【鈴鹿】意外に快適 日本コバから天狗堂へ

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Re: 【鈴鹿】意外に快適 日本コバから天狗堂へ

by 柳川洞吹 » 2019年4月21日(日) 02:44

Kasayaさん こんばんは

  >>こちらがメインルートですからね、整備充分でしょう。

  君ヶ畑の集落から登るのがメインではないのですか?


すみません。
ワシ的には、クルマが置きやすいこちらを使うことが多かったので、ちょっと勘違い。
普通はKasayaさんの言われるように、集落からがメインですね。 :P

よい山旅を!
            洞吹(どうすい)

Re: 【鈴鹿】意外に快適 日本コバから天狗堂へ

by Kasaya » 2019年4月19日(金) 22:22

洞吹さん こんばんは

登山道として認知、整備されているというわけですね。

今回は整備されていることを色々なところで感じました。

日本コバの北側の林道は昔からありますね。


山が低いせいか至る所に道がありますね。

うわあ、すごい。
集落手前にこんな観光駐車場ができてるんですね。
力が入ってますね。

朝もすでに何台か車が停まってました。

もう何十年も前に、この周辺の山道が整備されて立派な標識もたくさん設置されたようで、
その名残があちこちに残っています。(いました。)
最近また整備が始まっているのなら、知りませんけどね。
昔整備された歴史があるわけですね。それでまた復活した。
こういうのは継続することがむずかしいということかな。


この林道は車両の進入が制限されているはずだけど、
この標識は県道の惟喬親王陵から歩いてくる人が、林道から山道に入るところですね。

そういうことですね。
  盤石の丘、いいところでしょう。
ここは穴場だと思いますよ。

洞吹さんはこの辺りを何度か歩いているんですね。
いいところでした。
  
やはり、こちらから登る人は少ないでしょうね。
やっぱり不便な気がします。

御陵は、林道の途中の611m標高点から左にそれて山道に入り、
真北に向かって県道に出たところにありますよ。
県道で行くと東近江市と多賀町の境界のところです。

 
詳しいですね。

急に賑やかになって、面食らいますね。
この山で人に会うことは期待してませんから。
でも下の駐車場を見たら、人が多いのもうなずけます。

この岩は展望抜群で最高ですね。

御池岳専用の展望地です。
御池好きには格好の展望台ですね。

こちらがメインルートですからね、整備充分でしょう。
君ヶ畑の集落から登るのがメインではないのですか?

すごいですね。
ワシなら、もうその場から今すぐ消えてしまいたいと思うことでしょう。
圧倒されます

時代は変わっていきますね。
「鈴鹿10座」の取り組みで、登山者増の効果があったんでしょうか。

多少あるでしょうね。後はいかに継続できるか。
太尾から竜も整備が進んでいるのかな。

シロヤシオの頃にまた歩いてみようかな

kasaya
              

Re: 【鈴鹿】意外に快適 日本コバから天狗堂へ

by 柳川洞吹 » 2019年4月19日(金) 19:13

Kasayaさん こんばんは

  先日手に入れた鈴鹿の山を紹介するパンフレットを見ていたら、
  日本コバと天狗堂の稜線が赤線で結ばれていることに気付いた。


そうですか。
登山道として認知、整備されているというわけですね。

  自分の持っている山と高原の地図では点線も何もない稜線である。
  更に見ていくと一部は稜線を林道が走っている。


日本コバの北側の林道は昔からありますね。

  もうすぐ君ヶ畑というところで集落の手前に大きな駐車地があるのを知る。
  見れば天狗堂登山観光駐車場と書いてある。
  いつの間にやらこんな駐車場ができたらしい。


うわあ、すごい。
集落手前にこんな観光駐車場ができてるんですね。
力が入ってますね。

  ただ今回はここではなく君ヶ畑の奥の登山口に降りてくる予定でさらに車を走らす。
  登山口が分かるか不安だったが林道の脇には登山口の標識がしっかりあった。


集落先の、林道路肩の広くなったところから登る登山口。
ここもわかりやすく整備されたのかな。

  さて自分は衣掛山から北上しなければならない。
  分岐が分かるかなと思ったがそれは杞憂できちんとした道標があった。
  それなりに歩かれているのだろうか。


もう何十年も前に、この周辺の山道が整備されて立派な標識もたくさん設置されたようで、
その名残があちこちに残っています。(いました。)
最近また整備が始まっているのなら、知りませんけどね。 :D

  藪も無い道を行けばすぐに林道に飛び出す。
  そしてここには日本コバ登山口の標識があった。ここから登るということ?
  でもこの林道は一般人が使えるのだろうか。不思議だなあ。


この林道は車両の進入が制限されているはずだけど、
この標識は県道の惟喬親王陵から歩いてくる人が、林道から山道に入るところですね。

  そこからしばらく行くと盤石の丘という道標を見る。Ca790の頂のようだ。
  林道は脇に続いているが林道ばかりではつまらないのでそちらに登ってみることにした。
  少し上るとそこは石と草地の気持ちのいい頂だった。
  特筆すべきはその展望。御池から藤原、釈迦、竜が一望に見え雨乞いも望むことができる。
  今日は快晴の日。青空の下に素晴らしい展望が待っていた。
  もちろんここからは琵琶湖も見ることが出きる。いいところだねえ。
  最初は素通り予定だったがこれだけの展望があればすぐに立ち去るのも惜しい。


盤石の丘、いいところでしょう。
ここは穴場だと思いますよ。

  満足して林道に戻るがこの林道はずっと続いている。
  尾根を縫うように走るので効率が良くすぐに峠に着いた。
  ここの峠は普通に車で上がってこられるようで「盤石の丘から日本コバ」の標識を見つける。
  なるほどねえ。車でここまで上がってくれば日本コバへもそれほど登らずに行ける様だ。
  楽はできるかなあと思うがどうもこちらからの登山者はいなさそう。
  人には全く会わない。それにしてもきちんとした道標。よく整備したものだ。


やはり、こちらから登る人は少ないでしょうね。

  この峠は惟喬親王の御陵もあると書かれていたがそれはよく分からなかった。

御陵は、林道の途中の611m標高点から左にそれて山道に入り、
真北に向かって県道に出たところにありますよ。
県道で行くと東近江市と多賀町の境界のところです。

  そして頂上近くになると何やら人の声。
  たどり着けば年配の男女20名ほどが下山にかかる処だった。すごい団体。
  どこかの山岳会らしいが、ここも人気あるのだろうか。


急に賑やかになって、面食らいますね。 :roll:

  その人たちが去ったあとは静かだがこの頂上は何の展望もない。
  展望岩がこの先にあるとのことなので、そちらに行ってみると大きな岩があり、
  乗っかれば御池岳が目の前にバーンと広がった。
  長い山歩きだったが最後にこんな景色が見られてうれしくなる。


この岩は展望抜群で最高ですね。

  ここから下山口までは未知だが今までの整備状況から行っても、
  先ほどの団体が下っていったことからしてもきっと整備されているだろう。


こちらがメインルートですからね、整備充分でしょう。

  途中で今年初めてのイワウチワを愛でてまた気分よく下っていくと
  丁度林道に出たところで先ほどの団体に追いついた。
  20人ほどといっていたが実際は何グループにも分けていたのだろう。
  40-50人はいそうな団体である。いやはやビックリ。


すごいですね。
ワシなら、もうその場から今すぐ消えてしまいたいと思うことでしょう。

  それにしても鈴鹿10座でも少しマイナーな気のする日本コバと天狗堂を今回歩き、
  登山道だけでなく駐車地も含めてずいぶん力を入れているなあと感じた次第。


時代は変わっていきますね。
「鈴鹿10座」の取り組みで、登山者増の効果があったんでしょうか。
道の駅奥永源寺の、
1500円の自分で焼く近江牛ハンバーガーは早々と消えてしまったようですが。 :mrgreen:

よい山旅を!
                    洞吹(どうすい)

Re: 【鈴鹿】意外に快適 日本コバから天狗堂へ

by Kasaya » 2019年4月18日(木) 22:42

宮指路さん、こんばんは

地図で見ると日本コバと天狗堂の間に道路が走っていますがこの辺りのアップダウンが厳しそうです。
道はアップダウンを避けて作られているので楽でしたよ。

地元の方々が力を入れているのでしょうか?
御池林道の駐車場もきれいになったようですよ。力が入っています。

日本コバの登山道はかなり昔に登った記憶しかないのでこの洞窟の記憶がありません。最近は残雪期に無名尾根を登ったくらいです。

標識はあるので一度ぐらいは見ておいて損はないと思います。
無名尾根とはどこを言うのでしょう。初耳です。

山の上に小さい川が流れていた記憶があります。
頂上近くに水が流れているのは癒されます。テント泊もできるし。
余程気分が良かったのでしょう
彼氏と二人でノリノリだったのでしょう。
ボランティアでしょうか?
整備費用は少しぐらい東近江市から出てるかもしれんが、ボランティアでしょうね。

展望地になっているんですね
ここはいいですよ。お勧めの場所。

新ルートも整備されているようですね
この辺りは整備に力が入っている感じです。
道が整備されていてラッキーでしたね。
藪っぽいだろうと覚悟していたのですが、良かった。

ここから見る御池岳は格別です。
前回はガスで見えず何の印象もなかったのですが、今回は感激の景色でした。

膝の悪い人には辛い道になりますね。私は今のところ膝は大丈夫のようです。
急なのは下りはじめだけでした。後は普通の道です。
奥永源寺の道の駅に滋賀県の山のレポを10座書くと特製のバッジがもらえると聞いて、用紙だけ貰ってきましたがまだ1枚も書いていません。
そんな企画があるんですか。私のレポは二つの山をまとめているからこれで2座となるのかな。
でもレポをまとめるのはハードルが高い。本巣の7マウンテンの企画は頂上で写真を撮るだけだそうです。
あまり応募者が多くても困るからハードルが高くしてあるのかな

kasaya

Re: 【鈴鹿】意外に快適 日本コバから天狗堂へ

by 宮指路 » 2019年4月18日(木) 21:14

Kasayaさん、こんばんは

先日手に入れた鈴鹿の山を紹介するパンフレットを見ていたら、日本コバと天狗堂の稜線が赤線で結ばれていることに気付いた。自分の持っている山と高原の地図では点線も何もない稜線である。更に見ていくと一部は稜線を林道が走っている。


地図で見ると日本コバと天狗堂の間に道路が走っていますがこの辺りのアップダウンが厳しそうです。

縦走するとなると出発地に戻る算段がいる。車一台なのでこういう時はいつも自転車を使う。天狗堂の登山口に自転車を置いておけば基本的には川下に向かって自転車を走らすだけで済む。そう思ってまず御池川沿いを君ヶ畑に向かって車を走らす。もうすぐ君ヶ畑というところで集落の手前に大きな駐車地があるのを知る。見れば天狗堂登山観光駐車場と書いてある。いつの間にやらこんな駐車場ができたらしい。

地元の方々が力を入れているのでしょうか?

このコースの見どころの一つに奇人の窟がある。ずいぶん大きな洞窟で中にはいてみると10人ぐらいは楽に収容できる。少しじめじめしているので宿泊には向かないかもしれないが急な雨などの時は重宝しそうなところだ。

日本コバの登山道はかなり昔に登った記憶しかないのでこの洞窟の記憶がありません。最近は残雪期に無名尾根を登ったくらいです。

奇人の岩屋を過ぎると登りが急に緩やかになる。そしてここからがこの山の売りなのか頂上近くに驚くほどの水量の川がある。頂上付近の緩やか地形がこれだけの水を集めるのだろう。

山の上に小さい川が流れていた記憶があります。


しばらく行くと今朝会った若い男女のうち女性が歌を歌いながら楽しそうに登ってくる。自分の姿をみて恥ずかしそうにするが、楽しそうですねというと替え歌を歌っていたんですと陽気な返事。仲のいい二人なんだろう。


余程気分が良かったのでしょう

その後しばらく行くと5-6名の人が木にテープを巻きながら登って来るのに出くわす。挨拶をすると道の整備をしながら登っているんですとのこと。この人たちが鈴鹿10座の整備をしているんだ。道がしっかりしていますねえ。人も多いしというと、近年急に人が増えたそうだ。この人達の努力なんだろうなあ。

ボランティアでしょうか?


そこからしばらく行くと盤石の丘という道標を見る。Ca790の頂のようだ。林道は脇に続いているが林道ばかりではつまらないのでそちらに登ってみることにした。少し上るとそこは石と草地の気持ちのいい頂だった。特筆すべきはその展望。御池から藤原、釈迦、竜が一望に見え雨乞いも望むことができる。今日は快晴の日。青空の下に素晴らしい展望が待っていた。もちろんここからは琵琶湖も見ることが出きる。いいところだねえ。

展望地になっているんですね

満足して林道に戻るがこの林道はずっと続いている。尾根を縫うように走るので効率が良くすぐに峠に着いた。ここの峠は普通に車で上がってこられるようで「盤石の丘から日本コバ」の標識を見つける。なるほどねえ。車でここまで上がってくれば日本コバへもそれほど登らずに行ける様だ。楽はできるかなあと思うがどうもこちらからの登山者はいなさそう。人には全く会わない。それにしてもきちんとした道標。よく整備したものだ。

新ルートも整備されているようですね

さてここからは登山道になる。どこから取り付いていいのか分からなかったが尾根の末端から取り付けばやがていい道に出会いそのまま登っていくことができた。道は藪も無く歩きやすい。植林ばかりかと思っていたが自然林も多い。特に何かがあるわけでもないこの尾根がこんなに歩きやすいとは。これも整備されたのだろうか。途中で君ヶ畑からの道と合流すると天狗堂も近い。


道が整備されていてラッキーでしたね。


展望岩がこの先にあるとのことなので、そちらに行ってみると大きな岩があり、乗っかれば御池岳が目の前にバーンと広がった。いつもは御池側から見ている天狗堂だがこちらから見ると、御池岳は軍艦のように長く横たわっているのが分かる。

ここから見る御池岳は格別です。

まあいいや、帰りましょう。ここから下山口までは未知だが今までの整備状況から行っても、先ほどの団体が下っていったことからしてもきっと整備されているだろう。そう思って下り始めると、これが結構急である。これは仕事が早い。

膝の悪い人には辛い道になりますね。私は今のところ膝は大丈夫のようです。

それにしても鈴鹿10座でも少しマイナーな気のする日本コバと天狗堂を今回歩き、登山道だけでなく駐車地も含めてずいぶん力を入れているなあと感じた次第。登山者が増えているのも分かる気がした。

奥永源寺の道の駅に滋賀県の山のレポを10座書くと特製のバッジがもらえると聞いて、用紙だけ貰ってきましたがまだ1枚も書いていません。

                                    宮指路+5

【鈴鹿】意外に快適 日本コバから天狗堂へ

by Kasaya » 2019年4月16日(火) 22:35

【日 付】2019年4月13日(土)
【山 域】鈴鹿
【天 候】晴
【メンバ】単独
【コース】藤川谷登山口8:02---9:20奇人の窟---9:54日本コバ---10:30 P870衣掛山分岐---10:35 林道---10:45盤石の
丘11:22---11:43箕川分岐の林道---12:45君ヶ畑分岐---14:00天狗堂14:32---15:14御池川===15:48日本コバ駐車地
先日手に入れた鈴鹿の山を紹介するパンフレットを見ていたら、日本コバと天狗堂の稜線が赤線で結ばれているこ
とに気付いた。自分の持っている山と高原の地図では点線も何もない稜線である。更に見ていくと一部は稜線を林道が走っている。見た目の距離は長いがこれなら日本コバから天狗堂までの縦走ができそうだ。天狗堂は一度しか登っていないし天気も良くなくて展望がいまいちだったので再訪の価値はあるかもしれない。途中のルートは未知なので
また新たな発見もあるかなあと思って今回の山行を計画した。
縦走するとなると出発地に戻る算段がいる。車一台なのでこういう時はいつも自転車を使う。天狗堂の登山口に自
転車を置いておけば基本的には川下に向かって自転車を走らすだけで済む。そう思ってまず御池川沿いを君ヶ畑に向かって車を走らす。もうすぐ君ヶ畑というところで集落の手前に大きな駐車地があるのを知る。見れば天狗堂登山観光駐車場と書いてある。いつの間にやらこんな駐車場ができたらしい。以前は集落内の空きスペースに遠慮しつつ停めたが、これは有り難い。
駐車地
駐車地
ただ今回はここではなく君ヶ畑の奥の登山口に降りてくる予定でさらに車を走らす。登山口が分かるか不安だったが林道の脇には登山口の標識がしっかりあった。意外に整備されている。これならこの道もきっと使えるだろう。
取って返して日本コバのある藤川谷の登山口に戻る。ちょうど4-5名の年配女性が出発するところだった。
サクラの大きな木の下に停めて自分も出発だ。登山口近くで若い男女に会う。この人たちも日本コバに行くようだ。あれ日本コバってそんなに人が来るところだったっけ。
最初は植林地帯を行く。道は明瞭で渡渉点も橋が渡してあり歩きやすい。そこをどんどん行くと豹の穴方向を示す道標を見る。豹の穴?記憶にないので少し道を外れるがそちらへ行ってみることにした。登ること5分ぐらいですぐに到着。ちょっとした洞穴であるが、あまりたいしたものとは思えず。それよりもその手前にあった円筒状の窯跡の方が珍しい形で気になった。自分が道を外れてきたせいか先ほどの若い男女も着いてきてしまった。こっちじゃないよと伝えて登山道へ復帰する。
日本コバはコバというだけあって植林だらけのイメージがあったが、このルートは結構自然林も多い。そんな中を歩くのはなかなか気分がいい。今日は天気も良く暖かいのだ。そして道の周りの石を見ると御池と同じような石灰岩が多い。これなら花もあるかなあと思うが残念ながら花はあまり見られなかった。
このコースの見どころの一つに奇人の窟がある。ずいぶん大きな洞窟で中にはいてみると10人ぐらいは楽に収容できる。少しじめじめしているので宿泊には向かないかもしれないが急な雨などの時は重宝しそうなところだ。そこでゆっくりしているとトレランの人がやってきた。それ以外にも2-3名の人が覗いていく。豹の穴でも前を行く人がいたが人が多いなあ。今までこの山でこんなに会った記憶がない。
奇人の岩屋を過ぎると登りが急に緩やかになる。そしてここからがこの山の売りなのか頂上近くに驚くほどの水量の川がある。頂上付近の緩やか地形がこれだけの水を集めるのだろう。
豊富な水.jpg
ゆったりとした地形は御池岳も変わらないがあそこに水はない。何が違うのだろう。ここらあたりまで来ると降りてくる人とすれ違うようになる。やっぱり人が多いなあ。そして頂上着。男性が独り休んでいたのでちょっと挨拶。今回が初めてだそうだ。それはいいとしてこの山の頂上は展望がない。木の枝越に御池方面がかろうじて見えるのみ。もうちょっと見えてもいいのになあ。展望もないしこの先の行程も長いのですぐに頂上を辞す。しばらく行くと今朝会った若い男女のうち女性が歌を歌いながら楽しそうに登ってくる。自分の姿をみて恥ずかしそうにするが、楽しそうですねというと替え歌を歌っていたんですと陽気な返事。仲のいい二人なんだろう。その後しばらく行くと5-6名の人が木にテープを巻きながら登って来るのに出くわす。挨拶をすると道の整備をしながら登っているんですとのこと。この人たちが鈴鹿10座の整備をしているんだ。道がしっかりしていますねえ。人も多いしというと、近年急に人が増えたそうだ。この人達の努力なんだろうなあ。
さて自分は衣掛山から北上しなければならない。分岐が分かるかなと思ったがそれは杞憂できちんとした道標があった。それなりに歩かれているのだろうか。藪も無い道を行けばすぐに林道に飛び出す。そしてここには日本コバ登山口の標識があった。ここから登るということ?でもこの林道は一般人が使えるのだろうか。不思議だなあ。
登山口.jpg
そこからしばらく行くと盤石の丘という道標を見る。Ca790の頂のようだ。林道は脇に続いているが林道ばかりではつまらないのでそちらに登ってみることにした。少し上るとそこは石と草地の気持ちのいい頂だった。特筆すべきはその展望。御池から藤原、釈迦、竜が一望に見え雨乞いも望むことができる。今日は快晴の日。青空の下に素晴らしい展望が待っていた。もちろんここからは琵琶湖も見ることが出きる。いいところだねえ。最初は素通り予定だったがこれだけの展望があればすぐに立ち去るのも惜しい。時刻は少し早いがランチタイムとした。座るに適したベンチ状の木も横たわっていて快適だ。ビールと肉入りラーメンがおいしい。暖かく風もないなかでいい時間が過ごせた。
盤石の丘
盤石の丘
満足して林道に戻るがこの林道はずっと続いている。尾根を縫うように走るので効率が良くすぐに峠に着いた。ここの峠は普通に車で上がってこられるようで「盤石の丘から日本コバ」の標識を見つける。なるほどねえ。車でここまで上がってくれば日本コバへもそれほど登らずに行ける様だ。楽はできるかなあと思うがどうもこちらからの登山者はいなさそう。人には全く会わない。それにしてもきちんとした道標。よく整備したものだ。
この峠は惟喬親王の御陵もあると書かれていたがそれはよく分からなかった。ただ上の方に合掌作りの民家が5-6軒ほどあり結構古くからあった集落だろうと思われるところだ。
古い民家
古い民家
さてここからは登山道になる。どこから取り付いていいのか分からなかったが尾根の末端から取り付けばやがていい道に出会いそのまま登っていくことができた。道は藪も無く歩きやすい。植林ばかりかと思っていたが自然林も多い。特に何かがあるわけでもないこの尾根がこんなに歩きやすいとは。これも整備されたのだろうか。途中で君ヶ畑からの道と合流すると天狗堂も近い。このあたりからは一度歩いたはずだが記憶にはない。もう1時を回っておりすれ違う人もいない。皆降りたかなあと思いつつ、天狗堂にいたる最後の急坂を上っていく。
そして頂上近くになると何やら人の声。たどり着けば年配の男女20名ほどが下山にかかる処だった。すごい団体。
どこかの山岳会らしいが、ここも人気あるのだろうか。その人たちが去ったあとは静かだがこの頂上は何の展望もない。展望岩がこの先にあるとのことなので、そちらに行ってみると大きな岩があり、乗っかれば御池岳が目の前にバーンと広がった。いつもは御池側から見ている天狗堂だがこちらから見ると、御池岳は軍艦のように長く横たわっているのが分かる。雲の無い今日は、その姿がすごく感動的。長い山歩きだったが最後にこんな景色が見られてうれしくなる。そしてこうなるとやっぱりコーヒータイムとなる。狭い岩の上だったがもう誰も来ないだろうとお湯を沸かしコーヒを飲みながらしばしその展望を静かに眺める。FBにもこの風景を載せようかなと思い試みるが、ここは圏外。これだけ展望が良くても電波が入らないらしい。
御池岳
御池岳
まあいいや、帰りましょう。ここから下山口までは未知だが今までの整備状況から行っても、先ほどの団体が下っていったことからしてもきっと整備されているだろう。そう思って下り始めると、これが結構急である。これは仕事が早い。そんな気のする道。途中で今年初めてのイワウチワを愛でてまた気分よく下っていくと丁度林道に出たところで先ほどの団体に追いついた。20人ほどといっていたが実際は何グループにも分けていたのだろう。40-50人はいそうな団体である。いやはやビックリ。最後はデポした自転車でその人たちを追い抜いて登山口まで戻った。
それにしても鈴鹿10座でも少しマイナーな気のする日本コバと天狗堂を今回歩き、登山道だけでなく駐車地も含めてずいぶん力を入れているなあと感じた次第。登山者が増えているのも分かる気がした。
Kasaya

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