【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

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Re: 【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by 山日和 » 2019年5月24日(金) 20:00

satoさん、どうもです。

まず、頂いた地図を見た時、こういう周回ルートを創ることが出来るのだと、地図遊びの楽しさを感じさせていただきました。
実際に歩いて見ると、鈴鹿の山の様々な表情に出会える味わい深いルートでした。

いかに退屈知らずのルートを考えるかが命みたいなものです。
谷と峠と尾根を組み合わせれば無限のルートが浮かび上がります。

生憎の天気でしたが、雨粒や泥も全く気にならず、雨にけぶる山や谷の情景に見入っていました。

そうですね。雨も大したことなかったし、かえって樹々のいきいきとした表情を見ることができました。
P5190043_1.JPG
大滝の高巻きは山日和さんの確実なルート取りで安心して登ることが出来ました。
一人でしたら、もっと手前の斜面を登り、途中で行き詰っていたかもしれないと思いました。

何回も登っているので迷いはありません。それだけのことですよ。 :D
P5190062_1.JPG
神崎川の青い水を見て、川で初めて泳いだ日のことを思い出しました。

神崎川の本流はあんな山中にゆったりと流れる川がある不思議を感じますね。

足元で揺れていたワチガイソウの可憐で凛とした姿にこころが惹かれました。

あの時は名前が出てきませんでしたね。 :mrgreen:

いい一日でした。ありがとうございます。
旅の余韻に浸っていましたら、もう次の日曜日が近づいてきました。
オフ会もよろしくお願いします。

早いものですね。
こちらこそよろしくです。 :D

                   山日和

Re: 【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by sato » 2019年5月24日(金) 09:51

山日和さま

こんにちは。
まず、頂いた地図を見た時、こういう周回ルートを創ることが出来るのだと、地図遊びの楽しさを感じさせていただきました。
実際に歩いて見ると、鈴鹿の山の様々な表情に出会える味わい深いルートでした。

生憎の天気でしたが、雨粒や泥も全く気にならず、雨にけぶる山や谷の情景に見入っていました。

大滝の高巻きは山日和さんの確実なルート取りで安心して登ることが出来ました。
一人でしたら、もっと手前の斜面を登り、途中で行き詰っていたかもしれないと思いました。

神崎川の青い水を見て、川で初めて泳いだ日のことを思い出しました。

足元で揺れていたワチガイソウの可憐で凛とした姿にこころが惹かれました。

いい一日でした。ありがとうございます。

旅の余韻に浸っていましたら、もう次の日曜日が近づいてきました。
オフ会もよろしくお願いします。

sato

Re: 【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by 山日和 » 2019年5月23日(木) 22:53

skywalkさん、どうもです。

あら、すごい!さすがですね。日帰りでこれだけ行かれるとは脱帽です。satoさんもケガを乗り越えて、肉体的にも精神的にも復活されたのは頭が下がります。

距離にすれば17キロ程度ですから、それほどのことはないでしょう。
satoさんは片ひざがまだ完全に曲がらない状態なのに大したもんだと思います。
P5190060_1.JPG
土日は悪天候が予想されたので私は金曜日に入道から宮指路に登りました。年金老人ならではの特典ですが。

うらやまC~ :lol:

>お金谷からお金明神へ向かう。初めてここを訪れた時は標識もなく、薄い踏み跡を辿って鼻のない天狗のよう
な大岩を探したものの見つけることができなかった。

ちょっと分かりにくい場所にありますよね。私も最初に行ったときは見つからずに素通りしました。

みんな同じことやってますね~ :mrgreen:

沢登でコリカキ場までは行きましたが、その奥は行ったことがありませんでした。あんな奥地に遺物が残っているのは驚くしかありません。

下谷尻谷の遡行ですね。通常の沢登りはコリカキ場で終わりですからね。私は上流の方が好きです。 :D
P5190068_1.JPG
こんな大滝があるとは想像もつきません。

クラシ谷の大滝も同様ですね。同じような標高に同じような高さの大滝ができるのは何か要因があるんでしょうね。

山日和さんの前週にここを初めて歩いたのですが、下りはじめの雰囲気は良かったです。シャクナゲは、まだ咲き始めで一本の木に一輪咲き始めている程度でした。

skywalkさんが初見とは意外でした。出だしのブナ林は実にいいですね。

>天気の悪い日には悪い日なりの楽しみ方ができる登り方がある

通ですね。私も見習いたいです。

ただの負け惜しみかも。 :mrgreen:

                    山日和

Re: 【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by skywalk » 2019年5月23日(木) 20:53

山日和さん、こんばんは。

朝明7:15---8:35大瀞---9:25お金明神---9:45コリカキ場---12:00大滝上ランチ場13:30---13:50クラシ西峰
     ---14:40ワサビ峠---15:20神崎川本流---16:30根ノ平峠---17:10朝明

あら、すごい!さすがですね。日帰りでこれだけ行かれるとは脱帽です。satoさんもケガを乗り越えて、肉体的にも精神的にも復活されたのは頭が下がります。


 早朝の朝明駐車場には強い風が吹いていた。この分だと稜線上は猛烈な風に苛まれそうだ。

土日は悪天候が予想されたので私は金曜日に入道から宮指路に登りました。年金老人ならではの特典ですが。

お金谷からお金明神へ向かう。初めてここを訪れた時は標識もなく、薄い踏み跡を辿って鼻のない天狗のよう
な大岩を探したものの見つけることができなかった。

ちょっと分かりにくい場所にありますよね。私も最初に行ったときは見つからずに素通りしました。


かつては大規模な鉱山があったこの谷には、今でもその当時の遺物が散見される。トロッコのレールや土管、
割れた茶碗や一升瓶など。しかし訪れるたびにその数が減っているような気がする。以前はトロッコの車輪など
もあったはずなのだが。

沢登でコリカキ場までは行きましたが、その奥は行ったことがありませんでした。あんな奥地に遺物が残っているのは驚くしかありません。

谷が90度左折したところに唐突に現れるのが谷尻谷最大の大滝である。これまでほとんど落差のなかったところ
に突然目にするこの滝は、遡行する人を驚かせるのに十
分だろう。

こんな大滝があるとは想像もつきません。

すぐに退散してクラシ北尾根に入る。この尾根の上部のブナ林はなかなかいい。太い木はないものの、尾根上と
東斜面に広がるブナの森はあたりに漂うガスの間から浮かび上がって、幽玄とも言える
雰囲気を醸し出している。

山日和さんの前週にここを初めて歩いたのですが、下りはじめの雰囲気は良かったです。シャクナゲは、まだ咲き始めで一本の木に一輪咲き始めている程度でした。

天気の悪い日には悪い日なりの楽しみ方ができる登り方がある

通ですね。私も見習いたいです。

Re: 【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by 山日和 » 2019年5月23日(木) 20:09

宮指路さん、どうもです。

実は今週末にこのルートを考えていましてイブネでテン泊してオフ会に参加しようと思っていましたが二番煎じも何なので次回にすることにしました。

そうでしたか。別にいいんじゃないの? :mrgreen:

まさかこの荒れた日にレディー同伴で谷尻谷大滝を登るとは

谷の中は風もなく静かなものでした。それに並みのレディーではありませんしね。 :lol:

増水した時はここの渡渉がネックになるので、なるべく行きには通らないようにしています。水が少なくラッキーでしたね。

帰りならヤケクソで渡りますか。 :mrgreen:
P5190012_1.JPG
土日のどちらかに山を考えていましたが荒れていそうだったので大人しくしていました。

山の上では落ち着けない天気でしたが、あまり風に吹かれないコース設定が功を奏しました。

私も同じで最初ルートが分からなくてniftyの山のフォーラムに問い合わせたのがきっかけで皆さんと知り合うことが出来ました。

それが始まりでしたか。当時はブナ清水もどこにあるのやらでしたね。今では菰野町観光協会認定のランドマークになりましたが。
今は迷いようがないですね
今は迷いようがないですね
コリカキ場を最初見た時は何か不思議な感じがしてとても印象的でした。お金明神登拝道のゆかりの場所というのは後で知りました。

ただの二俣なんですが、なんとなく神妙になるような雰囲気がありますね。

コリカキ場から入る北谷尻谷も良いところですよ

もちろん知っております。 :D

昨年秋にここに来ましたがトロッコのレールはワサビ峠出合の少し下流で見かけました

そうですね。あの避難小屋はいつなくなったんでしょう?跡形もなかったですが。
P5190040_1.JPG
>これまでほとんど落差のなかったところに突然目にするこの滝は、遡行する人を驚かせるのに十分だろう。

一度見てみたいものです。

一見の価値はあります。クラシ谷大滝よりも美しいです。

実はこの話を聞いてチェーンスパイクを買ったのですが今のところスノー衆で活躍してもらいました。

なかなか用途の広いグッズです。

私は4年前に公園の階段で滑って初めて足を骨折しました。satoさんと蕎麦粒岳の入り口で偶然会ったのが一昨年の初春でしたので骨折はその年だったのですね

そのようですね。しかしいろんなところに出会いはあるものですね。satoさんは私が3月に金草岳の山頂で会った登山者に白山で遭遇したらしいです。 :o

>小さな二俣の手前に残された窯跡は素晴らしいロケーションで、日本の炭焼窯跡100選に選びたいぐらいである。

一度この景色を見てみたいものです。

ぜひご覧ください。 :D

人から聞いた話ですが大滝を大きく迂回するルートもあるようです

滝の手前から巻き上がると簡単なようですが、迂回し過ぎて谷に復帰するのが面倒になると思います。kitayamaさん達はそちらから巻いてそのまま尾根に出たらしいですが。

昔の坑口なので落盤したのかもしれません。5~6年前までは治田鉱山跡に大きな坑口や素掘りトンネルがありましたが今やほとんど埋まってしまいました。

その可能性大ですね。

ランチタイム長すぎません?でもそれが山日和さんのモットーでもありますね

これが普通です。下手すれば2時間コースもしばしばですわ。 :mrgreen:

晴れていればイブネでゆっくりランチを取りたかったところですね

ランチは元々谷の中でするつもりでした。この谷の源頭の風景が好きなんです。
山頂からの景色は飽きるほど見てるし。
P5190072_1.JPG
昨年この時期にクラシ南尾根を登りましたが見事なシャクナゲの花を見ることができました。

南尾根というのはどこから取付いたんですか?

今回は結構集まりそうですね。私は遅刻しないよう多分最短ルートで参加予定です。

さあ、どうでしょう。某メンバーみたいに解散してから現れないようにお願いします。

               山日和


                              

Re: 【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by 宮指路 » 2019年5月22日(水) 23:07

山日和さん、こんばんは

実は今週末にこのルートを考えていましてイブネでテン泊してオフ会に参加しようと思っていましたが二番煎じも何なので次回にすることにしました。

 早朝の朝明駐車場には強い風が吹いていた。この分だと稜線上は猛烈な風に苛まれそうだ。
気温はさほど低くないのだが風が冷たいのでウインドブレーカーを着て歩き出した。今日は暑いと見込んで半袖のシャツを選んだのだ。

まさかこの荒れた日にレディー同伴で谷尻谷大滝を登るとは

 通いなれた中峠を越えて下水晶谷を下る道は、昨夜の雨のおかげでみずみずしい新緑が目に眩しい。ゆうべは結構降ったのだが、神崎川本流の渡渉点はまったく増水していないどころか普段以下の水量。簡単に石を飛んで渡ることができた。

増水した時はここの渡渉がネックになるので、なるべく行きには通らないようにしています。水が少なくラッキーでしたね。

そのうち晴れてくるだろうと期待した空から雨粒が落ち始めた。雨具を着込む。この後も降ったり止んだり少し晴れ間が覗いてはすぐに雲に覆われたりと、天候の変化が忙しい日だった。


土日のどちらかに山を考えていましたが荒れていそうだったので大人しくしていました。

 お金谷からお金明神へ向かう。初めてここを訪れた時は標識もなく、薄い踏み跡を辿って鼻のない天狗のような大岩を探したものの見つけることができなかった。

私も同じで最初ルートが分からなくてniftyの山のフォーラムに問い合わせたのがきっかけで皆さんと知り合うことが出来ました。


 参拝の後はお金峠から谷尻谷へ下る。北谷尻谷と上谷尻谷の二俣がコリカキ場と呼ばれている。
滋賀県側の佐目の人々が谷を遡り、峠を越えてここにたどり着いて参拝前に身を清めた場所なのだろう。

コリカキ場を最初見た時は何か不思議な感じがしてとても印象的でした。お金明神登拝道のゆかりの場所というのは後で知りました。


この一帯は鈴鹿を代表する二次林という言葉が最も良く表現された場所である。広大な河岸台地の中をほとんど
勾配もなくゆったりと流れる上谷尻谷の流れは、癒しの谷ということば以外に言い表すのが難しい。

コリカキ場から入る北谷尻谷も良いところですよ


かつては大規模な鉱山があったこの谷には、今でもその当時の遺物が散見される。トロッコのレールや土管、割れた茶碗や一升瓶など。しかし訪れるたびにその数が減っているような気がする。以前はトロッコの車輪などもあったはずなのだが。

昨年秋にここに来ましたがトロッコのレールはワサビ峠出合の少し下流で見かけました

広い谷も終わり、両岸が迫った谷らしい谷になったが登山靴でも歩くのに不自由しない。
谷が90度左折したところに唐突に現れるのが谷尻谷最大の大滝である。これまでほとんど落差のなかったところに突然目にするこの滝は、遡行する人を驚かせるのに十分だろう。

一度見てみたいものです。

優美に流れ落ちる滝の高さは30mほどだろうか。いつものように滝身の左の小ルンゼに取り付き、途中から滝身に寄って立ち木を拾いながら登るが高度感がある。立ち木もやや乏しいので、足元のチェーンスパイクのグリップが頼もしい。


実はこの話を聞いてチェーンスパイクを買ったのですが今のところスノー衆で活躍してもらいました。

satoさんも軽い身のこなしで危なげなく登ってきた。彼女は一昨年沢で滑落して足を骨折し、懸命にリハビリしながらようやく不安なく登れるようになったということだ。


私は4年前に公園の階段で滑って初めて足を骨折しました。Satoさんと蕎麦粒岳の入り口で偶然会ったのが一昨年の初春でしたので骨折はその年だったのですね

大滝の落ち口に立てば、上流は再び優しい渓相に戻った。源頭に近い分相応の傾斜はあるものの、林相は広葉樹オンリーとなり、下流の杉混じりの森と比べて格段に明るいのがいい。こんなところにまでと驚かされるのが炭焼窯跡だ。ここで炭を焼いてどこまで運んだのだろうか。小さな二俣の手前に残された窯跡は素晴らしいロケーションで、日本の炭焼窯跡100選に選びたいぐらいである。

一度この景色を見てみたいものです。

 水が切れる前にランチタイムとしよう。場所としては満足ではないが、そう悪くはない。
satoさんが支谷の上方に自然のものとは思えない穴を二つ見つけた。何度も来ているのに気付かなかった。坑口のようにも見えるが、平坦部の鉱山からずいぶん離れているし、あの大滝を越えて来るのは大変だ。


人から聞いた話ですが大滝を大きく迂回するルートもあるようです

食後に探索してみると、穴は1mほどの深さしかなかった。試掘した痕だったのだろうか。
一人で歩いていると見逃していたものがたくさんあるのかもしれない。

昔の坑口なので落盤したのかもしれません。5~6年前までは治田鉱山跡に大きな坑口や素掘りトンネルがありましたが今やほとんど埋まってしまいました。

クラシの山頂部までわずかな標高差を残すのみだが、やはりビールを飲んだ後の登りは足が重い。

ランチタイム長すぎません?でもそれが山日和さんのモットーでもありますね

 山上台地は予想通りの烈風が吹き荒れていた。立っていてもよろめいてしまうほどの風だ。かつては背丈を超す笹原だったここも、一面に苔の絨毯が敷き詰められた見晴らしのいい場所になった。すぐに退散してクラシ北尾根に入る。

晴れていればイブネでゆっくりランチを取りたかったところですね

鈴鹿を代表するバリ尾根だったクラシ北尾根も登山道レベルの道になってしまった。
とは言え、クラジャン(クラシのジャンダルム)と呼ばれるピークを始めとする急なアップダウンと切れ落ちた尾根は気が抜けない。その尾根に彩りを添えてくれたのがシャクナゲだ。今年は裏年という話だが、結構見事な花付きで目を楽しませてくれている。


昨年この時期にクラシ南尾根を登りましたが見事なシャクナゲの花を見ることができました。

川の対岸には来週のオフ会の開催地である「鈴鹿の上高地」が見えている。今回はどれぐらいのメンバーが集まってくれるだろうか。ここを訪れたことのないsatoさんの要望で、あえて会場には寄らず根ノ平峠へ向かった。


今回は結構集まりそうですね。私は遅刻しないよう多分最短ルートで参加予定です。


                              宮指路+23

Re: 【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by 山日和 » 2019年5月21日(火) 19:40

SHIGEKIさん、どうもです。

素早いrepUPですね~

仕事しながら書き上げました。 :lol:

谷尻谷は神崎川の林道が封鎖されてから行けてません。
まさか、不肖Sが朝明まで回り込んでいくのも変ですしね・・・

変なことはないと思いますが・・・ :mrgreen:

この日も前日も、山はすんごい強風でしたね。
北部の方が天気は良く、若狭はこの日、ほぼ晴れてましたよ。

ホントは湯ノ花谷左岸尾根の巡視路を歩くはずでした。
北の方が天気がいいのはわかってたんですけどね。
それにしても凄い風でしたわ。 :o
大瀞下のゴルジュ入口
大瀞下のゴルジュ入口
神崎川もご無沙汰ですわ~
夏の休みをほとんど神崎川とその支流で過ごしていたのは、もうン~十年前ですね。
そう言えば、知らずに白滝谷出合で 山日和 子山日和さんに遭遇したり!!!

遭遇したのは瀬戸峠下の林道じゃなかったですか?コダマさんや緑水さん、たんたんさんもいましたね。
当時はSHIGEKIさんと言えば神崎川みたいなイメージがありました。

ですね、不肖Sはニセお金明神へ辿り着いて、しばらく唖然としてました。
「もう、ここでええわ、お金明神にしとこう」とフト思ったりしたものです。

このニセお金明神は尾根に上がる手前の右岸側の大岩ですかね?
全然顔に見えへんやんと思ったものです。 :mrgreen:

ネットの略図と簡単なrepでスニーカーでバリルートへ入ってきますからね~

そうなの?幸いなことに私はそういう人に出遭ったことはありませんが。
コリカキ場
コリカキ場
下流から溯行すると まさかの一転ですね。ま、谷はよくありがちですが。

御意!!

初冬の薄雪と鈴鹿の山並みそして車輪  が 不肖Sは結局、カメラに収めることができませんでした。

好事家が持って帰ったんやろか?

実はここ、見物して引き返してるんで、登ってないんですわ・・・
satoさんトラウマを乗り越えられたんですね、素晴らしい。

そうでしたか。足元が悪いのでちょっと緊張しますが、チェーンスパイクがあれば安心です。
satoさんはとにかく歩きたい一心で頑張ってきたようです。
P5190060_1.JPG
ゴロ直1尾根や茶屋の二股 ・・・推薦ヶ所いろいろありますね。

おー、いいですね~
湯ノ花谷の連瀑帯上の二俣とかね。
おっと、肝心な甲森谷の御神木前のドーナツ窯を忘れてました。 :mrgreen:

杉峠の近くに「イブネは笹で歩けない、もう二度とこんなとこは来ない」てな誰かの板書きがあったのが不思議な位です。

そんな泣き言書いたヤツがいるんですか。遠い昔の話のようですが、それほど前のことではないんですよね。
P5190107_1.JPG
クラジャンの石楠花は咲いていたんですね。

期待していなかっただけに喜びは大きかったです。
kandoさんみたいに期待し過ぎるとリバウンドがキツイです。 :mrgreen:

歩きながら書いていたんじゃないかと思えるような迅速repで鈴鹿の山の魅力を流れるような文脈で網羅し、よく伝わりました、流石ですね。

ありがとうございます。いつも歩きながら考えてはいますが、同行者がいると作文に集中するわけにはいきませんね。 :D

                  山日和

Re: 【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by SHIGEKI » 2019年5月20日(月) 22:52

山日和さん こんばんは。

素早いrepUPですね~


【日 付】2019年5月19日(日)
【山 域】鈴鹿中部 クラシ周辺
【天 候】曇り時々雨
【メンバー】sato、山日和
【コース】朝明7:15---8:35大瀞---9:25お金明神---9:45コリカキ場---12:00大滝上ランチ場13:30---13:50クラシ西峰
     ---14:40ワサビ峠---15:20神崎川本流---16:30根ノ平峠---17:10朝明

ええっすね~

谷尻谷は神崎川の林道が封鎖されてから行けてません。

まさか、不肖Sが朝明まで回り込んでいくのも変ですしね・・・

うずうずしてたところのこのrep 今年は再訪しようと思ってます。 




 早朝の朝明駐車場には強い風が吹いていた。この分だと稜線上は猛烈な風に苛まれそうだ。
気温はさほど低くないのだが風が冷たいのでウインドブレーカーを着て歩き出した。今日は暑いと見込んで半袖
のシャツを選んだのだ。
この日は出版記念会の会場を提供してくれた小松さんを若狭の山に案内する予定だったが、都合がつかなくなり
急遽satoさんとの二人旅となった。

この日も前日も、山はすんごい強風でしたね。

北部の方が天気は良く、若狭はこの日、ほぼ晴れてましたよ。


 通いなれた中峠を越えて下水晶谷を下る道は、昨夜の雨のおかげでみずみずしい新緑が目に眩しい。
ゆうべは結構降ったのだが、神崎川本流の渡渉点はまったく増水していないどころか普段以下の水量。簡単に石
を飛んで渡ることができた。どんよりとした空の下、残念ながら大瀞の美しい碧色の水は鈍く沈み込むような色
だった。

神崎川もご無沙汰ですわ~

夏の休みをほとんど神崎川とその支流で過ごしていたのは、もうン~十年前ですね。

そう言えば、知らずに白滝谷出合で 山日和 子山日和さんに遭遇したり!!!



 お金谷からお金明神へ向かう。初めてここを訪れた時は標識もなく、薄い踏み跡を辿って鼻のない天狗のよう
な大岩を探したものの見つけることができなかった。今は道標完備で道も明瞭。迷うことなくお金明神へ導いて
くれるのである。

ですね、不肖Sはニセお金明神へ辿り着いて、しばらく唖然としてました。

「もう、ここでええわ、お金明神にしとこう」とフト思ったりしたものです。

これは鈴鹿全般に言えることだが、かつてバリハイ(バリエーションハイキング)ルートと呼ばれた好き者だけが
辿った踏み跡が、今では登山道レベルの道になり、標識まで付けられているところが増えた。これは喜ぶべきか
嘆くべきか。

ネットの略図と簡単なrepでスニーカーでバリルートへ入ってきますからね~
この一帯は鈴鹿を代表する二次林という言葉が最も良く表現された場所である。広大な河岸台地の中をほとんど
勾配もなくゆったりと流れる上谷尻谷の流れは、癒しの谷ということば以外に言い表すのが難しい。

下流から溯行すると まさかの一転ですね。ま、谷はよくありがちですが。


しかし訪れるたびにその数が減っているような気がする。以前はトロッコの車輪など
もあったはずなのだが。


御意  初冬の薄雪と鈴鹿の山並みそして車輪  が 不肖Sは結局、カメラに収めることができませんでした。


広い谷も終わり、両岸が迫った谷らしい谷になったが登山靴でも歩くのに不自由しない。
谷が90度左折したところに唐突に現れるのが谷尻谷最大の大滝である。これまでほとんど落差のなかったところ
に突然目にするこの滝は、遡行する人を驚かせるのに十分だろう。
優美に流れ落ちる滝の高さは30mほどだろうか。いつものように滝身の左の小ルンゼに取り付き、途中から滝身
に寄って立ち木を拾いながら登るが高度感がある。立ち木もやや乏しいので、足元のチェーンスパイクのグリッ
プが頼もしい。今や高巻きとトラバースの必需品になった感がある。
satoさんも軽い身のこなしで危なげなく登ってきた。彼女は一昨年沢で滑落して足を骨折し、懸命にリハビリし
ながらようやく不安なく登れるようになったということだ。


実はここ、見物して引き返してるんで、登ってないんですわ・・・

satoさんトラウマを乗り越えられたんですね、素晴らしい。



P5190064_1_1.JPG
 こんなところにまでと驚かされるのが炭焼窯跡だ。ここで炭を焼いてどこまで運んだのだろうか。小さな二俣
の手前に残された窯跡は素晴らしいロケーションで、日本の炭焼窯跡100選に選びたいぐらいである。

ゴロ直1尾根や茶屋の二股 ・・・推薦ヶ所いろいろありますね。
今度はこっちから行っちゃいました
今度はこっちから行っちゃいました
[/color] 
この谷の源頭部の風景は独特のものがある。今までのトチやサワグルミに代わってブナが主役となるのだが、そ
の先に見える山頂部には樹林がない。谷筋はよく掘り込まれた古道のように山上台地へ吸い込まれて行く。その
道に風に吹かれて落ちたヤマツツジの花びらが散り敷かれて美しい。

 山上台地は予想通りの烈風が吹き荒れていた。立っていてもよろめいてしまうほどの風だ。かつては背丈を超
す笹原だったここも、一面に苔の絨毯が敷き詰められた見晴らしのいい場所になった。
すぐに退散してクラシ北尾根に入る。この尾根の上部のブナ林はなかなかいい。太い木はないものの、尾根上と
東斜面に広がるブナの森はあたりに漂うガスの間から浮かび上がって、幽玄とも言える雰囲気を醸し出している。

杉峠の近くに「イブネは笹で歩けない、もう二度とこんなとこは来ない」てな誰かの板書きがあったのが不思議な位です。

 
鈴鹿を代表するバリ尾根だったクラシ北尾根も登山道レベルの道になってしまった。
とは言え、クラジャン(クラシのジャンダルム)と呼ばれるピークを始めとする急なアップダウンと切れ落ちた尾
根は気が抜けない。その尾根に彩りを添えてくれたのがシャクナゲだ。今年は裏年という話だが、結構見事な花
付きで目を楽しませてくれている。

クラジャンの石楠花は咲いていたんですね。

山頂や展望を目的とする山では味わえない喜びが心に深く刻まれた一日だった。

歩きながら書いていたんじゃないかと思えるような迅速repで鈴鹿の山の魅力を流れるような文脈で網羅し、よく伝わりました、流石ですね。

   では また 鈴鹿の風に吹かれて

       SHIGEKI

【鈴鹿】幽玄の谷尻谷からクラシ北尾根へ

by 山日和 » 2019年5月20日(月) 21:08

【日 付】2019年5月19日(日)
【山 域】鈴鹿中部 クラシ周辺
【天 候】曇り時々雨
【メンバー】sato、山日和
【コース】朝明7:15---8:35大瀞---9:25お金明神---9:45コリカキ場---12:00大滝上ランチ場13:30---13:50クラシ西峰
     ---14:40ワサビ峠---15:20神崎川本流---16:30根ノ平峠---17:10朝明

 早朝の朝明駐車場には強い風が吹いていた。この分だと稜線上は猛烈な風に苛まれそうだ。
気温はさほど低くないのだが風が冷たいのでウインドブレーカーを着て歩き出した。今日は暑いと見込んで半袖
のシャツを選んだのだ。
この日は出版記念会の会場を提供してくれた小松さんを若狭の山に案内する予定だったが、都合がつかなくなり
急遽satoさんとの二人旅となった。

 通いなれた中峠を越えて下水晶谷を下る道は、昨夜の雨のおかげでみずみずしい新緑が目に眩しい。
ゆうべは結構降ったのだが、神崎川本流の渡渉点はまったく増水していないどころか普段以下の水量。簡単に石
を飛んで渡ることができた。どんよりとした空の下、残念ながら大瀞の美しい碧色の水は鈍く沈み込むような色
だった。
P5190014_2_1.JPG
 そのうち晴れてくるだろうと期待した空から雨粒が落ち始めた。雨具を着込む。この後も降ったり止んだり少
し晴れ間が覗いてはすぐに雲に覆われたりと、天候の変化が忙しい日だった。
 お金谷からお金明神へ向かう。初めてここを訪れた時は標識もなく、薄い踏み跡を辿って鼻のない天狗のよう
な大岩を探したものの見つけることができなかった。今は道標完備で道も明瞭。迷うことなくお金明神へ導いて
くれるのである。
これは鈴鹿全般に言えることだが、かつてバリハイ(バリエーションハイキング)ルートと呼ばれた好き者だけが
辿った踏み跡が、今では登山道レベルの道になり、標識まで付けられているところが増えた。これは喜ぶべきか
嘆くべきか。
P5190025_1_1.JPG
 参拝の後はお金峠から谷尻谷へ下る。北谷尻谷と上谷尻谷の二俣がコリカキ場と呼ばれている。
滋賀県側の佐目の人々が谷を遡り、峠を越えてここにたどり着いて参拝前に身を清めた場所なのだろう。
この一帯は鈴鹿を代表する二次林という言葉が最も良く表現された場所である。広大な河岸台地の中をほとんど
勾配もなくゆったりと流れる上谷尻谷の流れは、癒しの谷ということば以外に言い表すのが難しい。
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 かつては大規模な鉱山があったこの谷には、今でもその当時の遺物が散見される。トロッコのレールや土管、
割れた茶碗や一升瓶など。しかし訪れるたびにその数が減っているような気がする。以前はトロッコの車輪など
もあったはずなのだが。
 ここでは期待していなかったヤマシャクヤクもわずかながら見られた。
河岸台地の端の高いところに水流の痕跡を見つけて、こんなところまで増水したのかと優しげな表情の奥に隠さ
れた自然の恐ろしさを想う。
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 広い谷も終わり、両岸が迫った谷らしい谷になったが登山靴でも歩くのに不自由しない。
谷が90度左折したところに唐突に現れるのが谷尻谷最大の大滝である。これまでほとんど落差のなかったところ
に突然目にするこの滝は、遡行する人を驚かせるのに十分だろう。
優美に流れ落ちる滝の高さは30mほどだろうか。いつものように滝身の左の小ルンゼに取り付き、途中から滝身
に寄って立ち木を拾いながら登るが高度感がある。立ち木もやや乏しいので、足元のチェーンスパイクのグリッ
プが頼もしい。今や高巻きとトラバースの必需品になった感がある。
satoさんも軽い身のこなしで危なげなく登ってきた。彼女は一昨年沢で滑落して足を骨折し、懸命にリハビリし
ながらようやく不安なく登れるようになったということだ。
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 大滝の落ち口に立てば、上流は再び優しい渓相に戻った。源頭に近い分相応の傾斜はあるものの、林相は広葉
樹オンリーとなり、下流の杉混じりの森と比べて格段に明るいのがいい。
 こんなところにまでと驚かされるのが炭焼窯跡だ。ここで炭を焼いてどこまで運んだのだろうか。小さな二俣
の手前に残された窯跡は素晴らしいロケーションで、日本の炭焼窯跡100選に選びたいぐらいである。

 水が切れる前にランチタイムとしよう。場所としては満足ではないが、そう悪くはない。
satoさんが支谷の上方に自然のものとは思えない穴を二つ見つけた。何度も来ているのに気付かなかった。坑口
のようにも見えるが、平坦部の鉱山からずいぶん離れているし、あの大滝を越えて来るのは大変だ。食後に探索
してみると、穴は1mほどの深さしかなかった。試掘した痕だったのだろうか。
一人で歩いていると見逃していたものがたくさんあるのかもしれない。
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 クラシの山頂部までわずかな標高差を残すのみだが、やはりビールを飲んだ後の登りは足が重い。
この谷の源頭部の風景は独特のものがある。今までのトチやサワグルミに代わってブナが主役となるのだが、そ
の先に見える山頂部には樹林がない。谷筋はよく掘り込まれた古道のように山上台地へ吸い込まれて行く。その
道に風に吹かれて落ちたヤマツツジの花びらが散り敷かれて美しい。

 山上台地は予想通りの烈風が吹き荒れていた。立っていてもよろめいてしまうほどの風だ。かつては背丈を超
す笹原だったここも、一面に苔の絨毯が敷き詰められた見晴らしのいい場所になった。
すぐに退散してクラシ北尾根に入る。この尾根の上部のブナ林はなかなかいい。太い木はないものの、尾根上と
東斜面に広がるブナの森はあたりに漂うガスの間から浮かび上がって、幽玄とも言える雰囲気を醸し出している。
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 鈴鹿を代表するバリ尾根だったクラシ北尾根も登山道レベルの道になってしまった。
とは言え、クラジャン(クラシのジャンダルム)と呼ばれるピークを始めとする急なアップダウンと切れ落ちた尾
根は気が抜けない。その尾根に彩りを添えてくれたのがシャクナゲだ。今年は裏年という話だが、結構見事な花
付きで目を楽しませてくれている。
イワカガミの可憐な花も満開で、バリ尾根を歩く楽しみにもうひとつの楽しみを与えてくれた。
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 ワサビ峠からオゾ谷を下って、神崎川沿いの道をタケ谷出合へ。少し寄り道してヤマシャク群生地を見に行っ
たが空振りに終わってしまった。
川の対岸には来週のオフ会の開催地である「鈴鹿の上高地」が見えている。今回はどれぐらいのメンバーが集ま
ってくれるだろうか。ここを訪れたことのないsatoさんの要望で、あえて会場には寄らず根ノ平峠へ向かった。
初めての鈴鹿の上高地は当日の楽しみに取っておきたいようだ。
 天気の悪い日には悪い日なりの楽しみ方ができる登り方がある。
山頂や展望を目的とする山では味わえない喜びが心に深く刻まれた一日だった。

                      山日和

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