い抜かれても追い越すことはない。峠までこんなに遠かったかなあ…?
「ここからいこか?」
我慢できず、沢谷峠手前の支尾根に取り付く。
なかなか眺望もいい歩きやすい尾根だ。もちろんハイカーも皆無。右手に武平峠からの直登尾根、鎌ヶ岳、仙ヶ岳などを眺めながら進む。
郡界尾根と出合うと登山路ははっきりしてくる。シャクナゲやシロヤシオの残り花がチラホラ。
前方から数名が下ってきた。「シャクナゲが見たくて来てみました」とおっしゃるが、期待に添えるような群生はありませんよ。枝に結んであるピンクテープと間違えないでね(^^♪と、聞こえないようにアドバイス。
- 鎌ヶ岳を背に御嶽大権現へ
一汗かいて御嶽大権現で一休み。ドラは一般ハイカーに任せて長者池から望湖台へ散策路を登り返し。ケルンの裏から上水晶谷左岸の北西尾根に入る。
何年か前にヤブオフ会場になった西峰(・1155m)を経て下るだけなのだが、思ったより長い。この尾根は前にも歩いたが、逆の登りだったからか印象が違う。時間が押しているから余計そう思うのかも?
沢音が聞こえ始め、ようやく登山路に降り立つ。11時半はとっくにオーバーだ。ああ、やっぱり間に合わなかったか…(@_@。
地形図では左岸に点線が引かれているが、右手の上水晶谷を渡渉。右岸の台地状の疎林帯を、やや不安はあったが会場に向けてまっすぐ進むと、やがてグーさんの甲高い声が聞こえてきた。大きな輪も視野に入る。ラストスパートが効いたのか、12時前。30分以内の遅れは3回まわってワンと泣けば許してもらえる。「無事に着くことが一番大切なこと」なんだ。
(会場では嬉しい出会いや邂逅、演奏会?まであったが、省略)
帰路はシュークームさんとクロオさんが同行してくれる。こうなると、まるで「白い巨塔」にある帝大医師の「総見」並みではないか(^_-)
当初の往路候補だったコクイ谷からなので安心…のはずが、まあ、いろいろとアトラクションもあり、有意義なるひとときを満喫できた次第でありました。
武平峠の駐車地には17時10分。帰路は3時間以上かかっている。路肩に満開だった車の花もさすがに見事に散り去っていて、西陽を受けて気だるそうな、いつもの峠の雰囲気が漂い始めている。
シュークリさん、クロオさんとお別れして帰路につく。
車中で同行者から「気さくな人ばかりで、楽しかったわ」と過分のお言葉をいただく。「気さく」が違う言葉に変わらないよう、自戒自重に努めないといけないな…と、心に誓う。
~biwa爺